JP2936776B2 - ダイヤフラム式流量調節弁 - Google Patents

ダイヤフラム式流量調節弁

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良祐 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流量調節弁、特にダイヤ
フラム式の流量調節弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流量調節弁として種々の構造が知
られているが、ボールバルブタイプ等開口面積を直接制
限するものがほとんどであり、主として手動あるいは減
速機を介するモーター駆動により弁を操作している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら、開口面積を直
接制限する従来の流量調節弁は流量調節、即ち弁の開度
調節に大きな操作力が必要である。
【0004】そこで、本発明の発明者等は流量調節弁を
パイロット式のダイヤフラム弁として、パイロット弁の
開度を調節することにより主弁の開度を間接的に制御す
るようにして操作力の軽減を図ることを思いついた。
【0005】しかし乍ら、このようなダイヤフラム式の
流量調節弁は、流体圧を利用して作動するものであるた
め、流路2次側の圧力(以下二次圧という)の影響を受
け易く、二次圧の変動によりダイヤフラム弁の位置が変
化する可能性があり、流量調節性能に若干問題があっ
た。
【0006】本発明は斯る従来事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とする処は二次圧の影響を受け難い
ダイヤフラム式流量調節弁を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】上記目的を達成するために本発明のダイヤ
フラム式流量調節弁では、開度可変のパイロット弁を備
え、該パイロット弁の開度調節によりダイヤフラム式の
主弁の開度を間接的に制御するダイヤフラム式の弁構造
となすと共に流路2次側に上記主弁の弁シート径とほぼ
同径の受圧面を有する2次側ダイヤフラムを主弁の弁体
を構成するダイヤフラムと対向して、弁シートと同心状
に設け、該2次側ダイヤフラムを主弁の弁体を構成する
ダイヤフラムに連結部材で連結するものである。
【0009】
【作用】以上のように構成したダイヤフラム式流量調節
弁にあっては、二次圧により主弁の弁体を構成するダイ
ヤフラムに加わる力と2次側ダイヤフラムに加わる力が
同じ大きさになるため、二次圧により主弁のダイヤフラ
ムを開弁方向に押す力は、2次側ダイヤフラムに加えら
れ連結部材を介して主弁のダイヤフラムを閉弁方向に引
張る力により相殺されることになり、主弁のダイヤフラ
ムは二次圧の影響を受けない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて詳細
に説明する。図中(A)は流量調節弁の本体、(6)は
その流入口、(7)は流出口であり、これら両口(6)
(7)を連絡する流路(1)の途中には主弁座(3)が
形成されている。
【0011】また上記流路(1)の1次側(1a)及び2
次側(1b)には夫々主弁座(3)と同心に開口(8)
(9)が本体(A)に開設される。
【0012】そして、上記1次側開口(8)には後述す
るパイロット弁(b)を駆動する駆動部(10)を一体に
備えた蓋(11)が装着され、この蓋(11)と本体(A)
内に設けた段部(12)とにより周縁を挟持してダイヤフ
ラム(2)が主弁座(3)と対向状かつ同心状に配設さ
れる。
【0013】このダイヤフラム(2)は主弁座(3)と
対応して主弁(a)を構成するもので(以下主弁用ダイ
ヤフラムという)、その背後には蓋(11)との間に背圧
室(13)を形成する。
【0014】主弁用ダイヤフラム(2)には主弁座
(3)への着座部分の変形を防止するため、主弁座
(3)のシート径より若干大径な当板(14)が背面側に
当てられ、主弁座(3)を外側に外れる位置において当
板(14)とダイヤフラム(2)を小孔状に貫通して背圧
室(13)と流路を1次側(1a)を連通連絡する小通路
(15)が形成される。
【0015】上記当板(14)には、主弁用ダイヤフラム
(2)の中央部を貫通する突部(16)が設けられてお
り、該突部(16)中心を軸方向に貫通してパイロット孔
(17)が形成されると共にこのパイロット孔(17)の背
圧室(13)側開口縁にパイロット弁座(18)が形成され
る。
【0016】このパイロット弁座(18)に対応してパイ
ロット弁(b)を構成する弁体(19)は前記駆動部(1
0)より延びて、蓋(11)を貫通し、背圧室(13)内に
挿入されるプランジャー(20)先端に一体に設けられ
る。駆動部(10)はプランジャー(20)とこのプランジ
ャー(20)に連係してこれを進退駆動しその前進若しく
は後退位置を可変させる電磁ソレノイドや正逆回転可能
なモーター等の電気的駆動装置(21)等を備え、電気的
駆動装置をケーシング(22)内に収めると共にプランジ
ャー(20)をケーシング底板(22a )を貫通せしめて設
けてあり、ケーシング(22)が蓋(11)の背面に取着固
定されてプランジャー(20)が蓋(11)に設けた挿通孔
(23)からパイロット弁座(18)と同心になるように本
体(A)の背圧室(13)内に挿入され、プランジャー
(20)先端のパイロット弁体(19)がパイロット弁座
(18)に対応する。
【0017】一方前記、2次側開口(9)にはリング状
の締付具(24)が螺着され、該締付具(24)と本体
(A)内に設けた段部(25)とにより周縁部を挟持して
2次側ダイヤフラム(4)が2次側開口(9)を塞いで
上記主弁用ダイヤフラム(2)と同心状に対向配設され
る。
【0018】この2次側ダイヤフラム(4)はその受圧
面径AD が主弁座(3)のシート径AS とほぼ同径に形
成され、その中央部にはこの2次側ダイヤフラム(4)
を主弁用ダイヤフラム(2)に連結する連結部材(5)
がネジ(26)止め固定される。
【0019】連結部材(5)は一端を2次側ダイヤフラ
ム(4)中央にネジ(26)止めされて流路(1)内を主
弁座(3)方向へ主弁座(3)と同心に延び、他端には
軸方向に凹穴(27)が開口すると共に周縁に主弁座
(3)より若干小径なフランジ(28)が設けられてお
り、凹穴(27)と当板(14)の突部(16)とを両者に設
けた螺子(29)により螺着し、フランジ(28)と当板
(14)とで主弁用ダイヤフラム(2)を挟持することに
よって2次側ダイヤフラム(4)と主弁用ダイヤフラム
(2)とを連結している。
【0020】そして、上記連結部材(5)には該部材外
部と凹穴(27)内底部を連絡する通孔(30)が周側面に
開穿されこれによりパイロット孔(17)は流路2次側
(1b)に通じることができるようになっている。
【0021】而して、斯る流量調節弁は、パイロット弁
(b)を開弁して背圧室(13)の圧力を抜くことによ
り、流路1次側(1a)の圧力と背圧室(13)内圧力との
圧力差が生じさせ、その圧力差で、主弁(a)が開弁す
るが、プランジャー(20)を進退させパイロット弁
(b)の位置を調節することにより、主弁(a)の弁開
度が調節される。即ち流量が調節される。
【0022】この際、二次圧は主弁用ダイヤフラム
(2)及び2次側ダイヤフラム(4)の双方に対して同
じようにかかるが、主弁用ダイヤフラム(2)と2次側
ダイヤフラム(4)の受圧面は対向しているためダイヤ
フラム(2)(4)相互に対して反対方向への付勢力と
なる。
【0023】ところが、主弁座(3)のシート径AS
(主弁用ダイヤフラムが二次圧を受ける面の径)と2次
側ダイヤフラム(4)の受圧面径AD がほぼ同径である
ため、二次圧により主弁用ダイヤフラム(2)にかかる
力と2次側ダイヤフラム(4)にかかる力とがほぼ等し
くなり、しかも両ダイヤフラム(2)(4)は連結部材
(5)で相互に連結されているので、両ダイヤフラム
(2)(4)にかかる力は相殺される。
【0024】従って、仮に下流側の水栓の開閉により、
二次圧が変動しても主弁用ダイヤフラム(2)がその影
響を受けることがなく、主弁(a)の弁開度は変化しな
い。
【0025】尚、この実施例においては、本体(A)の
蓋(11)と駆動部(10)のケーシング底板(22a )との
間は当然シールするが、プランジャー(20)が上記座板
(22a )及び蓋(11)を挿通する部分にはシールせず、
背圧室(13)内の水がプランジャー(20)背後に巡り込
む構造になっている。
【0026】次に図3は基本的には前記実施例と変わる
処はないが、プランジャー(20)がケーシング底板(22
a )を挿通する部分をOリング(31)でシールしてお
り、そのシール部の径AP をパイロット弁座(18)のシ
ート径AR と同径に形成したものである。
【0027】斯る構造とすることにより、この実施例の
流量調節弁は、背圧室(13)内の水圧によりプランジャ
ー(20)にかかる閉弁方向の力と開弁方向の力を相殺す
ることができ、前示実施例のものに比べて小さな操作力
で流量調節が可能になる。
【0028】
【効果】本発明は以上のように、流路2次側に上記主弁
の弁シート径とほぼ同径の受圧面を有する2次側ダイヤ
フラムを主弁の弁体を構成するダイヤフラムと対向して
弁シートと同心状に設け、該2次側ダイヤフラムを主弁
の弁体を構成するダイヤフラムに連絡部材で連絡したの
で、主弁の弁体を構成するダイヤフラムにかかる二次圧
は2次側ダイヤフラムにかかる二次圧により相殺され
る。
【0029】従って、流体を利用するダイヤフラム式の
流量調節弁となしたにもかかわらず、主弁の開度は二次
圧の変動により変化することがない高性能の流量調節弁
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すダイヤフラム式流量
調節弁の断面図。
【図2】 弁を締め切った状態において要部を示す断面
図。
【図3】 他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
a:主弁 b:パイロット弁 1:流路 1a:流路1次側 1b:流路2次側 2:主弁の弁体を構成するダイヤフラム(主弁用ダイヤ
フラム) 3:主弁座 4:2次側ダイヤフラム 5:連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05D 7/01 F16K 31/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開度可変のパイロット弁を備え、該パイ
    ロット弁の開度調節によりダイヤフラム式の主弁の開度
    を間接的に制御するダイヤフラム式流量調節弁であっ
    て、流路2次側に上記主弁の弁シート径とほぼ同径の受
    圧面を有する2次側ダイヤフラムを主弁の弁体を構成す
    るダイヤフラムと対向して弁シートと同心状に設け、該
    2次側ダイヤフラムを主弁の弁体を構成するダイヤフラ
    ムに連結部材で連絡したことを特徴とするダイヤフラム
    式流量調節弁。
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JP3995543B2 (ja) * 2002-07-03 2007-10-24 旭有機材工業株式会社 流体制御弁
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