JP2939955B2 - 内視鏡の送気・送水ノズル構造 - Google Patents

内視鏡の送気・送水ノズル構造

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JP2939955B2 JP5029156A JP2915693A JP2939955B2 JP 2939955 B2 JP2939955 B2 JP 2939955B2 JP 5029156 A JP5029156 A JP 5029156A JP 2915693 A JP2915693 A JP 2915693A JP 2939955 B2 JP2939955 B2 JP 2939955B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡の送気・送水ノズ
ル構造に係り、特に内視鏡先端硬質部に形成された送気
・送水口に取り付けられて、この送気・送水口から供給
される圧縮エア、若しくは液体(洗浄液)を先端硬質部
に露出した対物レンズに向けて噴射する内視鏡の送気・
送水ノズル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡で帰環コードを採用した電気メス
を使用して処置を行う場合、先端硬質部の露出した金属
部が患者に触れると、電気メスによる患部からその触れ
た部分に電流が流れて患部以外の場所に火傷等を負わせ
るという危険性があるので、先端硬質部を絶縁性部材で
被覆することが求められている。
【0003】そこで、従来から内視鏡の先端硬質部は、
金属製の先端硬質部本体をプラスチック等の絶縁性部材
で被覆している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内視鏡
の先端硬質部をプラスチック等の絶縁性部材で全て被覆
すると、先端硬質部の送気・送水口に取り付けた送気・
送水ノズルを交換する際に、前記絶縁性部材を先端硬質
部本体から剥がし取らなければならないので、手間がか
かると共に修理性が著しく悪化するという欠点がある。
【0005】このような観点から、前記送気・送水ノズ
ルをプラスチック等の絶縁性部材で作ることが考えられ
るが、送気・送水ノズルをプラスチック製にすると、そ
の強度を保障するために金属製と比較して肉厚を2倍以
上厚くしなければならないので、送気・送水口に取り付
けることができない場合がある。また、送気・送水ノズ
ルは、送気・送水口に接続される基端部を、先端硬質部
本体にセットビス等で固定しているので、送気・送水ノ
ズルをプラスチック製にすると、前記基端部がセットビ
スによって損傷するという危険性がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、絶縁性を有し、且つセットビスによる損傷を防
止できるコンパクトな内視鏡の送気・送水ノズル構造を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するため、内視鏡挿入部の先端硬質部に形成された送
気・送水口に取り付けられると共に、該送気・送水口か
ら供給される圧縮エア、若しくは液体を前記先端硬質部
に露出した対物レンズに向けて噴射する噴射口が形成さ
れた内視鏡の送気・送水ノズル構造に於いて、前記送気
・送水口に接続されると共に、前記送気・送水口に挿入
される送気・送水口挿入部と前記先端硬質部に露出する
露出部とで形成され、かつ前記送気・送水口に連通する
孔部が形成された金属製のノズル本体と、絶縁性部材で
形成されると共に前記ノズル本体にそのガイド溝を介し
て装着され、該ノズル本体に装着されたときに前記露出
部との隙間で前記噴射口を形成する前記先端硬質部外の
みに設けられたノズルキャップと、からなることを特徴
とする内視鏡の送気・送水ノズル構造。
【0008】
【作用】本発明によれば、送気・送水口に接続されるノ
ズル本体が金属製なので、セットビスによる損傷を防止
できる。また、先端硬質部から露出したノズル本体の露
出部を、絶縁性部材のノズルキャップで覆うようにした
ので、絶縁性を備えたコンパクトなものとなる。
【0009】一方、送気・送水口から供給される圧縮エ
ア、若しくは液体は、前記ノズル本体に形成した孔部を
介してノズルキャップとノズル本体との隙間で形成され
る噴射口から先端硬質部に露出した対物レンズに向けて
噴射される。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る内視鏡の
送気・送水ノズル構造の好ましい実施例を詳述する。図
1は、本発明に係る内視鏡の送気・送水ノズル構造が適
用された送気・送水ノズル10を有する内視鏡12の全
体図である。同図において、前記内視鏡12は手元操作
部14を有し、この手元操作部14には挿入部16が接
続されると共に、挿入部16の先端には湾曲部18が形
成されている。前記湾曲部18は、手元操作部14に設
けられた操作ノブ20を回動することにより遠隔的に湾
曲操作される。
【0011】前記湾曲部18の先端には先端硬質部22
が設けられ、この先端硬質部22の先端面22Aには図
2に示すように、対物レンズ24、照明用レンズ26、
28、鉗子チャンネル30、及び前記送気・送水ノズル
10がそれぞれ所定の位置に配設されている。前記先端
硬質部22は図3に示すように、リング状に形成された
金属製の先端硬質部本体32の外周にゴム製のチューブ
34が被覆されて構成される。また、先端硬質部本体3
2の先端面32Aには、プラスチック製のキャップ36
が固着され、このキャップ36に前記対物レンズ24、
照明用レンズ26、28、鉗子チャンネル30、及び送
気・送水口38の窓40、42、44、46、48が図
2、図3に示すようにそれぞれ開口されている。
【0012】前記送気・送水ノズル10は図3に示すよ
うに、金属製のノズル本体50とプラスチック製のノズ
ルキャップ52とから構成される。前記ノズル本体50
は、パイプ状に形成された送気・送水口挿入部54を、
先端硬質部22内に配設された送気・送水管56の図中
左端部に嵌合させることにより前記送気・送水口38に
接続され、更に先端硬質部22の外周面からネジ込まれ
たセットビス58によって送気・送水管56に固定され
ている。前記送気・送水管56の図中右端部には、この
送気・送水管56に圧縮エア、若しくは液体を供給する
チューブ60が固着されている。
【0013】前記ノズルキャップ52は図4に示すよう
に、その両端下部にノズルキャップ52の形状に沿って
ガイド溝62が形成される。ノズルキャップ52は、前
記ガイド溝62を前記ノズル本体50の周縁に形成した
凸状ガイド部64に嵌入して図中矢印A方向にスライド
させることにより、ノズル本体50に取り付けられ、先
端硬質部22から露出したノズル本体50の露出部を覆
うことができる。
【0014】送気・送水ノズル10の先端部には図5に
示すように噴射口66が開口される。噴射口66は、ノ
ズル本体50のテーパ面68とノズルキャップ52の内
側テーパ面70との隙間72で形成され、送気・送水口
挿入部54の中空部74から前記隙間72に供給された
圧縮エア、若しくは液体を対物レンズ24(図3参照)
に向けて噴射することができる。
【0015】また、ノズルキャップ52の内側テーパ面
70の傾斜角度は、ノズル本体50のテーパ面68の傾
斜角度に対して大きめに形成されている。従って、ノズ
ル本体50に対するノズルキャップ52のスライド装着
移動量を変えることにより、噴射口66の開口面積を適
宜変えることができる。即ち、噴射口66の開口面積
は、ノズルキャップ2をノズル本体50から取り外し方
向(矢印B方向)にスライド移動させるに従って次第に
大きくなる。ノズルキャップ52は、噴射口66の開口
面積を調節したのち、図3に示す接着剤76によって先
端硬質部22に固着されて抜け止めされる。
【0016】このように構成された内視鏡の送気・送水
ノズル10によれば、送気・送水口38に接続されるノ
ズル本体50をプラスチックよりも硬い金属で形成して
いるので、セットビス58でノズル本体50を固定して
もセットビス58によるノズル本体50の損傷を防止で
きる。また、先端硬質部22から露出したノズル本体5
0の露出部を、プラスチック製のノズルキャップ52で
覆うようにしたので、送気・送水ノズルの全体をプラス
ッチクで作る従来の送気・送水ノズルと比較して、絶縁
性を備えたコンパクトなものになる。
【0017】一方、ノズル本体50に対するノズルキャ
ップ52のスライド装着移動量を変えれば、噴射口66
の開口面積を拡縮できるので、圧縮エアの吹出量、若し
くは液体の噴射量を調節することができる。また、前記
噴射口66の隙間に体液等の異物が詰まり、洗浄あるい
はノズルキャップ52を交換する必要がある場合、ノズ
ル本体50の露出部からガイド溝62を介してノズルキ
ャップ52のみを取外して、ノズルキャップ52、ノズ
ル本体50の露出部及び送気・送水口挿入部54内の洗
浄を行うことができると共に、ノズルキャップ52の交
換もすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る内視鏡
の送気・送水ノズル構造によれば、送気・送水口に接続
されるノズル本体を金属で形成したので、セットビスに
よる損傷を防止でき、また、先端硬質部から露出したノ
ズル本体の露出部を、絶縁性部材のノズルキャップで被
覆したので、絶縁性を備えたコンパクトなものになり、
さらに、ノズル本体の露出部からガイド溝を介してノズ
ルキャップを取外すことができるので、ノズルキャッ
プ、ノズル本体の露出部及び送気・送水口挿入部内の洗
浄を簡単に行うことができると共に、ノズルキャップの
交換が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内視鏡の送気・送水ノズル構造が
適用された内視鏡の全体図
【図2】先端硬質部の正面図
【図3】図2に於けるA−A線断面図
【図4】本発明に係る内視鏡の送気・送水ノズル構造の
斜視図
【図5】本発明に係る内視鏡の送気・送水ノズル構造の
断面図
【符号の説明】
10…送気・送水ノズル 12…内視鏡 22…先端硬質部 24…対物レンズ 38…送気・送水口 50…ノズル本体 52…ノズルキャップ 56…送気・送水管 58…セットビス 66…噴射口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡挿入部の先端硬質部に形成された
    送気・送水口に取り付けられると共に、該送気・送水口
    から供給される圧縮エア、若しくは液体を前記先端硬質
    部に露出した対物レンズに向けて噴射する噴射口が形成
    された内視鏡の送気・送水ノズル構造に於いて、 前記送気・送水口に接続されると共に、前記送気・送水
    口に挿入される送気・送水口挿入部と前記先端硬質部に
    露出する露出部とで形成され、かつ前記送気・送水口に
    連通する孔部が形成された金属製のノズル本体と、 絶縁性部材で形成されると共に前記ノズル本体にそのガ
    イド溝を介して装着され、該ノズル本体に装着されたと
    きに前記露出部との隙間で前記噴射口を形成する前記先
    端硬質部外のみに設けられたノズルキャップと、 からなることを特徴とする内視鏡の送気・送水ノズル構
    造。
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US10322226B2 (en) 2014-04-09 2019-06-18 Motus Gi Medical Technologies Ltd. Cleaning method for prepless colonoscopy
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