JP2913118B2 - クランプロック装置付き流体圧クランプ - Google Patents

クランプロック装置付き流体圧クランプ

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JP2913118B2
JP2913118B2 JP2417580A JP41758090A JP2913118B2 JP 2913118 B2 JP2913118 B2 JP 2913118B2 JP 2417580 A JP2417580 A JP 2417580A JP 41758090 A JP41758090 A JP 41758090A JP 2913118 B2 JP2913118 B2 JP 2913118B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成型機・マシニン
グセンタ等の加工機械の固定台に金型・ワークパレット
等の被固定物を押圧操作する流体圧クランプに関し、さ
らに詳しくいえば、この流体圧クランプにクランプロッ
ク装置を付設し、そのクランプロック装置は、クランプ
用流体圧力が異常低下した時に被固定物が外力によって
アンクランプされるのを防止するように作動する。
【0002】
【従来の技術】この種のクランプロック装置付き流体圧
クランプには、基本的な構造が図12に示すようになっ
ているものがある。即ち、クランプ用の第1シリンダ3
09は、第1ピストン312と第1作動室313とを備
える。その第1作動室313の流体圧力で第1ピストン
312をアンクランプ位置Y(二点鎖線図)からクランプ
位置X(実線図)へ進出させるようになっている。上記の
第1作動室313にロック室326を交差状に連通さ
せ、そのロック室326に楔式ロック具327を挿入す
る。このロック具327は、上記の第1作動室313へ
進出するロック位置M(実線図)と上記のロック室326
内に退入するロック解除位置N(二点鎖線図)とに切換移
動される。ロック解除用の第2シリンダ329は、第2
ピストン339と第2作動室340とを備える。その第
2作動室340の流体圧力によって上記の第2ピストン
339を介して前記ロック具327をロック位置Mから
ロック解除位置Nへ駆動するのである。
【0003】上記の基本構造において、従来では、ロッ
ク具327を切換え操作する部分の構造が、特開平1−
154833号公報に示すものがある。即ち、同上の図
12に示すように、第2ピストン339の下側に第2作
動室340を形成し、同上第2ピストン339の上側に
ロック用作動室393を形成したものである。上記ロッ
ク用作動室393に流体圧給排口394を連通させると
共に、そのロック用作動室393にロック用押圧バネ3
95を装着してある。
【0004】そして、クランプアーム307をアンクラ
ンプ状態(二点鎖線図)からクランプ状態(実線図)へ切換
える場合には、第2作動室340の第2給排口341か
ら圧力流体を排出させるとともに、第1給排口315と
ロック用流体圧給排口394とに圧力流体を供給する。
すると、第1作動室313の流体圧力によって、第1ピ
ストン312がアンクランプ位置Yから左向きに進出
し、クランプアーム307を被固定物302へ向けて揺
動させる。これと同時に、ロック用作動室393の流体
圧力とロック用押圧バネ395の弾圧力とによって、ロ
ック具327がロック解除位置Nからロック位置Mへ向
けて進出してその楔面348が第1ピストン312の楔
受け面349に楔係合する。引き続いて進出駆動される
ロック具327の楔係合力と第1作動室313の流体圧
力との合力によって、第1ピストン312をクランプ位
置Xへ強力に押圧するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の楔係
合式油圧クランプでは、クランプ駆動の終期には、ロッ
ク具327を、楔面348と楔受け面349との両面間
に作用する動摩擦力に抗してロック位置Mへロック駆動
する。これに対して、アンクランプ駆動の始期には、そ
のロック具327を、上記の動摩擦力よりも格段に大き
い静摩擦力に抗してロック解除位置Nへアンロック駆動
する必要がある。その理由は、動摩擦係数よりも静摩擦
係数のほうが格段に大きいうえ、クランプ駆動の終期の
過大な面圧によって両面348・349間の潤滑油が押
し出されて金属接触が起きるからであると考えられてい
る。
【0006】上記の従来構造は、ロック具327をロッ
ク駆動するにあたり、ロック用作動室393の流体圧力
とロック用押圧バネ395の弾圧力との合力を利用して
いるので、ロック用押圧力が大きい。このため、ロック
具327を確実にアンロック駆動するにあたり、第2ピ
ストン339を大径に造って第2作動室340の断面積
を大きくする必要がある。また、楔面348の傾斜角度
αは、ロック具327を確実にアンロック作動させるた
めには、できるだけ小さい値に設定する必要がある。こ
のため、第1ピストン312の下部が後ろ向きに突出す
る。以上のように、第2ピストン339が大径になるう
え第1ピストン312も長尺になるので、油圧クランプ
が大形化する。
【0007】さらに、図中の二点鎖線図のクランプ駆動
の始期から楔係合の開始までの期間内では、ロック用作
動室393の流体圧力とロック用押圧バネ395との合
力によって、ロック具327の下面が第1ピストン31
2の保密摺動面(外周面)に強力に接当する。このため、
その保密摺動面が損傷して、第1作動室313からの流
体漏れが起きやすい。この問題は、金型302等の被固
定物のクランプ厚さが大きくなった場合に著しい弊害と
なって現れる。即ち、クランプ厚さが大きくなると、ク
ランプアーム307の揺動角度が小さい段階で第1ピス
トン312の負荷が大きくなり、その第1ピストン31
2の保密摺動面とロック具327の下面との干渉の度合
いも大きくなるからである。本発明は、油圧クランプを
小形化すること、及びクランプ用第1ピストンの保密摺
動面の損傷を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、前記の基本構造において、ロック具を切
換え操作する部分の構造を次のように構成したことを特
徴としている。 (請求項1の発明) 例えば、図1から図5に示すように、ロック具27は、
第1作動室13の流体圧力がロック解除位置N側への押
圧力として作用する第1受圧面Fと、その第1作動室1
3の流体圧力がロック位置M側への押圧力として作用す
る第2受圧面Sとを備え、これら受圧面F・Sの受圧面
積をほぼ等しい値に設定する。さらに、上記のロック具
27を押圧手段28によって上記ロック位置M側へ押圧
し、この押圧手段28の押圧力を、第2シリンダ29の
ロック解除用駆動力よりも小さい値に設定する。
【0009】(請求項2の発明)上記の請求項1の構成に
おいて、上記ロック室26を、前記ロック具27を境い
にして、前記のロック位置M側の第1室部分31と前記
のロック解除位置N側の第2室部分32とに区分する。
上記の第2室部分32に前記の押圧手段28を設ける。
上記の第1室部分31に対して前記の第2ピストン39
及び第2作動室40を直列状に配置して、その第2ピス
トン39を上記ロック具27に接離可能に対抗させる。
【0010】(請求項3の発明)上記の請求項2の構成に
おいて、前記の第2ピストン39とロック具27との間
に伝動具43を設ける。この伝動具43を上記ロック具
27に対して前記の第1作動室13から遠ざかる側に偏
心させる。
【0011】(請求項4の発明)前記の請求項1の構成に
おいて、例えば、図9に示すように、ロック室126
を、ロック具127を境いにして、ロック位置M側の第
1室部分131と、ロック解除位置側の第2室部分13
2とに区分する。上記の第2室部分132に押圧手段1
28を設ける。第2ピストン139を、環状に形成して
上記ロック具127に外嵌する。上記ロック具127
は、上記の第2室部分132に突入するロック解除用受
動部181を備え、このロック解除用受動部181をロ
ック解除位置側から第2ピストン139に対面させる。
【0012】
【作用】本発明は、例えば図1に示すように、次のよう
に作用する。 (A)図に示すアンクランプ状態から(B)図に示すクラン
プ状態へ切換えるときには、第1作動室13へ圧力流体
を供給するとともに第2作動室40内から圧力流体を排
出する。すると、その第1作動室13内の流体圧力が第
1ピストン12の受圧面に作用してこれをアンクランプ
位置Yからクランプ位置Xへ進出させていく。上記の第
1作動室13内の流体圧力は、楔式ロック具27の両受
圧面F・Sにも作用するが、これら両面F・Sの受圧面
積はほぼ等しいので、そのロック具27の軸心方向の受
圧力は相殺される。従って、ロック具27は、押圧手段
28の弱い押圧力によってロック解除位置Nからロック
位置Mへ進出し、そのロック具27の楔面48が第1ピ
ストン12の楔受け面49を受け止める。これにより、
圧力供給配管の圧力漏れ等によって第1作動室13内の
流体圧力が異常低下した場合であっても、第1ピストン
12が上記クランプ位置Xから前記アンクランプ位置Y
へ復帰するのを防止できる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから次の効果を奏する。楔式ロック具は、押圧手
段の弱い力でロック位置へ切換えられるので、ロック解
除位置へ切換えるための操作力が小さくてすむ。このた
め、第2シリンダの第2ピストンを小径に造れる。ま
た、本発明のロック具は、従来例のものとは異なり、ク
ランプ力の伝達を行わず、単に第1ピストンのアンクラ
ンプ作動を防止するだけでよいので、その楔面の傾斜角
度を大きくして第1ピストンの突出量を短くすることが
可能である。このように、第2ピストンを小径に造れる
うえ第1ピストンをも短くできるので、油圧クランプを
小形化できる。しかも、第1ピストンの保密摺動面に対
するロック具の接当力は、前記の押圧手段の弱い力だけ
ですむので、その保密摺動面の損傷を防止して、第1作
動室からの流体漏れを長期間に亘って防止できる。
【0014】なお、前記の請求項2のように構成した場
合には、ロック具に保密用パッキンを設ける必要がな
く、押圧手段の押圧力がパッキンの摺動摩擦によって低
下することがないので、確実なロック状態が得られる。
また、前記の請求項3のように構成した場合には、アン
クランプ位置に切換えられた第1ピストンをロック室内
に収容できるので、油圧クランプの全長をさらに短縮で
きる。また、前記の請求項4のように構成した場合に
は、ロック具と第2ピストンとをオーバラップさせて、
その分だけロック具の軸心方向の長さを小さくできる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面で説明する。 (第1実施例)図1から図5は第1実施例を示している。
図2の側面図と図3の平面図とで示すように、射出成形
機の固定台1に、被固定物である金型2が、単動形バネ
復帰式の油圧クランプ(流体圧クランプ)3によって固定
される。この油圧クランプ3は、そのハウジング4の両
側壁5・5が2本のボルト6・6によって固定台1に固
定されており、ハウジング4から進出させたクランプ具
7が金型2の被固定面2aを斜め上側から押圧するよう
になっている。
【0016】次に、主として図4と図5の縦断側面図と
で、上記の油圧クランプ3の具体的な構造を説明する。
図4は、図3のIV−IV線矢視断面図であってクランプ状
態を示し、図5はアンクランプ状態を示している。ハウ
ジング4内に油圧式の第1シリンダ9が設けられる。こ
の第1シリンダ9は、前下り傾斜状に形成したシリンダ
穴10と、そのシリンダ穴10にパッキン11を介して
油密状に挿入した第1ピストン12と、その第1ピスト
ン12の後上側に形成した第1作動室13とを備える。
その第1作動室13に油路14を介して第1給排油口1
5が連通される。前記クランプ具7は、第1ピストン1
2の上部からその前下側へ向けて直接に連出されてお
り、シリンダ穴10の上周面部分によって案内される。
【0017】上記の第1ピストン12の前面から後ろ向
きにバネ収容穴17が形成される。このバネ収容穴17
の軸心は、シリンダ穴10の軸心よりも下側に変位され
ている。また、ハウジング4の両側壁5・5の前下部に
ピン挿入孔18・18が横断状に形成される。バネ受け
ピン19は、クランプ具7およびバネ収容穴17を横断
し、その両端部が両ピン挿入孔18・18に支持されて
いる。このバネ受けピン19は、前記の両ボルト6・6
で抜け止めされている。上記バネ収容穴17の奥壁とバ
ネ受けピン19との間にアンクランプ用バネ20が装着
される。なお、クランプ具7は、その左右両壁に形成し
た前向き開口状の遊動溝21によって、バネ受けピン1
9と干渉しないようになっている。また、前記の図2と
図3に示すように、ハウジング4の一方の側壁5には、
シリンダ穴10に臨ませて、クランプ・アンクランプ状
態検出用の近接スイッチ22を設けてある。
【0018】上記の油圧クランプ3は次のように作動す
る。図5のアンクランプ状態から図4のクランプ状態へ
切換えるときには、第1給排油口15から第1作動室1
3内へ圧油を供給する。すると、その油圧力によって第
1ピストン12がアンクランプ位置Yからクランプ位置
Xへ進出駆動されて、クランプ具7が前下側へ前進され
る。これにより、クランプ具7が金型2を固定台1に強
力に押圧固定する。これに対して、上記の図4のクラン
プ状態から図5のアンクランプ状態へ切換えるときに
は、第1作動室13から圧油を排出する。すると、アン
クランプ用バネ20の弾圧力によって第1ピストン12
が後上向きに後退駆動され、金型2がアンクランプされ
る。
【0019】上記の油圧クランプ3において、ハウジン
グ4の後上部内にクランプロック装置25が付設され
る。このクランプロック装置25は、主として図1で示
すように、前記の第1作動室13に直交状に連通される
横向きのロック室26と、このロック26室内で右側の
ロック位置Mと左側のロック解除位置Nとに移動自在に
挿入された筒状の楔式ロック具27と、そのロック具2
7をロック位置Mへ弾圧する押圧バネ(押圧手段)28
と、同上ロック具27をロック解除位置Nへ押圧操作す
る油圧式第2シリンダ29とを備える。
【0020】上記ロック室26は、ロック具27によっ
て、ロック位置M側(右側)の第1室部分31とロック解
除位置N側(左側)の第2室部分32とに区分されてお
り、これら両室部分31・32とがロック具27内の連
通孔33によって連通される。ロック具27の右側面の
第1受圧面Fには、第1作動室13の油圧力がロック解
除位置N側への押圧力として左向きに作用する。これに
対して、左側面の第2受圧面Sには、その第1作動室1
3の油圧力がロック位置M側への押圧力として右向きに
作用する。これら受圧面F・Sの受圧面積が等しい値に
なっているうえ、上記の両室部分31・32が連通孔3
3で連通されることから、第1作動室13からロック具
27へ作用する左右向きの油圧力は相殺される。なお、
前記の押圧バネ28は、ロック室26の第2室部分32
に、ロック具27の軸心と偏心させた状態で装着されて
いる。これにより、ロック具27が回り止めされる。
【0021】前記の第2シリンダ29は、前記ロック室
26及びロック具27と直列状に配置されており、蓋ボ
ルト36内に形成したシリンダ穴37にパッキン38を
介して第2ピストン39を油密状に挿入してなる。その
第2ピストン39の右側の第2作動室40には第2給排
油口41が連通される。また、上記の第2ピストン39
に対応して、ロック具27から伝動具43が右向きに突
設される。この伝動具43は、ロック具27に対して第
1作動室13から遠ざかる後ろ側に偏心させてある。ま
た、前記の押圧バネ28の弾圧力は、上記の第2作動室
40から第2ピストン39へ作用するロック解除用駆動
力よりも小さい値に設定してある。
【0022】次に、図1と図4及び図5によって、上記
クランプロック装置25の作動を説明する。図1中の
(A)図と図5で示すアンクランプ状態では、第1作動室
13内の圧油を第1給排油口15から排出するととも
に、第2給排油口41から第2作動室40へ圧油を供給
してある。これにより、第2ピストン39が左側へ進出
してロック具27を押圧バネ28に抗してロック解除位
置Nへ切換えるとともに、第1ピストン12がアンクラ
ンプ用バネ20によってアンクランプ位置Yへ後退され
ている。なお、上記の第1ピストン12の後部は、ロッ
ク具27の前部に凹入形成した干渉防止溝45に収容さ
れるとともに、第1作動室13の後壁46によって受け
止められる(図5参照)。
【0023】上記のアンクランプ状態から図1中の(B)
図及び図4で示すクランプ状態へ切換えるときには、第
1作動室13へ圧油を供給するとともに第2作動室40
内の圧油を排出する。すると、第1作動室13の油圧力
によって第1ピストン12がアンクランプ用バネ20に
抗してクランプ位置Xへ進出する。引き続いて、ロック
具27が押圧バネ28の弾圧力によってロック位置Mへ
進出し、そのロック具27の楔面48が第1ピストン1
2の楔受け面49を受け止める。これにより、圧油供給
配管の圧油漏れ等によって第1作動室13内の油圧力が
異常低下した場合であっても、第1ピストン12が上記
クランプ位置Xに保持される。なお、図1中の(A)図に
示す符号αは、楔面の傾斜角度である。
【0024】図6から図8は、それぞれ、上記第1実施
例の変形例を示している。なお、各変形例において、上
記第1実施例と同じ構成の要素には原則として同一の符
号を付けてある。
【0025】(第1変形例)図6は第1変形例を示してい
る。ロック解除用第2シリンダ29の伝動具51は、第
2ピストン39と一体に形成されて、ロック具27に対
面している。
【0026】(第2変形例)図7は第2変形例を示してい
る。伝動具53をロック具27と同心状に一体形成する
とともに、第1ピストン12に干渉防止溝54を形成し
てある。
【0027】(第3変形例)図8は第3変形例を示してい
る。ロック具27及び伝動具56を第2ピストン39と
一体に形成してある。ロック具27は、パッキン57を
介してロック室26に油密状に挿入される。ロック室2
6の左右両室のうちの、押圧バネ28を収容した第2室
部分32は、呼吸孔58を介して大気側へ連通される。
【0028】上記の第1実施例は、さらに次のように変
更できる。第1シリンダ9や第2シリンダ29は、油圧
シリンダに代えて空圧シリンダであってもよく、第2シ
リンダ29だけを空圧シリンダで構成してもよい。ま
た、図8の第3変形例において、ロック具27の押圧手
段は、バネ28に代えて圧縮空気の圧力を利用するもの
であってもよい。
【0029】(第2実施例)図9は第2実施例を示してい
る。油圧クランプ103は複動式に構成される。即ち、
ハウジング104内で、第1シリンダ109の第1ピス
トン112の両側にクランプ駆動用の第1作動室113
とアンクランプ駆動用の第3作動室161とが形成され
る。第1作動室113の後壁は蓋ボルト162で形成さ
れている。その第1作動室113に第1給排油口115
が連通される。また、第3作動室161には、油路16
4を介して第3給排油口165が連通される。
【0030】また、前記の金型102の上面とクランプ
具107との間に、滑動用のシャトル部材168が前後
方向へ一定範囲内で摺動移動自在な状態に介在される。
このシャトル部材168は、窒化処理した合金鋼にメッ
キ処理を施してあり、クランプ具107下面の支持溝1
69に挿入された状態で進出バネ170によって前向き
に弾圧される。そのシャトル部材168の所定量以上の
前向き移動を、遊動孔171に挿通したストッパーピン
172によって阻止してある。
【0031】上記のシャトル部材168は、図示のクラ
ンプ状態からアンクランプ状態へ切換える時には次のよ
うに作動する。第1ピストン112を後上向きに後退駆
動すると、まず、金型102に摩擦固定されたシャトル
部材168とクランプ具107との間に滑りが生じ、そ
のシャトル部材168を置き残した状態でクランプ具1
07だけが後上側へ駆動される。引き続いて後退駆動さ
れる第1ピストン112によって、クランプ具107と
シャトル部材168とが後上向きにアンクランプ駆動さ
れ、金型102がアンクランプされるのである。これに
より、アンクランプ作動が確実に行われる。なお、油圧
クランプ103がクランプ状態であるかアンクランプ状
態であるかの検出は、クランプ具107の長孔174に
挿入したピン175の移動をリミットスイッチ176で
検出することによってなされる。
【0032】また、ハウジング104の後下部内に前記
のロック室126を形成し、このロック室126内のロ
ック具127を上側のロック位置Mと下側のロック解除
位置とに切換移動可能に構成してある。ロック室126
は、ロック具127によって上側の第1室部分131と
下側の第2室部分132とに区分される。この第2室部
分132に押圧バネ128を装着してある。符号130
はバネ受けである。第2シリンダ129の第2ピストン
139は、環状に形成してロック具127に外嵌し、パ
ッキン178・179を介してハウジング104に油密
移動自在になっている。上記ロック具127は、第2室
部分132内に突入するロック解除用受動部181を備
え、この受動部181を下側から第2ピストン139に
対面させてある。なお、第2作動室140は、第2ピス
トン139の上側に配置されており、第2給排油口14
1に連通される。
【0033】図示のクランプ状態からアンクランプ状態
への切換時には、まず、第2作動室140へ圧油を供給
して、第2ピストン139によって受動部181を介し
てロック具127を下降させる。次いで、第1作動室1
13の圧油を排出するとともに第3作動室161へ圧油
を供給して、第1ピストン112を後退駆動するのであ
る。なお、アンクランプ状態からクランプ状態への切換
えは、上記とはほぼ逆の手順でなされる。
【0034】(第3実施例) 図10と図11とは、第3実施例を示し、本発明のクラ
ンプロック装置225を天秤式の油圧クランプ203に
適用したものを例示してある。クランプアーム207の
支点部284をハウジング204の前上部に枢支ピン2
85を介して上下揺動自在に支持し、クランプアーム2
07の力点部286の下側に第1シリンダ209の第1
ピストン212と第1作動室213を配置してある。こ
の第1作動室213に連通するロック室226は、ハウ
ジング204の下部に横向きに配置してある。符号22
7はロック具、符号239は第2ピストン、符号241
は第2給排油口である。
【0035】上記の油圧クランプ203は、アンクラン
プ状態から図示のクランプ状態へ切換える時には、次の
ように作動する。第1給排油口215から第1作動室2
13へ圧油を供給すると、第1ピストン212がアンク
ランプ用バネ220に抗して上側のクランプ位置Xへ進
出する。これにより、クランプアーム207が揺動駆動
されて、その作用点部287が金型202を押圧するの
である。上記の第1ピストン212は、押圧バネ228
の弾圧力でロック位置Mへ進出したロック具227の楔
面248によってクランプ位置Xに保たれる。これによ
り、クランプアーム207がクランプ状態に保持され
る。なお、クランプアーム207は、戻しバネ288に
よってアンクランプ状態へ切換えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示し、油圧クランプのクランプロ
ック装置の作動説明図であって、(A)図は、図5のA−
A線矢視断面図で、(B)図は、図4のB−B線矢視断面
図である。
【図2】同上の油圧クランプの側面図である。
【図3】同上の油圧クランプの平面図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視図であって、油圧クランプ
のクランプ状態を示す縦断側面図である。
【図5】同上の油圧クランプのアンクランプ状態を示す
縦断側面図である。
【図6】上記第1実施例の第1変形例を示し、図1中の
(B)図に相当する図である。
【図7】第2変形例を示し、図1中の(A)図に相当する
図である。
【図8】第3変形例を示し、図1中の(B)図に相当する
図である。
【図9】第2実施例を示し、油圧クランプの縦断側面図
である。
【図10】第3実施例を示し、油圧クランプの縦断側面
図である。
【図11】同上の第3実施例を示し、図10のXI−XI線
矢視断面図である。
【図12】従来例を示し、油圧クランプの縦断側面図で
ある。
【符号の説明】
9・109…第1シリンダ、12・112…第1ピスト
ン、13・113…第1作動室、26・126…ロック
室、27・127…ロック具、28・128…押圧手段
(押圧バネ)、29・129…第2シリンダ、31・13
1…第1室部分、32・132…第2室部分、39・1
39…第2ピストン、40・140…第2作動室、43
…伝動具、181…ロック解除用受動部、M…ロック位
置、N…ロック解除位置、F…第1受圧面、S…第2受
圧面、X…クランプ位置、Y…アンクランプ位置。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ用の第1シリンダ(9)(109)は、
    第1ピストン(12)(112)と第1作動室(13)(113)とを
    備え、その第1作動室(13)(113)の流体圧力で第1ピス
    トン(12)(112)をアンクランプ位置(Y)からクランプ
    位置(X)へ進出させ、上記の第1作動室(13)(113)に
    ロック室(26)(126)を交差状に連通させ、そのロック
    室(26)(126)に楔式ロック具(27)(127)を挿入し、こ
    のロック具(27)(127)は、上記の第1作動室(13)(11
    3)へ進出するロック位置(M)と上記のロック室(26)(1
    26)内に退入するロック解除位置(N)とに切換移動さ
    れ、ロック解除用の第2シリンダ(29)(129)は、第2
    ピストン(39)(139)と第2作動室(40)(140)とを備
    え、その第2作動室(40)(140)の流体圧力で上記の第
    2ピストン(39)(139)を介して前記ロック具(27)(12
    7)をロック位置(M)からロック解除位置(N)へ駆動す
    る、クランプロック装置付き流体圧クランプにおいて、
    上記ロック具(27)(127)は、前記の第1作動室(13)
    (113)の流体圧力が前記ロック解除位置(N)側への押圧
    力として作用する第1受圧面(F)と、同上第1作動室
    (13)(113)の流体圧力が前記ロック位置(M)側への押
    圧力として作用する第2受圧面(S)とを備え、これら受
    圧面(F)(S)の受圧面積をほぼ等しい値に設定し、上記
    ロック具(27)(127)を押圧手段(28)(128)によって上
    記ロック位置(M)側へ押圧し、この押圧手段(28)(12
    8)の押圧力を、前記第2シリンダ(29)(129)のロック
    解除用駆動力よりも小さい値に設定した、ことを特徴と
    する、クランプロック装置付き流体圧クランプ。
  2. 【請求項2】 請求項1の流体圧クランプにおいて、前
    記ロック室(26)を、前記ロック具(27)を境いにし
    て、前記のロック位置(M)側の第1室部分(31)と前記
    のロック解除位置(N)側の第2室部分(32)とに区分
    し、上記の第2室部分(32)に前記の押圧手段(28)を
    設け、上記の第1室部分(31)に対して前記の第2ピス
    トン(39)及び第2作動室(40)を直列状に配置して、
    その第2ピストン(39)を上記ロック具(27)に接離可
    能に対抗させたもの。
  3. 【請求項3】 請求項2の流体圧クランプにおいて、前
    記の第2ピストン(39)とロック具(27)との間に伝動
    具(43)を設け、この伝動具(43)を上記ロック具(2
    7)に対して前記の第1作動室(13)から遠ざかる側に
    偏心させたもの。
  4. 【請求項4】 請求項1の流体圧クランプにおいて、前
    記のロック室(126)を、前記ロック具(127)を境い
    にして、前記ロック位置(M)側の第1室部分(131)
    と、前記ロック解除位置側の第2室部分(132)とに区
    分し、上記の第2室部分(132)に前記の押圧手段(1
    28)を設け、前記の第2ピストン(139)を、環状に
    形成して上記ロック具(127)に外嵌し、上記ロック具
    (127)は、上記の第2室部分(132)に突入するロッ
    ク解除用受動部(181)を備え、このロック解除用受動
    部(181)をロック解除位置側から第2ピストン(13
    9)に対面させたもの。
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