JP2932603B2 - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はズームレンズに関し、特に物体側のレンズ群
以外の比較的軽量小型のレンズ群でフォーカスを行うよ
うにした所謂インナーフォーカス方式を用いた広角端で
の撮影画角が約113度と広画角の変倍比1.5程度の一眼レ
フレックスカメラ、ビデオカメラ、そしてスチルビデオ
カメラ等に好適なズームレンズに関するものである。
(従来の技術) 従来より広画角のズームレンズとして物体側から順に
負の屈折力の第1群と正の屈折力の第2群の2つのレン
ズ群から成り、双方のレンズ群を移動させて変倍を行っ
た所謂2群ズームレンズがあり、例えば特開昭49−2548
号公報や特公昭49−29146号公報等で種々と提案されて
いる。
又広画角の2群ズームレンズにおいて負の屈折力の第
1群を2つのレンズ群に分けて双方のレンズ群を異なる
速度で移動させてフォーカスを行う所謂フローティング
を利用した2群ズームレンズが、例えば特開昭52−2623
6号公報や特開昭61−116315号公報等で提案されてい
る。
この他物体側より順に正の屈折力の第1群、変倍用の
負の屈折力の第2群、変倍に伴う像面変動を補正する第
3群、そして固定の正の屈折力の第4群の4つのレンズ
群から成る所謂4群ズームレンズにおいて正の屈折力の
第1群を正と負の屈折力の2つのレンズ群に分け、この
うち像面側のレンズ群でフォーカスを行った望遠型のズ
ームレンズが例えば特開昭59−15214号公報で提案され
ている。
(発明が解決しようとする問題点) 一般に物体側の第1群以外のレンズ群でフォーカスを
行う、インナーフォーカス方式はフォーカス用のレンズ
群が小型計量となる為、例えば自動焦点検出装置を有し
たカメラに適用したとき合焦操作が迅速に行なえるとい
う特長がある。
広画角用に設計された前述した2群ズームレンズにお
いて負の屈折力の第1群でフォーカスを行うと、特に非
点収差の変動が大きくなってくる。この為前述の特開昭
52−26236号公報等では負の屈折力の第1群を2つのレ
ンズ群に分割し、双方のレンズ群の移動速度を変えてフ
ォーカスを行う、フローティング方式を利用して非点収
差の変動を補正している。
しかしながら撮影画角100度以上の超広画角のズーム
レンズになると最も物体側のレンズ面に入射する軸外光
東の光軸からの高さが高くなりこのときの入射高さがフ
ォーカスに際して大きく変化する為フローティングを行
っても収差変動を良好に補正するのが難しいという問題
点が生じてくる。又フローティング方式は2つのレンズ
群を異なる速度で移動させる為、レンズ鏡筒構造が複雑
となり、例えば自動焦点検出装置を用いたカメラに適用
した場合の負荷が大きくなるという問題点があった。
この他超広画角になると物体側のレンズ有効径も大き
くなりレンズ重量も増大してくるという問題点があっ
た。
本発明は適切に設定した2群ズームレンズにおいて、
物体側のレンズ群以外の小型軽量のレンズ群を用いてフ
ォーカスを行うことにより、例えば自動焦点検出装置を
有したカメラに適用したとき合焦操作が迅速に行え、し
かもフォーカスの際の収差変動が少ない高い光学性能を
有した広角端での撮影画角が113度、変倍比1.5程度の超
広画角ズームレンズの提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明のズームレンズは、物体側から順に負の屈折力
の第1群と正の屈折力の第2群の2つのレンズ群を有
し、双方のレンズ群を光軸上移動させて変倍を行うズー
ムレンズにおいて、該第1群は負の屈折力の第11群と負
の屈折力の第12群とから成り、フォーカスの際、該第11
群を固定し、該第12群を光軸上移動させ、該第11群と第
12群の焦点距離を各々f11,f12としたとき |f12|<|f11| ……(1) なる条件を満足することを特徴としている。
この他本発明では、広角端における全系の焦点距離を
fw、広角端におけるバックフォーカスをBFとしたとき 1.5<|f12/fw|<3 ……(2) 2・fw<BF ……(3) なる条件を満足することを特徴としている。
(実施例) 第1〜第3図は本発明の数値実施例1〜3のレンズ断
面図である。図中(A)は広角端、(B)は中間、
(C)は望遠端のズーム位置を示す。
Iは負の屈折力の第1群で、負の屈折力の第11群I−
1と負の屈折力の第12群I−2の2つのレンズ群を有し
ている。IIは正の屈折力の第2群、SPは絞りであり、第
2群中に配置されている。
本実施例では負の屈折力の第1群と正の屈折力の第2
群の双方のレンズ群を空気間隔を縮小させながら光軸上
移動させて広角端から望遠端への変倍を行っている。又
第1群中の像面側の負の屈折力のレンズ群I−2を光軸
上像面側へ移動させて無限遠物体から近距離物体へのフ
ォーカスを行っている。又このようなレンズ構成のもと
で軸外光東が光軸から最も高い位置に入射する第11群を
フォーカスの際固定とし、第1群中の比較的レンズ外径
の小さい小型軽量の第12レンズ群を用いてフォーカスを
行うことにより、フォーカスの際の収差変動、例えば非
点収差や歪曲収差等の変動を少なくし、かつ合焦操作の
迅速化を容易にしている。
そしてフォーカスの際の収差変動を更に良好に補正す
る為に各レンズ群を条件式(1)〜(3)を満足するよ
うにしている。
条件式(1)は第1群中の負の屈折力の第11群と同じ
く負の屈折力の第12群の焦点距離の長短関係に関し、条
件式(2)は第12群の屈折力と広角端における全系の屈
折力との比に関するものである。条件式(1)は全体と
して負の屈折力の第1群の屈折力の分担比を適切に設定
し、又条件式(2)は全系に対する第12群の屈折力を適
切に設定することによりレンズ系全体の小型化を図りつ
つ第12群でフォーカスを行ったときの収差変動をフロー
ティングを利用したのと同程度に良好に補正する為のも
のである。
条件式(1)を外れてフォーカス用の第12群の屈折力
がフォーカスの際に固定の第11群に比べて弱くなるとフ
ォーカスの際の非点収差や歪曲収差を良好に補正するの
が難しくなってくる。
条件式(2)の下限値を越えて第12群の屈折力が強く
なりすぎるとフォーカスの際の非点収差等の諸収差の発
生が多くなりフローティングと等価の光学性能を得るの
が難しくなってくる。又条件式(2)の上限値を越えて
第12群の屈折力が弱くなりすぎるとフォーカスの際の第
12群の移動量が多くなりレンズ全長が増大するとともに
第11群を絞りよりも遠くの位置に配置せねばならず軸外
光東を十分確保する為に第11群のレンズ有効径が増大し
てくるので良くない。
条件式(3)は広角端におけるバックフォーカスBFの
長さが広角端の焦点距離fwに比べて2倍以上となるよう
に各要素、例えば第1群の負の屈折力と第2群の正の屈
折力、そして主点間隔等の光学要素を適切に設定し、レ
ンズ系の後方にクイックリターンミラーや各種のプリズ
ムやフィルター等を配置することが出来るようにする為
のものである。
この他本発明において比較的単純なレンズ構成におい
て主に基準となる物体距離での非点収差と歪曲収差、特
に樽型の歪曲収差を良好に補正するには前記第11群は物
体側から順に物体側に凸面を向けたメニスカス状の負レ
ンズと物体側に凸面を向けた正レンズを有し、該正レン
ズの物体側のレンズ面、又は/及び該負レンズの物体側
のレンズ面にレンズ周辺部にいくに従い正の屈折力が強
まる形状の非球面を施すのが良い。
次に本発明の数値実施例を示す。数値実施例において
Riは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径、Di
は物体側より第i番目のレンズ厚及び空気間隔、Niとν
iは各々物体側より順に第i番目のレンズのガラスの屈
折率とアッベ数である。
非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH
軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、A、B、
C、D、Eを各々非球面係数としたとき なる式で表わしている。
(発明の効果) 本発明によれば負の屈折力の第1群と正の屈折力の第
2群より成り、双方のレンズ群を移動させて変倍を行う
2群ズームレンズにおいて第1群を負の屈折力の2つの
レンズ群に分け、このうち像面側の小型軽量の負の屈折
力の第12群を光軸上移動させてフォーカスを行うことに
より、又必要に応じて各レンズ構成を前述の如く特定す
ることにより、フォーカスの際の収差変動が少なく、物
体距離全般にわたり高い光学性能を有した、又自動焦点
検出装置を有したカメラに適用したときは合焦操作の高
速化を容易にした広角端の撮影面角が約113度と広画角
なズームレンズを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜第3図は各々本発明の数値実施例1〜3のレンズ
断面図、第4〜第6図は各々本発明の数値実施例1〜3
の諸収差図である。第1〜第6図において(A)は広角
端、(B)は中間、(C)は望遠端のズーム位置でのレ
ンズ断面図及び収差図を示す。 図中Iは第1群、IIは第2群、I−1は第11群、I−2
は第12群、dはd線、gはg線、S.Cは正弦条件、ΔM
はメリディオナル像面、ΔSはサジタル像面である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から順に負の屈折力の第1群と正の
    屈折力の第2群の2つのレンズ群を有し、双方のレンズ
    群を光軸上移動させて変倍を行うズームレンズにおい
    て、該第1群は負の屈折力の第11群と負の屈折力の第12
    群とから成り、フォーカスの際、該第11群を固定し、該
    第12群を光軸上移動させ、該第11群と第12群の焦点距離
    を各々f11,f12としたとき |f12|<|f11| なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 【請求項2】広角端における全系の焦点距離をfw、広角
    端におけるバックフォーカスをBFとしたとき 1.5<|f12/fw|<3 2・fw<BF なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載のズ
    ームレンズ。
  3. 【請求項3】前記第11群は物体側から順に物体側に凸面
    を向けたメニスカス状の負レンズと物体側に凸面を向け
    た正レンズを有し、該正レンズの物体側のレンズ面に又
    は/及び該負レンズの物体側のレンズ面にレンズ周辺部
    にいくに従い正の屈折力が強まる形状の非球面を施した
    ことを特徴とする請求項2記載のズームレンズ。
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