JP2908950B2 - 無線通信システムのサーチ方式 - Google Patents

無線通信システムのサーチ方式

Info

Publication number
JP2908950B2
JP2908950B2 JP4341770A JP34177092A JP2908950B2 JP 2908950 B2 JP2908950 B2 JP 2908950B2 JP 4341770 A JP4341770 A JP 4341770A JP 34177092 A JP34177092 A JP 34177092A JP 2908950 B2 JP2908950 B2 JP 2908950B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
communication system
mobile phone
home
phone terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4341770A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06188830A (ja
Inventor
雅弘 今野
哲也 花輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4341770A priority Critical patent/JP2908950B2/ja
Publication of JPH06188830A publication Critical patent/JPH06188830A/ja
Priority to US08/870,265 priority patent/US6374106B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2908950B2 publication Critical patent/JP2908950B2/ja
Priority to US10/121,730 priority patent/US6754491B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/18Selecting a network or a communication service
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/18Processing of user or subscriber data, e.g. subscribed services, user preferences or user profiles; Transfer of user or subscriber data
    • H04W8/183Processing at user equipment or user record carrier

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図7) 発明が解決しようとする課題(図8) 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例(図2〜図6) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、キャリア周波数の異な
る複数の無線通信システムが同一地域内に存在する場合
に、携帯電話端末においてその複数の無線通信システム
中から適当な無線通信システムを選択するためのサーチ
方式に関する。
【0003】
【従来の技術】北米やオーストラリア等で用いられてい
るAMPS(Advanced Mobile Phone System)方式
の携帯電話端末(自動車電話端末を含む)のためのシス
テムにおいては、通常、キャリア周波数の異なる2種類
の系列の無線通信システムが同一地域内に設けられてお
り、各システムによるサービスが提供されている。これ
らの2種類の系列の無線通信システムは、一般に、経営
母体となる企業が無線系の会社であるか幹線系の会社で
あるかによって区分けされ運営されている。以下、無線
系の会社により運営される無線通信システムを無線系シ
ステム、幹線系の会社により運営される無線通信システ
ムを幹線系システムと呼ぶ。
【0004】これらの2種類のシステムについて、図7
により具体的に説明する。この図7において、破線で囲
む領域は無線系システムを配置された地域であり、実線
で囲む領域は幹線系システムを配置された地域であり、
101はA社の運営する無線系システムを配置された地
域、102は地域101とほぼ同一地域であってB社の
運営する幹線系システムを配置された地域、103は地
域101とは全く異なる地域であってA社の運営する無
線系システムを配置された地域、104は地域103と
ほぼ同一地域であってC社の運営する幹線系システムを
配置された地域、105は地域101,103とは全く
異なる地域であってD社の運営する無線系システムを配
置された地域、106は地域105とほぼ同一地域であ
ってE社の運営する幹線系システムを配置された地域で
ある。
【0005】図7に示すように各システムの運営が行な
われている場合に、ある携帯電話端末利用者が、地域1
01においてA社の運営する無線系システムと契約した
とすると、この地域101に配置された無線系システム
が、その携帯電話端末利用者にとってのホームシステム
となる。この地域101には、ほぼ同一地域102に配
置されたB社の運営する幹線系システムが存在している
が、A社の無線系システムと契約している利用者にとっ
ては、B社の幹線系システムは契約外のシステムである
から、当然、利用料金は割高になる。
【0006】ところで、地域101におけるA社の無線
系システムと契約している利用者が地域101から他の
地域103〜106のいずれかに移動した場合、その利
用者にとってはいずれのシステムも契約外のシステムと
なるが、図7の地域103のように、その利用者が契約
したシステムを運営している会社と同一の会社(例えば
地域103において無線系システムを運営するA社)も
しくは系列の会社(例えば地域105において無線系シ
ステムを運営するD社)がある場合が予想される。この
ような会社の運営するシステムはその利用者にとってホ
ームシステムではないが、通常のローミング〔自分が契
約しているシステム以外のシステム(無線系システムと
契約している場合は幹線系システム、幹線系システムと
契約している場合は無線系システム)をアクセスするこ
と〕よりは割安の料金でシステムを利用することができ
る。なお、幹線系システムと契約している利用者の料金
体系も、上述した無線系システムの利用者の料金体系と
ほぼ同様であることはいうまでもない。
【0007】従って、図7に示すように各システムの運
営地域が構成されていれば、無線系システムと契約して
いる利用者の携帯電話端末には、無線系システムを優先
してサーチする機能、または、無線系システムだけをサ
ーチする機能が備わっていればよく、幹線系システムと
契約している利用者の携帯電話端末には、幹線系システ
ムを優先してサーチする機能、または、幹線系システム
だけをサーチする機能が備わっていればよい。
【0008】つまり、各システムの運営地域構成が図7
に示すように規則的であるため、携帯電話端末におい
て、利用者が契約した系列の無線通信システムを優先し
てサーチするかまたはその系列の無線通信システムだけ
をサーチするかの機能設定をユーザー自らの操作(例え
ばキー操作)によって行なえるようになっていればよ
く、さらに言えば、利用者が契約した系列の無線通信シ
ステムを優先してサーチするような設定を一度行なえ
ば、二度と設定を変更しなくても常に利用者にとって有
利なシステムを選択することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、携帯
電話の需要の増加に伴い、無線通信システムの利用地域
が拡大すると同時に無線通信システムの数自体も増加の
一途をたどり、無線通信システムどうしの過当競争も激
しくなっている。このような無線通信システムの拡大,
増加や過当競争の影響もあって、従来のような無線系,
幹線系といった無線通信システムの系列の区分けは乱
れ、同一の企業が、ある地域では前述の無線系システム
と同一のキャリア周波数の無線通信システムを、また、
ある地域では前述の幹線系システムと同一のキャリア周
波数の無線通信システムを運営するといった形態(後述
する図8参照)が発生し、従来の携帯電話端末に備えら
れていた無線通信システムのサーチ機能では、そのよう
な状況に対応できない。このため、利用者自ら無線通信
システムの配置を理解した上で、携帯電話端末を使用す
る場所に応じ、携帯電話端末のもつ選択機能を駆使して
サーチ基準を設定・変更できるようにすることが望まれ
ている。
【0010】また、同系列の無線通信システムが隣接す
る状況になるに到っては、従来、同一地域に2社しか存
在しなかった無線通信システムが、重複により3社以上
存在することがある。このような状況においては、AM
PS仕様の携帯電話端末では電波(電界)の強い無線通
信システムから優先してサーチしアクセスするようにな
っているため、電波状態によっては、利用者にとって最
良の無線通信システム(つまり使用料金上最も有利な無
線通信システム)とアクセスできない事態が発生し、最
悪の場合、利用者が契約した地域(自宅)にいたとして
もホームシステムとさえアクセスできないという事態さ
え発生している。
【0011】例えば、図8により、同系列の無線通信シ
ステムが隣接し、同一の企業が異なる系列の無線通信シ
ステムを運営する状況について図示し、さらに利用者が
ホームシステムである地域にいながらそのホームシステ
ムとアクセスできない状況について具体的に説明する。
なお、図8においても、図7と同様に、破線で囲む領域
は無線系システムを配置された地域であり、実線で囲む
領域は幹線系システムを配置された地域である。
【0012】図8において、201はF社の運営する無
線系システムを配置された地域、202は地域201に
隣接する地域であってG社の運営する無線系システムを
配置された地域、203は地域202に隣接する地域で
あってH社の運営する無線系システムを配置された地
域、204は地域202および203に隣接する地域で
あってI社の運営する無線系システムを配置された地
域、205は地域201とほぼ同一地域であってI社の
運営する幹線系システムを配置された地域、206は地
域202とほぼ同一地域であってF社の運営する幹線系
システムを配置された地域、207は地域203にほぼ
重複する地域であってJ社の運営する幹線系システムを
配置された地域である。
【0013】図8に示すように各システムの運営が行な
われている場合に、例えば、地域201でF社が運営す
る無線系システムと契約したある携帯電話端末利用者
が、図8に示す地域201と202とのほぼ境界上の位
置Pにおいてアクセスしたとする。このとき、位置Pで
は、F社の運営する無線系システムのみならず、G社の
運営する無線系システム(地域202)およびI社の運
営する幹線系システム(地域205)が重複して存在す
るが、地域201の無線系システムをホームシステムと
する当該利用者にとっては、当然、ホームシステムであ
る地域201の無線系システムをサーチしてアクセスす
ることが最良つまり使用料金上最も有利な選択となる。
【0014】しかし、AMPS仕様の携帯電話端末で
は、前述した通り電波(電界)の強い無線通信システム
無線通信システムから優先してサーチしアクセスするの
で、利用者が契約した系列の無線通信システム(ここで
は無線系システム)を優先してサーチしたとしても、電
波状態によっては、ホームシステムである地域201で
F社が運営する無線系システムの電波よりも地域202
でG社の運営する無線系システムの電波の方が強くなっ
てしまい、利用者がホームシステムのある地域201に
いるにもかかわらず、ホームシステムでないG社の運営
する無線系システムをサーチしてアクセスしまう事態が
生じている。
【0015】さらに、最近では、ユーザーの獲得競争の
激化から、ロームシステム〔利用者が契約した無線通信
システムの系列(キャリア周波数)とは異なる系列の無
線通信システム〕においてもホームシステムと同様の低
料金でサービスを受けることができる無線通信システム
も現れ、携帯電話端末側の無線通信システムサーチ機能
の充実が強く望まれてきている。
【0016】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、利用者にとってより有利な無線通信システム
から順にサーチできるようにして、無線通信システムの
系列の乱れや、同系列システムの隣接に伴うシステム選
択の問題を解消し、経済性に優れた無線通信システムの
サーチ方式を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信システ
ムのサーチ方式は、キャリア周波数の異なる複数の無線
通信システムが同一地域内に重複して存在する場合に、
もしくは、キャリア周波数の異なる複数の無線通信シス
テムが重複して存在するとともに同一キャリア周波数の
無線通信システムであっても地域によって異なる運営系
統により隣接して運営されている場合に、携帯電話端末
が複数の無線通信システムのうちの一つを選択するに際
して適用されるものである。
【0018】そして、図1は本発明の原理説明図で、こ
の図1に示すように、複数の無線通信システムの選択優
先順位を携帯電話端末に予め登録した後(ステップS
1)、まず、携帯電話端末が予め契約した所定キャリア
周波数,所定地域のホーム無線通信システムをサーチし
(ステップS2)、ホーム無線通信システムをサーチで
きた場合(ステップS3にてYESと判定された場
合)、当該ホーム無線通信システムとアクセスするまで
待ち受け状態に移行する(ステップS8)。
【0019】ホーム無線通信システムをサーチできない
場合(ステップS3にてNOと判定された場合)、携帯
電話端末に予め登録された選択優先順位に従って複数の
無線通信システムを順次サーチする(ステップS4)。
なお、ステップS4において、選択優先順位に従って複
数の無線通信システムを順次サーチするに際しては、ホ
ーム無線通信システムの所定キャリア周波数とは異なる
キャリア周波数の無線通信システムを優先的にサーチす
る。ステップS4によるサーチの結果、該当する無線通
信システムをサーチできた場合(ステップS5にてYE
Sと判定された場合)、当該無線通信システムとアクセ
スするまで待ち受け状態に移行する(ステップS8)。
【0020】一方、選択優先順位に従って複数の無線通
信システムを順次サーチしても該当する無線通信システ
ムをサーチできない場合(ステップS5にてNOと判定
された場合)、ホーム無線通信システムの所定キャリア
周波数と同一キャリア周波数の無線通信システムを優先
的にサーチし(ステップS6)、このステップS6のサ
ーチによって該当する無線通信システムをサーチできた
場合(ステップS7にてYESと判定された場合)、当
該無線通信システムとアクセスするまで待ち受け状態に
移行する(ステップS8)。
【0021】なお、ステップS1において登録される無
線通信システムの選択優先順位は、携帯電話端末にとっ
て有利な回線使用料金に従って決定することが好まし
く、また、本発明においては、携帯電話端末の本体に、
複数の無線通信システムの選択優先順位を携帯電話端末
に登録するための選択優先順位登録手段がそなえられて
いる。
【0022】また、選択優先順位登録手段による選択優
先順位の登録操作は、携帯電話端末にそなえられるキー
を操作して、登録すべき無線通信システムのID番号と
その選択優先順位とを入力することにより行なわれ、こ
のような登録操作にて入力された無線通信システムのI
D番号を同時入力の選択優先順位に従って格納する記憶
手段が、選択優先順位登録手段にそなえられるようにな
っている。
【0023】
【作用】上述の本発明の無線通信システムのサーチ方式
では、図1に示すように、無線通信システムの選択優先
順位を予め登録しておいた状態で、まず第一に、受信で
きうる全ての無線通信システムの中から当該携帯電話端
末のホーム無線通信システムを探し出している(ステッ
プS2)。
【0024】通常、AMPS仕様では電波の強い無線通
信システムから優先してサーチしアクセスするようにな
っているため、無線通信システムの隣接によって同一地
域に複数の無線通信システムが重複する場合、ホーム無
線通信システムの電波が弱ければ、従来、携帯電話端末
が、ホーム無線通信システムの配置地域に存在したとし
ても、そのホーム無線通信システムとアクセスできない
事態が発生していたが、ステップS2のように受信可能
な全ての無線通信システムの中から当該携帯電話端末の
ホーム無線通信システムを探し出すことで、上述の事態
を回避することができる。
【0025】また、本発明では、ホーム無線通信システ
ムをサーチできなかった場合には、利用者の要求や当該
携帯電話端末を使用する地域などに応じて適宜登録した
選択優先順位に従い、無線通信システムのサーチが行な
われる(ステップS4)。このとき、携帯電話端末にと
ってはそのホーム無線通信システムとアクセスすること
が回線使用料金上有利であるが、そのホーム無線通信シ
ステムをサーチできなかった場合、携帯電話端末にとっ
て有利な回線使用料金に従って選択優先順位を登録して
おくことにより、料金的に有利な無線通信システムから
順にサーチされることになる。
【0026】さらに、ホーム無線通信システムの配置地
域外に携帯電話端末が存在する場合、近年の各無線通信
システムどうしの過当競争の影響から、ホーム無線通信
システムの所定キャリア周波数とは異なるキャリア周波
数の無線通信システムの方が料金的に有利な場合が多い
ため、本発明では、ステップS4による選択優先順位に
従ったサーチに際し、ホーム無線通信システムの所定キ
ャリア周波数とは異なるキャリア周波数の無線通信シス
テムを優先的にサーチすることにより、当該携帯電話端
末にとって料金的に有利な無線通信システムをサーチす
るまでの時間をより短縮することができる。
【0027】一方、本発明では、携帯電話端末の本体に
そなえられた選択優先順位登録手段により、携帯電話端
末にそなえられるキーを操作して登録すべき無線通信シ
ステムのID番号とその選択優先順位とを入力し、その
ID番号を同時入力の選択優先順位に従って記憶手段に
格納することで、利用者の要求や当該携帯電話端末を使
用する地域などに応じた最適な選択優先順位を、携帯電
話端末に常時登録しておくことができる。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、本実施例においても、図8にて示した無線
通信システムの運営地域の配置構成例のごとく、キャリ
ア周波数の異なる2種類の系列の無線通信システム(無
線系システムおよび幹線系システム)が重複して存在
し、同一キャリア周波数の無線通信システム(無線系シ
ステムまたは幹線系システム)であっても地域によって
異なる会社(運営系統)により隣接・運営されるほか、
さらには同一の企業が異なる系列の無線通信システムを
運営する状況で、携帯電話端末により複数の無線通信シ
ステムのうちの一つを選択する場合について説明する。
【0029】また、本実施例の詳細な説明に先立ち、本
実施例における各種システムの呼び名,本実施例におけ
る選択優先順位の決定基準,および利用料金(回線使用
料金)の体系について以下に説明しておく。本実施例の
無線通信システムとしては、前述の通りキャリア周波数
の異なる無線系システムと幹線系システムとの2タイプ
があり、携帯電話端末が予め契約したタイプ(所定キャ
リア周波数)のシステムをホームタイプと呼び、その携
帯電話端末にとって契約以外のシステムをロームタイプ
と呼ぶ。つまり、無線系システムと契約した携帯電話端
末にとっては、無線系システムがホームタイプ、幹線系
システムがロームタイプとなる。なお、本実施例では、
以下、携帯電話端末のホームタイプは無線系システムで
あるものとする。
【0030】また、通常、携帯電話端末は、無線通信シ
ステムのタイプ(所定キャリア周波数)とともに地域
(例えば図8の地域201)についても予め契約する
が、その契約地域におけるホームタイプの無線通信シス
テムをホームタイプ/ホームもしくはホームシステム
(ホーム無線通信システム)と呼び、その契約地域にお
けるロームタイプの無線通信システムをロームタイプ/
ホームと呼ぶ。さらに、その契約以外の地域におけるホ
ームタイプをホームタイプ/ロームと呼び、その契約以
外の地域におけるロームタイプをロームタイプ/ローム
と呼ぶ。
【0031】一方、本実施例では、次のような基準によ
り区分けされる第1システム群と第2システム群との2
つのグループに無線通信システムを登録することで、優
先順位の高い第1システム群と、これに続いて優先順位
の高い第2システム群との2つの選択優先順位に決定・
区分されるようになっている。ここで、第1システム群
への登録決定基準は、ホームシステムではないが、各シ
ステムの運営系統(会社)の提携等によりホームシステ
ムと同一回線使用料金で通信サービスが受けられるシス
テムであることとし、第2システム群への登録決定基準
は、第1システム群と同様、各システムの運営系統(会
社)の提携等によりホームシステムに次いで低い回線使
用料金で通信サービスを受けられるシステム(ロームタ
イプ/ロームである場合が多い)であることとしてい
る。
【0032】そして、回線使用料金の体系(高低関係)
としては、従来、前述したシステム名を用いると、ホー
ムシステム<ホームタイプ/ローム<ロームタイプ/ホ
ームまたはロームタイプ/ロームという順位が成り立っ
ていたが、本実施例において上述したような選択優先順
位つまり第1システム群および第2システム群を導入す
ると、ホームシステム<第1システム群<第2システム
群またはホームタイプ/ローム<ロームタイプ/ホーム
またはロームタイプ/ロームという順位が成り立つこと
になる。本実施例では、後述の順位に従って無線通信シ
ステムのサーチを行ない、利用者の操作によらず最良の
システム(回線使用料金上最も有利なシステム)を優先
的に選択できるようにしている。
【0033】さて、図4〜6により本実施例で使用され
る携帯電話端末の構成について説明すると、図4はその
外観を示す斜視図、図5はその一般的な構成を示すブロ
ック図、図6はそのサーチ機能および登録機能に係わる
構成を機能的に示すブロック図である。まず、図4にお
いて、1は本実施例の携帯電話端末、2はキーボード部
で、このキーボード部2には、各種情報を入力するため
の#キー,*キーを含むテンキー群2aと、後述するシ
ステムID登録時に操作されるモード切替キー,ストア
キー等を含むファンクションキー群2bとがそなえられ
ている。3はアンテナ、4はスピーカ(レシーバ)、5
はマイク、6はキーボード部2での操作情報等を表示す
るディスプレイである。
【0034】また、図5において、7はアンテナ3と接
続され各無線通信システムによる電波の授受を行なう送
受信機、8は通話時に送受信機7により受信した音声信
号を復調してスピーカ4へ出力する一方でマイク5から
の音声信号を変調して送受信機7から送信するためのベ
ースバンド回路である。9は携帯電話端末1の主要機能
(通信シーケンス,各種ユーザ機能)を司る第1マイク
ロコンピュータ、10はこの第1マイクロコンピュータ
9とキーボード部2,ディスプレイ6との間に介装され
携帯電話端末1のマンマシンインターフェイス機能(キ
ー監視,表示制御)を司る第2マイクロコンピュータで
ある。
【0035】11は通信シーケンス,各種ユーザ機能等
の処理プログラム(本実施例のサーチ方式を実施するに
当たって必要な処理プログラムを含む)を格納するRO
M、12は第1マイクロコンピュータ9が動作するに当
たって必要となるRAM、13はEEPROM(記憶手
段)で、このEEPROM13には、使用頻度の高いダ
イヤル番号や、携帯電話端末1が契約しているホームシ
ステムのシステムID番号(以下、SIDということも
ある)や、前述した第1システム群および第2システム
群にそれぞれ登録された各無線通信システムのSIDが
予め格納されている。なお、図5中、キーボード部2と
しては、テンキー群2aのみ図示され、ファンクション
キー群2bの図示は省略されている。
【0036】さらに、本実施例の携帯電話端末1におけ
るサーチ機能および登録機能に係わる構成を図6により
説明すると、この図6において、14はSID書込手段
で、このSID書込手段14は、携帯電話端末1のキー
ボード部2におけるテンキー群2aおよびファンクショ
ンキー群2bを後述するごとく操作することにより入力
された登録すべきSIDを、同時に入力される選択優先
順位(第1システム群または第2システムのいずれに属
するか)に従ってEEPROM13に書き込むためのも
ので、キーボード部2,第2マイクロコンピュータ1
0,SID書込手段14およびEEPROM13によ
り、無線通信システムの選択優先順位を携帯電話端末1
に登録するための選択優先順位登録手段が構成されてい
る。
【0037】また、15はEEPROM13から格納さ
れているSIDをホームシステム,第1システム群,第
2システム群の順で読み出すためのSID読出手段、1
6はSID照合手段で、このSID照合手段16は、送
受信機7により受信されて得られた外部からの各無線通
信システムのSIDと、SID読出手段15によって読
み出されたSIDとを照合し、該当する無線通信システ
ムをサーチしたか否かを判定するためのものである。1
7は照合手段16により該当する無線通信システムをサ
ーチしたと判定された場合に当該無線通信システムに対
するアクセス指令を出力するアクセス指令出力手段であ
る。
【0038】次に、図2,図3により、上述のごとく構
成された携帯電話端末1を用いて行なわれる、本実施例
による無線通信システムのサーチ方式について説明す
る。まず、図2により本実施例のサーチ方式の概略的な
流れを説明する。図2に示すように、まず、本実施例の
携帯電話端末1を使用する利用者が、その携帯電話端末
1の使用地域や必要に応じて、無線通信システムの選択
優先順位を第1システム群,第2システム群の2タイプ
に分類し、該当するシステム群に所定の無線通信システ
ムのSIDを登録する(ステップA1)。
【0039】ここで、具体的な登録操作について説明す
ると、まず、携帯電話端末1のキーボード部2における
ファンクションキー群2bのモード切替キーを押下する
ことにより、ディスプレイ6上の表示状態をSIDの登
録操作画面に切り替えてから、登録すべき無線通信シス
テムの5桁もしくは6桁のSIDを携帯電話端末1のキ
ーボード部2におけるテンキー群2aを押下してディス
プレイ6上に表示しながら入力する。そして、ディスプ
レイ6上に表示されたSIDを確認した後、そのSID
は、例えば#キーを押下することにより第1システム群
としてSID書込手段14を介しEEPROM13に登
録される一方、例えば*キーを押下することにより第2
システム群としてSID書込手段14を介しEEPRO
M13に登録されるようになっている。
【0040】なお、SIDは、例えば図7に示すよう
に、無線通信システムのタイプ(キャリア周波数)およ
び地域(運営会社)ごとに決定されており、市販のロー
ミングガイドブックなどに印刷記載され、携帯電話端末
1の利用者は、新たな地域へ移動する度に、もしくは、
移動すると分かっている全地域について、前述のローミ
ングガイドブックを参照しながら、所定システム群への
SID登録を行なう。
【0041】上述のように利用者の要求に従って所望の
SIDを所望の選択優先順位でEEPROM13に登録
した後、携帯電話端末1を実際に回線に接続して使用す
る際には、まず第一に、受信できうる全ての無線通信シ
ステムの中から携帯電話端末1のホームシステムをサー
チする(ステップA2)。つまり、SID読出手段15
によりEEPROM13からホームシステムについての
SIDを読み出すとともに、送受信機7により受信可能
な全ての電波から各電波が保持するSIDを解読し、そ
の受信SIDとEEPROM13からのホームシステム
のSIDとをSID照合手段16において照合しなが
ら、携帯電話端末1のホームシステムを探し出してい
る。なお、一般に、無線通信システムは、絶えず自シス
テムのID(SID)を含んだ情報を流しており、ま
た、携帯電話端末1も、自分が契約しているホームシス
テムのSIDをEEPROM13等に保持しているの
で、上述のようなホームシステムのサーチは、従来手法
を逸脱することなく、追加のみによって容易に対応する
ことができる。
【0042】SID照合手段16による照合の結果、受
信SIDとホームシステムのSIDとが一致し、ホーム
システムをサーチできた場合(ステップA3にてYES
と判定された場合)、アクセス指令出力手段17からア
クセス指令が出力され、携帯電話端末1がホームシステ
ムとアクセスするまで待ち受け状態に移行する(ステッ
プA10)。
【0043】SID照合手段16による照合の結果、ホ
ームシステムのSIDと一致する受信SIDがなく、ホ
ームシステムをサーチできなかった場合(ステップA3
にてNOと判定された場合)には、ホームシステムと同
一の回線使用料金で通信サービスを受けられる第1シス
テム群をサーチし(ステップA4)、第1システム群を
サーチできなかった場合(ステップA5にてNOと判定
された場合)には、さらに第2システム群をサーチする
(ステップA6)。
【0044】ステップA4,ステップA6におけるサー
チ時も、ホームシステムのサーチ時と同様に、SID読
出手段15によりEEPROM13から第1システム群
あるいは第2システム群に属する無線通信システムにつ
いてのSIDを読み出すとともに、送受信機7により受
信した電波が保持するSIDを解読し、その受信SID
とEEPROM13からのSIDとをSID照合手段1
6において照合して、第1システム群もしくは第2シス
テム群に属する無線通信システムを探し出している。
【0045】そして、第1システム群をサーチできた場
合(ステップA5にてYESと判定された場合)、また
は、第2システム群をサーチできた場合(ステップA7
にてYESと判定された場合)、アクセス指令出力手段
17からアクセス指令が出力され、携帯電話端末1が第
1システム群もしくは第2システム群に属する無線通信
システムとアクセスするまで待ち受け状態に移行する
(ステップA10)。
【0046】一方、第2システム群もサーチできなかっ
た場合(ステップA7にてNOと判定された場合)に
は、従来と同様のサーチ処理に移行する(ステップA
8)。このサーチ処理では、例えば、従来技術において
前述した理由により、携帯電話端末1のホームタイプの
無線通信システム(ここでは無線系システム)優先的に
サーチし、ステップA8のサーチ処理によって無線系シ
ステム(場合によっては幹線系システム)をサーチでき
た場合(ステップA9にてYESと判定された場合)、
アクセス指令出力手段17からアクセス指令が出力さ
れ、携帯電話端末1が当該無線通信システムとアクセス
するまで待ち受け状態に移行する(ステップA10)。
【0047】ついで、図3により、利用者の要求に従う
所望のSIDを所望の選択優先順位で登録した後の本実
施例のサーチ処理動作について、より具体的に且つ詳細
に説明する。図3に示すように、携帯電話端末1のパワ
ーをオンすると、まず第一に、受信可能な全ての無線通
信システムの中から携帯電話端末1のホームシステムを
探し出すことを行なう(ホームシステムのサーチ処理C
1)。つまり、図2のステップA2,A3と同様の処理
によりホームシステムが有ったか否かの判定を行なう
(ステップB1,B2)。
【0048】ここで、図3中に示す各サーチ処理C1〜
C3は、いずれも、初期化部(Initialization)とページ
ングチャネル選択部(P-CH Selection)との2層に分けら
れ、各層でホームシステムの有無,データ受信の有無を
判定しているが、これは、携帯電話端末1が自動車電話
端末であるような場合、その端末1の位置が短時間で大
きく変化し、無線通信システムによる受信状態も大きく
変化する場合もあるので、確認の意味で2度にわたって
同じ判定を行なうようにしている。
【0049】さて、ステップB1,B2によりホームシ
ステムが有ったと判定された場合には、待ち受け状態に
入るが、ステップB1,B2によりホームシステムが無
かったと判定された場合には、ホームシステムのサーチ
処理C1を終了し、ロームタイプのシステム(本実施例
では幹線系システム)について、第1システム群,第2
システム群に属するもののサーチ処理C2を行なう。
【0050】このとき、携帯電話端末1はホームシステ
ムをサーチできない地域つまりホームシステムの配置地
域外に存在しているものと考えられ、このような場合、
近年の各無線通信システムどうしの過当競争の影響か
ら、ホームタイプとは異なるロームタイプのシステム
(本実施例では幹線系システム)の方が料金的に有利な
場合が多いため、本実施例でも、サーチ処理C2につい
てはロームタイプのシステムについて優先的にサーチ処
理C2を行なっている。これにより、待ち受けする無線
通信システムが決定するまでの間、つまり利用者が携帯
電話端末1を利用できない時間をできるだけ短くするこ
とができる。
【0051】さて、サーチ処理C2では、ロームタイプ
のシステムからのデータ受信が有ったか否かを判定し
(ステップB3,B4)、いずれのステップB3,B4
によってもデータ受信が有ったと判定された場合には、
図2のステップA4〜A7と同様の処理により、その受
信データが、ホームシステムと同一の回線使用料金で通
信サービスを受けられる第1システム群に該当するか否
かを判定し(ステップB5)、該当した場合には待ち受
け状態に移行する一方、該当しなかった場合にはその受
信データが、第2システム群に該当するか否かを判定す
る(ステップB6)。
【0052】このステップB6の判定の結果、第2シス
テム群に該当する場合には待ち受け状態に移行するが、
該当しなかった場合、または、ステップB3,B4によ
りロームタイプのシステムからのデータ受信が無かった
と判定された場合には、サーチ処理C2を終了し、サー
チ処理C3によりホームタイプのシステムを優先的にサ
ーチする。
【0053】このサーチ処理C3は、基本的には従来の
サーチ処理と同様のもので、従来技術において前述した
理由により、携帯電話端末1のホームタイプである無線
系システム)優先的にサーチするようになっている。こ
のサーチ処理C3では、まず、ホームタイプのシステム
からのデータ受信が有ったか否かを判定し(ステップB
7,B8)、いずれのステップB7,B8によってもデ
ータ受信が有ったと判定された場合には、図2のステッ
プA4〜A7と同様の処理により、その受信データが、
ホームシステムと同一の回線使用料金で通信サービスを
受けられる第1システム群に該当するか否かを判定し
(ステップB9)、該当した場合には後述のステップB
11へ移行する一方、該当しなかった場合には、さら
に、その受信データが、第2システム群に該当するか否
かを判定し(ステップB10)、該当する場合には後述
のステップB11へ移行する。
【0054】ステップB11では、受信データがインヒ
ビットシステム(禁止システム)に該当するか否かを判
定する。このインヒビットシステムは、回線使用料金が
極めて高い等の理由により使用しないシステムとして予
めEEPROM13等に登録されるもので、最終的にス
テップB11により受信データがインヒビットシステム
に該当しないと判定された場合には待ち受け状態に移行
する。
【0055】ステップB11にてインヒビットシステム
に該当すると判定された場合、ステップB7,B8によ
りデータ受信が無かったと判定された場合、または、ス
テップB10により第2システム群に該当しないと判定
された場合には、サーチ処理対象をホームタイプからロ
ームタイプのものに切り替え(ステップB12)、ロー
ムタイプのシステムからのデータ受信が有ったか否かを
判定し(ステップB13,B8)、以降、適当な無線通
信システムがサーチされるまで、ステップB12により
ホームタイプ/ロームタイプの切替を行ないながら、ス
テップB13およびステップB8〜11の処理を繰り返
す。
【0056】このように、本実施例のサーチ方式によれ
ば、利用者,システム側の要求する携帯電話端末1にお
けるシステムサーチ機能が十分に拡充され、携帯電話端
末1に利用者の要求に応じた選択優先順位に従ってSI
Dを任意に登録することができる。従って、利用者にと
ってより有利な無線通信システムから順にサーチでき、
無線通信システムの系列の乱れを解消できるだけでな
く、経済性の面においても極めて優れている。
【0057】また、前述したように、AMPS仕様では
電波の強い無線通信システムから優先してサーチしアク
セスするようになっているため、無線通信システムの隣
接によって同一地域に複数の無線通信システムが重複す
る場合、ホームシステムの電波が弱ければ、携帯電話端
末1がホームシステムの配置地域に存在したとしても、
そのホームシステムとアクセスできない事態が従来は発
生していたが、図2のステップA2,図3のサーチ処理
C1のように受信可能な全ての無線通信システムの中か
ら携帯電話端末1のホームシステムを探し出すことで、
上述の事態を回避でき、同系列システムの隣接に伴うシ
ステム選択の問題を解消することができる。
【0058】さらに、ホームシステムの配置地域外に携
帯電話端末1が存在する場合、近年の各無線通信システ
ムどうしの過当競争の影響から、ロームタイプの無線通
信システムの方が料金的に有利な場合が多いため、図3
のサーチ処理C2に示すごとく、ロームタイプの無線通
信システムを優先的にサーチすることにより、携帯電話
端末1にとって料金的に有利な無線通信システムをサー
チするまでの時間を大幅に短縮できる効果もある。
【0059】なお、上述した実施例では、無線通信シス
テムとして無線系のものと幹線系のものとの2種類、つ
まり異なるキャリア周波数の2つの無線通信システムが
重複して存在する場合について説明したが、本発明の方
式はこれに限定されるものではない。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の無線通信
システムのサーチ方式によれば、複数の無線通信システ
ムの選択優先順位を携帯電話端末に予め登録した後、ま
ず、携帯電話端末のホーム無線通信システムをサーチし
てから、ホーム無線通信システムをサーチできない場
合、携帯電話端末に予め登録された選択優先順位に従っ
て複数の無線通信システムを順次サーチするという極め
て簡素な構成により、利用者にとってより有利な無線通
信システムから順にサーチでき、無線通信システムの系
列の乱れや、同系列システムの隣接に伴うシステム選択
の問題を解消できるだけでなく、経済性の面においても
極めて優れたサーチ方式を提供できる効果がある。
【0061】また、選択優先順位に従って順次サーチす
るに際し、ホーム無線通信システムの所定キャリア周波
数とは異なるキャリア周波数の無線通信システムを優先
的にサーチすることにより、当該携帯電話端末にとって
有利な無線通信システムをサーチするまでの時間が大幅
に短縮される効果もある。同様に、選択優先順位に従っ
て順次サーチしても該当する無線通信システムをサーチ
できない場合、ホーム無線通信システムの所定キャリア
周波数と同一キャリア周波数の無線通信システムを優先
的にサーチすることにより、やはり当該携帯電話端末に
とって有利な無線通信システムをサーチするまでの時間
を短縮することがでる。
【0062】さらに、選択優先順位を、携帯電話端末に
とって有利な回線使用料金に従って決定することによ
り、料金的に有利な無線通信システムから順にサーチさ
れ経済的な効果は極めて大きい。またさらに、本発明の
方式によれば、携帯電話端末の本体にそなえられた選択
優先順位登録手段により、携帯電話端末にそなえられる
キーを操作して登録すべき無線通信システムのID番号
とその選択優先順位とを入力し、そのID番号を同時入
力の選択優先順位に従って記憶手段に格納することがで
きるので、利用者の要求や当該携帯電話端末を使用する
地域などに応じた最適な選択優先順位を、携帯電話端末
に任意に登録することができ、携帯電話端末の利用者が
広範に移動するような場合にも容易に対応することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】本実施例の動作をより詳細に説明するためのフ
ローチャートである。
【図4】本実施例における携帯電話端末の外観を示す斜
視図である。
【図5】本実施例における携帯電話端末の一般的な構成
を示すブロック図である。
【図6】本実施例における携帯電話端末のサーチ機能お
よび登録機能に係わる構成を機能的に示すブロック図で
ある。
【図7】無線通信システムの運営地域の配置構成の一例
を示す図である。
【図8】無線通信システムの運営地域の配置構成の他例
を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話端末 2 キーボード部 2a テンキー群 2b ファンクションキー群 3 アンテナ 4 スピーカ(レシーバ) 5 マイク 6 ディスプレイ 7 送受信機 8 ベースバンド回路 9 第1マイクロコンピュータ 10 第2マイクロコンピュータ 11 ROM 12 RAM 13 EEPROM(記憶手段) 14 SID書込手段 15 SID読出手段 16 SID照合手段 17 アクセス指令出力手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリア周波数の異なる複数の無線通信
    システムが同一地域内に重複して存在する場合に、携帯
    電話端末(1)が該複数の無線通信システムのうちの一
    つを選択するに際して、 該複数の無線通信システムの選択優先順位を該携帯電話
    端末(1)に予め登録した後、 まず、該携帯電話端末(1)が予め契約した所定キャリ
    ア周波数のホーム無線通信システムをサーチし、 該ホーム無線通信システムをサーチできない場合、該携
    帯電話端末(1)に予め登録された該選択優先順位に従
    って該複数の無線通信システムを順次サーチすることを
    特徴とする、無線通信システムのサーチ方式。
  2. 【請求項2】 キャリア周波数の異なる複数の無線通信
    システムが重複して存在するとともに同一キャリア周波
    数の無線通信システムであっても地域によって異なる運
    営系統により隣接して運営されている場合に、携帯電話
    端末(1)が該複数の無線通信システムのうちの一つを
    選択するに際して、 該複数の無線通信システムの選択優先順位を該携帯電話
    端末(1)に予め登録した後、 まず、該携帯電話端末(1)が予め契約した所定キャリ
    ア周波数,所定地域のホーム無線通信システムをサーチ
    し、 該ホーム無線通信システムをサーチできない場合、該携
    帯電話端末(1)に予め登録された該選択優先順位に従
    って該複数の無線通信システムを順次サーチすることを
    特徴とする、無線通信システムのサーチ方式。
  3. 【請求項3】 該選択優先順位に従って該複数の無線通
    信システムを順次サーチするに際し、該ホーム無線通信
    システムの所定キャリア周波数とは異なるキャリア周波
    数の無線通信システムを優先的にサーチすることを特徴
    とする、請求項1または2記載の無線通信システムのサ
    ーチ方式。
  4. 【請求項4】 該選択優先順位に従って該複数の無線通
    信システムを順次サーチしても該当する無線通信システ
    ムをサーチできない場合、該ホーム無線通信システムの
    所定キャリア周波数と同一キャリア周波数の無線通信シ
    ステムを優先的にサーチすることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の無線通信システムのサーチ方
    式。
  5. 【請求項5】 該選択優先順位が、該携帯電話端末
    (1)にとって有利な回線使用料金に従って決定されて
    いることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載
    の無線通信システムのサーチ方式。
  6. 【請求項6】 該複数の無線通信システムの選択優先順
    位を該携帯電話端末(1)に登録するための選択優先順
    位登録手段が、該携帯電話端末(1)の本体にそなえら
    れていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに
    記載の無線通信システムのサーチ方式。
  7. 【請求項7】 該選択優先順位登録手段による該選択優
    先順位の登録操作が、該携帯電話端末(1)にそなえら
    れるキー(2)を操作して、登録すべき無線通信システ
    ムのID番号とその選択優先順位とを入力することによ
    り行なわれることを特徴とする、請求項6記載の無線通
    信システムのサーチ方式。
  8. 【請求項8】 該登録操作にて入力された無線通信シス
    テムのID番号を同時入力の選択優先順位に従って格納
    する記憶手段(13)が、該選択優先順位登録手段にそ
    なえられていることを特徴とする、請求項7記載の無線
    通信システムのサーチ方式。
JP4341770A 1992-12-22 1992-12-22 無線通信システムのサーチ方式 Expired - Lifetime JP2908950B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4341770A JP2908950B2 (ja) 1992-12-22 1992-12-22 無線通信システムのサーチ方式
US08/870,265 US6374106B2 (en) 1992-12-22 1997-06-06 Radio communication system searching method
US10/121,730 US6754491B2 (en) 1992-12-22 2002-04-15 Radio communication system searching method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4341770A JP2908950B2 (ja) 1992-12-22 1992-12-22 無線通信システムのサーチ方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06188830A JPH06188830A (ja) 1994-07-08
JP2908950B2 true JP2908950B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=18348634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4341770A Expired - Lifetime JP2908950B2 (ja) 1992-12-22 1992-12-22 無線通信システムのサーチ方式

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6374106B2 (ja)
JP (1) JP2908950B2 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2908950B2 (ja) * 1992-12-22 1999-06-23 富士通株式会社 無線通信システムのサーチ方式
JP2581445B2 (ja) * 1994-04-28 1997-02-12 日本電気株式会社 セルラー電話装置
JP3240892B2 (ja) * 1995-11-06 2001-12-25 日本電信電話株式会社 データ送受信方法およびこの方法を実施する装置
US6418318B1 (en) * 1995-12-12 2002-07-09 At&T Wireless Services, Inc. Method for selecting a preferable wireless communications service provider in a multi-service provider environment
US6195532B1 (en) 1996-06-28 2001-02-27 At&T Wireless Srcs. Inc. Method for categorization of multiple providers in a wireless communications service environment
JP3286939B2 (ja) 1998-12-17 2002-05-27 富士通株式会社 移動通信システムにおける移動局の加入者データ収容制御方法及び装置
FI120478B (fi) * 2000-02-24 2009-10-30 Nokia Corp Menetelmä ja laitteisto tietoliikenneverkkoon liittymiseksi
US7962135B2 (en) * 2002-01-10 2011-06-14 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for efficient selection and acquisition of a wireless communications system
EP1463361A3 (en) * 2003-03-24 2008-06-18 Nec Corporation Mobile phone and method for connecting to a preferred communication system among a plurality of communication systems with different radio frequency bands
US20040224684A1 (en) * 2003-05-07 2004-11-11 Dorsey Donald A. Method for a radiotelephone to search for higher priority networks
US20040253952A1 (en) * 2003-06-10 2004-12-16 Rager Kent D. Communications service searching in multi-band wireless communications devices and methods
EP1881716B1 (en) * 2003-11-13 2017-09-13 BlackBerry Limited Network selection methods and apparatus with home network prioritization after network signal recovery or power-on
ES2335885T3 (es) * 2003-11-13 2010-04-06 Research In Motion Limited Metodos y aparatos de seleccion de red con prioridad de red local en las regiones fronterizas del pais.
ATE379934T1 (de) 2003-11-13 2007-12-15 Research In Motion Ltd Netzwerkauswahlverfahren und gerät mit heimnetzwerk priorisierung nach einer netzwerksignalrückgewinnung oder nach dem einschalten
CN101103645B (zh) 2005-01-17 2011-07-13 富士通株式会社 信息处理装置、便携终端装置及其漫游信息处理方法
JP4585400B2 (ja) * 2005-07-26 2010-11-24 京セラ株式会社 携帯電話機
US8045981B2 (en) * 2005-08-18 2011-10-25 Qualcomm Incorporated System search to detect for a wireless communication network in a crowded frequency band
GB2433377A (en) * 2005-12-13 2007-06-20 Nec Technologies Mobile radio communications device configuration
JP4795033B2 (ja) * 2006-01-30 2011-10-19 京セラ株式会社 無線通信装置及び無線通信方法
ES2422908T3 (es) * 2006-02-13 2013-09-16 Blackberry Limited Método y aparato para seleccionar una red de comunicación inalámbrica en una estación móvil
GB0608841D0 (en) * 2006-05-04 2006-06-14 Isis Innovation Scanner system and method for scanning
JP4681514B2 (ja) * 2006-07-11 2011-05-11 ソフトバンクモバイル株式会社 移動無線端末および通信方式選択方法
JP4872104B2 (ja) * 2007-07-18 2012-02-08 シャープ株式会社 携帯通信端末装置及びその優先ネットワーク設定方法
US8000709B2 (en) * 2008-06-26 2011-08-16 Alcatel Lucent User initiated mobile learning of preferred femtocell
US8599767B2 (en) 2008-06-26 2013-12-03 Netgear, Inc. Method and apparatus for scanning multi-mode wireless communication environments
US8160508B2 (en) * 2008-08-14 2012-04-17 At&T Mobility Ii Llc System and method for operational parameter selection to avoid interference in a wireless communication system
JP5244151B2 (ja) * 2010-05-07 2013-07-24 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 携帯端末装置及び方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1282837C (en) * 1987-03-20 1991-04-09 Tetsuya Hanawa Apparatus for selecting control channel in mobile communication system
DE68912407T2 (de) * 1988-05-30 1994-05-11 Toshiba Kawasaki Kk Funkfernsprechapparat.
US4916728A (en) * 1988-07-25 1990-04-10 Gte Mobilnet Incorporated Cellular telephone unit with prioritized frequency acquisition
US4905301A (en) * 1988-07-28 1990-02-27 Motorola, Inc. Selective system scan for multizone radiotelephone subscriber units
GB2228162B (en) * 1989-02-08 1993-05-19 Philips Electronic Associated Mobile radio transmission system and a mobile station for use in the system
US5020091A (en) * 1989-12-26 1991-05-28 Motorola Inc. Automatic new radiotelephone system registration notification
US5159625A (en) * 1990-10-24 1992-10-27 Gte Mobile Communications Service Corp. Method of selecting the cellular system with which a cellular mobile radiotelephone communicates
CA2064646A1 (en) * 1991-04-02 1992-10-03 Kipling W. Fyfe Automatic number assignment module selection for mobile telephone
US5313653A (en) * 1992-01-30 1994-05-17 Motorola, Inc. Method for a communication unit to maintain a data base of system services
JP2908950B2 (ja) * 1992-12-22 1999-06-23 富士通株式会社 無線通信システムのサーチ方式
US5442806A (en) * 1993-06-08 1995-08-15 Oki Telecom Preferred carrier selection method for selecting any available cellular carrier frequency when neither home nor preferred cellular carrier frequencies are available

Also Published As

Publication number Publication date
US6754491B2 (en) 2004-06-22
US20010029180A1 (en) 2001-10-11
US6374106B2 (en) 2002-04-16
US20020111168A1 (en) 2002-08-15
JPH06188830A (ja) 1994-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2908950B2 (ja) 無線通信システムのサーチ方式
CA1312367C (en) Apparatus for controlling calls in a mobile communication system
EP0852090A1 (en) Automatic prefix dialing systems and methods for mobile radiotelephones
US6108543A (en) Radio communication apparatus connected with a base station used in a service area prior to the others
US6314296B1 (en) Wireless communication system and method of controlling same
EP0661837A1 (en) Mobile radio communication system and fixed and mobile units used therefor
US6704575B1 (en) Cordless telephone set and registration method therefor
US5471643A (en) Radio telecommunication apparatus
JP2001119452A (ja) 無線通信装置
JP3398652B2 (ja) 移動端末
US20020052189A1 (en) Mobile radio communication apparatus
JP3398651B2 (ja) 移動端末
US6205331B1 (en) Memory sharing method for integrated digital cordless telephone and radio paging receiver
JP2907119B2 (ja) 無線電話装置
KR0184470B1 (ko) 이동 무선전화기의 발신 통화 방법
JP3260106B2 (ja) Phs端末
JPH08126053A (ja) 無線電話装置
JP3048765B2 (ja) デジタルコードレス電話機
JP3219622B2 (ja) 移動体通信装置
JPH10224844A (ja) 無線通信システム
KR100216238B1 (ko) 휴대용 통신기기의 서비스 모드 진입방법
GB2396526A (en) Mobile station and method for selecting a radio frequency for call set-up
KR930002771B1 (ko) 무선전화기의 다이얼링방법
JPS5829017B2 (ja) 移動電話機
JP3244455B2 (ja) コードレス電話システムの子機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990323

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 14