JP2940168B2 - 電動機の分割固定子鉄心 - Google Patents
電動機の分割固定子鉄心Info
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- JP2940168B2 JP2940168B2 JP40419190A JP40419190A JP2940168B2 JP 2940168 B2 JP2940168 B2 JP 2940168B2 JP 40419190 A JP40419190 A JP 40419190A JP 40419190 A JP40419190 A JP 40419190A JP 2940168 B2 JP2940168 B2 JP 2940168B2
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- Japan
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- core
- magnetic pole
- yoke
- shape
- stator core
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、小形の電動機に用いら
れる磁極部鉄心とヨーク部鉄心で構成される電動機の分
割固定子鉄心に関するものである。
れる磁極部鉄心とヨーク部鉄心で構成される電動機の分
割固定子鉄心に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の分割固定子鉄心は、図４
に示すごとく、複数の磁極歯２１が内径部でリング２２
により連結され、星形の磁極部鉄心２３を形成し、この
スロット部２４に巻線２５が巻装された後、前記磁極歯
２１の外径部を円環状のヨーク部鉄心２６の内径に圧入
して小形電動機の固定子を得ている。前記磁極部鉄心２
３の磁極歯２１同士を連結するリング２２は、磁気抵抗
を大きくして電動機の特性が低下しないように、磁極歯
２１の幅寸法ｅにくらべて十分に小さい幅寸法ｆになさ
れている。一方、ヨーク部鉄心２６は、十分な磁束密度
が取れるよう磁極歯２１の幅寸法ｅよりも十分に大きい
幅寸法ｇになされている。この種の磁極部鉄心２３とヨ
ーク部鉄心２６とによりなる分割固定子鉄心は、磁極歯
２１の外径側が開口しているため巻線２５を巻装するの
に好都合なところから小形の電動機に多く用いられてい
る。
に示すごとく、複数の磁極歯２１が内径部でリング２２
により連結され、星形の磁極部鉄心２３を形成し、この
スロット部２４に巻線２５が巻装された後、前記磁極歯
２１の外径部を円環状のヨーク部鉄心２６の内径に圧入
して小形電動機の固定子を得ている。前記磁極部鉄心２
３の磁極歯２１同士を連結するリング２２は、磁気抵抗
を大きくして電動機の特性が低下しないように、磁極歯
２１の幅寸法ｅにくらべて十分に小さい幅寸法ｆになさ
れている。一方、ヨーク部鉄心２６は、十分な磁束密度
が取れるよう磁極歯２１の幅寸法ｅよりも十分に大きい
幅寸法ｇになされている。この種の磁極部鉄心２３とヨ
ーク部鉄心２６とによりなる分割固定子鉄心は、磁極歯
２１の外径側が開口しているため巻線２５を巻装するの
に好都合なところから小形の電動機に多く用いられてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の分割固定子鉄心は、ヨーク部鉄心の幅寸法にく
らべ磁極歯の連結部であるリングの幅寸法が極端に小さ
いため、機械的剛性が小さく、磁極部鉄心のヨーク部鉄
心への圧入に際し、圧入しろの寸法誤差や加工バリの影
響を受けるので、磁極部鉄心内径に寸法変化を生じ、磁
極部鉄心内径に挿入される回転子との空隙に変化をきた
し、振動や騒音を増大するとともに電動機の特性を大き
く阻害するという問題点を有していた。
の従来の分割固定子鉄心は、ヨーク部鉄心の幅寸法にく
らべ磁極歯の連結部であるリングの幅寸法が極端に小さ
いため、機械的剛性が小さく、磁極部鉄心のヨーク部鉄
心への圧入に際し、圧入しろの寸法誤差や加工バリの影
響を受けるので、磁極部鉄心内径に寸法変化を生じ、磁
極部鉄心内径に挿入される回転子との空隙に変化をきた
し、振動や騒音を増大するとともに電動機の特性を大き
く阻害するという問題点を有していた。
【０００４】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、磁極部鉄心とヨーク部鉄心との圧入に際して磁極部
鉄心内径寸法に変化をきたさない分割固定子鉄心を提供
することを目的とする。
で、磁極部鉄心とヨーク部鉄心との圧入に際して磁極部
鉄心内径寸法に変化をきたさない分割固定子鉄心を提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電動機の分割固定子鉄心は、磁極部鉄心の磁
極歯が、ヨーク部鉄心にかん合される部分をテーパー状
に形成するとともに、ヨーク部鉄心のかん合溝の径方向
寸法を大きくして、外径部のヨーク連結部の幅寸法を小
さく構成したものである。
に本発明の電動機の分割固定子鉄心は、磁極部鉄心の磁
極歯が、ヨーク部鉄心にかん合される部分をテーパー状
に形成するとともに、ヨーク部鉄心のかん合溝の径方向
寸法を大きくして、外径部のヨーク連結部の幅寸法を小
さく構成したものである。
【０００６】
【作用】この構成によって、磁極歯のヨーク部鉄心への
かん合部を外径方向に小さくなるテーパー状にすること
により磁極歯間のヨークには径方向に外向きの力が作用
するとともに、ヨークの連結部が小さいので剛性が小さ
く、磁極歯とヨーク部鉄心とのかん合に際して寸法誤差
や加工バリがあってもヨーク部鉄心が径方向に広がるた
めの磁極歯内径寸法への影響を防止することができる。
かん合部を外径方向に小さくなるテーパー状にすること
により磁極歯間のヨークには径方向に外向きの力が作用
するとともに、ヨークの連結部が小さいので剛性が小さ
く、磁極歯とヨーク部鉄心とのかん合に際して寸法誤差
や加工バリがあってもヨーク部鉄心が径方向に広がるた
めの磁極歯内径寸法への影響を防止することができる。
【０００７】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【０００８】図１において、磁極部鉄心１とヨーク部鉄
心７とをかん合した分割固定子鉄心を用いた電動機の固
定子を示す。図２において、１は磁極部鉄心、２は磁極
歯、３は磁極連結部、４はかん合部、５はスロット、６
は巻線である。図３において、７はヨーク部鉄心、８は
ヨーク、９はかん合溝、１０はヨーク連結部である。
心７とをかん合した分割固定子鉄心を用いた電動機の固
定子を示す。図２において、１は磁極部鉄心、２は磁極
歯、３は磁極連結部、４はかん合部、５はスロット、６
は巻線である。図３において、７はヨーク部鉄心、８は
ヨーク、９はかん合溝、１０はヨーク連結部である。
【０００９】以上のように構成された電動機の分割固定
子鉄心について、以下その動作を説明する。まず、図２
において、磁極部鉄心１は複数の磁極歯２がその内径側
で細いリング状の磁極連結部３で連結され星形に形成さ
れている。前記磁極歯２の外径側は外径方向に小さくな
るθなる角度のテーパー状になされている。本実施例の
図では、巻線の都合上、かん合部４の内径側寸法ａを磁
極歯の幅寸法ｂより広くしている。また図３において、
ヨーク部鉄心７は磁極歯２のかん合部４をかん合する複
数のかん合溝９を形成している。このかん合溝９はヨー
ク８の幅ｃに対し十分に大きくとられ外周部で小さい幅
ｄのヨーク連結部１０によりヨーク８同士を連結してい
る。今、図１において、スロット５に巻線６を巻装後、
図１のように磁極部鉄心１とヨーク部鉄心７とをかん合
するとき、磁極歯２の間のヨーク８には磁極歯２のかん
合部４が外径方向にθなる角度でテーパー状に小さくな
っているので、ヨーク８には矢印方向のＦ１，Ｆ２の力
が作用し、その合成力はＦ３となってヨーク８を外径方
向に押出す力が作用する。このとき、ヨーク８を連結す
るヨーク連結部１０の幅寸法ｄを十分に小さくしてある
のでヨーク８は小さな力で外径方向に広がることにな
る。それゆえに、もし両者のかん合部に寸法誤差や加工
バリがあっても、かん合に際しては磁極部鉄心１の内径
寸法に変化をきたすことがない。従って、回転子１１と
の空隙に不均一を生じないので、回転子１１が固定子１
２の内径に接触するのを防止するとともに、ギャップ不
均一による振動や騒音の発生を防止するとともに、設計
上より小さな空隙の電動機を得ることができ、電動機の
特性を向上することができる。また、磁極歯２のかん合
部４を径方向に長くすることにより巻線作業時には深い
スロットに巻装することになり巻線が他のスロットにこ
ぼれるのを防止するので特に占積率の高い電動機の巻線
には有効となる。
子鉄心について、以下その動作を説明する。まず、図２
において、磁極部鉄心１は複数の磁極歯２がその内径側
で細いリング状の磁極連結部３で連結され星形に形成さ
れている。前記磁極歯２の外径側は外径方向に小さくな
るθなる角度のテーパー状になされている。本実施例の
図では、巻線の都合上、かん合部４の内径側寸法ａを磁
極歯の幅寸法ｂより広くしている。また図３において、
ヨーク部鉄心７は磁極歯２のかん合部４をかん合する複
数のかん合溝９を形成している。このかん合溝９はヨー
ク８の幅ｃに対し十分に大きくとられ外周部で小さい幅
ｄのヨーク連結部１０によりヨーク８同士を連結してい
る。今、図１において、スロット５に巻線６を巻装後、
図１のように磁極部鉄心１とヨーク部鉄心７とをかん合
するとき、磁極歯２の間のヨーク８には磁極歯２のかん
合部４が外径方向にθなる角度でテーパー状に小さくな
っているので、ヨーク８には矢印方向のＦ１，Ｆ２の力
が作用し、その合成力はＦ３となってヨーク８を外径方
向に押出す力が作用する。このとき、ヨーク８を連結す
るヨーク連結部１０の幅寸法ｄを十分に小さくしてある
のでヨーク８は小さな力で外径方向に広がることにな
る。それゆえに、もし両者のかん合部に寸法誤差や加工
バリがあっても、かん合に際しては磁極部鉄心１の内径
寸法に変化をきたすことがない。従って、回転子１１と
の空隙に不均一を生じないので、回転子１１が固定子１
２の内径に接触するのを防止するとともに、ギャップ不
均一による振動や騒音の発生を防止するとともに、設計
上より小さな空隙の電動機を得ることができ、電動機の
特性を向上することができる。また、磁極歯２のかん合
部４を径方向に長くすることにより巻線作業時には深い
スロットに巻装することになり巻線が他のスロットにこ
ぼれるのを防止するので特に占積率の高い電動機の巻線
には有効となる。
【００１０】
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明は、ヨーク部鉄心に
かん合する磁極歯のかん合部を外径方向に小さくなるテ
ーパー状に形成するとともに、ヨーク部鉄心のかん合溝
の径方向寸法を大きくして、外径部のヨーク連結部の幅
寸法を小さくすることにより、鉄心内径に寸法変化をき
たさない分割固定子鉄心を得ることができるので、回転
子との間の空隙不均一が生じず、振動や騒音の発生を防
止するとともに空隙をより小さくすることができるの
で、特性の一段と優れた分割固定子鉄心を用いた電動機
を提供することができる。また、巻線を巻装する際、ス
ロットが深くなっているので、巻線こぼれを防止し、占
積率の高い巻線を施す場合に一段と好都合で大きな効果
が得られる。
かん合する磁極歯のかん合部を外径方向に小さくなるテ
ーパー状に形成するとともに、ヨーク部鉄心のかん合溝
の径方向寸法を大きくして、外径部のヨーク連結部の幅
寸法を小さくすることにより、鉄心内径に寸法変化をき
たさない分割固定子鉄心を得ることができるので、回転
子との間の空隙不均一が生じず、振動や騒音の発生を防
止するとともに空隙をより小さくすることができるの
で、特性の一段と優れた分割固定子鉄心を用いた電動機
を提供することができる。また、巻線を巻装する際、ス
ロットが深くなっているので、巻線こぼれを防止し、占
積率の高い巻線を施す場合に一段と好都合で大きな効果
が得られる。
【図１】本発明の一実施例の磁極部鉄心とヨーク部鉄心
とをかん合した分割固定子鉄心を用いた電動機の断面図
とをかん合した分割固定子鉄心を用いた電動機の断面図
【図２】本発明の一実施例の磁極部鉄心の断面図
【図３】本発明の一実施例のヨーク部鉄心の断面図
【図４】従来の分割固定子鉄心を用いた電動機の固定子
の断面図
の断面図
１ 磁極部鉄心 ２ 磁極歯 ４ かん合部 ７ ヨーク部鉄心 ９ かん合溝 １０ ヨーク連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲木 重夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 米津 孝義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−83949（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−129157（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H02K 1/00 - 1/34
Claims (1)
- 【請求項１】 内径がリング状に連結された複数の磁極
歯を星形に形成した磁極部歯鉄心と、前記磁極歯外径側
に円周上に配置された磁極歯先端部と略同形状でかつ対
応して配置されたかん合溝を有する略環状のヨーク部鉄
心とからなり、鉄心に巻線を施した後に前記磁極歯鉄心
先端部と前記ヨーク部鉄心かん合溝とを嵌合させる電動
機の分割固定子鉄心であって、前記磁極歯先端部および
前記かん合溝の形状を外径方向に小さくなるテーパー状
に形成するとともに、前記かん合溝の底部とヨーク部鉄
心外周との間の寸法をかん合時に前記テ―パー形状の作
用により押される力で容易に変形する程度まで小さくし
たことを特徴とする電動機の分割固定子鉄心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40419190A JP2940168B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 電動機の分割固定子鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40419190A JP2940168B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 電動機の分割固定子鉄心 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04217831A JPH04217831A (ja) | 1992-08-07 |
| JP2940168B2 true JP2940168B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=18513886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40419190A Expired - Fee Related JP2940168B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 電動機の分割固定子鉄心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2940168B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106130212A (zh) * | 2016-06-29 | 2016-11-16 | 中车株洲电力机车研究所有限公司 | 一种永磁电机及其定子冲片 |
| CN109286250A (zh) * | 2018-09-18 | 2019-01-29 | 深圳市歌尔泰克科技有限公司 | 一种定子铁芯、电机定子以及电机 |
-
1990
- 1990-12-20 JP JP40419190A patent/JP2940168B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04217831A (ja) | 1992-08-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |