JP2915466B2 - 磁気共鳴イメージング用検出コイル - Google Patents

磁気共鳴イメージング用検出コイル

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、磁気共鳴イメージング用検出コイルに関
し、特にコイル構造の改良に関する。
(従来の技術) 周知のように、表面コイルなどの検出コイルは、磁気
共鳴イメージングにより撮影したい特定部位に近接ない
し密接して配置し、特定部位に励起された例えば水素原
子による磁気共鳴信号(以下「MR信号」という)を検出
するため、磁気共鳴イメージング装置で用いられる。
このような表面コイルは、診断目的や部位に応じてい
ろいろ大きさの形状があり、脊椎や脊髄などの精密診断
に威力を発揮している。
なお、一般に磁気共鳴イメージング装置は、静磁場下
で励起用回転磁場及び傾斜磁場を被検体に印加し、被検
体の特定部位に励起されたMR信号を表面コイルなどで検
出してデータ収集し、収集データを元に画像再構成して
モニタ上に再構成画像(以下「MRI像」という)を表示
するようになされている。
ところで、病院等の医療機関では、患者の診断画像を
得る方法として内視鏡検査を多用している。この内視鏡
検査では、被検体の体腔内に内視鏡スコープの導中部を
挿入し、光学的にあるいは超音波的に食道壁、胃壁、腸
壁を診断する。しかし、磁気共鳴イメージングのように
体組織の水素原子を見るわけにはいかないため、超音波
的に体組織を撮影した場合であっても、分解能が落ちて
しまうことは否めない。
そこで、上記した表面コイルの特徴を生かして、内視
鏡による検査ないし治療と併行して磁気共鳴イメージン
グ装置により体腔内を撮影しようとする試みが、最近な
されるようになった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、体腔内に表面コイルを送り込む場合、
内視鏡の鉗子チャネルを利用するのが最も有用と考えら
れるものの、鉗子チャネルの口径が例えば2.8mm程度で
あるのに対し、表面コイルはその口径に比し大幅に大き
な寸法形状であることから、実際には内視鏡の鉗子チャ
ネルを利用することができないという問題が生じてい
た。なお、内視鏡の鉗子チャネルに従来構造の表面コイ
ルを通して体腔内に送り込むと、その表面コイルの形状
がくずれてしまい、MR信号の検出に不向きのものとな
る。
本発明は、係る事情に着目してなされたもので、その
目的とするところは、内視鏡の鉗子チャネルを通して体
腔内へ送り込むことができるとともに、体腔内でMR信号
を正しく検出することができる磁気共鳴イメージング用
検出コイルを提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本願第1の発明は、冷却により直線状に縮小変形され
て内視鏡の鉗子チャネルを通過し得る形状となり、且つ
体腔内温度による加熱により磁気共鳴信号を検出するの
に適した元の記憶形状に復元する形状記憶合金構造体で
あることを特徴とするものである。また本願第2の発明
は、体腔内温度と異なる温度にて縮小変形され狭小開口
を通過可能な形状を保ち、体腔内温度にて磁気共鳴信号
を検出するのに適した形状に復元することを特徴とする
ものである。
(作用) 本発明による磁気共鳴イメージング用検出コイルの構
成であれば、縮小変形することにより例えば内視鏡の鉗
子チャネルを通して体腔内に送り込むことができ、体腔
内に送り込まれて例えば体腔内温度によりMR信号を検出
するのに適した大きさに形状復元される。
(実施例) 第1図は、本発明が適用された一実施例の表面コイル
の概略を示す構成図であって、同図(A)は記憶形状、
同図(B)は縮小形状を示している。
この一実施例の表面コイル1は、リード線2と一体に
構成されているものであって、300℃から600℃のような
高温で第1図(A)の如く一重の円形コイル形状に形状
記憶した形状記憶合金構造のものであり、また、空冷な
いし水冷すると同図(B)の如く直線状に縮小変形され
るものである。そして、同図(B)の如くの直線状の縮
小変形時に、第2図のように内視鏡3の鉗子チャネル4
を通して体腔内に送り込むことができ、体腔内に送り込
まれて体腔内温度(37℃から40℃程度)下に置かれると
MR信号を検出するのに適した大きさの元の記憶形状1a即
ち第1図(A)の記憶形状に復元されるものである。
なお、第2図において、画像処理部5は、内視鏡3よ
り被写体を示す信号を受けて体腔内の内視鏡画像を得る
処理を行い、この処理で得られた内視鏡画像をディスプ
レイ6上に表示する。これにより、体腔内のどの部位に
近接ないし密接させて表面コイル1を配置したらよいか
を認識することができる。
本実施例の表面コイル1は、前述した如くの形状記憶
合金構造体であるから、内視鏡の鉗子チャネルを通して
楽に体腔内に送り込むことができるとともに、体腔内で
MR信号を正しく検出することができる。そして、この磁
気共鳴イメージングによる検査後、体腔内から表面コイ
ル1を抜くときには、通常の鉗子やスネアを抜くのと同
様に行えばよいものである。
次に、本実施例の表面コイル1を用いて磁気共鳴イメ
ージングによる撮像を実施している場合の概要を第3図
を用いて説明する。
体腔内の特定部位に表面コイル1を配置している被検
体Pを主磁石7の撮影空間に挿入後、主磁石7による静
磁場下で、傾斜磁場コイル8によりX軸,Y軸,Z軸の各軸
傾斜磁場を被検体Pに印加すると同時に、表面コイル1
より励起用回転磁場を印加し、被検体Pの体腔内の特定
部位に励起されたMR信号を表面コイル1で検出して送受
信機9で受信し、コンピュータシステム10でMR信号を収
集して画像再構成し、再構成したMRI像をディスプレイ1
1上にモニタ表示する。
このように、被検体Pの体腔内の特定部位に表面コイ
ル1を配置してMRI像をモニタ表示した場合、その表面
コイル1を被検体Pの外面に配置した際には画像化がで
きなかった消化器系統の癌を含む部位のMRI像が得られ
た。なお、第3図中、シーケンサ12は、システム全体の
制御中枢であるコンピュータシステム10の制御信号を受
けてパルスシーケンスを実施し、傾斜磁場電源13から傾
斜磁場コイル8へX,Y,Zの各傾斜磁場発生用の駆動電流
を供給できるようにする一方、送受信機9から表面コイ
ル9への励起パルスの送信タイミング及び表面コイル1
から送受信機9へのMR信号の受信タイミングをコントロ
ールするようになされている。
このようなことから、本実施例の表面コイル1は、特
に消化器系統の癌診断上極めて有用であり、また、この
診断を可能にするために取り扱い診断後の取り扱いが極
めて簡単なものである。
なお、本実施例では、表面コイルとして一重の円形形
状を示したが、矩形形状等の適宜選定したコイル形状を
採用することができる。また、多重のコイル形状として
も本発明に包含されるのは勿論のことである。また、表
面コイルは、一般にコイル保護のために樹脂コーティン
グを施すが、この樹脂コーティングの有無は本発明を拘
束するものではない。また、元の記憶形状の大きさに形
状復帰させるため、本実施例では体温を利用したが、外
部より電流を流して形状復帰させる設計構造とすること
も本発明に含まれることは言うまでもない。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明の磁気共鳴イメージング
用検出コイルは、例えば内視鏡の鉗子チャネルを通して
体腔内に送り込み、体腔内でMR信号を検出するのに適し
た大きさに形状復元できるものであるから、取扱い容易
であるとともに、臓器のS/N比の良いMRI像を得るうえで
極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された一実施例の表面コイルの概
略を示す構成図、第2図は本発明の一実施例の表面コイ
ルを内視鏡の鉗子チャネルを通して体腔内へ送り込む状
態を示す図、第3図は本発明の一実施例の表面コイルを
用いて磁気共鳴イメージング撮影する構成の概略を示す
図である。 1……表面コイル、2……リード線 3……内視鏡、4……鉗子チャネル 5……画像処理部、6……ディスプレイ 7……主磁石、8……傾斜磁場コイル 9……送受信機、10……コンピュータシステム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却により直線状に縮小変形されて内視鏡
    の鉗子チャネルを通過し得る形状となり、且つ体腔内温
    度による加熱により磁気共鳴信号を検出するのに適した
    元の記憶形状に復元する形状記憶合金構造体であること
    を特徴とする磁気共鳴イメージング用検出コイル。
  2. 【請求項2】体腔内温度と異なる温度にて縮小変形され
    狭小開口を通過可能な形状を保ち、体腔内温度にて磁気
    共鳴信号を検出するのに適した形状に復元することを特
    徴とする磁気共鳴イメージング用検出コイル。
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JP5184866B2 (ja) * 2007-11-16 2013-04-17 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 受信コイル装置及び該mr観測装置
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