JP2913519B2 - トンネル補修パネルの運搬装置 - Google Patents

トンネル補修パネルの運搬装置

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JP2913519B2 JP3035317A JP3531791A JP2913519B2 JP 2913519 B2 JP2913519 B2 JP 2913519B2 JP 3035317 A JP3035317 A JP 3035317A JP 3531791 A JP3531791 A JP 3531791A JP 2913519 B2 JP2913519 B2 JP 2913519B2
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弘海 岡澤
徳生 佐藤
義信 青木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は老朽化や亀裂を生じたト
ンネル表面に補修板を被覆して補修するトンネル補修板
の運搬装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のPCL工法によるトンネル補修は
フォークリフトなどの揚荷装置に補修パネル用のアタッ
チメントを取り付け、一枚づつ補修パネルを現場で組み
立てている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来のトン
ネルの補修技術(PCL工法)にあっては、次のような
問題点がある。 <イ> 揚荷装置によって補修パネルを所定の組立位置
にセットする作業に時間がかかると共に、組立精度の点
で問題がある。 <ロ> 衝突等によるパネルの破損が生じやすい。 <ハ> 補修パネルを設置する都度作業用足場を必要と
し、しかも作業上の安全管理が難しい。
【0004】
【本発明の目的】本発明は以上の点に鑑みてなれたもの
で、その目的とするところはつぎのようなトンネル補修
パネルの運搬装置を提供することにある。 <イ> 補修パネルの積み込み操作が容易なトンネル補
修パネルの運搬装置。 <ロ> 補修パネルの組付精度が高いトンネル補修パネ
ルの運搬装置。 <ハ> 組み付け操作が簡単で、作業の安全性が向上す
る、トンネル補修パネルの運搬装置。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、走行機能を
有する門型架台と、門型架台に昇降自在に載置した上部
アーチフレームと、上部アーチフレームの上部に装備し
た昇降機能を有すると共に、支軸方向が相互に直行する
複数の補修パネル支持用のローラで構成し、上部アーチ
フレームは門型架台の中心線を挟んで左右両側に複数の
アーチフレームを延長して構成すると共に、各アーチフ
レームの自由端間にロッドを水平方向に掛け渡し、上部
アーチフレームの上部両端には、相対向して補修パネル
支圧用の爪体と補修パネル係止用の爪体を一対とする爪
体を複数組装備し、前記相対向する一対の爪体を隣り合
う補修パネルの接近方向に移動自在に構成すると共に、
補修パネルの一部を支持させた前記ロッドを該補修パネ
ルと共に昇降自在に構成した、トンネル補修パネルの運
搬装置である。
【0006】
【本発明の構成】以下図面を参照しながら本発明につい
て説明する。 <イ>運搬装置の全体構成 図1に本発明に係る運搬装置の斜視図を示し、図2に運
搬装置の中央横断面図を示す。運搬装置は走行機能を有
する門型架台1と、門型架台1に昇降自在に載置した上
部アーチフレーム2と、上部アーチフレーム2の上部に
装備した昇降機能を有する複数の支持ローラで構成され
る。以下、各部について詳述する。 <ロ>門型架台 門型架台1は門型の鋼材間を水平に鋼材で連結した架台
で、その中央空間が開放されている。門型架台1の下部
には、レール又はコンクリート路面を中央空間の開放方
向に沿って自走可能な複数組の走行輪11が装備され、
また各走行輪11は油圧又はギア式により操舵可能に構
成されている。また各走行輪11には外向の接触子12
が取り付けられており、各接触子12と、接触子12の
接触信号に基づいて各走行輪11を操舵する図示しない
電子制御装置とにより自動操舵システムが構成されてい
る。尚、図1中、13は門型架台1の周囲に設けた作業
足場、14は門型架台1の下面に設けアウトリガであ
る。 <ハ>上部アーチフレーム 上部アーチフレーム2は矩形の枠体の両側に複数のアー
チアーム21a、21bを接続して形成したフレームで
ある。図2に示すように門型架台1の上部には横行枠3
を介して上部アーチフレーム2が載置されていると共
に、横行枠3と上部アーチフレーム2間を複数の昇降ジ
ャッキ4が連結されていて、上部アーチフレーム2のト
ンネル横断方向のスライドと旋回及び昇降を制御できる
ように構成さている。各アーチアーム21a、21bは
運搬装置の一点鎖線で示した中心線を挟んで左右対称形
を呈し、その曲率はトンネルTの内壁に衝突しないよう
に配慮されている。図2において、運搬装置の中心線よ
り左側の各アーチアーム21aの自由端には1本の円柱
状の固定ロッド23が水平に貫通して軸止され、また運
搬装置の中心線より右側の各アーチアーム21bの自由
端に開設した長穴24には1本の円柱状の昇降ロッド2
5が水平に貫通している。昇降ロッド25は図3に示す
ようにアーチアーム21bの端部に収容したシリンダ2
6に接続し、シリンダ26の伸縮操作により長穴24に
沿って昇降するように構成されている。 <ニ>補修パネルの送り機構 また、図1に示すように上部アーチフレーム2の上部両
端には、相対向して押爪27と止爪28を一対とする爪
体が2組装備されている。各押爪27の基端は両ロッド
23、25と平行に配置したシリンダ27a、27bに
接続し、各押爪27の移動を個別に制御できるようにな
っている。また各止爪28の基端は両ロッド23、25
と平行に配置したシリンダ28a、28bに接続して、
各止爪28の移動と回転を個別に制御できるようになっ
ている。止爪28は両ロッド23、25方向の補修パネ
ル6の移動を規制し、押爪27は補修パネル6をロッド
23、25方向に沿って移動するための爪体である。上
部アーチフレーム2の上部には、運搬装置の中心線を挟
んでその両側に複数組の支持ローラ29a、29bが配
備され、さらに運搬装置の中心線から昇降ロッド25側
ののみに支持ローラ29cが配備されている。平行に配
置した各支持ローラ29a、29bはロッド23、25
方向に移動する補修パネル6の上部下面を滑走自在に支
持する機能を有し、また他の支持ローラ29cは円周方
向に移動する補修パネル6の上部下面を滑走自在に支持
する機能を有する。これら支持ローラ29a、29bと
29cはローラの軸支方向が直角にずれている点で相違
するが、シリンダを介して昇降機能を有する点と空転す
るように構成されている点で共通する。本発明は後述す
るように上部アーチフレーム2上で複数の補修パネル6
の載置位置を一度に修正する機能を具備することを特徴
の一つとする。具体的には前記昇降ロッド25の上昇に
より円周方向に補修パネル6を移動させ、押爪27によ
って運搬装置の軸心方向、すなわちトンネルTの軸心方
向に移動させることができる。
【0007】
【作用】つぎに運搬装置の使用方法について説明する。 <イ>取付金具の取り付け 坑外において、被覆予定の湾曲した補修パネル6の裏面
下側に、図4のような回転自在のローラ51を具備した
取付金具5をボルト52で固定しておく。ローラ51の
周面には各ロッド23、25と嵌合可能な曲率の窪みが
形成されている。尚、図4中53は取り付け位置を調節
する調節ボルトである。 <ロ>補修パネルの搭載 補修パネル6は坑外において以下の要領で運搬装置に搭
載する。まず、補修パネル6を搭載する前に、図1の上
部アーチフレーム2、支持ローラ29cを降下しておく
と共に、各爪27、28を補修パネル6の搭載の邪魔に
ならないように最大まで引き離しておく。そして、クレ
ーンなどで吊り上げながら図5に示す順序で順次補修パ
ネル6を上部アーチフレーム2に搭載し、補修パネル6
の下部を図4に示すローラ51を介して各ロッド23、
25に嵌合して支持すると共に、補修パネル6の上部を
支持ローラ29a及び29bで支持する。補修パネル6
を搭載する際、少なくとも固定ロッド23に嵌合させて
搭載する補修パネル6の上部の端面は運搬装置の中心線
に一致させておく。 <ハ>補修パネルの位置修正 図5に示すように相対向する各爪27、28のシリンダ
27aと28a、27bと28bを縮める。各補修パネ
ル6は相対向する一対の爪27、28に押される結果、
支持ローラ29a、29bと各ロッド23、25に支持
されながら横移動する。隣り合う複数の補修パネル6の
接合部をボルトなどで連結する。これにより運搬装置の
片側に夫々3枚1組の補修パネル6が組み立てられたこ
とになる。次に図6に示すように支持ローラ29cを上
昇させて補修パネル6を支持した後、支持ローラ29b
を降下する。そして、シリンダ26を収縮してて昇降ロ
ッド25を上昇させて、昇降ロッド25側の補修パネル
6を固定ロッド23側の補修パネル6に押し付け、ボル
トなどで接合箇所を一体に連結する。このように6枚の
補修パネル6を連結して、補修ライニング61を得る。 <ニ>補修ライニングの組み付け つぎに図2、図6に示すように坑外で組み立てた補修ラ
イニング61を運搬装置に搭載したままトンネルT内の
既設ライニンク62に一定距離まで接近させて停止す
る。つぎに運搬装置で補修ライニング61の高さ調整を
行った後、坑内側の止爪28を補修ライニング61から
外れるように横へ倒し、シリンダ28a、28bを収縮
操作して補修ライニング61を既設ライニング62の端
部へ組み付ける。既設ライニング62への組み付けが完
了したら、図2に示す昇降ジャッキ4の収縮により上部
アーチフレーム2を降下させて図4に示す各ロッド2
3、25を取付金具5のローラ51から離隔させる。補
修ライニング61から各取付金具5を取り外した後、支
持ローラ29a、29bを降下させて、坑外へ移動す
る。以上の工程を繰り返しながら所定の範囲まで補修ラ
イニング61を被覆する。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ> 補修パネルを簡単確実に組み付けることができ
る。 <ロ> 補修パネルの運搬が安全でかつ確実で、熟練し
た技術を必要としない。 <ハ> 補修パネルの組み付け、修正操作が容易で施工
管理がし易い。 <ニ> 作業時間を大幅に短縮できる。 <ホ> 作業の安全性が向上する。 <ヘ> 作業者は特殊技術を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る運搬装置の全体斜視図
【図2】 トンネル内における運搬装置の横断面図
【図3】 補修パネルの組み立て時動作の説明図
【図4】 取付金具の断面説明図
【図5】 補修パネルの搭載状態の説明図
【図6】 補修ライニングの組み付け時におけるトンネ
ル上部の縦断面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 義信 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−301097(JP,A) 特開 平8−210099(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 11/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機能を有する門型架台と、 門型架台に昇降自在に載置した上部アーチフレームと、 上部アーチフレームの上部に装備した昇降機能を有する
    と共に、支軸方向が相互に直行する複数の補修パネル支
    持用のローラで構成し、 上部アーチフレームは門型架台の中心線を挟んで左右両
    側に複数のアーチフレームを延長して構成すると共に、 各アーチフレームの自由端間にロッドを水平方向に掛け
    渡し、 上部アーチフレームの上部両端には、相対向して補修パ
    ネル支圧用の爪体と補修パネル係止用の爪体を一対とす
    る爪体を複数組装備し、 前記相対向する一対の爪体を隣り合う補修パネルの接近
    方向に移動自在に構成すると共に、 補修パネルの一部を支持させた前記ロッドを該補修パネ
    ルと共に昇降自在に構成した、 トンネル補修パネルの運搬装置。
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