JP2903698B2 - 活字輪の選択機構 - Google Patents
活字輪の選択機構Info
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- JP2903698B2 JP2903698B2 JP30352390A JP30352390A JP2903698B2 JP 2903698 B2 JP2903698 B2 JP 2903698B2 JP 30352390 A JP30352390 A JP 30352390A JP 30352390 A JP30352390 A JP 30352390A JP 2903698 B2 JP2903698 B2 JP 2903698B2
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- JP
- Japan
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- selection
- claw
- selection claw
- ratchet
- shaft
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- Expired - Lifetime
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Description
構に関する。
87056に示されるように選択爪には丸穴が配設されその
丸穴に丸棒形状の選択爪軸が勘合されていた。この選択
爪と選択爪軸との隙間は選択爪の動作時の信頼性を上げ
活字の位置精度を高くし高印字品質を実現するためにに
極力抑えられていた。
と、選択爪1は選択する際、図示していない選択機構に
よって付勢されラチェット6bと衝突する。この衝突によ
って選択爪1はラチェット6bから選択動作と逆方向の反
力Lを受ける。ここで選択爪1の丸穴1dと、丸棒形状の
選択爪軸16の隙間が少ないほど選択爪1の位置精度は上
がり高印字品質となるが、選択爪1の自由度は回転運動
のみとなり、反力Lは選択爪1をより大きな力で逆回転
させる。従って隙間を詰めすぎると選択爪1はラチェッ
ト6bでバウンドし誤動作となる為、高印字品質と信頼性
を両立させることは困難であった。
のであり、高印字品質で信頼性の高い選択機構を提供す
ることを目的とする。
は、外周に複数の活字を有し、活字の各々に対応するラ
チェットを有する活字輪と、活字輪のラチェットと係合
する係合部を備えた選択爪と、選択爪を回動自在に支持
する選択爪軸と、選択爪を動作させ活字輪のラチェット
と係合せしめるトリガー機構とを有する活字輪の選択機
構において、選択爪は、係合部がラチェットに当接した
とき受ける反力の方向に移動可能に選択爪軸とは隙間を
有して取り付けられることを特徴とする。
選択爪は選択軸が挿通する円形の穴部が配置されたこと
を特徴とする。
チェットに当接したとき受ける反力の方向に移動可能に
選択爪軸とは隙間を有して取り付けられるので、選択爪
が活字の選択時に係合部がラチェットに衝突しても、そ
の反力は選択爪の移動運動に転換されるから、選択爪が
反力によって逆転される量は非常に僅かとなり反力によ
る動作不良は抑えられる。
を円形に構成すると、選択爪はその隙間の量分移動可能
となる。
爪1の待機状態を示している。選択爪1は切り欠き面2a
を有する選択爪軸2に嵌合されており選択爪1の足先端
1aは磁石3によって極板4を介して吸着されている。活
字論ばね5は活字輪軸7の溝7aに係合し、活字論6は活
字論軸7と同期回転する構造となっている。8は印字ロ
ーラであり印字ローラ受け9に軸支され矢印A方向に回
転する。10はリセットレバーでありリセットばね11が取
り付けられている。このリセットレバー10は選択爪論2
を中心として矢印B方向へ往復揺動する構造となってい
る。
も同期回転する。所望の活字6aが選択位置に達したとこ
ろで印字コイル12に通電がされる。すると選択爪1の足
先端1aは極板4の磁極と同じ極に磁化され選択爪1は矢
印D方向に付勢され係合部である選択爪の頭先端1bはラ
チェット6bに係合する。
爪1はラチェット6bに係合し所望の活字6aを選択してい
る。活字輪軸7は更にF方向に回転をするが、活字輪ば
ね5は矢印E方向に変形し活字輪軸7の溝7aから外れ、
活字輪軸7の外周を摺動する。印字ローラ受け9と印字
ローラ8は印字状態を示しており、紙13とリボン14を介
して活字6aに押圧され印字が行われる。
印字が終了するとリセットレバー10は矢印G方向に回転
し選択爪1の尾部1cを押す。すると選択爪1の足先端1a
は再び極板4に吸着され選択爪1は待機位置に復帰す
る。次に活字輪軸7は矢印H方向へ回転し活字輪軸7の
溝7aに活字輪ばね5が再び係合し、活字輪6と活字輪軸
7が同期して第1図の待機状態に復帰する。
2を示した側断面図である。
選択爪軸2と選択爪1の丸穴1dとの隙間の状態を示して
いる。所望の活字6aを選択するために所望のラチェット
6bを選択するべく選択爪1が動作する。この時、第4図
に示すように選択爪1の頭先端1bラチェット6bの斜面が
衝突する。選択爪1は印字コイル12の通電によって矢印
D方向に付勢されているが、衝突によってラチェット6b
の斜面より矢印I方向の反力を受ける。この反力は選択
爪1を選択の方向とは逆の方向に作用しようとするが、
選択爪軸2には切り欠き面2aが配設され、選択爪1と選
択爪軸2の間には図中右側下方に隙間15が存在してい
る。ここに隙間15があるため選択爪1がラチェット6bか
ら反力を受けた際に、選択爪1は第4図、第5図の破線
に示すように矢印J方向へ移動することができる。従っ
て、その反力は選択爪1の並進運動に転換され逆回転力
は非常に僅かとなり選択爪1がラチェットに衝突し、バ
ウンドして発生する動作不良を確実に抑えることができ
る。一方、印字の際には選択爪1は印字ローラ8によっ
て矢印K方向の力を受けるが、その力を受ける選択爪軸
2の右側上面には隙間はなく選択後の活字6aの位置精度
には全く問題が無い。
に選択爪1の位置を取ってある。Pは選択爪1とラチェ
ット6bとの衝突点である。選択爪軸が丸棒形状の場合の
動作を破線で示し、切り欠き面のある選択爪軸の場合を
実線で示してある。後者の場合、隙間15によって緩衝区
間が存在し逆転力が緩和されるため、破線に示されるよ
うな選択爪1のバウンドによる誤動作は発生しない。
果が得られるものである。
がラチェットに当接したとき受ける反力の方向に移動可
能に選択爪とは隙間を有して取り付けられるので、選択
爪が活字の選択時に係合部がラチェットに衝突しても、
その反力は選択爪の移動運動に転換されるから、選択爪
が反力によって逆転される量は非常に僅かとなり反力に
よる動作不良は抑えられる。その結果、選択爪の動作の
信頼性は著しく向上する。
選択爪は選択軸が挿通する円形の穴部が配置されたこと
により、穴部を栓ゲージで検査することができて品質管
理が容易であり、信頼性の向上に寄与するものである。
ある。
部分拡大図。 第6図は本発明の選択爪の動作を示す動作図。 第7図は従来例を示す側断面図。 である。 1……選択爪 1a……選択爪の足先端 1b……選択爪の頭先端 1c……選択爪の尾部 1d……選択爪の丸穴 2……選択爪軸 2a……切り欠き面 3……磁石 4……極板 5……活字輪ばね 6……活字輪 6a……活字 6b……ラチェット 7……活字輪軸 7a……溝 8……印字ローラ 9……印字ローラ受け 10……リセットレバー 11……リセットばね 12……印字コイル 13……紙 14……リボン 15……隙間 16……丸棒形状の選択爪軸
Claims (2)
- 【請求項1】外周に複数の活字を有し、該活字の各々に
対応するラチェットを有する活字輪と、前記活字輪の前
記ラチェットと係合する係合部を備えた選択爪と、前記
選択爪を回動自在に支持する選択爪軸と、前記選択爪を
動作させ前記活字輪の前記ラチェットと係合せしめるト
リガー機構とを有する活字輪の選択機構において、 前記選択爪は、前記係合部が前記ラチェットに当接した
とき受ける反力の方向に移動可能に前記選択爪軸とは隙
間を有して取り付けられることを特徴とする活字輪の選
択機構。 - 【請求項2】前記選択爪軸は断面形状が非円形の異形軸
であり、前記選択爪は前記選択軸が挿通する円形の穴部
が配置されたことを特徴とする請求項1記載の活字輪の
選択機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30352390A JP2903698B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 活字輪の選択機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30352390A JP2903698B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 活字輪の選択機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04173363A JPH04173363A (ja) | 1992-06-22 |
JP2903698B2 true JP2903698B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=17922017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30352390A Expired - Lifetime JP2903698B2 (ja) | 1990-11-08 | 1990-11-08 | 活字輪の選択機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2903698B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-08 JP JP30352390A patent/JP2903698B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04173363A (ja) | 1992-06-22 |
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