JP2920019B2 - 舗装装置及び方法 - Google Patents

舗装装置及び方法

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JP2920019B2 JP10793192A JP10793192A JP2920019B2 JP 2920019 B2 JP2920019 B2 JP 2920019B2 JP 10793192 A JP10793192 A JP 10793192A JP 10793192 A JP10793192 A JP 10793192A JP 2920019 B2 JP2920019 B2 JP 2920019B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、競技場のトラックやフ
ィールドの表面を樹脂で舗装する装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】競技場等において天候に拘わらず競技を
行うことができるように、地面の表面を、或いは地面の
上に打設されたアスファルトの表面をウレタン等の弾性
を有する合成樹脂で舗装することが行われている。
【0003】従来、樹脂の舗装作業は人手によって行わ
れており、保持棒の先端に板状のレーキ板が取り付けら
れた引き伸ばし器具を使用し、基礎となるアスファルト
面の上にウレタン等の2液混合硬化性の樹脂を流し、保
持棒を手で握って板状体を基礎となる面に押付けながら
移動することにより、樹脂の厚みが均一になるように液
状の樹脂を引き伸ばしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塗装す
べき競技場の面積は非常に広く、これに対して一人の作
業者が一回の移動で舗装することのできる幅はせいぜい
40〜50cm程度であるので、作業期間が非常に長く
なってしまう。作業期間が長くなると作業の途中で天候
の変化や温度の変化のために表面の均一性が損なわれて
しまう。作業時間を短縮するためには、作業員の人数を
増やすことも考えられるが、人数と舗装面積は単純には
比例せず、全体で見たときの作業効率は必ずしも向上し
ない。また、作業者の個人差によって舗装面の仕上がり
に差が生じてしまうおそれもある。更に、冬季等の温度
が低い季節には、樹脂の粘度が高くなるため、樹脂を引
き伸ばすために大きな力が必要となり、一本の引き伸ば
し器具を二人掛かりで作業する必要があった。
【0005】また更に、作業員は樹脂の中に埋まらない
ような特殊な靴を着用して舗装面を歩行しながら上記作
業を行わなければならないので、作業自体が困難である
とともに、作業着や身体が樹脂で汚れたりするので作業
環境としても好ましいものではない。
【0006】そこで、本発明は、樹脂の舗装作業を機械
化して、舗装作業の効率化を図るとともに、舗装面の仕
上がりを均一にすることを目的とする。また、本発明
は、樹脂の舗装作業を行う際の作業環境を改善すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の舗装装置は、前
記目的を達成するため、装置本体に舗装すべき面に対し
て平行に移動可能に取り付けられた揺動ブームと、該揺
動ブームを左右方向に旋回駆動する水平駆動装置と、前
記揺動ブームの先端にこの先端を中心として舗装すべき
面に対して平行な面内で回動可能に且つ上下方向に所定
距離移動自在に取り付けられた板状体と、前記板状体の
下端部を地面から一定距離に保つよう該板状体に取り付
けられた回転ローラと、該板状体を回転駆動する回転駆
動装置とからなることを特徴とする。前記板状体の下端
部の地面からの距離を変更設定可能なよう、該板状体に
対する回転ローラの取付け高さ位置を調節する手段を設
けることも推奨される。
【0008】また、本発明の舗装方法は、前記の本発明
に係る舗装装置を用意し、舗装すべき面上に硬化性の樹
脂を流し込み、前記舗装装置の前記揺動ブームを左右に
移動させて前記板状体により前記樹脂を舗装すべき面上
に押し広げるようになし、前記揺動ブームを移動させる
際には、前記揺動ブームに対して前記板状体を、その外
側先端が前記揺動ブームの移動方向に関して前記揺動ブ
ームの延長線より前方に位置するように傾斜させること
を特徴とする。
【0009】
【作用】揺動ブームを旋回移動させると、揺動ブームの
先端に取り付けられた板状体が舗装すべき面上を移動す
る。このとき、液状の樹脂は板状体により押し広げら
れ、舗装すべき面上に所定厚みの樹脂層が形成される
が、揺動ブームを旋回移動させる際に、前記板状体の回
転駆動装置を作動させ、揺動ブームに対して前記板状体
を、その外側先端が揺動ブームの移動方向に関して揺動
ブームの延長線より前方に位置するように傾斜させるこ
とにより、剰余の樹脂が板状体の手前に掻き集められ、
この掻き集められた樹脂が、後に続く樹脂層形成作業に
無駄なく使用される。また、板状体が揺動ブームの先端
に上下方向に移動自在に取り付けられているため、揺動
ブームの垂直方向の振動が板状体に伝わることがなく、
そのため樹脂の表面が滑らかに均される。更にまた、板
状体の下端部に回転ローラを取り付けたため、板状体を
小さい力で移動させることができると共に、板状体の下
端部と地面との距離が一定に保たれ、舗装される樹脂の
厚みを一定に保つことが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例に基づいて
本発明の特徴を具体的に説明する。
【0011】図1及び図2は、本発明の舗装装置の実施
例を模式的に示す側面図及び平面図である。舗装装置1
は、無限軌道を備えた走行装置2と、この走行装置2の
上部に回動可能に設けられた運転部3と、この運転部3
から前方に伸延する揺動ブーム4と、この揺動ブーム4
の先端に取り付けられた回動機構5と、この回動機構5
に摺動可能支持装置6を介して支持されたレーキ装置7
とを備えている。走行装置2と運転部3とから装置本体
が構成される。
【0012】上記運転部3には、エンジン,油圧ポンプ
等の動力源8や各種の操作装置9が設けられている。作
業者が操作装置9を操作することにより、一般の小型掘
削作業車と同様に、装置自体の走行、運転部3の回動、
運転部3に対する揺動ブーム4の左右の首振り、上下の
傾動等の制御を行う。更に、本実施例においては、操作
装置9には、特に、回動機構5の回動角度等を制御する
ための装置 (図示せず) が含まれている。
【0013】上記揺動ブーム4は、上下方向に傾動可能
な三つの関節部10a〜10cを有しておりそれぞれ油
圧シリンダ (図示せず) により駆動される。また、揺動
ブーム4の基端部は、運転部3の前部に設けられた軸部
12に左右に回動可能に取り付けられており、一対の油
圧シリンダ (図示せず) により左右に回動される。
【0014】図3は、揺動ブーム4と回動機構5との結
合部分を拡大して示す部分斜視図である。回動機構5に
おいては、360°回動可能な油圧モータ13がフレー
ム14に取り付けられ、フレーム14の上端部には二つ
の軸部15,16が設けられた軸受部17が溶接等によ
り固定されている。軸受部17の一方の軸部15は、揺
動ブーム4のブーム本体18の先端に傾動可能に取り付
けられ、他方の軸部16にはリンク部材19の基端部が
枢着され、リンク部材19の先端部には、油圧シリンダ
の駆動アーム20の先端が回動可能に連結され、更にこ
の連結部には、基端がブーム本体18の先端に枢着され
た支持アーム21の先端が枢着される。フレーム14の
下端部には、環状の固定保護板22が取り付けられてい
る。また、油圧モータ13の回転軸には、被駆動板23
が固定されるとともに、被駆動板23の上端部には固定
保護板22に対向する回転保護板24が取り付けられて
いる。
【0015】図4(a),(b)は、回動機構5に対す
るレーキ装置7の取り付け状態を示す正面図及び側面図
である。回動機構5の被駆動板23を挟むように一対の
保持板25,26がネジ止め或いは溶接等により取り付
けられる。一対の保持板25,26の下方は開放されて
おり、レーキ板27に固定された摺動板28が一対の保
持板25,26の間の空間Sに垂直方向に摺動自在に取
り付けられる。レーキ板27はたとえば、幅1800m
m、高さ250mm程度で厚み3〜4.5mmの鋼鉄板
であり、摺動板28は、幅500mm、高さ400mm
程度の鋼鉄板である。
【0016】一対の保持板25,26の下端部には、保
持板25,26の面に対して直角に突出し且つ保持板2
5,26の幅方向にその幅以上に伸延する第1のストッ
パ29が設けられている。また、摺動板28の上端部の
幅方向の両端部には、保持板25,26の幅より若干大
きな間隔をもって第2のストッパ30が設けられてい
る。したがって、保持板25,26は矢印で示すように
摺動板28に対して上下方向に約400mm自由に移動
することができる。なお、保持板25,26、摺動板2
8等で摺動可能支持装置6が構成される。
【0017】レーキ板27の上端部においては、一対の
Lアングル鋼材31,32の間に摺動板28の下端部と
レーキ板27の上端部を挟んだ状態で溶接により固定さ
れている。また、レーキ板27の下端部の両端に、レー
キ板27の伸延方向に平行な回転軸を有する一対の回転
ローラ33が取り付けられている。回転ローラ33の接
地面とレーキ板27の下端部との間隔は、舗装すべき樹
脂の厚みに応じて、たとえば、15mm程度に設定され
る。
【0018】次に、上述の舗装装置により樹脂を舗装す
る手順について、たとえば、アスファルト上に10m幅
で樹脂を打設し400mトラック走路を舗装する場合の
例について説明する。
【0019】先ず、舗装装置1の運転席3に作業者が搭
乗し、操作装置9を操作して走行装置2を作動させてト
ラックの端部に移動させるとともに、揺動ブーム4を一
方に、たとえば、図5の模式図で符合P1 で示されるよ
うに右側の端部に角度θ1 、たとえば、70°だけ振っ
ておく。なお、この角度θ1 は、揺動ブーム4が中央に
あるときの角度を0°とした左右の首振り角度である。
なお、角度θ1 は右に振れたとき正とし、左に振れたと
き負としている。また、操作装置9を操作して回動機構
5を作動させ、レーキ装置7を揺動ブーム4に対して所
定角度θ2 、たとえば、45°だけ傾斜させる。角度θ
2 もレーキ装置7の外側先端が右に振れたとき正とし、
左に振れたとき負としている。なお、以下の説明におい
ても、舗装装置1の走行、揺動ブーム4の上下及び首振
り、レーキ装置7の回転は、作業者が操作装置9を操作
することにより行われるものである。
【0020】次に、揺動ブーム4を降下させ、レーキ板
27の下端部、正確には回転ローラ33の下端部を舗装
すべき面に接触させる。このとき、揺動ブーム4の高さ
は、図4に示すように、レーキ板27の回転ローラ33
が地面に接しているときに、摺動板28のストッパ30
の高さが、一対の保持板25,26の空間S部分の中間
の高さとなるように調整される。
【0021】次に、レーキ板27の移動範囲内に、主剤
と硬化剤からなる2液混合硬化性のウレタンを混合して
流し込んだ後に、揺動ブーム4を図5において矢印Aで
示すように左側に略一定速度で移動させる。これによ
り、液状の樹脂がレーキ板27により舗装すべき面(こ
の場合、アスファルト面)上に押し拡げられる。
【0022】レーキ板27の移動の際には、レーキ板2
7の回転ローラ33が地面に接しながら回転するので、
レーキ板27の移動を小さい力で行うことができるとと
もに、レーキ板27の下端部と地面との距離が回転ロー
ラ33の径により一定に維持され、樹脂を一定の厚みで
舗装することができる。剰余の樹脂は、レーキ板27に
より押されながら前方(レーキ板27の進行方向)に送
られる。
【0023】レーキ板27の移動開始時には、レーキ板
27は揺動ブーム4に対して右側に傾斜している、すな
わち、角度θ2 が正となっているが、レーキ板27が左
方向に移動するに従って操作装置9を操作してレーキ板
27を矢印Bで示すように徐々に左向きに回転させる。
したがって、レーキ板27は揺動ブーム4に対して左側
に傾斜し、すなわち、角度θ2 が負となる。揺動ブーム
4の振れ角度θ1 と、揺動ブーム4に対するレーキ板2
7の傾斜角度θ2 は、大略図6に示すような関係とされ
る。たとえば、θ1 =50°(右端時の角度)のときθ
2 +15°とされ、θ1 =40°のときθ2 =0°
され、θ1 =0のときθ2 −45°程度とされ、揺動
ブーム4が左側領域を移動している間は略この角度が維
持される。すなわち、トラックの左右両端には樹脂が溜
まり易いので、レーキ板27の移動開始時には、一旦装
置の進行方向とは反対側に押し出して、その後のレーキ
板27の大部分の移動区間においては、内側に取り込む
ようにする。なお、上記角度θ1 ,θ2 の値は厳密なも
のではなく、大略このような傾向を示していればよいも
のである。
【0024】上述のように、レーキ板27を移動させる
際には、大部分の移動領域において、揺動ブーム4に対
してレーキ板27を、その外側先端が揺動ブーム4の移
動方向に関して揺動ブーム4の延長線より前方に位置す
るように傾斜させているので、揺動ブーム4の移動に伴
い剰余の樹脂が外側に逃げようとするのを防止して樹脂
をレーキ板27の移動範囲の中に引き戻すことができ
る。また、レーキ板27の移動距離が長くなるにつれ
て、樹脂が外側に逃げやすくなるが、本実施例において
は、更に、レーキ板27の傾斜角度を揺動ブーム4の振
れ角度に応じて変えているので、樹脂の逃げを一層確実
に防止することができる。
【0025】また、揺動ブーム4はレーキ板27に対し
ては垂直方向に関しては摺動可能であるので、装置が走
行するとき、或いは、揺動ブーム4が左右に移動すると
きに発生する揺動ブームの垂直方向の振動は、摺動可能
支持装置6において保持板25,26と摺動板28との
間の滑りとなって吸収され、レーキ板27に不要な振動
が伝わることがない。したがって、樹脂の表面は滑らか
に形成される。
【0026】図5において符号P2 で示されるように揺
動ブーム4が左端に達すると揺動ブーム4の移動を停止
させ、レーキ板27を地面に接触させたままの状態で、
走行装置2により舗装装置1を矢印Cで示されるトラッ
クの延長方向に所定距離、たとえば、100cm移動さ
せ、符号Q1 で示される状態にする。次に、操作装置9
を操作して回動機構5を駆動してレーキ板27を一点鎖
線で示される姿勢から、矢印Dで示されるように左向き
に回転させ、図5に破線で示す状態にする。すなわち、
符号P1 で示される開始時点の姿勢と対称な姿勢にす
る。但し、装置の走行方向の位置は異なっている。そし
て今度は、矢印Eに示すように、レーキ板27を左端か
ら右端に向けて移動させる。
【0027】以後同様にレーキ板27を左右に往復させ
ながら、装置を断続的に走行させ、所定間隔で液状のウ
レタンを補充することにより、地面上には均一の厚みで
樹脂が打設される。
【0028】たとえば、揺動ブーム4の長さを5mと
し、揺動ブーム4の左右の振れ角を±60度としたと
き、揺動ブーム4の1回の移動で10m幅のトラックを
150cm幅で舗装することができる。レーキ板27の
1回の移動と装置の1回の走行に要する時間は2分程度
であり、途中で樹脂を補給する時間を入れたとしても、
400mのトラックを舗装するのに要する期間は4日程
度である。従来の人手による作業では、同じ面積を塗装
するのに8日を要していたのに対し、本実施例によれ
ば、作業時間は約1/2に短縮された。また、作業自体
も全て運転席3に乗ったままで行うことができるので、
作業環境が改善される。
【0029】図7は、回転ローラの他の取り付け構造例
を示している。同図(a)は側面図を示し、同図(b)
は同図(a)を矢印X方向から見た部分正面図である。
回転ローラ41は、下側先端がJ字状に折り曲げられた
筒状の回転脚部42の下側先端に軸43により回転自在
に取り付けられている。この回転脚部42の上部には回
転脚部42より僅かに径大の筒状の固定脚部44が遊嵌
されている。固定脚部44の上端部は閉塞されている
か、或いは、適当な軸受 (図示せず) が設けられてお
り、固定脚部44は回転脚部42を垂直方向に維持した
状態で回転自在に支持する。固定脚部44は、レーキ板
27の両端部近傍の側面に植立された3本の支持脚45
〜47の内の上側の二つの支持脚45,46の各環状部
45a,46aにより支持され、回転脚部42は、下側
の支持脚47の環状部47aにより回動可能に支持され
る。図8(a),(b)は、図7のA−A線,B−B線
切断断面図をそれぞれ示している。固定脚部44の上部
にはねじ48が切られており、このねじ48に一対のナ
ット49,50が支持脚45の環状部45aを挟むよう
に取り付けられる。
【0030】各環状部45a,46aは直接には固定脚
部44に固定されていないが、支持脚45の環状部45
aが一対のナット49,50により締められることによ
り、固定脚部44は支持脚45に固定されることにな
る。また、ナット49,50の締め付け位置を変えるこ
とにより、レーキ板27の下端と地面(アスファルト
面)との距離Lを変えて、樹脂の舗装厚みを変えること
ができる。
【0031】図7に示されるような回転ローラの取り付
け構造を使用した場合には、レーキ板27の移動方向に
応じて、回転ローラ41による摩擦が最も少なくなる方
向に回転脚部42が回転するので、レーキ板27を移動
するのに要する力を減らすことができる。たとえば、レ
ーキ板27が図7において左方向に移動するときは、回
転ローラ41は実線で示す姿勢となり、右方向に移動す
るときは、破線で示す姿勢となる。また、レーキ板27
の移動が円滑に行われるので、レーキ板27に振動等の
不要な動きが発生することがなく、樹脂の表面が滑らか
となる。
【0032】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明において
は、揺動ブームの先端に回動可能な板状体を取り付け、
この板状体の角度を変えながら樹脂で舗装するようにし
たので、舗装作業を機械化することができ、作業効率が
大幅に向上する。また、製品の仕上がりも均一になる。
更に、作業員が樹脂に直接接触しないので作業環境が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の舗装装置の実施例を模式的に示す側
面図である。
【図2】 本発明の舗装装置の実施例を模式的に示す平
面図である。
【図3】 揺動ブームと回動機構との結合部分を拡大し
て示す部分斜視図である。
【図4】 回動機構に対するレーキ板の取り付け状態を
示す図である。
【図5】 舗装装置により樹脂を舗装する手順を示す説
明図である。
【図6】 揺動ブームの首振り角度と、揺動ブームに対
するレーキ板の傾斜角度との関係を示すグラフである。
【図7】 回転ローラの他の取り付け構造例を示す図で
ある。
【図8】 図7のA−A線,B−B線切断断面図であ
る。
【符号の説明】
1 舗装装置、2 走行装置、3 運転部、4 揺動ブ
ーム、5回動機構、6摺動可能支持装置、7 レーキ装
置、8 動力源、9 操作装置、10a〜10c 関節
部、12 軸部、13 油圧モータ、14 フレーム、
15,16軸部、17 軸受部、18 ブーム本体、1
9 リンク部材、20 駆動アーム、21 支持アー
ム、22 固定保護板、23 被駆動板、24 回転保
護板、25,26 保持板、27 レーキ板、28 摺
動板、29 第1のストッパ、30 第2のストッパ、
31,32 Lアングル鋼材、33 回転ローラ、41
回転ローラ、42 回転脚部、43 軸、44 固定脚
部、45〜47 支持脚、45a〜47a 環状部、4
8 ねじ、49,50 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01C 19/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に舗装すべき面に対して平行に
    移動可能に取り付けられた揺動ブーム(4)と、該揺動
    ブームを左右方向に旋回駆動する水平駆動装置と、前記
    揺動ブームの先端にこの先端を中心として舗装すべき面
    に対して平行な面内で回動可能に且つ上下方向に所定距
    離移動自在に取り付けられた板状体(27)と、前記板
    状体の下端部を地面から一定距離(L)に保つよう該板
    状体に取り付けられた回転ローラ(33,41)と、
    板状体を回転駆動する回転駆動装置(5)とからなるこ
    とを特徴とする舗装装置。
  2. 【請求項2】 前記板状体の下端部の地面からの距離
    (L)を変更設定可能なよう、該板状体に対する回転ロ
    ーラ(41)の取付け高さ位置を調節する手段(48〜
    50)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の舗装
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の舗装装置を用意
    し、舗装すべき面上に硬化性の樹脂を流し込み、前記舗
    装装置の前記揺動ブームを左右に移動させて前記板状体
    により前記樹脂を舗装すべき面上に押し広げるようにな
    し、前記揺動ブームを移動させる際には、前記揺動ブー
    ムに対して前記板状体を、その外側先端が前記揺動ブー
    ムの移動方向に関して前記揺動ブームの延長線より前方
    に位置するように傾斜させることを特徴とする舗装方
    法。
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