JP2924454B2 - 軸受冷却水槽内の土砂堆積防止装置 - Google Patents
軸受冷却水槽内の土砂堆積防止装置Info
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- JP2924454B2 JP2924454B2 JP14653192A JP14653192A JP2924454B2 JP 2924454 B2 JP2924454 B2 JP 2924454B2 JP 14653192 A JP14653192 A JP 14653192A JP 14653192 A JP14653192 A JP 14653192A JP 2924454 B2 JP2924454 B2 JP 2924454B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、河川水を冷却水とし
て使用する水車軸受の冷却水槽内の土砂堆積を防止する
土砂堆積防止装置に関する。
て使用する水車軸受の冷却水槽内の土砂堆積を防止する
土砂堆積防止装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】水車の軸受あるいは軸受油槽には、軸受
を直接水で冷却するための水槽もしくは軸受潤滑油を冷
却するための冷却水槽が設けられる。図３は従来の潤滑
油を冷却する冷却水槽を備えた軸受冷却装置の断面図で
ある。図示しないランナを結合した主軸１は、主軸１と
一体構造のカラー１ａを備え、このカラー１ａを支持す
る主軸受２を軸受支え３で支持している。主軸受２は２
つ割り構造でランナをボルト締めで結合し、軸受支え３
により形成された油槽７に浸っている。主軸受２の上部
は軸受カバー４で被われ、軸受カバー４にねじ６で取り
付けたパッキン押さえ５を主軸１に押し付け、油槽７か
らの油のミストをシールしている。軸受カバー４には点
検用カバー８が取り付けられ、内部から点検できるよう
になっている。油槽７の外側には、油槽７内部の潤滑油
を水で冷却するための冷却水槽９が取り付けられてい
る。油槽７および冷却水槽９の内部には、冷却効率を上
げるため各々フィン３ａ，９ａが取り付けられている。
を直接水で冷却するための水槽もしくは軸受潤滑油を冷
却するための冷却水槽が設けられる。図３は従来の潤滑
油を冷却する冷却水槽を備えた軸受冷却装置の断面図で
ある。図示しないランナを結合した主軸１は、主軸１と
一体構造のカラー１ａを備え、このカラー１ａを支持す
る主軸受２を軸受支え３で支持している。主軸受２は２
つ割り構造でランナをボルト締めで結合し、軸受支え３
により形成された油槽７に浸っている。主軸受２の上部
は軸受カバー４で被われ、軸受カバー４にねじ６で取り
付けたパッキン押さえ５を主軸１に押し付け、油槽７か
らの油のミストをシールしている。軸受カバー４には点
検用カバー８が取り付けられ、内部から点検できるよう
になっている。油槽７の外側には、油槽７内部の潤滑油
を水で冷却するための冷却水槽９が取り付けられてい
る。油槽７および冷却水槽９の内部には、冷却効率を上
げるため各々フィン３ａ，９ａが取り付けられている。
【０００３】図４は図３のIV−IV断面図である。冷却水
槽９は油槽７の回りに沿って配置され、放射状に取り付
けられた複数のフィン９ａを備え、水車のカバーから冷
却水を取り出し、給水管１０ａにより冷却水槽９の下側
から冷却水を供給し、冷却水槽９の上側から排水管１０
ａにより排水している。
槽９は油槽７の回りに沿って配置され、放射状に取り付
けられた複数のフィン９ａを備え、水車のカバーから冷
却水を取り出し、給水管１０ａにより冷却水槽９の下側
から冷却水を供給し、冷却水槽９の上側から排水管１０
ａにより排水している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の水車軸受の冷却
構造では、油槽のまわりに配置された冷却水槽に、水車
カバーから冷却水を導いて流通させ、水圧が低いので冷
却水槽内の水流が遅く、しかも冷却水槽内にフィンを放
射状に取り付けているので水が滞留して、冷却水槽の下
部に冷却水中の土砂が堆積し、対流面積が減って冷却水
槽の冷却効率が低下し、軸受温度が上昇する欠点があっ
た。このため、冷却水は効果な濾過装置を設けて、冷却
水中の土砂を取り除いてから冷却水槽へ給水し、冷却水
槽中に土砂が堆積しないようにする必要がある。
構造では、油槽のまわりに配置された冷却水槽に、水車
カバーから冷却水を導いて流通させ、水圧が低いので冷
却水槽内の水流が遅く、しかも冷却水槽内にフィンを放
射状に取り付けているので水が滞留して、冷却水槽の下
部に冷却水中の土砂が堆積し、対流面積が減って冷却水
槽の冷却効率が低下し、軸受温度が上昇する欠点があっ
た。このため、冷却水は効果な濾過装置を設けて、冷却
水中の土砂を取り除いてから冷却水槽へ給水し、冷却水
槽中に土砂が堆積しないようにする必要がある。
【０００５】この発明は、濾過装置を通さずに土砂が含
まれたままの冷却水を用いても、軸受の冷却水槽内に土
砂が堆積しないようにした軸受冷却水槽内の土砂堆積防
止装置を提供することを目的とする。
まれたままの冷却水を用いても、軸受の冷却水槽内に土
砂が堆積しないようにした軸受冷却水槽内の土砂堆積防
止装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】軸受油槽のまわりに冷却
水槽を備えた軸受において、前記冷却水槽の下部に水平
方向に開口するノズルを設け、水圧鉄管から導かれた高
圧の水を前記冷却ノズルから噴射させてジェット噴流に
より前記冷却水槽内の冷却水を攪拌し、土砂を前記冷却
水とともに前記冷却水槽から排出することによって、上
記目的を達成する。
水槽を備えた軸受において、前記冷却水槽の下部に水平
方向に開口するノズルを設け、水圧鉄管から導かれた高
圧の水を前記冷却ノズルから噴射させてジェット噴流に
より前記冷却水槽内の冷却水を攪拌し、土砂を前記冷却
水とともに前記冷却水槽から排出することによって、上
記目的を達成する。
【０００７】また、ノズルは冷却水槽内の給水管と排水
管との中間付近に取り付ければ、冷却水中の土砂を攪拌
させる上に好適である。
管との中間付近に取り付ければ、冷却水中の土砂を攪拌
させる上に好適である。
【０００８】
【作用】この発明においては、水圧鉄管から導かれた高
圧の水を冷却水槽内にノズルから水平方向に噴射させ、
このノズルから噴射されるジェット噴流により冷却水槽
内の冷却水を攪拌し、土砂を冷却水と混合させて排出す
るので、冷却水の滞留がなくなり土砂が冷却水槽内に堆
積することはない。
圧の水を冷却水槽内にノズルから水平方向に噴射させ、
このノズルから噴射されるジェット噴流により冷却水槽
内の冷却水を攪拌し、土砂を冷却水と混合させて排出す
るので、冷却水の滞留がなくなり土砂が冷却水槽内に堆
積することはない。
【０００９】また、ノズルを冷却水槽内の給水管と排水
管との中間付近に取り付けたので、給水管の付近に吐出
された土砂は、直ちに冷却水槽内で攪拌され、土砂は冷
却水とともに排出される。
管との中間付近に取り付けたので、給水管の付近に吐出
された土砂は、直ちに冷却水槽内で攪拌され、土砂は冷
却水とともに排出される。
【００１０】
【実施例】図１はこの発明の実施例による軸受冷却水槽
内の土砂対流防止装置を備えた水車軸受冷却装置の断面
図である。図１において、図３と同じ部位は同じ符号を
付してある。図示しないランナを結合した主軸１は、主
軸１と一体構造のカラー１ａを備え、このカラー１ａを
支持する主軸受２を軸受支え３で支持している。主軸受
２は２つ割り構造でフランジをボルトで締めて結合し、
軸受支え３により形成された油槽７に浸っている。油槽
７の外側には油槽７の内部の潤滑油を水で冷却するため
の冷却水槽９が取り付けられている。水車のカバーから
冷却水を取り出し、給水管１０ａにより冷却水槽９の下
側から冷却水を供給し、冷却水槽９の上側から排水管１
０ａにより排水している。
内の土砂対流防止装置を備えた水車軸受冷却装置の断面
図である。図１において、図３と同じ部位は同じ符号を
付してある。図示しないランナを結合した主軸１は、主
軸１と一体構造のカラー１ａを備え、このカラー１ａを
支持する主軸受２を軸受支え３で支持している。主軸受
２は２つ割り構造でフランジをボルトで締めて結合し、
軸受支え３により形成された油槽７に浸っている。油槽
７の外側には油槽７の内部の潤滑油を水で冷却するため
の冷却水槽９が取り付けられている。水車のカバーから
冷却水を取り出し、給水管１０ａにより冷却水槽９の下
側から冷却水を供給し、冷却水槽９の上側から排水管１
０ａにより排水している。
【００１１】この発明の実施例による土砂堆積防止装置
は、冷却水槽９の下部に水平方向に開口するノズル１１
を設け、水圧鉄管から配管１２を経て導かれた高圧の水
をノズル１１から噴射させて、このノズル１１から噴射
されるジェット噴流により、冷却水槽９内の冷却水を攪
拌し、冷却水中の土砂を混合させる。ノズル１１は冷却
水槽９内に１本または２本設ける。図２は図１のII−II
断面図である。図２において、図４と同じ部位は同じ符
号を付してある。ノズル１１は、冷却水槽９内の給水管
１０ａと排水管１０ｂとの中間付近に取り付けられ、給
水管１０ａを通って供給される冷却水に混ざった土砂
は、ノズルから噴射されるジェット噴流により冷却水槽
９内で直ちに攪拌される。冷却水槽９内の土砂を含んだ
冷却水は、冷却水槽９内に滞留することなく排水管１０
ｂを通って排出されるので、冷却水槽９内に土砂の堆積
がなくなる。
は、冷却水槽９の下部に水平方向に開口するノズル１１
を設け、水圧鉄管から配管１２を経て導かれた高圧の水
をノズル１１から噴射させて、このノズル１１から噴射
されるジェット噴流により、冷却水槽９内の冷却水を攪
拌し、冷却水中の土砂を混合させる。ノズル１１は冷却
水槽９内に１本または２本設ける。図２は図１のII−II
断面図である。図２において、図４と同じ部位は同じ符
号を付してある。ノズル１１は、冷却水槽９内の給水管
１０ａと排水管１０ｂとの中間付近に取り付けられ、給
水管１０ａを通って供給される冷却水に混ざった土砂
は、ノズルから噴射されるジェット噴流により冷却水槽
９内で直ちに攪拌される。冷却水槽９内の土砂を含んだ
冷却水は、冷却水槽９内に滞留することなく排水管１０
ｂを通って排出されるので、冷却水槽９内に土砂の堆積
がなくなる。
【００１２】
【発明の効果】この発明によれば、水圧鉄管から導かれ
た高圧の水をノズルにより冷却水槽内に水平方向に噴射
させ、冷却水槽内の冷却水を攪拌して土砂を冷却水と混
合させて排出するようにしたので、冷却水中の土砂は排
水管から冷却水とともに排出される。濾過装置を通さず
に土砂が含まれたままの冷却水を用いても、冷却水槽内
に土砂が堆積することがないため、軸受の冷却効率を高
め、軸受を安定して冷却することができる。
た高圧の水をノズルにより冷却水槽内に水平方向に噴射
させ、冷却水槽内の冷却水を攪拌して土砂を冷却水と混
合させて排出するようにしたので、冷却水中の土砂は排
水管から冷却水とともに排出される。濾過装置を通さず
に土砂が含まれたままの冷却水を用いても、冷却水槽内
に土砂が堆積することがないため、軸受の冷却効率を高
め、軸受を安定して冷却することができる。
【図１】この発明の実施例による冷却水槽内の土砂堆積
防止装置を備えた軸受冷却装置の断面図である。
防止装置を備えた軸受冷却装置の断面図である。
【図２】図１のII−II断面図である。
【図３】従来の軸受冷却装置の断面図である。
【図４】図３のIV−IV断面図である。
１ 主軸 １ａ カラー ２ 主軸受 ３ 軸受支え ７ 油槽 ９ 冷却水槽 １０ａ 給水管 １０ｂ 排水管 １１ ノズル １２ 配管
Claims (2)
- 【請求項１】軸受油槽のまわりに冷却水槽を備えた軸受
において、前記冷却水槽の下部に水平方向に開口するノ
ズルを設け、水圧鉄管から導かれた高圧の水を前記冷却
ノズルから噴射させてジェット噴流により前記冷却水槽
内の冷却水を攪拌し、土砂を前記冷却水とともに前記冷
却水槽から排出することを特徴とする軸受冷却水槽内の
土砂堆積防止装置。 - 【請求項２】請求項１記載の軸受冷却水槽内の土砂堆積
防止装置において、ノズルは冷却水槽内の給水管と排水
管との中間付近に取り付けることを特徴とする軸受冷却
水槽内の土砂堆積防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14653192A JP2924454B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 軸受冷却水槽内の土砂堆積防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14653192A JP2924454B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 軸受冷却水槽内の土砂堆積防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05312218A JPH05312218A (ja) | 1993-11-22 |
| JP2924454B2 true JP2924454B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=15409755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14653192A Expired - Lifetime JP2924454B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 軸受冷却水槽内の土砂堆積防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2924454B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103062231B (zh) * | 2013-01-21 | 2016-05-04 | 湖南崇德工业科技有限公司 | 滑动轴承用油水冷却器 |
| KR102194121B1 (ko) * | 2017-06-21 | 2020-12-22 | 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) | 스러스트 베어링 냉각장치 |
| KR102194122B1 (ko) * | 2019-03-29 | 2020-12-22 | 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) | 스러스트 베어링 냉각장치 |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP14653192A patent/JP2924454B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05312218A (ja) | 1993-11-22 |
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