JP2920277B2 - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JP2920277B2
JP2920277B2 JP5119101A JP11910193A JP2920277B2 JP 2920277 B2 JP2920277 B2 JP 2920277B2 JP 5119101 A JP5119101 A JP 5119101A JP 11910193 A JP11910193 A JP 11910193A JP 2920277 B2 JP2920277 B2 JP 2920277B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車速やスロットル開
度などの車両の走行状態に基づいて変速を実行する自動
変速モードと、シフトレバーを操作して選択した変速段
に変速する手動変速モードとに切り換えることのできる
自動変速機を対象とした変速制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように車両用の自動変速機は、多
板クラッチや多板ブレーキなどの摩擦係合装置を適宜に
係合・解放させることにより、複数組の遊星歯車機構を
主体とする歯車列におけるトルクの伝達経路を変え、こ
れにより所定の変速段を設定するように構成されてい
る。この種の自動変速機における変速制御は、一般に
は、車速やスロットル開度等の走行状態を電気的に判断
し、その判断結果に基づいてソレノイドバルブなどを制
御することにより行っている。この変速制御は、通常、
走行状態に応じて変速段を決めた変速線図に基づいて行
うが、このような変速制御では、変速を実行する走行状
態が固定されてしまうため、変速の自由度が少ない。そ
こで最近では、手動操作に基づく出力信号によって前記
摩擦係合装置を適宜に係合・解放させて変速を実行する
機能を付加した自動変速機が種々提案されている。
【0003】例えば特開平2−125174号公報に
は、パーキングレンジやリバースレンジあるいはドライ
ブレンジなどの直線状に配列したレンジ位置に隣接して
アップシフト位置およびダウンシフト位置を設け、シフ
トレバーによって変速モードを切換えるとともに、手動
変速モードではアップシフト位置およびダウンシフト位
置に設けてあるスイッチをシフトレバーによってON動
作させることにより、アップシフトあるいはダウンシフ
トを行わせるよう構成した装置が記載されている。この
種の変速制御装置は、手動変速モードでの変速段の選択
を、現状の変速段に対してアップシフトもしくはダウン
シフトすることにより行うので、手動変速モードに切換
えた時点の変速段(初期変速段)は、その直前の自動変
速モードでの最終変速段としている。
【0004】
【発明が解決しようする課題】上記従来の装置では、自
動変速モードでの最終変速段を手動変速モードでの初期
変速段としており、この初期変速段は、手動操作に基づ
く変速指示がなされるまで維持される。したがって例え
ば運転者がシフトレバーをアップシフト側もしくはダウ
ンシフト側に操作した積りでいても実際にはいずれのシ
フトスイッチもON動作しなかった場合や、アップシフ
ト側およびダウンシフト側のいずれにも操作しないまま
に放置した場合、あるいはそれらのスイッチがフェール
していてON信号を出力しない場合などにおいては、変
速段は初期変速段に固定されてしまい、走行状態に不適
合な変速段になってしまうおそれがある。
【0005】また上記従来の装置では、ドライブレンジ
位置から手動変速モード側の位置にシフトレバーを移動
させた後に、アップシフト側もしくはダウンシフト側に
シフトレバーを操作する必要があるので、スイッチの位
置の確認のためや二操作を行うために動作が遅れたりす
ると、変速の実行が遅くなって変速フィーリングが悪く
なる可能性がある。
【0006】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、実際の走行状態に不適合な変速段の設定を可
及的に防止することのできる変速制御装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、図1に示す構成としたことを特徴と
するものである。すなわちこの発明は、モード切換え手
段1からの出力信号によって、車両の走行状態に基づい
て変速を判断し実行する自動変速モードと手動操作によ
って指示された変速段に変速する手動変速モードとの切
換えを行い、かつ自動変速モードでの複数の前進段を設
定可能なレンジから手動変速モードに切換えた場合の手
動変速モードでの初期変速段をその直前の自動変速モー
ドでの最終変速段に設定し、その初期変速段を手動操作
によって変速段の指示があるまで保持する自動変速機A
の変速制御装置において、前記モード切換え手段1が自
動変速モードから手動変速モードに切換える信号を出力
した時点から手動操作による変速段の指示が行われるま
での時間を計測するタイマ手段2と、そのタイマ手段2
が計測した時間と予め設定した基準時間とを比較する時
間比較手段3と、前記タイマ手段2で計測した時間が前
記基準時間を越えた場合に手動操作によって変速段が指
示されるまでの間は前記自動変速モードでの変速を実行
する変速指示手段4とを具備していることを特徴とする
ものである。
【0008】
【作用】この発明で対象とする自動変速機Aは、シフト
レバーなどの所定の手動操作部材によってモード切換え
手段1を動作させ、それに伴う出力信号によって自動変
速モードと手動変速モードとに切換えられる。ここで自
動変速モードは、車速やエンジン負荷などの走行状態に
基づいて変速段が判断されて設定される変速形態であ
り、また手動変速モードは、所定の操作部材を手動操作
することによって指示される変速段を設定する変速形態
である。自動変速モードからこの手動変速モードに切換
えられる信号がモード切換え手段1から出力された場
合、その時点の変速段は、自動変速モードでの最終変速
段に設定される。これと同時にタイマ手段2が時間の計
測を開始し、その計測時間は、時間比較手段3によって
基準時間と比較される。タイマ手段2によって時間の計
測を開始した後、手動操作に基づく変速段の指示がなさ
れないまま、計測された時間が基準時間を越えた場合に
は、変速指示手段4は、自動変速モードでの変速を実行
するように変速段の指示信号を出力する。すなわち走行
状態に応じて予め定めてある変速段となるよう変速指令
が行われる。
【0009】
【実施例】つぎにこの発明の実施例を図面を参照して説
明する。図2はこの発明の一実施例の基本的な構成を示
すブロック図であって、ここに示す自動変速機Aは、走
行状態に応じて変速段を設定する自動モードと、手動操
作に基づいて変速段を設定する手動モードとを選択でき
るように構成されている。すなわち自動変速機Aは、油
圧制御装置20における変速用のソレノイドバルブS1
,S2 、およびエンジンブレーキを効かせる状態にす
るためのソレノイドバルブS3 、ならびにライン圧用ソ
レノイドバルブSLT、ロックアップクラッチ用ソレノイ
ドバルブSLU、さらにはアキュームレータ背圧用ソレノ
イドバルブSLNを自動変速機用の電子制御装置(EC
U)21によって制御するとともに、シフトレバーによ
って操作するシフト装置22によりマニュアルバルブを
動作させて所定のレンジを設定し、また変速段スイッチ
を動作させて所定の変速段を設定するように構成されて
いる。
【0010】このシフト装置22は、シフトレバーによ
って自動変速モードでの走行レンジを選択する一方、手
動変速モードで変速段を選択する機能を備えたものであ
る。その一例を簡単に説明すると、図3に示すシフト装
置22は、シフトレバー23のグリップ部の頂部にアッ
プシフトスイッチ24を設けるとともに、そのグリップ
部の車両前方側下部にダウンシフトスイッチ25を設
け、かつこれらのスイッチ24,25を電子制御装置2
1に接続したものであり、このシフトレバー23によっ
て選択される自動変速モードでの各レンジ位置および手
動変速モードを設定する位置は、図4に示すように配列
されている。
【0011】すなわち図4において、上から順にパーキ
ング(P)、リバース(R)、ニュートラル(N)、ド
ライブ(D)の各レンジ位置が設定され、そのドライブ
レンジ位置の左側に第1速ないし第3速の間で変速を行
わせる“3”レンジ位置が設定され、その下側(車両で
は後方側)に第1速と第2速との変速を行う“2”レン
ジ位置、ロー(L)レンジ位置が順に設定されている。
また一方、トライブレンジ位置の右側に手動変速モード
を設定するためのダイレクトモード(DM)位置が設け
られ、ここにDMスイッチSDMが配置されている。そし
て図3に示すシフト装置は、シフトレバー23をDM位
置に移動させ、ここで前記アップシフトスイッチ24を
ON動作させるごとに、一段づつアップシフトし、また
反対にダウンシフトスイッチ25をON動作させるごと
に、一段づつダウンシフトするように構成されている。
【0012】ここで電子制御装置21について簡単に説
明すると、電子制御装置21は図5に示すように、中央
演算処理装置(CPU)およびROMやRAMなどの記
憶素子を主体として構成されており、この電子制御装置
21には、入力インターフェース回路29を介して、D
Mスイッチからの信号、アップシフトスイッチ24から
の信号、ダウンシフトスイッチ25からの信号、D・G
・T信号、オートドライブコンピューターからの信号、
ニュートラルスタートスイッチからの信号、水温センサ
ーからの信号、スロットルポジションセンサーからの信
号、吸気管圧力の信号、スピードセンサーNO.1および
NO.2からの信号、トランスミッション(TM)インプ
ットスピードセンサーからの信号、キックダウンスイッ
チからの信号、トランスミッションコントロールスイッ
チからの信号、ストップランプスイッチからの信号、パ
ターンセレクトスイッチからの信号がそれぞれ入力され
ている。また出力インターフェース回路30を介して燃
料噴射制御コンピュータ(EFIコンピュータ)に信号
が出力され、また他の出力インターフェース回路30を
介して、変速用のソレノイドバルブS1 ,S2 、エンジ
ンブレーキ用のソレノイドバルブS3 、ライン圧制御用
のソレノイドバルブSLT、ロックアップクラッチ制御用
のソレノイドバルブSLU、アキュームレータ背圧制御用
のソレノイドバルブSLNに信号が出力され、さらにダイ
アグノーシス信号が出力されている。なお、電子制御装
置21は、定電圧電源31を介してバッテリー32に接
続されている。
【0013】この電子制御装置21によって制御される
自動変速機Aの歯車列の一例を図示すれば、図6のとお
りであり、またこの歯車列を対象として自動モードと手
動モードとで変速を実行する油圧制御装置20の油圧回
路の主要部分を図示すれば図7のとおりである。
【0014】すなわち図6に示す自動変速機Aには、ロ
ックアップクラッチ35を有するトルクコンバータ36
と、一組の遊星歯車機構を有する第2変速部37と、二
組の遊星歯車機構によって複数の前進段および後進段を
設定する第1変速部38とが設けられている。
【0015】第2変速部37は、ハイ・ローの二段の切
換えを行うものであって、その遊星歯車機構のキャリヤ
39がトルクコンバータ36のタービンランナ40に連
結されており、またこのキャリヤ39とサンギヤ41と
の間にはクラッチC0 および一方向クラッチFo が相互
に並列の関係となるよう設けられ、さらにサンギヤ41
とハウジングHu との間にブレーキB0 が設けられてい
る。
【0016】第1変速部38の各遊星歯車機構における
サンギヤ42,43は、共通のサンギヤ軸44に設けら
れており、この第1変速部38の図における左側(フロ
ント側)の遊星歯車機構におけるリングギヤ45と第2
変速部37におけるリングギヤ46との間に第1クラッ
チC1 が設けられ、また前記サンギヤ軸44と第2変速
部37のリングギヤ46との間に第2クラッチC2 が設
けられている。第1変速部38における図の左側の遊星
歯車機構のキャリヤ47と右側(リヤ側)の遊星歯車機
構のリングギヤ48とが一体的に連結されるとともに、
これらのキャリヤ47とリングギヤ48とに出力軸49
が連結されている。
【0017】そしてバンドブレーキである第1ブレーキ
B1 がサンギヤ軸44の回転を止めるように、より具体
的には第2クラッチC2 のクラッチドラムの外周側に設
けられており、またサンギヤ軸44とハウジングHu と
の間に、第1一方向クラッチF1 と第2ブレーキB2 と
が直列に配置されており、またリヤ側の遊星歯車機構に
おけるキャリヤ50とハウジングHu との間に第2一方
向クラッチF2 と第3ブレーキB3 とが並列に配置され
ている。
【0018】上記の歯車列を備えた自動変速機Aは、前
進段で第1速ないし第4速を設定することができ、これ
らのうち第1速および第2速は自動モードでエンジンブ
レーキが効かず、手動モードでエンジンブレーキを効か
せる必要があるので、前記油圧制御装置20には図7に
示す油圧回路が組み込まれている。
【0019】マニュアルバルブ100は、シフトレバー
を操作してスプール101を移動することにより油圧の
給排状態を切換えるものであって、プライマリーレギュ
レータバルブ(図示せず)で調圧されたライン圧PL を
供給するライン圧油路60が入力ポート102に接続さ
れており、Dレンジでは、スプール101が図示の位置
にあって入力ポート102をDポート103に連通させ
るようになっている。またSレンジではスプール101
が図の下側に移動して入力ポート102がDポート10
3とSポート104とに連通し、Lレンジではスプール
101が更に下側に移動して入力ポート102がDポー
ト103、Sポート104およびLポート105の三者
に連通し、また反対にNレンジではスプール101が入
力ポート102を閉じ、Rレンジでは入力ポート102
がRポート106に連通し、Pレンジでは入力ポート1
02を閉じるとともに、他のポートをドレンポートに連
通するようになっている。
【0020】第1速と第2速との間の変速を行う 1-2シ
フトバルブ200は、四つのランドを有するスプール2
01とその一端部に配置したスプリング202とを備え
ており、スプリング202とは反対側の端部に形成した
制御ポート203が第2ソレノイドバルブS2 に接続さ
れ、第2ソレノイドバルブS2 がOFFのときに、ライ
ン圧油路61からストレーナ62およびオリフィス63
を介して供給されるライン圧PL が制御ポート203に
生じるようになっている。
【0021】制御ポート203より図での下側に、最上
部のランドで開閉されるセカンドコーストポート204
と、このセカンドコーストポート204とドレンポート
205とに選択的に連通される第1ブレーキポート20
6とが順に形成され、この第1ブレーキポート206に
セカンドコーストモジュレータバルブ64を介して第1
ブレーキB1 が接続されている。またドレンポート20
5より図での下側に、マニュアルバルブ100のDポー
ト103に接続したDポート207が形成されており、
このDポート207と他のドレンポート208とに選択
的に連通される第2ブレーキポート209に第2ブレー
キB2 が接続されている。前記他のドレンポート208
より図での下側に更に他のドレンポート210が形成さ
れており、このドレンポート210とローコーストポー
ト211とに選択的に連通される第3ブレーキポート2
12に第3ブレーキB3 が接続されている。そしてスプ
リング202を配置してある最下端部にホールドポート
213が形成されている。
【0022】第2速と第3速との間の変速を行う 2-3シ
フトバルブ300は、六つのランドを形成したスプール
301と、その一端部(図の下端部)に配置したスプリ
ング302とを有しており、スプリング302とは反対
側の端部に形成した制御ポート303が第1ソレノイド
バルブS1 に接続され、第1ソレノイドバルブS1 がO
FFのときに、前記マニュアルバルブ100のDポート
103からストレーナ65およびオリフィス66を介し
て供給されるライン圧PL が制御ポート303に生じる
ようになっている。
【0023】この 2-3シフトバルブ300には、図の上
から順に、第1ドレンポート304、ブレーキポート3
05、第1Dポート306が形成されており、そのブレ
ーキポート305が前記 1-2シフトバルブ200のセカ
ンドコーストポート204に接続されるとともに、この
ブレーキポート305を第1ドレンポート304と第1
Dポート306とに選択的に連通させるようになってい
る。上記のポートに続けて、ホールド出力ポート30
7、入力ポート308、クラッチポート309、第2ド
レンポート310が順に形成されており、第1ドレンポ
ート304とブレーキポート305とが連通していると
きに、第1Dポート306とホールド出力ポート30
7、入力ポート308とクラッチポート309とがそれ
ぞれ連通し、ブレーキポート305が第1Dポート30
6に連通しているときに、ホールド出力ポート307と
入力ポート308、クラッチポート309と第2ドレン
ポート310とがそれぞれ連通するようになっている。
【0024】さらに第2ドレンポート310に続けてブ
レーキポート311、第2Dポート312が順に形成さ
れており、クラッチポート309が入力ポート308に
連通しているときに第2ドレンポート310がブレーキ
ポート311に連通し、また反対にクラッチポート30
9が第2ドレンポート310に連通しているときにブレ
ーキポート311と第2Dポート312とが連通するよ
うになっている。さらにまたスプリング302を配置し
てある最下端部にホールドポート313が形成されてい
る。
【0025】そして前記クラッチポート309に第2ク
ラッチC2 が接続される一方、前記1-2シフトバルブ2
00のホールドポート213とこのクラッチポート30
9とが接続されている。またブレーキポート311がロ
ーコーストモジュレータバルブ67を介して 1-2シフト
バルブ200のローコーストポート211に接続されて
いる。さらにホールドポート313がマニュアルバルブ
100のLポート105に接続され、Lレンジではスプ
ール301を図の右半分に示すように押し上げた位置に
保持するようになっている。
【0026】3-4シフトバルブ400は第2ソレノイド
バルブS2 および 2-3シフトバルブ300のホールド出
力ポート307から送られる油圧によって制御されて、
前述した第2変速部37の変速を実行するものであっ
て、四つのランドが形成されたスプール401とその一
端部に配置したスプリング402とを備えており、スプ
リング402とは反対側の端部に形成した制御ポート4
03が、前述した 1-2シフトバルブ200の制御ポート
203と同様に、第2ソレノイドバルブS2 に接続さ
れ、またスプリング402を配置してある端部に形成し
たホールドポート404が、 2-3シフトバルブ300に
おけるホールド出力ポート307に接続されている。
【0027】この 3-4シフトバルブ400は、第2ソレ
ノイドバルブS2 がOFFとなっていて制御ポート40
3にライン圧PL が作用している場合に、ライン圧油路
61に接続してある入力ポート405が、ブレーキB0
を接続してあるブレーキポート406に連通し、また反
対に制御ポート403から排圧されている場合あるいは
ホールドポート404に油圧が作用している場合に入力
ポート405が、クラッチC0 を接続してあるクラッチ
ポート407に連通するようになっている。
【0028】そしてマニュアルバルブ100のDポート
103に第1クラッチC1 が接続されるとともに、この
第1クラッチC1 から 2-3シフトバルブ300の第1お
よび第2のDポート306,312に至る油路68の途
中に、手動モードでの第1速と第2速とでエンジンブレ
ーキを効かせるため、換言すれば自動モードでの第1速
と第2速とでのエンジンブレーキを阻止するためのコー
ストブレーキカットオフバルブ500が設けられてい
る。
【0029】これは、第1クラッチC1 に接続してある
クラッチポート501と 2-3シフトバルブ300の第1
および第2のDポート306,312に接続してあるブ
レーキポート502とを選択的に連通させるものであっ
て、スプリング503によって一方向に押圧されたスプ
ール504を有するとともに、スプリング503を配置
した端部に形成されているホールドポート505が、オ
ーバードライブ(O/D)ロックアウトバルブ600を
介して、マニュアルバルブ100のSポート104に接
続され、またこれとは反対側の端部に形成した制御ポー
ト506が第3ソレノイドバルブS3 に接続されてい
る。そしてこの第3ソノイドバルブS3 は、第1クラッ
チC1 と制御ポート506とを、ストレーナ65および
オリフィス70を介して接続している油路71に介装さ
れ、OFF状態でドレンポートを閉じて制御ポート50
6にライン圧PL を生じさせ、ON状態でドレンポート
を開いて制御ポート506から排圧するようになってい
る。
【0030】O/Dロックアウトバルブ600は、弁体
601の位置を、制御ポート602に作用するライン圧
PL とこの制御圧に対抗するスプリング603とによっ
て制御することにより、出力ポート604を入力ポート
605とドレンポート606とに選択的に連通させるよ
う構成されている。すなわち弁体601は、中間部の外
径を両端部の外径より小さくしたものであって、図7の
右半分に示すように弁体601がスプリング603を圧
縮して押し下げられている状態では、出力ポート604
と入力ポート605とが弁体601の外周側の隙間を介
して連通し、また弁体601が図7の左半分に示す位置
に押し上げられている状態では、入力ポート605が閉
じられるとともに、出力ポート604がドレンポート6
06に連通する。
【0031】そしてその出力ポート604にコーストブ
レーキカットオフバルブ500のホールドポート505
が接続され、また入力ポート605はマニュアルバルブ
100のSポート104に接続され、さらに制御ポート
602は第1ソレノイドバルブS1 に接続されている。
【0032】上記の各ソレノイドバルブS1 ,S2 ,S
3 が図8に示すようにONもしくはOFFとされるの
で、 1-2シフトバルブ200では、第1速で右半分に示
すようにスプール201が押し下げられ、それ以外の前
進段ではスプール201が図の左半分に示すように押し
上げられ、また 2-3シフトバルブ300では、第1速お
よび第2速で図の右半分に示すようにスプール301が
押し上げられ、第3速および第4速ではスプール301
が図の左半分に示すように押し下げられ、さらに3-4シ
フトバルブ400では、第1速ないし第3速でスプール
401が図の右半分に示すように押し上げられ、第4速
で図の左半分に示すように押し下げられる。その結果、
各摩擦係合装置が図8に示すように係合あるいは解放さ
れて各変速段が設定される。
【0033】なお、図8は作動表であって、○印はソレ
ノイドバルブについてON、摩擦係合装置については係
合を示し、また×印はソレノイドバルブについてOF
F、摩擦係合装置については解放を示す。
【0034】ここで特に手動モードでの第1速と第2速
とについて説明すると、これらの変速段を設定する場
合、第3ソレノイドバルブS3 はONとされるので、コ
ーストブレーキカットオフバルブ500の制御ポート5
06から排圧され、そのスプール504がスプリング5
03によって図の左半分に示す位置へ押し上げられる。
その結果、クラッチポート501とブレーキポート50
2とが連通するので、 2-3シフトバルブ300の第1D
ポート306と第2Dポート312とにライン圧PL が
供給される。一方、 2-3シフトバルブ300は、第1速
および第2速を設定する際に、第1ソレノイドバルブS
1 がONとされて制御ポート303から排圧され、それ
に伴ってスプール301が図の右半分に示す位置に押し
上げられているから、第1Dポート306がブレーキポ
ート305に連通し、第2Dポート312がブレーキポ
ート311に連通する。すなわちこれらのブレーキポー
ト305,311にそれぞれ接続されている 1-2シフト
バルブ200のセカンドコーストポート204とローコ
ーストポート211とにライン圧PL が供給される。
【0035】この 1-2シフトバルフ200は、第1速の
ときに第2ソレノイドバルブS2 がOFFとなって制御
ポート203に油圧が供給されることによりスプール2
01が図の右半分に示す位置に押し下げられるから、ロ
ーコーストポート211が第3ブレーキポート212に
連通し、その結果、ここに接続してある第3ブレーキB
3 に油圧が供給されてこれが係合する。すなわち図6に
示す歯車列において、第2一方向クラッチF2 と並列の
関係にある第3ブレーキB3 が係合するためにキャリヤ
50の正逆両方向への回転が阻止され、エンジンブレー
キを効かせることができる。
【0036】また 1-2シフトバルブ200は第2速の際
に、第2ソレノイドバルブS2 がONとなって制御ポー
ト203から排圧され、そのスプール201が図の左半
分に示す位置へ押し上げられるから、セカンドコースト
ポート204が第1ブレーキポート206に連通し、そ
の結果、ここに接続してある第1ブレーキB1 が係合す
る。すなわち図6に示す歯車列において、第1一方向ク
ラッチF1 および第2ブレーキB2 に対して並列の関係
にある第1ブレーキB1 が係合することにより、第1変
速部38におけるサンギヤ42,43の正逆両方向の回
転が阻止され、エンジンブレーキを効かせることができ
る。
【0037】上記の歯車列および油圧回路を備えた自動
変速機Aでの自動変速モードから手動変速モードへの切
り換えは、シフトレバーを手動変速位置へ移動させて所
定のスイッチをON動作させることにより行う。すなわ
ち図3および図4に示すシフト装置22であれば、シフ
トレバー23をDM位置に移動させてDMスイッチSDM
をON動作させれば、手動変速モードに切り替わり、D
レンジでの走行時の最終変速段が手動変速モードでの初
期段として設定される。したがってこの状態でアップシ
フトスイッチ24を1回、ON動作させるごとに、1段
づつアップシフトし、また反対にダウンシフトスイッチ
25を1回、ON動作させるごとに、1段づつダウンシ
フトが生じる。
【0038】なおここで、自動変速モードとは、通常の
車両用自動変速機における変速制御と同様に、車両の走
行状態と変速線図とから、設定すべき変速段を判断し、
その変速段への変速を実行するモードである。したがっ
て自動変速モードでDレンジを選択していれば、第1速
ないし第4速が走行状態に応じて設定され、かつ第1速
および第2速ではエンジンブレーキが効かない。またS
レンジを選択していれば、第1速ないし第3速が走行状
態に応じて設定され、かつ第2速でエンジンブレーキが
効くようになる。さらにLレンジを選択していれば、第
1速および第2速が走行状態に応じて設定され、かつこ
れら両方の変速段でエンジンブレーキが効く。
【0039】これに対して手動モードとは、運転者のマ
ニュアル操作によって変速段を選択し、その変速段への
変速を実行し、さらに選択される全ての変速段でエンジ
ンブレーキを効かせるモードである。したがってこの手
動モードにおいては、第1速あるいは第2速を設定する
場合、変速用のソレノイドバルブS1 ,S2 およびエン
ジンブレーキ用のソレノイドバルブS3 が、図8の作動
表のうち「手動」の欄に示すようにONもしくはOFF
とされる。
【0040】上述したように手動変速モードへの切り換
えは、シフトレバー23をDレンジ位置から図4に符号
DMで示す手動変速モードの位置に移動させてDMスイ
ッチSDMをONにすることによって行うが、DMスイッ
チSDMがON信号を出力した場合、変速段は、直前に自
動変速モードでの変速段に維持され、かつその変速段が
第1速もしくは第2速であれば、エンジンブレーキ用の
第3ソレノイドバルブS3 がON状態になる。すなわち
第1速あるいは第2速であってもエンジンブレーキの効
く状態になる。このようにして設定される手動変速モー
ドでのいわゆる初期変速段は、アップシフトスイッチ2
4もしくはダウンシフトスイッチ25がON動作させら
れて信号を出力するまでは維持される。しかし、運転者
がシフトレバー23によってアップシフトスイッチ24
もしくはダウンシフトスイッチ25を動作させることを
忘れていたり、あるいはこれらのスイッチ24,25が
フェールしていたりして、初期変速段のままの状態が長
く続くと、その間に走行状態が変化して、走行トルクが
不足したりエンジン回転数が高くなり過ぎたりするな
ど、走行状態に対する変速比が不適合になる場合があ
る。このような不都合を防ぐために上述した変速制御装
置は、手動変速モードへの切換え時の変速制御を以下の
ように行う。
【0041】図9および図10はそのための制御ルーチ
ンを示すフローチャートであって、ステップ1では、入
力信号の処理を行い、ついでステップ2では、Nレンジ
が選択されているか否かを判断する。Nレンジが選択さ
れていなければ、Dレンジが選択されているか否かを判
断し(ステップ3)、Dレンジが選択されていなけれ
ば、DMスイッチSDMがONになったか否かを判断する
(ステップ4)。前述したように、DMスイッチSDMは
Dレンジ位置に隣接して設けてあるから、ステップ4の
判断結果が“イエス”となれば、Dレンジから手動変速
モードに切換えられたことになる。したがってステップ
4の判断結果が“イエス”の場合には、タイマtをゼロ
スタートさせる(ステップ5)。
【0042】これに続けてフラグF1 が“1”か否かを
判断する(ステップ6)。このフラグF1 は、“1”に
セットされることにより手動変速モードでの変速制御が
実行されていることを示すフラグであり、このステップ
6の判断結果が“ノー”の場合、すなわちDMスイッチ
SDMがONとなっているものの、未だアップシフトスイ
ッチ24およびダウンシフトスイッチ25のいずれもが
ON動作させられていない状態では、ステップ7に進ん
でいずれかのシフトスイッチ24,25がONか否かを
判断する。これらいずれかのシフトスイッチ24,25
がON動作させられると、手動変速モードでの変速を行
うことが確定したことになるので、フラグF1 を“1”
にセット(ステップ8)するとともに、そのON動作さ
せられたシフトスイッチ24,25からの信号に基づい
て変速制御を行う。すなわち手動変速モードでの変速制
御を実行し、第1速もしくは第2速では第3ソレノイド
バルブS3 をON動作させてエンジンブレーキを効かせ
るなどの制御を実行する(ステップ9)。なお、このス
テップ9の制御は図示しないサブルーチンに従って実行
される。また手動変速モード(DM)インジケータ(図
示せず)を点灯(ステップ10)し、さらに変速段を設
定するための信号を出力する(ステップ11)。
【0043】なお、フラグF1 が既に“1”にセットさ
れていてステップ6の判断結果が“イエス”であれば、
ステップ7,8を飛ばしてステップ9に進む。
【0044】他方、いずれのシフトスイッチ24,25
もON動作させられないためにステップ7の判断結果
が、“ノー”となった場合には、タイマtによる計測時
間が予め定めた基準時間T0 以上か否かを判断する。基
準時間T0 を経過していなければステップ7の前に戻
り、また基準時間T0 を経過していれば、自動変速モー
ドであるDレンジでの変速パターンを設定する(ステッ
プ13)。これは通常の自動変速モードでの変速のため
に使用される変速線図を設定する制御であり、その変速
線図の一例を図11に示す。これは、手動変速モードが
選択されたにも拘らず、自動変速モードで変速を実行す
ることになるので、ステップ14ではDMインジケータ
を点滅する制御を実行し、運転者の注意を促す。そして
ステップ13で設定した変速パターンに従って変速段を
判断し、かつ実行させる変速出力処理を行う(ステップ
15)。
【0045】ステップ15に続けてDMスイッチSDMが
ONか否かを判断し(ステップ16)、その判断結果が
“ノー”であれば、自動変速モードに切換えられたこと
になるので、制御プロセスはリターンし、また判断結果
が“イエス”であれば、いずれかのシフトスイッチ2
4,25がONか否かを判断する(ステップ17)。こ
のステップ17の判断結果が“イエス”であれば、ステ
ップ8に進んで手動変速モードでの正規の制御を行う。
また判断結果が“ノー”であれば、ステップ13に進ん
で自動変速モードでの変速制御を継続する。
【0046】また一方、Nレンジが選択されているため
にステップ2の判断結果が“イエス”となった場合に
は、フラグF1 をゼロリセット(ステップ18)した後
にリターンする。さらにDレンジが選択されているため
にステップ3の判断結果が“イエス”となった場合に
は、フラグF1 をゼロリセット(ステップ19)すると
ともに、Dレンジ用の変速パターンを設定(ステップ2
0)した後にDレンジインジケータを点灯(ステップ2
1)し、そしてDレンジ用変速パターンに従って変速段
を判断するとともに、その変速段を設定するための制御
を実行する(ステップ22)。
【0047】そしてまたDMスイッチSDMがOFFであ
ることによりステップ4の判断結果が“ノー”となった
場合には、フラグF1 をゼロリセット(ステップ23)
した後にリターンする。
【0048】したがって上記の変速制御によれば、DM
スイッチSDMがONになって手動変速モードに切り換え
ることが判断された後に、アップシフトあるはダウンシ
フトの指示が所定時間以上行われなかった場合には、自
動変速モードでの変速制御が行われ、その結果、走行状
態に適した変速段が設定される。
【0049】なお、上述した実施例では、手動操作によ
ってアップシフト信号とダウンシフト信号とを出力する
ことにより、手動変速モードでの変速を行うよう構成し
た自動変速機を対象として説明したが、この発明は、要
は、手動操作に基づくスイッチからの出力信号で手動変
速モードに切換え、しかる後に変速段を指示する手動操
作を行う自動変速機を対象とすればよいのであり、した
がって手動変速モードでの変速段の指示は直接、各変速
段を指示するものであってもよい。また手動変速モード
への切換え信号の出力の後に行われる自動変速モードで
の変速制御は、上記の実施例におけるようにDレンジで
の変速パターンに従って行えば、必要とする変速パター
ンの数の削減に有利であるが、この発明は上記の実施例
に限定されないのであって、その場合の自動変速モード
での制御は、そのために特別に用意した変速パターンに
従って行うこととしてもよく、あるいはパワーパターン
など動力性能を重視したパターンに従って行うこととし
てもよい。さらにこのDMスイッチのONの後の自動変
速モードでの変速制御の際に、ロックアップクラッチや
変速時のトルクダウン制御さらには油圧の制御を、通常
の自動変速モードでの変速の際の制御と同様に行っても
よい。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
の変速制御装置によれば、モード選択スイッチにより手
動変速モードが選択された後、手動操作によって変速段
が選択されない状態が所定時間以上継続した場合、走行
状態に応じた変速段への変速が行われるので、手動操作
に基づいて変速段を指定する信号を出力するスイッチ類
のフェールなどがあっても、走行状態に適した変速比が
達成され、燃費や乗心地の悪化を防止できるなどの効果
を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本的な構成を説明するためのブロ
ック図である。
【図2】この発明の一実施例を概略的に示すブロック図
である。
【図3】シフト装置の一例を示す概略的な斜視図であ
る。
【図4】図3に示すシフト装置におけるレンジ位置を示
す図である。
【図5】電子制御装置の制御システムを概略的に示すブ
ロック図である。
【図6】歯車列を示すスケルトン図である。
【図7】油圧回路の主要部を示す油圧回路図である。
【図8】各変速段を設定するための摩擦係合装置の係合
作動表を示す図である。
【図9】自動変速モードを選択した場合の制御と手動変
速モードを選択した場合の制御とのルーチンの一部を示
すフローチャートである。
【図10】自動変速モードを選択した場合の制御と手動
変速モードを選択した場合の制御とのルーチンの他の部
分を示すフローチャートである。
【図11】Dレンジで使用される変速パターンの一例を
示す図である。
【符号の説明】
1 モード切換えスイッチ 2 タイマ手段 3 時間比較手段 4 変速指示手段 A 自動変速機
フロントページの続き (72)発明者 甲斐川 正人 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 犬塚 武 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 服部 雅士 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−46262(JP,A) 特開 昭58−124853(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48 B60K 20/00 - 20/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モード切換え手段からの出力信号によっ
    て、車両の走行状態に基づいて変速を判断し実行する自
    動変速モードと手動操作によって指示された変速段に変
    速する手動変速モードとの切換えを行い、かつ自動変速
    モードでの複数の前進段を設定可能なレンジから手動変
    速モードに切換えた場合の手動変速モードでの初期変速
    段をその直前の自動変速モードでの最終変速段に設定
    し、その初期変速段を手動操作によって変速段の指示が
    あるまで保持する自動変速機の変速制御装置において、 前記モード切換え手段が自動変速モードから手動変速モ
    ードに切換える信号を出力した時点から手動操作による
    変速段の指示が行われるまでの時間を計測するタイマ手
    段と、そのタイマ手段が計測した時間と予め設定した基
    準時間とを比較する時間比較手段と、前記タイマ手段で
    計測した時間が前記基準時間を越えた場合に手動操作に
    よって変速段が指示されるまでの間は前記自動変速モー
    ドでの変速を実行する変速指示手段とを具備しているこ
    とを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
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