JP2930131B2 - 電気掃除機の吸込み口体 - Google Patents

電気掃除機の吸込み口体

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JP2930131B2
JP2930131B2 JP2324058A JP32405890A JP2930131B2 JP 2930131 B2 JP2930131 B2 JP 2930131B2 JP 2324058 A JP2324058 A JP 2324058A JP 32405890 A JP32405890 A JP 32405890A JP 2930131 B2 JP2930131 B2 JP 2930131B2
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周平 大本
穐夫 井口
俊彦 長島
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、吸込口本体を自走させる走行用ローラを備
えた電気掃除機の吸込口体に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の電気掃除機の吸込口体においては、回
転ブラシを走行方向に回転させて走行を補助するように
した構造が知られている。
また、例えば、特開昭63−197422号公報に記載されて
いるように、回転ブラシを吸込口本体の走行方向と逆方
向に回転させて被掃除面の単位面積当たりの回転ブラシ
のストローク回数が増し、集塵効率を高めるようにした
構造の電気掃除機の吸込口体が知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の回転ブラシを吸込口本体の走行
方向に回転させる構造の吸込口体では、自走機構に回転
ブラシを利用しているため、被掃除面がじゅうたんであ
る場合には吸込口本体の走行を助けることができても、
回転ブラシの引っ掛かりが少ない畳などの被掃除面など
では、吸込口本体の自走効率は低い問題を有している。
また、特開昭63−197422号公報に記載の構造の吸込口
体では、吸込口本体の走行方向と逆方向に回転ブラシが
回転されるため、吸込口本体を回転ブラシの回転に抗し
て走行方向に押動しなくてはならず、大きな操作力を必
要とする問題を有している。そこで、回転ブラシと走行
用ローラとをそれぞれ回転させる電動機などの駆動手段
を設ける構造が考えられるが、このような構造では、吸
込口本体にそれぞれの専用の電動機などの駆動手段を配
設するスペースを必要とし、吸込口本体が必要以上に大
きくなり、重量が大きく、小形化の障害となる問題を有
している。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、1つの
電動機により走行用ローラと回転ブラシとを簡単な構成
で容易に吸込口本体の走行方向に対して所定の方向にそ
れぞれ回転させるようにして、吸込口本体の小形化、軽
量化を可能とし、しかも、回転ブラシによる集塵効率を
高めることができる電気掃除機の吸込口体を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 請求項1記載の電気掃除機の吸込口体は、下面に吸込
口を開口した吸込室を有する吸込口本体と、この吸込口
本体の吸込口に臨ませて回転自在に支持されプーリを備
えた回転ブラシと、前記吸込口本体の下面に回転自在に
支持されプーリを備えた走行用ローラと、前記吸込口本
体の走行方向を検知する検知手段と、電動機と、この電
動機のプーリから一面側が前記回転ブラシのプーリに当
接し他面側が前記走行用ローラのプーリに当接し、前記
電動機からの駆動力を前記回転ブラシと前記走行用ロー
ラとに伝達し、前記検知手段にて検知される前記吸込口
体の走行方向に応じた方向に前記走行用ローラを回転さ
せるとともにこの走行用ローラと逆方向に前記回転ブラ
シを回転させる無端状のベルトとを具備し、前記電動機
は、出力軸およびこの出力軸に設けられたプーリを備え
前記検知手段にて検知される前記吸込口本体の走行方向
に応じて回転方向を切換えるものである。
請求項2記載の電気掃除機の吸込口体は、下面に吸込
口を開口した吸込室を有する吸込口本体と、この吸込口
本体の吸込口に臨ませて回転自在に支持されプーリを備
えた回転ブラシと、前記吸込口本体の下面に回転自在に
支持され歯車を備えた走行用ローラと、前記吸込口本体
の走行方向を検知する検知手段と、電動機とを具備し、
この電動機械は、出力軸およびこの出力軸の一端部に設
けられ前記回転ブラシのプーリとの間に無端状のベルト
が掛け渡されるプーリ、および、前記走行用ローラの歯
車に係合する歯車を備え、前記検知手段にて検知される
前記吸込口体の走行方向に応じた方向に前記走行用ロー
ラを回転させるとともにこの走行用ローラと逆方向に前
記回転ブラシを回転させるものである。
請求項3記載の電気掃除機の吸込口体は、下面に吸込
口を開口した吸込室を有する吸込口本体と、この吸込口
本体の吸込口に臨ませて回転自在に支持されプーリおよ
び歯車を備えた回転ブラシと、この回転ブラシに回転自
在に軸支されインターナル歯車を有した走行用ローラ
と、前記吸込口本体の走行方向を検知する検知手段と、
電動機と、この電動機の前記プーリおよび前記回転ブラ
シのプーリに掛け渡される無端状のベルトと、前記回転
ブラシの歯車および前記走行用ローラのインターナル歯
車にそれぞれ噛合い、前記検知手段にて検知される前記
吸込口体の走行方向と逆方向に前記回転ブラシを回転さ
せるとともに前記吸込口体の走行方向に応じた方向に前
記走行用ローラを回転させる歯車とを具備し、前記電動
機は、出力軸およびこの出力軸に設けられたプーリを備
え前記検知手段にて検知される前記吸込口本体の走行方
向に応じて回転方向を切換えるものである。
(作用) 請求項1記載の電気掃除機の吸込口体では、掃除時、
走行用ローラを被掃除面にて接地させた状態で、吸込口
本体を被掃除面上を走行させようとするとき、検知手段
にて検知された走行方向に応じて1つの電動機により走
行用ローラが走行方向に回転し、吸込口本体が円滑に走
行し、軽い操作力で操作できる。また、1つの電動機械
からの駆動力により無端状ベルトを掛け渡すのみの簡単
な構成で走行用ローラと回転ブラシとを吸込口本体の走
行方向に対して所定の方向にそれぞれ逆方向に回転させ
ることができるため、走行ローラに対して逆回転の回転
ブラシで被掃除面の塵埃を浮き上がらせて掻き込み、効
率よく掃除ができるとともに、吸込口本体内における電
動機の配設スペースを少なくでき、吸込口本体の小形
化、軽量化を図り、操作性を向上させる。
請求項2記載の電気掃除機の吸込口体では、掃除時、
走行用ローラを被掃除面にて接地させた状態で、吸込口
本体を掃除面上を走行させようとするとき、検知手段に
て検知された走行方向に応じて1つの電動機により走行
用ローラが走行方向に回転し、吸込口本体が円滑に走行
し、軽い操作力で操作できる。また、出力軸の一端部に
設けたプーリと回転ブラシのプーリとに無端ベルトを掛
け渡し、出力軸の他端部に設けた歯車を走行用ローラの
歯車に係合させるのみの簡単な構成で、1つの電動機か
らの駆動力により走行用ローラと回転ブラシとを吸込口
本体の走行方向に対して所定の方向にそれぞれ逆方向に
回転させることができるため、走行ローラに対して逆回
転の回転ブラシで被掃除面の塵埃を浮き上がらせて掻き
込み、効率よく掃除ができるとともに、吸込口本体内に
おける電動機の配設スペースを少なくでき、吸込口本体
の小形化、軽量化を図り、操作性を向上させる。
請求項3記載の電気掃除機の吸込口体では、掃除時、
走行用ローラを被掃除面にて接地させた状態で、吸込口
本体を被掃除面上を走行させようとするとき、検知手段
にて検知された走行方向に応じて1つの電動機により走
行用ローラが走行方向に回転し、吸込口本体が円滑に走
行し、軽い操作力で操作できる。また、回転ブラシの歯
車と回転ブラシに回転自在に軸支される走行用ローラの
インターナル歯車とにそれぞれ噛合う歯車を設け、回転
ブラシのプーリと出力軸のプーリとに無端ベルトを掛け
渡す簡単な構成で、1つの電動機からの駆動力により走
行用ローラと回転ブラシとを吸込口本体の走行方向に対
して所定の方向にそれぞれ逆方向に回転させることがで
きるため、走行ローラに対して逆回転の回転ブラシで被
掃除面の塵埃を浮き上がらせて掻き込み、効率よく掃除
ができるとともに、吸込口本体内における電動機の配設
スペースを少なくでき、吸込口本体の小形化、軽量化を
図り、操作性を向上させる。
(実施例) 次に、本発明の一実施例の構成を第1図ないし第4図
を参照して説明する。
第1図および第2図において、11は横長の吸込口本体
で、この吸込口本体11は、下部本体ケース12とこの下部
本体ケース12上に結合固定された上部本体ケース13とを
有している。そして、吸込口本体11内には、横長の吸込
室16が前側に区画形成されているとともに、電動機室17
と風路室18とが後部一側に区画形成されている。吸込室
16の下面には、吸込口20が開口されている。
また、吸込口本体11の後部中央には、連通管21が回動
軸22により所定角度上下回動自在に支持されている。こ
の連通管21は、前端部が風路室18内に回動自在に嵌合さ
れているとともに、後部が吸込口本体11から後側外方へ
突出しており、吸込室16のほぼ中央部に対向していて、
この吸込室16に風路室18を介して内部が連通している。
さらに、連通管21の後端部には、屈曲した接続管25の
前端部が同軸的かつ回動自在に嵌合されている。この接
続管25は、図示しない掃除機本体に接続されたホースに
延長管を介して着脱自在に接続され、吸込室16は、風路
室18、連通管21および接続管25、延長管およびホースを
介して掃除機本体内の集塵室に連通されるようになって
いる。
そして、第3図に示すように、連通管21の回動軸22を
回動自在に軸支する少なくとも一方の軸受23は、下面の
前後両側がそれぞれ前方および後方へ傾斜した傾斜面23
a,23bを有する三角形状に形成され、これら傾斜面23a,2
3bにそれぞれシート状の感圧素子26,27が貼り付けられ
て検知手段28を構成している。
また、軸受23を支持する支持壁24も、この軸受23の傾
斜面23a,23bにそれぞれ対向する傾斜面24a,24bが形成さ
れており、これら傾斜面24a,24bに両感圧素子26,27がそ
れぞれ当接されている。そして、これら感圧素子26,27
は、圧力を受けると電気的抵抗値が低下される。
また、吸込口本体11の吸込室16内には、回転ブラシ31
が軸受32により回転自在に支持され、また、この吸込口
本体11には回転ブラシ31の後部に位置して電動機室17の
前側で風路室18の両側に走行用ローラ33が回転軸34にて
回転自在に支持され、この走行用ローラ33は吸込口本体
11の下面に開口した開口部35から下方に突出されて被掃
除面に接触回転されるようになっている。
さらに、電動機室17内には、回転ブラシ31を回動駆動
する正逆切換回転される1つの電動機36が配設されてお
り、この電動機36の出力軸37に固定されたプーリ38、テ
ンションローラ39の下側、走行用ローラ40の回転軸34に
設けたプーリ41の上側、回転ブラシ31の端部に固定され
たプーリ42の下側を経て電動機36の出力軸37に固定され
たプーリ38とに駆動力伝達用の無端状のベルト43が掛け
渡されて伝達手段44が構成されている。この1つの伝達
手段44にて回転ブラシ31と走行用ローラ33が互いに逆方
向にそれぞれ回転される。
また、電動機36への給電の電線はホース、延長管およ
びホースを介して掃除機本体の制御部および電源部に接
続されている。
次に、電動機36を制御する駆動手段61の構成を第4図
を参照して説明する。
なお、この駆動手段61は吸込口本体11に内蔵されてい
る。
交流電流62に接続される電気掃除機本体に設けられた
整流回路63の両出力端間にホース、延長管を介して接続
される抵抗64,65とダイオード66,67と電界効果トランジ
スタ68,69との直列回路が一対接続されている。また、
両抵抗64,65およびダイオード66,67の直列回路に、npn
型トランジスタ71,72と電動機36とダイオード73,74との
直列回路がそれぞれ並列に接続されている。さらに、整
流回路63の正極出力端と両npn型トランジスタ71,72のベ
ースとの間に、それぞれpnp型トランジスタ75,76および
抵抗77,78が直列に接続されており、両pnp型トランジス
タ75,76のベースがそれぞれ抵抗64,65およびダイオード
66,67の中間点に抵抗79,80を介して接続されている。な
お、トランジスタ68,69,71,72とそれぞれ並列に保護用
のダイオード81,82,83,84が接続されている。
そして、一方の電界効果トランジスタ68がオンになる
と、ダイオード66に電流が流れて、一方のpnp型トラン
ジスタ75がオンになるとともに、一方のnpn型トランジ
スタ71がオンになり、このnpn型トランジスタ71から電
動機36を介してダイオード73へと電流が流れる。また、
他方の電界効果トランジスタ69がオンになると、ダイオ
ード67に電流が流れて、他方のpnp型トランジスタ76が
オンになるとともに、他方のnpn型トランジスタ72がオ
ンになり、このnpn型トランジスタ72から電動機36を介
してダイドーオ74へと電流が流れる。このように、電界
効果トランジスタ68,69のオン・オフにより、電動機36
に流れる電流が反転され、この電動機36が正逆転するよ
うになっている。そして、両電界効果トランジスタ68,6
9がともにオフになっていれば、電動機36は停止してい
る。
また、両感圧素子26,27が、吸込口本体11に外部から
加えられる前後方向の操作力を連通管21の回動軸22にお
いて検出する検知手段28を構成している。
92は検知制御手段で、この検知制御手段92は、検知手
段28からの信号を受けて、吸込口本体11に前向きの操作
力が加わったとき、走行用ローラ33を前進方向へ回転さ
せる信号を駆動手段61に送り、吸込口本体11に後向きの
操作力が加わったとき後走行用ローラ33を後退方向へ回
転させる信号を駆動手段61に送るものである。すなわ
ち、検知制御手段92は、両感圧素子26,27の抵抗値を比
較し、前側の感圧素子26の抵抗値のほうが小さいとき一
方の電界効果トランジスタ68のゲートに電圧を加えてこ
の電界効果トランジスタ68をオンさせ、後側の感圧素子
27の抵抗値のほうが小さいとき他方の電界効果トランジ
スタ69のゲートに電圧を加えてこの電界効果トランジス
タ69をオンさせるものである。なお、この検知制御手段
92は、感圧素子26,27の抵抗値から、これら感圧素子2
6、27が一定以上の圧力を受けたかどうかを判別し、一
定以上の圧力を受けたときのみ検知検知制御手段92を動
作させる。すなわち、この検知制御手段92は、感圧素子
26,27に加わる圧力が一定の圧力以下の場合、検知制御
手段92から駆動手段61への走行用ローラ33を回転させる
信号をオフして、両電界効果トランジスタ68,69がとも
にオフになるようにするものである。
次に、本実施例の作用について説明する。
掃除にあたっては、掃除機本体にホースを介して接続
された延長管の先端部を接続管25に接続する。そのうえ
で、ホースの延長管側の端部を把持して、電動機36を駆
動させると、ベルト43によって走行用ローラ33が接地し
た状態で回転されるとともに回転ブラシ31が走行用ロー
ラ33と逆方向に回転し、吸込口本体11は被掃除面上で走
行用ローラ33の回転で前方への走行が助成される。この
とき、吸込口本体11に対して連通管21が上下方向に回動
するとともに、この連通管21に対して屈曲した接続管25
が円周方向に回動することにより、吸込口20が被掃除面
に対向した状態が容易に保たれる。また、回転ブラシ31
によりじゅうたんなどの被掃除面から塵埃を浮き上がら
せて掻き出す。そして、掃除機本体内に設けられた電動
送風機の駆動により、塵埃が吸込口本体11の吸込口20か
ら吸込室16内に吸込まれ、封路室18、連通管21、接続管
25、延長管およびホースを介して、掃除機本体の集塵室
内に導かれる。
吸込口本体11を被掃除面上で前方に走行させようとす
るとき、第3図に矢印F1で示すように、ホースの延長管
側の端部を前へ押す力は、連通管21、接続管25からその
回動軸22を介して軸受23に伝わり、さらに、矢印F2で示
すように、この軸受23から前側の感圧素子26を介して吸
込口本体11に伝達される。この吸込口本体11には被掃除
面から摩擦抵抗が加わるので、前述のようにして操作力
の少なくとも一部は、前側の感圧素子26に圧力として加
わる。その結果、この圧力に応じて、前側の感圧素子26
の抵抗値が減少する。一方、吸込口本体11を後方に走行
させようとするとき、逆に、矢印F3で示すように、後方
へ引く力は、矢印F4で示すように、後側の感圧素子27に
圧力として加わる。その結果、この圧力に応じて、後側
の感圧素子27の抵抗値が減少する。
そして、じゅうたんなどの走行性の悪い床面すなわち
吸込口本体11の走行に対する抵抗が大きい被掃除面で
は、吸込口本体11に対して加える前後方向の操作力が大
きくなる。その結果、感圧素子26,27に加わる圧力も大
きくなるが、この圧力に対応する感圧素子26,27の抵抗
値が減少してある設定値以下になると、検知手段28から
の信号に応じて、検知制御手段92が駆動手段61の電動機
36の回転方向を制御する。すなわち、吸込口本体11に前
向きの操作力が加えられているときには、前側の感圧素
子26の抵抗値が後側の感圧素子27の抵抗値よりも低いの
で、電界効果トランジスタ68のベースに電圧が加えられ
て、この電界効果トランジスタ68がオンになるととも
に、これに連動してトランジスタ71,75がオンになり、
電動機36が正転する。したがって、この電動機36により
走行用ローラ33は前進方向へ回転駆動され、これにより
吸込口本体11が前進するとともに回転ブラシ31は反転回
動される。一方、吸込口本体11に後向きの操作力が加え
られているときには、前側の感圧素子26の抵抗値よりも
後側の感圧素子27の抵抗値が低いので、電界効果トラン
ジスタ69のベースに電圧が加えられて、この電界効果ト
ランジスタ69がオンになるとともに、これに連動してト
ランジスタ72,76がオンになり、電動機36が逆転駆動
し、走行用ローラ33は逆に後退方向へ回転駆動され、吸
込口本体11が後退するとともに回転ブラシ31は走行用ロ
ーラ33と逆方向に回転される。
以上のように、掃除時、走行用ローラ33を被掃除面に
て接地させた状態で、吸込口本体11を被掃除面上で走行
させようとするとき、検知手段28にて検知された走行方
向に応じて1つの電動機36により走行用ローラ33が走行
方向に回転され吸込口本体11は円滑に走行され、軽い操
作力で操作できるとともに走行方向に対して逆方向に回
転される回転ブラシ31で被掃除面の塵埃を浮き上がらせ
て掻き込むことができ、効率よく掃除ができる。しか
も、伝達手段44により吸込口本体11の走行方向に応じた
方向に走行用ローラ33を回転させるとともにこの走行用
ローラ33と逆方向に回転ブラシ31を回転させるため、回
転ブラシ31による集塵効率を高めることができる。
次に、他の実施例の構成を第5図を参照して説明す
る。
前記実施例では、伝達手段44は、電動機36に出力軸37
のプーリ38、テンションローラ39、走行用ローラ33の回
転軸34のプーリ41および回転ブラシ31のプーリ42に順次
ラベル43を懸回した構造としたが、伝達手段44は電動機
36の出力軸37の一端側に設けたプーリ38と回転ブラシ31
のプーリ42とにベルト43を懸回し、電動機36の出力軸37
の他端側に反転歯車機械を介して設けた出力軸46の歯車
47と走行用ローラ33に設けた歯車48とを噛合し、2つの
伝達手段44,44にて走行用ローラ33と回転ブラシ31とを
それぞれ電動機36に運動させることができる。この構造
において、走行用ローラ33の歯車48の径を回転ブラシ31
の径より大きくするとともに走行用ローラ33の径を回転
ブラシ31の径より小さくすることによって回転ブラシ31
より走行用ローラ33が被掃除面に対する力を大きくし、
走行方向に対する力を大きくし、走行性を大きくするこ
とができる。
次に、さらに他の実施例の構成を第6図ないし第8図
を参照して説明する。
回転ブラシ31のプーリ42と電動機36の出力軸37のプー
リ38とにベルト43を懸回し、回転ブラシ31の両端に走行
用ローラ33をそれぞれ回転自在に支持し、回転ブラシ31
に同軸に設けた歯車51と走行用ローラ33に同軸上に設け
たインターナル歯車52とに回転ブラシ31に回転自在に取
付けた複数の歯車53をそれぞれ噛合わせる。
この構成では、電動機36の駆動でベルト43を介して回
転ブラシ31が回転され、この回転ブラシ31の回転で回転
される歯車51に歯車53を介して噛合わせたインターナル
歯車52が回転ブラシ31と逆方向に回転され、走行用ロー
ラ33が吸込口本体11の走行方向に回転し、回転ブラシ31
は走行方向と逆方向に回転される。
(発明の効果) 請求項1記載の電気掃除機の吸込口体によれば、1つ
の電動機により走行用ローラと回転ブラシとを無端状の
ベルトを掛け渡す簡単な構成で吸込口本体の走行方向に
対して所定の方向にそれぞれ逆方向に回転させることが
できるため、吸込口本体内における電動機の配設スペー
スを少なくでき、吸込口本体の小形化、軽量化を図れて
操作性を向上できるとともに、走行用ローラと逆方向に
回転ブラシによる集塵効率を高めることができる。
請求項2記載の電気掃除機の吸込口体によれば、1つ
の電動機により走行用ローラと回転ブラシとを、電動機
の出力軸の一端に無端状のベルトを掛け渡し、他端に歯
車を係合させる簡単な構成で吸込口本体の走行方向に対
して所定の方向にそれぞれ逆方向に回転させることがで
きるため、吸込口本体内における電動機の配設スペース
を少なくでき、吸込口本体の小形化、軽量化を図れて操
作性を向上できるとともに、走行用ローラと逆方向に回
転ブラシによる集塵効率を高めることができる。
請求項3記載の電気掃除機の吸込口体によれば、1つ
の電動機により、走行用ローラと回転ブラシとを電動機
および回転ブラシを無端状のベルトで掛け渡し、回転ブ
ラシと走行用ローラとにそれぞれ歯車を噛合わせる簡単
な構成で吸込口本体の走行方向に対して所定の方向にそ
れぞれ逆方向に回転させることができるため、吸込口本
体内における電動機の配設スペースを少なくでき、吸込
口本体の小形化、軽量化を図れて操作性を向上できると
ともに、走行用ローラと逆方向に回転ブラシによる集塵
効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電気掃除機の吸込口体
の上カバーを取外した状態の平面図、第2図は同上縦断
面図、第3図は同上検知手段の傾斜図、第4図は同上回
路図、第5図は本発明の他の実施例を示す伝達手段の斜
視図、第6図は本発明のさらに他の実施例を示す吸込口
体の一部を切欠いた平面図、第7図は同上回転ブラシと
走行用ローラとの伝達手段を示す斜視図、第8図は同上
回転ブラシと走行用ローラとの斜視図である。 11……吸込口本体、16……吸込室、20……吸込口、28…
…検知手段、31……回転ブラシ、33……走行用ローラ、
36……電動機、37……出力軸、38,41,42……プーリ、43
……ベルト、47,48,51,53……歯車、52……インターナ
ル歯車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長島 俊彦 神奈川県秦野市堀山下43番地 東京電気 株式会社秦野工場内 (72)発明者 竹本 律雄 神奈川県秦野市堀山下43番地 東京電気 株式会社秦野工場内 (56)参考文献 特開 平2−7923(JP,A) 実開 昭53−127766(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面に吸込口を開口した吸込室を有する吸
    込口本体と、 この吸込口本体の吸込口に臨ませて回転自在に支持され
    プーリを備えた回転ブラシと、 前記吸込口本体の下面に回転自在に支持されプーリを備
    えた走行用ローラと、 前記吸込口本体の走行方向を検知する検知手段と、 電動機と、 この電動機のプーリから一面側が前記回転ブラシのプー
    リに当接し他面側が前記走行用ローラのプーリに当接
    し、前記電動機からの駆動力を前記回転ブラシと前記走
    行用ローラとに伝達し、前記検知手段にて検知される前
    記吸込口体の走行方向に応じた方向に前記走行用ローラ
    を回転させるとともにこの走行用ローラと逆方向に前記
    回転ブラシを回転させる無端状のベルトとを具備し、 前記電動機は、出力軸およびこの出力軸に設けられたプ
    ーリを備え前記検知手段にて検知される前記吸込口本体
    の走行方向に応じて回転方向を切換える ことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  2. 【請求項2】下面に吸込口を開口した吸込室を有する吸
    込口本体と、 この吸込口本体の吸込口に臨ませて回転自在に支持され
    プーリを備えた回転ブラシと、 前記吸込口本体の下面に回転自在に支持され歯車を備え
    た走行用ローラと 、前記吸込口本体の走行方向を検知する検知手段と、 電動機とを具備し、 この電動機は、出力軸およびこの出力軸の一端部に設け
    られ前記回転ブラシのプーリとの間に無端状のベルトが
    掛け渡されるプーリ、および、前記走行用ローラの歯車
    に係合する歯車を備え、前記検知手段にて検知される前
    記吸込口体の走行方向に応じた方向に前記走行用ローラ
    を回転させるとともにこの走行用ローラと逆方向に前記
    回転ブラシを回転させる ことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  3. 【請求項3】下面に吸込口を開口した吸込室を有する吸
    込口本体と、 この吸込口本体の吸込口に臨ませて回転自在に支持され
    プーリおよび歯車を備えた回転ブラシと、 この回転ブラシに回転自在に軸支されインターナル歯車
    を有した走行用ローラと、 前記吸込口本体の走行方向を検知する検知手段と、 電動機と、 この電動機の前記プーリおよび前記回転ブラシのプーリ
    に掛け渡される無端状のベルトと、 前記回転ブラシの歯車および前記走行用ローラのインタ
    ーナル歯車にそれぞれ噛合い、前記検知手段にて検知さ
    れる前記吸込口体の走行方向と逆方向に前記回転ブラシ
    を回転させるとともに前記吸込口体の走行方向に応じた
    方向に前記走行用ローラを回転させる歯車とを具備し、 前記電動機は、出力軸およびこの出力軸に設けられたプ
    ーリを備え前記検知手段にて検知される前記吸込口本体
    の走行方向に応じて回転方向を切換える ことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
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