JP2917307B2 - インモールドラベル - Google Patents
インモールドラベルInfo
- Publication number
- JP2917307B2 JP2917307B2 JP1218334A JP21833489A JP2917307B2 JP 2917307 B2 JP2917307 B2 JP 2917307B2 JP 1218334 A JP1218334 A JP 1218334A JP 21833489 A JP21833489 A JP 21833489A JP 2917307 B2 JP2917307 B2 JP 2917307B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- label
- thermoplastic resin
- base material
- bottle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明はプラスチックボトル等の容器表面に接着する
ラベルに関するものである。
ラベルに関するものである。
＜従来の技術＞ 従来、この種のラベルとしてはプラスチックボトルの
胴部表面に、基材の一方の面にデンプン系の接着剤層を
設け、他方の面（表面）に印刷層を、さらにその上にオ
ーバーコートニス層を設けたものが知られている。
胴部表面に、基材の一方の面にデンプン系の接着剤層を
設け、他方の面（表面）に印刷層を、さらにその上にオ
ーバーコートニス層を設けたものが知られている。
また、上記のようにボトル成形後、貼るラベルではな
く、ボトル成形と同時にボトル胴部外面にラベルを貼る
方法に用いられるラベルも知られており、基本的構成と
しては上記ラベルと同様で、紙、合成紙、プラスチック
フィルム等を用いたものが使われている。
く、ボトル成形と同時にボトル胴部外面にラベルを貼る
方法に用いられるラベルも知られており、基本的構成と
しては上記ラベルと同様で、紙、合成紙、プラスチック
フィルム等を用いたものが使われている。
しかしながら、最近、ラベルは単にボトル胴部に貼る
表示体としてでなく、ラベルの一部に応募券のようなも
のを刷り込み、その部分に対応した裏面には接着剤未コ
ート部を設けておき、消費者がその応募券の部分を剥が
してメーカーに送るというような使い方も出てきてい
る。
表示体としてでなく、ラベルの一部に応募券のようなも
のを刷り込み、その部分に対応した裏面には接着剤未コ
ート部を設けておき、消費者がその応募券の部分を剥が
してメーカーに送るというような使い方も出てきてい
る。
この場合、上記ボトルの成形と同時にラベルをボトル
胴部に貼る方式を用いると、ラベルがボトル胴部に喰い
込むため、ラベル端面とボトルとの間がほぼ面一とな
り、ラベルが剥がれにくい、外観が優れている等の利点
がある半面、必要なときにラベルを剥がしにくいという
問題がある。
胴部に貼る方式を用いると、ラベルがボトル胴部に喰い
込むため、ラベル端面とボトルとの間がほぼ面一とな
り、ラベルが剥がれにくい、外観が優れている等の利点
がある半面、必要なときにラベルを剥がしにくいという
問題がある。
そこで発明者は第３図に示すように、ラベルの接着層
（ａ）の上（接着対象面側）に剥離層（ｂ）を部分的に
設けて、例えば、ボトル表面（ｃ）に接着したときに浮
上り気味とさせて剥がし易くしたラベルを提案した。し
かし、この場合には、ボトルの成形における樹脂の溶解
温度等の条件により剥離性が異なり、安定しない、接着
ニスの上に剥離ニスを設けるため塗布量によって安定し
た品質が得られない、ボトルの成形に用いる樹脂の種類
によって剥離効果が異なり、条件を個々に設定する必要
がある。剥離性の確認はボトル成形後、ボトルに貼られ
た後でなければわからず、不良の場合の経済的損失が大
きい、という数々の問題点がある。
（ａ）の上（接着対象面側）に剥離層（ｂ）を部分的に
設けて、例えば、ボトル表面（ｃ）に接着したときに浮
上り気味とさせて剥がし易くしたラベルを提案した。し
かし、この場合には、ボトルの成形における樹脂の溶解
温度等の条件により剥離性が異なり、安定しない、接着
ニスの上に剥離ニスを設けるため塗布量によって安定し
た品質が得られない、ボトルの成形に用いる樹脂の種類
によって剥離効果が異なり、条件を個々に設定する必要
がある。剥離性の確認はボトル成形後、ボトルに貼られ
た後でなければわからず、不良の場合の経済的損失が大
きい、という数々の問題点がある。
＜発明が解決しようとする課題＞ 本発明は上記従来技術の問題点を解決し、ボトルに貼
着した後の安定した剥離性が得られ、ラベル単体で剥離
性の確認のできる経済性も優れたラベルを提供すること
を課題とする。
着した後の安定した剥離性が得られ、ラベル単体で剥離
性の確認のできる経済性も優れたラベルを提供すること
を課題とする。
＜課題を解決するための手段＞ 本発明は、基材の一方の面に印刷層を有し、他方の面
に接着層を介して熱可塑性樹脂層を有するインモールド
ラベルにおいて、前記接着層が基材と熱可塑性樹脂層と
の間の剥離すべき箇所を除いた領域に設けられることに
より構成される、前記基材と熱可塑性樹脂層との間で剥
離可能とした剥離部が設けられていることを特徴とする
インモールドラベルである。
に接着層を介して熱可塑性樹脂層を有するインモールド
ラベルにおいて、前記接着層が基材と熱可塑性樹脂層と
の間の剥離すべき箇所を除いた領域に設けられることに
より構成される、前記基材と熱可塑性樹脂層との間で剥
離可能とした剥離部が設けられていることを特徴とする
インモールドラベルである。
また、基材の一方の面に印刷層を有し、他方の面に接
着層を介して熱可塑性樹脂層を有するインモールドラベ
ルにおいて、前記基材と熱可塑性樹脂層との間の剥離す
べき箇所に剥離ニスを設けることにより構成される、前
記基材と熱可塑性樹脂層との間で剥離可能とした剥離部
が設けられていることを特徴とするインモールドラベル
である。
着層を介して熱可塑性樹脂層を有するインモールドラベ
ルにおいて、前記基材と熱可塑性樹脂層との間の剥離す
べき箇所に剥離ニスを設けることにより構成される、前
記基材と熱可塑性樹脂層との間で剥離可能とした剥離部
が設けられていることを特徴とするインモールドラベル
である。
＜作用＞ 本発明のインモールドラベルは、接着層（４）領域内
に剥離部（７）を設け、該接着層（４）が、剥離すべき
箇所を除いた範囲でパターン状に設けられている。ま
た、接着層（４）領域内の剥離すべき箇所の範囲内で、
前記熱可塑性樹脂層（５）側に剥離ニス（８）を設けら
れている構成となっているので、ボトル表面に貼られた
後、ラベルを部分的に剥がす必要が有る場合は、その部
分に爪等をひっかけて持上げれば、ラベルの基材（１）
とその上の印刷層（２）を合わせた層が一体となって熱
可塑性樹脂層（５）との間で、又は基材（１）とその上
の印刷層（２）を合わせた層が一体となって接着層
（４）と熱可塑性樹脂層（５）との間で容易に剥がれ
る。
に剥離部（７）を設け、該接着層（４）が、剥離すべき
箇所を除いた範囲でパターン状に設けられている。ま
た、接着層（４）領域内の剥離すべき箇所の範囲内で、
前記熱可塑性樹脂層（５）側に剥離ニス（８）を設けら
れている構成となっているので、ボトル表面に貼られた
後、ラベルを部分的に剥がす必要が有る場合は、その部
分に爪等をひっかけて持上げれば、ラベルの基材（１）
とその上の印刷層（２）を合わせた層が一体となって熱
可塑性樹脂層（５）との間で、又は基材（１）とその上
の印刷層（２）を合わせた層が一体となって接着層
（４）と熱可塑性樹脂層（５）との間で容易に剥がれ
る。
＜実施例＞ 以下、図面に基いて本発明の実施例を説明する。
まず、第１図は第一の実施例を示すもので紙から成る
基材（１）の表面に印刷層（２）を設け、さらにその上
にオーバーコートによる表面保護層（３）が設けられて
いる。一方、基材（１）の裏面には接着層（４）を介し
て熱可塑性樹脂層（５）が設けられ、さらにその上にボ
トル本体（９）と接着させるための接着ニス（６）が設
けられている。
基材（１）の表面に印刷層（２）を設け、さらにその上
にオーバーコートによる表面保護層（３）が設けられて
いる。一方、基材（１）の裏面には接着層（４）を介し
て熱可塑性樹脂層（５）が設けられ、さらにその上にボ
トル本体（９）と接着させるための接着ニス（６）が設
けられている。
なお、熱可塑性樹脂（５）はインモールド成形時に接
着ニス（６）が剥離ニス（８）上にブリードするのを防
止し、剥離不良を避けるためのものである。
着ニス（６）が剥離ニス（８）上にブリードするのを防
止し、剥離不良を避けるためのものである。
ここで上記接着層（４）は基材（１）と印刷層（２）
を合わせた層を剥離すべき個所（７）を除いた範囲でパ
ターン状に設けてある。
を合わせた層を剥離すべき個所（７）を除いた範囲でパ
ターン状に設けてある。
第２図は第二の実施例を示すもので、紙から成る基材
（１）の表面に印刷層（２）を設け、さらにその上にオ
ーバーコートニスによる表面保護層（３）が設けられて
いる。一方、基材（１）の裏面には接着層（４）を介し
て熱可塑性樹脂層（５）が設けられ、さらにその上にボ
トル本体（９）と接着させるための接着ニス（６）が設
けられている。
（１）の表面に印刷層（２）を設け、さらにその上にオ
ーバーコートニスによる表面保護層（３）が設けられて
いる。一方、基材（１）の裏面には接着層（４）を介し
て熱可塑性樹脂層（５）が設けられ、さらにその上にボ
トル本体（９）と接着させるための接着ニス（６）が設
けられている。
ここで上記接着層（４）内には熱可塑性樹脂層（５）
側に剥離ニス（８）が、基材（１）と印刷層（２）を合
わせた層を剥離すべき範囲内で設けられている。
側に剥離ニス（８）が、基材（１）と印刷層（２）を合
わせた層を剥離すべき範囲内で設けられている。
なお、上記何れの実施例においても接着層（４）は基
材（１）と熱可塑性樹脂、紙等を貼り合わせるのに用い
るウレタン結合型接着剤（ポリエステル系、ポリエーテ
ル系等）が適している。また、第二の実施例における剥
離ニス（８）は熱可塑性もしくは熱硬化性樹脂系（MMA
樹脂、メラミン樹脂等）との剥離性を持たせるため、１
〜５％のシリコンを添加したものが好ましい。
材（１）と熱可塑性樹脂、紙等を貼り合わせるのに用い
るウレタン結合型接着剤（ポリエステル系、ポリエーテ
ル系等）が適している。また、第二の実施例における剥
離ニス（８）は熱可塑性もしくは熱硬化性樹脂系（MMA
樹脂、メラミン樹脂等）との剥離性を持たせるため、１
〜５％のシリコンを添加したものが好ましい。
さらに、何れの実施例においても剥離すべき範囲の形
状に合わせて、印刷層（２）から基材（１）に到る切込
みを設けておけば、その切込みに沿ってきれいに剥がれ
るが、この切込みは設けなくてもよい。
状に合わせて、印刷層（２）から基材（１）に到る切込
みを設けておけば、その切込みに沿ってきれいに剥がれ
るが、この切込みは設けなくてもよい。
＜発明の効果＞ 本発明は以上の構成になっているので、剥離層がボト
ル面に接していないため、成形条件、成形樹脂の種類等
の影響を受けにくく、ボトルの成形と同時にラベルを貼
る方式に用いた場合にも安定したラベルの剥離性が得ら
れる。
ル面に接していないため、成形条件、成形樹脂の種類等
の影響を受けにくく、ボトルの成形と同時にラベルを貼
る方式に用いた場合にも安定したラベルの剥離性が得ら
れる。
また、剥離性の確認はボトル成形を行なわなくても、
ラベル製造後にラベル単体で行なうことができ、剥離不
良による経済的損失が小さい。
ラベル製造後にラベル単体で行なうことができ、剥離不
良による経済的損失が小さい。
第１図は、第一の実施例を示す断面的説明図、第２図は
第二の実施例を示す断面的説明図、第３図は従来技術を
示す断面的説明図である。 （１）……基材、（２）……印刷層 （３）……表面保護層、（４）……接着層 （５）……熱可塑性樹脂層 （６）……接着ニス、（８）……剥離ニス （９）……ボトル本体
第二の実施例を示す断面的説明図、第３図は従来技術を
示す断面的説明図である。 （１）……基材、（２）……印刷層 （３）……表面保護層、（４）……接着層 （５）……熱可塑性樹脂層 （６）……接着ニス、（８）……剥離ニス （９）……ボトル本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G09F 3/02 G09F 3/03 B29C 45/14
Claims (2)
- 【請求項１】基材の一方の面に印刷層を有し、他方の面
に接着層を介して熱可塑性樹脂層を有するインモールド
ラベルにおいて、前記接着層が基材と熱可塑性樹脂層と
の間の剥離すべき箇所を除いた領域に設けられることに
より構成される、前記基材と熱可塑性樹脂層との間で剥
離可能とした剥離部が設けられていることを特徴とする
インモールドラベル。 - 【請求項２】基材の一方の面に印刷層を有し、他方の面
に接着層を介して熱可塑性樹脂を有するインモールドラ
ベルにおいて、前記基材と熱可塑性樹脂層との間の剥離
すべき箇所に剥離ニスを設けることにより構成される、
前記基材と熱可塑性樹脂層との間で剥離可能とした剥離
部が設けられていることを特徴とするインモールドラベ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1218334A JP2917307B2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | インモールドラベル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1218334A JP2917307B2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | インモールドラベル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0380288A JPH0380288A (ja) | 1991-04-05 |
| JP2917307B2 true JP2917307B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=16718234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1218334A Expired - Fee Related JP2917307B2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | インモールドラベル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2917307B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6423069U (ja) * | 1987-07-30 | 1989-02-07 |
-
1989
- 1989-08-24 JP JP1218334A patent/JP2917307B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0380288A (ja) | 1991-04-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5019436A (en) | Label assembly and method of manufacturing | |
| EP0220056A2 (en) | Detachable coupon label | |
| US4103053A (en) | Pressure sensitive laminate and method of forming same | |
| KR102036336B1 (ko) | 마찰 박리식 문양 표출이 가능한 전사필름 및 그 제조방법 | |
| JP2917307B2 (ja) | インモールドラベル | |
| JPS6336027Y2 (ja) | ||
| JPH11272171A (ja) | ラベル及びラベル付き筒状フィルム | |
| JP2579361B2 (ja) | ラベル付き容器 | |
| JP2003050547A (ja) | ラベル付き商品明細書 | |
| JPS5846017Y2 (ja) | 箱材 | |
| JP2001294823A (ja) | コンテナに貼る剥離用シートとコンテナ | |
| CN216562259U (zh) | 一种可移除热敏透明膜不干胶标签 | |
| JPH077184Y2 (ja) | 裏面感熱発色型ラベル用シート | |
| JP2005234115A (ja) | 非接触ｉｃラベル。 | |
| JP2001219936A (ja) | ラベル貼り付け面を有するプラスチック容器 | |
| CN217880651U (zh) | 一种局部无胶不干胶标签 | |
| JPH11236020A (ja) | ラベル付き容器及びラベル貼着方法 | |
| JPS5829156Y2 (ja) | 熱貼着シ−ト | |
| JPS6019074U (ja) | 透過防止用ラベル | |
| JPS6169984A (ja) | 車輌表面に貼付されるマ−クの成形方法及びそのマ−ク | |
| JP2603066Y2 (ja) | 切取り片付きインモールドラベル | |
| JPH07242080A (ja) | カード付き連続帳票 | |
| JPH09258664A (ja) | 感熱接着型ラベル | |
| JP3748296B2 (ja) | ラベルと貼付対象物の組合せ、及び、配送伝票と配送物の組合せ | |
| JPH07334089A (ja) | ラベル作成用媒体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080423 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |