JP2929968B2 - 格子の形成方法 - Google Patents

格子の形成方法

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JP2929968B2 JP10143495A JP10143495A JP2929968B2 JP 2929968 B2 JP2929968 B2 JP 2929968B2 JP 10143495 A JP10143495 A JP 10143495A JP 10143495 A JP10143495 A JP 10143495A JP 2929968 B2 JP2929968 B2 JP 2929968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバルコニーやベ
ランダの手摺などに利用される格子の形成方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような格子としては、従来、例え
ば図6に示すように、枠101に設けたビス孔101a
に挿通したタッピンねじ102を格子桟103に形成し
たタッピングホール103aにねじ込むことによって組
み立てられてたものがあった。
【0003】また、実開平1−112230号公報に
は、上下桟に設けた貫通孔に手摺子の上下端部を挿通し
たのち、かしめ治具によって手摺子の挿通部分を拡管す
ることによって上下桟に手摺子を係着固定する組立構造
が開示されており、実開平1−163623号公報に
は、一方の桟の端部に突設した連結板部を他方の桟に形
成した溝孔に嵌挿したのち折り曲げることによって一方
の桟の端面と連結板部の間に他方の桟を締付け挟持する
桟の接合構造が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の格子の形成方法のうち、図6に示したビス止め
による方法においては、格子桟103にタッピングホー
ル103aを形成すると共に、タッピンねじ102が必
要となり、実開平1−112230号記載の方法におい
ては、かしめ作業が煩雑で作業工数が多くなり、実開平
1−163623号記載の折り曲げによる方法において
は、連結板部や溝孔の形成に多くの工数を要し、いずれ
の場合も、コストの上昇が避けられないという問題点が
あり、これらの問題点を解決することが従来の格子の製
造上の課題となっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、従来の格子の形成方法に関す
る上記課題に着目してなされたものであって、組立が容
易であって、製造原価の大幅な低減が可能な格子の形成
方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る格子の形成方法は、枠に格子桟の挿通孔を形成すると
共に、格子桟にその弾性限度内のねじり力を付加しなが
ら格子桟の端部を枠の挿通孔に挿入し、格子桟の弾性反
発力に基づく反ねじり方向の回転によって格子桟の端部
を挿通孔の縁部に圧接させる構成としたことを特徴とし
ており、格子の形成方法におけるこのような構成を前述
した従来の課題を解決するための手段としている。
【0007】また、本発明に係わる格子の形成方法の実
施態様として請求項2に係わる形成方法においては、格
子桟の長手方向に位置して格子桟の端部に当接する位置
決め部材を枠に設ける構成とし、同じく実施態様として
請求項3あるいは請求項4に係わる格子の形成方法にお
いては、格子桟のねじり方向を交互あるいは複数本ごと
に反転させる構成としたことを特徴としている。
【0008】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる格子の形成方
法においては、格子桟にその弾性限度内のをねじり力を
加えながら格子桟の端部を枠の挿通孔に挿入するように
しており、挿入された格子桟は、その弾性反発力によっ
て格子桟が枠に形成された挿通孔の縁部に強固に圧接す
ることから、格子桟が挿通孔に係止され、枠から脱落す
るようなことがなく、格子桟にタッピングホールや連結
板部などの接合手段を形成したり、かしめや曲げ加工、
ねじ止めなどを施す必要がなく、格子の組立が容易なも
のとなり、材料コストおよび組立コストが削減されるこ
ととなる。
【0009】本発明に係わる格子の実施態様として請求
項2に係わる格子の形成方法においては、枠に格子桟の
長手方向に位置する位置決め部材を設け、格子桟が所定
の位置に装着されたときに格子桟の端部が位置決め部材
に当接するようになっているので、格子桟の位置決めが
容易なものとなると共に、格子の強度が向上し、剛性が
増すことになる。 同じく実施態様として請求項3およ
び請求項4に係わる格子の形成方法においては、交互あ
るいは数本ごとに格子桟のねじり方向を反転するように
しているので、枠にかかる各格子桟の弾性反発力が相殺
されることから、格子の変形が最小限のものとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
【0011】実施例1 図1ないし図3は、本発明に係わる格子の形成方法の一
実施例を説明するためのものであって、図1(a)はそ
の全体を表す正面図、図1(b)はその組立要領を示す
斜視説明図である。
【0012】すなわち、図に示す格子1は、バルコニー
の手摺に用いられるものであって、上下に位置する枠2
および3に、この実施例では9本の格子桟4が装着して
ある。
【0013】上側の枠2は、図1(b)に示すように、
略コの字状断面を有するアルミニウム合金製の押出形材
からなるものであって、水平面には、格子桟4の断面形
状に一致する矩形をなす挿通孔2aが格子桟4の数だけ
形成してあると共に、水平面から立上がる一方の垂直壁
2bの上端部から他方の垂直壁に向けて水平に延出する
位置決めフィン2c(位置決め部材)が形成されてい
る。
【0014】一方、下側の枠3も同様のアルミニウム合
金製の押出形材からなり、水平面には、格子桟4の断面
形状に一致する挿通孔3aが形成してあると共に、水平
面から垂下する一方の垂直壁3bの下端部から他方の垂
直壁に向けて水平に延出する位置決めフィン3c(位置
決め部材)が形成されている。
【0015】ここで、上側の枠2に設けた上側挿通孔2
aは、図3(a)にも示すように、図中上方側から見て
反時計回り方向に約3°回転させて形成してあると共
に、下側の枠3に設けた下側挿通孔3aは、図3(b)
にも示すように、図中上側から見て時計回り方向に約3
°回転させて形成してある。 なお、これらの図面にお
いては、本発明の趣旨および原理の説明を容易なものと
するために、挿通孔2aおよび3aのねじり角度や格子
桟4とのクリアランスを実際の角度や寸法よりも拡大し
て示してある。
【0016】そして、格子1の組立に際しては、図1
(b)に示すように、各格子桟4の上端部をその弾性限
度内で反時計回り方向にねじりながら上側挿通孔2aに
挿入すると共に、下端部を時計回り方向にねじりつつ下
側挿通孔3aに挿入することにより9本の格子桟4を上
側および下側の枠2および3にそれぞれ固着する。
【0017】このとき、図2に示すように、格子桟4の
上端部4aを上側枠2の位置決めフィン2cに当接させ
ると共に、下端部4bを下側枠3の位置決めフィン3c
に当接させることによって各格子桟4を所定の位置に容
易に位置合わせすることができる。 また、位置決めフ
ィン2cおよび3cを設けることによって、枠2および
3自体の剛性が増すと共に、各格子桟4の枠2および3
に対する移動が規制されるので、格子1としての強度が
向上することになる。
【0018】このようにして、枠2および3の上側挿通
孔2aおよび下側挿通孔3aに嵌挿された格子桟4は、
図3(a)および(b)に矢印で示すように、格子桟4
の弾性反発力によって、上側挿通孔2aおよび下側挿通
孔3aの周縁壁に強固に圧接し、枠2および3に確実に
保持される。
【0019】このように組立てられた格子1は、図示し
ないバルコニーの笠木と前梁の間に取付けられるが、本
来格子1には耐力部材としての強度が要求されることは
ないので、格子桟4の弾性反発力に基づく圧接によって
外力に十分に耐え、格子桟4が枠2および3からずれた
り、脱落したりするようなことはない。
【0020】実施例2 図4および図5は、本発明に係わる格子の形成方法の他
の実施例を示すものであって、この実施例においては、
上下枠2および3に設けた挿通孔2aおよび3aのねじ
り方向を交互に反転するようにしており、これによって
上下枠2および3にかかる各格子桟4の弾性反発力が互
いに相殺され、格子1の変形を防止することができるよ
うにしたものである。
【0021】すなわち、上側の枠2に設けた上側挿通孔
2aは、図5(a)にも示すように、図中上方側から見
て反時計回り方向に約3°回転させて形成してあるのに
対し、この挿通孔2aに隣接する上側挿通孔2a´は、
図中上方側から見て時計回り方向に約3°回転させて形
成してある。 また、下側の枠3に設けられ、枠2の挿
通孔2aに対向する下側挿通孔3aは、図5(b)にも
示すように、図中上方側から見て時計回り方向に約3°
回転させて形成してあると共に、この挿通孔3aに隣接
し、枠2の挿通孔2a´に対向する下側挿通孔3a´に
ついては、反時計回り方向に約3°回転させて形成して
ある。 なお、これら図面についても、上記実施例と同
様に、ねじり角度やクリアランスを実際の角度や寸法よ
りも拡大して示してある。
【0022】格子1の組立に際しては、図4に示すよう
に、格子桟4の上端部を反時計回り方向にねじりながら
上側枠2の挿通孔2aに挿入すると共に、下端部を時計
回り方向にねじりつつ下側枠3の挿通孔3aに挿入す
る。 また、この格子桟4に隣接する格子桟4´につい
ては、格子桟4´の上端部を時計回り方向にねじりなが
ら上側枠2の挿通孔2a´に挿入すると共に、下端部を
反時計回り方向にねじりつつ下側枠3の挿通孔3a´に
挿入する。
【0023】このようにして、枠2,3の上側挿通孔2
a,下側挿通孔3a、および上側挿通孔2a´,下側挿
通孔3a´に、ねじり方向を交互に反転させて嵌挿され
た格子桟4および4´は、図5(a)および(b)に矢
印で示すように、格子桟4および4´の弾性反発力によ
って、各挿通孔2a,3a,2a´,3a´の周縁壁に
強固に圧接し、枠2および3に確実に保持される。
【0024】このとき、各挿通孔2a,3a,2a´,
3a´の周縁壁に対する格子桟4および4´の圧接方向
が交互に相違するようになっているので、上下枠2およ
び3にかかる各格子桟4の弾性反発力が互いに相殺さ
れ、格子1の変形を防止することができる。
【0025】なお、上記各実施例においては、矩形断面
の格子桟の場合を示したが、本発明に係わる格子の形成
方法には、正方形や六角形断面など、円形断面以外の格
子桟を適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる格子の形成方法においては、格子桟にその弾性
限度内のねじり力を付加しながら、格子桟の端部を枠に
形成した挿通孔に挿入するようにしており、格子桟がそ
の弾性反発力に基づく反ねじり方向の回転によって挿通
孔の縁部に強固に圧接された状態で係止されていること
から、従来に較べて、格子の組立が容易なものとなり、
材料コストおよび組立コストを大幅に低減することがで
き、格子の原価低減に大きく寄与するという優れた効果
がもたらされる。
【0027】本発明に係わる格子の形成方法の実施態様
として請求項2に係わる形成方法においては、枠に格子
桟の長手方向に位置する位置決め部材を設けるようにし
ているので、格子桟の位置決めを容易に行うことができ
ると共に、格子の剛性を増すことができ、同じく実施態
様として請求項3および請求項4に係わる格子の形成方
法においては、交互に、あるいは数本ごとに格子桟のね
じり方向を反転させているので、枠にかかる各格子桟の
弾性反発力が相殺されることから、格子の変形を少なく
することができるという極めて優れた効果がもたらされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明の第1の実施例に係わる格子の
形成方法により組立てられた格子の全体構造を示す正面
説明図である。 (b) 図1(a)に示した格子の組立要領を示す斜視
説明図である。
【図2】格子桟の位置決め状態を説明する上側枠におけ
る縦断面図である。
【図3】(a) 図1に示した格子における上側枠への
格子桟の固着状態を説明する水平断面図である。 (b) 図1に示した格子における下側枠への格子桟の
固着状態を説明する水平断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係わる格子の形成方法
による格子の組立要領を示す斜視説明図である。
【図5】(a) 図4に示した格子における上側枠への
格子桟の固着状態を説明する水平断面図である。 (b) 図4に示した格子における下側枠への格子桟の
固着状態を説明する水平断面図である。
【図6】従来の格子の形成方法の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 格子 2 枠(上側) 3 枠(下側) 2a,2a´,3a,3a´ 挿通孔 2c,3c 位置決めフィン(位置決め部材) 4,4´ 格子桟
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 11/18 E04B 1/00 501 E06B 9/01 E04H 17/00 - 71/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠に格子桟の挿通孔を形成すると共に、
    格子桟にその弾性限度内のねじり力を付加しながら格子
    桟の端部を枠の挿通孔に挿入し、格子桟の弾性反発力に
    基づく反ねじり方向の回転によって格子桟の端部を挿通
    孔の縁部に圧接させることを特徴とする格子の形成方
    法。
  2. 【請求項2】 格子桟の長手方向に位置して格子桟の端
    部に当接する位置決め部材を枠に設けることを特徴とす
    る請求項1記載の格子の形成方法。
  3. 【請求項3】 格子桟のねじり方向を交互に反転させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の格子。
  4. 【請求項4】 格子桟のねじり方向を複数本ごとに反転
    させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    格子。
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