JP2916639B2 - 光電子集積回路及びその製法 - Google Patents

光電子集積回路及びその製法

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/026Monolithically integrated components, e.g. waveguides, monitoring photo-detectors, drivers
    • H01S5/0261Non-optical elements, e.g. laser driver components, heaters

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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、半導体レーザ、半導体発光素子、半導体受
光素子、半導体光スイッチ、半導体光導波路などの光素
子と、MIS型を含めた各種トランジスタ、半導体ダイオ
ード、抵抗素子、容量素子などの電子素子とが、それに
共通の半導体基板を用いて、モノリシックに構成されて
いる光電子集積回蕗、及びその製法に関する。
【従来の技術】
従来、次に述べる光電子集積回路が提案されている。 すなわち、半導体基板と、その半導体基板上に形成さ
れた第1及び第2の半導体層とを有し、そして、半導体
基板と第1の半導体層とを用いて上述した光素子が形成
され、また、第2の半導体層を用いて上述した電子素子
が形成されている。 この場合、半導体基板がIII−V族化合物半導体結晶
でなり、また、第1及び第2の半導体層が、ともに、半
導体基板の第1の主面上に形成されているIII−V族化
合物半導体結晶でなる。 以上が、従来提案されている光電子集積回路の構成で
ある。 このような構成を有する光電子集積回路によれば、光
素子を例えば半導体レーザとし、また、電子素子をその
半導体レーザを駆動制御するMIS形電界効果トランジス
タとした光電子集積回路の構成を、容易に得ることがで
きる。
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の光電子集積回路の場合、光素子を形成
するのに用いている第1の半導体層を構成しているIII
−V族化合物半導体結晶が、同じく光素子を形成するの
に用いている半導体基板を構成しているIII−V族化合
物半導体結晶との間で、格子定数の差を有していないか
有しているとしてもわずかしか有していない組成を有し
ていることによって、第1の半導体層が、半導体基板上
に結晶性良く形成され、且つ半導体基板及び第1の半導
体層を構成しているIII−V族化合物半導体結晶が、と
もに、光素子が満足し得る特性を発揮する組成を有して
いれば、半導体基板及び第1の半導体層が、ともに光素
子が満足し得る特性を発揮する組成を有し且つ良好な結
晶性を有することから、光素子が満足し得る特性を発揮
する。 また、電子素子を形成するのに用いている第2の半導
体層を構成しているIII−V族化合物半導体結晶が、半
導体基板上に結晶性良く、且つ電子素子が満足し得る特
性を発揮する組成を有して形成されていれば、電子素子
が満足し得る特性を発揮する。 しかしながら、半導体基板及び第1の半導体層を構成
しているIII−V族化合物半導体結晶が、光素子が満足
し得る特性を発揮する組成を有し、且つ第2の半導体層
を構成しているIII−V族化合物半導体結晶が、電子素
子が満足し得る特性を発揮する組成を有する場合におい
ては、一般に、半導体基板及び第1の半導体層を構成し
ているIII−V族化合物半導体結晶と、第2の半導体層
を構成しているIII−V族化合物半導体結晶との間に、
比較的大きな格子定数の差を有することから、第2の半
導体層が、半導体基板上に結晶性良く形成されていな
い。 このため、半導体基板及び第1の半導体層を構成して
いるIII−V族化合物半導体結晶が、光素子が満足し得
る特性を発揮する組成を有し、且つ第2の半導体層を構
成しているIII−V族化合物半導体結晶が、電子素子が
満足し得る特性を発揮する組成を有する場合、光素子が
満足し得る特性を発揮するとしても、電子素子が満足し
得る特性を発揮しない、という欠点を有していた。 また、このため、第2の半導体層を構成しているIII
−V族化合物半導体結晶が、半導体基板を構成している
III−V族化合物半導体結晶との間で格子定数の差を有
しないか有するとしてもわずかしか有していない組成を
有して形成されていれば、第2の半導体層が、半導体基
板上に結晶性良く形成されている。 しかしながら、この場合、半導体基板を構成してい
るIII−V族化合物半導体結晶が、光素子が満足し得る
特性を発揮する組成を有するとき、第2の半導体層を構
成しているIII−V族化合物半導体結晶が、電子素子が
満足し得る特性を発揮する組成を有していることになっ
ていないか、第2の半導体層を構成しているIII−V
族化合物半導体結晶が、電子素子を満足し得る特性を発
揮する組成を有するとき、半導体基板を構成しているII
I−V族化合物半導体結晶が、光素子が満足し得る特性
を発揮する組成を有することになっていないか、もしく
は第2の半導体層及び半導体基板を構成しているIII
−V族化合物半導体結晶が、電子素子及び光素子が満足
し得る特性をそれぞれ発揮する組成を有していることに
なっていないかであるので、光素子及び電子素子のいず
れか一方または双方が満足し得る特性を発揮しない、と
いう欠点を有していた。 よって、本発明は、上述した欠点のない新規な光電子
集積回路、及びその製法を提案せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
本願第1番目の発明による光電子集積回路は、半導
体基板と、その半導体基板の相対向している第1及び
第2の主面中のいずれか一方上に形成された第1及び第
2の半導体層とを有し、そして、上記半導体基板がII
I−V族化合物半導体結晶でなり、上記第1の半導体
層が上記半導体基板と同じIII−V族化合物半導体結晶
でなり、その組成が上記半導体基板を構成しているIII
−V族化合物半導体結晶との間で格子定数の差を有して
いないか有しているとしてもわずかしか有していない組
成を有し、上記第2の半導体層がSiの多結晶化薄膜で
なり、上記半導体基板と上記第1の半導体層とを用い
て光素子が形成され、また、上記第2の半導体層を用
いて電子素子が形成されている、という構成を有する。 また、本願第2番目の発明による光電子集積回路は、
本願第1番目の発明による光電子集積回路において、第
1及び第2の半導体層が、半導体基板の相対向している
第1及び第2の主面中のいずれか一方上に形成されてい
るのに代え、それら第1及び第2の半導体層が、半導体
基板の相対向している第1及び第2の主面上にそれぞれ
形成されていることを除いて、本願第1番目の発明によ
る光電子集積回路と同様の構成を有する。 さらに、本願第3番目の発明による光電子集積回路
は、本願第2番目の発明による光電子集積回路におい
て、半導体基板の第2の主面上に、第2の半導体層の
外、上記半導体基板と同じIII−V族化合物半導体結晶
でなり、その組成が上記半導体基板を構成しているIII
−V族化合物半導体結晶との間で格子定数の差を有して
いないか有しているとしてもわずかしか有していない組
成を有する第3の半導体層が形成され、そして、第3の
半導体層を用いて第2の光素子が形成されていることを
除いて、本願第2番目の発明による光電子集積回路と同
様の構成を有する。 本願第4番目の発明による光電子集積回路の製法は、
III−V族化合物半導体結晶でなる半導体基板を用意
する工程と、上記半導体基板の第1の主面上に、上記
半導体基板と同じIII−V族化合物半導体結晶でなり、
その組成が上記半導体基板を構成しているIII−V族化
合物半導体結晶との間で格子定数の差を有していないか
有しているとしてもわずかしか有していない組成を有す
る第1の半導体層を形成する工程を含んで光素子を形成
する工程と、上記半導体基板の上記第1の主面上に、
Siでなる半導体薄膜を形成する工程と、その半導体薄膜
を多結晶化してSiの多結晶化薄膜を第2の半導体層とし
て形成する工程とを含んで電子素子を形成する工程とを
有する。 また、本願第5番目の発明による光電子集積回路の製
法は、本願第4番目の発明による光電子集積回路の製法
において、電子素子を半導体基板の第1の主面上に形成
するのに代え、第1の主面と対向している第2の主面上
に形成することを除いて、本願第4番目の発明による光
電子集積回路の製法と同様である。 さらに、本願第6番目の発明による光電子集積回路の
製法は、本願第5番目の発明による光電子集積回路の製
法において、さらに、半導体基板の第2の主面上に、上
記半導体基板と同じIII−V族化合物半導体結晶でな
り、その組成が上記半導体基板を構成しているIII−V
族化合物半導体結晶との間で格子定数の差を有していな
いか有しているとしてもわずかしか有していない組成を
有する第3の半導体層を形成する工程を含んで第2の光
素子を形成する工程を有することを除いて、本願第5番
目の発明による光電子集積回路の製法と同様である。
【作用・効果】
本願第1番目の発明による光電子集積回路によれば、
前述した従来の光電子集積回路の場合と同様に、半導体
基板と、その半導体基板上に形成された第1及び第2の
半導体層とを有し、そして、半導体基板と第1の半導体
層とを用いて光素子が形成され、また、第2の半導体層
を用いて電子素子が形成されている構成を有するので、
前述した従来の光電子集積回路の場合と同様に、光素子
を半導体レーザとし、また電子素子をその半導体レーザ
を駆動制御するMIS形電界効果トランジスタとした光電
子集積回路の構成を、容易に得ることができる。 しかしながら、本願第1番目の発明による光電子集積
回路によれば、光素子を形成している半導体基板と第1
の半導体層とがIII−V族化合物半導体結晶でなるの
で、第1の半導体層を構成しているIII−V族化合物半
導体結晶に、半導体基板を構成しているIII−V族化合
物半導体結晶との間で格子定数の差を有していないか有
しているとしてもわずかしか有していない組成を有せし
めることによって、第1の半導体層を、半導体基板上に
結晶性良く形成し得、また、このとき、半導体基板及び
第1の半導体層を構成しているIII−V族化合物半導体
結晶に、ともに光素子が満足し得る特性を発揮する組成
を有せしめることによって、半導体基板及び第1の半導
体層に、ともに光素子が満足し得る特性を発揮する組成
を有せしめ得且良好な結晶性を有せしめ得ることから、
光素子が満足し得る特性を発揮する。 また、電子素子を形成している第2の半導体層が、多
結晶化薄膜でなるので、その第2の半導体層を、半導体
基板の第1の主面上に、Siでなる半導体薄膜を形成し、
次でその半導体薄膜を多結晶化することによって形成す
ることができる。このため、第2の半導体層を、半導体
基板が、光素子が満足し得る特性を発揮する組成を有す
るIII−V族化合物半導体結晶でなるとしても、そのよ
うな半導体基板によって制限を受けることなしに、電子
素子が満足し得る特性を発揮するものとして、半導体基
板の第1の主面上に形成することができ、よって、電子
素子が満足し得る特性を発揮する。 以上のことから、本願第1番目の発明による光電子集
積回路によれば、光素子及び電子素子のいずれも、満足
し得る特性を発揮する。 また、本願第2番目の発明による光電子集積回路によ
れば、上述した事項を除いて、本願第1番目の発明によ
る光電子集積回路と同様の構成を有するので、詳細説明
は省略するが、本願第1番目の発明による光電子集積回
路の場合と同様に、光素子及び電子素子の双方が、満足
し得る特性を発揮する。 さらに、本願第3番目の発明による光電子集積回路に
よれば、上述した事項を除いて、本願第1番目の発明に
よる光電子集積回路と同様の構成を有し、そして、第2
の光素子を形成するのに用いている第3の半導体層が、
第1の光素子を形成するのに用いている第1の半導体層
に対応しているので、詳細説明は省略するが、本願第2
番目の発明による光電子集積回路の場合に準じて、第1
及び第2の光素子、及び電子素子のいずれも、満足し得
る特性を発揮する。 また、本願第4番目の発明による光電子集積回路の製
法によれば、第1の半導体層を構成しているIII−V族
化合物半導体結晶に、半導体基板を構成しているIII−
V族化合物半導体結晶との間で格子定数の差を有してい
ないか有しているとしてもわずかしか有しない組成を有
せしめることによって、第1の半導体層を半導体基板上
に結晶性良く容易に形成し得、また、このとき、半導体
基板及び第1の半導体基板を構成しているIII−V族化
合物半導体結晶に、ともに光素子が満足し得る特性を発
揮する組成を有せしめることによって、半導体基板及び
第1の半導体層に、ともに光素子が満足し得る特性を発
揮する組成を容易に有せしめ得且つ良好な結晶性を容易
に有せしめ得ることから、光素子を、満足し得る特性を
発揮するものとして、容易に形成し得る。 また、第2の半導体層を、半導体基板が、光素子が満
足し得る特性を発揮する組成を有するIII−V族化合物
半導体結晶でなるとしても、そのような半導体基板によ
って制限を受けることなしに、電子素子が満足し得る特
性を発揮するものとして、半導体基板の第1の主面上に
容易に形成することができるので、光素子を、満足し得
る特性を発揮するものとして、容易に形成し得る。 以上のことから、本願第4番目の発明による光電子集
積回路の製法によれば、光素子及び電子素子のいずれを
も、満足し得る特性を発揮するものとして、容易に形成
し得る。 本願第5番目の発明による光電子集積回路の製法によ
れば、前述した事項を除いて、本願第4番目の発明によ
る光電子集積回路の製法と同様であるので、詳細説明は
省略するが、本願第4番目の発明による光電子集積回路
の場合と同様に、光素子及び電子素子のいずれをも、満
足し得る特性を発揮するものとして、容易に形成し得
る。 また、本願第6番目の発明による光電子集積回路の製
法によれば、前述した事項を除いて、本願第5番目の発
明による光電子集積回路の製法と同様であり、そして、
第2の光素子及び第3の半導体層が第1の光素子及び第
1の半導体層にそれぞれ対応しているので、詳細説明は
省略するが、本願第5番目の発明による光電子集積回路
の製法の場合に準じて、第1及び第2の光素子、及び電
子素子のいずれをも、満足し得る特性を発揮するものと
して、容易に形成し得る。
【実施例1】 次に、第1図を伴って本願第1番目の発明による光電
子集積回路の実施例を述べよう。 第1図に示す本発明による光電子集積回路は、光素子
としての半導体レーザLと、その半導体レーザLを駆動
制御する電子素子としてのMIS形電界効果トランジスタ
Mとを有する光電子集積回路でなり、次に述べる構成を
有する。 すなわち、例えばp型を有し且つIII−V族化合物半
導体結晶としてのInP結晶でなるとともに、一方の主面1
a側において、ストライプ状に延長している(紙面と垂
直方向に)メサ状部1cを形成している半導体基板1を有
する。 また、半導体基板1の一方の主面1a上に形成され且つ
半導体基板1と共働して光素子としての半導体レーザL
を形成している第1の半導体層2を有する。 この半導体層2は、半導体基板1のメサ状部1c上にス
トライプ状に延長している積層体3を形成するように積
層されている、p型を有し且つIII−V族化合物半導体
結晶としてのInP結晶でなる2μm厚のバッファ層とし
ての半導体層4と、p型不純物及びn型不純物のいずれ
も意図的に導入させていないか導入させているとしても
わずかしか導入させていず且つIII−V族化合物半導体
結晶としてのInGaAsP系でなる1μm厚の活性層として
の半導体層5と、n型を有し且つIII−V族化合物半導
体結晶としてのInP結晶でなる2μm厚のクラッド層と
しての半導体層6とを有するとともに、半導体基板1の
主面1a上に、メサ状部1cを挟んだ両位置において積層さ
れている、n型を有し且つIII−V族化合物半導体結晶
としてInP結晶でなるとともに、上面を積層体3を構成
している半導体層4の側面内の高さ位置にしている埋込
み層としての半導体層7L及び7Rと、p型を有し且つIII
−V族化合物半導体結晶としてのInP結晶でなるととも
に、上面を積層体3を構成している半導体層6の上面と
同じ高さ位置にしている埋込み層としての半導体層8L及
び8Rとを有する。なお、積層体3の良さ方向の両端面
は、ファブリペローの反射面を形成している。 また、半導体基板1の主面1a上に、埋込み層としての
半導体層8R上において形成され且つ電子素子としてのMI
S形電界効果トランジスタMを形成している第2の半導
体層11を有する。 この半導体層11は、Siの多結晶化薄膜でなり、そし
て、その多結晶化薄膜上に、SiO2でなるゲート絶縁膜15
が、半導体層11を横切って半導体層8R上に延長するよう
に局部的に形成され、一方、そのゲート絶縁膜15上に、
ゲート電極16が、半導体層11を、ゲート絶縁膜15を介し
て横切って半導体層8R上に延長するように形成され、ま
た、半導体層11に、ゲート電極16を挟んだ両位置におい
て、n型不純物またはp型不純物が高濃度に導入され
て、ドレイン領域13及びソース領域14が、それら間にチ
ャンネル領域12を残して、形成されている。 さらに、半導体層8L上から、半導体層6及び8R上を通
って、半導体層11に形成しているドレイン領域13上まで
延長し、半導体層6及びドレイン領域13に連結している
電極兼配線層17を有する。 また、半導体層11に形成しているソース領域14上に、
ソース電極層18が連結して形成されている。 さらに、半導体基板1の主面1aと対向している主面1b
上に、電極層19が連結して形成されている。 以上が、本願第1番目の発明による光電子集積回路の
実施例の構成である。 このような構成を有する本願第1番目の発明による光
電子集積回路において、半導体基板1と、半導体層4〜
6、7L、7R、8L、8Rとからなる第1の半導体層2とは、
電極層19及び電極兼配線層17とを含んで、光素子として
の半導体レーザLを構成していることは明らかである。 また、チャンネル領域12、ドレイン領域13及びソース
領域14を形成している第2の半導体層11は、ゲート絶縁
膜15と、ゲート電極16と、ドレイン電極層18と、電極兼
配線層17とを含んで、電子素子としてのMIS形電界効果
トランジスタMを構成していることは明らかである。 さらに、光素子としての半導体レーザLの負極側であ
るクラッド層としての半導体層6と、電子素子としての
MIS形電界効果トランジスタMのドレイン領域13とが、
電極兼配線層17を介して接続されているので、電極層19
及び18間に、電極層18側を正極性とする電源を接続すれ
ば、その電源に、第2図に示すように、半導体レーザL
が、MIS形電界効果トランジスタMを介して接続されて
いる構成が得られるので、電極層16及び18間に、制御信
号を、所要の極性と値とで供給することによって、MIS
形電界効果トランジスタMをオン・オフ制御させること
ができ、そして、それに応じて、半導体レーザLに、電
源から駆動電流を間断して流すことができ、よって、半
導体レーザLから、レーザ光を、制御信号に応じて間断
して外部に発射させることができる。 従って、第1図に示す本願第1番目の発明による光電
子集積回路によれば、半導体レーザLと、それを駆動制
御するMIS形電界効果トランジスタMとを有する光電子
集積回路としての機能を呈する。 ところで、第1図に示す本願第1番目の発明による光
電子集積回路によれば、半導体基板1と、その半導体基
板1上に形成された第1及び第2の半導体層2及び11と
を有し、そして、半導体基板1と第1の半導体層2とを
用いて光素子としての半導体レーザLが形成され、ま
た、第2の半導体層11を用いて電子素子としてのMIS形
電界効果トランジスタMが形成されている構成を有する
ので、前述した従来の光電子集積回路の場合と同様に、
光素子を半導体レーザとし、また、電子素子をその半導
体レーザを駆動制御するMIS形電界効果トランジスタと
した光電子集積回路の構成を、容易に得ることができ
る。 しかしながら、第1図に示す本願第1番目の発明によ
る光電子集積回路によれば、光素子としての半導体レー
ザLを形成している半導体層2を構成している半導体層
4、6、7L、8L、7R、8Rが、同じく光素子としての半導
体レーザLを構成している半導体基板1と同じIII−V
族化合物半導体結晶のInP結晶でなり、また、半導体層
2を構成している半導体層5が、半導体基板1のInP結
晶でなるIII−V族化合物半導体結晶とは異なるInGaAsP
系結晶でなるIII−V族化合物半導体結晶であるが、そ
のInGaAsP結晶でなるIII−V族化合物半導体結晶に、半
導体基板1のInP結晶でなるIII−V族化合物半導体結晶
との間で格子定数の差をわずかしか有しない組成を有せ
しめることができるので、半導体層2が半導体基板1上
に結晶性良く形成されている。 また、このとき、半導体基板1及び半導体層2が、光
素子としての半導体レーザLが満足し得る特性を発揮す
る組成を有している。 このことから、第1図に示す本願第1番目の発明によ
る光電子集積回路によれば、光素子としての半導体レー
ザLが、満足し得る特性を発揮する。 また、電子素子としてのMIS形電界効果トランジスタ
Mを形成している半導体層11が、Siの多結晶化薄膜でな
るので、その半導体層11を、半導体基板1の主面1a上
に、Siでなる半導体薄膜を、半導体層7R及び8Rを介して
形成し、次で、その半導体薄膜を多結晶化することによ
って形成することができる。このため、半導体層11を、
半導体基板1が、光素子としての半導体レーザLが満足
し得る特性を発揮する組成を有するInP結晶でなるIII−
V族化合物半導体結晶でなるとしても、そのような半導
体基板1によって制限を受けることなしに、電子素子と
してのMIS形電界効果トランジスタMが満足し得る特性
を発揮する薄膜として、半導体基板1の主面1a上に、半
導体層7R及び8Rを介して、容易に形成することができる
ので、半導体層11が、半導体基板1上に、電子素子とし
てのMIS形電界効果トランジスタMが、満足し得る特性
を発揮する薄膜として、良好に形成されている。 このことから、第1図に示す本願第1番目の発明によ
る光電子集積回路によれば、電子素子としてのMIS形電
界効果トランジスタMが、満足し得る特性を発揮する。 以上のことから、第1図に示す本願第1番目の発明に
よる光電子集積回路によれば、光素子としての半導体レ
ーザL及び電子素子としてのMIS形電界効果トランジス
タMのいずれも、満足し得る特性を発揮する。
【実施例2】 次に、第3図を伴って本願第2番目の発明による光電
子集積回路の実施例を述べよう。 第3図において、第1図との対応部分には同一符号を
付し、詳細説明を省略する。 第3図に示す本発明による光電子集積回路は、次の事
項を除いて、第1図で上述した従来の光電子集積回路と
同様の構成を有する。 すなわち、光素子としての半導体レーザLを形成して
いる半導体層2と、電子素子としてのMIS形電界効果ト
ランジスタMを形成している半導体層11とが、ともに、
半導体基板1の主面1a上に形成されている第1図に示す
構成に代え、それら半導体層2及び11が、半導体基板1
の相対向している主面1a及び1b上にそれぞれ形成されて
いる。 ただし、本例の場合、半導体基板1は、その主面1a側
においてメサ状部1cを有さず、積層体3を構成している
半導体層4がメサ状部を形成し、また、積層体3が、半
導体層4〜6の外、半導体層6上に形成され且つInP結
晶でなるキャップ層としてのp型半導体層9を有してい
る。 また、第1図に示す構成に有していた電極兼配線層17
が省略され、しかしながら、半導体基板1に、その主面
1b側において、局部的に凹所を19が形成され、その凹所
19内に、例えばSiO2でなる層間絶縁膜としての絶縁膜20
が埋設され、そして、半導体層11が、そのドレイン領域
13の端部を、半導体基板1の主面1bの凹所19を形成して
いない領域に直接的に連結し、他部を絶縁膜20上に延長
して形成され、また、ドレイン領域13上にドレイン用電
極17′が付されている。 さらに、半導体層2を構成している半導体層9、及び
半導体層8L及び8R上に連続延長している電極層21を有す
る。 なお、第3図においては、光電子集積回路が、例えば
ダイヤモンドでなる導電性を有するヒートシンク22上
に、それに電極層21を連結して搭載され、一方、ヒート
シンク22が、例えば銅でなる導電性放熱体23上に半田融
着されている。 以上が、本願第2番目の発明による光電子集積回路の
実施例の構成である。 このような構成を有する光電子集積回路によれば、上
述した事項を除いて、第1図で上述した本願第1番目の
発明による光電子集積回路と同様の構成を有し、そし
て、電極層18及び21間でみて、第1図で上述した本願第
1番目の発明による光電子集積回路の場合と同様に且つ
第2図で上述したと同様に、光素子としての半導体レー
ザLが、電子素子としてのMIS形電界効果トランジスタ
Mを介して接続されている構成を有することが明らかで
あるので、詳細説明は省略するが、第1図で上述した本
願第1番目の発明による光電子集積回路の場合と同様の
作用効果が得られる。
【実施例3】 次に、第4図を伴って本願第3番目の発明による光電
子集積回路の実施例を述べよう。 第4図において、第3図との対応部分には同一符号を
付し、詳細説明を省略する。 第4図に示す本願第3番目の発明による光電子集積回
路は、光素子としての半導体レーザLと、その半導体レ
ーザLを駆動制御する電子素子としてのMIS形電界効果
トランジスタMとを有する外、光素子としてのフォトダ
イオードDを有する光電子集積回路でなり、次の事項を
除いて、第3図に示す本願第2番目の発明による光電子
集積回路と同様の構成を有する。 すなわち、半導体層2上の電極層21が省略され、半導
体層2を構成している半導体層9、8L及び8Rが直接的に
ヒートシンク22に連結されている。 また、半導体基板1に設けた凹所19が省略され、そし
て、半導体層11が、その全域に亘って、半導体基板1の
主面1b上に、絶縁膜20を介して形成されている。 さらに、ドレイン電極層17′が、半導体基板1の主面
1b上に延長して、それと連結している。 また、半導体基板1の主面1b上に、光素子としてのフ
ォトダイオードDを形成している第3の半導体層41が形
成されている。 この半導体層41は、p型を有し且つInP結晶でなる分
離層としての半導体層43と、n型を有し且つInP結晶で
なるバッファ層としての半導体層42と、n-型を有し且つ
InGaAs系結晶でなる活性層としての半導体層44と、n-
を有し且つInGaAsP系結晶でなる窓層としての半導体層4
5とがそれらの順に積層され、そして、その積層体45内
に、半導体層45側からp型不純物の導入によって形成さ
れた領域46が形成されている構成を有する。 また、半導体層45上に、バッシベーション層としての
絶縁層47が形成され、その絶縁層47上に、その絶縁層47
に予め穿設している窓を通じて領域46に連結している環
状電極48が連結されている。 さらに、半導体層42の上面が外部に露呈され、その露
呈部上に、電極層49が連結して形成されている。 以上が、本願第3番目の発明による光電子集積回路の
実施例の構成である。 このような構成を有する光電子集積回路によれば、上
述した事項を除いて、第3図で上述した本願第2番目の
発明による光電子集積回路とと同様の構成を有し、そし
て、電極層18とヒートシンク22との間でみて、第1図で
上述した本願第1番目の発明による光電子集積回路の場
合と同様に且つ第2図で上述したと同様に、光素子とし
ての半導体レーザLが、電子素子としてのMIS形電界効
果トランジスタMを介して接続されている構成を有し、
また、第3の半導体層41が、電極層48及び49とともに用
いて、光素子としてのフォトダイオードDを構成してい
ることは明らかであり、また、フォトダイオードDを形
成している第3の半導体層41が、半導体レーザLを形成
している第1の半導体層2に対応しているので、詳細説
明は省略するが、第1図で上述した本願第1番目の発明
による光電子集積回路の場合と同様の作用効果が得られ
る。
【実施例4】 次に、第5図A〜Kを伴って本願第4番目の発明によ
る光電子集積回路の製法の実施例を、第1図で上述した
本願第1番目の発明による光電子集積回路の実施例の製
法の実施例で述べよう。 第5図A〜Kにおいて、第1図との対応部分には同一
符号を付して、詳細説明を省略する。 第5図A〜Kに示す本願第4番目の発明による光電子
集積回路は、次に述べる順次の工程をとって、第1図で
上述した本願第1番目の発明による光電子集積回路の実
施例を製造する。 すなわち、第1図で上述したと同様の相対向している
主面1a及び1bを有する半導体基板1を用意する(第5図
A)。 そして、その半導体基板1の主面1a上に、爾後第1図
で上述したと同様の半導体層2を構成し且つ積層体3を
構成している半導体層4、5及び6になる半導体層
4′、5′及び6′を、それらの順に、例えば液相エピ
タキシャル成長法によって形成し、それら半導体層
4′、5′及び6′からなる積層体3′を得る(第5図
B)。 次に、積層体3′に対するエッチング処理を、半導体
基板1に達する深さに行うことによって、半導体基板1
に第1図で上述したと同様のメサ状部1cを形成するとと
もに、積層体3′から、第1図で上述したと同様の半導
体層4、5及び6からなる積層体3を形成する(第5図
C)。 次に、半導体基板1の主面1a上に、積層体3を挟んだ
両位置において、第1図で上述したと同様の半導体層7L
及び7Rと、半導体層8L及び8Rとを、順次例えば液相エピ
タキシャル成長法によって形成する(第5図D)。 次に、積層体3及び半導体層8L及び8R上に、爾後第1
図で上述したと同様の半導体層11になるSiでなり且つア
モルファス状または微結晶状でなる半導体薄膜11′を、
スパッタリング法、気相成長法、プラズマ気相成長法な
どによって、連続延長して形成する(第5図E)。 次に、半導体薄膜11′に対し、レーザ光または電子ビ
ームを照射させることによって、半導体薄膜11′から、
その結晶化されている多結晶化薄膜11″を形成する(第
5図F)。 次に、多結晶化薄膜11″に対するエッチング処理によ
って、その多結晶化薄膜11″から、第1図で上述したと
同様の多結晶化薄膜でなる半導体層11を形成する(第5
図G)。 次に、半導体層11上に、それを横切って半導体層8R上
に延長している、第1図で上述したと同様のゲート絶縁
膜15を、堆積処理、続くエッチング処理によって形成す
る(第5図H)。 次に、ゲート絶縁膜15上に、それを介して多結晶化薄
膜11を横切って半導体層8R上に延長している、第1図で
上述したと同様のゲート電極16を、堆積処理、続くエッ
チング処理によって形成する(第5図I)。 次に、半導体層11に対するゲート電極16をマスクとす
るp型不純物またはn型不純物の導入処理、続く熱アニ
ーリング処理によって、半導体層11に、第1図で上述し
たと同様のドレイン領域13及びソース領域14を、それら
間にチャンネル領域12を残して、形成する(第5図
J)。 次に、半導体層6と半導体層11のドレイン領域13との
間に延長している、第1図で上述したと同様の電極兼配
線層17を形成するとともに、半導体層11のソース領域14
に連結しているドレイン電極層18を形成し、また半導体
基板1の主面1b上に、第1図で上述したと同様の電極層
19を形成し、次で、必要に応じ、熱アニーリング処理を
施す。 以上が、本願第4番目の発明による光電子集積回路の
製法の実施例である。 このような本願第4番目の発明による光電子集積回路
の製法によれば、上述したところから明らかなように、
第1図で上述した本願第1番目の発明による光電子集積
回路を容易に製造することができる。 また、第5図A〜Kに示す本願第4番目の発明による
光電子集積回路の製法によれば、光素子としての半導体
レーザLを形成する半導体層2を構成している半導体層
4、6、7L、8L、7R、8Rが、同じく光素子としての半導
体レーザLを形成する半導体基板1と同じIII−V族化
合物半導体結晶のInP結晶でなり、また、半導体層2を
構成している半導体層5が、半導体基板1のInP結晶で
なるIII−V族化合物半導体結晶とは異なるInGaAsP系結
晶でなるIII−V族化合物半導体結晶であるが、そのInG
aAsP結晶でなるIII−V族化合物半導体結晶に、半導体
基板1のInP結晶でなるIII−V族化合物半導体結晶との
間で格子定数の差をわずかしか有しない組成を有せしめ
ることができるので、半導体層2を半導体基板1上に結
晶性良く形成し得る。 また、このとき、半導体基板1及び半導体層2が、光
素子としての半導体レーザLが満足し得る特性を発揮す
る組成を有していることから、光素子としての半導体レ
ーザLを、満足し得る特性を発揮するものとして、容易
に形成し得る。 また、電子素子としてのMIS形電界効果トランジスタ
Mを形成する半導体層11をSiの多結晶化薄膜でなるもの
として形成するので、その半導体層11を、半導体基板1
が、光素子としての半導体レーザLが満足し得る特性を
発揮する組成を有するInPでなるIII−V族化合物半導体
結晶でなるとしても、そのような半導体基板1によって
制限を受けることなしに、電子素子としてのMIS形電界
効果トランジスタMが満足し得る特性を発揮する薄膜と
して、半導体基板1の主面1a上に、半導体層7R及び8Rを
介して、容易に形成することができるので、電子素子と
してのMIS形電界効果トランジスタMを、満足し得る特
性を発揮するものとして、容易に形成し得る。 以上のことから、第5図A〜Kに示す本願第4番目の
発明による光電子集積回路の製法によれば、光素子とし
ての半導体レーザL及び電子素子としてのMIS形電界効
果トランジスタMのいずれも、満足し得る特性を発揮す
るものとして、容易に形成し得る。
【実施例5】 次に、第6図A〜Nを伴って本願第5番目の発明によ
る光電子集積回路の製法の実施例を、第3図で上述した
本願第2番目の発明による光電子集積回路の実施例の製
法の実施例で述べよう。 第6図A〜Nにおいて、第3図及び第5図A〜Kとの
対応部分には同一符号を付して詳細説明を省略する。 第6図A〜Nに示す本願第5番目の発明による光集積
回路の製法は、第5図で上述した本願第5番目の発明に
よる光電子集積回路の製法の場合と同様の半導体基板1
を用意する(第6図A)。 そして、その半導体基板1上に、第5図で上述した本
願第5番目の発明による光電子集積回路の製法の場合に
準じて、半導体層4′、5′、6′及び9′からなる積
層体3′を同様に形成する(第6図B)。 次に、積層体3′に対するエッチング処理によって第
3図で上述した本願第2番目の発明による光電子集積回
路の場合と同様の積層体3を形成する(第5図C)。 次に、第3図で上述した本願第2番目の発明による光
電子集積回路の場合と同様の半導体層7L、7R、8L及び8R
を形成する(第5図D)。 次に、第3図で上述した本願第2番目の発明による光
電子集積回路の場合と同様の凹所19を形成する(第5図
E)。 次に、第3図で上述した本願第2番目の発明による光
電子集積回路の場合と同様の絶縁膜20を形成する(第5
図F)。 次に、第5図で上述した本願第5番目の発明による光
電子集積回路の製法の場合と同様のSiでなる半導体薄膜
11′を形成する(第5図G)。 次に、第5図で上述した本願第5番目の発明による光
電子集積回路の製法の場合と同様に、Siでなる多結晶化
薄膜でなる半導体層11を形成する(第5図H)。 次に、第3図で上述した本願第2番目の発明による光
電子集積回路の場合と同様の絶縁膜15を形成する(第5
図I)。 次に、第3図で上述した本願第2番目の発明による光
電子集積回路の場合と同様のゲート電極層16を形成する
(第5図J)。 次に、第5図で上述した本願第5番目の発明による光
電子集積回路の製法の場合と同様に、半導体層11に、ド
レイン領域13及びソース領域14を形成する(第5図
K)。 次に、ドレイン領域13及びソース領域14上に、第3図
で上述した本願第2番目の発明による光電子集積回路の
場合と同様の電極層17′及び18を形成し、また、第3図
で上述した本願第2番目の発明による光電子集積回路の
場合と同様の電極層19を形成する(第5図L)。 次に、光集積回路を、第3図で上述した本願第2番目
の発明による光電子集積回路の場合と同様のヒートシン
ク22上に搭載する(第5図M)。 次に、ヒートシンク22を、第3図で上述した本願第2
番目の発明による光電子集積回路の場合と同様の導電性
放熱体23上に融着する(第5図N)。 以上が、本願第5番目の発明による光集積回路の製法
の実施例である。 このような本願第5番目の発明による光集積回路の製
法の実施例によれば、詳細説明は省略するが、本願第4
番目の発明による光集積回路の場合と同様の作用効果が
得られる。
【実施例6】 次に、第7図A〜Qを伴って本願第6番目の発明によ
る光電子集積回路の製法の実施例を、第4図で上述した
本願第3番目の発明による光電子集積回路の製法の実施
例で述べよう。 第7図A〜Rにおいて、第4図及び第5図A〜Kとの
対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略する。 第7図A〜Rに示す本願第6番目の発明による光電子
集積回路の製法は、半導体レーザLを形成する第6図A
〜第6図Dに対応している工程(第7図A〜第7図
D)、及びMIS形電界効果トランジスタMを形成する第
6図E〜第6図Nに対応している工程(第7図J〜第7
図Q)に加えて、第4図で上述したフォトダイオードD
を形成する工程(第7図F〜I)を有することを除い
て、第5図A〜Kで上述したと同様であるので、第4図
及び第5図A〜Kとの対応部分に同一符号を付し、詳細
説明は省略する。 第7図A〜Rに示す本願第6番目の発明による光集積
回路の製法による場合も、本願第4番目の発明による本
発明の製法の場合と同様の作用効果が得られる。 上述においては、本発明の光集積回路、及びその製法
のそれぞれについて、わずかな例を示したに留まり、本
発明の精神を脱することなしに、種々の変型、変更をな
し得るであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願第1番目の発明による光電子集積回路の
実施例を示す略線的断面図である。 第2図は、それを電気的回路で表した図である。 第3図は、本願第2番目の発明による光電子集積回路の
実施例を示す略線的断面図である。 第4図は、本願第3番目の発明による光電子集積回路の
実施例を示す略線的断面図である。 第5図A〜Kは、本願第4番目の発明の製法の実施例を
示す、順次の工程における略線的断面図である。 第6図A〜Nは、本願第5番目の発明の製法の実施例を
示す、順次の工程における略線的断面図である。 第7図A〜Rは、本願第6番目の発明の製法の実施例を
示す、順次の工程における略線的断面図である。 1……半導体基板 1a、1b……半導体基板1の主面 2……第1の半導体層 11……第2の半導体層 41……第3の半導体層 L……半導体レーザ M……MIS形電界効果トランジスタ D……フォトダイオード
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−93586(JP,A) IEEE ELECTRON DEV ICE LETTERS,VOL.ED L−7,NO.9 1986 PP.500− 502

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板と、 その半導体基板の相対向している第1及び第2の主面中
    のいずれか一方上に形成された第1及び第2の半導体層
    とを有し、 上記半導体基板がIII−V族化合物半導体結晶でなり、 上記第1の半導体層が上記半導体基板と同じIII−V族
    化合物半導体結晶でなり、その組成が上記半導体基板を
    構成しているIII−V族化合物半導体結晶との間で格子
    定数の差を有していないか有しているとしてもわずかし
    か有していない組成を有し、 上記第2の半導体層がSiの多結晶化薄膜でなり、 上記半導体基板と上記第1の半導体層とを用いて光素子
    が形成され、 上記第2の半導体層を用いて電子素子が形成されている
    ことを特徴とする光電子集積回路。
  2. 【請求項2】半導体基板と、 その半導体基板の相対向している第1及び第2の主面上
    にそれぞれ形成された第1及び第2の半導体層とを有
    し、 上記半導体基板がIII−V族化合物半導体結晶でなり、 上記第1の半導体層が上記半導体基板と同じIII−V族
    化合物半導体結晶でなり、その組成が上記半導体基板を
    構成しているIII−V族化合物半導体結晶との間で格子
    定数の差を有していないか有しているとしてもわずかし
    か有していない組成を有し、 上記第2の半導体層がSiの多結晶化薄膜でなり、 上記半導体基板と上記第1の半導体層とを用いて光素子
    が形成され、 上記第2の半導体層を用いて電子素子が形成されている
    ことを特徴とする光電子集積回路。
  3. 【請求項3】半導体基板と、 その半導体基板の第1の主面上に形成された第1の半導
    体層と、 上記半導体基板の上記第1の主面と対向している第2の
    主面上に形成された第2及び第3の半導体層とを有し、 上記半導体基板がIII−V族化合物半導体結晶でなり、 上記第1及び第3の半導体層が上記半導体基板と同じII
    I−V族化合物半導体結晶でなり、その組成が上記半導
    体基板を構成しているIII−V族化合物半導体結晶との
    間で格子定数の差を有していないか有しているとしても
    わずかしか有していない組成を有し、 上記第2の半導体層がSiの多結晶化薄膜でなり、 上記半導体基板と上記第1の半導体層とを用いて第1の
    光素子が形成され、 上記第2の半導体層を用いて電子素子が形成され、 上記第3の半導体層とを用いて第2の光素子が形成され
    ていることを特徴とする光電子集積回路。
  4. 【請求項4】III−V族化合物半導体結晶でなる半導体
    基板を用意する工程と、 上記半導体基板の第1の主面上に、上記半導体基板と同
    じIII−V族化合物半導体結晶でなり、その組成が上記
    半導体基板を構成しているIII−V族化合物半導体結晶
    との間で格子定数の差を有していないか有しているとし
    てもわずかしか有していない組成を有する第1の半導体
    層を形成する工程を含んで光素子を形成する工程と、 上記半導体基板の上記第1の主面上に、Siでなる半導体
    薄膜を形成する工程と、その半導体薄膜を多結晶化して
    Siの多結晶化薄膜を第2の半導体層として形成する工程
    とを含んで電子素子を形成する工程とを有することを特
    徴とする光電子集積回路の製法。
  5. 【請求項5】III−V族化合物半導体結晶でなる半導体
    基板を用意する工程と、 上記半導体基板の第1の主面上に、上記半導体基板と同
    じIII−V族化合物半導体結晶でなり、その組成が上記
    半導体基板を構成しているIII−V族化合物半導体結晶
    との間で格子定数の差を有していないか有しているとし
    てもわずかしか有していない組成を有する第1の半導体
    層を形成する工程を含んで光素子を形成する工程と、 上記半導体基板の上記第1の主面と対向している第2の
    主面上に、Siでなる半導体薄膜を形成する工程と、その
    半導体薄膜を多結晶化してSiの多結晶化薄膜を第2の半
    導体層として形成する工程とを含んで電子素子を形成す
    る工程とを有することを特徴とする光電子集積回路の製
    法。
  6. 【請求項6】III−V族化合物半導体結晶でなる半導体
    基板を用意する工程と、 上記半導体基板の第1の主面上に、上記半導体基板と同
    じIII−V族化合物半導体結晶でなり、その組成が上記
    半導体基板を構成しているIII−V族化合物半導体結晶
    との間で格子定数の差を有していないか有しているとし
    てもわずかしか有していない組成を有する第1の半導体
    層を形成する工程を含んで第1の光素子を形成する工程
    と、 上記半導体基板の上記第1の主面と対向している第2の
    主面上に、Siでなる半導体薄膜を形成する工程と、その
    半導体薄膜を多結晶化してSiの多結晶化薄膜を第2の半
    導体層として形成する工程とを含んで第1の電子素子を
    形成する工程と、 上記半導体基板の上記第2の主面上に、上記半導体基板
    と同じIII−V族化合物半導体結晶でなり、その組成が
    上記半導体基板を構成しているIII−V族化合物半導体
    結晶との間で格子定数の差を有していないか有している
    としてもわずかしか有していない組成を有する第3の半
    導体層を形成する工程を含んで第2の光素子を形成する
    工程とを有することを特徴とする光電子集積回路の製
    法。
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