JP2921009B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2921009B2
JP2921009B2 JP8523490A JP8523490A JP2921009B2 JP 2921009 B2 JP2921009 B2 JP 2921009B2 JP 8523490 A JP8523490 A JP 8523490A JP 8523490 A JP8523490 A JP 8523490A JP 2921009 B2 JP2921009 B2 JP 2921009B2
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修 永田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は圧力現像装置を備えた画像形成装置に関し、
更に詳細には圧力現像装置の温度を検知して画像形成条
件を調整するようにした画像形成装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 発色基染料内包の光硬化型マイクロカプセルが表面に
塗着された感光感圧記録媒体が、例えば米国特許第4399
209号明細書などにより既に知られている。この種の感
光感圧記録媒体は、詳述は避けるが、入力画像情報に基
づいて光源からの光により露光し、しかる後、未硬化の
マイクロカプセルを圧壊して画像を具現させるものであ
り、写真撮影に似た良好な画像が得られる特色を有する
ものであり、この種の感光感圧記録媒体を用いた画像形
成装置も既に知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この種の感光感圧記録媒体を用いた画
像形成装置においては、画像形成装置を長時間使用して
いると、内部発熱により画像形成装置の内部温度が上昇
し、それに伴って出力画像の画質が変化するという問題
が発生した。
本発明は、前述した問題点を解決するためになされた
ものであり、画像形成装置の内部温度の変化にともなっ
て画像形成条件を調整するすることにより内部温度の影
響を受けることなく、安定した品質の画像が得られるよ
うな画像形成装置を提供しょうとするものである。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決するために、本発明の画像形成装
置は、画像情報を有する光により感光記録媒体を露光し
て潜像を形成した後、圧力現像装置を通すことによりカ
ラー画像を形成するようにした画像形成装置において、
前記圧力現像装置の温度もしくは圧力現像装置近傍の温
度を検知するための温度検知手段と、前記温度検知手段
からの情報に基づいて画像形成条件を調整するため、感
光記録媒体に照射される光の分光特性を調整する色相調
整手段により構成されている調整手段とを備える。
また、請求項2に記載の画像形成装置によれば、前記
調整手段は、更に、感光記録媒体に照射される光の光量
を調整する光量調整手段を備えていてもよい。
また、請求項3に記載の画像形成装置によれば、画像
情報を有する光により感光記録媒体を露光して潜像を形
成した後、圧力現像装置を通すことによりカラー画像を
形成するようにした画像形成装置において、前記圧力現
像装置の温度もしくは圧力現像装置近傍の温度を検知す
るための温度検知手段と、前記温度検知手段からの情報
に基づいて画像形成条件を調整するため、原稿の画像情
報を有する光により感光記録媒体を露光する露光部近傍
の温度を調整する温度調整手段により構成されている調
整手段とを備える。
また、請求項4に記載の画像形成装置によれば、画像
情報を有する光により感光記録媒体を露光して潜像を形
成した後、圧力現像装置を通すことによりカラー画像を
形成するようにした画像形成装置において、前記圧力現
像装置の温度もしくは圧力現像装置近傍の温度を検知す
るための温度検知手段と、前記温度検知手段からの情報
に基づいて画像形成条件を調整するため、感光記録媒体
の圧力現像装置を通過するスピードを調整する加圧スピ
ード調整手段により構成されている調整手段とを備え
る。
[作用] 本発明の画像形成装置は、圧力現像装置の温度もしく
は圧力現像装置近傍の温度を検知するための温度検知手
段からの情報に基づいて、色相調整手段により感光記録
媒体に照射される光の分光特性を調整する調整手段によ
り画像形成条件を調整してからカラー画像の色を調整す
る。
又、別の本発明の画像形成装置は、さらに前記温度検
知手段により検出された温度に応じて光量を制御する。
又、別の本発明の画像形成装置は、圧力現像装置の温
度もしくは圧力現像装置近傍の温度を検知するための温
度検知手段からの情報に基づいて、温度調整手段により
原稿の画像情報を有する光により感光記録媒体を露光す
る露光部近傍の温度を調整する。
又、別の本発明の画像形成装置は、圧力現像装置の温
度もしくは圧力現像装置近傍の温度を検知する温度検知
手段からの情報に基づいて、加圧スピード調整手段によ
り感光記録媒体の圧力現像装置を通過するスピードを調
整する。
[実施例] 以下、本発明を具体化した実施例を参照して説明す
る。本発明の画像形成装置としての感光感圧複写機を第
1図に示す。
本実施例の感光感圧複写機1では第1図に示されるよ
うに、感光感圧紙12(以下マイクロカプセル紙と称す)
と顕色紙28とからなる感光紙が使用されている。
尚、本実施例に使用されているマイクロカプセル紙12
の支持体の表面にはマイクロカプセルが塗布されてお
り、そのマイクロカプセル内には後述する顕色剤と反応
する染料前駆体等が包含されている。前記顕色紙28の支
持体の表面には、顕色剤が塗布されており染料前駆体と
反応することで発色するが、詳細は、米国特許第439920
9号明細書等に記載されており、ここでは省略する。
複写機1の上部には原稿台ガラス2及び原稿台カバー
3のが配設され、その原稿台ガラス2の上には所望の原
稿4が伏せられて原稿台カバー3が閉じられる。
複写機1の上部における原稿台ガラス2の下方には、
ハロゲンランプ5a及びリフレクタ5b,反対ミラー8など
を備えた光源部5が原稿台ガラス2と平行に架設された
軸13に沿って往復移動可能に配設されている。その光源
部5は、原稿台ガラス2に向けて前記以移動方向に直行
する方向にライン上に光を照射する。照射された光は透
明な原稿台ガラス2を通過して、この上に置かれた原稿
4により下方へ反射される。
前記原稿台ガラス2の下方には、前記光源部5と別体
に移動可能に反射ミラー9a,9bを備えるミラー部9が配
設され、原稿4から反射された光は、反射ミラー8,9a,9
bの順番に反射され、前記光源部5の移動方向と平行と
なるように導かれる。
原稿台ガラス2の下方には、通常固定されている投影
レンズ7、複写画像の色調を調整するために後述するフ
ィルタ6が配設されており、反射ミラー9bにより反射さ
れた光は、投影レンズ7に入射する。前記レンズ7によ
り投影された光は、反射ミラー群10a,10bにより反射さ
れる。
前記反射ミラー10bの下方には、前記マイクロカプセ
ル紙12を露光するための露光台11が配設され、反射ミラ
ー10bと露光台11との間には光路を切り換える反射ミラ
ー10cが配設されている。露光台11に沿って配設された
マイクロカプセル紙には原稿4上の画像情報が結像され
る。露光台11の下方には、本露光後のマイクロカプセル
紙12を副露光するための後述する副露光ユニット80が配
設されている。
又、反射ミラー10a,10bは、通常は固定されている
が、マイクロカプセル紙12上に形成する潜像の大きさを
拡大・縮小する際に設定され、投影倍率13の変更に従っ
て光路長を換えるために軸13の軸方向に一体となって移
動可能な構成となっている。
一方、本複写機1の中央には、カートリッジ15が配設
され、長尺状のマイクロカプセル紙12は、カートリッジ
軸14に巻かれた状態で機体に取り外し可能なカートリッ
ジ15に収容されている。カートリッジ15が機体内の所定
位置にセットされている状態で、マイクロカプセル紙12
の先端部は前記露光台11に向かって引き出される。前記
露光台11の下方には送りローラ19、テンション調整用の
ダンサーローラ21が配設されている。そのダンサーロー
ラ21の右方には、大径加圧ローラ22a,小径加圧ローラ22
b,バックアップローラ22cを備える圧力現像装置22が配
設されており、その圧力現像装置22の右方には、後述す
るように密着されたマイクロカプセル紙12と顕色紙28と
分離するため分離ローラ23が配設され、前記分離ローラ
23と前記カートリッジ15との間には、マイクロカプセル
紙12を巻回保持する巻き取り軸24が配設されている。ま
た、圧力現像装置22には、圧力現像装置22の温度、また
は、その近傍の温度を検出するための温度センサー22d
が配置されている。カートリッジ15の上部から出たマイ
クロカプセル紙12は、テンションローラー19に導かれ
て、露光台11の上方を通った後、ダンサーローラ21,圧
力現像装置22を通過し、さらに分離ローラ23に導かれた
後巻き取り軸24に巻き取られる。尚、カートリッジ15を
出た後の未露光なマイクロカプセル紙12は、遮光カバー
により未露光状態が保持される。圧力現像装置22の下方
には、顕色紙28を収容した給紙カセット29が装着され
る。その給紙カセット29の上方には、負圧吸引を用いて
吸着する吸盤式の給紙機構30が配設されており、顕色紙
28は、給紙機構30により一枚ずつ取り出される。給紙機
構30と圧力現像装置22との間には、送りガイド31d,送り
ローラ31a,31b,31cか配設されており、顕色紙28は送り
ローラ31a,31b,31c、送りガイド31dにより搬送されて圧
力現像装置22に搬入される。
前記圧力現像装置22の右方には熱定着装置32が配設さ
れており、熱定着装置32にはヒートローラ32a,排紙ロー
ラ32b及びヒートローラ32a,排紙ローラ32b間に張架され
ている搬送ベルト32cが配設され、熱定着装置32の右方
には画像が形成された顕色紙28を収納する排紙トレー33
が配設されている。熱定着装置32の上方には、加熱定着
時に発生するガスの臭いを取り除くための脱臭用フィル
タ37と、この脱臭用フィルタ37にガスを誘導するため脱
臭用ファン38を配設している。
又、本複写機には、マイクロカプセル紙12を、装置内
の所定の搬送経路に自動的にセットするためのオートロ
ーディング機能を有している。これは、マイクロカプセ
ル紙12の先端部に張り付けてあるリーダーフィルム部
を、自動的に装置内に引き出した上で、装置内を搬送
し、巻き取り軸24に巻きつける機能である。これによ
り、リーダーフィルム部に続くマイクロカプセル紙12
も、巻き取り軸24に巻き取られ、装置内へのセットも完
了する。
このオートローディングのため、リーダーフィルム部
の引き出し用として、ローラ19とカートリッジ15との間
の半月ローラ17が配設され、又、巻き取り軸24への誘導
用として分離シュート27が回動可能に取り付けられてい
る。巻き取り軸24の周囲にはリーダーフィルムを巻き付
けるためにマキトリガイドウエ25とマキトリガイドシタ
26が配設されている。
更に、リーダーフィルム部には、マイクロカプセル紙
12の感度特性を表すバーコードが設けられている。又、
カートリッジ15と半月ローラ17との間には、リーダーフ
ィルム部上のバーコードを読み取るためのバーコードセ
ンサ17aが配設されており、オートローディング時に、
バーコードセンサ17aがそのバーコードを読み取り、マ
イクロカプセル紙12の感度特性が自動的に入力されるよ
うになっている。
次に、本複写機の動作について説明する。
カートリッジ15が複写機1にセットされると、オート
ローディングを開始する。
半月ローラ17は、オートローディング開始時のみ、搬
送方向に1回から数回回転し、リーダーフィルム部18を
ローラ20まで送り出す。その後は停止し、以後の搬送は
ローラ20の駆動により行われる。この時、リーダーフィ
ルム部上のバーコードがバーコードセンサ17aにより読
み取られ、マイクロカプセル紙12の感度特性が自動的に
入力される。
マキトリガイドウエ25,マキトリガイドシタ26,分離シ
ュート27は、一点鎖線で示す位置に回動し、マイクロカ
プセル紙12の先端部に取り付けられたリーダーフィルム
部18は巻き取り軸24に巻き付けるオートローディングが
終了すると、マキトリガイドウエ25,マキトリガイドシ
タ26,分離シュート27が実線で示す位置に戻りコピー可
能となる。
コピースタートキーが動作されると、ハロゲンランプ
5aの光量とフィルタ6及び副露光ユニット80を後述する
ように制御する。
上記反射ミラー8,光源部5はマイクロカプセル紙12の
搬送速度をV,投影倍率をmとすると、移動速度(1/m)
Vで移動し、反射ミラー9a,9bは移動速度(1/2m)Vで
移動する。マイクロカプセル紙12の搬送速度はミラー群
8、9a,9bの移動速度と上述のように同期させてあるた
め、露光台11を通過する際のマイクロカプセル紙12には
原稿4の所定ライン潜像が順次形成される。尚、上記所
定の速度比は、倍率の設定に基づき、予め定めてある。
潜像が形成されたマイクロカプセル紙12は搬送され、
給紙カセット29の最上位の顕色紙28は給紙機構30、送り
ローラ31a,31b,31c等により搬送される。
圧力現像装置22にはマイクロカプセル紙12と顕色紙28
とが密着して一体となった状態で供給され、マイクロカ
プセル紙12の潜像が形成されたマイクロカプセル面と顕
色紙28の顕色剤塗布面とが内側で接触する状態で一体と
なって大径加圧ローラ22aと小径加圧ローラ22bに挾み込
まれ圧力が加えられる。この圧力により未露光のマイク
ロカプセル紙が破壊され、顕色紙28上に画像が形成され
る。
圧力現像装置22から出たマイクロカプセル紙12と顕色
紙28とは、分離ローラ23にて分離された後、顕色紙28は
熱定着装置32により発色を促進されて画像が形成された
後、排紙ローラ32bにより排紙トレイ33に搬入される。
尚、分離されたマイクロカプセル紙12は分離ローラ23e
を経て巻き取り軸24に巻き取られる。
次にフィルタ6の構成について第2図を参照して詳述
する。
本発明の色相調整手段としてのフィルタ6は、その内
部には光路に交差する方向、即ち図面左右方向へ往復動
可能な光学的フィルタ61,62,63をそれぞれ先端側に備え
た合計3枚の可動フィルタ体64〜66が上下方向へ所定間
隔をもって配設されている。この実施例において、上側
の光学的フィルタ61の色はイエロであり、中間の光学的
フィルタ62の色はマゼンタであり、下側の光学的フィル
タ63の色はシアンである。そして、各光学的フィルタ61
〜63を、光路にて単一で介在させたり、組合せて介在さ
せたりすることにより、放射面領域32から放射される光
の色調が変更される。
各可動フィルタ体64〜66は図示しないガイドフレーム
にて往復動可能に支持されたものであり、各光学的フィ
ルタ61〜63が光路を完全に開放する位置と、各光学的フ
ィルタ61〜63が光路を完全に遮蔽する位置との間で往復
動可能になっている。又、各可動フィルタ体64〜66の基
端側上面には、同フィルタ61〜63の往復同方向へ延びる
ラックがそれぞれ形成されている。更に、各可動フィル
タ61〜63を往復駆動させるために、各可動フィルタ体64
〜66の近傍にはステップモータ71,72,73がそれぞれ配設
され、各ステップモータ71〜73の出力軸に取着されたピ
ニオンが各可動フィルタ体64〜66のラックに駆動連結さ
れている。各ステップモータ71〜73は、後述するフィル
ター制御回路106に電気的に接続されており、フィルタ
ー制御回路103の信号に基づいて、所定回転する様に構
成されている。
従って、各ステップモータ71〜73を駆動させることに
より、各可動フィルタ体64〜66が往復動され、光学的フ
ィルタ61〜63が介在されて光路が遮蔽される。又、各ス
テップモータ71〜73の駆動量を調節することにより、各
可動フィルタ体64〜66の移動量が調節され、各光学的フ
ィルタ61〜63により遮蔽位置が調節される。
次に第3図により、副露光ユニット51の構成例と制御
例について説明する。
第3図はその構成例を示している。本副露光ユニット
80は、発光部81と、フィルタ部83と、拡散板85とから構
成されている。発光部81は、リフレクタ付光源用ハロゲ
ンランプ87と、ハロゲンランプ87の点灯とその光量を制
御するランプ制御回路89とから構成されている。
フィルタ部83は、複数の色相の異なるフィルタ91を収
納すると共に任意の1枚以上のフィルタをハロゲンラン
プ87と拡散板85との間に挿入できるアクチュエータ93
と、そのためにアクチュエータ駆動回路95とから構成さ
れている。フィルタ91は前述のフィルタ6と同様の構成
であり、フィルタ91aの色はイエロであり、フィルタ91b
の色はマゼンタであり、ィルタ91cの色はシアンであ
る。
拡散板85は、フィルタ91を透過して来る色光が均一に
マイクロカプセル紙12に照射されるよう、色光の拡散を
行っている。
ランプ制御回路89とアクチュエータ駆動回路95とは、
副露光用光源制御回路97からの指令に基づいて作動して
いる。
第4図に本実施例の電気的構成を示すブロック図を示
す。
CPU103には、マイクロカプセル紙12のリーダーフィル
ム部上のバーコードを読み取るためのバーコードセンサ
17aと、圧力現像装置22の温度、または、その近傍の温
度を検出するための温度センサー22d、コピースタート
を指示するスタートキーや各フィルタ・露光量を手入力
で調節できるコントロールキー等が設けられているキー
パネル109と、圧力現像装置22の温度、または、その近
傍の温度の高低、あるいは、マイクロカプセル紙12の感
度特性に対応した各フィルタの挿入量及び各光源の露光
量をテーブル的に記憶しているメモリ102と、ハロゲン
ランプ制御回路104と、副露光用光源制御回路108と、フ
ィルタ制御回路106とが接続されている。さらにハロゲ
ンランプ制御回路104はハロゲンランプ5aに接続されて
おり、ハロゲンランプ5aの露光量を制御する。又、副露
光用光源制御回路108は副露光ユニット80に接続されて
いる。フィルタ制御回路106はフィルタ6に接続され、
各フィルタの挿入量を制御する。
以下、本実施例の露光制御動作を説明する。
初めに、マイクロカプセル紙12の発色濃度と圧力現像
装置の温度もしくは圧力現像装置近傍の温度との関係を
述べると、マイクロカプセル紙12は、温度が高くなる
と、発色温度が上がる。又、イエロ,マゼンタ,シアン
の各色によって発色濃度の上がり度合にも差があり、温
度が高くなるにつれて特にイエロとシアンの発色濃度の
上がり方が大きい。従って、温度が高い時には、各色の
色バランスを保つためにフィルタ6内、イエロの光学的
フィルタ61とシアンの光学的フィルタ63の挿入量を減ら
す。
全体の発色濃度が上昇した分を補正するために、ハロ
ゲンタイプ5aの露光量を上げればよい。
又、温度が高くなると階調性が軟調になり、イエロ,
マゼンタ,シアンの各色によって階調性の変化の程度に
も差がある。温度が高くなるにつれてイエロとシアンの
階調性が一番上がり、マゼンタは最も影響が少ない。従
って、温度が高い時には各色の階調性を均一するために
副露光ユニット80内イエロのフィルタ91aとシアンのフ
ィルタ91cの挿入量を増して、各色の階調性を均一にす
る。又、副露光ユニット80のハロゲンランプ87の露光量
を減らして、階調性を出す効果のある副露光量を減らせ
ばよい。
次に第5図に示すフローチャートに基づいて動作を説
明すると、ステップ1(以下、単にS1と称す。他のステ
ップも同様)にて、スタートキーが押下されたか否が判
断されてS2に移行し、温度センサ22dにより圧力現像装
置22の温度もしくは圧力現像装置22近傍の温度が測定さ
れ、その測定された温度に基づいて、その測定された温
度に対応する各光学的フィルタ61〜63の挿入量、ハロゲ
ンランプ5aの光量および副露光ユニット80の副露光量が
メモリ102から読み出され(S2)、そのデータに基づい
てそれぞれが制御される。即ち、圧力現像装置22の温度
もしくは圧力現像装置22近傍の温度が上昇した場合に
は、前述したようにフィルタ6内、イエロの光学的フィ
ルタ61とシアンの光学的フィルタ63の挿入量を減らし、
ハロゲンランプ5aの露光量を増大させて温度の上昇によ
る発色濃度の上昇を補正する。さらに副露光ユニット80
のイエロのフィルタ91aとシアンのフィルタ91cの挿入量
をの挿入量を増やし、副露光ユニット80内のハロゲンラ
ンプ87の露光量を減らして温度による階調制の増加を補
正してS4に移行する。この時、バーコードセンサ17aに
よりマイクロカプセル紙12の感度特性が通紙時に自動的
に入力されているので、フィルタ6等の制御量は、この
感度特性に応じて補正される。
S4でコピー動作で行われ、このフローが終了する。
次に、第6図を参照して第2の実施例について説明す
る。尚、その説明中、前述の実施例と同じ作用効果を奏
するものには、同一番号を付して説明する。
本実施例の場合、露光台11の裏側には、本発明の温度
調整手段としてのヒータ110が設けられている。このヒ
ータ110は、CPU103によって通電制御され、CPU103は、
露光台11の温度を検出するための温度センサー110aから
の信号に基づいて、露光台11の温度が一定になるように
ヒータ110を制御する。又、この実施例の場合、階調性
が要求される写真モードとそうでないドキメントモード
とを切り替えるモード切り替えスイッチがある。
以上のように構成されたものにおいて、コピースター
トキーが操作されると、ハロゲンランプ5aの移動にとも
なって、マイクロカプセル紙12が搬送されることは、前
述の実施例と同様である。
一般に、マイクロカプセル紙12のガンマ特性と露光台
11および圧力現像装置22の温度との間には、第7図に示
す関係があることが、又、マイクロカプセル紙12の白の
再現しやすさを示すD(density)min(minimum)(本
複写機で出力可能な最小濃度)と露光台11および圧力現
像装置22の温度との間には、第8図に示す関係があるこ
とが、それぞれ実験により判明している。
コピースタートキーが繰作された時、CPU103は、、モ
ード切り替えスイッチの状態を判断し(S10)、ドキュ
メトモードが設定されていた際には、S11において、温
度センサー22dにより、圧力現像装置22の温度、また
は、その近傍の温度が高温かどうかを検出する。そし
て、CPU103は、圧力現像装置22の温度、または、その近
傍の温度が高温の場合には、露光台11をヒータ110によ
り加熱し(S12)、又、圧力現像装置22の温度、また
は、その近傍の温度が低温の場合には、ヒータ110に通
電しない(S13)。この状態で、コピー動作が行なわれ
る(S14)。これにより、マイクロカプセル紙12のガン
マ特性は、硬調となり、コントラストが良くなってドキ
メントに適した画質が得られる。この時、圧力現像装置
22の温度、または、その近傍の温度が高温で、露光台11
が高温の場合、Dminが多少悪化するが、ハロゲンランプ
5aの光量を増してやれば改善できる。
又、S10において、写真モードが設定されていた際に
は、S15において、温度センサー22dにより、圧力現像装
置22の温度、または、その近傍の温度が高温かどうかを
検出する。そして、CPU103は、圧力現像装置22の温度、
または、その近傍の温度が高温の場合には、ヒータ110
に通電しない(S16)。又、圧力現像装置22の温度、ま
たは、その近傍の温度が低温の場合には、露光台11をヒ
ータ110により加熱し(S17)、この状態で、コピー動作
が行なわれる(S14)。これにより、マイクロカプセル
紙12のガンマ特性は、軟調となり、階調性が良くなって
写真に適した画質が得られる。
複写機を長時間使用していると、内部発熱により内部
温度が上昇して、圧力現像装置22の温度、または、その
近傍の温度が変化するが、この時、CPU103は、温度セン
サー22dにより、圧力現像装置22の温度は、または、そ
の近傍の温度を検出して露光台11の温度を制御するの
で、圧力現像装置22の温度、または、その近傍の温度変
化に関係なく常に安定した品質の画像が出力される。
次に、第10図を参照して第3の実施例について説明す
る。尚、その説明中、第1の実施例と同じ作用効果を奏
するものには、同一番号を付して説明する。
第10図には、白の再現しやすさを示すDminの変化を、
圧力現像装置22の温度、圧力現像装置22でのマイクロカ
プセル紙12の加圧スピード及び圧力現像装置22の加圧力
をそれぞれ変化させたときについて、それぞれ示されて
いる。
これからも明らかなように、圧力現像装置22の温度が
上昇したり加圧力を増すと、白の再現性が悪く、また加
圧スピードを速めると白の再現性が向上しているのがわ
かる。
この現象より、例えば圧力現像装置の22の温度が装置
内部の温度上昇等によって上昇してしまい白の再現性が
悪化した時には、圧力現像装置22の温度を温度センサー
22dを用いて検出し、加圧スピードまたは加圧力を調整
すれば白の再現性の悪化が防止できる。尚、加圧スピー
ドを変えるには、大径加圧ローラ22aの回転速度を変え
れば良く、又、加圧力の調整は、小径加圧ローラ22bの
大径加圧ローラ22aへの押圧力を変化させれば良い。
本発明は以上詳述した実施例を限定されることはな
く、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形例を考え
ることができる。
上述した実施例においては、本発明を複写機において
具体化した実施例を説明したが、本発明は、プリンター
等その他の画像形成装置にも適用できる。
又、上述した実施例においては、温度センサー22dに
より検出された温度に応じて標準的なフィルタの挿入量
及び光量が設定されるようにしたが、キーパネル109に
コントロールキーを設けて出力画の色調を好みに応じて
コントロールキーから手入力で入力してもよい。
更に、上述した実施例ではフィルタの挿入量を制御し
て、色相をコントロールさせているが、各フィルタ毎に
光源を設け、その光源の光量を制御して色相をコントロ
ールさせてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明によれば、画像形成装置
の長時間の使用においても圧力現像装置の温度、また
は、その近傍の温度の影響を受けることなく、安定した
品質の画像が得られる画像形成装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明を複写機において具体化した
一実施例を示すもので、第1図は装置全体の概略構成
図、第2図はフィルタの概略構成図、第3図は副露光ユ
ニットの概略構成図、第4図は電気的構成を示すブロッ
ク図、第5図は露光制御の動作を示すフローチャート、
第6図乃至第9図は第2の実施例を示す図であり、第6
図は装置の要部のみを示す図、第7図はマイクロカプセ
ル紙のガンマ特性と露光台および圧力現像装置の温度と
の関係を示す図、第8図はマイクロカプセル紙のDminと
露光台および圧力現像装置の温度との関係を示す図、第
9図は動作を示すフローチャート、第10図は第3の実施
例を説明する図であり、マイクロカプセル紙のDminと、
圧力現像装置の温度、圧力現像装置でのマイクロカプセ
ル紙の加圧スピード及び圧力現像装置の加圧力との関係
を示す図である。 図中、6はフィルタ、5aはハロゲンランプ、80は副露光
ユニット、22bは温度センサ、103はCPU、12はマイクロ
カプセル紙である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬尾 恵二 愛知県名古屋市瑞穂区堀田通9丁目35番 地 ブラザー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−300740(JP,A) 実開 平2−30945(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03D 13/00 G03B 27/73

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報を有する光により感光記録媒体を
    露光して潜像を形成した後、圧力現像装置を通すことに
    よりカラー画像を形成するようにした画像形成装置にお
    いて、 前記圧力現像装置の温度もしくは圧力現像装置近傍の温
    度を検知するための温度検知手段と、 前記温度検知手段からの情報に基づいて画像形成条件を
    調整するため、感光記録媒体に照射される光の分光特性
    を調整する色相調整手段により構成されている調整手段
    とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記調整手段が、更に、感光記録媒体に照
    射される光の光量を調整する光量調整手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】画像情報を有する光により感光記録媒体を
    露光して潜像を形成した後、圧力現像装置を通すことに
    よりカラー画像を形成するようにした画像形成装置にお
    いて、 前記圧力現像装置の温度もしくは圧力現像装置近傍の温
    度を検知するための温度検知手段と、 前記温度検知手段からの情報に基づいて画像形成条件を
    調整するため、原稿の画像情報を有する光により感光記
    録媒体を露光する露光部近傍の温度を調整する温度調整
    手段により構成されている調整手段とを備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】画像情報を有する光により感光記録媒体を
    露光して潜像を形成した後、圧力現像装置を通すことに
    よりカラー画像を形成するようにした画像形成装置にお
    いて、 前記圧力現像装置の温度もしくは圧力現像装置近傍の温
    度を検知するための温度検知手段と、 前記温度検知手段からの情報に基づいて画像形成条件を
    調整するため、感光記録媒体の圧力現像装置を通過する
    スピードを調整する加圧スピード調整手段により構成さ
    れている調整手段とを備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
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