JP2902199B2 - メジア循環攪拌ミル - Google Patents
メジア循環攪拌ミルInfo
- Publication number
- JP2902199B2 JP2902199B2 JP3300492A JP3300492A JP2902199B2 JP 2902199 B2 JP2902199 B2 JP 2902199B2 JP 3300492 A JP3300492 A JP 3300492A JP 3300492 A JP3300492 A JP 3300492A JP 2902199 B2 JP2902199 B2 JP 2902199B2
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- Japan
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- media
- rotor
- suspension
- mill
- stator
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- Expired - Lifetime
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- Crushing And Grinding (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は固体と液体との混合物で
あるサスペンションの中の固体の微粒子化を目的とした
メジア循環攪拌ミルに関する。
あるサスペンションの中の固体の微粒子化を目的とした
メジア循環攪拌ミルに関する。
【０００２】
【従来の技術】回転体（ロータ）の内・外面と静止体
（ステータ）の間に充填した粉砕媒体であるメジア間に
生じるせん断力を利用した湿式ミルにおいて、従来のも
のはロータ内外面をメジアが循環するようにするため、
ロータの回転により生じる遠心力を利用する方法をとっ
ていた。
（ステータ）の間に充填した粉砕媒体であるメジア間に
生じるせん断力を利用した湿式ミルにおいて、従来のも
のはロータ内外面をメジアが循環するようにするため、
ロータの回転により生じる遠心力を利用する方法をとっ
ていた。
【０００３】すなわち、従来のメジア循環攪拌ミルは図
３，図４のような構造である。図３，図４において、
（ａ）は縦断側面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ矢視断面
図である。該ミルはロータ３とステータ２よりなり、そ
の間には粉砕媒体であるメジア４が充填されている。サ
スペンション５中の粉体の微粉砕はロータ３の回転に伴
って回転しながら流動するメジア４間に生じるせん断力
にて行われる。サスペンション５はロータ３の内側１０
もしくは外面１１より供給され、ロータ３とステータ２
の間を通過する時、メジア４間で粉砕されながらメジア
・サスペンションセパレータ１を通って排出される。メ
ジア４はサスペンション５の流れに押されながら、サス
ペンション５の供給部付近よりメジア・サスペンション
セパレータ１の方へ流れ、メジア循環通路８の入口から
出口に向って生じる遠心力によりサスペンション供給部
付近へ戻る循環を行っている。なお、図３，図４中、
３′はロータ軸、６はサスペンション流れ方向、７はメ
ジア流れ方向、１２はサスペンション入口部、１３はサ
スペンション出口部であり、図４中、９はピンを示す。
３，図４のような構造である。図３，図４において、
（ａ）は縦断側面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ矢視断面
図である。該ミルはロータ３とステータ２よりなり、そ
の間には粉砕媒体であるメジア４が充填されている。サ
スペンション５中の粉体の微粉砕はロータ３の回転に伴
って回転しながら流動するメジア４間に生じるせん断力
にて行われる。サスペンション５はロータ３の内側１０
もしくは外面１１より供給され、ロータ３とステータ２
の間を通過する時、メジア４間で粉砕されながらメジア
・サスペンションセパレータ１を通って排出される。メ
ジア４はサスペンション５の流れに押されながら、サス
ペンション５の供給部付近よりメジア・サスペンション
セパレータ１の方へ流れ、メジア循環通路８の入口から
出口に向って生じる遠心力によりサスペンション供給部
付近へ戻る循環を行っている。なお、図３，図４中、
３′はロータ軸、６はサスペンション流れ方向、７はメ
ジア流れ方向、１２はサスペンション入口部、１３はサ
スペンション出口部であり、図４中、９はピンを示す。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】メジアを循環せるのに
遠心ポンプのように遠心力を利用していたのでは、図３
や図４に示す従来のメジア循環攪拌ミルのようにメジア
入口部の位置をメジア出口部の位置よりロータ中心部の
近くにせざるを得なかった。そのため、図４で示す従来
ミルではサスペンションの流れが、分散力の強い周速の
速いロータ外側より、分散力の弱い周速の遅いロータ内
側方向のため、機械の性能が充分発揮できず、又図３で
示す従来ミルでは、構造が複雑で鋳造にてしか製作でき
ないという欠点があった。
遠心ポンプのように遠心力を利用していたのでは、図３
や図４に示す従来のメジア循環攪拌ミルのようにメジア
入口部の位置をメジア出口部の位置よりロータ中心部の
近くにせざるを得なかった。そのため、図４で示す従来
ミルではサスペンションの流れが、分散力の強い周速の
速いロータ外側より、分散力の弱い周速の遅いロータ内
側方向のため、機械の性能が充分発揮できず、又図３で
示す従来ミルでは、構造が複雑で鋳造にてしか製作でき
ないという欠点があった。
【０００５】本発明は上記従来の技術水準に鑑み、従来
のメジア循環攪拌ミルにおけるような不具合を解消した
メジア循環攪拌ミルを提供しようとするものである。
のメジア循環攪拌ミルにおけるような不具合を解消した
メジア循環攪拌ミルを提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明はロータの内面及
びロータの外面とステータ間に充填された粉砕媒体であ
るメジア間に生じるせん断力によってサスペンションの
粉砕を行うメジア循環攪拌ミルであって、該ミル下部よ
りロータの内面に向ってペーストの供給手段を設け、該
ミル上部のロータ軸とステータとの間に形成させたメジ
ア・サスペンションセパレータ部を介して微粒子化され
たサスペンション排出手段を設け、該メジア・サスペン
ションセパレータ部近傍のロータ上面に、ロータの回転
方向に対してロータ上面から下面へ向ってすくい角θを
もった穴を設け、該穴より上記メジア・サスペンション
セパレータ部で分離されたメジアをロータの内面に循環
しうるようにしてなるメジア循環攪拌ミルである。
びロータの外面とステータ間に充填された粉砕媒体であ
るメジア間に生じるせん断力によってサスペンションの
粉砕を行うメジア循環攪拌ミルであって、該ミル下部よ
りロータの内面に向ってペーストの供給手段を設け、該
ミル上部のロータ軸とステータとの間に形成させたメジ
ア・サスペンションセパレータ部を介して微粒子化され
たサスペンション排出手段を設け、該メジア・サスペン
ションセパレータ部近傍のロータ上面に、ロータの回転
方向に対してロータ上面から下面へ向ってすくい角θを
もった穴を設け、該穴より上記メジア・サスペンション
セパレータ部で分離されたメジアをロータの内面に循環
しうるようにしてなるメジア循環攪拌ミルである。
【０００７】すなわち、従来のメジアの循環は遠心ポン
プのように遠心力を利用していたが、本発明のメジア循
環攪拌ミルはロータの回転力を軸方向の力に変換し、そ
の力でメジアを循環させるようにしたものである。
プのように遠心力を利用していたが、本発明のメジア循
環攪拌ミルはロータの回転力を軸方向の力に変換し、そ
の力でメジアを循環させるようにしたものである。
【０００８】
【作用】本発明のメジア循環攪拌ミルにおいては、図２
に示すようにロータ３の進行方向に、すくい角θの傾斜
のついたメジア循環穴８をロータ３上に設ける。メジア
４はロータ３と共に動いているが、ステータ２が静止し
ているため、ロータ３より遅い速度で動いている。その
ため、ロータ３上のメジア４はロータ３の循環穴８がそ
のメジア４の下に来た時、循環穴８のすくい角θにより
生じるロータ３の進行方向の力の分力（軸力）により捕
獲され、メジア４は循環穴８を通過することが可能とな
る。
に示すようにロータ３の進行方向に、すくい角θの傾斜
のついたメジア循環穴８をロータ３上に設ける。メジア
４はロータ３と共に動いているが、ステータ２が静止し
ているため、ロータ３より遅い速度で動いている。その
ため、ロータ３上のメジア４はロータ３の循環穴８がそ
のメジア４の下に来た時、循環穴８のすくい角θにより
生じるロータ３の進行方向の力の分力（軸力）により捕
獲され、メジア４は循環穴８を通過することが可能とな
る。
【０００９】
【実施例】本発明のメジア循環攪拌ミルの一実施例を図
１によって説明する。図１において、（ａ）はその縦断
側面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ矢視断面図である。該
ミルはロータ３とステータ２よりなり、その間には粉砕
媒体であるメジア４が充填されいる。サスペンション５
中の粉体の微粉砕はロータ３の回転に伴って回転しなが
ら流動するメジア４間に生じるせん断力によって行われ
る。サスペンション５はロータ３の内面１０に設けられ
ているサスペンション入口部１２より供給され、ロータ
３とステータ２の間を通過する時、メジア４間で粉砕さ
れながらメジア・サスペンションセパレータ１を通って
排出される。
１によって説明する。図１において、（ａ）はその縦断
側面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ矢視断面図である。該
ミルはロータ３とステータ２よりなり、その間には粉砕
媒体であるメジア４が充填されいる。サスペンション５
中の粉体の微粉砕はロータ３の回転に伴って回転しなが
ら流動するメジア４間に生じるせん断力によって行われ
る。サスペンション５はロータ３の内面１０に設けられ
ているサスペンション入口部１２より供給され、ロータ
３とステータ２の間を通過する時、メジア４間で粉砕さ
れながらメジア・サスペンションセパレータ１を通って
排出される。
【００１０】メジア４はサスペンション５の流れに押さ
れながら、サスペンション５の入口部１２付近よりロー
タ外面１１を通ってメジア・サスペンションセパレータ
１の方へ流れ、ロータ３の回転により、ロータ３の進行
方向に、すくい角θの傾斜のついたメジア循環穴８に生
じる軸方向の力により該循環穴（メジア循環通路）８を
通ってロータ内面１０近傍のサスペンション入口部１２
付近へ流れて循環する。
れながら、サスペンション５の入口部１２付近よりロー
タ外面１１を通ってメジア・サスペンションセパレータ
１の方へ流れ、ロータ３の回転により、ロータ３の進行
方向に、すくい角θの傾斜のついたメジア循環穴８に生
じる軸方向の力により該循環穴（メジア循環通路）８を
通ってロータ内面１０近傍のサスペンション入口部１２
付近へ流れて循環する。
【００１１】
【発明の効果】本発明により、簡単な構造のメジア循環
攪拌ミルによって、メジアをロータ外面からロータ内面
へ、すなわち、サスペンション出口部分からロータ内面
近傍のサスペンション入口部へ循環させることが可能と
なり、メジア循環攪拌ミルの性能の向上が計られるよう
にできた。
攪拌ミルによって、メジアをロータ外面からロータ内面
へ、すなわち、サスペンション出口部分からロータ内面
近傍のサスペンション入口部へ循環させることが可能と
なり、メジア循環攪拌ミルの性能の向上が計られるよう
にできた。
【図１】本発明のメジア循環攪拌ミルの一実施例の説明
図。
図。
【図２】本発明のメジアの循環原理の説明図。
【図３】従来のメジア循環攪拌ミルの一実施態様の説明
図。
図。
【図４】従来のメジア循環攪拌ミルの他の実施態様の説
明図。
明図。
Claims (1)
- 【請求項１】 ロータの内面及びロータの外面とステー
タ間に充填された粉砕媒体であるメジア間に生じるせん
断力によってサスペンションの粉砕を行うメジア循環攪
拌ミルであって、該ミル下部よりロータの内面に向って
ペーストの供給手段を設け、該ミル上部のロータ軸とス
テータとの間に形成させたメジア・サスペンションセパ
レータ部を介して微粒子化されたサスペンション排出手
段を設け、該メジア・サスペンションセパレータ部近傍
のロータ上面に、ロータの回転方向に対してロータ上面
から下面へ向ってすくい角θをもった穴を設け、該穴よ
り上記メジア・サスペンションセパレータ部で分離され
たメジアをロータの内面に循環しうるようにしてなるメ
ジア循環攪拌ミル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3300492A JP2902199B2 (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | メジア循環攪拌ミル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3300492A JP2902199B2 (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | メジア循環攪拌ミル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05228385A JPH05228385A (ja) | 1993-09-07 |
| JP2902199B2 true JP2902199B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=12374696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3300492A Expired - Lifetime JP2902199B2 (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | メジア循環攪拌ミル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2902199B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100944735B1 (ko) * | 2007-12-17 | 2010-03-03 | 이건의 | 통과 입경을 조절할 수 있는 분쇄기용 필터 조립체 및 습식분쇄기 |
-
1992
- 1992-02-20 JP JP3300492A patent/JP2902199B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05228385A (ja) | 1993-09-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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