JP2904658B2 - 移動農機における制御装置 - Google Patents

移動農機における制御装置

Info

Publication number
JP2904658B2
JP2904658B2 JP26929792A JP26929792A JP2904658B2 JP 2904658 B2 JP2904658 B2 JP 2904658B2 JP 26929792 A JP26929792 A JP 26929792A JP 26929792 A JP26929792 A JP 26929792A JP 2904658 B2 JP2904658 B2 JP 2904658B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
control device
rotation sensor
time interval
grain culm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP26929792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06121611A (ja
Inventor
敏夫 柏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17470389&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2904658(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP26929792A priority Critical patent/JP2904658B2/ja
Publication of JPH06121611A publication Critical patent/JPH06121611A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2904658B2 publication Critical patent/JP2904658B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等の移動農
機において、走行速度に対応する時間間隔で作業体を制
御する制御装置に係り、特に扱深さ制御装置に適用して
好適な制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動農機としてのコンバインに搭載され
ている刈取装置及び穀稈搬送装置等の作業装置は、コン
バインの走行速度に比例した処理速度で刈取・搬送等の
作業を行う。そして、穀稈搬送装置は、脱穀装置に穀稈
を送り込む穀稈搬送体を有しており、該搬送体は、扱深
さ制御装置により穀稈の受渡し位置が調整される。該扱
深さ制御装置による調整は、速度センサとしての回転セ
ンサが検知する処理速度に応じた時間間隔で間欠的に行
われる。扱深さ制御装置は、脱穀を行う扱ぎ胴に作物を
供給する穀稈搬送体を、アクチュエータによって移動調
整し、扱深さを好適に調整するものであり、この調整
は、2個の対象物検知手段、つまり作物(作業対象物)
の穂先を検知する穂先センサと株元センサとの出力に基
づいて行うものである。穀稈搬送体によって、刈取後の
作物の穀稈を挟持搬送し、作物の穂先側を適宜な長さだ
け扱ぎ胴に供給する。この適宜な長さは、作物の穂先
が、穂先センサと株元センサとの間を通過することによ
って実現される。
【0003】ところで、刈取装置により刈り取られる穀
稈の高さ等が変化すると、穀稈搬送体による搬送時に穂
先の位置が変化する。これをそのままにしておくと、扱
深さが浅くなって(浅扱)扱ぎ残しが発生したり、反対
に、扱深さが深くなって(深扱)わら等の搬送詰まりが
発生したりする。
【0004】そこで、穂先センサと株元センサとの出力
に基づいてアクチュエータを駆動し、穀稈搬送体を適宜
移動させることによって、作物の穂先が穂先センサと株
元センサとの間の所定位置を通過するようにしている。
例えば、扱深さが深い場合には、アクチュエータをt
ON時間だけ駆動して穀稈搬送体を浅扱側に移動させ
る。これでも深扱を生じる場合には、さらにtON時間
だけ浅扱側に駆動し、穂先センサ、株元センサによって
穂先の位置が良好な位置であることが確認されたら、ア
クチュエータの駆動を停止する。この際アクチュエータ
のはじめの駆動開始と、次の駆動開始との間の時間間隔
(間欠動作周期)をT時間とすると、この時間間隔T
を、回転センサの出力に応じて時間間隔制御手段によっ
て調整し、好適な時間間隔でアクチュエータの駆動を行
っている。すなわち、穀稈搬送装置の搬送速度が速い場
合には、時間間隔Tを短くして短時間のうちにアクチュ
エータによる穀稈搬送体の移動を完了し、反対に搬送速
度が遅い場合には、時間間隔を長くして穀稈搬送体の移
動をそれなりにゆっくり行うのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
よると、扱深さ制御装置は、回転センサの出力に応じて
作動するため、回転センサが故障等によって作動しなく
なると、扱深さ自動制御が行われなくなり、扱深さが一
定に固定された状態で脱穀が続行されるので、浅扱によ
る扱残しや、深扱による搬送詰まり等を発生するおそれ
があった。
【0006】そこで、本発明は、回転センサが作動しな
くなった場合でも、制御装置(例えば扱深さ制御装置)
を作動させる制御維持装置を備えることにより、制御装
置の作動を維持し、もって上述課題を解決した移動農機
における制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、移動農機における制御装置
(3)は、走行速度に連動する部位の回転速度を検出す
る回転センサ(12)と、該回転センサ(12)からの
出力に基づき、走行速度に対応する時間間隔で作業体
(1)を制御する制御装置(10)と、を備えてなる移
動農機において、前記回転センサ(12)が故障したこ
とを判断する故障判断手段(10c)と、該判断手段
(10c)による故障判断にて作動し、前記時間間隔を
所定値に保持した状態で前記制御装置(10)の制御を
続行する制御維持手段(10b)とを備えてなる。
【0008】この場合、前記制御装置が、扱深さ制御装
置(3)であり、かつ前記作業体が穀稈搬送体(1)で
あり、そして前記故障判断手段(10c)が、該穀稈搬
送体(1)に穀稈(C)が搬送されていることを検知
した状態で、前記回転センサ(12)からの信号が入力
されないことに基づき故障判断するようにしてもよい。
【0009】
【作用】以上構成に基づき、回転センサ(12)の出力
が停止しても、故障判断手段(10c)の出力によって
作業体(1)による作業(例えば穀稈搬送体による穀稈
(C)の搬送作業)が続行されていることが確認でき
る。この場合、回転センサ(12)の出力に基づく、穀
稈(C)の搬送速度に応じた制御装置(3)の制御は
行うことができないが、制御装置(3)が作動するよう
にする。すなわち、まず、穀稈搬送体(1)による穀稈
(C)の搬送速度をある一定の値に設定する。そし
て、その搬送速度に応じて、制御維持手段(10b)に
よって、例えばアクチュエータ(5)を間欠的に制御す
るときの時間間隔(T)を一定の所定値に設定する。こ
れにより、回転センサ(12)が作動しない場合であっ
ても、搬送速度に応じた時間間隔(T)でアクチュエー
タ(5)を駆動し穀稈搬送体(1)を時間間隔(T)毎
に、好適な姿勢に制御することができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
回転センサ(12)が作動しない場合であっても、これ
を検知する故障判断手段(10c)の出力に基づいて、
作業体(1)の作業速度(例えば穀稈搬送体の搬送速
度)をある一定の値に設定し、さらにこの値に対応する
所定の時間間隔(T)で例えばアクチュエータ(5)を
介して穀稈搬送体(1)を制御するので、例えば、回転
センサ(12)の作動がなくても、扱深さを自動的に調
整して、浅扱による扱ぎ残しや深扱による搬送詰まり等
の不良を有効に防止することができる。
【0011】なお、前記カッコ内の符号は、図面を対照
するためのものであって、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
【0012】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉 移動農機としてのコンバインは、進行方向に対して左右
両側にクローラを有する走行装置、走行装置の前方に装
着されて作物を刈り取る刈取装置(いずれも不図示)、
作業対象物としての刈り取った作物Cを搬送する穀稈搬
送体(作業体))1(図1参照)及び穀稈搬送体1によ
って供給された作物Cを脱粒する扱ぎ胴2bを備えた脱
穀装置2等を主要部材として構成されている。
【0013】本発明に係る移動農機における制御装置3
は、図1に示すように、穀稈搬送体1の位置調整を行う
アクチュエータ5を駆動制御するコントロールユニット
(制御装置)10、作物Cを検知するメインセンサ7、
株元センサ8、穂先センサ9からなる対象物検知手段、
移動農機の走行速度に連動する部位の回転速度を検出す
る回転センサ12を備えており、コントロールユニット
10には、時間間隔制御手段10a、制御維持手段10
b、故障判断手段10cが内蔵されている。
【0014】以下、それぞれについて詳説する。
【0015】穀稈搬送体1は、刈取装置によって刈り取
られた作物Cの穀稈Cを挟持搬送し、脱穀装置2の扱
ぎ胴2bに供給する。穀稈搬送体1はその一部を、脱穀
装置本体フレーム1aに固定された取付部材1bによっ
て、揺動自在に支持されている。また、穀稈搬送体1の
他の部分にはアクチュエータ5が接続されている。アク
チュエータ5は、モータ5aを有し、このモータ5aを
正回転または逆回転することによって、スクリュー部5
bをそれぞれ矢印K1方向に伸長し、または矢印K2方
向に短縮する。このアクチュエータ5の矢印K1、K2
方向の伸縮動作によって、穀稈搬送体1は、図1にて示
す実線と二点鎖線との間を移動するように構成されてお
り、その配設位置によって、後述のように作物Cに対す
る扱深さを変更するようになっている。
【0016】扱ぎ胴2bは、多数の扱ぎ歯(不図示)が
突設された円筒部材によって形成され、軸2aを介して
回転自在に支持されている。扱ぎ胴2bは、不図示の駆
動部材によって回転駆動され、これにより扱ぎ歯が作物
Cの穂先Cから穀粒を脱粒する。
【0017】作物Cを検知する対象物検知手段は、脱穀
装置本体フレーム1aに固定された前述の3個のセン
サ、つまり作物Cの穀稈Cを検知するメインセンサ
7、株元を検知する株元センサ8、穂先Cを検知する
穂先センサ9によって構成されている。これらのセンサ
7、8、9は、作物Cが接触することによってその有無
を検知する機械的センサであって、穀稈搬送体1によっ
て扱ぎ胴2bに作物Cが供給される位置の直前の位置に
配設されている。メインセンサ7は、穀稈Cを検知す
ることにより、刈取・脱穀作業が進行中であることを検
知する。また、株元センサ8と穂先センサ9とによっ
て、穂先Cが扱ぎ胴2bに対して好適な位置にあるか
どうか、すなわち扱ぎ胴2bによる作物Cの扱深さが適
切かどうかを検知する。つまり、株元センサ8が穂先C
を検知し、かつ穂先センサ9が穂先Cを検知しない
状態、いいかえると穂先Cの先端が株元センサ8と穂
先センサ9との間を通過する状態を扱深さが適切である
とするものである。
【0018】扱深さの調整は、アクチュエータ5によっ
て穀稈搬送体1を移動させることによって行う。図1に
おいて、穀稈搬送体1を実線側(以下「深扱側」とい
う)に移動させると、作物Cの穂先Cが穂先センサ9
側に移動し、他方、穀稈搬送体1を二点鎖線側(以下
「浅扱側」という)に移動すると、穂先Cが株元セン
サ8側に移動する。
【0019】上述の各センサ7、8、9は、コントロー
ルユニット10に連結されており、コントロールユニッ
ト10には、さらに回転センサ12が連結されている。
回転センサ12は、移動農機の走行速度に連動して回転
する部位の回転速度を検出するものであり、例えば回転
円板に設けられたスリットを通過する光をパルスとして
カウントする一般的なものを使用することができる。こ
の回転センサ12の設置位置については、例えば走行速
度に比例して回転する部分であれば、任意の部位であっ
てもよい。回転センサ12の単位時間あたりの出力は、
図5に示すように、刈取速度(穀稈搬送体1の穀稈の搬
送速度と同じ)が低速のときは少なく、高速のときは多
く、つまり刈取速度に比例するようになっている。
【0020】コントロールユニット10には、前記アク
チュエータ5を、上述の回転センサ12の出力に応じた
時間間隔T(図7参照)で制御する時間間隔制御手段1
0aと、回転センサ12からの出力がないことを検知す
る故障判断手段10cと、前記メインセンサ7、株元セ
ンサ8、穂先センサ9のうちの少なくとも一つから出力
があったときに、アクチュエータ5を制御するための時
間間隔Tを一定の所定値に設定するとともに、該所定値
に設定された時間間隔に基づいてアクチュエータ5を介
して穀稈搬送体1を駆動する制御維持手段10bが内蔵
されている。時間間隔制御手段10aは、図8に示すよ
うに、走行速度(これは、穀稈搬送体1による穀稈C
の搬送速度や回転センサ12の出力に比例する)に応じ
て、時間間隔TをVからVのなかから好適なものに
設定する(ただし、同図においてはV〜V、V
は省略している)。つまり回転センサ12の出力に
対応した時間間隔Tを選択する。
【0021】さらに、図7のタイムチャートを参照し
て、時間間隔Tについて詳説する。メインセンサ7がオ
ンで、株元センサ8及び穂先センサ9がオフのときは、
図1の作物Cの穂先Cが株元センサ8にも到達してい
ない浅扱の状態であるから、モータ5aを深扱側に回転
駆動してアクチュエータ5を短縮し、穂先Cを穂先セ
ンサ9側に移動させる。この際、まず、モータ5aをt
ON時間だけ駆動する。この駆動によって穂先Cの先
端が株元センサ8と穂先センサ9との間に入り、扱深さ
が好適になった場合には、扱深さ自動を終える。他方、
このtON時間のモータ5aの駆動によってもまだ浅扱
である場合には、さらにtON時間だけ深扱側にモータ
5aを駆動する。このように、扱深さが好適になるま
で、tON時間のモータ5aの駆動を間欠的に何回か繰
り返す。このときのはじめの駆動開始と次の駆動開始と
の間の間欠動作周期が時間間隔Tである。なお、株元セ
ンサ8及び穂先センサ9が同時にオンとなった場合(図
7の右側)は、上述と反対に、時間間隔Tをもってモー
タ5aを浅扱側に駆動する。この時間間隔Tは、回転セ
ンサ12が正常に作動するときには、図8に示すよう
に、その出力に対応して変化させ、つまり単位時間あた
りの出力パルスが多いときには短く、反対に出力パルス
が少ないときには長くする。これに反し、回転センサ1
2が故障等によって作動しないときには、この時間間隔
Tを一定の所定値(例えばV)に設定するものであ
る。このように、回転センサ12が不作動の場合に時間
間隔Tを一定の所定値Vに設定し、この時間間隔に基
づいてモータ5aを間欠的に必要な回数だけ駆動するの
が前述の制御維持手段10bである。
【0022】コントロールユニット10には、図2に示
すように、さらに扱深自動スイッチ11、作業機クラッ
チスイッチ13、自動パイロットランプ15が接続され
ている。この自動パイロットランプ15は、扱深自動ス
イッチ11が、オン状態のときに点灯し、オフ状態のと
きに消灯し、さらに本来作動すべきときに回転センサ1
2が作動しない場合に点滅するようになっている。
【0023】次に、図3、図4、図6に図示するフロー
チャートに沿って、本発明に係る制御装置3の動作につ
いて説明する。
【0024】扱深さ自動を開始し(図3のS1)、まず
回転センサ12が正常に作動するかどうか診断する(S
2)。作業機クラッチスイッチ13がオン(図4のS2
0)で、かつメインセンサ7がオン(S21)のとき
に、回転センサ12がオフ(S22)の場合は、回転セ
ンサ12が出力しない異常時であり、このときは回転セ
ンサフラグ1を選択する(S23)。これ以外の場合
は、回転センサ12が正常なものとして、回転センサフ
ラグ0を選択して(S24)、復帰する(S25)。
【0025】次に、作動条件判断(S3)を行う。扱深
自動スイッチ11がオフ(図6のS30)のときは、自
動パイロットランプ15は消灯し(S39)、このとき
は扱深さ自動がなされていない状態で、自動フラグ0を
選択する(S40)。一方、扱深自動スイッチ11がオ
ンされると(S30)、自動パイロットランプ15が点
灯し(S31)、このとき前述の回転センサフラグが0
(S32)のとき(回転センサ12が正常なとき)は、
モータ5aのオンオフ周期(=時間間隔T)が回転セン
サ12の出力に応じて、図8のV〜Vのうちの好適
なものに設定され(S33)、回転センサ12の出力が
変化するとそれに伴って時間間隔Tも変化する。この状
態でメインセンサ7がオンとなると(S34)、扱深さ
が自動的に変化する自動フラグ1(S35)が選択さ
れ、その後復帰(S36)する。
【0026】一方、ステップS32において、回転セン
サフラグ1が選択された場合(回転センサ12が異常の
場合)には、自動パイロットランプ15が点滅して(S
37)、作業者等に回転センサ12が異常であることを
知らせるとともに、モータ5aのオンオフの周期(=時
間間隔T)をVに設定し(S38)、メインセンサ7
がオンのとき(S34)は、自動フラグ1(S35)を
選択する。
【0027】図3のステップS4に示すように、自動フ
ラグ1が選択され、さらにメインセンサ7がオン(S
5)となった場合には、次の3の場合がある。第1に株
元センサ8がオン(S6)で、かつ穂先センサ9がオフ
(S7)の場合。このときは、作物Cの穂先Cが両セ
ンサ8、9の間に位置し、扱深さが良好であるので、モ
ータ5aを作動させる必要はない(S8)。第2に株元
センサ8がオン(S6)で、穂先センサ8もオン(S
7)の場合。このときは、扱深さが深いので、モータ5
aを浅扱側に作動させる(S9)。第3に株元センサ8
がオフ(S6)の場合。このときは、第2の場合と反対
に、扱深さが浅いのでモータ5aを深扱側に作動させる
(S10)。なお、S4にて自動フラグ0が選択された
とき、またはS5にてメインセンサ7のオフがオフのと
きは、いずれもモータ5aを駆動する必要がないので、
モータ停止(S8)が選択される。
【0028】以上のように、本発明によると、作業機ク
ラッチスイッチ13がオンで、メインセンサ7がオンの
場合、回転センサ12が作動しなくても、制御維持手段
10bによって、時間間隔Tを一定の所定値(例えばV
)に設定し、この時間間隔でモータ5aを介してアク
チュエータ5を駆動するので、扱深さの自動制御を支障
なく行うことが可能である。 〈実施例2〉 回転センサ12を診断する際に、図4のフローチャート
のS20にて図示する作業機クラッチスイッチ13のオ
ンオフの判断を、図9のフローチャートに示すように、
省略することもできる。このときは、扱深さ自動の作動
条件としては特に必要のない作業機クラッチスイッチ1
3のオンオフ判断をするための部材が不要であり、部品
点数を減らすことができる。 〈実施例3〉 図10のフローチャートに示すように、メインセンサ7
(S21)、株元センサ8(S6)、穂先センサ9(S
7)のいずれかの少なくとも一つのオン状態によって回
転センサ12の作動(S22)を判断するようにするこ
ともできる。このときは、これらセンサ7、8、9のう
ちの少なくとも一つが作物Cを検知することによって、
刈取・脱穀等の作業が行われていることを検知し、この
検知に基づいて回転センサ12が作動しているかどうか
を判断するので、実施例1、実施例2に比して、信頼性
の高い故障判別を行うことができる。 〈実施例4〉 回転センサ12が不作動の場合の、モータ5aを駆動す
る時間間隔Tを、例えば刈取作業速度の最も速いものに
対応する時間間隔Tと最も遅いものに対応する時間間
隔Tとのほぼ中間の時間間隔(T+T)/2に設
定することもできる。あるいは、その作業の実情にあっ
た、最も頻繁に使用する作業速度に対応する時間間隔に
設定してもよい。
【0029】以上の実施例1ないし実施例4において
は、回転センサ12が作動しない場合の、扱深さの自動
調整について述べたが、本発明は、扱深さの自動調整に
限らず他の作業装置、すなわち、本来、回転センサ12
の出力に応じた時間間隔で制御する必要のある作業装置
を制御する場合においても広く適用することができるこ
とはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動農機における制御装置の概要
を示す図。
【図2】同じくブロック図。
【図3】実施例1のフローチャート。
【図4】実施例1のフローチャート。
【図5】作業(刈取)速度と回転センサ出力との関係を
示す図。
【図6】実施例1のフローチャート。
【図7】各センサとモータのタイミングチャート。
【図8】回転センサ出力と時間間隔との関係を示す図。
【図9】実施例2のフローチャート。
【図10】実施例3のフローチャート。
【符号の説明】
1 作業体(穀稈搬送体) 2 作業装置(脱穀装置) 3 制御装置(扱深さ制御装置) 5 アクチュエータ 7 対象物検出手段(メインセンサ) 8 対象物検出手段(株元センサ) 9 対象物検出手段(穂先センサ) 10a 時間間隔制御手段 10b 制御維持手段 10c 故障判断手段 12 回転センサ C 作業対象物(作物) C 穀稈 C 穂先 T 時間間隔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行速度に連動する部位の回転速度を検
    出する回転センサと、該回転センサからの出力に基づ
    き、走行速度に対応する時間間隔で作業体を制御する制
    御装置と、を備えてなる移動農機において、 前記回転センサが故障したことを判断する故障判断手段
    と、 該判断手段による故障判断にて作動し、前記時間間隔を
    所定値に保持した状態で前記制御装置の制御を続行する
    制御維持手段と、 を備えてなる移動農機における制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置が、扱深さ制御装置であ
    り、かつ前記作業体が穀稈搬送体であり、 そして前記故障判断手段が、該穀稈搬送体に穀稈が搬送
    されていることを検知した状態で、前記回転センサから
    の信号が入力されないことに基づき故障判断してなる、 ことを特徴とする請求項1記載の移動農機における制御
    装置。
JP26929792A 1992-09-11 1992-09-11 移動農機における制御装置 Expired - Lifetime JP2904658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26929792A JP2904658B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 移動農機における制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26929792A JP2904658B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 移動農機における制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06121611A JPH06121611A (ja) 1994-05-06
JP2904658B2 true JP2904658B2 (ja) 1999-06-14

Family

ID=17470389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26929792A Expired - Lifetime JP2904658B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 移動農機における制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2904658B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4944836B2 (ja) * 2008-05-26 2012-06-06 株式会社クボタ 作業車の操作制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06121611A (ja) 1994-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2904658B2 (ja) 移動農機における制御装置
JP3893807B2 (ja) コンバイン
KR102388456B1 (ko) 콤바인의 수확물 정체 감지방법
JPS6142347Y2 (ja)
JP3449062B2 (ja) コンバインの刈取穀稈搬送装置
JP2795773B2 (ja) コンバインの結束位置制御装置
JPH0413950Y2 (ja)
JP2000032827A (ja) コンバイン
JP2813647B2 (ja) コンバインの扱深さ制御構造
JP3044152B2 (ja) コンバインの脱穀穀稈搬送装置
JP3772418B2 (ja) コンバインの扱深制御装置
JP3674237B2 (ja) コンバインの畦際制御装置
JP2888694B2 (ja) コンバインの扱深さ制御装置
JPH0970220A (ja) コンバインにおける脱穀挾扼搬送制御装置
JPH09271246A (ja) コンバイン
JPH02124029A (ja) コンバインの扱深さ制御装置
JP2537397Y2 (ja) コンバインにおける扱深さ自動制御装置
JPH0432917Y2 (ja)
JPS6041079Y2 (ja) コンバイン
JPH08242661A (ja) コンバインの供給搬送装置
JPH10178868A (ja) 高刈り制御を備えたコンバイン
JP2000166358A (ja) コンバイン
JPH0131843B2 (ja)
JP2000245232A (ja) コンバイン
JPH0722456B2 (ja) コンバインの扱深さ制御装置