JP2929511B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JP2929511B2
JP2929511B2 JP3273425A JP27342591A JP2929511B2 JP 2929511 B2 JP2929511 B2 JP 2929511B2 JP 3273425 A JP3273425 A JP 3273425A JP 27342591 A JP27342591 A JP 27342591A JP 2929511 B2 JP2929511 B2 JP 2929511B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀カラー写真
感光材料に関し、詳しくは、緑感性層層と赤感性層がと
もに高感度であり、さらにプリンター間変動の少ないハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料に関する。
【0002】
【発明の背景】現在、ハロゲン化銀カラー写真感光材料
には減色法三原色が用いられており、イエローカプラ
ー、マゼンタカプラー、シアンカプラーとp−フェニレ
ンジアミン系発色現像主薬とのカップリング反応により
形成される3つの色素の組み合わせによりカラー画像を
形成している。
【0003】従来のハロゲン化銀カラー写真感光材料に
使用されるマゼンタカプラーとしては、ピラゾロン、ピ
ラゾリノベンゾイミダゾール、ピラゾロントリアゾール
またはインダノン系カプラーが知られているが、中でも
種々の5−ピラゾロン誘導体が広く使用されている。
【0004】上記5−ピラゾロン誘導体の5−ピラゾロ
ン環の3位の置換基としては、例えばアルキル基、アリ
ール基、米国特許第2,439,098号明細書に記載
されているアルコキシ基、米国特許第2,369,48
9号明細書、同第2,600,788号明細書に記載さ
れているアシルアミノ基、同第3,558,319号明
細書に記載されているウレイド基が用いられている。し
かしながら、以上のカプラーは現像主薬の酸化生成物と
のカップリング活性が低く、また高濃度のマゼンタ色素
像が得られないことや発色現像により得られるマゼンタ
色素画像の青色光領域における2次吸収が大きいこと、
主吸収の長波長側の切れが悪い等の欠点があった。
【0005】また米国特許第2,311,081号明細
書、同第3,677,764号明細書、英国特許第95
6,261号明細書、同第1,173,513号明細書
等に記載の3−アニリノ−5−ピラゾロン系カプラー
は、カップリング活性が高く高発色であり、また赤色光
域の不要吸収が小さい等の利点を有しているが、これら
従来知られる3−アニリノ−5−ピラゾロン系カプラー
は主吸収が比較的短波で、カラーネガハロゲン化銀写真
感光材料に用いた場合、色再現性等が劣化するという問
題が生じる。
【0006】特に、近年、カラーネガフイルムを用いて
カラーペーパーにプリントする際、使用するプリント用
機器(以下、プリンターという。)の機種の違いにより
仕上ったカラープリントの色相にズレがおこる(以下、
プリンター間変動という。)ことが判明し、この原因の
一つがカラーネガフイルムに使用されるマゼンタカプラ
ーから得られる発色色素の色調に起因することが明らか
になった。
【0007】さらに、上記の3−アニリノ−5−ピラゾ
ロン系カプラーを使用するとこのプリンター間変動が非
常に劣化することが明らかになった。
【0008】プリンター間変動に関しては、特公昭55
−30615号公報に記載のマゼンタカプラーを使用す
ることにより大幅な改善が認められるが、まだ充分とは
いい難いレベルであった。
【0009】また、近年の写真用感光材料のスモールフ
ォーマット化やパノラマプリント(35ミリ判フイルム
の中央部のみに横長に撮影を行い、この撮影部を横長に
大きくプリントするサービス)の普及にともない、鮮鋭
性が高く高画質の写真感光材料が要望されている。ハロ
ゲン化銀写真感光材料の画質の決定要因としては、さま
ざまなものが考えられるが、高画質化には使用するハロ
ゲン化銀粒子のサイズを小さくすることが非常に有効で
あることが知られており、小さいサイズのハロゲン化銀
粒子で高い感度を得る技術が望まれている。
【0010】一方、ハロゲン化銀乳剤を分光増感させる
手段としてある種のポリメチン色素類が極めて有効であ
ることは周知であり、例えば、ティ・エイチ・ジェイム
ス著「ザ・セオリー・オブ・ザ・フォトグラフィック・
プロセス」第4版(1977、マクミラン社、N.
Y.)194〜234頁に多くのタイプの化合物が記載
されている。これらの増感色素は、単にハロゲン化銀乳
剤の感光波長域を拡大するだけでなく、以下の諸条件を
満足することが要求されている。 1)色素増感による分光増感が適切であること。 2)増感効率が良く、十分に高い感度を与えることがで
きること。 3)カブリの発生を伴わないこと。 4)他種の添加剤、例えば安定剤、カブリ防止剤、カプ
ラー、DP′スカベンジャー、塗布助剤等との悪い相互
作用がないこと。 5)増感色素を含有したハロゲン化銀塗布液乳剤を長時
間停滞させた時に色素の脱着や感度低下を起こさないこ
と。 6)増感色素を含有したハロゲン化銀感光材料を高温、
高湿下で長時間経時させた時にカブリ濃度の増加や感度
低下を起こさないこと。 7)添加された増感色素が他の感光性層へ拡散して現像
処理後に色濁り(混色)を起こさないこと。
【0011】これら、ハロゲン化銀乳剤の調製に際して
重要な意味を持つ諸条件を満足すべく様々な化合物が提
案、合成されている。中でもチアカルボシアニン、オキ
サチアカルボシアニン、セレナカルボシアニン、オキサ
セレナカルボシアニン等で代表されるカルコゲン原子を
環内に有するアゾール環トリメチンシアニン色素は赤色
領域に好ましいスペクトルを有することや分光増感効率
が優れるという特徴があり、主要な赤色増感剤として知
られている。すなわち、例えば、米国特許第3,61
5,644号明細書に記載のアルコキシ基を縮合環上に
置換するシアニン色素、米国特許第2,429,574
号明細書に記載のメチレンジオキシ置換したチアカルボ
シアニン色素、米国特許第2,515,913号明細書
に記載の5位にフェニル基を置換するチアカルボシアニ
ン色素、米国特許第2,647,050号明細書に記載
の5位にカルボキシ基を置換するチアカルボシアニン色
素、米国特許第2,647,051号、同2,647,
052号明細書等に記載の5位にアルコキシカルボニル
基を置換するチアカルボシアニン色素、米国特許第2,
485,679号明細書に記載の6位にフェニル基を置
換するカルボシアニン色素、米国特許第2,336,8
43号明細書に記載の飽和炭素環縮合チアゾロカルボシ
アニン色素、米国特許第1,846,302号、同2,
112,140号、同2,481,464号明細書等に
記載のその他の各種カルボシアニン色素、米国特許第
2,369,646号、同2,385,815号、同
2,484,536号、同2,415,927号、同
2,478,366号、同2,739,964号、同
3,282,932号、同3,384,489号明細書
等に記載のメチン炭素原子上に置換基を有するトリメチ
ン色素、米国特許第2,647,053号、同2,52
1,705号、同2,072,908号、英国特許第6
54,690号明細書、或は特公昭36−21711号
公報等に記載のアニオン基を置換したトリメチンシアニ
ン色素、英国特許第1,012,825号明細書に記載
のオキサチアカルボシアニン色素が挙げられる。これら
カルボシアニン色素の一部は単独で使用して、或いは複
数の色素と併用することによって、上記の特性を満足さ
せる水準にあるものの、あらたに、現像処理後に感光材
料中に分光増感色素が残存することによってもたらされ
る汚染(以下、残色汚染という。)が前記のプリンター
間変動の要因であることが明らかになった。そして、こ
の点については従来のカルボシアニン色素は甚だ不十分
なレベルであることが明らかになった。
【0012】
【発明の目的】本発明の目的は、緑感性層と赤感性層が
ともに高感度であり、さらにプリンター間変動の少ない
ハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供することにあ
る。
【0013】
【発明の構成】本発明の目的は、支持体上に青感性ハロ
ゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性
ハロゲン化銀乳剤層を含む写真構成層を有するハロゲン
化銀カラー写真感光材料において、緑感性ハロゲン化銀
乳剤層の少なくとも一層に、下記一般式[M−I]で表
されるマゼンタカプラーの少なくとも一種を含有し、か
つ、赤感性ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも一層に、下
記一般式[S−I]で表される分光増感色素の少なくと
も一種を含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー
写真感光材料によって達成される。
【0014】
【化3】 [式中、R1はハロゲン原子またはアルコキシ基を表
し、R2はアシルアミノ基、スルホンアミド基、イミド
基、カルバモイル基、スルファモイル基、アルコキシカ
ルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルコキ
シ基を表す。mは0〜4の整数を表す。]
【0015】
【化4】 [式中、R 11およびR 12は各々、独立に炭素数が1以上
10以下のアルキル基または炭素数が3以上10以下の
アルケニル基を表す。R 13は水素原子、複素環基、アリ
ール基またはアルキル基を表し、R 14およびR 15は各
々、アルキル基を表す。Z 11は5員単環の或は縮合され
た5員環の含窒素複素環を形成するのに必要な非金属原
子群を表す。L1およびL2は各々、メチン基を表す。ま
た、R 11とL1或はR 12とL2はそれぞれの間で結合し、
5員または6員の複素環を形成してもよい。X1は各
々、分子内で電荷を相殺するイオンを表す。l1は各
々、分子内で電荷を相殺するのに必要なイオンの数を表
し、化合物が分子内塩を形成する場合、l1は0を表
す。] 以下、本発明について詳述する。
【0016】一般式[M−I]において、 R1で表さ
れるハロゲン原子としては、例えば塩素原子、臭素原
子、フッ素原子が挙げられ、また、アルコキシ基として
は、例えばメトキシ基、ドデシルオキシ基が挙げられ
る。R1として好ましいものは塩素原子である。
【0017】R2で表されるアシルアミノ基としては、
例えば2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシアセトアミ
ド基、4−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブ
タンアミド基が挙げられ、スルホンアミド基としては、
例えば4−ドデシルオキシフェニルスルホンアミド基が
挙げられ、イミド基としては、例えばオクタデセニルサ
クシンイミド基が挙げられ、カルバモイル基としては、
例えば4−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブ
チルアミノカルボニル基が挙げられ、スルファモイル基
としては、例えばテトラデカンスルファモイル基が挙げ
られ、アルコキシカルボニル基としては、例えばテトラ
デカンオキシカルボニル基が挙げられ、アルコキシカル
ボニルアミノ基としては、例えばドデシルオキシカルボ
ニルアミノ基が挙げられ、また、アルコキシ基として
は、例えばメトキシ基、エトキシ基、オクチルオキシ基
が挙げられる。R2として好ましものは、R1に対してp
位に置換しているアシルアミノ基である。また、mは好
ましくは1である。
【0018】以下に、本発明に係る前記一般式[M−
I]で表される化合物(以下、マゼンタカプラー[M−
I]という。)の具体例を挙げるが、本発明はこれによ
り限定されるものではない。
【0019】
【化5】
【0020】
【化6】 これらマゼンタカプラー[M−I]は、特開昭52−8
0027号公報に記載されている方法により合成するこ
とができる。
【0021】マゼンタカプラー[M−I]の具体的な合
成例を以下に示す。 合成例(例示化合物M−5の合成) 酢酸エチル75mlに1−ペンタクロロフェニル−3−
(2−クロロ−5−アミノアニリノ)−5−ピラゾロン
11.2gを加え、さらに酢酸ナトリウム2.7gを溶
解した水20mlを加え、室温下で1時間撹拌した。次
に、酢酸エチル25mlに溶解した4−(2,4−ジ−t
−ペンチルフェノキシ)ブタノイルクロライド9.2g
を10分間で添加した。室温下で3時間撹拌後、水層を
除去し、水50mlで水洗後、酢酸エチルを減圧蒸留によ
り除去した。得られた残留物をトルエンを用いて再結晶
し、目的物12.8gを得た。 白色結晶、融点125〜127℃ 化合物の同定は、Mass、NMR、IRスペクトルで
行い、例示化合物M−5であることを確認した。
【0022】本発明のマゼンタカプラー[M−I]は、
通常ハロゲン化銀1モル当り1×10-3〜1モル、好ま
しくは1モル当り1×10-2〜8×10-1モルの範囲で
用いることができる。
【0023】本発明のマゼンタカプラー[M−I]に
は、他のマゼンタカプラーを併用することができる。こ
れら併用できるマゼンタカプラーとしては、5−ピラゾ
ロン系カプラー、ピラゾロアゾール系カプラー、ピラゾ
ロベンツイミダゾール系カプラー、開鎖アシルアセトニ
トリル系カプラー、インダゾール系カプラー等を挙げる
ことができる。
【0024】次に、本発明の一般式[S−I]で表され
る分光増感色素について説明する。
【0025】
【化7】 [式中、R 11およびR 12は各々、独立に炭素数が1以上
10以下のアルキル基または炭素数が3以上10以下の
アルケニル基を表す。R 13は水素原子、複素環基、アリ
ール基またはアルキル基を表し、R 14およびR 15は各
々、アルキル基を表す。Z 11は5員単環の或は縮合され
た5員環の含窒素複素環を形成するのに必要な非金属原
子群を表す。L1およびL2は各々、メチン基を表す。ま
た、R 11とL1或はR 12とL2はそれぞれの間で結合し、
5員または6員の複素環を形成してもよい。X1は各
々、分子内で電荷を相殺するイオンを表す。l1は各
々、分子内で電荷を相殺するのに必要なイオンの数を表
し、化合物が分子内塩を形成する場合、l1は0を表
す。] 一般式[S−I]で表される化合物において、R 11、R
12は各々、独立に炭素数1〜10のアルキル基または炭
素数3〜10のアルケニル基を表す。該アルキル基、ア
ルケニル基は直鎖のものでも分岐のものでもよく、アル
キル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、ペンチル、iso−ペンチル、2−エチル−ヘ
キシル、オクチル、デシル等の各基が、また、アルケニ
ル基としては、例えば、2−プロペニル、3−ブテニ
ル、1−メチル−3−プロペニル、3−ペンテニル、1
−メチル−3−ブテニル、4−ヘキセニル等の各基が挙
げられる。これらの基はハロゲン原子(例えば、フッ素
原子、塩素原子、臭素原子)、アルコキシ基(例えば、
メトキシ基、エトキシ基)、アリールオキシ基(例え
ば、フェノキシ基、p−トリルオキシ基)、シアノ基、
カルバモイル基(例えば、カルバモイル基、N−メチル
カルバモイル基、N,N−テトラメチレンカルバモイル
基)、スルファモイル基(例えば、スルファモイル基、
N,N−3−オキサペンタメチレンアミノスルホニル
基)、メタンスルホニル基、アルコキシカルボニル基
(例えば、エトキシカルボニル基、ブトキシカルボニル
基)、アリール基(例えば、フェニル基、カルボキシフ
ェニル基)、アシル基(例えば、アセチル基、ベンゾイ
ル基)、アシルアミノ基(例えば、アセチルアミノ基、
ベンゾイルアミノ基)、スルホンアミド基(例えば、メ
タンスルホンアミド基、ブタンスルホンアミド基)等の
置換基で置換されていても良く、好ましくは水可溶性基
(例えば、スルホ基、カルボキシ基、ホスフォノ基、ス
ルファート基、ヒドロキシ基、スルフィノ基等の各基)
を有している。
【0026】水可溶性基を置換したアルキル基として
は、例えば、カルボキシメチル、スルホエチル、スルホ
プロピル、スルホブチル、スルホペンチル、3−スルホ
ブチル、ヒドロキシエチル、カルボキシエチル、3−ス
ルフィノブチル、3−ホスホノプロピル、p−スルホベ
ンジル、o−カルボキシベンジル等の各基が挙げられ、
水可溶性基を置換したアルケニル基としては、例えば、
4−スルホ−3−ブテニル、2−カルボキシ−2−プロ
ペニル等の各基が挙げられる。
【0027】R 13、R 14、R 15で示されるアルキル基と
しては、炭素数1〜6の鎖状の基(例えば、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基等)が挙げられる。R 13で示される複素環基として
は、例えば、2−フリル、2−チエニル、1,3−ビス
(2−メトキシエチル)−6−ヒドロキシ−2,4−ジ
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5
−イル等の各基が挙げられ、アリール基としては、フェ
ニル基、ナフチル基が挙げられる。上記アルキル基、複
素環基並びにアリール基は任意の位置に置換基を有して
いてもよく、例えば、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素
原子、臭素原子、沃素原子)、トリフルオロメチル基、
アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、ブト
キシ基等の非置換アルコキシ基、2−メトキシエトキシ
基、ベンジルオキシ基等の置換アルコキシ基)、ヒドロ
キシ基、シアノ基、アリールオキシ基(例えば、フェノ
キシ基、トリルオキシ基等の置換、非置換のアリールオ
キシ基)、アリール基(例えば、フェニル基、p−クロ
ロフェニル基、p−カルボキシフェニル基、o−スルホ
フェニル基等の置換、非置換のアリール基)、スチリル
基、複素環基(例えば、チアゾリル基、ピリジル基、フ
リル基、チエニル基)、カルバモイル基(例えば、カル
バモイル基、N−エチルカルバモイル基)、スルファモ
イル基(例えば、スルファモイル基、N,N−ジメチル
スルファモイル基)、アシルアミノ基(例えば、アセチ
ルアミノ基、プロピオニルアミノ基、ベンゾイルアミノ
基)、アシル基(例えば、アセチル基、ベンゾイル
基)、アルコキシカルボニル基(例えば、エトキシカル
ボニル基)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホ
ンアミド基、ベンゼンスルホンアミド基)、スルホニル
基(例えば、メタンスルホニル基、ブタンスルホニル
基、p−トルエンスルホニル基)、スルホ基、カルボキ
シ基、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、is
o−プロピル基、メトキシエチル基、シアノメチル基、
シクロヘキシル基等の置換、非置換のアルキル基)等の
任意の基が置換できる。
【0028】Z 11が形成する5員単環の或は縮合された
5員環の含窒素複素環としては、例えば、オキサゾール
系(例えば、オキサゾリン環、オキサゾリジン環、ベン
ゾオキサゾリン環、テトラヒドロベンゾオキサゾリン
環、ナフトオキサゾリン環等)、チアゾール系(例え
ば、チアゾリン環、チアゾリジン環、1,3,4−チア
ジアゾリン環、ベンゾチアゾリン環、テトラヒドロベン
ゾチアゾリン環、ナフトチアゾリン環等)、セレナゾー
ル系(例えば、セレナゾリン環、セレナゾリジン環、テ
トラヒドロベンゾセレナゾリン環、ベンゾセレナゾリン
環、ナフトセレナゾリン環等)、イミダゾール系(例え
ば、イミダゾリン環、イミダゾリジン環、ベンズイミダ
ゾリン環、ナフトイミダゾリン環等)等の環が挙げら
れ、これらの環上の任意の位置に置換基を有していても
よく、例えば、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、
臭素原子、沃素原子)、アルコキシ基(例えば、メトキ
シ基、エトキシ基、ブトキシ基等の非置換アルコキシ
基、2−メトキシエトキシ基、ベンジルオキシ基等の置
換アルコキシ基)、ヒドロキシ基、シアノ基、アリール
オキシ基(例えば、フェノキシ、トリルオキシ等の置
換、非置換のアリールオキシ基)、アリール基(例え
ば、フェニル、p−クロロフェニル等の置換、非置換の
アリール基)、スチリル基、複素環基(例えば、チアゾ
リル基、ピリジル基、フリル基、チエニル基等)、カル
バモイル基(例えば、カルバモイル基、N−エチルカル
バモイル基等)、スルファモイル基(例えば、スルファ
モイル基、N,N−ジメチルスルファモイル基等)、ア
シルアミノ基(例えば、アセチルアミノ基、プロピオニ
ルアミノ基、ベンゾイルアミノ基等)、アシル基(例え
ば、アセチル基、ベンゾイル基等)、アルコキシカルボ
ニル基(例えば、エトキシカルボニル基等)、スルホン
アミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、ベンゼン
スルホンアミド基等)、スルホニル基(例えば、メタン
スルホニル基、ブタンスルホニル基、p−トルエンスル
ホニル基等)、カルボキシ基、アルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基、iso−プロピル基、メトキシエチ
ル基、シアノメチル基、シクロヘキシル基等の置換、非
置換の鎖状または環状のアルキル基)等の任意の基が置
換できる。
【0029】L1 、L2 で示されるメチン基は置換、非置
換のものを含み、置換基の例としてはアルキル基(例え
ば、メチル基、エチル基、iso−ブチル基、メトキシ
エチル基等の置換、非置換のアルキル基)、アリール基
(例えば、フェニル基、p−クロロフェニル基等の置
換、非置換のアリール基)、アルコキシ基(例えば、メ
トキシ基、エトキシ基等)、アリールオキシ基(例え
ば、フェノキシ基、ナフトキシ基)が挙げられる。
【0030】X1が表す分子内で電荷を相殺するイオン
としては、アニオン或いはカチオンから選択される。ア
ニオンは無機及び有機のものを含み、具体的にはハロゲ
ンイオン(例えば、クロルイオン、臭素イオン、沃素イ
オン等)、有機酸アニオン(例えば、p−トルエンスル
ホナート、p−クロロベンゼンスルホナート、メタンス
ルホナート等の各イオン)、テトラフルオロホウ素イオ
ン、過塩素酸イオン、メチル硫酸イオン、エチル硫酸イ
オン等が挙げられる。カチオンは無機及び有機のものを
含み、具体的には水素イオン、アルカリ金属イオン(例
えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム等の
各イオン)、アルカリ土類金属イオン(例えば、マグネ
シウム、カルシウム等の各イオン)、アンモニウムイオ
ン、有機アンモニウムイオン(例えば、トリメチルアン
モニウム、トリエチルアンモニウム、トリプロピルアン
モニウム、トリエタノールアンモニウム、ピリジニウム
等の各イオン)等が挙げられる。
【0031】一般式[S−I]においては、R 11とR 12
のいずれか少なくとも一方の基が例えば、カルボキシ
基、フォスフォノ基、ヒドロキシ基、スルホ基等の水可
溶性の基を置換していることが好ましい。
【0032】一般式[S−I]で表される増感色素の具
体例を以下に示すが、本発明に用いられる増感色素はこ
れらの化合物に限定されるものではない。
【0033】
【化8】
【0034】
【化9】
【0035】
【化10】
【0036】
【化11】
【0037】
【化12】
【0038】
【化13】 本発明においては、更に下記一般式[S−II]または一
般式[S−III]で示される増感色素と併用することに
よって、所望の分光波長域と、より一層高い赤色光感度
が得られて好ましい。
【0039】
【化14】 一般式[S−II]及び一般式[S−III]において、R
21、R 22、R 31およびR 32は各々、独立に炭素数が1以
上10以下のアルキル基または炭素数が3以上10以下
のアルケニル基を表し、一般式[S−I]のR 11および
12と同義である。R 23およびR 33は各々、独立にアル
キル基、複素環基またはアリール基を表し、一般式[S
−I]のR 13と同義である。
【0040】Z 21およびZ 22は各々、ベンゼン環を形成
するのに必要な非金属原子群を表し、Z 31はベンゼン
環、或はナフタレン環を形成するのに必要な非金属原子
群を表し、Z 32はナフタレン環を形成するのに必要な非
金属原子群を表し、任意の位置に一般式[S−I]のZ
11で説明した置換基を有することができる。
【0041】X21およびX31は分子内で電荷を相殺する
イオンを表し、一般式[S−I]のX1と同義であり、
21およびl31は分子内で電荷を相殺するのに必要な数
を表し、化合物が分子内塩を形成する場合、l21および
31は0を表す。
【0042】一般式[S−II]で表される化合物は特開
昭62−223748号公報、401〜402頁記載の
一般式[S−I]の化合物から、一般式[S−III]で
表される化合物は特開昭62−223748号公報、4
01〜402頁記載の一般式[S−II]の化合物の中か
ら各々、選択される。
【0043】本発明の化合物は、例えば、ベリヒテ、4
0,4319(1907)、ジャーナル・オブ・ケミカ
ル・ソサイアティ、127,42〜48(1925),
ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサイ
アティ、39,2198(1917)、同41,145
3(1919)、米国特許第4,515,888号明細
書に記載された方法、並びに、エフ・エム・ハーマ著
「ザ・シアニン・ダイズ・アンド・リレーテッド・コン
パウンズ」(1964,インター・サイエンス・パブリ
ッシャーズ発刊)等に記載された従来公知の方法によっ
て容易に合成することができる。
【0044】本発明において使用される、前記一般式
[S−I]、一般式[S−II]および一般式[S−II
I]で示される感光色素は、従来公知の方法でハロゲン
化銀乳剤に添加することができる。例えば、特開昭50
−80826号、同50−80827号公報に記載のプ
ロトン化溶解添加方法、米国特許第3,822,135
号明細書、特開昭50−11419号、特開平2−13
5437号、同2−135438号公報に記載の界面活
性剤を使用して分散添加する方法、米国特許第3,67
6,147号、同3,469,987号、同4,24
7,627号明細書、特開昭51−59942号、同5
3−16624号、同53−102732号、同53−
102733号、同53−137131号公報に記載の
親水性基質に分散して添加する方法、東独特許第14
3,324号明細書に記載の固溶体として添加する方
法、或はリサーチデイスクロージャー21,802号、
米国特許第3,756,830号明細書、特公昭50−
40659号、特開昭59−148053号公報に代表
される色素を溶解する水溶性溶剤(例えば、水、メタノ
ール、エタノール、プロピルアルコール、アセトン、フ
ッソ化アルコール等の低沸点溶媒、ジメチルホルムアミ
ド、メチルセルソルブ、フェニルセルソルブ等の高沸点
溶媒)単独またはそれらの混合溶媒に溶解して添加する
方法等を任意に選択使用して乳剤中に添加することがで
きる。
【0045】前記一般式[S−I]、一般式[S−II]
および一般式[S−III]で示される増感色素の添加時
期は、物理熟成から化学熟成終了まで、化学熟成終了か
ら塗布までの乳剤製造工程中のいずれの段階であっても
良いが、物理熟成から化学熟成終了までの間に添加され
ることが好ましい。
【0046】物理熟成中、或い化学熟成工程において化
学増感剤の添加に先立って、または化学増感剤の添加直
後での、増感色素の添加はより高い分光感度が得られる
効果を有し、好ましい。
【0047】本発明に係る分光増感色素の添加量は使用
される条件や乳剤の種類に大きく依存して変化するが、
好ましくはハロゲン化銀1モル当り1×10-6モル〜5
×10-3モル、より好ましくは2×10-6モル〜2×1
-3モルの範囲である。
【0048】本発明に係る増感色素を2種以上で併用す
る使用比率は所望の感度を与える量で任意に選択でき
る。また、本発明に係る増感色素は従来公知の強色増感
剤と組み合わせ用いることによってより好ましい効果が
得られる。これら強色増感剤の例としては、特開昭62
−174740号公報323〜326頁記載の各種化合
物が挙げられる。
【0049】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られるハロゲン化銀乳剤のハロゲン化銀としては、臭化
銀、沃臭化銀、沃塩化銀、塩臭化銀及び塩化銀等を用い
た通常のハロゲン化銀乳剤に使用される任意のものを用
いることができる。
【0050】ハロゲン化銀乳剤に用いられるハロゲン化
銀粒子は、粒子内において均一なハロゲン化銀組成分布
を有するものでも、粒子の内部と表面層とでハロゲン化
銀組成が異なる層状構造をした粒子であってもよい。
【0051】ハロゲン化銀粒子は、潜像が主として表面
に形成されるような粒子であってもよく、また主として
粒子内部に形成されるような粒子でもよい。
【0052】ハロゲン化銀乳剤は、いかなる粒子サイズ
分布を持つものを用いても構わない。粒子サイズ分布の
広い乳剤(多分散乳剤と称する。)を用いてもよいし、
粒子サイズ分布の狭い乳剤(単分散乳剤と称する。)を
単独又は数種類混合してもよい。又、多分散乳剤と単分
散乳剤を混合して用いてもよい。
【0053】ハロゲン化銀乳剤は、別々に形成した2種
以上のハロゲン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
【0054】本発明に用いられるハロゲン化銀粒子は、
硫黄増感法、セレン増感法、還元増感法、貴金属増感法
などにより化学増感できる。
【0055】本発明に用いられるハロゲン化銀粒子のう
ち、本発明の増感色素の組み合わせで分光増感されたハ
ロゲン化銀粒子以外のハロゲン化銀粒子は、写真業界に
おいて、増感色素として知られている色素を用いて、所
望の波長域に分光増感できる。
【0056】ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安
定剤等を加えることができる。
【0057】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の乳
剤、その他に用いられるバインダー(または保護コロイ
ド)としては、ゼラチンを用いるのが有利であるが、そ
れ以外にゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子のグラ
フトポリマー、蛋白質、糖誘導体、セルロース誘導体、
単一あるいは共重合体の如き合成親水性高分子物質等の
親水性コロイドも用いることができる。
【0058】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の写真
乳剤層、その他の親水性コロイド層は、バインダー(ま
たは保護コロイド)分子を架橋させ、膜強度を高める硬
膜剤を単独または併用することにより硬膜される。
【0059】本発明の写真感光材料に使用できる硬膜剤
としては、アルデヒド系、アジリジン系(例えば、PB
レポート19,921、米国特許第2,950,197
号、同第2,964,404号、同第2,983,61
1号、同第3,271,175号の各明細書、特公昭4
6−40898号、特開昭50−91315号の各公報
に記載のもの)、エポキシ系(例えば、米国特許第3,
047,394号、***特許第1,085,663号、
英国特許第1,033,518号の各明細書、特公昭4
8−35495号公報に記載のもの)、ビニルスルホン
系(例えば、PBレポート19,920、***特許第
1,100,942号、同第2,337,412号、同
第2,545,722号、同第2,635,518号、
同第2,742,308号、同第2,749,260
号、英国特許第1,251,091号、特願昭45−5
4236号、同48−110996号、米国特許第3,
539,644号、同第3,490,911号の各明細
書に記載のもの)、アクリロイル系(例えば、特願昭4
8−27949号、米国特許第3,640,720号の
各明細書に記載のもの)、カルボキシ活性型系(例え
ば、WO−2357号明細書、米国特許第2,938,
892号、同第3,331,609号、同第4,04
3,818号、同第4,061,499号の各明細書、
特公昭46−38715号、同55−38655号、同
58−32699号の各公報、特開昭55−15534
6号、同56−110762号、同60−225148
号、同61−100743号、同62−264044号
の各公報に記載のもの)、トリアジン系(例えば、***
特許第2,410,973号、同第2,553,915
号、米国特許第3,325,287号の各明細書、特開
昭52−12722号公報に記載のもの)、高分子型
(例えば、英国特許第822,061号、米国特許第
3,623,878号、同第3,396,029号、同
第3,226,234号の各明細書、特公昭47−18
578号、同47−18579号、同47−48896
号の各公報に記載のもの)、その他マレイミド系、アセ
チレン系、メタンスルホン酸エステル系、N−メチロー
ル系の硬膜剤が単独又は組み合わせて使用できる。有用
な組み合わせ技術として、例えば、***特許第2,44
7,587号、同第2,505,746号、同第2,5
14,245号、米国特許第4,047,957号、同
第3,832,181号、同第3,840,370号の
各明細書、特開昭48−43319号、同50−630
62号、同52−127329号、特公昭48−323
64号の各公報に記載の組み合わせが挙げられる。
【0060】これらの中では特に、例えば、米国特許第
3,539,644号明細書、特開昭48−74832
号、同49−24435号、同52−21059号、同
52−77076号、同53−41221、同53−5
7257号、同63−241539号各公報に記載され
ている親水性化されたビニルスルホン化合物を使用した
時により優れた保存安定性が得られて好ましい。
【0061】また、ハロゲン化銀乳剤には、可塑剤、水
不溶性又は難溶性合成ポリマーの分散物(ラテックス)
を含有させることができる。
【0062】本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、
カプラーを用いることができる。更に色補正の効果を有
している競合カプラー及び現像主薬の酸化体とのカップ
リングによって現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロ
ゲン化銀溶剤、調色剤、硬膜剤、カブリ剤、カブリ防止
剤、化学増感剤、分光増感剤及び減感剤のような写真的
に有用なフラグメントを放出する化合物を用いることが
できる。
【0063】イエロー色素形成カプラーとしては、公知
のアシルアセトアニリド系カプラーを好ましく用いるこ
とができる。これらのうち、ベンゾイルアセトアニリド
系及びピバロイルアセトアニリド系化合物は有利であ
る。シアン色素形成カプラーとしては、フェノール又は
ナフトール系カプラーが一般的に用いられる。
【0064】カプラーを感光材料に含有せしめるには、
通常のカプラーにおいて用いられる公知の技術が適用で
きる。カプラーを高沸点溶媒に、必要に応じて低沸点溶
媒を併用して溶解し、微粒子状に分散して本発明に係る
ハロゲン化銀乳剤に添加するのが好ましい。このとき必
要に応じてハイドロキノン誘導体、紫外線吸収剤、褪色
防止剤等を併用してもさしつかえない。
【0065】本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、
フィルター層、ハレーション防止層、イラジエーション
防止層等の補助層を設けることができる。これらの層中
及び/又は乳剤層中には現像処理中に感光材料から流出
するか、もしくは漂白される染料が含有されてもよい。
【0066】本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、
マット剤、滑剤、画像安定剤、紫外線吸収剤、蛍光増白
剤、界面活性剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤
を添加できる。
【0067】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の写真
乳剤層、その他の層はバライタ紙またはα−オレフィン
ポリマー等をラミネートした紙および紙支持体とα−オ
レフィン層が容易に剥離できる紙支持体、合成紙等の可
撓性反射支持体、酢酸セルロース、硝酸セルロース、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリカーボネイト、ポリアミド等の半合成または
合成高分子からなるフィルムおよび白色顔料が塗布され
た反射支持体や、ガラス、金属、陶器などの剛体等に設
けることができる。または、120〜160μmの薄手
型反射支持体に設けることもできる。
【0068】本発明のハロゲン化銀写真感光材料がカプ
ラーを含有する場合、色素画像を得るには、露光後、通
常知られているカラー写真処理が行われる。
【0069】本発明においては、発色現像した後、直ち
に漂白能を有する処理液及び定着能を有する処理液で処
理してもよいが、漂白能を有するとともに定着能を有す
る処理液(いわゆる漂白定着液)で処理してもよい。該
漂白に用いる漂白剤としては有機酸の金属錯塩が用いら
れる。
【0070】定着処理の後は、通常は水洗処理が行われ
る。また水洗処理の代替として、安定化処理を行っても
よいし、両者を併用してもよい。
【0071】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されない。 実施例1 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に示
すような組成の各層を順次支持体側から形成して、多層
カラー写真感光材料試料No.1を作成した。
【0072】なお、多層カラー写真感光材料中の添加量
は特に記載のない限り1m2当りのグラム数を示す。又、
ハロゲン化銀とコロイド銀は銀に換算して示した。増感
色素は銀1モル当りのモル数で示した。 第1層;ハレーション防止層(HC) 黒色コロイド銀 0.15 紫外線吸収剤(UV−1) 0.20 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.02 高沸点溶媒(Oil−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−2) 0.20 ゼラチン 1.6 第2層;中間層(IL−1) ゼラチン 1.3 第3層;低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.4 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.3 増感色素(S−A) 3.2×10-4 増感色素(S−2) 3.2×10-4 増感色素(S−3) 0.2×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.50 シアンカプラー(C−2) 0.13 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.07 DIR化合物(D−1) 0.01 高沸点溶媒(Oil−1) 0.55 ゼラチン 1.0 第4層;高感度赤感性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤(Em−3) 0.9 増感色素(S−A) 1.7×10-4 増感色素(S−2) 1.6×10-4 増感色素(S−3) 0.1×10-4 シアンカプラー(C−2) 0.23 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.03 DIR化合物(D−1) 0.02 高沸点溶媒(Oil−1) 0.25 ゼラチン 1.0 第5層;中間層(IL−2) ゼラチン 0.8 第6層;低感度緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.6 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.2 増感色素(S−4) 6.7×10-4 増感色素(S−5) 0.8×10-4 マゼンタカプラー(M−A) 0.47 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.10 DIR化合物(D−3) 0.02 高沸点溶媒(Oil−2) 0.70 ゼラチン 1.0 第7層;高感度緑感性乳剤層(GH) 沃臭化銀乳剤(Em−3) 0.9 増感色素(S−6) 1.1×10-4 増感色素(S−7) 2.0×10-4 増感色素(S−8) 0.3×10-4 マゼンタカプラー(M−A) 0.20 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.04 DIR化合物(D−3) 0.04 高沸点溶媒(Oil−2) 0.35 ゼラチン 1.0 第8層;イエローフィルター層(YC) 黄色コロイド銀 0.1 添加剤(SC−1) 0.12 高沸点溶媒(Oil−2) 0.15 ゼラチン 1.0 第9層;低感度青感性乳剤層(BL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.25 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.25 増感色素(S−9) 5.8×10-4 イエローカプラー(Y−1) 0.60 イエローカプラー(Y−2) 0.32 DIR化合物(D−2) 0.01 高沸点溶媒(Oil−2) 0.18 ゼラチン 1.3 第10層;高感度青感性乳剤層(BH) 沃臭化銀乳剤(Em−4) 0.5 増感色素(S−10) 3.0×10-4 増感色素(S−11) 1.2×10-4 イエローカプラー(Y−1) 0.18 イエローカプラー(Y−2) 0.10 高沸点溶媒(Oil−2) 0.05 ゼラチン 1.0 第11層;第1保護層(PRO−1) 沃臭化銀乳剤(Em−5) 0.3 紫外線吸収剤(UV−1) 0.07 紫外線吸収剤(UV−2) 0.1 高沸点溶媒(Oil−1) 0.07 高沸点溶媒(Oil−3) 0.07 ゼラチン 0.8 第12層;第2保護層(PRO−2) アルカリ可溶性のマット化剤 (平均粒径2μm) 0.13 ポリメチルメタクリレート (平均粒径3μm) 0.02 ゼラチン 0.5 尚、各層には、上記組成物の他に塗布助剤SU−2、分
散助剤SU−1、硬膜剤H−1、染料AI−1,AI−
2を適宜添加した。
【0073】又、上記試料中に使用した乳剤は以下の通
りで、いずれも内部高沃度型の単分散乳剤である。
【0074】Em−1:平均沃化銀含有率 7.5モル
% 平均粒径 0.55μm粒子形状 8面体 Em−2:平均沃化銀含有率 2.5モル% 平均粒
径 0.36μm粒子形状 8面体 Em−3:平均沃化銀含有率 8.0モル% 平均粒
径 0.84μm粒子形状 8面体 Em−4:平均沃化銀含有率 8.5モル% 平均粒
径 1.02μm粒子形状 8面体 Em−5:平均沃化銀含有率 2.0モル% 平均粒
径 0.08μm
【0075】
【化15】
【0076】
【化16】
【0077】
【化17】
【0078】
【化18】
【0079】
【化19】
【0080】
【化20】
【0081】
【化21】 また、試料No.1について、第6層及び第7層のマゼン
タカプラーM−A及び第3層及び第4層の増感色素S−
Aをそれぞれ表1及び表2のごとく変更(添加量はそれ
ぞれM−A、S−Aに同じ。)して、試料No.2〜20
を作成した。
【0082】このようにして作成した試料No.1〜20
についてセンシトメトリー用ステップウエッジを介して
白色光により露光後、下記の処理工程により処理した
後、緑色光及び赤色光により測定を行い、緑感性層及び
赤感性層の感度を求めた。なお、感度は、カブリ+0.
3の濃度を与えるのに必要な露光量の逆数より求め、試
料No.1の感度を100とする相対値で示した。
【0083】 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通りで
ある。 〈発色現像液〉 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N− (β−ヒドロキシエチル)アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化ナトリウム 1.3g ニトリロ三酢酸・3ナトリウム塩(1水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1リットルとし、pH10.05に調整する。 〈漂白液〉 エチレンジアミン四酢酸鉄(III) アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミン四酢酸2アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10.0ml 水を加えて1リットルとし、アンモニア水を用いてpH
6.0に調整する。 〈定着液〉 チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1リットルとし、酢酸を用いてpH6.0に調
整する。 〈安定化液〉 水 900ml 化22 2.0g
【0084】
【化22】 ジメチロール尿素 0.5g ヘキサメチレンテトラミン 0.2g 1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン 0.1g シロキサン(UCC製L−77) 0.1g アンモニア水 0.5ml 水を加えて1リットルとし後、アンモニア水又は50%
硫酸を用いてpH8.5に調整する。
【0085】このようにして作成した各試料No.1〜2
0とカメラ(コニカFT−1 MOTOR:コニカ株式
会社製)を用いてマクベス社製カラーチェッカーを撮影
し、続いて上記と同様の現像処理を行った。
【0086】得られた試料について、プリンターAを用
い、カラーチェッカー中のグレーの部分が反射率18%
のグレーとなるようにしてプリント試料1A〜19Aを
作成した。
【0087】次に、プリンターAとはグリーン領域のデ
テクターの異なるプリンターBを用い、プリンターAで
行ったプリント条件でプリントしたプリント試料1B〜
19Bを作成し、プリンター間変動を視覚的に判定し
た。結果を併せて表1及び表2に示す。
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】 表1及び表2から明らかなように、マゼンタカプラーと
して本発明外のM−Aを使用し、増感色素として本発明
外のS−Aを使用した試料No.1は緑感性層、赤感性層
ともに感度が低い。また、マゼンタカプラーとして本発
明外のM−Bを用いた試料No.2は、緑感性層の感度は
高いが、赤感性層の感度が低く、またプリンター間変動
が非常に大きい。一方、緑感性層に本発明のマゼンタカ
プラーを使用したNo.3は、緑感性層の感度が高く、プ
リンター間変動に改善は認められるが、赤感性層の感度
が低く、良好な感光材料とはいい難い。
【0090】これに対し、本発明のマゼンタカプラーを
用い、さらに本発明の増感色素を用いた試料No.4〜2
0は、何れも緑感性層と赤感性層がともに高感度であ
り、さらにプリンター間変動に一層の改善が認められる
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、緑感性層と赤感性層が
ともに高感度で、さらにプリンター間変動が少ないハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料を提供することができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−80027(JP,A) 特開 昭62−62353(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 7/384 G03C 1/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
    緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤
    層を含む写真構成層を有するハロゲン化銀カラー写真感
    光材料において、緑感性ハロゲン化銀乳剤層の少なくと
    も一層に、下記一般式[M−I]で表されるマゼンタカ
    プラーの少なくとも一種を含有し、かつ、赤感性ハロゲ
    ン化銀乳剤層の少なくとも一層に、下記一般式[S−
    I]で表される分光増感色素の少なくとも一種を含有す
    ることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化1】 [式中、R1はハロゲン原子またはアルコキシ基を表
    し、R2はアシルアミノ基、スルホンアミド基、イミド
    基、カルバモイル基、スルファモイル基、アルコキシカ
    ルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルコキ
    シ基を表す。mは0〜4の整数を表す。] 【化2】 [式中、R 11およびR 12は各々、独立に炭素数が1以上
    10以下のアルキル基または炭素数が3以上10以下の
    アルケニル基を表す。R 13は水素原子、複素環基、アリ
    ール基またはアルキル基を表し、R 14およびR 15は各
    々、アルキル基を表す。Z 11は5員単環の或は縮合され
    た5員環の含窒素複素環を形成するのに必要な非金属原
    子群を表す。L1およびL2は各々、メチン基を表す。ま
    た、R 11とL1或はR 12とL2はそれぞれの間で結合し、
    5員または6員の複素環を形成してもよい。X1は各
    々、分子内で電荷を相殺するイオンを表す。l1は各
    々、分子内で電荷を相殺するのに必要なイオンの数を表
    し、化合物が分子内塩を形成する場合、l1は0を表
    す。]
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