JP2906129B2 - カートン移送コンベヤの間隔調整装置 - Google Patents

カートン移送コンベヤの間隔調整装置

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JP2906129B2
JP2906129B2 JP1829896A JP1829896A JP2906129B2 JP 2906129 B2 JP2906129 B2 JP 2906129B2 JP 1829896 A JP1829896 A JP 1829896A JP 1829896 A JP1829896 A JP 1829896A JP 2906129 B2 JP2906129 B2 JP 2906129B2
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篤也 余吾
成昭 宅見
邦芳 黒田
正広 海附
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Fuji Jukogyo KK
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  • Chain Conveyers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筒状に開口され
たカートンを一対の保持部材により左右両側から保持し
て搬送するカートン移送コンベヤにおいて、一対の保持
部材におけるカートン保持間隔を、カートンサイズに応
じて変更するための間隔調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】筒状に開口されたカートンを一対の保持
部材により左右両側から保持して搬送する装置として、
例えば特開平3−29705号公報に開示のよこ型小箱
詰機が存在する。この小箱詰機は、カートンコンベヤを
構成する2本の並列配置したチェンに交互に仕切り板
(保持部材)が装着され、対向する一対の仕切り板により
カートンを両側から保持するよう構成されている。そし
て両チェンを同一方向に走行駆動することで、一対の仕
切り板が保持しているカートンを下流側に搬送するよう
になっている。
【0003】前記小箱詰機では、カートンのサイズ変更
に対応して、一対の仕切り板の間隔を調整する装置が設
けられている。すなわち、カートンコンベヤを構成する
一方のチェンは調整側ギヤ系に巻掛けられると共に、他
方のチェンは固定側ギヤ系に巻掛けられ、調整側ギヤ系
は固定側ギヤ系に対して独立して走行駆動し得るよう構
成される。また調整側ギヤ系の駆動系に作動歯車機構が
配設され、駆動モータに連結したメインシャフトからの
駆動が、作動歯車機構から複数のチェン伝達系を介して
調整側ギヤ系にのみ伝達されるようになっている。これ
により、固定側ギヤ系のチェンに配設されて停止してい
る仕切り板に対して、調整側ギヤ系のチェンに配設され
ている仕切り板が近接・離間移動して、一対の仕切り板
の間隔調整が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術に係
る間隔調整装置では間隔調整された仕切り板の位置が、
チェン伝達系の機械的ガタやチェンの伸びによるガタ等
によって所定位置に定まらず、一対の仕切り板によって
カートンを両側から確実に保持し得ない難点が指摘され
る。また、カートンの保持が良好になし得なくなる結果
として、カートンの搬送停止時における正確な位置決め
ができなくなる問題も招く。
【0005】前記作動歯車機構での仕切り板の間隔調整
では、一方の仕切り板を固定側として他方の仕切り板の
位置を相対的に移動するよう構成しているから、カート
ンコンベヤの停止位置決めが、一対の仕切り板の間隔の
中心位置を基準に設定したコンベヤには対応し得ない難
点もある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した従来技術に内在して
いる前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであって、カートン移送コンベヤにおける駆動
系をガタの少ない構成にしてカートン保持部材の間隔調
整を精度良く行なうと共に、カートン保持部材の間隔調
整を一対の保持部材の間隔の中心位置を基準とした調整
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を達成するため本発明は、第1保持部材が配
設された第1無端索体と、第2保持部材が配設された第
2無端索体とを平行に備え、両索体を走行駆動すること
により、第1保持部材と第2保持部材とで筒状に開口さ
れたカートンを両側から保持した状態で搬送するように
したカートン移送コンベヤにおいて、前記第1無端索体
が巻掛けられてこれを駆動する第1回転体および第1駆
動ギヤが一体的に回転するよう配設された駆動軸と、前
記駆動軸に対して同軸的に外装されて自由回転可能に支
持され、前記第2無端索体が巻掛けられてこれを駆動す
る第2回転体(34)および第2駆動ギヤが一体的に回転す
るよう配設された中空軸と、前記駆動軸と平行な第1支
持軸を回転自在に備え、この第1支持軸に一対の遊星ギ
ヤが一体的に回転するよう配設されると共に、一方の遊
星ギヤが前記第1駆動ギヤに噛合した状態で駆動軸に対
してその軸心を中心として揺動自在に配設された第1ホ
ルダと、前記駆動軸と平行な第2支持軸を回転自在に備
え、この第2支持軸に一対の遊星ギヤが一体的に回転す
るよう配設されると共に、一方の遊星ギヤが前記第2駆
動ギヤに噛合した状態で駆動軸に対してその軸心を中心
として揺動自在に配設された第2ホルダと、前記第1支
持軸に配設した他方の遊星ギヤおよび第2支持軸に配設
した他方の遊星ギヤが共通的に噛合する第3駆動ギヤを
回転駆動する駆動機構と、前記第1ホルダおよび第2ホ
ルダに連繋され、両ホルダを駆動軸の軸心を中心として
相互に反対方向に同一量揺動させる調整機構とからな
り、前記両ホルダを位置決めした状態で第3駆動ギヤを
回転することにより、第1ホルダの遊星ギヤと第1駆動
ギヤおよび第2ホルダの遊星ギヤと第2駆動ギヤを介し
て前記第1回転体および第2回転体を同一方向に同期回
転させて、前記第1保持部材と第2保持部材との間隔を
一定に保持したまま第1無端索体および第2無端索体を
同一方向に走行させ、前記調整機構により両ホルダを駆
動軸の軸心を中心として相互に反対方向に同一量揺動さ
せることにより、各駆動ギヤに対して各遊星ギヤの位相
を変えることで、第1保持部材と第2保持部材とを相互
に近接・離間移動するよう第1無端索体および第2無端
索体を相互に逆方向に走行させるよう構成したことを特
徴とする。
【0008】
【作用】搬送方向に平行に配置された一対の無端索体に
配設されて対をなす第1保持部材と第2保持部材との間
にカートンを保持した状態で、第3駆動ギヤを駆動機構
により回転させると、一対の無端索体は同一方向に同期
走行し、両保持部材は間隔を一定に保持したまま移動す
る。カートンのサイズ変更に際して第1保持部材と第2
保持部材との間隔を調整する場合は、第3駆動ギヤを固
定した状態で、遊星ギヤを備えた第1ホルダおよび第2
ホルダを駆動軸の軸心を中心として相互に反対方向に同
一量揺動させることで、第1無端索体と第2無端索体と
を相互に逆方向に走行させる。これにより、各無端索体
に配設されている第1保持部材と第2保持部材とは、そ
の間隔の中心を基準として相互に近接・離間移動して、
その間隔調整がなされる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るカートン移送
コンベヤの間隔調整装置につき、好適な実施例を挙げて
以下説明する。
【0010】図1は、実施例に係るカートン移送コンベ
ヤの概略構成を示す平面図であり、図2はコンベヤの要
部縦断面図である。図2に示す如く、カートン移送コン
ベヤ10は、水平なコンベヤフレーム12の上方に、上
下に所定間隔離間する一対のプレート14,16が、筒
状に開口されたカートン18の搬送方向に所定長さで延
在するよう配設される。プレート14,16のカートン
搬送方向上流側に、従動軸20が位置調整機構(図示せ
ず)を介して垂直に配設されており、この従動軸20に
は、両プレート14,16の間に臨む位置に、上下に離
間して第1従動スプロケット22および第2従動スプロ
ケット24が夫々回転自在に軸支してある。なお従動軸
20は、プレート14,16に対して位置調整機構によ
りカートン搬送方向に移動調整し得るよう構成され、後
述する無端チェン36,38の張りを調整し得るように
なっている。
【0011】前記プレート14,16の配設位置より下
流側のコンベヤフレーム12に、図4に示す如く、中空
のハウジング26が垂直に立設され、このハウジング2
6に中空軸28が同軸的に挿通されて回転自在に軸支さ
れている。また中空軸28に駆動軸30が同軸的に挿通
されて回転自在に軸支されており、該駆動軸30の中空
軸28から上方に突出する上端に、第1回転体としての
第1駆動スプロケット32が一体的に回転するよう配設
されている。更に、中空軸28における中空ハウジング
26から上方に突出する上端に、第2回転体としての第
2駆動スプロケット34が一体的に回転するよう配設さ
れる。なお、第1駆動スプロケット32および第2駆動
スプロケット34は、プレート14,16の間において
上下に離間して臨んでいる(図2参照)。そして、対をな
す上方の第1駆動スプロケット32と第1従動スプロケ
ット22との間に第1無端索体としての第1無端チェン
36が巻掛けられ、また対をなす下方の第2駆動スプロ
ケット34と第2従動スプロケット24との間に第2無
端索体としての第2無端チェン38が巻掛けられてい
る。
【0012】前記第1無端チェン36には、走行方向に
所定間隔離間して板状を呈する複数の第1保持部材40
がホルダ42を介して配設され、この第1保持部材40
は、搬送方向と交差する外側に向けて所定長さで延出し
ている。また同様に第2無端チェン38に、走行方向に
所定間隔離間して板状を呈する複数の第2保持部材44
がホルダ46を介して配設され、この第2保持部材44
は、第1保持部材40と平行な関係で搬送方向と交差す
る外側に向けて所定長さで延出している。前記第1保持
部材40と第2保持部材44とは、図1に示す如く、カ
ートン搬送方向に交互に位置するよう設定され、搬送方
向に隣合って対をなす第1保持部材40と第2保持部材
44とにより、筒状に開口されたカートン18を左右両
側から保持するよう構成される。
【0013】図3に示す如く、前記第1保持部材40の
ホルダ42はコ字状に形成され、その内側に上下の無端
チェン36,38が臨むよう構成されて、該ホルダ42
と第1無端チェン36とがL型金具47を介して連結さ
れるようになっている。ホルダ42における上下の水平
部に水平案内ローラ48,48が回転自在に枢支される
と共に、垂直部の下部に垂直案内ローラ49が回転自在
に枢支されている。また第2保持部材44のホルダ46
にも、同様に2つの水平案内ローラ48,48および1
つの垂直案内ローラ49が夫々回転自在に枢支されると
共に、該ホルダ46と第2無端チェン38とがL型金具
50を介して連結されている。前記プレート14,16
の対向面には、図2に示す如く、無端チェン36,38
の往路および復路に対応する位置に、夫々一対のガイド
レール51,51がカートン搬送方向に平行に配設さ
れ、両ガイドレール51,51の間を前記水平案内ロー
ラ48,48が移動するよう構成される。またホルダ4
2,46の垂直案内ローラ49,49は、下側のガイドレ
ール51の上面を転動して、両保持部材40,44が安
定的に移動するよう構成されている。
【0014】前記コンベヤフレーム12の下方に延出す
る駆動軸30には、図4および図5に示す如く、第1駆
動ギヤ52が一体回転可能に配設され、また前記中空軸
28のフレーム12から下方に延出する位置に第2駆動
ギヤ53が一体回転可能に配設されている。駆動軸30
の第1駆動ギヤ52が配設される部位より下方に、上下
に所定間隔離間する一対の第1アーム54a,54aを
備えた第1ホルダ54が、その第1アーム54a,54
aを介して揺動自在に枢支されている。この第1ホルダ
54には、駆動軸30と平行な第1支持軸55が垂直に
回動自在に枢支されており、該支持軸55の第1ホルダ
54から上方に延出する上端に、第1駆動ギヤ52と噛
合する第1上遊星ギヤ56が一体回転可能に配設されて
いる。また第1支持軸55の第1ホルダ54から下方に
延出する下端に、後述する第3駆動ギヤ64と噛合する
第1下遊星ギヤ57が一体回転可能に配設される。
【0015】また、前記駆動軸30の第1駆動ギヤ52
が配設される部位より下方に、上下に所定間隔離間する
一対の第2アーム58a,58aを備えた第2ホルダ5
8が、その第2アーム58a,58aを介して揺動自在
に枢支されている。この第2ホルダ58には、駆動軸3
0と平行な第2支持軸59が垂直に回動自在に枢支され
ており、該支持軸59の第2ホルダ58から上方に延出
する上端に、第2駆動ギヤ53と噛合する第2上遊星ギ
ヤ60が一体回転可能に配設されている。また第2支持
軸59の第2ホルダ58から下方に延出する下端に、後
述する第3駆動ギヤ64と噛合する第2下遊星ギヤ61
が一体回転可能に配設される。なお、第1ホルダ54の
第1アーム54aと第2ホルダ58の第2アーム58a
とは、相互に干渉しない位置関係で配設される。
【0016】前記コンベヤフレーム12の下方には、前
記駆動軸30の直下位置に、駆動モータ62により位置
割出し可能な割出し装置63が配置され、この割出し装
置63により回転割出しされる第3駆動ギヤ64に、図
4に示す如く、前記第1下遊星ギヤ57と第2下遊星ギ
ヤ61とが共通的に噛合している。すなわち、割出し装
置63により第3駆動ギヤ64を回転割出しすると、こ
れと噛合する第1下遊星ギヤ57を介して第1支持軸5
5が回転し、この回転は第1上遊星ギヤ56→第1駆動
ギヤ52→駆動軸30を介して第1駆動スプロケット3
2に伝達される。また、第3駆動ギヤ64に噛合する第
2下遊星ギヤ61を介して第2支持軸59が回転し、こ
の回転は第2上遊星ギヤ60→第2駆動ギヤ53→中空
軸28を介して第2駆動スプロケット34に伝達され
る。なお、第1駆動ギヤ52と第2駆動ギヤ53の歯数
比は同一に設定されると共に、第1上遊星ギヤ56と第
2上遊星ギヤ60および第1下遊星ギヤ57と第2下遊
星ギヤ61は何れも歯数比が同一に設定されている。従
って、第3駆動ギヤ64を回転割出しすると、第1駆動
スプロケット32と第2駆動スプロケット34とは同一
角度だけ回転し、前記第1無端チェン36と第2無チェ
ン38とは同一方向に同期して走行し、対をなす第1保
持部材40と第2保持部材44とは離間間隔を一定に保
持したまま平行移動する。なお、前記駆動モータ62お
よび割出し装置63により駆動機構が構成される。
【0017】前記第1上遊星ギヤ56は、2枚のギヤ5
6a,56bを重ね合わせると共に、一方のギヤ56a
に対して他方のギヤ56bを周方向に移動調整し得るよ
う構成されている。そして2枚のギヤ56a,56bを
相対移動することで、第1上遊星ギヤ56と第1駆動ギ
ヤ52とを、バックラッシュが最小限となる状態で噛合
させることができるようになっている。また第1下遊星
ギヤ57も2枚のギヤ57a,57bで構成されて、第
3駆動ギヤ64に対してバックラッシュが最小限となる
状態で噛合させ得るようにしてある。同様にして第2上
遊星ギヤ60は2枚のギヤ60a,60bで構成され
て、第2駆動ギヤ53に対してバックラッシュが最小限
となる状態で噛合させ得ると共に、第2下遊星ギヤ61
も2枚のギヤ61a,61bで構成されて、第3駆動ギ
ヤ64に対してバックラッシュが最小限となる状態で噛
合させ得るようにしている。
【0018】前記第1ホルダ54および第2ホルダ58
は、図7に示す如く、駆動軸30の軸心を挟んで左右に
位置し、両ホルダ54,58は、駆動軸30の側方に配
設した調整機構65によって、駆動軸30の軸心を中心
として相互に反対方向に揺動されるよう構成される。す
なわち、第1ホルダ54の第1アーム54aに第1調整
部材66の一端が枢支されると共に、第2ホルダ58の
第2アーム58aに第2調整部材67の一端が枢支され
ている。前記割出し装置63の本体に、図6に示す如
く、取付部材68を介してガイドレール69がカートン
搬送方向に平行に延在するよう配設され、このガイドレ
ール69に摺動自在に載架されたスライダ70の上面
に、その摺動方向と交差して支持部材71が配設されて
いる。そして、この支持部材71の長手方向一方の端部
に第1調整部材66の他端が枢支されると共に、他方の
端部に第2調整部材67の他端が枢支されている。
【0019】前記取付部材68の駆動軸30から離間す
る端部にブラケット72が配設され、このブラケット7
2に回転自在でかつ軸方向への移動が規制された状態で
調整ねじ73が配設されている。そして、この調整ねじ
73は、図6に示す如く、前記支持部材71に螺挿され
ている。またブラケット72に調整モータ74が配設さ
れ、このモータ74に配設した歯車75と、調整ねじ7
3に配設した歯車76とが噛合して、調整モータ74を
正逆方向に回転駆動することにより、調整ねじ73が正
逆方向に回転してスライダ70をガイドレール69に沿
って進退移動するよう構成される。スライダ70の移動
に伴って、第1調整部材66および第2調整部材67が
移動し、これにより図7に示すように、第1ホルダ54
および第2ホルダ58は、駆動軸30を中心として相互
に逆方向に同一量揺動する。すなわち、位置固定されて
いる第3駆動ギヤ64に対して第1下遊星ギヤ57およ
び第2下遊星ギヤ61が回転しつつ移動することによ
り、第1上遊星ギヤ56および第2上遊星ギヤ60に噛
合している第1駆動ギヤ52および第2駆動ギヤ53が
相互に逆方向に同一量回転し、図8および図9に示す如
く、対をなす第1保持部材40と第2保持部材44との
間隔が可変されるようになっている。
【0020】なお、第1ホルダ54および第2ホルダ5
8は、駆動軸30の軸心を中心として相互に逆方向に同
一量揺動するから、第1保持部材40と第2保持部材4
4とは、その離間間隔の中心Lを基準として相互に同一
量だけ近接・離間移動する。これにより、カートン18
のサイズ変更に際して該カートン18の幅中心を基準と
して両保持部材40,44の間隔調整を行ない得る。ま
た前記ブラケット72に、調整ねじ73に接続されたパ
ルスカウンタ77が配設され、該パルスカウンタ77に
より調整ねじ73の回転数を検出することで、第1保持
部材40と第2保持部材44との離間間隔を検出し得る
よう構成される。
【0021】
【実施例の作用】次に、実施例に係る間隔調整装置の作
用につき、以下説明する。なお、図8において、第1無
端チェン36に配設した第1保持部材40がカートン搬
送方向上流側に位置し、第2無端チェン38に配設した
第2保持部材44が下流側に位置しているものとする。
そして両保持部材40,44の離間間隔は、小サイズの
カートン18の幅寸法に対応するよう設定されているも
のとする。またこの状態での第1ホルダ54と第2ホル
ダ58との関係は、図7に実線で示す状態となってい
る。更に、各遊星ギヤ56,57,60,61において
は、対応のギヤ56a,56b/57a,57b/60
a,60b/61a,61bの相対位置が調整されて、各
駆動ギヤ52,53,64との噛合状態はバックラッシュ
が最小限となるよう設定してある。
【0022】図1に示すように、対をなす第1保持部材
40と第2保持部材44とが、カートン18の供給位置
に到来すると、図示しない手段によりカートン18が両
部材40,44の間に供給され、該カートン18は第1
保持部材40と第2保持部材44とにより左右両側から
保持される。第1ホルダ54および第2ホルダ58を位
置決めした状態で、前記割出し装置63により第3駆動
ギヤ64を所要方向に回転すると、該ギヤ64に噛合す
る第1下遊星ギヤ57および第2下遊星ギヤ61が同一
方向に回転する。第1下遊星ギヤ57の回転に伴って第
1上遊星ギヤ56および第1駆動ギヤ52を介して駆動
軸30が回転し、第1駆動スプロケット32が回転す
る。また第2下遊星ギヤ61の回転に伴って第2上遊星
ギヤ60および第2駆動ギヤ53を介して中空軸28が
回転し、第2駆動スプロケット34が第1駆動スプロケ
ット32と同一方向に同一角度だけ回転する。すなわ
ち、第1無端チェン36と第2無端チェン38とが同期
して同一量だけ下流側に走行し、カートン18を保持し
ている第1保持部材40と第2保持部材44とは、その
離間間隔を一定に保ったまま下流側に移動し、カートン
18を次の割出し位置まで搬送する。
【0023】次に、サイズ変更によりカートン18の幅
寸法が大きくなった場合は、前記調整モータ74を所要
方向に駆動して調整ねじ73を介してスライダ70をガ
イドレール69に沿って駆動軸30に向けて近接移動さ
せる。スライダ70の移動に伴って第1調整部材66お
よび第2調整部材77が前進移動し、図7に二点鎖線で
示す如く、第1ホルダ54および第2ホルダ58が駆動
軸30を中心として相互に反対方向に同一量だけ揺動す
る。これにより、3つの駆動ギヤ52,53,64に対し
て各遊星ギヤ56,57,60,61の相対位置が変化
し、固定されている第3駆動ギヤ64に対して各下遊星
ギヤ57,61が回転しつつ移動することにより、第1
上遊星ギヤ56および第1駆動ギヤ52を介して駆動軸
30と第1駆動スプロケット32が回転すると共に、第
2上遊星ギヤ60および第2駆動ギヤ53を介して中空
軸28と第2駆動スプロケット34が回転する。この場
合に、第1駆動スプロケット32と第2駆動スプロケッ
ト34とは、相互に反対方向に回転するので、図9に示
す如く、第1保持部材40と第2保持部材44とは、そ
の離間間隔の中心Lを基準として同一距離だけ相互に離
間移動する。これにより、両保持部材40,44の離間
間隔は、大サイズのカートン18の幅寸法に略一致する
よう調整される。
【0024】このように、無端チェン36,38の駆動
系をギヤ列により構成したので、ガタ付きは少なく、保
持部材40,44を正確に割出し位置決めすることがで
きる。また各遊星ギヤ56,57,60,61と各駆動ギ
ヤ52,53,64とはバックラッシュが最小限となる状
態で噛合しているので、保持部材40,44の位置決め
を正確に行なうことができ、更に精度の良い割出し位置
決めを達成し得る。更に、第1保持部材40と第2保持
部材44とは、その離間間隔の中心Lを基準として相互
に近接・離間移動するから、カートン移送コンベヤ10
の停止位置決めが、対をなす保持部材40,44の間隔
中心を基準に設定したコンベヤにも対応し得る。
【0025】前記実施例では、カートンを搬送する手段
としてチェン−スプロケットの構成を例に挙げて説明し
たが、本願はこれに限られるものでなく、例えばベルト
−プーリの構成であってもよい。なお、ベルト−プーリ
の構成では、ベルトおよびプーリとして歯付きのものを
使用することが推奨される。また駆動機構としては、実
施例のように駆動モータ62と割出し装置63とで構成
されるものの他に、第3駆動ギヤに駆動モータを直結し
て、該モータを回転割出し制御する構成とすることも可
能である。更に駆動機構は、無端チェンを間欠(割出し)
走行させるものに限らず、該チェンを連続走行させるも
のであってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るカート
ン移送コンベヤの間隔調整装置によれば、無端索体の駆
動系を機械的ガタの少ないギヤ系列で構成したので、駆
動機構による保持部材の位置決めを正確に行なうことが
できる。また、保持部材の間隔調整を行なう調整機構か
らの動力伝達もギヤ系列で行なわれるから、保持部材を
カートンサイズに応じた正確な位置に位置調整すること
ができ、カートンを保持部材により確実に保持し得る。
更に、対をなす保持部材を相互に同一量だけ近接・離間
移動させる構成としたから、対をなす保持部材の間隔中
心を基準とする間隔調整が可能となる。
【0027】また、各遊星ギヤを2枚のギヤを重ね合わ
せて構成したので、そのギヤの位相を変えることで、各
遊星ギヤと各駆動ギヤとをバックラッシュが最小限とな
る状態で噛合させることができ、カートン移送コンベヤ
の停止位置決めおよび保持部材の間隔調整を更に精度の
良いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る間隔調整装置が採用されるカート
ン移送コンベヤの実施例を示す概略構成図である。
【図2】実施例に係る間隔調整装置の要部を示す縦断面
図である。
【図3】実施例に係る第1無端チェンと第1保持部材お
よび第2無端チェンと第2保持部材との配設関係を示す
要部正面図である。
【図4】実施例に係る間隔調整装置の要部を一部縦断し
て示す正面図である。
【図5】実施例に係る間隔調整装置の要部を示す概略斜
視図である。
【図6】実施例に係る間隔調整装置の要部を示す側面図
である。
【図7】実施例に係る間隔調整装置の調整機構を示す平
面図である。
【図8】実施例に係る第1保持部材と第2保持部材との
間隔を小さくした状態を示す要部平面図である。
【図9】実施例に係る第1保持部材と第2保持部材との
間隔を大きくした状態を示す要部平面図である。
【符号の説明】
28 中空軸 30 駆動軸 32 第1駆動スプロケット(第1回転体) 34 第2駆動スプロケット(第2回転体) 36 第1無端チェン(第1無端索体) 38 第2無端チェン(第2無端索体) 40 第1保持部材 44 第2保持部材 52 第1駆動ギヤ 53 第2駆動ギヤ 54 第1ホルダ 55 第1支持軸 56 第1上遊星ギヤ 57 第1下遊星ギヤ 58 第2ホルダ 59 第2支持軸 60 第2上遊星ギヤ 61 第2下遊星ギヤ 62 駆動モータ(駆動機構) 63 割出し装置(駆動機構) 64 第3駆動ギヤ 65 調整機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海附 正広 愛知県名古屋市西区中小田井4丁目380 番地 株式会社フジキカイ名古屋工場内 (56)参考文献 実開 平3−125717(JP,U) 実開 平6−23922(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 17/46 B65G 17/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1保持部材(40)が配設された第1無端
    索体(36)と、第2保持部材(44)が配設された第2無端索
    体(38)とを平行に備え、両索体(36,38)を走行駆動する
    ことにより、第1保持部材(40)と第2保持部材(44)とで
    筒状に開口されたカートン(18)を両側から保持した状態
    で搬送するようにしたカートン移送コンベヤにおいて、 前記第1無端索体(36)が巻掛けられてこれを駆動する第
    1回転体(32)および第1駆動ギヤ(52)が一体的に回転す
    るよう配設された駆動軸(30)と、 前記駆動軸(30)に対して同軸的に外装されて自由回転可
    能に支持され、前記第2無端索体(38)が巻掛けられてこ
    れを駆動する第2回転体(34)および第2駆動ギヤ(53)が
    一体的に回転するよう配設された中空軸(28)と、 前記駆動軸(30)と平行な第1支持軸(55)を回転自在に備
    え、この第1支持軸(55)に一対の遊星ギヤ(56,57)が一
    体的に回転するよう配設されると共に、一方の遊星ギヤ
    (56)が前記第1駆動ギヤ(52)に噛合した状態で駆動軸(3
    0)に対してその軸心を中心として揺動自在に配設された
    第1ホルダ(54)と、 前記駆動軸(30)と平行な第2支持軸(59)を回転自在に備
    え、この第2支持軸(59)に一対の遊星ギヤ(60,61)が一
    体的に回転するよう配設されると共に、一方の遊星ギヤ
    (60)が前記第2駆動ギヤ(53)に噛合した状態で駆動軸(3
    0)に対してその軸心を中心として揺動自在に配設された
    第2ホルダ(58)と、 前記第1支持軸(55)に配設した他方の遊星ギヤ(57)およ
    び第2支持軸(59)に配設した他方の遊星ギヤ(61)が共通
    的に噛合する第3駆動ギヤ(64)を回転駆動する駆動機構
    (62,63)と、 前記第1ホルダ(54)および第2ホルダ(58)に連繋され、
    両ホルダ(54,58)を駆動軸(30)の軸心を中心として相互
    に反対方向に同一量揺動させる調整機構(65)とからな
    り、 前記両ホルダ(54,58)を位置決めした状態で第3駆動ギ
    ヤ(64)を回転することにより、第1ホルダ(54)の遊星ギ
    ヤ(56,57)と第1駆動ギヤ(52)および第2ホルダ(58)の
    遊星ギヤ(60,61)と第2駆動ギヤ(53)を介して前記第1
    回転体(32)および第2回転体(34)を同一方向に同期回転
    させて、前記第1保持部材(40)と第2保持部材(44)との
    間隔を一定に保持したまま第1無端索体(36)および第2
    無端索体(38)を同一方向に走行させ、 前記調整機構(65)により両ホルダ(54,58)を駆動軸(30)
    の軸心を中心として相互に反対方向に同一量揺動させる
    ことにより、各駆動ギヤ(52,54,64)に対して各遊星ギヤ
    (56,57,60,61)の位相を変えることで、第1保持部材(4
    0)と第2保持部材(44)とを相互に近接・離間移動するよ
    う第1無端索体(36)および第2無端索体(38)を相互に逆
    方向に走行させるよう構成したことを特徴とするカート
    ン移送コンベヤの間隔調整装置。
  2. 【請求項2】 前記各遊星ギヤ(56,57,60,61)は、2枚
    のギヤ(56a,56b/57a,57b/60a,60b/61a,61b)の位相を変
    更可能に重ね合わせて構成され、2枚のギヤ(56a,56b/5
    7a,57b/60a,60b/61a,61b)の位相を変えることによって
    対応する駆動ギヤ(52,53,64)にバックラッシュを最小限
    とする状態で噛合させることで、各保持部材(40,44)の
    位置決めを正確に行ない得るようにした請求項1記載の
    カートン移送コンベヤの間隔調整装置。
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