JP2933386B2 - ヒュペルジンaおよびその類似体の合成法およびその中で有用な化合物 - Google Patents

ヒュペルジンaおよびその類似体の合成法およびその中で有用な化合物

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Description

【発明の詳細な説明】 1.技術分野 本発明はある種の橋状融合環ピリジン類の合成法に関
する。かかる橋状融合環ピリジン類はヒュペルジン(hu
perzine)AおよびヒュペルジンA類似体に変換でき
る。本発明はまたかかる橋状融合環ピリジン類、橋状融
合環ピリジン類の製造に用いられる化合物、およびヒュ
ペルジンAの類似体にも関する。
2.発明の背景 リコポジウム(Lycopodium)アルカロイドであるヒュ
ペルジンAは植物ヒュペルジア・セラータ(Huperziase
rrata)から単離されている。このものはコリンエステ
ラーゼ酵素を阻害することが示されており、そしてそれ
ゆえコリン作動系の疾患の治療に関して試験されてい
る。例えば、ヒュペルジンAは重症筋無力症、アルツハ
イマー痴呆の治療および老人性記憶喪失の改善に関して
研究されている最中である。J.Liuら、The Structures
of Huperzine A and B,Two New Alkaloids Exhibiting
Marked Anticholinesterase Activity, Can.J.Chem.,6
4,837−839(1986)を参照されたい。
3.発明の要約 本発明は一般式I: を有する橋状融合環ピリジンを合成するにあたり、 (A)一般式II: を有する融合環ピリジンを、pKa約11〜約20を有するア
ミン塩基触媒を含有する適当な溶媒中で一般式III: を有する不飽和炭素橋と接触させて一般式Iを有する橋
状融合環ピリジンを形成させることを含んでなる方法に
関する、ここで上式中 ▲R1 1▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルコキ
シからなる群から選択され、 ▲R2 1▼はC1−C8直鎖状または分枝状アルキルからなる
群から選択され、 ▲R3 2▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 ▲R1 3▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルコキ
シからなる群から選択され、 ▲R2 3▼はC1−C8直鎖状または分枝状アルキルからなる
群から選択され、 ▲R3 3▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 n1は0−4の整数であり、そして n2は0−4の整数である、 但し▲R2 1▼=▲R2 3▼;▲R1 1▼=▲R1 3▼;▲R3 2▼=
▲R3 3▼そしてn1=n2であるものとする。
一般式Iを有する橋状融合環ピリジンは本発明のヒュ
ペルジンAおよびヒュペルジンA類似体を含む下記一般
式IVの化合物に変換できる。
式中、 ▲R3 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 ▲R4 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 ▲R5 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 ▲R6 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 ▲R7 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 n3は0−4の整数であり、 pは0または1であり、 は炭素14と15の間または炭素数8と15の間の二重結合を
表わす、 但し▲R3 2▼=▲R3 3▼=▲R3 4▼であるものとする。
一般式IVを有する化合物はコリンエステラーゼ酵素を
阻害しうる。
4.発明の詳細な説明 本発明は、一般式I: を有する橋状融合環ピリジンの合成法に関する。この方
法は一般式II: を有する融合環ピリジンを、pKa約11〜約20を有するア
ミン塩基触媒を含有する適当な溶媒中で一般式III: を有する不飽和炭素橋と接触させて一般式Iを有する橋
状融合環ピリジンを形成させることからなる。ここで上
式中 ▲R1 1▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルコキ
シからなる群から選択され、 ▲R2 1▼はC1−C8直鎖状または分枝状アルキルからなる
群から選択され、 ▲R3 2▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 ▲R1 3▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルコキ
シからなる群から選択され、 ▲R2 3▼はC1−C8直鎖状または分枝状アルキルからなる
群から選択され、 ▲R3 3▼ はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキルからなる
群から選択され、 n1は0−4の整数であり、そして n2は0−4の整数である、 但し▲R2 1▼=▲R2 3▼;▲R1 1▼=▲R1 3▼;▲R3 2▼=
▲R3 3▼そしてn1=n2であるものとする。
好ましい態様においては、 ▲R1 1▼はOCH3であり、 ▲R2 1▼はCH3であり、 ▲R3 2▼はCH3であり、 ▲R1 3▼はOCH3であり、 ▲R2 3▼はCH3であり、 ▲R3 3▼はCH3であり、 n1は1であり、そして n2は1である。
この態様は、かかる態様でヒュペルジンAが容易に製造
できるので好ましい。
今、約11〜約20のpKaを有するアミン塩基触媒を含有
する適当な溶媒の使用により、一般式IIIを有する不飽
和炭素橋の一般式IIの融合環ピリジンへの容易な付加が
容易に可能となる(収率>90%)ことが見出された。理
論に縛られることなく、不飽和炭素橋はミカエル(Mich
ael)反応に続くアルドール反応により融合環ピリジン
に付加されると考えられる。
pKa約11〜約20そして好ましくは約14を有するアミン
塩基触媒の使用が、かかる反応をそのように容易に進行
させるものであると考えられる。(かかるpKaは水に対
して測定される。)例えば、そのpKaが約10であるアミ
ン塩基触媒であるトリエチルアミンは反応を進行させる
ことができない。また、アミン塩基触媒でないがpKa約1
6を有する塩基触媒ナトリウムメトキサイドも反応を進
行させない。好ましいアミン塩基触媒は1,1,3,3−テト
ラメチルグアニジン(TMG)およびジアザビシクロウン
デセンであり、TMGが最も好ましい。
反応を進行させる任意の適当な溶媒を使用できると考
えられるが、極性溶媒が好ましくそして極性非プロトン
性溶媒がさらに好ましい。極性非プロトン性溶媒の例は
メチレンクロライド、クロロホルム、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシドおよびテトラヒドロフラン
(THF)であり、メチレンクロライドが好ましい。
本発明で用いられる一般式は何の立体化学も意味しな
いことに注意すべきである。すべての立体異性体が各一
般式中に包含される。
4.1融合環ピリジンの製造 一般式IIを有する融合環ピリジンは下記スキームIを
用いることにより製造できる。
出発物質はモノ保護ジケトン1である。このモノ保護
ジケトン1をピロリジンと反応させそして生成するエナ
ミンをアクリルアミドと加熱してラクタム2を生成させ
る。このラクタム中間体を次に脱水素操作によりピリド
ン3に変換させる。次に、このピリドンを酸素のところ
でアルキル化してアルコキシピリジン誘導体4(R1=O
R)となす。ここでケトンカルボニル基を脱保護しそし
てα−カルボアルコキシル化反応を行ってβ−ケトエス
テル物質5となし、これは一般式IIの分子に相当する。
ピリドン3はまた3のピリドンカルボニル基をヒドロ
キシルに還元しそして次に脱水工程を行うことにより一
般式II(または5)を有する融合環ピリジン(R1=H)
に変換できる。ケタール保護基の除去およびカルボアル
コキシル化反応によりII(または5)(R1=H)が得ら
れる。
4.2橋状融合環ピリジンのヒュペルジンAおよびヒュペ
ルジンA類似体への変換 一般式Iを有する橋状融合環ピリジンは本発明のヒュ
ペルジンAおよびヒュペルジンA類似体を含む下記一般
式IVの化合物に変換できる。
式中、 ▲R3 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 ▲R4 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 ▲R5 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 ▲R6 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 ▲R7 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 n3は0−4の整数であり、 pは0または1であり、 は炭素14と15の間または炭素8と15の間の二重結合を表
わす、 但し▲R3 2▼=▲R3 3▼=▲R3 4▼であるものとする。
ヒュペルジンAが好ましい合成すべき化合物であるの
で、 ▲R3 4▼がCH3であり、 ▲R4 4▼がCH3であり、 ▲R5 4▼がHであり、 ▲R6 4▼がHであり、 ▲R7 4▼がHであり、 n3が1であり、 pが0であり、 が炭素8と15の間の二重結合であるのが好ましい。
かかる好ましい態様のさらにより好ましいものはヒュ
ペルジンAである一般式IVのE−立体異性体である。
一般式IVの化合物は下記スキームIIを用いることによ
り製造できる。
橋状融合環ピリジン6は種々の脱水条件により橋状ケ
トン7に変換される。アルコールをそのメシレート誘導
体への変換により脱離用に活性化し、次にこれを酢酸ナ
トリウムおよび酢酸中で加熱して橋状ケトン7となすの
が好ましい。
次にこの橋状ケトン7を適当な溶媒例えばテトラヒド
ロフランまたはエーテル中で所望のアルキリデンホスホ
ラン(Ph3P=CHR4、ここでR4はHまたはC1−C8直鎖状ま
たは分枝状アルキルである)と反応させてオレフィン8
(注:R4がアルキルである場合はシス/トランス混合物
が形成される)となす。主にE−立体化学を有するオレ
フィン系生成物を得るには、チオフェノールおよびアゾ
イソブチロニトリル(AIBN)を用いる熱異性化反応を行
ってエステル9を形成させることができる。
次にこのエステル9を、エステルをその酸に加水分解
し、酸を酸クロライドに変換し続いてこの酸クロライド
をナトリウムアジトとそして次にメタノールと加熱する
ことを含んでなる標準的なクルチウス(Curtius)反応
を行うことにより、ウレタン誘導体10に変換する。
次にウレタン10を脱アルキル化剤例えばトリメチルシ
リルアイオダイドと反応させることによりアルキル基R1
(R1=ORの場合)およびカルボメトキシ基の両方の切断
を行うことにより、ウレタン10をアミン11(R3=R4=CH
3でありそしてn=1である場合ヒュペルジンA)に変
換できる。
添付の構造物においてR1がHである場合、ピリジン環
はピリドン環から、過酸を用いることによるピリジンN
−オキサイド形成、無水酢酸での処理、そして次に酸加
水分解を包含する方法により生成される[M.Katada,J.P
harm.Soc.Japan,67,51(1947)]。この変換工程はウレ
タンのTMSIにより推進される開裂に先立ち行われるのが
最善であり、そして必要ならば比較的早い段階で行うこ
とができる。競合するオレフィンエポキシド化および/
または非環式アミノ基の酸化を回避するために幾つかの
改変が必要でありうる。
ヒュペルジンAのN−アルキルアミノ置換誘導体13を
得るには、塩基加水分解により10のカルボメトキシ基を
除去し、そして生成する遊離アミンを連続的にアルキル
化してR5およびR6またはR5単独を導入する。これらの基
を導入するには適当なアルキルハライドまたはトシレー
ト、または還元的アミノ化操作が用いられる。終りに、
TMSIのような試薬を用いてO−脱アルキル化することに
より、アルコキシピリジン中間体12(R1=ORの場合)を
切断してピリドン13となす。
本発明のもう一つの観点は下記一般式Vを有するピリ
ジン中間体12である。
式中、 ▲R1 5▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルコキ
シからなる群から選択され、 ▲R3 5▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 ▲R4 5▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 ▲R5 5▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 ▲R6 5▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
からなる群から選択され、 n4は0−4の整数であり、 pは0または1であり、 は炭素14と15の間または炭素8と15の間の二重結合を表
わす、 ヒュペルジンAが好ましい合成すべき化合物であるの
で、 ▲R1 5▼がOCH3であり、 ▲R3 5▼がCH3であり、 ▲R4 5▼がCH3であり、 ▲R5 5▼がHであり、 ▲R6 5▼がHであり、 n4が1であり、 pが0であり、そして が炭素8と15の間の二重結合であるのが好ましい。
かかる好ましい態様のさらにより好ましいものはヒュ
ペルジンAに変換できる一般式VのE−立体異性体であ
る。
ピリジン環窒素上にアルキル基(R7)を含有するヒュ
ペルジン類似体14を得るには、中間端13を塩基で脱プロ
トン化しそして生成するアニオンをR7X(式中Xはメシ
レート、メシレートまたはハライドのような何か適当な
離脱基である)と反応させる。
ヒュペルジンAの二重結合レジオ異性体16を得るに
は、7の二重結合を適当な金属触媒(例えばFe(C
O)5,(Ph3P)4RU(MeCN),HCo(CO)4を用いるかまた
は7の二重結合をマルコウニコフ(Markovnikov)の意
味(H+,H2O)で水和し、そして次に続く脱水反応を行
うことにより、オレフィン異性化反応にかける。
次に中間体15を前出の反応の7の代りに用いて11,13
および14の二重結合レジオ異性体を得る。
ヒュペルジンAの飽和類似体18は6をバートン(Bart
on)脱酸素操作にかけることにより容易に得られる[ア
ルコールをそのチオカルボニルエステルに変換し、そし
てスズ水素化物還元を行う。D.H.R.BartonおよびW.B.Mo
therwell,Pure Appl.Chem.,53,15(1981)参照]。次に
ヒュペルジンAの飽和類似体18を得るために、中間体17
を7から11,13または14への変換について先に用いたと
同じ反応工程により実施する。
ヒュペルジンAの1炭素同族体20はエステルのアルコ
ールへの還元、アルコールのアジドへの変換およびLAH
を用いるアジドのアミンへの還元で19となすことにより
9から得られうる。次にこのアルコキシピリジン中間体
19(R1=ORの場合)をTMSIのような試薬を用いてO−脱
アルキル化することにより20に変換する。10から13へお
よび13から14への変換について前記したようなアミンア
ルキル化操作が類似体21を得るのに使用できる。
15から出発しそしてウィテッヒ(Wittig)工程で始ま
る前記したと同様の順序の反応を実施することにより、
同族体22(21の二重結合レジオ異性体)が入手できる。
5.コリンエステラーゼ酵素の阻害 一般式IVの化合物はコリンエステラーゼ酵素を阻害し
うるので、それゆえ哺乳動物特にヒト用の、コリンエス
テラーゼ酵素が関与する障害の治療用の薬剤として有用
である。かかる障害の例は重症筋無力症、アルツハイマ
ー痴呆および老人性記憶喪失の改善である。
一般式IVの化合物は標準的な薬剤上の実施に従いヒト
患者に単独で投与できるし、または好ましくは場合によ
り既知アジュバント例えばミョウバンと共に製剤上受容
しうる担体または希釈剤と組み合せて医薬組成物中にて
投与できる。これら化合物は静脈内、筋肉内、腹腔内、
皮下および局所投与を含む経口または非経口により投与
できる。
一般式IVの化合物を経口使用するには、かかる化合物
は例えば錠剤またはカプセルの形態、または水溶液また
は水性懸濁液として投与できる。経口使用用の錠剤の場
合、普通に用いられる担体には乳糖およびコーンスター
チが包含され、そしてステアリン酸マグネシウムのよう
な潤滑剤が通常添加される。カプセル形態における経口
投与には、有用な希釈剤には乳糖および乾燥コーンスタ
ーチが包含される。水性懸濁液が経口使用に要求される
場合は、活性成分を乳化剤および懸濁剤と組み合わせ
る。所望の場合は、ある種の甘味剤および/または香味
剤を添加できる。筋肉内、腹腔内、皮下および静脈用途
には、通常活性成分の無菌溶液を調製し、そしてこの溶
液のpHを適当に調整し緩衝せねばならない。静脈用途に
は、その調製物を等張となすために溶質の全濃度を制御
せねばならない。
一般式IVを有する化合物がヒト患者におけるようにし
て用いられる場合、一日量は処方箋を書く医師により通
常判定され、用量は個々の患者の年令、体重、および応
答、ならびに患者の症状の重さに応じて一般に変動しよ
う。しかしながら大抵の場合、有効な一日量は約0.05mg
/kgから約1mg/kg体重であり、好ましくは0.1mg/kgから
約0.5mg/kg体重の範囲で、1回または分けて投与されよ
う。しかしながらある場合にはこれらの範囲外の量を用
いることが必要でありうる。
実施例 実施例において、名称を記した化合物の後の数字はス
キームIおよびスキームIIにおける番号を付された化合
物を指すことが留意されるべきでる。また、実施例に記
載される変数は一般式の変数に一致する。
6.1実施例I ヒュペルジンAの合成 ラクタム2(n=1)の調製 水分離器および冷却器を備えた500mLの丸底フラスコ
に、1,4−シクロヘキサンジオンモノエチレンケタール2
5g(0.16モル)、ピロリジン27mL(0.32モル)、p−ト
ルエンスルホン酸1g、およびベンゼン250mLを入れた。
この混合物を、それ以上水が水分離器中に分離しなくな
るまで還流させた。ベンゼンを蒸発させ、残留物をジオ
キサン250mLに溶解した。この溶液にアクリルアミド34g
(0.48モル)を添加し、そしてその混合物を一夜還流さ
せた。水(100mL)を添加し、この溶液を12時間還流さ
せた。室温まで冷却した後、ジオキサンをロータリーエ
バポレーションにより除去しそして水性残留物をCHCl3
で抽出した。抽出物を食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾
燥しそして濾過した。溶媒の蒸発後に、残留物を、酢酸
エチルを溶離剤としてシリカゲルでクロマトグラフィー
した。収量は20g(59%)であった。
ピリジン3の調製 (1.)2(n=1)のN−ベンジル化 水素化カリウム(1.38g、0.0348モル)を乾燥THF250m
L中のラクタム2および3(4.85g、0.023モル)、塩化
ベンジル(5.3mL、0.0464モル)、および触媒量のテト
ラブチルアンモニウムヨーダイドの混合物に数回にわけ
て添加した。この混合物を乾燥チューブで保護して室温
で一夜攪拌した。水を滴下して添加して過剰のKHを急冷
しそしてTHFをロータリーエバポレーションにより除去
した。水性残留物を酢酸エチルで抽出した。抽出物を食
塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥しそして濾過した。溶
媒を蒸発し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー
(酢酸エチル)により精製してN−ベンジル化生成物6.
95g(定量的収率)を得た。
(2.)N−ベンジル化生成物の脱水素 乾燥THF 100mL中のジイソプロピルアミン(6.2mL、0.
044モル)の溶液に0℃でN2の下n−BuLi(ヘキサン中
の1.6M n−BuLi 24mL、0.038モル)を添加した。この溶
液を0℃で20分間攪拌し、次に−78℃に冷却した。乾燥
THF 100mL中の上記のベンジル保護ラクタム(3.80g、0.
0127モル)の溶液を−78℃で添加した。反応混合物の色
が直ちに深青色になった。−78℃で2時間攪拌した後、
乾燥THF 20mL中のフェニルセレニルクロライド(4.87
g、0.0254モル)の溶液を滴下し、生成する溶液を−78
℃で15分間攪拌した。
この溶液をメタノール(20mL)で反応停止し、放置し
て室温となした。次にこの溶液をH2O−MeOH−THF(1:1:
1)300mL中のNaIO4(10.88g、0.051モル)の混合物中に
注いだ。THFを更に100mL使用して反応フラスコをすす
ぎ、上記混合物と合わせた。この混合物を室温で24時間
攪拌した。
THFおよびメタノールをロータリーエバポレーション
により除去し、水性残留物を酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル溶液を濃縮して赤色のシロップ状物質を得た。
このシロップをMeOH 100mL中に溶解した。Et3N(1.8m
L、0.0127モル)を添加し、この溶液を一夜還流させ
た。濃縮しカラムクロマトフラフィー(酢酸エチル)に
かけて3のN−ベンジル誘導体2.78(74%)を赤色シロ
ップ状物質として得た。
(3.)3のN−ベンジル誘導体の水添分解 ベンジル保護ピリドン4(1.33g、4.48ミリモル)を
酢酸中で、H2充填気球のもと室温で一夜Pd(OH)2(20
重量%)と攪拌した。この溶液を濾過し、酢酸溶液をロ
ータリーエバポレーションにより除去した。トルエンを
残留物に添加し、この溶液を再度蒸発させて残存する酢
酸を除去した。粗製生成物(80%)を以下のO−メチル
化反応に直接使用した。
メトキシピリジン4(n=1、R1=OCH3)の調製 粗製ピリドン(80%×4.48ミリモル)を、Ag2CO3(2
モル当量)、ヨードメタン(10モル当量)、およびクロ
ロホルム(50mL)の混合物と暗所で室温で一夜攪拌し
た。濾過し、濃縮しそしてシリカゲルクロマトグラフィ
ー(溶離剤として40%酢酸エチル/ヘキサン)にかけて
0.74g(二工程で収率75%)の生成物5を得た。
β−ケトエステル5(n=1、R1=OCH3)の調製 (1)ケタール4(1.71g)を5% HCl−アセトン(1:
1)中一夜還流させた。アセトンをロータリーエバポレ
ーターで除去し、水層を固形NaHCO3で塩基性となした。
生成する混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を
食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、濾過した。濃縮
およびフラッシュクロマトグラフィー(30%酢酸エチル
/ヘキサン)すると生成物1.16g(85%)が粘着性固体
として得られた。
(2)ジメチルカーボネート10mL中の上記ケトン(1.16
g、6.55ミリモル)を窒素雰囲気下室温でジメチルカー
ボネート40mL中のKH(1.05g、26.2ミリモル)の混合物
に滴下した。この混合物を3時間還流させた。反応をメ
タノールで停止させ、溶液を飽和NH4Cl溶液で中和し
た。メタノールをロータリーエバポレーションにより除
去し、水性残留物を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル
抽出物を食塩水で洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、濾過し
た。濃縮およびフラッシュクロマトグラフィー(20%酢
酸エチル/ヘキサン)により1.34g(87%)の5が固体
として得られた。
橋状付加物6(n=1、R1=OCH3、R2=R3=CH3)の調
製 β−ケトエステル5(502mg、2.15ミリモル)を乾燥C
H2Cl2中でメタクロレイン(1.76mL、2.14モリモル)お
よび1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(54μL、0.42
ミリモル)と室温で一夜攪拌した。濃縮およびフラッシ
ュクロマトグラフィー(40%酢酸エチル/ヘキサン)に
より604mg(93%)の橋状付加物6が得られた。アルコ
ール6の脱水 (1)塩化メシル(1.89mL、24.5ミリモル)を、乾燥CH
2Cl250mL中のアルコール6(1.87g,6.13ミリモル)、ト
リエチルアミン(8.46mL、61.3ミリモル)、および触媒
量の4−N,N−ジメチルアミノピリジンの溶液に室温で
滴下した。この溶液を室温で6時間攪拌した。溶液をCH
2Cl2で希釈し、NH4Cl(飽和)で洗浄し、乾燥し、濃縮
して粗製メシレート2.26g(96%)を得た。
(2)粗製メシレート(2.26g、5.90ミリモル)をN2
でAcOH無水NaOAc(0.48g、5.9ミリモル)と120℃で24時
間加熱した。酢酸を50℃でロータリーエバポレーション
により除去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、飽和Na
2CO3および食塩水で洗浄しそして乾燥した。酢酸エチル
を蒸発させ、残留物をフラッシュクロマトグラフィー
(20%次に40%酢酸エチル/ヘキサン)すると521mg(6
6%の変換率を基準として31%または47%の収率)の7
が固体として得られおよび出発物質0.76g(34%)が得
られた。
β−ケトエステル7(n=1、R1=OCH3、R2=R3=C
H3)のウィティッヒ反応 n−BuLi(2.57mL、3.80ミリモル)を窒素の下乾燥TH
F 15mL中のエチルトリフェニルホスホニウムブロマイド
(1.59g、4.28ミリモル)の混合物に室温で滴下した。
反応混合物を室温で30分間攪拌し、次に0℃に冷却し
た。乾燥THF 5mL中のケトン(273mg、0.951ミリモル)
を0℃でこの混合物に滴下した。生成する混合物を放置
して室温となし、室温で4時間攪拌した。反応を水で停
止した。THFをロータリーエバポレーションにより除去
し、水性残留物を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル抽
出物を食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮した。フラッシュ
クロマトグラフィー(10%酢酸エチル/ヘキサン)によ
り208mg(73%)のオレフィン8が10:90 E/Z−混合物と
して得られた。
オレフィン混合物8(n=1、R1=OCH3、R2=R3=R4
CH3)の異性化 オレフィン8(79mg、0.26ミリモル)の窒素の下チオ
フェノール10mL中でアゾイソブチロニトリル(87mg、0.
52ミリモル)と130℃で24時間加熱した。溶液を冷却
し、CH2Cl2で希釈し、10% NaOH(5回)および食塩水
で洗浄した。乾燥し濃縮後、粗生成物を次の加水分解反
応に直接使用した。1H NMR分析によればオレフィン9が
それぞれE−アルケンとZ−アルケンの80/20混合物か
らなることが明らかであった。
カーバメート10(n=1、R1=OCH3、R2=R3=CH3)の
調製 粗製エステル(0.26ミリモル、E/Z=80/20)を20%Na
OHとTHFの1:1混合物に溶解した。不均一な混合物を均一
混合物に変換するに充分なMeOHを添加し、そしてこの溶
液を窒素の下2日間還流させた。THFおよびMeOHをロー
タリーエバポレーションにより除去し、水性残留物をCH
2Cl2で抽出した。これら有機抽出物を食塩水で洗浄し、
乾燥し、濃縮して未加水分解Z−エステルを得、これは
異性化工程に再循環し得る。水性残留物を濃HClでpH7に
調整した。CH2Cl2で抽出し、乾燥し、濃縮して粗製酸を
得、これを更にカラムクロマトグラフィー(20%酢酸エ
チル/ヘキサン、次に酢酸エチル)により精製して純粋
な酸36mg(E−エステルを基準として収率61%)を得
た。
塩化チオニル(51μ、0.65ミリモル)を窒素の下でト
ルエン5mL中の酸(36mg、0.13ミリモル)の溶液に室温
で滴下した。この溶液を80℃で2時間加熱し、次に室温
に冷却した。アジ化ナトリウム(82mg、1.3ミリモル)
を添加し、この混合物を80℃で一夜加熱した。トルエン
をロータリーエバポレーションにより除去し、MeOH 5mL
を添加し、得られる混合物を8時間還流させた。メタノ
ールをロータリーエバポレーションにより除去し、残留
物を酢酸エチルに溶解した。この溶液を食塩水で洗浄
し、乾燥し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー
(20%酢酸エチル/ヘキサン)により15mg(収率37%)
のウレタン10が得られた。
ヒュペルジンA ヨードトリメチルシラン(50μM、0.35ミリモル)を
窒素の下でクロロホルム2mL中のカーバメート10(7mg、
0.02ミリモル)の溶液に室温で滴下した。次にこの溶液
を一夜還流させた。メタノール(2mL)を添加し、溶液
を更に2時間還流させた。濃縮およびアンモニア半飽和
シリカゲルでフラッシュクロマトグラフィー(クロロホ
ルム中3%メタノール)すると部分脱保護されたカーバ
メート2mg(30%)とともにヒュペルジンA4mg(収率70
%)が得られた 以下は実施例Iの分光データである。
2(異性体比=85/15):Rf=0.30(酢酸エチル);IR 2
900−3700(br.),3211,3063,2951,1676,1473,1392,134
0,1255,1213,1126,1097,1061,1020,993,947,920,733 cm
-11H NMR δ 8.45(br.s,0.85 H),7.73(br.s,0.1
5 H),4.83−4.87(m,0.85 H),3.90−4.03(m,4 H),
1.51−2.56 (4群の多重線、9.15 H);マススペクト
ル(m/z) 209(M+),123,86,正確な質量、計算値C11H
15NO3 209.1502,実測値209.1051. 2のN−ベンジル誘導体:(異性体比=70/30):Rf
0.46(ethyl acetate);IR 2949,2889,1668,1645,1496,
1454,1429,1396,1375,1286,1192,1145,1101,1061,1026,
947,698 cm-11H NMR δ 7.13−7.32(m,5H),5.41
(d,0.7 H,J=16.1 Hz),4.84−4.87(m.1.3 H),4.50
(d.0.7 H,J=16.1 Hz),3.91−4.03(m,4 H),1.58−
2.81(4群の多重線,9.3 H);マススペクトル(m/z)
299(M+),213,185,91,正確な質量、計算値C18H21NO3 2
99.1521,実測値299.1521. ピリジン3のN−ベンジル誘導体:Rf=0.17(酢酸エチ
ル);IR 2957,2887,1664,1593,1545,1496,1454,1419,13
98,1373,1269,1228,1207,1167,1113,1062,1028,947,86
2,827,733,702 cm-11H NMR δ 7.06−7.34(m,6
H),6.57(d,1H,J=9.3 Hz),5.34(s 2 H),3.97−4.0
2(m,4 H),2.80(t,2 H,J=6.6 Hz),2.73(s,2 H),
1.83(t,2H,J=6.7 Hz);マススペクトル(m/z) 297
(M+),206,134,91,正確な質量、計算値C18H19NO3 297.
1365,実測値297.1364. 3:mp=250℃以上で分解、IR 2930,1639,1620,1554,150
6,1464,1446,1379,1269,1130,1097,1061,1014,949,837,
696 cm-11H NMR δ 12.56(br.s,1 H),7.14(d,1
H,J=9.3 Hz),6.40(d,1 H,J=9.3 Hz),4.02(s,4
H),2.89(t,2 H,J=6.6 Hz),2.71(s,2 H),1.93(t,
2H,J=6.6 Hz),13C NMR δ 165.0,143.4,141,8,11
7.3,111.9,107.3,64.6,36.2,30.1,25.7;マススペクトル
(m/z) 207(M+),164,134,86,69,57,正確な質量、計
算値C11H13NO3 207.0895,実測値207.0896. 4:mp=77.5−78.5℃;Rf=0.48(ヘキサン中40%酢酸エ
チル);IR 2942,2885,1601,1581,1478,1466,1457,1429,
1420,1313,1295,1120,1094,1061,1032,1018,947,817 cm
-11H NMR δ 7.22(d,1 H,J=8.3 Hz),6.52(d,1
H,J=8.3 Hz),4.03(s,4 H),3.88(s,3 H),3.01(t,
2 H,J=6.8 Hz),2.89(s,2 H),2.01(t,2H,J=6.8 H
z),;マススペクトル(m/z) 221(M+),148,134,64,正
確な質量、計算値C12H15NO3 221.1052,実測値221.1053. 4から誘導されたケトン:Rf=0.44(ヘキサン中40%酢
酸エチル);IR 2945,2916,2891,1712,1604,1582,1482,1
430,1337,1318,1309,1296,1267,1195,1188,1182,1166,1
108,1032,859,825 cm-11H NMR δ 7.30(d,1 H,J=
8.3 Hz),6.61(d,1 H,J=8.3 Hz),3.93(s,3 H),3.5
1(s,2 H),3.16(t,2H,J=6.9 Hz),2.66(t,2 H,J=
6.9 Hz);13C NMR δ 209.4,162.7,153.5,138.8,12
0.2,108.8,53.4,42.5,38.0,30.9;マススペクトル(m/
z) 177(M+),162,148,106,正確な質量、計算値C10H11
NO2 177.0790,実測値177.0790. 5:Rf=0.33(ヘキサン中20%酢酸エチル);IR 2954,289
5,2837,1641,1603,1568,1477,1448,1427,1317,1263,122
6,1116,1059,1035,1016,941,918,825,785,640,625 c
m-11H NMR δ 13.16(s,1 H),7.90(d,1 H,J=8.7
Hz),6.56(d,1 H,J=8.7 Hz),3.91(s,3 H),3.90
(s,3 H),2.94(t,2 H,J=8.7 Hz),6.56(d,1 H,J=
8.7 Hz),3.91(s,3H),3.90(s,3 H),2.94(t,2 H,J
=7.8 Hz),6.56(d,1 H,J=8.7 Hz),3.91(s,3 H),
3.90(s,3 H),2.94(t,2 H,J=7.8 Hz),2.63(t,2H,J
=7.8 Hz);13C NMR δ 176.7,171.9,161.1,151.1,1
36.1,119.8,107.2,98.2,53.3,51.7,29.9,29.0;マススペ
クトル(m/z) 235(M+),203,148,正確な質量、計算値
C12H13NO4 235.0845,実測値235.0845. 6:Rf=0.30−0.35(ヘキサン中40%酢酸エチル);IR 31
00−3600(br),2953,1743,1603,1576,1481,1423,1325,
1269,1155,1118,1078,1034,983,827,758 cm-11H NMR
(one of the isomers)δ 7.02(d,1 H,J=8.6 Hz),
6.60(d,1 H,J=8.6 Hz),3.91(s,3 H),3.81(s,3
H),3.62−3.69(m,2 H),3.03−3.25(m,2H),2.23(b
r.s,−OH),1.98−2.04(m,2 H),1.48−1.59(m,1H),
1.03(d,3 H,J=6.4 Hz),マススペクトル(m/z) 305
(M+),273,248,188,55,正確な質量、計算値C16H19NO5
305.1263,実測値305.1264. 7:Rf=0.27(ヘキサン中20%酢酸エチル);IR 2947,174
5,1603,1576,1479,1423,1327,1263,1194,1138,1111,108
2,1024,831 cm-11H NMR(500 MHz) δ 7.11(d,1
H,J=8.6 Hz),6.62(d,1 H,J=8.6 Hz),5.42−5.43
(m,1 H),3.92(s,3 H),3.76(s,3 H),3.36−3.42
(m,2 H),3.18(d,1H,J=18.2 Hz),3.15(m,1 H),2.
13(d,1H,J=17.5 Hz)1.60(s,3 H),13C NMR δ 2
07.5,171.4,163.2,150.7,137.7,133.6,126.4,123,8,10
9.6,60.1,53.4,5,2.7,46.9,46.0,40.4,22.3;マススペク
トル(m/z) 287(M+),255,228,200,184,正確な質量、
計算値C16H17NO4 287.1158,実測値287.1157. 8(z−オレフィン);Rf=0.39(ヘキサン中20%酢酸
エチル);IR 2909,1732,1601,1578,1558,1475,1423,132
1,1252,1205,1151,1111,1086,1030,1003,902,827,735,6
38 cm-11H NMR δ 7.09(d,1 H,J=8.5 Hz),6.54
(d,1 H,J=8.6 Hz),5.51(q,1 H,J=7.3 Hz),5.40−
5.42(m,1 H),3.89(s,3 H),3.71(s,3 H),2.99−3.
19(m,3 H),2.81(d,1 H,J=16.5 Hz);2.21(d,1 H,J
=17.0 Hz),1.57(s,3 H),1.51(d,1 H,J=16.5 H
z);2.21(d,1 H,J=17.0 Hz),1.57(s,3 H),1.51
(d,3 H,J=7.3 Hz);マススペクトル(m/z) 299
(M+),240,57,正確な質量、計算値C18H21NO3 299.152
1,実測値299.1521. 9からの酸:Rf=0.39(酢酸エチル);IR 2500−3500
(br),2932,2594,1705,1599,1578,1477,1423,1379,132
3,1269,1128,1111,1076,1030,956,908,823,777,760,73
5,681,646 cm-11H NMR δ 7.25(d,1 H,J=8.5 H
z),6.57(d,1 H,J=8.5 Hz),5.40−5.42(m,1 H),5.
31(q,1 H,J=6.7 Hz),3.89 3.89(s,3 H),3.62(m,1
H),2.84−3.12(m,3 H),2.18(d,1 H,J=17.0 Hz);
2.74(d,3 H,J=6.8 Hz),1.54(s,3 H),2.18(d,1 H,
J=17.0 Hz);2.74(d,3 H,J=6.8 Hz),1.54(s,3
H);マススペクトル(m/z) 285(M+),240,84,正確な
質量、計算値C17H19NO3 285.1365,実測値285.1365. 10:Rf=0.15(ヘキサン中20%酢酸エチル);IR 3331(b
r),2930,1716,1597,1581,1558,1522,1475,1421,1321,1
304,1257,1103,1068,1032,914,827,777,733 cm-11H N
MR δ 7.56(d,1 H,J=8.6 Hz),6.55(d,1 H,J=8.6
Hz),5.54−5.56(m,1 H),5.36(q,1 H,J=6.8 Hz),
4.98(s,−NH),3.88(s,3 H),3.66(br.s,1 H),3.62
(s,3 H)3.07(br.d,1 H,J=17.4 Hz),2.82(dd,1 H,
J=16.7,1.6 Hz),2.57(br.d,1 H,J=15 Hz),2.23
(d,1 H,J=15.6 Hz),1.72(d,3 H,J=6.8 Hz),1.51
(s,3 H);マススペクトル314(M+),224,84,69,正確
な質量、計算値C18H22N2O3 314.1630,実測値314.1630. 合成ヒュペルジン−A:Rf=0.10(塩基性SiO2,CHCl3
アセトン−MeOH:50/45/5);IR 3277,2928,1655,1616,15
58,1458,1406,1377,1306,1174,1118,912,833,769,731,6
59 cm-11H NMR δ 12.42(br.s,ピリドン−NH),7.
90(d,1 H,J=9.3 Hz),6.42(d,1 H,J=9.6 Hz),5.49
(q,1 H,J=6.7 Hz),5.42(m,1 H),3.61(m,1 H),2.
89(dd,1 H,J=16.8,5.1 Hz),2.70(d,1 H,J=15.9 H
z),2.14(br.s,2 H),1.68(d,3 H,J=6.6 Hz),1.61
(br.s,−NH2),1.55(s,3 H);マススペクトル(m/
z) 242(M+),227,187,57,正確な質量、計算値C15H18N
2O 242.1419,実測値242.1419. 6.2実施例II ヒュペルジンAおよびヒュペルジンAの1−炭素類似体
の生物活性 天然ヒュペルジンAおよび合成ラセミヒュペルジン
A、ならびにプロピリデン化合物(一般式IV、▲R3 4
=▲R4 4▼=CH3、▲R5 4▼=▲R6 4▼=▲R7 4▼=H、n
=1、p=0、炭素8と炭素15の間に二重結合を有す
る)(これはヒュペルジンAの1−炭素類似体である)
のコリンエステラーゼ酵素阻害能力を測定した。
方法 ラットを断頭により殺し、脳を素早く摘出した。皮質
をGlowinskiおよびIversenの方法により氷の上で切開し
た。(J.Neurochem.13,655(1966)を参照のこと)。試
料を氷冷0.32M スクロース中でホモジナイズした。ホ
モジネートを1000×gで10分間遠心分離して細胞核およ
び重い細胞屑を除去した。次に上清を吸引し、再度20分
間遠心(12000×g)してシナプトソームおよびミトコ
ンドリアを含有するペレット(WhittakerのP2画分)を
形成させた。E.G.Grayら、J.Anatomy,96,70(1962)を
参照のこと。このペレットを0.32Mスクロース中に再懸
濁させた。このシナプトソームに富む画分の一部を、氷
冷pH7.4クレブス−リンゲル培地に3通りで添加した。
アセチルコリンエステラーゼのアッセイをJohnsonお
よびRussellの方法により行った。C.D.Johnsonら、Ana
l.Biochem.,64,229(1978)を参照のこと。アセテート
部分中でラベルしたアセチルコリンを、内因性アセチル
コリンエステラーゼ酵素を含有する上記のシナプトソー
ムに富む画分の存在下室温で10分間インキュベートする
ことにより酵素的に加水分解した。反応はクロロ酢酸
(1.0M)、水酸化ナトリウム(0.5M)および塩化ナトリ
ウム(2.0M)を含有する“停止混合物”の反応バイアル
への添加により停止させた。トルエンに基づくシンチレ
ーション液体をバイアルに添加し、放出されたラベルさ
れたアセテートを有機相中に抽出した。これらの条件下
では、未加水分解のラベルされたアセチルコリンが少量
の水性反応容量中に抽出されないで残存し、このものか
らの崩壊のその弱いβ粒子は飛散してシチンレーターを
励起することはない。こうして、試料はアセチルコリン
エステラーゼによる試料の加水分解が起こっている同じ
反応バイアル中で直接計数できる。
コリンエステラーゼ活性の阻害は広範囲の濃度(10-9
〜10-3M)の存在下で3通りで概算した。
結果 結果を表Iに示す。
表Iに示されるように、合成ラセミヒュペルジンAは
6×10-7MのIC50を有していた。これは天然ヒュペルジ
ンAのIC50値(10-7M)に非常に近似していた。また、
1−炭素類似体はコリンエステラーゼ酵素を阻害した
が、ヒュペルジンAよりも程度が小さかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジィア,ヤン アメリカ合衆国 メリーランド州 21227,バルチモア,アパートメント エー,ウェストランド ブルバード 4743 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 221/06 C07D 221/16 A61K 31/435 WPIL(DERWENT)

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式I: を有する橋状融合環ピリジンを合成するにあたり、 (A)一般式II: を有する融合環ピリジンを、pKa約11〜約20を有するア
    ミン塩基触媒を含有する適当な溶媒中で一般式III: を有する不飽和炭素橋と接触させて一般式Iを有する橋
    状融合環ピリジンを形成させることを含んでなる方法、
    ここで上式中 ▲R1 1▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルコキ
    シからなる群から選択され、 ▲R2 1▼はC1−C8直鎖状または分枝状アルキルからなる
    群から選択され、 ▲R3 2▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、 ▲R1 3▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルコキ
    シからなる群から選択され、 ▲R2 3▼はC1−C8直鎖状または分枝状アルキルからなる
    群から選択され、 ▲R3 3▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、 n1は0−4の整数であり、そして n2は0−4の整数である、 但し▲R2 1▼=▲R2 3▼;▲R1 1▼=▲R1 3▼;▲R3 2▼=
    ▲R3 3▼そしてn1=n2であるものとする。
  2. 【請求項2】アミン塩基触媒のpKaが約14である請求の
    範囲1記載の方法。
  3. 【請求項3】アミン塩基触媒が1,1,3,3−テトラメチル
    グアニジンおよびジアザビシクロウンデセンからなる群
    から選択される請求の範囲1記載の方法。
  4. 【請求項4】塩基触媒が1,1,3,3−テトラメチルグアニ
    ジンである請求の範囲3記載の方法。
  5. 【請求項5】前記適当な溶媒が極性溶媒である請求の範
    囲1記載の方法。
  6. 【請求項6】前記極性溶媒が極性非プロトン性溶媒であ
    る請求の範囲5記載の方法。
  7. 【請求項7】 ▲R1 1▼がOCH3であり、 ▲R2 1▼がCH3であり、 ▲R3 2▼がCH3であり、 ▲R1 3▼がOCH3であり、 ▲R2 3▼がCH3であり、 ▲R3 3▼がCH3であり、 n1が1であり、そして n2が1である、 請求の範囲1記載の方法。
  8. 【請求項8】一般式IVの化合物: (式中、 ▲R3 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、 ▲R4 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、 ▲R5 4▼はHであり、 ▲R6 4▼はHであり、 ▲R7 4▼はHであり、 n3は0−4の整数であり、 pは0または1であり、 は炭素14と15の間または炭素8と15の間の二重結合を表
    わす) を合成する方法であって、一般式Vの化合物をヨードト
    リメチルシランと接触させて一般式IVの化合物を得るこ
    とを含んでなる前記方法: (式中、 ▲R1 5▼はC1−C8直鎖状または分枝状アルコキシからな
    る群から選択され、 ▲R3 5▼=▲R3 4▼であり、 ▲R4 5▼=▲R4 4▼であり、 ▲R5 5▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、 ▲R6 5▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、 n4=n3であり、 pは0または1であり、 は炭素14と15の間または炭素8と15の間の二重結合を表
    わす)。
  9. 【請求項9】 ▲R3 4▼がCH3であり、 ▲R4 4▼がCH3であり、 ▲R5 4▼がHであり、 ▲R6 4▼がHであり、 ▲R7 4▼がHであり、 n3が1であり、 pが0であり、そして が炭素8と15の間の二重結合を表わす、請求の範囲8記
    載の方法。
  10. 【請求項10】一般式IVがE−立体異性体である請求の
    範囲9記載の方法。
  11. 【請求項11】一般式I: (式中、 ▲R1 3▼ はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルコキシからな
    る群から選択され、 ▲R2 3▼はC1−C8直鎖状または分枝状アルキルであり、 ▲R3 3▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、そして n2は0−4の整数である)を有する化合物。
  12. 【請求項12】 ▲R1 3▼がC1−C8直鎖状または分枝状アルコキシである
    請求の範囲11記載の化合物。
  13. 【請求項13】 ▲R1 3▼がOCH3であり、 ▲R2 3▼がCH3であり、 ▲R3 3▼がCH3であり、そしてn2が1である、 請求の範囲12記載の化合物。
  14. 【請求項14】一般式II: (式中、 ▲R1 1▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルコキ
    シからなる群から選択され、 ▲R2 1▼はC1−C8直鎖状または分枝状アルキルであり、
    そしてn1は0−4の整数である)を有する化合物。
  15. 【請求項15】 ▲R1 1▼がC1−C8直鎖状または分枝状アルコキシである
    請求の範囲14記載の化合物。
  16. 【請求項16】 ▲R1 1▼がOCH3であり、 ▲R2 1▼がCH3であり、そして n1が1である、 請求の範囲15記載の化合物。
  17. 【請求項17】一般式IVを有する化合物、すなわち ここで式中、 ▲R3 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、 ▲R4 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、 ▲R5 4▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、 ▲R6 4はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキルか
    らなる群から選択され、 ▲R7 4はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキルか
    らなる群から選択され、 n3は0−4の整数であり、 pは0または1であり、 は炭素14と15の間または炭素数8と15の間の二重結合を
    表わす、 但しn3が1でありそして ▲R3 4▼および▲R4 4▼がCH3である場合は i. ▲R5 4▼、▲R6 4▼および▲R7 4▼のそれぞれはHではな
    く、 ii. ▲R5 4▼はCH3ではなく、そして▲R4 4▼および▲R7 4▼の
    それぞれはHではなく、 iii. ▲R5 4▼および▲R6 4▼のそれぞれはCH3ではなくそして
    ▲R7 4▼はHではなく、そして iv. ▲R5 4▼、▲R6 4▼および▲R7 4▼のそれぞれはCH3ではな
    いものとする。
  18. 【請求項18】請求の範囲17記載の式IVの化合物の1種
    またはそれ以上の、哺乳動物におけるコリンエステラー
    ゼ酵素を阻害するのに治療上有効な量および製剤上受容
    しうる担体を含有する医薬組成物。
  19. 【請求項19】一般式Vを有する化合物、すなわち 式中、 ▲R1 5▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルコキ
    シからなる群から選択され、 ▲R3 5▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、 ▲R4 5▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、 ▲R5 5▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、 ▲R6 5▼はHおよびC1−C8直鎖状または分枝状アルキル
    からなる群から選択され、 n4は0−4の整数でり、 pは0または1であり、 は炭素14と15の間または炭素8と15の間の二重結合を表
    わす。
  20. 【請求項20】 ▲R1 5▼がOCH3であり、 ▲R3 5▼がCH3であり、 ▲R4 4▼がCH3であり、 ▲R5 5▼がHであり、 ▲R6 5▼がHであり、 n4が1であり、 pが0であり、そして が炭素8と15の間の二重結合を表わす請求の範囲19記載
    の化合物。
  21. 【請求項21】E−立体異性体である請求の範囲20記載
    の化合物。
  22. 【請求項22】構造: で表される相対的な立体化学を有するラセミシュペルジ
    ンA。
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