JP2908406B1 - 無線電話システム - Google Patents

無線電話システム

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JP2908406B1 JP10029011A JP2901198A JP2908406B1 JP 2908406 B1 JP2908406 B1 JP 2908406B1 JP 10029011 A JP10029011 A JP 10029011A JP 2901198 A JP2901198 A JP 2901198A JP 2908406 B1 JP2908406 B1 JP 2908406B1
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Abstract

【要約】 【課題】 移動電話からの緊急通報時に、通報者が現在
地を的確に把握していない場合や、通報途中で通信困難
となるエリアに進入して突然通話が断たれてしまって
も、その通報者の位置を基地局エリア単位で位置を検出
できるようにする。 【解決手段】 制御局装置S1〜S3において、緊急通
報用番号を識別すると、無線移動局が在圏基地局ゾーン
から他の基地局ゾーンに移動する際に通知する位置登録
情報を付加データとして通信チャネルに乗せて送信す
る。緊急通報受理装置2では、その位置情報をメモリ部
に記憶しておき、どの事業者グループからの通報である
かを識別する。また、その事業者グループ毎で独自に決
定される基地局エリアに対応した地図情報を格納してお
き、データベースで管理された周囲の建物情報を入力す
ることにより詳細位置を検索し、この検索結果を表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線電話システムに
関し、特にディジタル移動通信システムにおける移動電
話機からの緊急通報受理時に通報元の移動電話機が在圏
する基地局エリアを特定する無線電話システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆる携帯電話やPHS(Pe
rsonal HandyphoneSystem)等
の無線電話システムは、コミュニケーションの手段とし
て近年急速に普及している。これらの無線電話システム
は、移動しながら通話できるという特徴がある。
【0003】これらの無線電話システムにおいては、基
地局を所定間隔で無数に設置している。そして、この無
数に設置された基地局夫々で一定のエリア内に在圏して
いる移動電話機との通信をカバーすることによって無線
電話システムを実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、全国
の警察に寄せられる110番通報は増加の一途を辿って
いる。特に、携帯電話等の移動電話機による受理件数
は、前年同期の2倍を超える件数で増加する傾向にあ
る。移動電話機は全国で2千万台を超し、電話機全体の
4分の1を占めるまでになり、併せてそこからの110
番通報も増加している。
【0005】不慣れな土地から警察に通報する場合、そ
の通報者が現在の位置を的確に把握していない状況であ
ることから、その位置の説明が困難であり、通報される
側が戸惑う例も少なくない。また、移動電話機は移動し
ながら通話されることが多い。このため、通報途中で通
信困難となるエリアに進入した場合、突然通話が断たれ
てしまう可能性もある。この場合、通報元の移動機が圏
外に入ってしまった状態ではコールバックを行うことが
不可能である。このため、通報者から位置に関しての情
報を何も得ていない状況で通話断となった場合は、大ま
かな位置すら特定することができないという欠点があ
る。
【0006】ここで、特開平4―295995号公報に
は、カーナビゲーションシステムと電話端末機とをリン
クさせて位置を特定する技術が記載されている。この場
合、カーナビゲーションシステムが常に必要になるとい
う欠点がある。
【0007】また、特開平8―180286号公報に
は、携帯端末において経度、緯度、高度を算出して送信
する技術が記載されている。この場合、経度、緯度、高
度を算出する特殊な装置が必要になるという欠点があ
る。なお、特開平8―50694号公報に記載されてい
る緊急呼出し装置においても、特殊な発信装置を用いな
ければならないという欠点がある。
【0008】さらに、特開平9―54881号公報にお
いては、GPS(Global Positionin
g System)を使用しており、移動電話機の筐体
が大きくなってしまうという欠点がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は緊急通報時に
通報元移動機が自分の現在位置を把握していない場合で
も、その通報元移動機が在圏する基地局エリアを特定し
て通報者の位置を限定することのできる無線電話システ
ムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による無線電話シ
ステムは、通話の際に自局が複数の基地局エリアのうち
のどの基地局エリアに在圏しているかを示す位置情報を
送信する位置情報送信手段を有する無線移動局と、前記
通話の相手先が予め定められた特定相手先であるとき前
記位置情報を記憶する記憶手段と、前記通話の中断に応
答して前記記憶手段の記憶内容に基づいて前記無線移動
局の位置を特定する位置特定手段とを有する基地局と、
を含むことを特徴とする。
【0011】そして、前記位置特定手段は、前記複数の
基地局エリア夫々に存在する建造物の名称を含むデータ
ベースと、外部指令に応答して前記データベースを検索
する検索手段と、この検索結果に応じて前記建造物の所
在を示す地図を表示する表示手段とを更に含むことを特
徴とする。また、前記位置情報送信手段は、無線移動局
が在圏基地局ゾーンから他の基地局ゾーンに移動する際
に通知する位置登録情報を、付加データとして通信チャ
ネルに乗せて送信することを特徴とする。さらに、前記
外部指令は、前記特定相手先のオペレータによって入力
されることを特徴とする。なお前記特定相手先は、警察
又は消防署である。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明による無線電話システムの実
施の一形態を示すブロック図である。同図において、本
発明の無線電話システムは、交換機網Mと、制御装置S
1〜S3と、無線基地局BS1〜BS4とを含んで構成
されており、複数の無線移動局MS1〜MS15からの
送信信号に応答して交換処理を行い、また無線移動局M
S1〜MS15への送信信号に応答して交換処理を行う
ものである。
【0014】各無線基地局BS1〜BS4は夫々カバー
する通信可能エリアが異なる。同図に示されている状態
では、無線基地局BS1がカバーするエリアに無線移動
局MS1〜MS3が、無線基地局BS2がカバーするエ
リアに無線移動局MS4〜MS7が、無線基地局BS3
がカバーするエリアに無線移動局MS7〜MS10が、
無線基地局BS4がカバーするエリアに無線移動局MS
10〜MS15が、夫々在圏している。
【0015】無線基地局BS1〜BS4は、複数の無線
移動局MS1〜MS15と無線回線を介して接続され
る。制御局装置S1〜S3は、無線基地局BS1〜BS
4と複数の有線回線で接続することができる。
【0016】交換機網Mは、局間の交換処理を行う局間
交換機1a〜1cと、これら局間交換機1a〜1cのい
ずれかに接続され各局内での交換処理を行う交換機K1
〜K13と、緊急通報受理装置2とを含んで構成されて
いる。局間交換機1a〜1cは、制御局装置S1〜S3
と複数の有線回線で接続することができる。なお、局間
交換機1aと有線回線で接続することができる交換機K
1が緊急通報受理装置と接続されている。
【0017】各制御局装置S1〜S3は、緊急通報用番
号(警察に通報するための「110」、消防署に通報す
るための「119」)を識別する番号照合部と、この照
合した番号が緊急通報用番号と識別された場合に、固定
移動機が在圏基地局ゾーンを移動する際に通知する位置
登録情報を付加データとして通信チャネルに乗せて送信
するための送信制御部とを含んで構成されているものと
する。ここで、「位置登録情報」は、移動局が在圏す
る、位置登録エリアを識別するための2進数情報や事業
者グループを識別するための2進数情報である。
【0018】図1中の緊急通報受理装置2は、図2に示
されているように、位置登録情報を記憶しておくメモリ
部21と、どの事業者グループからの通報であるかを識
別する事業者特定部22と、その事業者グループ毎で独
自に決定される基地局エリアに対応した地図情報を格納
するデータ部23と、データ部23に格納されているデ
ータを基に基地局エリアを特定する基地局特定部24
と、データベースで管理された周囲の建物情報を入力す
ることにより詳細位置を検索するデータ検索部25と、
前記検索結果を表示する表示部26とを含んで構成され
ている。なお緊急通報受理装置2は、交換機K1と接続
される固定電話の一種として存在することになる。
【0019】かかる構成において、緊急通報を受信した
場合、すなわち110番通報又は119番通報があった
場合、位置登録情報をメモリ部21に記憶する。この記
憶した位置登録情報を基に、事業者特定部22はデータ
部23に対して事業者別のエリアデータについてのデー
タ要求220を出力する。
【0020】データ部23は、事業者特定部22からの
データ要求220に応答して網情報のデータ結果230
を出力する。なおデータ部23は、事業者別のエリアデ
ータと基地局別のエリアデータとを有しているものとす
る。
【0021】事業者特定部22は、データ結果230に
よる網情報を分析して事業者を特定し、その分析結果2
40を基地局特定部24に出力する。基地局特定部24
は、データ部23に対して基地局別のエリアデータにつ
いてのデータ要求250を出力する。
【0022】データ部23は、基地局特定部24からの
データ要求250に応答して後述する位置番号及びカラ
ーコードのデータ結果260を出力する。
【0023】基地局特定部24は、データ結果260を
分析して基地局エリアを特定し、その分析結果270を
データ検索部25に出力する。データ検索部25は、分
析結果270を基に、特定されたエリアの情報につい
て、外部から入力された情報(ジャンル等)にしたがっ
て詳細な情報を検索する処理を行う。このデータ検索部
25による検索結果は、表示部26に送られて表示され
る。
【0024】要するに本システムでは、移動機が現在在
圏する基地局エリアから他の基地局エリアに移動する際
に更新する、制御チャネル(CH)中の位置登録情報を
用いているのである。こうすることにより、緊急通報時
に通報元移動機が自分の現在位置を把握していない場合
でも、その通報元移動機が在圏する基地局エリアを特定
しさえすれば、そのエリアに対する詳細地図を基に通報
者の位置を特定できるのである。
【0025】また、通報元移動局の現在位置に関する情
報が得られていない状態で通信不可能となった場合にお
いても少なくとも基地局エリアは特定できる。このた
め、PHSのような小ゾーン方式のシステムにおいて
は、通報場所を特定するための十分な情報を得られるこ
とにより、上記した従来技術の課題を解決することがで
きるのである。
【0026】図1に戻り、制御局装置S1〜S3は複数
の有線電話網と接続され、有線電話網からの無線移動局
MS1〜MS15に対する通話路を無線基地局BS1〜
BS4を介して接続する。また、制御局装置S1〜S3
は、無線移動局MS1〜MS15からの有線電話網ある
いは他の無線移動局に位置する通話路を無線基地局を介
して接続する発着信制御を行うことができる。さらにま
た、無線移動局MS1〜MS15が無線基地局BS1〜
BS4のうちどこに存在するのかを識別する制御等も行
うことができる。
【0027】制御局装置S1〜S3は、通報された番号
と緊急通報用番号(110,119)とを照合する番号
照合部と、この照合の結果、通報された番号が緊急通報
用番号と識別された場合に無線移動機が在圏基地局ゾー
ンを移動する際に通知する位置登録情報(移動局が在圏
する、位置登録エリアを識別するための2進数情報や事
業者グループを識別するための2進数情報他)を付加デ
ータとして通信チャネルに乗せて送信する送信制御部を
有しているものとする。
【0028】無線基地局BS1〜BS4は、個々の基地
局に一対一に対応する基地局ゾーンZ1〜Z4を持ち、
無線移動局MS1〜MS15のうち自局のゾーン内に存
在するものについて、各種制御及び制御局装置S1〜S
3との制御信号・音声信号の送受信を行う。
【0029】無線移動局MS1〜MS15は、無線基地
局BS1〜BS4のいずれかの基地ゾーン内に位置して
いれば、無線基地局BS1〜BS4及び制御局装置S1
〜S3を介して有線電話網あるいは他の無線移動局と通
信することができる。
【0030】緊急事態発生時に、移動局から110番、
もしくは119番の発呼がかかると、制御局の既存機能
である番号判定処理を活用して緊急通報であることが識
別される。緊急通報であると判別された場合、制御局に
て保持している通報元移動局の位置情報が通信チャネル
のデータとして付加され、局間交換局、交換局を経て緊
急通報受理装置へ送出される。
【0031】緊急通報受理装置2においてその信号を受
信すると、突然の通信断に備えるため、付加データ(位
置情報)のメモリ部21への保存を行う。データ保存
後、通信チャネルに付加されて送信された位置登録情報
の展開・分析を行う。この場合、1つの無線基地局BS
1〜BS4がカバーするエリアは各事業者グループによ
り異なるため、図3に示されている網情報に従いどの事
業者グループからの通報であるかの判定を行う。
【0032】ここで図3を参照すると、網情報は、国番
号と、事業者グループ番号と、グループ内網番号
とを含んでいる。
【0033】図中の国番号は、その電話機が現在居る
国を識別するための1オクテットの情報であり、0〜1
27の2進数である。日本国の場合には、「00000
01」である。
【0034】事業者グループ番号は、その電話機の加
入者が契約している事業者グループを識別するための2
オクテットの情報であり、0〜15の2進数である。具
体的な番号は、N移動通信網グループの場合は「001
0」、N移動通信の場合は「0101」、Sグループの
場合は「0111」、Tグループの場合は「100
0」、DHグループの場合は「1001」、DTグルー
プの場合は「1010」である。
【0035】グループ内網番号は、事業グループ内の
地域網を識別するための2オクテットの情報であり、0
〜15の2進数である。なお、国番号に隣接して予備
情報エリアがある。
【0036】以上の構成からなる網情報を用いた判定に
よって特定できた事業者グループを基に、個々の事業者
グループで独自に設定している地図情報を抽出する。例
えば、図4(a)に示されているように、事業者グルー
プAの基地局エリアが円形で、事業者グループBの基地
局エリアが矩形である場合を考える。かかる場合、事業
者グループBが設定している地図情報が選択されると、
同図(b)に示されている、複数の矩形の基地局エリア
群からなる地図情報が抽出されるのである。
【0037】次に、抽出された地図情報から、位置番号
及びカラーコードを用いて通報元移動局がどの基地局エ
リアに存在するかの判定を行う。ここで、「位置番号」
は移動局が在圏する位置特定エリアを表す1オクテット
の識別情報であり、0〜255の2進数である。また、
「カラーコード」は、無線制御チャネル及び通信チャネ
ルに周波数の繰返し利用単位(クラスタ)で付与し、繰
返し利用単位外からの飛び越し伝搬時の誤動作防止に使
用する干渉対策コードである。
【0038】ところで、無線移動局は、ある基地局エリ
アにおいてBCCH(Broadcast Chann
el)という電波を受信できれば、通信を行うことがで
きる。例えばある基地局エリアAでカバーできる位置か
ら無線移動局が移動して通信不可能になると、基地局エ
リアBでBCCHを受信しようとする。基地局エリアB
でBCCHが受信できると、現在基地局エリアBにいる
旨の位置登録要求を送信する。制御局や基地局でその要
求を受付けると、その現在の位置である基地局エリアB
を登録し、その位置番号を登録する要求を無線移動局側
に返信する。この返信を受信した無線移動局は、その位
置番号を記憶する。このように位置番号だけを用いても
基地局エリアを特定することができるが、カラーコード
を併用することによってより正確に基地局エリアを特定
することができるのである。
【0039】基地局エリアが特定されると、個々のエリ
アに対応した地図情報が選択・表示される。この状態に
て、通報者が現在位置を把握できていない場合は、通話
を継続した状態で周辺建物の検索を行う。銀行、病院、
会社等のランドマーク情報をジャンル毎にデータベース
化しておき、検索条件のキー入力等を行うことで、通報
者により指定された建物に関して検索を行う。ジャンル
検索は階層的な仕組みを持っており、特定ジャンルの中
から個別名称を指定することにより、さらに詳細に位置
特定を行うことができる。
【0040】例えば、図5に示されているように、「ジ
ャンル名」の選択肢から「病院」を選択する(ステップ
51)。次に、「病院」の選択肢から「内科」を選択す
る(ステップ52)。最後に、内科の「名称」の中から
「××クリニック」を選択する(ステップ53)。この
選択による検索が終了すると、検索された建物周辺の詳
細地図を表示部において表示する。以上の操作をオペレ
ータがキ−入力等によって行うことにより、通報者によ
り指定された建物の所在位置を特定できるのである。
【0041】ところで、以上のように通話における会話
の内容に応じてオペレータがキ−入力等を行うことによ
ってデータベースの検索を行う場合の他に、通話の中断
に応答して位置の特定を開始する場合も考えられる。後
者の場合はエリアの特定しかできないが、前者の場合は
エリアの特定のみならず、建造物等を具体的に特定する
ことができる。
【0042】以上のように本システムでは、発呼時に制
御局側にてその呼が緊急通報であると判定されると、位
置登録情報が付加された状態で交換機への通信が行わ
れ、位置情報は緊急通報受理装置のメモリ部に記憶され
る仕組みを有しているため、一度オペレータと通信可能
状態になれば、通話中に移動機が圏外に入ってしまい突
然通話が断たれても位置情報は残り、コールバックが不
可能でも位置を検出できる。
【0043】また本システムでは、周囲の建物等の情報
からデータベースを検索してより具体的な位置を割出し
ているため、通報者が現在位置を的確に把握していない
場合においても検索結果から得られる情報をもとに位置
を特定することができる。よって、通報者が不慣れな土
地から通報する場合で、その通報者が現在の位置を的確
に把握していない状況であっても、その位置を確実に特
定できるのである。
【0044】請求項の記載に関連して本発明は更に次の
態様をとりうる。
【0045】(1)前記位置情報送信手段は、無線移動
局が在圏基地局ゾーンから他の基地局ゾーンに移動する
際に通知する位置登録情報を、付加データとして通信チ
ャネルに乗せて送信することを特徴とする請求項1〜6
のいずれかに記載の無線電話システム。
【0046】(2)前記外部指令は、前記特定相手先の
オペレータによって入力されることを特徴とする請求項
3又は4記載の無線電話システム。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、無線移動
局が在圏する基地局エリアを移動する際に更新する、制
御チャネル中の位置登録情報を記憶しておき、これを活
用することにより、緊急通報時に通報元移動機が自分の
現在位置を把握していない場合でも、その通報元移動機
が在圏する基地局エリアを特定することができるのであ
る。こうすることにより、そのエリアに対する詳細地図
を元に通報者の位置を限定できるという効果がある。ま
た、通報元移動局の現在位置に関する情報が得られてい
ない状態で通信不可能となった場合においても基地局エ
リアは特定されるため、PHSのような小ゾーン方式の
システムにおいては、通報場所を特定するための十分な
情報を得られるという効果がある。さらに、本システム
における無線移動局は、GPS等を搭載する必要がない
ので、移動電話機の筐体が大きくなることはないという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるディジタル移動通
信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の緊急通報受理装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】網番号の構成要素を示す図である。
【図4】事業者グループ別の基地局エリア区分例を示す
図である。
【図5】建物の検索例を示す図である。
【符号の説明】
1a〜1c 局間交換機 2 緊急通報受理装置 21 メモリ部 22 事業者特定部 23 データ部 24 基地局特定部 25 データ検索部 26 表示部 BS1〜BS4 無線基地局 K1〜K13 交換機 MS1〜MS15 無線移動局 S1〜S3 制御局装置

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通話の際に自局が複数の基地局エリアの
    うちのどの基地局エリアに在圏しているかを示す位置情
    報を送信する位置情報送信手段を有する無線移動局と、 前記通話の相手先が予め定められた特定相手先であると
    き前記位置情報を記憶する記憶手段と、前記通話の中断
    に応答して前記記憶手段の記憶内容に基づいて前記無線
    移動局の位置を特定する位置特定手段とを有する基地局
    と、 を含むことを特徴とする無線電話システム。
  2. 【請求項2】 前記位置特定手段は、前記複数の基地局
    エリア夫々に存在する建造物の名称を含むデータベース
    と、外部指令に応答して前記データベースを検索する検
    索手段と、この検索結果に応じて前記建造物の所在を示
    す地図を表示する表示手段とを更に含むことを特徴とす
    る請求項1記載の無線電話システム。
  3. 【請求項3】 前記位置情報送信手段は、無線移動局が
    在圏基地局ゾーンから他の基地局ゾーンに移動する際に
    通知する位置登録情報を、付加データとして通信チャネ
    ルに乗せて送信することを特徴とする請求項1又は2記
    載の無線電話システム。
  4. 【請求項4】 前記外部指令は、前記特定相手先のオペ
    レータによって入力されることを特徴とする請求項2又
    は3記載の無線電話システム。
  5. 【請求項5】 前記特定相手先は、警察であることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の無線電話シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記特定相手先は、消防署であることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の無線電話シ
    ステム。
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