JP2918695B2 - 高真空精油装置及び方法 - Google Patents

高真空精油装置及び方法

Info

Publication number
JP2918695B2
JP2918695B2 JP8523427A JP52342796A JP2918695B2 JP 2918695 B2 JP2918695 B2 JP 2918695B2 JP 8523427 A JP8523427 A JP 8523427A JP 52342796 A JP52342796 A JP 52342796A JP 2918695 B2 JP2918695 B2 JP 2918695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
vacuum
gas
separator
liquefied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8523427A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10502904A (ja
Inventor
リー,ダエ,スング
シン,ホー,ケウン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PAAKU CHURU HONGU
Original Assignee
PAAKU CHURU HONGU
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PAAKU CHURU HONGU filed Critical PAAKU CHURU HONGU
Publication of JPH10502904A publication Critical patent/JPH10502904A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2918695B2 publication Critical patent/JP2918695B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G7/00Distillation of hydrocarbon oils
    • C10G7/06Vacuum distillation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G9/00Thermal non-catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S494/00Imperforate bowl: centrifugal separators
    • Y10S494/90Imperforate bowl: centrifugal separators involving mixture containing one or more gases
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S494/00Imperforate bowl: centrifugal separators
    • Y10S494/901Imperforate bowl: centrifugal separators involving mixture containing oil

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、全般的に高真空精油装置及び方法に関し、
特に真空熱分解装置と真空気体遠心比重分離機により容
易に粗精油を軽質油と重質油とに分離し、多段階軽質油
真空気体遠心比重分離機により種々の軽質油を生産し、
かつ高真空形成維持装置及び真空油再生供給装置を重質
油高真空気体遠心比重分離と共に用いた高真空蒸留で種
々の重質油を生産し、これによって高価な脱硫行程を行
わなくても精油および脱硫を行うための、このような高
真空精油装置及び方法の改善に関する。
背景技術 従来の精油装置及び方法は、常圧蒸留と減圧蒸留の二
つに大別される。典型的な減圧蒸留法において、高真空
発生及び維持技術が未熟で高真空(1〜10-4Torr)蒸留
を実行できないことが注目されていた。
したがって、従来の減圧蒸留法では、高真空蒸留より
も高い温度で行う必要があった。高温での蒸留では、高
粘度の高重質油と超高重質油は、370℃以上570℃の間の
高温で油の熱分解温度を越えて加熱され、蒸発させて蒸
留塔で蒸留されていた。この点において、典型的な減圧
法は、油質が下がり、精油施設が複雑で、大きくなけれ
ばならず、これによってコストが増加し、油分解工程に
おける危険性があるという問題があった。のみならず、
一定温度と蒸気圧下で蒸発、蒸留して得た高粘度油であ
るといえども蒸留気体比重分離装置及び技術がなく、同
じ品質の高純度油を生産することが非常に難しかった。
加えて、典型的な重質油分解施設を用いて軽油を生産し
た場合、分解施設は、最大圧力170kg/cm2、最高温度450
℃の高圧高温熱分解反応塔を用いる必要があった。した
がって、この分解施設は、巨大化、価格上昇を避けるこ
とができず、かつ170kg/cm2という超高圧に対する危険
性も高かった。
発明の概要 従って、本発明の目的は、以上のような問題点を解消
でき、1〜10-4Torrの高真空と360℃以下の蒸発温度で
蒸発、蒸留を行うので、油を加熱したときに熱分解の恐
れがなく、高粘度油の生産が比較的容易であり、従来の
蒸留塔の代わりに高真空気体遠心比重分離機を用いて蒸
留気体を液化させるので、360℃以下の比較的低温で蒸
発および蒸留で行うことを含む高真空精油法を用いて同
一品質の高純度油を生産し、かつこのため、370℃以上
の高温になって始めて蒸発する硫黄成分は蒸発できず、
液体状態で最終スラッジと共に排出されて処理すること
により別度の高価脱硫施設が必要なく精油と脱硫を行う
ことができる高真空精油装置及び方法を提供することに
ある。
本発明の他の目的は、真空熱分解装置が稼働し、油が
熱分解装置の加熱チューブを通過する間、オイルポンプ
圧が形成されるが、これは油分解蒸発工程における危険
の原因とはならず、熱分解装置の加熱チューブ末端と真
空気体遠心比重分離機の間にある真空管路での急激な真
空環境変化及び管路拡大によって気化し、膨張、冷却、
加速されながら真空気体遠心比重分離機の中に導入され
るので既存の超高圧熱分解装置とは異なり爆発の危険が
なく、種々の軽質油と重質油の生産が可能で、最近の傾
向であるコスト低減に資する装置の小型化が可能な高真
空精油装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、油水分離貯蔵
槽:該油水分離貯蔵槽に、第1ポンプおよびオイルフィ
ルタを介して接続され、かつ油を圧送する第2ポンプを
備えた第1中間ターミナル:この第1ターミナルに接続
され、ターミナルからの油を予熱する熱交換器:該熱交
換器に接続され、予熱された油を分解する真空熱分解装
置:および真空管路を介して熱分解装置に接続され、遠
心力にて比重で軽質油から重質油を分離する真空気体遠
心比重分離機又は第1分離器からなり、真空熱分解法で
軽質油から重質油を分離する油分離ユニットと:比重に
よる気化油分離ユニットの第1分離機に接続され、フロ
ートバルブを備えて重質油のレベルが所定のレベルを越
えたときに選択的に開閉する。第1分離機から導出され
る重質油を一時的に保持する重質油中間ターミナル又は
第2ターミナル:第2ターミナルの底部に順次接続さ
れ、種々の重質油、即ち高重質油、重質油及び機械油
を、その底部の各々に収集する第2〜4分離機であっ
て、収集された油が直接それらのタンクに各々抜き取ら
れる一方、第3分離機に収集された重質油は、間接的に
オイルクーラによってタンクに抜き取られる、重質油を
種類によって分離するための高真空気体遠心比重分離機
又は第2〜4分離機:高重質油タンクに接続され、硫黄
含有高重質油の脱硫を行う高真空蒸発脱硫装置:脱硫装
置に順次接続される一対の高真空気体遠心比重分離機又
は第5及び第6分離機であって、第5及び第6分離機の
真空度及び液化温度に応じて脱硫装置からの蒸発ガスを
超高重質油及び高重質油に液化し、超高重質油及び高重
質油をオイルクーラでそのタンクに供給する高真空気体
遠心比重分離又は第5及び第6分離機:および相互に接
続され、第4〜6分離機で液化しなかった残余のガスを
凝縮および液化する第1〜3コンデンサーであって、第
1コンデンサーは、第1ガス管路及び第1真空管路の両
方を介して第4分離機に、かつ第2ガス管路及び第2真
空管路の両方を介して第6分離機に共通して接続され、
第1〜3コンデンサーで凝縮および液化された油は、タ
ンクに保持され、第3コンデンサーの底部は、高真空ポ
ンプに接続される第1〜3コンデンサー:からなる油分
離ユニットに接続されて、重質油を分離し、種類で分か
れた種々の重質油を生産する重質油生産ユニットと:重
質油生産ユニットの第3コンデンサーに高真空ポンプを
介して接続され、重質油生産ユニットの真空油を再生産
する真空油再生供給ユニットと:油分離ユニットの第1
分離機に順次接続される軽質油高真空気体遠心比重分離
機又は第7〜9分離機であって、種々の軽質油を各々底
部に液化・収集し、この第7〜9分離機のオイルがこれ
らに接続されたオイルラインのオイルクーラによってタ
ンクに抜き取られる第7〜9分離機:相互に接続され、
第7〜9分離機で液化しなかった残余のガスを凝縮・液
化する第4〜6凍結コンデンサーであって、第4コンデ
ンサーはガス管路及び真空管路を介して第9分離機の底
部に接続され、第4〜6コンデンサーの凝縮オイルはオ
イルラインを介してタンクに抜き取られる第4〜6凍結
コンデンサー:第6コンデンサーに真空ポンプを介して
接続され、第4〜6コンデンサーで液化しなかった残余
のガスを加圧するガスコンプレッサー:ガスコンプレッ
サーに接続され、ガスコンプレッサーの加圧された気体
を液化するガスクーラであって、ガスクーラの液化ガス
が液化ガス貯蔵器に保持されるガスクーラ:およびガス
クーラに接続され、ガスクーラで液化されなかった最終
ガスを燃焼させるバックファイヤ防止装置からなる、第
1分離機の頂部に接続されて軽質油を分離し、種類別の
種々の軽質を生産する軽質油生産ユニットと、からなる
高真空精油装置を提供する。
また本発明は、第1中間ターミナルがそのフロートバ
ルブで開放されたときに、第1ターミナルから熱交換機
に供給される粗製又は原料油を熱交換器で予熱する工程
と、この予熱された油を真空熱分解装置のバーナーで37
0〜600℃の高温に加熱し、予熱された油を小径のコイリ
ング管路を流通させて熱分解する工程と、熱分解された
油を真空管路に導入し、この真空管路に油が導入された
瞬間、第1分離機の真空条件に遭遇させ、これを蒸発、
膨張、冷却、加速させて蒸気ガスと重質油分子を形成す
る工程と、第1真空気体遠心比重分離機内で蒸発気体と
重質油分子とを、この第1分離機内の真空度によって20
0〜300m/secの速度で下向き旋回させ、遠心力によって
比重で軽質油から硫黄ガスと重質油分子とを遠心分離
し、かつ遠心力でかつこの第1分離機の内壁(温度260
〜360℃)近傍で硫黄ガスと重質油分子とを冷却液化さ
せることにより、重質油を軽油から分離する工程と、第
2中間ターミナルで液化硫黄と重質油分子とを収集し、
液化硫黄と重質油分子とを処理し、比重により重質油を
遠心力で分離し、高真空蒸発脱硫装置で超高重質油及び
重質油を蒸留することによって種々の重質油を生産する
工程と、第1分離機の中央に集まった未液化軽質油ガス
を、ガス管路を介して第1分離機から排出させ、軽質油
蒸発ガスを別々に処理して、種類別の軽質油を分離、生
産することによって、種々の軽質油を生産する工程とか
らなる高真空精油方法も提供する。
図面の簡単な説明 本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点は、以下の
図面を参照した以下の詳細な説明より明らかとなる。こ
れらの図中: 図1は、本発明の精油装置の全体を示す概略図であ
り; 図2は、本発明の精油装置の油分離ユニット及び真空
熱分解装置を通過した重質油から軽質油を分離する本発
明の工程を示す図であり; 図3は、本発明の精製装置の重質油生産装置を示す図
であり; 図4は、本発明の精製装置の軽質油生産装置を示す図
であり; 図5は、本発明の真空装置の真空油再生供給装置を示
す図であり; 図6は、本発明の精製装置における油分離ユニットの
真空気体遠心比重分離機の斜視断面図である。
好ましい実施例の説明 図1は、本発明の精油方法の装置フロー全体を示す図
であり、図2は真空熱分解装置を通過した重質油から軽
質油を分離するための本発明の精製装置及び方法の油分
離ユニットを示す図である。図示されるように、本発明
の精製装置は、真空熱分解装置を通過した重質油から軽
質油を分離する油分離ユニットAを有している。この分
離ユニットAでは油水分離貯蔵槽1からオイルフィルタ
9を通じて第1ポンプ10によって濾過吸引された粗製又
は原料油2が第1中間ターミナル11に貯蔵され、このタ
ーミナル11の第2ポンプ13によって熱交換器17に送って
原料油を予熱させて熱分解装置18に送り、コイリング管
路19を通過させると同時に、バーナー20で加熱した後、
コイリングパイプ19の末端と、第1分離機23の間に介在
する、拡大径を有した真空管路22を通じて真空気体遠心
比重分離機(第1分離機)23に送って軽質油及び重質油
を分離する。
図3は本発明の精製装置の重質油生産ユニットBを示
す図である。図示されるように、前記油分離ユニットA
で軽質油から分離された重質油27をフロートバルブ31に
より、所定レベル以上で開放させて供給する中間ターミ
ナル29に貯蔵し、この第2ターミナル29から、フロート
バルブ31が開放したときに供給される重質油は、上から
下に送るように順次連結形成された第2〜4の高真空気
体遠心比重分離機56、57、58各々の底部に収集される。
第2及び第4分離機の油74及び76は、直接タンク79及
び77に各々抜き取られ、一方第3分離機の重質油75は、
オイルクーラ72により、タンク78に抜き取られ、前記タ
ンク79からの高重質油74は、タンク79に接続された高真
空蒸発脱硫装置Dに供給され、この脱硫装置Dの蒸発器
84からの蒸発気体を上方から下方に連結された一対の高
真空気体遠心比重分離機(第5及び第6分離機)85、86
内で下向き旋回させながら液化して底部に各々超高重質
油と高重質油89、90として収集し、冷却器87を経てタン
ク95、96に貯蔵し、第4の高真空気体遠心比重分離機58
の底部からの第1ガス管64を第1真空管路65に、第6分
離機86の底部からの第2ガス管64Aは、真空管路「65A」
に接続し、第1及び第2ガス管65、65Aを共通して第1
〜3コンデンサー66、67、68に接続してそれぞれ第1〜
3のコンデンサー66、67、68の液化液をタンク88に貯蔵
させ、第3のコンデンサー68を真空油再生供給装置Eの
高真空ポンプ69に接続する。
図4は、本発明の精製装置の軽質油生産ユニットCを
示す図であり、図1〜4に示すように、第1分離機23の
頂部は、軽質油真空気体遠心比重分離機32の頂部に、ガ
ス管路28を介して接続されている。軽質油生産ユニット
Cは、上記分離機に加えて、2つの軽質油真空気体遠心
比重分離機を備えており、第7〜9分離機32、33、34
は、上から下に配列されて第1分離機23から軽質油を供
給される。分離機32、33、34において、それぞれの底部
に収集される軽質油、軽油及び灯油38、39、40はオイル
ラインO.Lの冷却器73を通じてそれぞれのタンク38、3
9、40に貯蔵させるようにし、液化されなかったガスは
第9の真空気体遠心比重分離機34の底部からのガス管路
64B及び真空管路65Bを通じて第4〜6コンデンサー41、
42、43で凝縮液化してその底部に収集され、この液化油
71をオイルラインO.Lを通じてタンク71Tに貯蔵させる。
一方、図2に示すように、油分離ユニットAの中間タ
ーミナル11では内部に流入される原料油レベルによって
昇降するフロートバルブ12がレベルスイッチ14をスイッ
チングしてソレノイドバルブ16を開閉させ、この動作と
同時に作動する第二ポンプ13で原料油を熱交換器17に送
る。この熱交換器17は、真空熱分解装置18の比較的小さ
い直径のコイルリング管路19に接続される。コイリング
管路19は、比較的大きい直径の真空管路22を介して第一
分離機23の頂部に連結される。熱分解装置18は、前記コ
イリング管路19を加熱するバーナー20とその対向側のボ
イラー21を備え、熱分解装置18のボイラー21から延され
るスチーム管路8が前記熱交換器、油水比重分離機4及
び油水分離貯蔵槽1を順次通過し、ボイラー21からのス
チームが油の熱と順次熱交換するように構成される。
図6に示すように、遠心力で粗製または原料油を重質
油および軽質油に分離する第1分離機23は、冷却水チャ
ンバー24に囲繞され、ポンプ26と循環管路30とにより冷
却水25を循環するようにし、このチャンバー内壁に充填
剤層Wを有して中心には円筒Pが設置される。この円筒
上部はガス管路28を介して軽質油生産ユニットCの第7
分離機32頂部に連結される。冷却水25をチャンバー24内
で循環させるために、冷却水貯蔵槽の冷却水25は、冷却
水ポンプ26で圧送され冷却水循環パイプ30を流れる。第
1分離機23内には充填材層がW形成され、この充填材W
の間に筒状の隙間が形成される。円筒Pは充填材W間の
隙間に垂直に配置され、この円筒Pの頂部は、軽質油生
産ユニットCの第7分離機32にガス管28を介して接続さ
れる。第1分離機23の頂部において、冷却水チャンバー
24と充填材Wを貫通する真空管路22は、第1分離機に接
続される。円筒の周りにはスパイラル板Sが設けられ、
これによって分離機23内壁と円筒P外壁の間に上下に螺
旋形通路が形成される。螺旋形通路は、円筒P下部に連
通され、次いで円筒Pを介してガス管路28に接続され
る。
そして、中間ターミナル29に収集された重質油を処理
する図3の第2〜4分離機56、57、58は、上下に配列し
て連結された少なくとも2台以の分離機で形成されてい
てもよく、必要によっては並列設置されていてもよい。
それぞれの分離機56、57、58は、その外周側に冷却水チ
ャンバー24が設けられ、かつ充填材Wおよび円筒Pを備
えている。各々の分離機56、57、58に充填材Wが設けら
れ、円筒Pは、第1分離機23で説明したのと同様に垂直
に設置される。円筒Pの周りに設けられたスパイラル板
Sは、それぞれの分離機56、57、58と円筒Pとの間に螺
旋形通路を形成し、この螺旋形通路は、ガス管を介して
下方の分離機に接続され、次いでコンデンサー66、67、
68にガス管64を介して接続される。本発明において、第
1分離機23から供給される軽質油を種類別に分離させる
図4の第7〜9分離機32、33、34及び高重質油と超高重
質油を分離させるための第5、6分離機85、86とは、第
2〜4分離機56、57、58で説明したのと同様に構成され
ている。しかしながら、図中、分離機32〜34とコンデン
サー41〜43を接続するガス管は、64、65Bで表される一
方、分離機85および86をコンデンサー66〜68に接続する
ガス管は、64および65Aで表される。
図3の高真空蒸発脱硫装置Bでは、熱交換排気管がオ
イルチャンバーO.Cに囲繞され、オイルチャンバーO.C.
の一端に配設されたバーナー81で加熱したオイルチャン
バーO.C.内のオイル74は循環管路83を介して蒸発器84に
送られる。この蒸発器84底部からの管路83はポンプ82を
配設され、次いでオイルチャンバーO.C.に延びる。この
管路83は、蒸発器84およびオイルチャンバーO.C.間の油
循環を制御するバルブ94を備え、この循環管路83のポン
プ82およびバルブ94間からスラッジ排出管83が分岐して
いる。スリッジ排出管91は、スラッジオイル92の排出を
制御するバルブ93を備えている。一方、蒸発器84の頂部
は、第5分離機85の頂部に、オーバフロー防止手段O.B.
を介して接続され、蒸発器84の蒸気ガスは、手段O.B.に
よって分離機85に連通される。
一方、図5の真空油再生供給ユニットE及び図4の軽
質油生産ユニットCの真空油再生供給ユニット45は同一
な構成であって、例えば、図5のユニットEの構造を、
以下に説明する。
コンデンサー68の下方に連結された、廃真空油を再生
するための高真空維持用真空油再生供給装置Eでは、コ
ンデンサー68で凝縮されなかったガスが高真空ポンプ69
で流入されて真空ポンプ排気口107に排気される。高真
空ポンプ69の廃真空油は、フロートバルブを備えた廃真
空油中間ターミナル(第3ターミナル)70に供給され
る。
フロートバルブは、第3ターミナル70に導入された真
空油のレベルが所定レベル以上の時に、選択的にターミ
ナル70の底部を解放する。この時、ターミナル70の真空
油がオイルヒーター101および蒸発器102に順次供給さ
れ、蒸発器102では、真空油が蒸発処理され、水分と揮
発性油類成分が真空油から蒸発、除去する。したがっ
て、真空油が再生される。再生された真空油はオイル冷
却器103に供給され、次いで真空油ラインV.O.Lを介して
高真空ポンプ69および補助真空ポンプ105に送られる。
一方、蒸発器102の蒸気ガスは、オーバフロー口O.Bを経
てコンデンサー104に導入され、蒸気ガスはコンデンサ
ー104で凝縮液化される。真空ラインA.Lがこのコンデン
サー104と補助真空ポンプ105の間に延び、このポンプ10
5は、ポンプ69について説明下のと同様に、排気口107を
備えている。ポンプ105は廃真空油中間ターミナル70に
接続される。フロートバルブによって中間ターミナル70
が開放されたとき、中間ターミナル70の廃真空油は、廃
真空油ラインW.V.O.Lを通じてオイルヒーター101に供給
され、次いで蒸発器102および冷却器103に導入され、こ
のようにしてユニットEで再生されて再循環される。
以上の精油装置を用いた精油方法を、以下に説明す
る。
図2の油分離ユニットAでは、油水分離貯蔵槽1の粗
製または原料油2は、第1中間ターミナル11に供給され
る。油2は、フロートバルブ12によってターミナル11が
開放されたときに、熱交換器17に供給されて、熱交換器
17内で予熱される。予熱された原料油は、真空熱分解装
置18のコイルリング管路19に送ってバーナー20で、370
℃〜600℃の高温で加熱して熱分解する。装置18の熱分
解油は、次いで比較的大径の真空管路22に進入させた瞬
間に、第1分離機23の真空環境に遭遇させることで、管
路22を通過させながら真空ガスおよび重質油分子を蒸
発、膨張、冷却、加速させる。第1分離機23では、分解
油ガスおよび重質油分子が、第1分離機23の真空度によ
って200〜300m/secの速度で下向き旋回し、比重が大き
い硫黄成分蒸発気体と重質油分子はこの分離機の内壁
(温度260〜360℃)で冷却液化され、その後重質油中間
ターミナル29で収集される。ターミナル29の重質油は、
その後、図3のユニットBの重質油生産工程に付され
る。一方、第1分離機23内で液化されなかった蒸発ガス
及び軽質油分子はガス管路28を介して第1分離機23から
排出され、図4のユニットCの軽質油生産工程に付され
る。
第1分離機23からの重質油を種々の重質油に分離する
ために、ターミナル29から流入される重質油を順次上か
ら下に配列された第2〜4分離機56〜58に供給する。分
離機56〜58では、重質油が、それぞれの蒸発温度(320
〜260℃)と真空度(1〜10-4Torr)にしたがって蒸発
および液化され、硫黄成分を含有した高重質油74は第2
の分離機56(内壁温度320℃)で、重質油75は第3の分
離機57(内壁温度約300℃)で、機械油76は第4の分離
機58(内壁温度約260℃)でそれぞれ高真空気体遠心比
重分離方法で液化される。第2分離機56からの高重質油
74は高真空蒸発脱硫工程を経て第5、6分離機85、86で
蒸発および液化される。したがって、高重質油は、高粘
度で蒸発液化温度330〜360℃の超高重質油89と蒸発液化
温度200℃以上の高重質油90に分離される。分離機85お
よび86で液化されなかった微量のガス分子と、第4分離
機58で液化されなかったガス分子は共により蒸気圧が低
いコンデンサー66〜68に導入して液化させ、ここでも液
化されなかった残余の微量のガスは高真空ポンプ69で吸
引して外気に排出する。この高真空ポンプ69は、廃真空
油は再生させるための真空油再生供給循環工程を遂行
し、本発明の精製装置の所望の高真空を発生及び維持さ
せる。
一方、高真空蒸発脱硫工程では、第2分離機56からの
高重質油74を加熱器80のバーナー81によって加熱し、次
いで発器84内にて、真空度1〜10-4Torr、蒸発温度300
〜360℃で加熱蒸発させて、硫黄の蒸発を防止する。蒸
発器84底部に収集された硫黄スラッジオイルはスラッジ
排出ライン91を通じてタンク97に排出してもよく、加熱
器80に再循環させてもよい。高真空ポンプの真空油再生
供給循環工程では、高真空ポンプ69のシリンダーの中に
吸入された蒸発ガスと排気真空油とが混合されて、油質
が悪くなった廃真空油は、第3中間ターミナル70に収集
される。フロートバルブがターミナル70を開放したと
き、廃真空油は廃真空油ラインW.V.O.Lを介して、補助
真空ポンプ105の作動により発生した真空吸引力で蒸発
器102に吸引される。蒸発器102内では、廃真空油は200
〜300℃に加熱され、水分と揮発性油類成分が蒸発す
る。蒸発器102の蒸発ガスは、コンデンサー104に吸入さ
れて凝縮液化する。液化しなかったガスは補助真空ポン
プ105で外気に排気する。蒸発器102底部に収集された再
生真空油はオイル冷却器103に排出され、次いで高真空
ポンプ69と補助真空ポンプ105とに供給する。一方、真
空ポンプ69および105のオイルチャンバーと連結された
中間ターミナル70内の廃真空油は、オイルヒーター101
方向に、吸入、加熱、蒸発させながら循環し、上述した
ように再生供給する。
軽質油分離工程では、第1分離機23の軽質油は、ガス
管路28を介して真空気体遠心比重分離機(第7〜9分離
機)32、33、34に導入される。分離機32〜34では、軽質
油は、分離機32〜34と、真空ポンプ44およびコンデンサ
ー41、43とに近づくほど高くなる真空度(5〜20Torr)
によって加速され下方に旋回しながら遠心力によって比
重で分離および液化される。分離機32〜34では、軽質油
は、内壁温度約200℃の第7の真空気体遠心比重分離機3
2では軽質油38が、内壁温度約30℃の第8および9の真
空気体遠心比重分離機34ではガス油39および灯油40がそ
れぞれ液化されるように、遠心力によって比重で分離液
化され、油38〜40は、その冷却によって冷却後貯蔵され
る。ここでも液化されなかった揮発性油類は真空度がよ
り高い−20℃の条件の冷凍コンデンサー41、42、43で液
化させて貯蔵し、ここでも液化されなかったLPGとかメ
タンガスなどはガス圧縮機46で圧縮した後−40℃のガス
冷却器47で液化させて液化ガス貯蔵槽40に貯蔵する。ガ
ス冷却器47でも液化しなかった最終ガスはレギュレータ
49とチェックバルブ50を通過させ、次いでバックファイ
ヤ防止装置中の水52を通過させた後、バックファイヤ防
止装置の末端に配設した点火装置53により点火して燃焼
処理する。
なお、図中、符号3は比重分離された廃油中の水であ
り、5、6、7は水管路、15はチェックバルブ、62、63
はガス管路、92はスラッジオイル、93、94は制御バル
ブ、100は真空ポンプ、106はコンデンサーレシーバータ
ンクである。
以上のように精油装置の精油方法では、油2を水から
比重で分離する原料油貯蔵槽1の原料油2は、必要なと
きに、不純物濾過フィルタ9を通過し、これによって不
純物が濾過された状態で吸入ポンプ10に吸入されて油中
間ターミナル11に送られる。中間ターミナル内の原料油
量が増加して所定レベルを越えたとき、フロートバルブ
12が持ち上げられて中間ターミナル11のポンプ13の吸入
口を開放し、次いでレベルスイッチ14を押し上げ、この
ようにしてスイッチ14がONとなると同時にソレノイドバ
ルブ16が開放されてポンプ13が作動する。したがって、
油が管路を介して熱交換器17に送られ、次いで熱分解装
置18のコイリング管路19に供給される。油2は、熱交換
器17を通過するとともに、スチーム管路8と熱交換し、
所定の温度に予熱されるが、スチームは熱分解装置18の
ボイラー21によって発生され、スチーム管路8内を油水
分離機4に向かって逆方向に流動する。予熱された油
は、熱分解装置18内のコイリング管路19内を流動し、こ
のコイリング管路19を通過する間に装置18のバーナー20
で約370〜600℃に加熱されて熱分解および蒸発させられ
る。熱分解油は、管路22に進入した瞬間、急激に大きく
なる管路の直径と管路22に連続する第1分離機23内の真
空環境の影響で蒸発、膨張、冷却、加速される。第1分
離機23では、蒸発ガスおよび重質油分子が、螺旋形通路
中を、第1分離機23の真空度によって高速(200〜300m/
sec)で下向きに旋回し、より比重が重い硫黄蒸発気体
と重質油分子は第1分離機23の冷却水チャンバー24の内
壁上で、遠心力によって比重で分離される。重質油ガス
分子は、第2分離機23における冷却水チャンバー24内壁
の低い温度(260〜360℃)によって冷却、液化されて重
質油27となり、中間ターミナル29に収集される。冷却水
チャンバー24と内壁との間には温度調節用充填材Wが配
設されており、重質油液化温度を260〜360℃以内に維持
している。
そして、第1分離機23で液化されなかった軽いガス分
子および軽質油粒子はガス管路28を介して軽油生産ユニ
ットCの第7分離機32に導入される。第1分離機23で
は、熱分解装置18で処理された油が、上述したように軽
質油38および重質油27に分離される。軽質油38および重
質油27の品質は、熱分解装置18のバーナー20の加熱温度
によって左右される。勿論、中間ターミナル19内の重質
油も更に装置18での真空熱分解工程で再処理し、再加
熱、再熱分解させて軽質油に転換してもよい。この場
合、軽質油の生産効率を増加させることができる。
油水分離装置4内の水と油とは熱分解装置18のボイラ
ー21から延びるスチーム管路8を通じて流れるスチーム
廃熱により適正温度に加熱され、水と油とで比重で分離
される。
一方、軽質油生産ユニットCにおける第7分離機32の
頂部に導入された軽質油ガスは、真空ポンプ44とコンデ
ンサー41、43に近づくほど高くなる真空度(5〜20Tor
r)によって加速され、分離機32〜34内を旋回しながら
下降し、遠心力によって比重で分離および液化される。
分離機32〜34では、内壁温度約200℃の第7分離機32で
は軽質油38が、内壁温度約160℃の第8分離機33では軽
油が、内壁温度約30℃の第9分離機34では灯油が液化さ
れるように、軽質油が遠心力によって比重で分離及び液
化される。油38〜40は、その油冷却装置73によって冷却
し、さらに各タンクに貯蔵する。分離機32〜34でも液化
されなかった揮発性油類71は真空度がより高い、−20℃
の冷凍コンデンサー41〜43に導入して液化する。冷凍コ
ンデンサー41〜43でも液化されなかったLPGとかメタン
ガスなどはガス圧縮機46で圧縮した後、−40℃のガス冷
却器47で液化させて液化ガス貯蔵タンク48に貯蔵する。
このガス冷却器47でも液化されなかった最終ガスは、レ
ギュレータ49とチェックバルブ50を通過させ、更にバッ
クファイヤ防止装置51中の水52を通過させる。水52を通
過させた最終ガスは、バックファイヤ防止装置51の末端
に配設した点火装置53によって点火し、火炎54状態で燃
焼させる。この際、バックファイヤ防止装置51内の水52
はバックファイヤ防止装置51の末端で燃焼処理される火
炎54とガス冷却器47からチェックバルブ50を経てバック
ファイヤ防止装置51内に進入するガスとを遮断してバッ
クファイヤを防止する役割を果たす。真空ポンプ100は
ガス冷却器内の真空条件を与える。軽質油生産ユニット
Cの真空ポンプ44と連結された真空油再生供給装置45の
作用は重質油生産ユニットBの以下の説明で詳述する。
硫黄成分含有重質油は、第1分離機23内で硫黄ガスと
共に液化されて中間ターミナル29に流入する。重質油の
レベルがターミナル29内で所定レベルを越えたとき、フ
ロートバルブ31が上昇し、ターミナル29から第1分離機
56に延びる重質油ライン55が開放される。したがって、
ターミナル29の重質油27が第2〜4分離機に供給され
る。第2〜4分離機56〜58では、重質油27は、それぞれ
の液化温度(320〜260℃)と真空度(1〜10-4Torr)に
したがって、遠心力により比重で分離され、かつ種類別
に液化されてタンクに貯蔵される。即ち、硫黄含有高重
質油74は内壁温度約320℃の第2分離機56で、高重質油
より炭素鎖が短く液化温度が低い重質油75は内壁温度約
300℃の第3分離機57で、そして、より軽い機械油76は
内壁温度約260℃の第4分離機58でそれぞれ遠心力によ
り比重で分離および液化されて高重質油74、重質油75、
機械油76に分けられてオイル冷却器72で冷却された後、
それぞれの種類別にタンク79、78、77に収集される。
一方、タンク79内の高重質油74は高重質油加熱器80に
導入され、ポンプ82の圧送力によって循環管路83を通過
して循環する。この際、蒸発器84の真空度を1〜10-4To
rrに維持しながら高重質油加熱器80に設置されたバーナ
ー81で300〜360℃にて加熱し、300〜360℃の温度で高真
空条件下蒸発が起こるようにする。高重質油74の中の硫
黄成分を除いた高重質油の高真空蒸留を実施する。高真
空蒸留の結果、蒸発液化温度330〜360℃の第5分離器85
では高粘度の超高重質油89が、液化温度約200℃以上の
第6分離機86では高重質油90がそれぞれ液化され、次い
でオイル冷却器87で冷却された後、タンク95とタンク90
に貯蔵される。蒸発および凝縮の結果、硫黄成分が濃縮
された蒸発器84のスラッジオイル92は、抜取りバルブを
調節し、排出ライン91を介してスラッジタンク97に排出
した後、別度のスラッジ処理工程に付される。
第6分離機86でも液化されなかったガス分子は蒸気圧
がより低いコンデンサー66〜68で液化させてコンデンサ
ーレシーバータンク88貯蔵する。残余のガスは高真空ポ
ンプ69の排気口107を通じて大気中に排気する。
終わりに、高真空精油装置の所望の高真空を達成する
ための、偏心ロータによりソリッドベーンが回転する真
空油シーリング型過湾曲シリンダー高真空ポンプ69(wh
ole vane rotation vacuum oil sealing)と、本発明の
高真空精油方法を達成し、高真空を維持するための真空
油再生供給ユニットEを以下に説明する。
高真空ポンプ69は、重質油生産ユニットBの末端部に
真空油再生供給ユニットEと共に設置される。本発明の
精油装置の高真空蒸留工程によって、水分、灯油、軽油
およびガソリンなどの蒸発ガスがポンプ69のシリンダー
内に吸引され、ベーンの回転によって真空油とともにシ
リンダー内を回転する。したがって、蒸気ガスが真空油
と混合されて、ベーンとシリンダー間をシーリングする
真空油の品質を悪化させ、急激に高真空ポンプ69の真空
度を失わせる。したがって、このような問題を解決する
ために、真空油に混合して含有される蒸気圧の高い成
分、例えばガソリン、水分、灯油、軽油などは、真空油
の品質を回復させるために、廃真空油から除去する必要
がある。水分および揮発性油類を廃真空油から除去して
真空油の当初の品質を回復させるためには、水分および
揮発性油類が混入して品質が低下した廃真空油を、フロ
ートバルブが設けられた廃真空油中間ターミナル70内に
導入する。フロートバルブがターミナル70を開放したと
き、ターミナル70の廃真空油は、真空ポンプ105によっ
て形成されたオイルヒーター101の吸引力によって、廃
真空油ラインW.V.O.Lを介して蒸発器102に流入する。廃
真空油は、蒸発器102に流入しながら、スチームヒータ
または他の熱交換手段によって、200〜300℃に加熱され
る。加熱された廃真空油は、次に蒸発器102の中に吸入
され、このときに真空油より蒸気圧の高い水分と揮発性
油類成分が蒸発し、蒸発器102より真空度が高いコンデ
ンサー104に吸入されてコンデンサー104内で液化され
る。コンデンサー104で液化されなかった残余のガスは
真空ポンプ105および真空ポンプ排気口107を経て外気に
放出される。
一方、水分と揮発性油類成分などが蒸発、除去された
再生真空油は、蒸発器102の底部に収集され、次いでオ
イル冷却器103を介して下向に流れ、冷却される。再
生、冷却された真空油は、真空油供給ラインV.O.Lを介
して高真空ポンプ69と補助真空ポンプ105に供給され
る。ターミナル70内の廃真空油は廃真空ラインW.V.O.L
を介してオイルヒーター101方向に吸引循環され、前述
したように真空油再生供給工程で処理される。
以上のように本発明の精油装置および方法は、繰り返
し実施された実験および実際のテストに基づいている。
実施化技術として商業的プラントにこの装置および方を
適用することには何ら問題はない。勿論、必要に応じ
て、他の真空手段、例えば高速エジェクタなどを用いる
こともできる。そして、必要ならば、自動バルブ制御装
置を適用することも可能である。
本発明の好ましい実施例が説明のために開示された
が、当業者は、特許請求の範囲で開示された本発明の範
囲および思想から離れることのない、種々の変更、付加
及び置換が可能であることを理解するであろう。
本発明の装置および方法を用いた、実験例を以下の表
1および2に示した。実験油は、各々表1および表2の
廃油からの再生機械油である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リー,ダエ,スング 大韓民国 ソウル 135−010,カングナ ム−ク,#275 ノンヒュン−ドング, ヤングジ アパートメント ビー−307 (72)発明者 シン,ホー,ケウン 大韓民国 ソウル 100−372,チュング −ク,マンリ−ドング 2−ガ,40 (56)参考文献 特開 昭63−254189(JP,A) 特表 平8−511039(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C10G 9/00 C10G 31/10 C10G 7/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油水分離貯蔵槽; 該油水分離貯蔵槽に、第1ポンプおよびオイルフィルタ
    を介して接続され、かつ油を圧送する第2ポンプを備え
    た第1中間ターミナル; この第1ターミナルに接続され、ターミナルからの油を
    予熱する熱交換器; 該熱交換器に接続され、予熱された油を分解する真空熱
    分解装置;および 真空管路を介して熱分解装置に接続され、遠心力にて比
    重で軽質油から重質油を分離する真空気体遠心比重分離
    機又は第1分離機; からなり、真空熱分解法で軽質油から重質油を分離する
    油分離ユニットと、 比重による気化油分離ユニットの第1分離機に接続さ
    れ、フロートバルブを備えて重質油のレベルが所定のレ
    ベルを越えたときに選択的に開閉する、第1分離機から
    導出される重質油を一時的に保持する重質油中間ターミ
    ナル又は第2ターミナル; 第2ターミナルの底部に順次接続され、種々の重質油、
    即ち高重質油、重質油及び機械油を、その底部の各々に
    収集する第2〜4分離機であって、収集された油が直接
    それらのタンクに各々抜き取られる一方、第3分離機に
    収集された重質油は、間接的にオイルクーラによってタ
    ンクに抜き取られる、重質油を種類によって分離するた
    めの高真空気体遠心比重分離機又は第2〜4分離機; 高重質油タンクに接続され、硫黄含有高重質油の脱硫を
    行う高真空蒸発脱硫装置; 脱硫装置に順次接続される一対の高真空気体遠心比重分
    離機又は第5及び第6分離機であって、第5及び第6分
    離機の真空度及び液化温度に応じて脱硫装置からの蒸発
    ガスを超高重質油及び高重質油に液化し、超高重質油及
    び高重質油をオイルクーラでそのタンクに供給する高真
    空気体遠心比重分離又は第5及び第6分離機;および 相互に接続され、第4〜6分離機で液化しなかった残余
    のガスを凝縮および液化する第1〜3コンデンサーであ
    って、第1コンデンサーは、第1ガス管路及び第1真空
    管路の両方を介して第4分離機に、かつ第2ガス管路及
    び第2真空管路の両方を介して第6分離機に共通して接
    続され、第1〜3コンデンサーで凝縮および液化された
    油は、タンクに保持され、第3コンデンサーの底部は、
    高真空ポンプに接続される第1〜3コンデンサー; からなる油分離ユニットに接続されて、重質油を分離
    し、種類で分かれた種々の重質油を生産する重質油生産
    ユニットと、 重質油生産ユニットの第3コンデンサーに高真空ポンプ
    を介して接続され、重質油生産ユニットの真空油を再生
    産する真空油再生供給ユニットと、 油分離ユニットの第1分離機に順次接続される軽質油高
    真空気体遠心比重分離機又は第7〜9分離機であって、
    種々の軽質油を各々底部に液化・収集し、この第7〜9
    分離機のオイルがこれらに接続されたオイルラインのオ
    イルクーラによってタンクに抜き取られる第7〜9分離
    機; 相互に接続され、第7〜9分離機で液化しなかった残余
    のガスを凝縮・液化する第4〜6凍結コンデンサーであ
    って、第4コンデンサーはガス管路及び真空管路を介し
    て第9分離機の底部に接続され、第4〜6コンデンサー
    の凝縮オイルはオイルラインを介してタンクに抜き取ら
    れる第4〜6凍結コンデンサー; 第6コンデンサーに真空ポンプを介して接続され、第4
    〜6コンデンサーで液化しなかった残余のガスを加圧す
    るガスコンプレッサー; ガスコンプレッサーに接続され、ガスコンプレッサーの
    加圧された気体を液化するガスクーラであって、ガスク
    ーラの液化ガスが液化ガス貯蔵器に保持されるガスクー
    ラ;および ガスクーラに接続され、ガスクーラで液化されなかった
    最終ガスを燃焼させるバックファイア防止装置; からなる、第1分離機の頂部に接続されて軽質油を分離
    し、種類別の種々の軽質を生産する軽質油生産ユニット
    と、 からなることを特徴とする高真空精油装置。
  2. 【請求項2】前記油分離ユニットの第1ターミナルが、
    さらに 第1ターミナルに導入される油のレベルに応じて垂直方
    向に移動可能なフロートバルブと、 前記垂直方向移動可能なフロートバルブにより操作され
    るレベルスイッチと、 前記レベルスイッチによって操作され、次いで第2ポン
    プを操作するソレノイドバルブとを備え、 これによって、第1ターミナルの油を、第2ポンプの圧
    送動作で熱交換器に供給することを特徴とする請求項1
    に記載の高真空精油装置。
  3. 【請求項3】前記真空熱分解装置が、さらに 一端が熱交換器に接続され、他端がより大きい直径の真
    空管路を介して第1分離機の頂部に連結されるコイリン
    グ管路と、 前記熱分解装置の対向する端部に配置された、前記コイ
    リング管路を加熱するためのバーナーおよびボイラー
    と、 前記ボイラーから延出され、順次熱交換器、油水比重分
    離機及び油水分離貯蔵槽を通過し、ボイラーから発生し
    たスチームが、熱交換器、油水比重分離機及び油水分離
    貯蔵槽の油と熱交換するようにしたスチーム管と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の高真空精油
    装置。
  4. 【請求項4】前記第1分離機が、 第1分離機を囲繞し、冷却水ポンプで圧送され、かつ冷
    却水循環管路を循環する冷却水で第1分離機を冷却する
    冷却水チャンバーと、 内側に筒状のスペースが形成されるように、第1分離機
    内に配設される充填材と、 前記充填材の内側に形成されたスペースに配置され、頂
    部が軽油生産ユニットの第7分離機の頂部に接続される
    シリンダーと、 前記冷却水チャンバーと充填材層とを貫通して、第1分
    離機の頂部に連結される真空管路と、 第1分離機の内壁およびシリンダーの外壁間に螺旋形通
    路が形成されるように、前記シリンダーの廻りに形成さ
    れ、該螺旋形通路がシリンダーの底部およびシリンダー
    を通過するガス管に連通されるようにするスパイラル板
    と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の高真空精油
    装置。
  5. 【請求項5】第2〜4分離機、第5および6分離機、お
    よび第7〜9分離機の各組が、少なくとも2基の上下に
    配列連結された分離機から成り、各分離機の各々が、 分離機を囲繞する冷却水チャンバーと、 内側に筒状スペースが形成されるように分離機内に配置
    される温度調節用充填剤層と、 上下方向の螺旋形通路がシリンダーの廻りに形成される
    ように、前記シリンダーの廻りに配置され、該螺旋形通
    路がガス管を介して下方の分離機に連通されるようにし
    たスパイラル板と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の高真空精油
    装置。
  6. 【請求項6】前記高真空蒸発脱硫装置Dが、 排気管と、 前記排気管を囲繞し、内部の油がバーナーで加熱される
    と共に、油循環ポンプによって圧送され、かつ循環管路
    を介して蒸発器に供給されるオイルチャンバーと、 前記ポンプおよび蒸発器と前記オイルチャンバーとの間
    の油循環を制御するための循環バルブを備えた循環管路
    と、 前記ポンプ及び循環バルブの間から分岐しかつスラッジ
    タンクに向かって延出され、硫黄スラッジオイルが、ス
    ラッジ排出ラインを介してスラッジタンクに排出される
    か、またはオイルチャンバーに再循環されるようにする
    スラッジ排出バルブを備えたスラッジ排出管路と、 蒸発蒸留された超高重質油が第7分離機に導入されるよ
    うに、第7分離機頂部間に延びるパイプに配設されたオ
    ーバフロー防止手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の高真空精油
    装置。
  7. 【請求項7】前記真空油再生供給ユニットが、 第1〜3コンデンサーで凝縮されなかった残余のガスを
    圧送し、真空ポンプ排気口に供給する高真空ポンプと、 真空油のレベルが所定レベルを越えたときに選択的に開
    放されるフロートバルブを備えた廃真空油中間ターミナ
    ルまたは第3ターミナルと、 第3ターミナルに順次接続される、オイルヒーター、お
    よび廃真空油を蒸発させ、廃真空油から水分および揮発
    性油成分を蒸発除去して真空油を再生し、再生真空油は
    オイル冷却器及び高真空ポンプに供給されるとともに、
    真空油ラインを介して補助ポンプに供給される蒸発器
    と、 前記蒸発器にオーバーフロー防止手段によって接続さ
    れ、蒸発器の蒸発ガスを凝縮液化するコンデンサーと、 排気口を有し、かつコンデンサーに真空管路を介して接
    続され、コンデンサー内でも液化されなかったガスを排
    気口から排気し、かつ第3ターミナルに接続されて該タ
    ーミナルに廃真空油ラインを介して導入された廃真空油
    が再生され、かつフロートバルブで第3ターミナルが開
    放されときに真空油再生供給ユニットに循環されるよう
    にした補助真空ポンプとを備えることを特徴とする請求
    項1に記載の高真空精油装置。
  8. 【請求項8】第1中間ターミナルがそのフロートバルブ
    で開放されたときに、第1ターミナルから熱交換機に供
    給される粗製又は原料油を熱交換器で予熱する工程と、 この予熱された油を真空熱分解装置のバーナーで370〜6
    00℃の高温に加熱し、予熱された油を小径のコイリング
    管路を流通させて熱分解する工程と、 熱分解された油を真空管路に導入し、この真空管路に油
    が導入された瞬間、第1分離機の真空条件に遭遇させ、
    これを蒸発、膨張、冷却、加速させて蒸気ガスと重質油
    分子を形成する工程と、 第1真空気体遠心比重分離機内で蒸発気体と重質油分子
    とを、この第1分離機内の真空度によって200〜300m/se
    cの速度で下向き旋回させ、遠心力によって比重で軽質
    油から硫黄ガスと重質油分子とを遠心分離し、かつ遠心
    力でこの第1分離機の内壁(温度260〜360℃)近傍で硫
    黄ガスと重質油分子とを冷却液化させることにより、重
    質油を軽油から分離する工程と、 第2中間ターミナルで液化硫黄と重質油分子とを収集
    し、液化硫黄と重質油分子とを処理し、比重により重質
    油を遠心力で分離し、高真空蒸発脱硫装置で超高重質油
    及び高重質油を蒸留することによって種々の重質油を生
    産する工程と、 第1分離機の中央に集まった未液化軽質油ガスを、ガス
    管路を介して第1分離機から排出させ、軽質油蒸発ガス
    を別々に処理して、種類別の軽質油を分離、生産するこ
    とによって、種々の軽質油を生産する工程とからなる高
    真空精油方法。
  9. 【請求項9】重質油生産工程が、第1ターミナルに収集
    された重質油を順次第2〜4分離機に供給し、第2〜4
    分離機の液化温度(320〜260℃)および真空度(1〜10
    -4Torr)に応じて蒸発液化して、硫黄成分を含有した高
    重質油は内壁温度約320℃の第2分離機で、重質油は内
    壁温度約300℃の第3分離機で、機械油は内壁温度約260
    ℃の第4分離機で、高真空気体遠心比重分離によって各
    々液化されるようにし、第2分離機の高重質油を高真空
    蒸発脱硫工程に付した後、第5、6分離機で液化蒸発さ
    せて、高粘度の超高重質油と、蒸発液化温度約200℃以
    上の高重質油とに分離し、第5、6分離機で液化されな
    かった微量のガス分子は第4分離機で液化されなかった
    ガス分子と共に蒸気圧がより低い複数のコンデンサーに
    供給してここで液化させ、これらコンデンサーでも液化
    されなかった残余のガスは高真空ポンプ圧送排気させる
    か、または燃焼させる、ことによって行われることを特
    徴とする請求項8に記載の高真空精油方法。
  10. 【請求項10】高真空蒸発脱硫工程が、第2分離機の高
    重質油をオイル加熱器のバーナーにより加熱し、次いで
    真空度1〜10-4Torrおよび温度300〜360℃の蒸発器で加
    熱して高真空で硫黄を蒸発させることなく蒸発させ、蒸
    発器で濃縮された硫黄スラッジオイルをスラッジ排出ラ
    インを介してタンク排出するか、加熱器に再循環させる
    ことで行われることを特徴とする請求項9に記載の高真
    空精油方法。
  11. 【請求項11】高真空ポンプの真空油再生循環工程が、
    真空油とともに高真空ポンプのシリンダー中へ吸入され
    た蒸気の混合により品質が低下した廃真空油を第3ター
    ミナルに収集し、フロートバルブが第3ターミナルを開
    放したとき、補助真空ポンプの作動で形成されたオイル
    ヒーター内の吸引力によって、油加熱ラインを介して廃
    真空油を蒸発器に吸入し、該廃真空油をオイル加熱器に
    よって200〜300℃に加熱して、油の水分および揮発性油
    類成分を蒸発させ、蒸発器の蒸発ガスはより真空度の高
    いコンデンサーに吸入させて凝縮液化し、コンデンサー
    で液化しなかったガスを補助真空ポンプで外気に放出さ
    せ、蒸発器底部の再生真空油はオイル冷却器に供給し、
    次いで真空油供給ラインを介して補助真空ポンプに供給
    し、高真空ポンプおよび補助真空ポンプのオイルチャン
    バーに連結された第3ターミナルの廃真空油をオイルヒ
    ーター方向に循環させて、吸引、加熱、蒸発させて廃真
    空油を使用可能な真空油に再生すること、で行われるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の高真空精油方法。
  12. 【請求項12】軽質油分離工程が、第1分離機の軽質油
    をガス管路を介して真空気体遠心比重分離機(第7〜9
    分離機)に供給し、軽質油分子を5〜20Torrの真空度に
    よって加速し旋回下降させ、第7〜9分離機間の距離に
    反比例し、真空ポンプおよび冷凍コンデンサーに近づく
    ほど高められる上記真空度により、遠心力によって比重
    で分離液化して、内壁温度約200℃の第7分離機では軽
    質油が、内壁温度約160℃の第8分離機ではガス油が、
    内壁温度約30℃の第9分離機では灯油がそれぞれ遠心力
    によって比重で分離液化されるようにし、第7〜9分離
    機の油をオイル冷却器によって冷却後そのタンクに貯蔵
    し、第7〜9分離機で液化されなかった揮発性油類を真
    空度がより高い低温−20℃の冷凍コンデンサーに導入し
    て液化し、冷凍コンデンサーでも液化されなかったLPG
    およびメタンガスなどをガス圧縮機で圧縮した後−40℃
    のガス冷却器で液化させて液化ガス貯蔵タンクで貯蔵
    し、ガス冷却器でも液化しなかった最終ガスはレギュレ
    ータおよびチェックバルブを通過させ、バックファイヤ
    防止装置中の水を通過させ、次いでバックファイヤ防止
    装置の点火装置によって点火燃焼処理する、ことで行わ
    れることを特徴とする請求項8に記載の高真空精油方
    法。
JP8523427A 1995-02-03 1996-02-02 高真空精油装置及び方法 Expired - Lifetime JP2918695B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1995/1886 1995-02-03
KR1019950001886A KR960031577A (ko) 1995-02-03 1995-02-03 고진공 정유장치 및 방법
PCT/KR1996/000014 WO1996023853A1 (en) 1995-02-03 1996-02-02 High-vacuum oil refinery system and process

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10502904A JPH10502904A (ja) 1998-03-17
JP2918695B2 true JP2918695B2 (ja) 1999-07-12

Family

ID=19407610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8523427A Expired - Lifetime JP2918695B2 (ja) 1995-02-03 1996-02-02 高真空精油装置及び方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5904836A (ja)
EP (1) EP0808352A1 (ja)
JP (1) JP2918695B2 (ja)
KR (1) KR960031577A (ja)
AU (1) AU4549896A (ja)
RU (1) RU97114940A (ja)
WO (1) WO1996023853A1 (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6224716B1 (en) * 1998-03-18 2001-05-01 Oilquip, Inc. Apparatus for dehydrating oil
US7540887B1 (en) 2002-07-23 2009-06-02 Gregory Turocy Methods and systems for producing fuel compositions
CA2396206A1 (en) 2002-07-30 2004-01-30 Nouredine Fakhri Process for the treatment of waste oils
KR100951303B1 (ko) * 2002-12-23 2010-04-05 주식회사 포스코 조경유 탱크용 자동배수장치
KR100937022B1 (ko) * 2008-11-11 2010-01-15 한명규 원유 속에 포함된 슬러지를 제거하는 원유 전처리 시스템 및 그 방법
ES2527968B1 (es) * 2013-08-02 2016-02-26 Eulen, S.A. Equipo de trasvase de lodos, de ciclo continuo de trabajo.
CA3037172C (en) * 2016-06-13 2020-06-23 Condair Group Ag Dual-stage humidifier methods and systems
US11148824B2 (en) 2018-11-02 2021-10-19 General Electric Company Fuel delivery system having a fuel oxygen reduction unit
US11085636B2 (en) 2018-11-02 2021-08-10 General Electric Company Fuel oxygen conversion unit
US11447263B2 (en) 2018-11-02 2022-09-20 General Electric Company Fuel oxygen reduction unit control system
US11577852B2 (en) 2018-11-02 2023-02-14 General Electric Company Fuel oxygen conversion unit
US11161622B2 (en) 2018-11-02 2021-11-02 General Electric Company Fuel oxygen reduction unit
US11319085B2 (en) 2018-11-02 2022-05-03 General Electric Company Fuel oxygen conversion unit with valve control
US11131256B2 (en) 2018-11-02 2021-09-28 General Electric Company Fuel oxygen conversion unit with a fuel/gas separator
US11193671B2 (en) 2018-11-02 2021-12-07 General Electric Company Fuel oxygen conversion unit with a fuel gas separator
US11186382B2 (en) 2018-11-02 2021-11-30 General Electric Company Fuel oxygen conversion unit
US11851204B2 (en) 2018-11-02 2023-12-26 General Electric Company Fuel oxygen conversion unit with a dual separator pump
US11420763B2 (en) 2018-11-02 2022-08-23 General Electric Company Fuel delivery system having a fuel oxygen reduction unit
US11015534B2 (en) 2018-11-28 2021-05-25 General Electric Company Thermal management system
US11391211B2 (en) 2018-11-28 2022-07-19 General Electric Company Waste heat recovery system
US10914274B1 (en) 2019-09-11 2021-02-09 General Electric Company Fuel oxygen reduction unit with plasma reactor
US11774427B2 (en) 2019-11-27 2023-10-03 General Electric Company Methods and apparatus for monitoring health of fuel oxygen conversion unit
IL297517A (en) * 2020-04-22 2022-12-01 Michael Kezirian Methods and system for producing methane, turning it into dry ice and transporting it for use
US11906163B2 (en) 2020-05-01 2024-02-20 General Electric Company Fuel oxygen conversion unit with integrated water removal
US11773776B2 (en) 2020-05-01 2023-10-03 General Electric Company Fuel oxygen reduction unit for prescribed operating conditions
US11866182B2 (en) 2020-05-01 2024-01-09 General Electric Company Fuel delivery system having a fuel oxygen reduction unit
US11434824B2 (en) 2021-02-03 2022-09-06 General Electric Company Fuel heater and energy conversion system
US11591965B2 (en) 2021-03-29 2023-02-28 General Electric Company Thermal management system for transferring heat between fluids
US12005377B2 (en) 2021-06-15 2024-06-11 General Electric Company Fuel oxygen reduction unit with level control device
US11542870B1 (en) 2021-11-24 2023-01-03 General Electric Company Gas supply system
CN114308404B (zh) * 2022-01-05 2023-10-17 淄博威世能净油设备有限公司 一种离心式固液分离排污净油装置及使用方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1676069A (en) * 1926-08-16 1928-07-03 Bergedorfer Eisenwerk Ag Separating from fluid hydrocarbons other hydrocarbons which precipitate at low temperature
US2216683A (en) * 1937-09-30 1940-10-01 Gasoline Prod Co Inc Treatment of hydrocarbon oil
US2234916A (en) * 1938-12-02 1941-03-11 Sharples Corp Process of dewaxing hydrocarbon oils
US2304070A (en) * 1940-11-25 1942-12-08 Universal Oil Prod Co Hydrocarbon conversion process
AU675530B2 (en) * 1993-03-22 1997-02-06 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Thermal cracking of a hydrocarbon feed

Also Published As

Publication number Publication date
WO1996023853A1 (en) 1996-08-08
EP0808352A1 (en) 1997-11-26
JPH10502904A (ja) 1998-03-17
KR960031577A (ko) 1996-09-17
RU97114940A (ru) 1999-06-27
US5904836A (en) 1999-05-18
AU4549896A (en) 1996-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2918695B2 (ja) 高真空精油装置及び方法
KR101178072B1 (ko) 액화 천연 가스의 처리
JPH08501492A (ja) 改質方法および装置
JPH10507782A (ja) 液体産物、特に石油原料の真空蒸溜の方法及びそれを行うための装置
CA2492563A1 (en) Process for rerefining used oils by solvent extraction
US4431529A (en) Power recovery in gas concentration units
EP2239027A1 (en) Method and device for producing vacuum in a petroleum distillation column
NO20181643A1 (en) Volatile organic compound recovery apparatus
CN1142810A (zh) 蒸发和浓缩干燥设备与方法
FR2482979A1 (fr) Procede de distillation de l'alcool comportant l'utilisation d'une pompe a chaleur, et dispositif de mise en oeuvre de ce procede
CN108043062B (zh) 一种储罐呼吸排放挥发性气体的处理***
RU2005115198A (ru) Способ переработки резиносодержащих отходов и установка для его осуществления (варианты)
US4131538A (en) Method of separating a predetermined fraction from petroleum oil using multistage evaporators
WO1997043355A1 (fr) Procede et installations de fractionnement du petrole brut
RU2232792C2 (ru) Способ деасфальтизации нефтяных остатков
WO2017037174A1 (fr) Procédé de distillation sous vide d'une charge d'hydrocarbures et installation associée
US5100536A (en) Method of processing substances
RU2683267C1 (ru) Установка для переработки жидких углеводородов
EP0198142A1 (fr) Procédé et dispositif de récupération de vapeurs d'hydrocarbures
US8784648B2 (en) Method for producing vacuum in a vacuum oil-stock distillation column and a plant for carrying out the method
CN1273572C (zh) 一种萃取脂溶性物质的方法
CA3022786A1 (en) Process and system for processing a produced stream from a solvent hydrocarbon recovery operation
CN2722997Y (zh) 一种用于萃取脂溶性物质的设备
CA3014968A1 (en) High temperature paraffinic froth treatment process
RU2279465C1 (ru) Способ деасфальтизации нефтяных остатков