JP2920485B2 - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JP2920485B2
JP2920485B2 JP34595695A JP34595695A JP2920485B2 JP 2920485 B2 JP2920485 B2 JP 2920485B2 JP 34595695 A JP34595695 A JP 34595695A JP 34595695 A JP34595695 A JP 34595695A JP 2920485 B2 JP2920485 B2 JP 2920485B2
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俊一 冨田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水系の塗工剤が塗
工された紙を熱風で乾燥する乾燥装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水系の塗工剤が塗工されたシート
状の紙からなるウエブを熱風で乾燥する乾燥装置は、図
2に示す如く、シート搬送路Rの進行方向(矢符F方
向)に沿って配列した複数の乾燥室1,1,1と、各乾
燥室1毎に設けた空気循環装置2,2,2とを備えてい
る。各乾燥室1は、シート搬送路Rが貫通する箱型のケ
ーシング3で形成され、室内1aにノズル4,4が設け
られている。各ノズル4は、シート搬送路Rに向かつて
加熱空気を噴出する噴出口が開設されている。ノズル4
は、シート搬送路Rの上下両側に設けられる他に、シー
ト搬送路Rを通過するウエブWの塗工面と対向する片側
のみに設けられることもある。
【0003】前記空気循環装置2は、乾燥室1の室内に
組み込まれるか、又は乾燥室1の外側に乾燥室1と別体
に設けられる。空気循環装置2は、乾燥室1と別体に設
けられときには、乾燥室1とダクトで接合される。空気
循環装置2は、ノズル4,4に供給路5を介して送風す
る循環フアン6と、送風する空気を所望温度に加熱する
加熱器7と、ノズル4,4から乾燥室1a内へ噴出して
ウエブWに接触した後の乾燥操作後空気を循環アフン6
に導く還流路8と、循環アフン6に新鮮空気を導く吸気
路9と、還流路8から分岐して延設した排気路10とを
備えている。供給路5、吸気路9及び排気路10の夫々
には、空気量調節用のダンパー11を設けてある。各空
気循環装置2の排気路10は、集合路12を介して排気
フアン13に接合してある。
【0004】各乾燥室1における乾燥能力を増大するに
は、ノズル4,4から噴出する乾燥用空気について、風
速を速くすると共に温度を高くし、更に相対湿度を低く
すればよい。乾燥用空気の速度調節は、供給路5に設け
たダンパー11の開度調節で行う。乾燥用空気の温度調
節は、加熱器7の温度調節で行う。更に、乾燥用空気の
相対湿度の調節は、吸気路9に設けたダンパー11及び
排気路10に設けたダンパー11の開度調節で行う。
【0005】ウエブWに塗工剤を塗工する場合には、前
方(矢符F方向)に走行するウエブWの左右両側に塗工
剤を塗布しない耳端部を形成することにより、耳端部か
ら塗工剤が流出するのを防止して、塗工装置と乾燥装置
との間に備えられているガイドロール等が塗工剤で汚れ
ないようにする。しかし、このウエブWは、乾燥室1,
1,1を通過する間に、左右幅方向全域に亘つて均一条
件下の乾燥用空気が噴出されるので、塗工剤の塗布され
ていない耳端部が過乾燥してカールすることがある。こ
の耳端部のカールは、耳端部に折れ皺を生じさせる問題
を招く。
【0006】この問題を解決するには、搬出側Cに位置
する乾燥室1のノズル4,4から噴出する乾燥用空気の
相対湿度を高く設定することにより、ウエブWの塗工さ
れた部分の乾燥能力を極端に低下させることなく、耳端
部の過乾燥を抑制する方策がある。そして、この方策で
は、乾燥室1の出口側に熱シリンダ15,15を設け、
熱シリンダ15,15にウエブWを巻回してウエブWの
最終的な水分調節を行うようにしている。搬出側Cに位
置する乾燥室1のノズル4,4から噴出する乾燥用空気
の相対湿度を高く設定することは、ウエブの種類及び塗
工剤の塗工条件によつては、ウエブWの塗工された部分
に小じわを生じさせない効果を発揮することがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各乾燥室1
における時間当たりの乾燥水分量は、恒率乾燥域となる
搬入側A及び中間寄りBに位置する乾燥室1,1のほう
が、減率乾燥域となる搬出側Cに位置する乾燥室1より
も多い。そのため、搬出側Cに位置する乾燥室1は、乾
燥用空気の相対湿度の上昇が非常に遅くなり、乾燥運転
開始から最適の相対湿度に至までに長時間を必要とす
る。その結果、従来の乾燥装置では、乾燥運転開始から
長時間に亘つて乾燥条件が安定せず、歩留りの低下を招
く問題があつた。
【0008】そこで、本発明は、乾燥運転開始から短時
間のうちに、搬出側乾燥室における乾燥用空気の相対湿
度を最適湿度まで上昇させることができると共に、搬
側乾燥室における乾燥用空気の相対湿度を自動的に調節
できる乾燥装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明の要旨は、シート
搬送路の進行方向に沿って配列した複数の乾燥室と、各
乾燥室毎に設けた空気循環装置とを備え、シート搬送路
の搬入側に位置する搬入側乾燥室に設けた空気循環装置
の排気路を、該搬入側乾燥室より搬出側に位置する搬出
側乾燥室に設けた空気循環装置の吸気路に接合し、搬入
側乾燥室の乾燥操作後空気を搬出側乾燥室の新鮮空気と
して用いるようにした乾燥装置において、前記搬出側乾
燥室の空気循環装置の排気路を、前記乾燥室以外に通じ
る捨て路と前記搬入側乾燥室の空気循環装置の吸気路に
接合する戻し路とに分岐し、該捨て路及び戻し路に対す
る分配率を調節するための風量調節ダンパーを分岐箇所
に設け、前記搬出側乾燥室の空気循環装置の供給路の湿
度を測定する測定器を設け、該測定器の測定値と設定値
との差がゼロとなるように該風量調節ダンパーを操作す
る調節操作具を設けたことを特徴とする乾燥装置であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る乾燥装置を図
1に示す実施の形態に基づいて説明する。本実施の形態
における乾燥装置は、従来と同様に、シート搬送路Rの
進行方向(矢符F方向)に沿って配列した複数の乾燥室
1,1,1と、各乾燥室1毎に設けた空気循環装置2,
2,2とを備えている。本実施の形態における乾燥装置
の改良点は、恒率乾燥域となる搬入側A,Bに位置する
搬入側乾燥室1,1に設けた空気循環装置2,2の排気
路10,10を集合路15で集合すると共に、減率乾燥
域となる搬出側Cに位置する搬出側乾燥室1に設けた空
気循環装置2の吸気路9に集合路15を接合し、搬入側
乾燥室1,1の乾燥操作後空気を搬出側乾燥室1の新鮮
空気として用いるようにしたことである。乾燥操作後空
気とは、ノズル4から噴出してウエブWに接触した後の
空気であつて、乾燥室1a内から還流路8へ導かれるも
のを言う。
【0011】搬出側Cに位置する搬出側乾燥室1の空気
循環装置の排気路9は、その途中に排気フアン16を備
えると共に、乾燥室以外に通じる捨て路17と戻し路1
8とに分岐してある。この分岐箇所には、捨て路17及
び戻し路18に対する空気の分配率を調節するための風
量調節ダンパー21を設けてある。戻し路18は、搬入
側A,Bに位置する搬入側乾燥室1,1の空気循環装置
2,2の吸気路9,9に接合すると共に、吸気フアン1
9を介して新鮮外気導入路20を接合することにより、
所望相対湿度の空気を吸気路9,9に供給できるように
してある。
【0012】前記風量調節ダンパー21は、自動調節装
置23で自動操作されるようになつている。自動調節装
置23は、搬出側Cに位置する搬出側乾燥室1の空気循
環装置2の供給路5における湿度を測定する測定器24
と、測定器24の測定値と設定値との差がゼロとなるよ
うに風量調節ダンパー21を操作する調節操作具25と
を備えている。乾燥装置は、自動調節装置23を備える
ことにより、搬出側Cの供給路5の湿度を最適値に安定
させることができる。
【0013】前記風量調節ダンパー21は、各乾燥室1
における時間当たりの乾燥水分量が予め判明している運
転条件下では、前記自動調節装置23を用いることなく
プログラム制御又は手動操作することも可能である。
【0014】恒率乾燥域となるシート搬送路の搬入側
A,Bに位置する搬入側乾燥室1,1に設けた空気循環
装置2,2は、時間当たりの乾燥水分量が多いため、乾
燥運転開始直後から還流路8,8を流れる乾燥操作後空
気の湿度が急上昇する。この還流路8,8を流れる高湿
度の乾燥操作後空気は、排気路10,10及び集合路1
5を介して搬出側Cに位置する搬出側乾燥室1に設けた
空気循環装置2の吸気路9に供給される。そのため、搬
出側Cに位置する搬出側乾燥室1に設けた空気循環装置
2は、乾燥運転開始から短時間のうちに最適な相対湿度
に到達する。その結果、本実施の形態における乾燥装置
は、乾燥運転開始から短時間のうちに、全部の乾燥室
1,1,1のノズル4,4,4から最適湿度の乾燥用熱
風をウエブWに噴出することが可能となり、歩留りの向
上を図ることができる。
【0015】本実施の形態における乾燥装置は、恒率乾
燥域となる搬入側A,Bに位置する搬入側乾燥室1,1
に設けた空気循環装置2,2の排気路10,10を減率
乾燥域となる搬出側Cに位置する搬出側乾燥室1に設け
た空気循環装置2の吸気路9に接合してある。しかし、
乾燥速度は塗工剤の物性及び塗工量等により変動するた
め、恒率乾燥域が搬入側Aに位置する搬入側乾燥室1と
なり、恒率乾燥域が搬出側B,Cに位置する搬出側乾燥
室1,1となることもある。この場合には、図示は省略
したが、恒率乾燥域となる搬入側Aに位置する搬入側乾
燥室1に設けた空気循環装置2の排気路10を減率乾燥
域となる搬出側B,Cに位置する搬出側乾燥室1,1に
設けた空気循環装置2,2の吸気路9,9に接合すれば
よい。
【0016】要するに、乾燥運転開始から短時間のうち
に、恒率乾燥域に位置する搬出側乾燥室における乾燥用
空気の相対湿度を最適湿度まで上昇させるには、恒率乾
燥域に位置する一室又は複数室の搬入側乾燥室に設けた
空気循環装置の排気路を、減率乾燥域に位置する一室又
は複数室の搬出側乾燥室に設けた空気循環装置の吸気路
に接合すればよい。
【0017】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明に係る乾燥装置
は、次の如き優れた効果を有する。燥運転開始か
ら短時間のうちに乾燥室全体の乾燥条件を安定させるこ
とができるため、歩留りを向上させることができる。
燥用空気の相対湿度を自動的に調節できるため、乾
燥条件を常に安定させることが可能となり、各種乾燥条
件において歩留りを飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乾燥装置の実施の形態を模式的に
示す全体図である。
【図2】従来の乾燥装置を模式的に示す全体図である。
【符号の説明】
R…シート搬送路 1…乾燥室 2…空気循環装置 9…吸気路 5…供給路 10…排気路 21…風量調節ダンパー 24…測定器 25…調節操作具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B26B 21/04 B26B 13/10 B26B 21/00 B26B 25/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート搬送路の進行方向に沿って配列した
    複数の乾燥室と、各乾燥室毎に設けた空気循環装置とを
    え、シート搬送路の搬入側に位置する搬入側乾燥室に
    設けた空気循環装置の排気路を、該搬入側乾燥室より搬
    出側に位置する搬出側乾燥室に設けた空気循環装置の吸
    気路に接合し、搬入側乾燥室の乾燥操作後空気を搬出側
    乾燥室の新鮮空気として用いるようにした乾燥装置にお
    いて、前記搬出側乾燥室の空気循環装置の排気路を、前
    記乾燥室以外に通じる捨て路と前記搬入側乾燥室の空気
    循環装置の吸気路に接合する戻し路とに分岐し、該捨て
    路及び戻し路に対する分配率を調節するための風量調節
    ダンパーを分岐箇所に設け、前記搬出側乾燥室の空気循
    環装置の供給路の湿度を測定する測定器を設け、該測定
    器の測定値と設定値との差がゼロとなるように該風量調
    節ダンパーを操作する調節操作具を設けたことを特徴と
    する乾燥装置。
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