JP2916474B1 - ラベル書込み用ヘッド - Google Patents

ラベル書込み用ヘッド

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JP2916474B1
JP2916474B1 JP10154160A JP15416098A JP2916474B1 JP 2916474 B1 JP2916474 B1 JP 2916474B1 JP 10154160 A JP10154160 A JP 10154160A JP 15416098 A JP15416098 A JP 15416098A JP 2916474 B1 JP2916474 B1 JP 2916474B1
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秋雄 酒井
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Abstract

【要約】 【課題】ラベルへの書込み範囲を狭くして書込み効率を
向上し、且つ、アンテナの小型化を図る。 【解決手段】外導体11と中心導体12とを同心円状に
設け、その先端を終端短絡板13により短絡すると共
に、上記外導体11に上記終端短絡板13よりほぼλg
/4の長さ(例えばλg/4より若干長い長さ)を持つ
漏洩スロット溝14を設けてラベル書込み用ヘッド5を
構成する。そして、この書込み用ヘッド5の漏洩スロッ
ト溝14にタグ等に設けられたアンテナを誘導結合させ
てラベルデータの書込みを行なう。上記書込み用ヘッド
5には、信号源から出力されるラベル書込み信号が入力
端子よりアイソレータ、同軸線路を介して供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばIDカー
ド、商品タグ等に対して無線によりラベルデータを書込
むラベル書込み用ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばIDカード、商品タグ等に対して
無線によりID番号、商品番号等のラベルデータを書込
む場合、従来ではアンテナの放射動作により書込みを行
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにアンテナ
の放射動作によりラベルデータの書込みを行なうように
した場合、書込み範囲が非常に広くなり、例えば多数の
タグに対して順次書込みを行なう場合に、他のタグに対
する影響を避けるためにタグの配置間隔を広くしなけれ
ばならず、書込み効率が悪いという問題があった。
【0004】また、ラベルへの書込み範囲を狭くしよう
とすると、アンテナの指向性を鋭くすることが要求さ
れ、そのためにはアンテナを多素子構成としなければな
らず、アンテナが大型化するという問題があった。
【0005】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、ラベルへの書込み範囲を狭くして書込み効
率を向上でき、且つ、小型化を図り得るラベル書込み用
ヘッドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るラベル書込
み用アンテナ装置は、円筒状の外導体と、この外導体内
に同心円状に設けられる中心導体と、上記外導体と中心
導体の終端部を短絡する終端短絡板と、上記外導体に上
記終端短絡板よりほぼλg/4の長さに設けられる漏洩
スロット溝とを具備し、上記漏洩スロット溝にラベル書
込み用媒体に設けられたアンテナを誘導結合させてラベ
ルデータの書込みを行なうように構成したことを特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。
【0008】図1は、本発明の一実施形態に係るラベル
書込み用ヘッドの構成図である。
【0009】図1において、1はラベル書込み用の信号
源、具体的には無線IDシステムにおける送信出力信号
源で、この信号源1から出力されるラベル書込み信号
は、入力端子2よりアイソレータ3に入力され、このア
イソレータ3から同軸線路4を介して書込み用ヘッド5
に入力される。
【0010】上記書込み用ヘッド5は、図2に示すよう
に外導体11と中心導体12とが同心円状に設けられ、
その先端が終端短絡板13により短絡されている。上記
外導体11には、ほぼλg(伝送波長)/4の長さ(例
えばλg/4より若干長い長さ)を持つ漏洩スロット溝
14が中心導体12に平行して設けられる。この場合、
漏洩スロット溝14は、外導体11が終端短絡板13に
接する位置を基準として設けられる。そして、上記書込
み用ヘッド5は、中心導体12の始端部が上記同軸線路
4に接続される。
【0011】次にラベル書込み用ヘッドの動作原理につ
いて図3により説明する。
【0012】入力端子2に接続される信号源1は、例え
ば50Ω程度のインピーダンス1aを有し、また、アイ
ソレータ3には終端抵抗6が接続される。上記信号源1
から入力される信号は、アイソレータ3で1方向化がな
され、同軸線路4を介して書込み用ヘッド5へ送られ
る。
【0013】そして、上記書込み用ヘッド5の近傍にラ
ベル書込み用媒体、例えばタグ21が配置される。この
タグ21には、例えば半波長タブレットアンテナ22及
びこのアンテナの給電点23に接続される書込みチップ
24が設けられ、この書込みチップ24にラベルデータ
が書込まれる。
【0014】そして、上記書込み用ヘッド5の近傍にタ
グ21が位置していない場合には、信号源1から書込み
用ヘッド5に入力された信号は、終端短絡板13及び漏
洩スロット溝14にて大半が反射され、終端抵抗6にて
消費される。
【0015】上記書込み用ヘッド5に信号が供給された
際、終端短絡板13による短絡点より定在波を生じ、漏
洩スロット溝14におけるA点、すなわち上記短絡点よ
り約λg/4離れたA点が電圧最大点となる。
【0016】従って、上記書込み用ヘッド5のA点に対
応するように、上記タグ21に設けられている半波長タ
ブレットアンテナ22の給電点23を位置させることに
より、アンテナ22に誘起する定在波分布と合致し、書
込み用ヘッド5の漏洩スロット溝14とアンテナ22が
誘導結合して該アンテナ22が共振し、書込み用ヘッド
5に供給されたエネルギがアンテナ22に送られるよう
になる。この結果、このアンテナ22を通じて書込みチ
ップ24へのラベル書込みが行なわれる。
【0017】上記のようにタグ21のアンテナ22が所
定の位置、すなわち書込み用ヘッド5の近傍にあるとき
以外は自由空間との結合がきわめて弱く、空間へのエネ
ルギの放射はきわめて少ない。このとき同軸線路4の入
力端Bから見たリターンロス(反射損失)は、図4の
性aに示すようにほぼ0dBである。
【0018】また、書込み用ヘッド5に対し、タグ21
のアンテナ22が所定の結合をした場合には、上記入力
端Bから見たリターンロス(反射損失)は、図4の特性
に示すように3dB〜5dBとなり、エネルギがタグ
21のアンテナ22を介して書込みチップ24に供給さ
れることになる。図4の特性bは、この時にB点から見
たリターンロス特性であり、横軸に周波数、縦軸に反射
損失(dB)をとって示した。
【0019】図5は、各タグ21に対する実際のラベル
の書込み状態を示したものである。同図において、31
は搬送路で、この搬送路31により各タグ21a、21
b、…が所定の間隔で搬送される。この場合、タグ21
a、21b、…は、アンテナ22の長手方向が搬送方向
と直行するように搬送路31上に載置される。また、搬
送路31の下側には、書込み用ヘッド5が設けられる。
この場合、書込み用ヘッド5は、漏洩スロット溝14が
搬送路31の幅方向に一致するように、且つ、漏洩スロ
ット溝14のA点が搬送されるタグ21a、21b、…
のアンテナ22の給電点23に対応するように設けられ
る。そして、上記書込み用ヘッド5には、信号源1から
出力される信号が入力端子2、アイソレータ3、及び同
軸線路4を介して供給される。
【0020】そして、上記搬送路31上に載置されたタ
グ21bが書込み用ヘッド5の上まで搬送されてくる
と、上記したように書込み用ヘッド5の漏洩スロット溝
14とタグ21bのアンテナ22が誘導結合し、信号源
1から送られてくるラベルデータが書込み用ヘッド5か
らタグ21bのアンテナ22を介して書込みチップ24
に書込まれる。
【0021】上記書込み用ヘッド5は、図6に示すよう
に中心導体12から前方、すなわち漏洩スロット溝14
方向に鋭い指向性を有している。図6は中心導体12を
中心としたときの電波の放射漏洩の強度分布の概略を示
したもので、前方に対し背面方向では約1/10程度に
漏洩量を減ずることができる。なお、図6(a)は書込
み用ヘッド5を中央部で断面して終端短絡板13方向を
見た図、図6(b)は同図(a)に対応した位置におけ
る指向性を示したものである。上記のように書込み用ヘ
ッド5は、鋭い指向性を有しているので、図5に示すよ
うにタグ21に対する書込み範囲Lは非常に狭く、数c
m例えば1〜3cm程度ある。従って、書込み用ヘッド
5の直上0.5〜1.5cm程度が実用的なデータ書込
み範囲となり、その範囲に位置するタグ21bのみラベ
ルの書込みが行なわれ、その側方に位置するタグ21
a、21cは何の影響も受けない。従って、搬送路31
により複数のタグ21a、21b、…を短い間隔で連続
的に搬送しても、各タグ21a、21b、…に対してラ
ベルを正しく書込むことができる。
【0022】なお、上記実施形態では、タグ21に半波
長タブレットアンテナ22を設けた場合について示した
が、半波長タブレットアンテナ22に代えて半波長ダイ
ポールアンテナを用いても良い。
【0023】また、上記実施形態で示したタグ21は、
商品用タグ、荷物識別用タグ等各種のタグに利用するこ
とができる。また、本発明は、タグの他、例えばIDカ
ード等においても実施し得るものである。
【0024】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、外
導体と中心導体とを同心円状に設け、その先端を終端短
絡板により短絡すると共に、上記外導体に上記終端短絡
板よりほぼλg/4の長さを持つ漏洩スロット溝を設け
てラベル書込み用ヘッドを構成し、このヘッドの漏洩ス
ロット溝にタグ等に設けられたアンテナを誘導結合させ
てラベルデータの書込みを行なうようにしたので、デー
タの書込み範囲を狭くして連続的な書込みを可能とし、
ラベル書込み用媒体に対する書込み効率を著しく向上し
得ると共に、ヘッドの小型化を図ることができる。
【0025】また、本発明によるラベル書込み用ヘッド
は、ラベル書込み用媒体に設けたアンテナが近傍にある
とき以外は自由空間との結合がきわめて弱く、空間への
エネルギの放射はきわめて少なく、媒体に設けたアンテ
ナが所定の結合をした場合のみ書込みエネルギをラベル
書込み用媒体に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るラベル書込み用ヘッ
ドの概略構成図。
【図2】同実施形態における書込み用ヘッドの構成を示
す正面図。
【図3】同実施形態における動作原理を示す図。
【図4】同実施形態における反射損失を示す特性図。
【図5】同実施形態におけるタグへのラベル書込みの具
体的な例を示す図。
【図6】(a)は同実施形態における書込み用ヘッドの
断面図、(b)は同ヘッドの放射漏洩指向性を示す図。
【符号の説明】
1 信号源 2 入力端子 3 アイソレータ 4 同軸線路 5 書込み用ヘッド 6 終端抵抗 11 外導体 12 中心導体 13 終端短絡板 14 漏洩スロット溝 21 タグ 22 半波長タブレットアンテナ 23 給電点 24 書込みチップ 31 搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 17/00 H01Q 13/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の外導体と、この外導体内に同心
    円状に設けられる中心導体と、上記外導体と中心導体の
    終端部を短絡する終端短絡板と、上記外導体に上記終端
    短絡板よりほぼλg/4の長さに設けられる漏洩スロッ
    ト溝とを具備し、 上記漏洩スロット溝にラベル書込み用媒体に設けられた
    アンテナを誘導結合させてラベルデータの書込みを行な
    うように構成したことを特徴とするラベル書込み用ヘッ
    ド。
JP10154160A 1998-06-03 1998-06-03 ラベル書込み用ヘッド Expired - Fee Related JP2916474B1 (ja)

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JP6861411B2 (ja) * 2017-02-01 2021-04-21 株式会社Iro 工具

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
菅原五郎著、「改良型微小開口面アンテナの特性について」電子通信学会技術研究報告,EMCJ86−3,1986年、P13−P20

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