JP2922495B1 - 機械式停止装置 - Google Patents

機械式停止装置

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JP2922495B1 JP10665998A JP10665998A JP2922495B1 JP 2922495 B1 JP2922495 B1 JP 2922495B1 JP 10665998 A JP10665998 A JP 10665998A JP 10665998 A JP10665998 A JP 10665998A JP 2922495 B1 JP2922495 B1 JP 2922495B1
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Abstract

【要約】 【課題】 異なる作動流体や制御圧力等によって停止さ
せる複数のトリップ装置をほぼ同時にトリップさせる場
合、電気的に接続されたトリップ装置しかなく、断線や
接触不良等のおそれから2系統の回路を並設したりしな
ければならない。 【解決手段】 蒸気タービンSとガスタービンTの停止
装置F,Gに通常運転時の作動流体によって蓄圧するア
キュムレータ26,33を具備した蓄圧管路23,30
をそれぞれ設け、それぞれの蓄圧管路23,30に、こ
の蓄圧管路23,30の作動流体圧力が低下したらアキ
ュムレータ26,33に蓄圧した流体の動圧により作動
する開放弁28,35を設け、この開放弁28,35で
1つの作動流体圧力が低下したら他の作動流体圧力を低
下させて、蒸気タービンS又はガスタービンTの停止と
ほぼ同時に他方も停止させることができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、2つ
の停止装置を必要とする設備において、一方の停止装置
が作動するともう一方の停止装置をほぼ同時にトリップ
させる機械式停止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、蒸気タービン装置等には停止
装置(以下、「トリップ装置」ともいう)が設けられて
おり、非常時等にこのトリップ装置を作動させることに
よって蒸気タービン装置等を停止させることができるよ
うに構成されている。
【0003】この種のトリップ装置として、例えば、特
開昭61−132708号公報記載の発明や特開平5−
231104号公報記載の発明があり、これらの発明で
は、非常時における非常油圧の降下が迅速に行えるよう
に、リレー弁や非常油トリップ電磁弁を設けている。
【0004】また、他の従来技術として、特開昭61−
53408号公報記載の発明があり、この発明では、運
転中であってもトリップ弁の保守点検や修理等が行える
ように、非常油ラインから並列的に分岐路を設け、これ
らの分岐路に任意に開弁および閉弁できるロックアウト
弁を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のト
リップ装置を設ける設備として発電設備等があるが、こ
の設備において2つ以上のトリップ装置を要する場合が
ある。例えば、それぞれのトリップ装置における作動流
体(制御流体)が異なる場合や、制御圧力が異なる場合
等があり、これらの組合せも考えられる。
【0006】このような設備において前記したトリップ
装置を設けてトリップさせようとした場合、流体や制御
圧力が異なるため、各々独立的に作動させる必要がある
ため、各々をほぼ同時にトリップさせようとした場合、
配線によって両トリップ装置を接続し、各々のトリップ
装置に電気的なトリップ信号をほぼ同時に発信すること
によって両装置をほぼ同時にトリップさせることとな
る。
【0007】しかしながら、配線によって各機器を接続
した場合には、断線や接触不良等を起こすおそれがある
ため、その信頼性を向上させるために、2系統の回路を
並設したり、断線を検出するための回路を設ける必要が
ある。しかも、周囲の環境が高温であったり悪雰囲気で
ある場合には、耐熱対策や周囲と遮断するような対策が
必要となり、設備費用の増大や作業工数の増加等を招い
てしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、前記課題を解決
するために、この出願に係る発明は、停止操作を行う作
動流体の条件が異なる複数の被装置をほぼ同時に停止さ
せるための機械式停止装置であって、前記複数の被装置
に通常運転時の作動流体によって蓄圧する蓄圧手段を具
備した蓄圧管路をそれぞれ設け、このそれぞれの蓄圧管
路に、蓄圧管路の作動流体圧力が低下したら前記蓄圧手
段に蓄圧した流体の動圧により作動する作動流体流出手
段を設け、この作動流体流出手段に、異なる被装置の作
動流体管路を連結して該管路の作動流体を流出可能に構
成している。この停止操作を行う作動流体の条件が異な
る複数の被装置とは、2種類以上の作動流体や流体圧
力、又はこれらの組合せによって停止させられる装置で
あり、1つの被装置を停止させる場合に他の被装置もほ
ぼ同時に停止させる必要がある装置をいう。また、作動
流体としては、油・空気・水等の流体が用いられる。さ
らに、蓄圧手段としては流体を所定圧力で蓄圧すること
ができる手段であればよく、作動流体流出手段として
は、蓄圧手段に蓄圧した流体の動圧によって他の作動流
体を流出させることができる構成であればよい。
【0009】これにより、異なった作動流体を要する複
数の被装置であっても、1つの被装置の作動流体圧力が
低下すると他の作動流体圧力を機械的にほぼ同時に低下
させることができるので、この作動流体圧力の低下によ
って断線等の対策を要することなく複数の被装置をほぼ
同時に停止させることが可能となる。
【0010】前記蓄圧手段を、作動流体を蓄圧するアキ
ュムレータで構成すれば、作動流体を利用して安定した
蓄圧手段を構成することができる。
【0011】また、作動流体流出手段に、作動流体管路
の流体を流出させて流体圧力が所定圧力まで低下すると
この作動流体流出手段を自動復帰させる復帰手段を設け
ることにより、1つの被装置のトリップ信号によって他
の被装置を停止させた後、自動的に通常の作動流体用管
路に復帰させることができる。
【0012】さらに、作動流体によって停止させる被装
置が、2種類以上の作動流体や流体圧力、又はこれらの
組合せによって停止させる装置であっても、それぞれの
作動流体用管路が独立的に作動するので、あらゆる組合
せに対応することができる。
【0013】また、作動流体流出手段を、蓄圧管路の作
動流体圧力が低下したら前記蓄圧手段に蓄圧した流体の
動圧により作動するピストンと、該ピストンの作動によ
って異なる装置の作動流体管路の作動流体を流出させる
ピストンとで構成すれば、ピストンの直線的な動作で作
動流体を流出させることができる作動流体流出手段を構
成することができる。
【0014】その上、このような機械式停止装置を異な
る複数の被装置に設け、1つの被装置の停止信号で他の
被装置全てをほぼ同時に停止させることができるように
それぞれの作動流体流出手段を配設すれば、作動流体の
条件が異なる複数の被装置を有する様々な分野におい
て、全被装置をほぼ同時に停止させる機械式停止装置を
適用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この出願に係る発明の一実
施形態を図面に基づいて説明する。図1はこの出願に係
る発明の機械式停止装置を用いた設備の系統図である。
この実施形態では、2つの異なる作動流体を必要とする
設備を例にしており、異なるタービンを停止させるため
の機械式停止装置を例にしており、同軸上に設けられた
蒸気タービンとガスタービンとによって発電機を駆動す
る設備を例に説明する。なお、説明の便宜上、図示する
配置で上下左右を説明するが、図示する配置に限定され
るものではない。
【0016】図示するように、発電機Rを駆動する蒸気
タービンSとガスタービンTとが同軸上に設けられ、ガ
スタービンTに設けられた燃料供給路aには、トリップ
信号発生時に燃料を遮断をするための第1遮断弁1が設
けられている。この第1遮断弁1には、第1作動流体用
管路Aが設けられており、この管路内の流体圧によって
燃料供給路aを開放又は遮断するように構成されてい
る。通常運転時の作動流体は、第1ポンプ2から管路3
を介して第1遮断弁開閉用電磁弁4,第1遮断弁1へと
供給され、第1遮断弁1のばね1aに抗してピストン1
bを開放位置に移動させている。この時、管路5に設け
られた第1ロジック弁6は、オリフィス7によって所定
流量に調整された作動流体によってピストン6aが管路
8を塞ぐようにバランスしている。なお、図中dはドレ
ンを示している。
【0017】一方、発電機R側の蒸気タービンSに設け
られた蒸気供給路bには、トリップ信号発生時に蒸気を
遮断をするための第2遮断弁11が設けられている。こ
の第2遮断弁11には、第2作動流体用管路Bが設けら
れており、この管路内の流体圧によって蒸気供給路bを
開放又は遮断するように構成されている。通常運転時の
作動流体は、ポンプ12から管路13を介して第2遮断
弁開閉用電磁弁14,第2遮断弁11へと供給され、こ
の第2遮断弁11のばね11aに抗してピストン11b
を開放位置に移動させている。この時、管路15に設け
られた第2ロジック弁16は、オリフィス17によって
所定流量に調整された作動流体によってピストン16a
が管路18を塞ぐようにバランスしている。この場合
も、図中のdはドレンを示している。
【0018】そして、これら第1作動流体用管路Aと第
2作動流体用管路Bとの間に、機械式停止装置Eが設け
られている。この機械式停止装置Eは、前記第1作動流
体用管路Aの管路5に接続された第1停止管路21によ
って作動する第1停止装置Fと、前記第2作動流体用管
路Bの管路15に接続された第2停止管路22によって
作動する第2停止装置Gとから構成されている。
【0019】第1停止装置Fは、第1停止管路21から
分岐した管路23と接続された第1弁24と、この第1
弁24内に設けられピストン24aのオリフィス24b
を介して流路25で接続された蓄圧手段たるアキュムレ
ータ26と、前記ピストン24aの先端で回動させる掛
金27と、この掛金27によって係止状態が解除される
ピストン28aを有する作動流体流出手段たる第1開放
弁28とから構成されている。この実施形態では、第1
弁24からアキュムレータ26へ流れる蓄圧管路で作動
流体を蓄圧している。なお、この蓄圧手段や作動流体流
出手段はこの実施形態に限定されるものではなく、作動
流体以外の流体を蓄圧する蓄圧手段や、ピストン以外に
揺動機構等を用いた作動流体流出手段であってもよく、
この実施形態に限定されるものではない。
【0020】前記第1弁24とアキュムレータ26の内
部には圧縮ばね24c,26bが設けられており、第1
弁24内の圧縮ばね24cは所定のばね力でピストン2
4aをアキュムレータ26側に押圧し、アキュムレータ
26内の圧縮ばね26bは所定のばね力でピストン26
aを第1弁24側に押圧している。これらのばね力の関
係は、管路23内の作動流体が通常の圧力で第1弁24
内に入ると、その圧力とばね24cのばね力によってピ
ストン24aをアキュムレータ26側へ移動させるとと
もに、アキュムレータ26内のピストン26aをばね2
6bに抗して押し下げて蓄圧できる関係であり、管路2
3の作動流体圧力が所定圧力以下になって第1弁24内
の圧力が低下すると、アキュムレータ26内のばね26
bのばね力でピストン26aが蓄圧した作動流体を第1
弁24へ流出させてばね24cのばね力に抗してピスト
ン24aを押し下げることができる関係でもある。
【0021】また、このピストン24aによって回動さ
せられる掛金27は、ねじりばね27bによって常にピ
ストン24aを押し上げ方向に回動させるように構成さ
れており、この方向に回動させることによって他端の係
止部27aがピストン28aの端部に形成された段部2
8bを係止している。
【0022】さらに、第1開放弁28に設けられたピス
トン28aは、圧縮ばね28cによって管路29側に押
圧されており、この押圧状態で掛金27によって段部2
8bが係止されている。この圧縮ばね28cは、管路2
9から第1開放弁28に流入する作動流体の通常圧力で
は縮み、この作動流体が所定圧力以下になると伸びるよ
うなばね力で形成されている。
【0023】第2停止装置Gも、第2停止管路22から
分岐した管路30と接続された第2弁31と、この第2
弁31内に設けられピストン31aのオリフィス31b
を介して流路32で接続されたアキュムレータ33と、
前記ピストン31aの先端で回動させる掛金34と、こ
の掛金34によって係止状態が解除されるピストン35
aを有する第2開放弁35とから構成されている。これ
らの構成は前記第1停止装置Fと同様であるため、同一
の構成には同様の枝番を付して図示し、その詳細な説明
は省略する。
【0024】そして、前記第1停止装置Fの第1開放弁
28には第2停止管路22の管路29が接続され、前記
第2停止装置Gの第2開放弁35には第1停止管路21
の管路36が接続されている。
【0025】また、第1停止管路21には管路37で接
続された第1トリップ電磁弁38が設けられ、第2停止
管路22には管路39で接続された第2トリップ電磁弁
40が設けられている。この第1トリップ電磁弁38
は、ガスタービンTからのトリップ信号fによって閉状
態から開状態に切り換わり、第2トリップ電磁弁40
は、蒸気タービンSからのトリップ信号gによって閉状
態から開状態に切り換わるように構成されている。
【0026】図2は図1に示す系統図の作動状態を示す
系統図である。この図2と前記図1に基いて、以上のよ
うに構成された機械式停止装置Eによる、トリップ動作
を説明する。この例ではガスタービンTのトリップ信号
に基いて、通常運転中の蒸気タービンSを停止させる場
合を説明する。
【0027】まず、通常運転時は上述した図1に示す状
態であり、この状態でガスタービンTからトリップ信号
fが第1トリップ電磁弁38に出力されると、この第1
トリップ電磁弁38が閉状態から開状態に切り替わる。
これにより、第1停止管路21内の作動流体が第1トリ
ップ電磁弁38を介してドレンdへ排出される。この作
動流体の流出により、第1停止管路21内の作動流体圧
力が低下するので、ロジック弁6のピストン6aを所定
位置に保持している圧力バランスが崩れ、管路8内の作
動流体がドレンdへ流出することにより、第1遮断弁1
がばね1aによって遮断される。
【0028】一方、第1停止管路21の作動流体が流出
されることによって管路23内の作動流体も流出して第
1弁24の内圧が低下する。この圧力が低下すると、ア
キュムレータ26内に蓄圧された作動流体の動圧によっ
て第1弁24のピストン24aが圧縮ばね24cのばね
力に抗して押し下げられる。このピストン24aが押し
下げられると掛金27が回動させられて係止部27aと
第1開放弁28のピストン28aの段部28bとの係止
が外れる。
【0029】このようにして掛金27によるピストン2
8の係止が外れると、第1開放弁28に連結された管路
29から通常運転中である蒸気タービンS側の第2停止
管路22内における所定圧の作動流体がピストン28a
に作用するので、この作動流体圧力によってピストン2
8aがばね28cに抗して押し下げられる。このピスト
ン28aが押し下げられると、第1開放弁28内に流入
した作動流体がドレンdに流出するので、第2停止管路
22内の圧力が低下する。この第2停止管路22内の作
動流体圧力が低下すると、ロジック弁16のピストン1
6aを所定の位置に保持している圧力バランスが崩れ、
管路18内の作動流体がドレンdへ流出することによ
り、第2遮断弁11がばね11aによって遮断されて、
ガスタービンTの停止とほぼ同時に蒸気タービンSが停
止させられる。
【0030】このようにガスタービンTにおける作動流
体の圧力低下によって、蒸気タービンSの作動流体圧力
を低下させて装置を停止させた後は、第1開放弁28の
圧縮ばね28cの作用によりピストン28aが図の左方
に移動する。また、第1弁24内のアキュムレータ26
側の作動流体がオリフィス24bを介して管路23に流
出しながら、第1弁24のピストン24aがばね24c
により戻って復帰するので、ねじりばね27bの作用に
よって掛金27が元の水平状態に戻る。この後に、トリ
ップ信号が解除され、トリップ電磁弁38が開状態から
閉状態に切り替わる。その後、第1停止管路21内の作
動流体が第1弁24に流入し、オリフィス24bを介し
てアキュムレータ26に流入してピストン26aを押し
上げる。これにより、アキュムレータ26に作動流体が
蓄圧される。
【0031】一方、第2弁31内のアキュムレータ33
側の作動流体がオリフィス31bを介して管路30に流
出しながら、第2弁31のピストン31aがばね31c
により戻って復帰するので、ねじりばね34bの作用に
よって掛金34が元の水平状態に戻る。この後に、前述
のトリップ信号fが解除され、トリップ電磁弁38が開
状態から閉状態に切り替わる。その後、第2停止管路2
2内の作動流体が第2弁31に流入し、オリフィス31
bを介してアキュムレータ33に流入してピストン33
aを押上げる。これにより、アキュムレータ33に作動
流体が蓄圧される。
【0032】上述した実施形態ではガスタービンTのト
リップ信号fに基づいて蒸気タービンSを停止させる例
を説明したが、蒸気タービンSのトリップ信号gに基づ
いてガスタービンTを停止させる場合も同様に可能であ
る。
【0033】このように、異なった作動流体が流れる停
止管路21,22を別系統とするとともに、1つの停止
管路内の作動流体圧力低下で他の停止管路内の作動流体
圧力を低下させることができるので、例えば、圧力が異
なる油や、油と水、油と空気等の2種類以上の作動流
体、あるいはこれらを組合せた作動流体により作動する
トリップ回路を有する設備において、それらの作動流体
のうちの1つがトリップした時に他の作動流体を機械的
にほぼ同時にトリップさせて全ての被装置をほぼ同時に
停止させることができる。
【0034】上述した実施形態では、2種類以上のトリ
ップ回路を備えた設備として、特に、高度な信頼性を要
求される火力発電へ適用した例を説明しているが、同様
に高度な信頼性を要求される原子力発電等の分野への適
用が効果的である。さらに、他の2種類以上のトリップ
回路を備えたあらゆるプラント,産業機械等への適用も
可能である。
【0035】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うな形態で実施され、以下に記載するような効果を奏す
る。
【0036】異なった作動流体を要する複数の被装置で
あっても、1つの被装置の作動流体圧力が低下すると他
の作動流体圧力を機械的にほぼ同時に低下させることが
できるので、機械式の構成によって複数の被装置をほぼ
同時に停止させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係る発明の一実施形態を示す系統図
である。
【図2】図1に示す系統図の作動状態を示す系統図であ
る。
【符号の説明】
1…第1遮断弁 2…第1ポンプ 3…管路 4…第1遮断弁開閉用電磁弁 5…管路 6…第1ロジック弁 7…オリフィス 8…管路 11…第2遮断弁 12…第2ポンプ 13…管路 14…第2遮断弁開閉用電磁弁 15…管路 16…第2ロジック弁 17…オリフィス 18…管路 21…第1停止管路 22…第2停止管路 23…管路 24…第1弁 25…管路 26…アキュムレータ 27…掛金 28…第1開放弁 29…管路 30…管路 31…第2弁 32…管路 33…アキュムレータ 34…掛金 35…第2開放弁 36…管路 37,39…管路 38…第1トリップ電磁弁 40…第2トリップ電磁弁 a…燃料供給路 b…蒸気供給路 A…第1作動流体用管路 B…第2作動流体用管路 E…機械式停止装置 F…第1停止装置 G…第2停止装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 豊 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社 神戸工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01D 21/16 F01D 21/14 F15B 20/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 停止操作を行う作動流体の条件が異なる
    複数の被装置をほぼ同時に停止させるための機械式停止
    装置であって、 前記複数の被装置に通常運転時の作動流体によって蓄圧
    する蓄圧手段を具備した蓄圧管路をそれぞれ設け、該そ
    れぞれの蓄圧管路に、該蓄圧管路の作動流体圧力が低下
    したら前記蓄圧手段に蓄圧した流体の動圧により作動す
    る作動流体流出手段を設け、該作動流体流出手段に、異
    なる被装置の作動流体管路を連結して該管路の作動流体
    を流出可能に構成したことを特徴とする機械式停止装
    置。
  2. 【請求項2】 蓄圧手段を、作動流体を蓄圧するアキュ
    ムレータで構成したことを特徴とする請求項1記載の機
    械式停止装置。
  3. 【請求項3】 作動流体流出手段に、作動流体管路の流
    体を流出させて流体圧力が所定圧力まで低下すると該作
    動流体流出手段を自動復帰させる復帰手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の機械式停止装
    置。
  4. 【請求項4】 作動流体によって停止させる被装置が、
    2種類以上の作動流体や流体圧力、又はこれらの組合せ
    によって停止させる装置であることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の機械式停止装置。
  5. 【請求項5】 作動流体流出手段を、蓄圧管路の作動流
    体圧力が低下したら前記蓄圧手段に蓄圧した流体の動圧
    により作動するピストンと、該ピストンの作動によって
    異なる装置の作動流体管路の作動流体を流出させるピス
    トンとで構成したことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の機械式停止装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5に記載の機械式停止装置を
    異なる複数の被装置に設け、1つの被装置の停止信号で
    他の被装置全てをほぼ同時に停止させることができるよ
    うにそれぞれの作動流体流出手段を配設したことを特徴
    とする機械式停止装置。
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