JP2916002B2 - N−アルキル化された芳香族アミン類の製造方法 - Google Patents

N−アルキル化された芳香族アミン類の製造方法

Info

Publication number
JP2916002B2
JP2916002B2 JP2411942A JP41194290A JP2916002B2 JP 2916002 B2 JP2916002 B2 JP 2916002B2 JP 2411942 A JP2411942 A JP 2411942A JP 41194290 A JP41194290 A JP 41194290A JP 2916002 B2 JP2916002 B2 JP 2916002B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
aniline
reaction
catalyst
aromatic amines
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2411942A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04164052A (ja
Inventor
オツト・イメル
ヘルムート・バルトマン
ルドルフ・ブラーデン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE3942413A external-priority patent/DE3942413A1/de
Priority claimed from DE19904008257 external-priority patent/DE4008257A1/de
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH04164052A publication Critical patent/JPH04164052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2916002B2 publication Critical patent/JP2916002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/04Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups
    • C07C209/14Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups by substitution of hydroxy groups or of etherified or esterified hydroxy groups
    • C07C209/18Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups by substitution of hydroxy groups or of etherified or esterified hydroxy groups with formation of amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings or from amines having nitrogen atoms bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ニオブ酸またはタンタル酸の存
在下におけるアニリン類と低級アルコール類との反応ま
たはN−原子上でアルキル化されたアニリン類との反応
(アルキル交換)によるN−アルキル化されたアニリン
類の製造方法に関するものである。
【0002】本発明に従い製造できるN−アルキル化さ
れた芳香族アミン類は、染料、有害生物防除剤、ウレタ
ン類、薬品、植物保護剤などを製造するための出発物質
である。それらは鉱油添加物としておよび表面コーティ
ングまたは他の重合体系用の添加物としても使用され
る。
【0003】種々の第二級および第三級芳香族アミン類
の製造方法が公知である。一般的には、それらは酸触媒
の存在下におけるアルコール類を用いるアニリン類のア
ルキル化により製造される。従って、N−アルキル化さ
れた芳香族アミン類を製造するためには芳香族アミン類
をアルカノール類または対応するジアルキルエーテル類
と気相で反応させるということがすでに公知である。例
えば、アルミナまたは珪酸塩類(例えばトンシルの如き
珪酸塩類、ドイツ特許明細書638,756)が触媒と
して提唱されている。該触媒は、それらの活性が芳香族
アミン類のアルキル化において急速に減少するという欠
点を有している(ホウベン−ウエイル (Houben-Wey
l)、メソデン・デル・オルガニッシェン・ヘミイ(Metho
den der Org. Chemie)、XI/1巻(1957)、12
6頁)。
【0004】隣の酸素酸を含有している担体物質を該用
途に使用できることも、ドイツ特許明細書617,99
0およびドイツ公開明細書2,335,906から知られ
ている。しかしながら、そのような触媒の使用寿命およ
び選択性は工業的方法用には満足のいくものではない。
【0005】さらに、Al23上に金属銅および酸化
物、例えば酸化亜鉛、酸化カドミウム、酸化鉄、酸化ク
ロム、酸化カルシウム、酸化マグネシウムまたは酸化カ
リウム、を含有している触媒を使用してアニリンおよび
メタノールを反応させることも米国特許2,580,28
4中で提唱されている。そのような触媒は比較的短時間
後でもタール状物質が沈着する。N−メチルアニリンを
与えるためのドイツ公開明細書2,061,709に従う
アニリンをメタノールと反応させる別の方法は、銅、亜
鉛、鉄、ニッケルまたはモリブデン並びにバリウム、マ
グネシウムまたはマンガンを含有することができるクロ
ム触媒上で実施される。この方法は、50−150バー
ルの圧力下で実施されるため工業的用途には費用がかか
りすぎるという欠点を有しており、またこの触媒は満足
のいく使用寿命ではない。
【0006】ドイツ公開明細書2,120,641に従う
と、脂肪族アルコール類および芳香族ニトロ化合物から
第二級または第三級芳香族アミン類を製造するためにク
ロム酸銅触媒を促進剤としてのバリウム、マンガン、セ
リウムおよび他の元素と共に使用している。しかしなが
ら、この方法は不満足な収率をもたらす。
【0007】N−原子上でジアルキル化されたアニリン
類の製造用、特にN,N−ジエチルアニリンの製造用、
の満足のいく方法はわずかしかない。
【0008】さらに、同一触媒上でN−モノアルキルア
ニリン対N,N−ジアルキルアニリンの種々の比を要望
に応じて設定できることが一般的に望まれいている。
【0008】米国特許4,599,449では、元素周期
律表の8副群遷移金属酸化物上でのアルコール類を用い
る芳香族アミン類の気相アルキル化方法が記載されてい
る。しかしながら、アルキルアニリン類の収率は非常に
低い。5倍過剰量のエタノールを用いてもアニリンの転
化率は最高で38%と非常に低く、そしてN,N−ジエ
チルアミンは不適切な収率でのみ得られる。さらに、環
−アルキル化された副生物の割合がこの方法では非常に
高い。
【0010】ドイツ公開明細書2,335,906は、
0.1−20重量%の燐酸でコーテイングされているシ
リカ触媒上でのアルコール類を用いるアルキルアミン類
のアルキル化を教示している。しかしながら、良好な選
択性を得るためには、20モル当量までという非常に大
過剰量のアルコールが必要である。このことは一方では
低い空間−時間収率をもたらしそして他方では過剰量の
アルコールの分離および循環に高い蒸留費用がかかるこ
ととなる。触媒の急速な脱活性化を避けそして触媒の長
い使用寿命を確保するためには、アルキル化中に燐酸お
よび/または燐酸アルキルエステル類を連続的に供給す
ることも必要であるが、これらの燐化合物の一部は常に
廃棄されて反応生成物を汚染するので、費用のかかる分
野工程が必要となる。
【0011】アルコール類を用いる芳香族アミン類の気
相アルキル化用に触媒としてゼオライト類を使用するこ
とも知られている。米国特許4,801,752中では、
20−700のSiO2/Al23比を有するZSM5
型のゼオライト類が提唱されている。しかしながら、
N,N−ジエチルアニリンの方向への融通のきく収率調
節はある程度しかできない。最も好ましい条件下で、
N,N−ジエチルアニリンに関しては最高で10.1%の
モル選択率が得られる。さらに、この方法では400℃
以上の温度を適用しなければならない。その上、かなり
高割合の同定されていない環−アルキル化された副生物
が生成する。
【0012】米国特許4,613,705は、少なくとも
70%の程度の元素周期率表のVB群からの遷移金属酸
化物および30%までの程度の酸化錫(IV)、例えばV2
5/SnO2、Nb25/SnO2およびTaO5/Sn
2、からなる触媒の存在下における芳香族アミン類の
アルキル化を記載している。しかしながら、芳香族アミ
ン類の転化率は低く、N,N−ジエチルアニリンに関す
る選択率も低い。対照的に、望ましくない副生物の割合
は非常に高い。従って、元素周期率表のVB族の金属酸
化物は一般的にアニリン類のN−アルキル化用には、特
にN−エチルおよびN,N−ジエチルアニリン類の製造
用そして特別にN−エチルアニリンの製造用には、適し
ていない触媒のようである。
【0013】従って、本発明の目的は上記の欠点を克服
しそしてN−アルキル化されたアニリン類を製造するた
めの技術的に容易でしかもより経済的な方法を提供する
ことであった。
【0014】反応をニオブ酸またはタンタル酸の存在下
で実施するなら、芳香族アミン類および低級アルコール
類からN−原子上でアルキル化された芳香族アミン類を
製造できることを今見いだした。
【0015】好適には本発明は、気相または液相で高温
において、式
【0016】
【化1】
【0017】の芳香族アミン類を式
【0018】
【化2】 R3OH のアルカノール類もしくは式
【0019】
【化3】 R3−O−R3 の対応するエーテル類と反応させることにより、または
【0020】
【化4】
【0021】の芳香族アミン類を式
【0022】
【化5】
【0023】の芳香族アミン類と反応させることによ
る、式
【0024】
【化6】
【0025】[上記各式中、R1およびR2は互いに独立
して、水素または直鎖もしくは分枝鎖状のC1−C5−ア
ルキルもしくはC1−C5-アルコキシ、弗素、塩素、臭
素またはシアノ、或いはメチル、エチル、メトキシもし
くはエトキシにより置換されていてもよい縮合ベンゼン
環を示し、そしてR3およびR4は互いに独立して、直鎖
もしくは分枝鎖状のC1−C10-アルキルもしくはC3
10-シクロアルキルを示し、R4はさらに水素を示すこ
ともできる]の芳香族アミン類の製造方法に関するもの
であり、該方法は反応をニオブ酸またはタンタル酸の存
在下で160−400℃において、好適には200−3
30℃において、実施することにより特徴づけられてい
る。
【0026】特に、多種の種々に置換されたアニリン類
を気相でN−原子上でジアルキル化、特にジエチル化、
できしかも上記の欠点を示さない接触方法を得たいとい
う要望があり、ここでアルキル基の炭素数は特に1個よ
り大きいものでなくてはならない。触媒は易入手可能性
および長い使用寿命により特徴づけられていなければな
らずしかも良好な選択率のN,N−ジアルキル化、特に
N,N−ジエチル化、において高い転化率を確保しなけ
ればならない。
【0027】ニオブ酸またはタンタル酸(水和された酸
化ニオブ(V)または水和された酸化タンタル(V))を触
媒といて使用する時に、ジアルキル化に関するこれらの
要望が満たされる。この新規方法は要求される高い収率
および添加率を確実にし、環のアルキル化は事実上起き
ず、しかも使用される触媒は1,000時間以上の使用
寿命を有している。触媒は、それ自体は公知の方法で、
水蒸気中での空気を用いる燃焼により、再生することが
できる。
【0028】従って、特に本発明は5−350m2/g、
好適には50−350m2/g、特に好適には100−2
50m2/g、そして特に非常に好適には100−200m
2/g、のBET表面積を有する水和された酸化ニオブ
(V)Nb25・mH2Oまたは水和された酸化タンタル
(V)Ta25・nH2Oを触媒として使用し且つアニリ
ンおよびアルカノールまたはジエチルエーテルをそれぞ
れ1:2−10または1:1−5のモル比で使用するこ
とにより特徴づけられている、230−330℃におけ
る気相での0.5−3バール下におけるアニリン類とア
ルカノール類またはジアルキルエーテル類との、特にエ
タノールまたはジエチルエーテルとの、基礎的反応によ
り、N,N−ジアルキルアニリン類、特にN,−ジエチル
アニリン類、の製造方法に関するものである。
【0029】本発明に従う方法の本質的特徴は、触媒と
してニオブ酸またはタンタル酸を使用することである。
公知の如く、ニオブ酸は水和された五酸化ニオブ(Nb
25・nH2O)であり、それは例えばニオブ酸塩類の
水溶液を強鉱酸で処理することによりまたはニオブ酸ハ
ライド類もしくはニオブ酸エステル類を水または塩基類
で処理することにより得られる。この方法で沈澱したニ
オブ酸を乾燥すると、微溶性の固体化合物となり、その
残留水含有量はこの方法で製造されたニオブ酸が外見上
乾燥粉末となったとしてもはっきりしていない。ニオブ
酸(水和された五酸化ニオブ)の製造は例えば、無機化
学のハンドブック(Gmelins Handbuch der Anorganische
n Chemie)、8版、ニオブ部分B1、49頁中に記載さ
れている。
【0030】本発明に従い使用される触媒を製造するた
めの水和された酸化タンタル(V)(タンタル酸)は、タ
ンタル(V)塩類、タンタル(V)アルコール類または他の
適当な加水分解可能なタンタル(V)化合物類の加水分解
により製造することができる。加水分解は公知の方法
で、希釈酸類または希釈アルカリ類を用いて、多くの場
合には水だけにより、実施することができる。そのよう
な加水分解用の工程は当技術の専門家には原則的に公知
であり、そしてそれは例えば無機化学のハンドブック(G
melins Handbuch der Anorganischen Chemie)、8版、
タンタル部分B1(1970)、53頁およびT.ウシ
クボ(Ushikubo)、K.ワダ(Wada)、ケミカル・レターズ
(Chem.Lett.)、1988、1573頁中に記載されい
る。
【0031】水和された酸化ニオブまたはタンタル(V)
を固定床気相反応器の操作用により適している塊の形状
にするためには、加水分解から得られた湿った沈澱を例
えば混練器中で充分混練しそして粒状化装置中で加工し
て成型品を与える。湿った成型品を次に例えば120℃
で乾燥し、そして200−400℃で0.5−5時間か
焼すると、その間に必要なBET表面積を有する本発明
に従う方法用に好適な改質が生じる。
【0032】このようにして生成した水和された酸化ニ
オブまたはタンタル(V)は、5−350m2/gのBET
表面積を有する。
【0033】顆粒、押し出し物またはビーズの製造用に
は、触媒を担体上にコーテイングするかまたは結合剤と
共に圧縮しそして粒状化することもできる。
【0034】本発明に従う方法に関すると、ニオブ酸ま
たはタンタル酸は活性物質であり、それの活性は他の固
体との混合によっても保有される。適当な固体の例は、
二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化鉄、
二酸化ケイ素、グラファイトなどである。例えば、5:
95−99:1の、好適には50:50−98:2の、
重合比のニオブ酸またはタンタル酸とこれらの不活性固
体との混合物を使用することができる。もちろん、純粋
なニオブ酸またはタンタル酸を使用することもできる。
例えば、純粋形もしくは例えば不活性固体との混合物状
のニオブ酸またはタンタル酸を粉末または顆粒形で使用
することができる。ここでは、液相方法用には粉末形が
適しているが、気相方法での固体床としての配置用には
顆粒形が適している。顆粒形は例えば錠剤、ペレット、
小棒またはビーズの形状が可能である。ニオブ酸および
タンタル酸の混合物を使用することもできる。特に、天
然産出鉱物中の特定の混合物含有量に相当している混合
物を使用することができる。
【0035】活性化用には、ニオブ酸もしくはタンタル
酸またはそれらと他のもの、一般的には不活性固体、と
の混合物を強鉱酸類を用いて、好適には弗化水素酸また
は硫酸を用いて、活性化することができる。そのような
活性化は例えば含浸により実施することができる。液相
での操作に関しては、ニオブ酸またはタンタル酸はアル
キル化しようとする芳香族アミンに関して2−25重量
%の、好適には4−20重量%の、量で使用される。
【0036】本発明に従う方法は、160−400℃
の、好適には200−300℃の、特に好適には220
−330℃の、温度において、そして液相では0.5−
100バールの、好適には3−100バールの、または
気相では0.5−3バールの、圧力下で実施される。気
相での200−330℃における操作がここでは好適で
ある。
【0037】触媒負荷LHSV(液体毎時空間速度)は
0.1−4l/l/時、好適には0.3−2l/l/時、
の範囲内で変えることができる。LHSVはここでは毎
時の触媒容積当たりの液体アニリン/アルカノール/ジ
アルキルエーテル混合物の容積の比と定義されている。
【0038】下記のものが上記式中の直鎖もしくは分枝
鎖状のC1−C5-アルキルまたはC1−C5-アルコキシの
例として挙げられる:メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、種々のペンチル基、メ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブト
キシ、イソブトキシ、および種々のペンチルオキシ基。
さらに、C6−C10-アルキルは例えば、直鎖もしくは分
枝鎖状のヘキシル、オクチルまたはデシルである、好適
な方法では、メチル、エチル、メトキシおよびエトキシ
が、そして特に好適にはメチルおよびメトキシが、その
ような基として挙げられる。C3−C10-シクロアルキル
は例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチ
ル、メチルシクロペンチル、メチルシクロヘキシル、4
−ターシャリー−ブチル−シクロヘキシルまたはメチ
ル、好適にはシクロプロピル、シクロペンチルおよびシ
クロヘキシル、である。
【0039】好適な方法では、出発物質はR1およびR2
が上記の意味を有する(V)の芳香族類ある。さらに好
適な形態では、出発物質は式
【0040】
【化7】
【0041】[式中、R1は上記の意味を有する]の芳
香族アミン類である。
【0042】本発明に従う方法用の芳香族アミン類の例
として示されているが限定的なものではないリストは下
記のものである:アニリン、1−ナフチルアミン、o
−、m−およびp−トルイジン、o−、m−およびp−
エチルアニリン、異性体キシリジン類、例えば2,3
−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−または3,5
−ジメチルアニリンおよび4−メチル−1−ナフチルア
ミンである。本発明に従う方法は、アニリンおよびトル
イジン類から出発するアルキルおよびアルキル交換用に
特に重要である。
【0043】本発明に従う方法を気相で実施する時に
は、出発物質として使用される芳香族アミンはそれが反
応区域に入る前に一般的には気化されており、そして固
定床状に配置されている触媒上を通る。気化した出発物
質を担体気体流を用いて、例えばH2、N2、水蒸気、C
4および本発明に従う方法において不活性である他の
気体を用いて、希釈することができる。
【0044】本発明に従う方法用のアルカノール類は、
炭素数が1−10の、好適には1−6の、そして特に好
適には1−2の、開鎖アルカノール類、および炭素数が
3−10の、好適には3、5または6の、環式アルカノ
ール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、1−プロパノール、ブタノール、i−ブタノール、
ペンタノール、i−ペンタノール、異性体ヘキサノール
類、ヘプタノール類、オクタノール類またはデカノール
類、シクロプロパノール、シクロブタノール、シクロペ
ンタノール、シクロヘキサノール、シクロヘプタノール
またはシクロオクタノール、並びに2−、3−もしくは
4−メチル−シクロヘキサノール、2−エチル−シクロ
ヘキサノール、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノー
ル、4−ターシャリー−ブチル−シクロヘキサノールお
よびメントール(C10)である。
【0045】アルカノールR3OH(III)の代わりに、
対応するエーテル類R3−O−R3(IV)も使用できる
が、アルカノール類の使用の方が好ましい。
【0046】アルカノール類の代わりに対応するオレフ
ィン類および水を使用することもでき、例えばエタノー
ルの代わりにエチレンおよび水を使用することができ、
アルカノールを前の反応段階で生成しそして本発明に従
い芳香族アミンとさらに反応させることもできる。
【0047】アルカノール対N−原子上でアルキル化さ
れる芳香族アミンのモル比は0.3−20:1、好適に
は0.7−15:1、そして特に好適には0.7−7:1
である。対応するエーテル類を使用する時には、モル比
を計算するためには1モルのR3−O−R3は2モルのR
3OHに等しいとされる。
【0048】そのようなモル量のアルカノールを使用し
て、R4が水素の意味を有する式(II)の芳香族アミ
ン類すなわち式(V)の芳香族アミン類から式(I)の
第二級または第三級芳香族アミン類を製造することがで
きる。さらに、式(I)の第三級芳香族アミン類はR4
が水素以外である式(II)の第二級芳香族アミン類か
ら製造することもできる。一般的に、この場合には第二
級および第三級芳香族アミン類の混合物が生じ、それは
ある場合には第一級アミンを出発物質として使用するな
ら第一級アミンを依然として含有しているかもしれな
い。そのような混合物は、例えば蒸留により、当技術の
専門家の公知の方法で分離することができる。多くの場
合には、N−原子上でモノアルキル化だけされている第
二級芳香族アミン類を大割合で製造することまたはそれ
らだけを製造することが望ましい。そのような場合に
は、製造されているかもしれない第三級アミン(N−原
子上でジアルキル化されている)を、それ自身の使用の
ために加えられない限り、本発明に従う方法の出発混合
物に加えることもできる。第三級アミン類の再生はこの
添加により抑制することができ、または第三級アミンは
アルキル交換反応においてアルキル基の1個のN−原子
上で置換されていない式(V)の芳香族アミンに転換さ
せる。この場合には、アルカノールまたは対応するエー
テルの使用量を減少させることができる。アルカノール
または対応するエーテルをさらに使用せずにアルキル化
しようとする芳香族アミン(V)およびN−原子上でジ
アルキル化された式(VI)の芳香族アミンだけから出
発しそして上記のアルキル交換だけを実施することもで
きる。これらの全ての可能性のため、本発明に従う方法
はN−原子上でモノアルキル化またはジアルキル化され
たアミン類の製造に関して非常に可変性がある。
【0049】主としてモノ−N−アルキル化だけの場合
には、1モルの第一級芳香族アミン当たり0.8−5モ
ルのアルカノールという比較的狭いモル範囲を使用する
ことが好ましい。本発明に従う方法はモノ−N−アルキ
ル化に対する要望に非常に良く合致している。実際に、
反応が比較的低い温度範囲内にそして滞在時間の比較的
狭い範囲内で保たれるなら、上記の比較的高いモル量の
すなわち1モルの第一級芳香族アミン当たり5モルまで
のアルカノールの場合でさえも、N−原子上でモノアル
キル化された芳香族アミンだけがほとんど製造されると
いうことを驚くべきことに見いだした。下記のものがこ
の反応用の反応条件の例として挙げられる:160−2
20℃、および0.5−8秒間の滞在時間、または逆と
してこれから計算できる触媒充填量。
【0050】反対に、例えば230−330℃の如き高
い反応温度及び例えば5−20秒間の如き長い滞在時間
を上記の範囲内の高いモル過剰量のアルカノールと組み
合わすと、N−原子上のジアルキル化が増加する。
【0051】N−モノ−対N,N−ジアルキル−アニリ
ンの比を広い範囲で変えることが、本発明の方法の特別
な利点である。
【0052】この目的用な好適なアルカノール類および
ジアルキルエーテル類は、C1−C3基を有するもの、特
に好適にはエタノールおよびジエチルエーテル、であ
る。この場合、アルキル化しようとするアニリンおよび
アルカノールまたはジアルキルエーテルは1:2−10
(アルカノール)または1:1−5(エーテル)、好適
にはそれぞれ1:3−8または1:1.5−4、そして
特に好適にはそれぞれ1:3−6または1:1.5−
3、のモル比で使用され、そして200−320℃、好
適には220−310℃、の温度が設定される。
【0053】N−ジアルキル化の範囲内の本発明に従う
方法の別法では、Rが水素以外である式(II)の第
二級芳香族アミンをR3が基R4とは異なっているアルカ
ノールまたは対応するエーテルを用いてアルキル化し、
そしてこのようにして2個の異なるアルキル基をN−原
子上に芳香族核の他に有する式(I)の第三級芳香族ア
ミン類を製造する。生成した物質の混合物は、公知の方
法により分離することができる。
【0054】
【実施例】実施例1 接触気相反応に適している内径が約17mmの反応管
に、11.4g(15ml)のニオブ酸を加えた。このニ
オブ酸を3.5%のグラファイトを添加しながら圧縮し
て、ペレット(d=3mm)を与えた。アニリンおよび
メタノールの1:4モル比の気体混合物を触媒層上に2
50℃において0.65g/ml・時の速度で通した。
65時間の工程中に生成した反応生成物はガスクロマト
グラフィーに従うと下記の組成を有していた: アニリン: 0.1% N−メチルアニリン: 3 % N,N−ジメチルアニリン: 95.1% 副生物 1.8%。
【0055】実施例2 20重量部の粉末状ニオブ酸、80重量部のTiO2
末(アナターゼ)および3重量部のグラファイト粉末を
強く混合しそして圧縮して、ペレット(d=5mm)を
与えた。幅が17mmの反応管が15ml(13.8g)
のこのようにして製造された触媒を充填した。アニリン
およびエタノールの1:4モル比の気体混合物を触媒層
上に250℃において0.43g/ml・時の時速で通
した。65時間の工程中に生成した反応生成物はガスク
ロマトグラフィーに従うと下記の組成を有していた: アニリン: 9.1% N−エチルアニリン: 46.2% N,N−ジエチルアニリン: 43.3% 副生物 1.4%。
【0056】実施例3 1リットルの攪拌されているオートクレーブに、10g
の粉末状ニオブ酸、189.4gのアニリンおよび26
0.6gのメタノール(モル比1:4)を充填した。空
気を置換するために、オートクレーブに窒素を流した。
それを次に5バールの窒素で加圧し、そしてオートクレ
ーブの内容物を1時間にわたり250℃に加熱した。2
50℃で1時間または4時間加熱した後に、反応混合物
は下記の組成を示した:
【0057】
【表1】 1時間 4時間 アニリン: 17.7% 7% N−メチルアニリン: 39.3% 10.3% N,N−ジメチルアニリン: 42.3% 87.2% 副生物 0.7% 1.8%。
【0058】実施例4 1リットルの攪拌されているオートクレーブに、20g
の粉末状ニオブ酸、151gのアニリンおよび299g
のエタノール(モル比1:4)を充填した。空気を窒素
により置換した後に、混合物を6時間にわたり220℃
に加熱した。反応混合物は下記の組成に相当していた: アニリン: 56.2% N−エチルアニリン: 42.5% N,N−ジエチルアニリン: 2.0% 副生物 0.3%。
【0059】実施例5 N−メチルアニリンの製造用に、それぞれ5モルのアニ
リン(47g)およびN,N−ジメチルアニリン(61g)
並びに10gの粉末状ニオブ酸を0.25リットルの振
盪オートクレーブ中で4時間にわたり250℃に加熱し
た。還元生成物は相当するアルキル交換が生じたことを
示していた: アニリン: 32.2% N−メチルアニリン: 24.7% N,N−ジメチルアニリン: 42.9% 副生物 0.2%。
【0060】実施例6 タンタル酸/グラファイトが充填されている実施例1と
同じ装置中に、アニリンおよびエタノールの1:4モル
比の気体混合物を220℃において0.49g/ml・
時の速度で通した。122時間の工程中に生成した反応
生成物は下記の組成を有していた: アニリン: 38.7% N−エチルアニリン: 51.6% N,N−ジエチルアニリン: 8.7% 副生物 1.0%。
【0061】実施例7 触媒の製造 100gの五塩化タンタルの200mlの無エタノール
中溶液を一定流状態で、100gの水酸化ナトリウムの
エタノール中溶液に加えた。24時間にわたり熟成した
後に、沈澱を吸引フィルターにより分離し、そして流出
する洗浄水が塩化鉄を含まなくなるまで沸騰水中で洗浄
した。
【0062】次に沈澱を混練器中で約15時間にわたり
混練し、そして次に顆粒化装置中で加工して、直径が1
−2mmの成型品を与えた。湿っている顆粒を120℃
で乾燥し、そして300℃で3時間か焼した。このよう
にして得られた顆粒は、153m2/gのBET表面積
を示した。
【0063】実施例8および9:アニリンのエチル化 20mlの1−2mmの平均粒子寸法を有する実施例7
からの水和された酸化タンタル(V)を、長さ40cm
で直径が30mmの直立反応管に加えた。有機熱交換媒
体により、反応を温度調節することができた。触媒床中
の温度は可動性熱電対により測定することができた。ア
ニリンおよびエタノールの混合物を計測装置を介して蒸
発器中で計量し、後者を気相に転化させ、そして触媒上
に通した。計量速度は20ml/時の液体混合物であ
り、これは1.01/1/時の触媒負荷(LSHV)に
相当していた。反応生成物を擬縮させ、そしてガスクロ
マトグラフィーにより分析した。反応生成物の重量組成
を表1にまとめた。
【0064】
【表2】 表1:水和された酸化タンタル(V)上でのエタノールを用いるアニリンのN,
N−ジエチル化 実施例 アニリン 生成物中の重量%割合 エタノール アニリン N-モノエチル- N,N-ジエチル 残り 温度 (モル) アニリン アニリン (℃) 8 1:4 3.6 47.8 47.8 0.8 290 9 1:6 3.7 37.7 56.3 2.3 290 90時間の実験期間後に、結果は変わらなかった。
【0065】実施例10 メッサース・コンパンヒア・ブラシレイラ・デ・メタラ
ルギア・エ・ミネラカオ製のAD/620型の粉末状ニ
オブ酸を3.5%のグラファイトと混合した後に、圧縮
してペレット(d=5mm)を与えた。
【0066】幅が17mmの反応管に、17.4g(15
ml)のペレット化されたニオブ酸を充填した。1:4
のモル比のアニリンおよびエタノールの混合物をこの触
媒層の上に230℃において大気圧下で0.45g/m
l・時の速度で通した。191時間の工程中に生成した
反応混合物を縮合させそして分析した。これにより、下
記の組成の反応生成物が得られた。
【0067】 アニリン: 1.2% N−エチルアニリン: 24.6% N,N−ジエチルアニリン: 71.3% 副生物 2.9%。
【0068】実施例11−15 1リットルの触媒としてのニオブ酸並びに4モルのエタ
ノールおよび1モルのアニリン原料(ガスクロトグラフ
ィー(GC)分析に従う単純百分率として測定された4
8.9%のアニリンおよび51.1%のエタノール)を有
する管状反応器中で、下記の如き種々の温度および触媒
で下記の数値が得られた:
【0069】
【表3】
【0070】 GHSV (気体毎時空間速度)=触媒充填量、1/
1・時 DDE ジエチルエーテル EtOH エタノール An. アニリン MEA モノ−N−エチルアニリン DEA ジ−N−エチルアニリン NAA 核−アルキル化されたアニリン類 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
【0071】 1.芳香族アミン類および低級アルコール類からN−原
子上でアルキル化された芳香族アミン類を製造する方法
において、反応をニオブ酸またはタンタル酸の存在下で
実施することを特徴とする方法。
【0072】 2.気相または液相で高温において上記1に従い、式
【0073】
【化8】
【0074】の芳香族アミン類を式
【0075】
【化9】 R3OH のアルカノール類もしくは式
【0076】
【化10】 R3−O−R3 の対応するエーテル類と反応させることにより、または
【0077】
【化11】
【0078】の芳香族アミン類を式
【0079】
【化12】
【0080】の芳香族アミン類と反応させることによ
る、式
【0081】
【化13】
【0082】[上記各式中、R1およびR2は互いに独立
して、水素または直鎖もしくは分枝鎖状のC1−C5-ア
ルキルもしくはC1−C5-アルコキシ、弗素、塩素、臭
素またはシアノ、或いはメチル、エチル、メトキシもし
くはエトキシにより置換されていてもよい縮合ベンゼン
環を示し、そしてR3およびR4は互いに独立して、直鎖
もしくは分枝鎖状のC1−C10-アルキルもしくはC3
10-シクロアルキルを示し、R4はさらに水素を示すこ
ともできる]の芳香族アミン類の製造方法において、反
応をニオブ酸またはタンタル酸の存在下で160−40
0℃において、好適には200−330℃において、実
施することを特徴とする方法。
【0083】 3.ニオブ酸またはタンタル酸を例えば二酸化チタン、
酸化亜鉛、酸化鉄またはα−アルミナの如き不活性固体
と5:95−99:1の量的比で混合し、そして混合物
をペレット化することを特徴とする、上記1の方法。
【0084】 4.1モルの芳香族アミン当たり0.5−20モルのアル
カノールを反応において使用することを特徴とする、上
記2の方法。
【0085】 5.気相での反応の場合に、1リットルの触媒当たり毎
時0.1−4l/lのアルキル化しようとする芳香族ア
ミン/時、好適には0.3−2l/l/時、の触媒充填
量を設定することを特徴とする、上記2の方法。
【0086】 6.液相での反応の場合に、ニオブ酸またはタンタル酸
をアルキル化しようとする芳香族アミンに関して2−2
5重量%、好適には4−20%、の量で使用することを
特徴とする、上記2の方法。
【0087】 7.気相での反応を好適には200−330℃で実施す
ることを特徴とする、上記2の方法。
【0088】 8.反応をN,N−ジアルキル化と反応にN−モノアルキ
ル化に向けて160−220℃において実施することを
特徴とする、上記2の方法。
【0089】 9.反応を200−320℃において、好適には220
−310℃において、それぞれ1:2−10または1:
1−5、好適にはそれぞれ1:3−8または1:1.5
−4、そして特に好適にはそれぞれ1:3−6または
1:1.5−3、のアニリン対アルカノールまたは対応
するジアルキルエーテルのモル比で実施することを特徴
とする、上記1のN−原子上でジアルキル化、好適には
ジエチル化、された芳香族アミン類の製造方法。
【0090】 10.触媒が5−350m2/g、好適には、50−35
0m2/g、特に好適には100−250m2/g、そし
て特に非常に好適には100−200m2/g、のBE
T表面積を有することを特徴とする、上記1の方法。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 ルドルフ・ブラーデン ドイツ連邦共和国デー5068オーデンター ル・ノートハウザーフエルト1 (56)参考文献 特開 昭61−54241(JP,A) 米国特許4613705(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 211/48 B01J 23/20 C07C 209/00 - 209/18 C07C 209/60 - 209/68 CA(STN) EPAT(QUESTEL) WPI/L(QUESTEL)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化14】 の芳香族アミン類を式 【化15】 R3OH のアルカノール類もしくは式 【化16】 R3−O−R3 の対応するエーテル類と反応させることにより、または
    式 【化17】 の芳香族アミン類を式 【化18】 の芳香族アミン類と反応させることによる、式 【化19】 [上記各式中、 R1およびR2は互いに独立して、水素または直鎖もしく
    は分枝鎖状のC1−C5−アルキルもしくはC1−C5−ア
    ルコキシ、弗素、塩素、臭素またはシアノ、或いはメチ
    ル、エチル、メトキシもしくはエトキシにより置換され
    ていてもよい縮合ベンゼン環を示し、そして R3およびR4は互いに独立して、直鎖もしくは分枝鎖状
    のC1−C10−アルキルもしくはC3−C10−シクロアル
    キルを示し、R4はさらに水素を示すこともできる] の芳香族アミン類の製造方法において、反応をニオブ酸
    またはタンタル酸の存在下で実施することを特徴とする
    方法。
JP2411942A 1989-12-21 1990-12-20 N−アルキル化された芳香族アミン類の製造方法 Expired - Fee Related JP2916002B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3942413A DE3942413A1 (de) 1989-12-21 1989-12-21 Verfahren zur herstellung von n-alkylierten aromatischen aminen
DE4008257.1 1990-03-15
DE19904008257 DE4008257A1 (de) 1990-03-15 1990-03-15 Verfahren zur herstellung von n-alkylierten aromatischen aminen
DE3942413.8 1990-03-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04164052A JPH04164052A (ja) 1992-06-09
JP2916002B2 true JP2916002B2 (ja) 1999-07-05

Family

ID=25888330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2411942A Expired - Fee Related JP2916002B2 (ja) 1989-12-21 1990-12-20 N−アルキル化された芳香族アミン類の製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5166440A (ja)
EP (1) EP0433811B1 (ja)
JP (1) JP2916002B2 (ja)
DE (1) DE59009343D1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4411234A1 (de) * 1994-03-31 1995-10-05 Bayer Ag Nioboxid-Hydrat- und Tantaloxid-Hydrat-Katalysatoren, ihre Herstellung und ein Verfahren zur Herstellung von N-alkylierten Anilinen mit diesen Katalysatoren
KR980009227A (ko) * 1996-07-24 1998-04-30 성재갑 알킬 치환된 디알킬아닐린 유도체의 제조방법
CN100335169C (zh) * 2004-07-12 2007-09-05 上海华谊丙烯酸有限公司 一种二氢吡喃衍生物水解的铌催化剂及其应用
EP3345890A1 (de) 2017-01-05 2018-07-11 Lanxess Deutschland GmbH Verfahren zur herstellung von n-methyl-p-toluidin für dessen einsatz als additiv für flugbenzin
CN107311896A (zh) * 2017-06-13 2017-11-03 河北科技大学 一种利用二氧化硫合成芳基亚磺酸的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4613705A (en) 1984-06-25 1986-09-23 Ethyl Corporation Catalytic alkylation of aromatic amines with alkanols

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2335906C3 (de) * 1973-07-14 1978-06-15 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von N-Alkylarylaminen
US4721810A (en) * 1984-06-06 1988-01-26 Ethyl Corporation Catalytic alkylation of aromatic amines with ethers
US4921980A (en) * 1986-01-27 1990-05-01 Ciba-Geigy Corporation Process for the preparation of N-Alkylanilines
JPH0830040B2 (ja) * 1986-08-13 1996-03-27 東ソー株式会社 アルキレンアミン類の製造法
DE3803662A1 (de) * 1988-02-06 1989-08-17 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von n-alkylanilinen
DE3803661A1 (de) * 1988-02-06 1989-08-17 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von n-alkylierten anilinen
JP2764968B2 (ja) * 1988-02-10 1998-06-11 東ソー株式会社 アルキレンアミン類の製造法
US4927931A (en) * 1988-11-01 1990-05-22 The Dow Chemical Company Preparation of alkyl-extended, alcohol-extended or amine-extended piperazines

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4613705A (en) 1984-06-25 1986-09-23 Ethyl Corporation Catalytic alkylation of aromatic amines with alkanols

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04164052A (ja) 1992-06-09
DE59009343D1 (de) 1995-08-03
US5166440A (en) 1992-11-24
EP0433811B1 (de) 1995-06-28
EP0433811A2 (de) 1991-06-26
EP0433811A3 (en) 1992-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7468342B2 (en) Catalysts and process for producing aromatic amines
US4851580A (en) Preparation of trialkylamines
US4414133A (en) Catalytic composition
US4201880A (en) Preparation of ortho-alkylated phenols
US3387032A (en) Process for the manufacture of methylamines
US4078004A (en) Methacrolein production utilizing novel catalyst
JP2916002B2 (ja) N−アルキル化された芳香族アミン類の製造方法
US4057581A (en) Process for preparing diphenylamines
US4151117A (en) Novel oxidation catalyst and production of unsaturated aldehydes, acids and nitriles therewith
US3118928A (en) Acrylonitrile production
US5097071A (en) Supported copper catalyst, process for its preparation and process for the preparation of n-alkylated aromatic amines using this copper catalyst
US4517389A (en) Process for methylating the ortho position of a phenol
US3969390A (en) Catalytic process for preparing unsaturated nitriles from olefins, ammonia and oxygen
EP0807620B1 (en) Alkylation of aromatic amines using a heteropoly acid catalyst
US3839227A (en) Novel catalyst for methacrolein production
US4044042A (en) Ammoxidation process
JP2758069B2 (ja) N―アルキル化アニリンの製造方法
JPS6219422B2 (ja)
JP3145804B2 (ja) シクロヘキシルアミンおよびジシクロヘキシルアミンの混合物の製造方法
US4065487A (en) Process for producing benzonitrile
US4609760A (en) Process for the preparation of 2,6-xylidine
EP0073277B1 (en) Process for producing orthoalkylated aromatic amines
JPH021430A (ja) N―アルキルアニリンの製造方法
JPH062230B2 (ja) N―アルキルアニリンの製造方法およびその製造方法用触媒
JPH0345068B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees