JP2901787B2 - 核磁気共鳴造影剤 - Google Patents

核磁気共鳴造影剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核磁気共鳴造影剤、特
に常磁性金属種を含有する核磁気共鳴診断剤に関する。
【0002】
【従来の技術】核磁気共鳴造影剤として唯一の製剤であ
るジエチレントリアミンペンタ酢酸−Gd(DTPA−G
d)は、脳・脊髄領域における診断剤としてその有効性
がほぼ確立されている。しかし本剤は、投与後速やかに
尿中へ***されるため、その血中半減期は約14分と極
めて短い[吉川宏起ら:画像診断,,959〜969
頁(1986年)]。そのため単回投与で身体の幾つかの
部位を診断(病巣の血管走行、血流分布、分布容積、浸
潤性など)することは困難である。更に血管内から非特
異的に組織の細胞間隙に分布するため、正常組織と病巣
との濃度差がつかず、コントラストが得られない場合が
ある。
【0003】また核磁気共鳴診断法は、撮像時間が核磁
気共鳴装置の磁場強度に依存するので、例えば普及の著
しい低磁場核磁気共鳴装置においては撮像に長時間を要
する。このため、短時間で血中から消失するDTPA−
Gdでは、病巣の様態を正確に把握することができな
い。従って、診断部位あるいは診断機種によっては、D
TPA−Gdによる診断に自ずと限界がある。
【0004】これらの点を解決すべく投与直後より一定
時間血管内に局在させ、しかも血管内に比較的長く滞留
させることを目的とした中〜長血中半減期を有する核磁
気共鳴造影剤への要望が高まり、プロトタイプの造影剤
として、HSA[Ogan MDら:Invest.Radiol.,
22,665〜671頁(1987年)]、デキストラン
[Brasch RCら:Radiology,175,483〜48
8頁(1990年)]、ポリリジン[JP特開昭64−5
4028号公報]などの高分子材料を担体として使用し
た常磁性金属錯体化合物が研究開発されてきた。しか
し、これらは何れも分子量が数万以上の高分子化合物で
あるが故に、血中滞留性が10数時間〜数日と不必要に
長く、また体内残留性、抗原性などの点で問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、適度な血管
局在性および血中滞留性を有する常磁性金属イオン含有
核磁気共鳴造影剤を提供することを目的とする。換言す
れば、本発明が解決しようとする技術的課題とは、DT
PA−Gdの持つ体内挙動性のうち、血中滞留性を改善
することである。従って、血中に滞留し、血管外遊出
がないこと、主要***経路が尿中であり、その***性
も比較的速やかであること、体内蓄積性が殆どないこ
と、非抗原性、低毒性であることなどが本発明の造影
剤が具備すべき要件となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成ないし
は課題を解決するために種々研究を進めた結果、特定の
ジアルデヒド化糖に化学結合させた錯化剤を介して常磁
性金属イオンを化学結合させることにより得られた錯体
化合物がそのような要望を充足する核磁気共鳴診断剤と
なり得る事実を知った。また、このような診断剤はDT
PA−Gdの血中滞留性を改善し、しかも臨床上有効と
考えられる血中半減期を有する事実が明らかとなった。
【0007】例えば、ジアルデヒド化糖としてジアルデ
ヒドスターチ(平均分子量7000、DASと略す。)
またはジアルデヒドアミロース(平均分子量2900、
DAAと略す。)、錯化剤としてp−アミノベンジル−
DTPA[Martin,M.B.ら:Inorg.C
hem.,25,2772〜2781頁(1986
年)](DTENと略す。、金属種として放射性のIn
−111(このように常磁性金属イオンの代わりに放射
性金属種を使用するのは、取り扱い上の制限に由来する
ものであって、関連技術分野においては常套の実験手法
である。)を使用し構成したDAS−DTEN−In−
111およびDAA−DTEN−In−111のラット
における血中半減期は、静注後の経時的な血中放射能分
布率より、それぞれ2時間および45分と算出された。
これは、これらの化合物が臨床的に要望される有効な血
中滞留性を発現する事実を支持するものである。また、
上記の放射能分布実験から、それら化合物の投与24時
間後の尿中***率を算出したところ、それぞれ78%/
投与量および87%/投与量であって、良好な体外***
性を有していることが明らかである。なお、本実験によ
り、それらの化合物は特異的な体内分布性および体内残
留性に関しても問題がないことが確認された。
【0008】本発明はこのような知見に基づいて完成さ
れたものであって、その要旨は(a)構成単糖のうち少
なくとも1個が酸化開裂された分子量が500〜100
00のジアルデヒド化糖、(b)該ジアルデヒド化糖の
アルデヒド基に化学的に結合した少なくとも1個の錯化
剤および(c)該錯化剤に化学的に結合した常磁性金属
イオンから構成された錯体化合物から成る、核磁気共鳴
造影剤にある。
【0009】前記したように、分子量が数万以上のHS
A、デキストラン、ポリリジンなどの高分子材料を用い
たプロトタイプの常磁性金属錯体造影剤では、血中滞留
性は大幅に改善されるものの、その消失半減期は不必要
に長く、またその体内残留性も問題になる。これらは、
臨床的には反復投与が不可能になるなどの不利な点を招
く。また安全性の面では、化合物由来の化学毒性のみな
らず、場合によっては、長期滞留性に伴う錯化剤からの
常磁性金属イオンの遊離に起因した金属毒性を誘発する
恐れも見逃せない。このように、繰り返し単位を基本と
する重合型の化合物の使用には、種々の欠点が認められ
る。しかるに、本発明では、酸化開裂した分子量が50
0〜10000のジアルデヒド化糖を母体骨格として使
用することにより、そのような欠点もなく前記した問題
点を克服し、臨床的に有用な造影剤を提供することに成
功したものであって、予測を越えた発見と言うことが出
来る。
【0010】本発明の造影剤である錯体化合物の構成分
(a)として使用されるジアルデヒド化糖は、分子量が
500〜10000、好ましくは3000以下のもので
あり、特に好ましくは三単糖〜十単糖であるオリゴ糖の
酸化物である。より具体的には、マルトトリオース、マ
ルトテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘキサ
オース、マルトヘプタオース、イソマルトトリオース、
イソマルトテトラオース、イソマルトペンタオース、イ
ソマルトヘキサオース、イソマルトヘプタオース、セロ
トリオース、セロテトラオース、セロペンタオース、セ
ロヘキサオース、ラミナリトリオース、ラミナリテトラ
オース、ラミナリペンタオース、ラミナリヘキサオー
ス、ラミナリヘプタオース、シクロデキストリン、アミ
ロース(平均分子量2900)、デキストラン(平均分子
量2000〜8000)、デンプン(平均分子量700
0)などのジアルデヒド化糖である。特に好ましくは構
成単糖のD−グルコースを酸化してジアルデヒド化糖と
したものを使用することが出来る。なお、酸化開裂は、
例えば過ヨウ素酸ナトリウムを用いた自体公知の方法に
よって行えばよい。
【0011】構成分(b)としての錯化剤には、架橋鎖
として活性アミノ基を有する鎖式あるいは環式のポリア
ミノポリカルボン酸であって、金属イオンを捕捉して錯
体を形成する能力を有する二官能性構造を持ったものが
使用され、特に好ましくは活性アミノ基を有し、かつD
TPA(ジエチレントリアミンペンタ酢酸)骨格あるい
はDOTA(1,4,7,10−テトラアザシクロドデカ
ン−1,4,7,10−テトラ酢酸)骨格を有する二官能
性錯化剤が使用される。具体的には、1−(p−アミノベ
ンジル)ジエチレントリアミンペンタ酢酸[Martin,
W.B.ら:Inorg.Chem.,25,2772〜2781
頁(1986年)]、2−(p−アミノベンジル)−1,4,
7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7,10−
テトラ酢酸[アメリカ特許第4678667号明細
書]、2−アミノブチル−1,4,7,10−テトラアザシ
クロドデカン−1,4,7,10−テトラ酢酸[Parker,
D.ら:Pure&Appl.Chem.,61,1637〜164
1頁(1989年)](AB−DOTAと略す。)などが例
示される。
【0012】酸化開裂したジアルデヒド化糖と錯化剤と
の結合は、自体公知の方法によって行う。例えば、ジア
ルデヒド化糖と錯化剤とをアルカリ溶液中で反応させる
ことにより、両者が−CH=N−を介して結合した化合
物が得られる。必要に応じ、この結合体を還元して、−
CH=N−を−CH2−NH−に変換してもよい。
【0013】構成分(c)の常磁性金属イオンは、原子
番号が57〜70のランタノイド系元素より選択され、
好ましくはGdまたはDyである。ランタノイド系元素
は、常磁性金属自体、またはその化合物、例えば塩化物
あるいは酸化物であってもよい。なお、錯化は常法によ
り行われる。
【0014】かくして得られた錯体化合物は、少なくと
も1個以上、好ましくは2個以上の構成単糖が酸化開裂
された、分子量が500〜10000のジアルデヒド化
糖に少なくとも1個以上、好ましくは2個以上の錯化剤
が化学結合し、この錯化剤部分に常磁性金属イオンが結
合した構造を有する。
【0015】上記錯体化合物は、常法により医薬上許容
される任意の添加成分と混合し、任意の形態の造影剤と
することができるが、好ましくは生理学的に許容できる
水性溶剤に溶解させ、溶液形態の造影剤とする。
【0016】本発明の錯体化合物を核磁気共鳴造影剤と
して使用する場合、常磁性金属イオン量として一般に
0.0001〜10ミリモル/kg、好ましくは0.005
〜0.5ミリモル/kgの量で投与する。通常は静脈内に
投与するが、場合により経口的あるいは動脈内に投与し
てもよい。
【0017】本発明の錯体化合物は、血中滞留性が血中
半減期として0.5〜5時間の範囲であり、磁場強度が
多様化するMRI装置の種類に応じて適切な血中滞留性
を有するものを選択、使用する。例えば低磁場MRI装
置の場合、造影剤によるプロトン緩和効果の収集効率を
上げるため、比較的長い血中滞留性を有する造影剤の使
用が好ましい。また、本発明の錯体化合物であって、常
磁性金属イオンとしてGdを含有する場合、Gdイオン当
りの緩和時間の短縮効果がDTPA−Gdよりも優位に
強度であるから、DTPA−Gdよりも有利に使用され
得る。このことは、上記のようにプロトン緩和効果の収
集効率が低い低磁場MRI装置による診断では、別の意
味で検出効率が向上し、撮影時間の短縮化も可能とな
る。更に、同一磁場強度の装置においてDTPA−Gd
と同一の造影効果を得たい場合には、本発明の錯体化合
物のほうがDTPA−Gdよりも低用量で済み、安全性
の面でも有利となる。逆に、同一投与量であれば、本発
明の錯体化合物のほうが造影剤としてより多くの生体情
報を提供することになり、臨床的な有用性が向上する。
従って、本発明により、MRI装置の磁場強度あるいは
撮影条件にマッチした適切な血中滞留性と有効な造影効
果を有する造影剤が提供されることとなった。
【0018】また、本発明の錯体化合物は適度な血中滞
留性および血管局在性を示すことから、血管分布像(ヴ
ァスキュラリティー)の評価を可能にする。従って、本
発明の造影剤は、近年進歩が著しいMRアンジオグラフ
ィーのための経静脈用造影剤としても有望である。
【0019】なおまた、本発明の錯体化合物は親水性で
あるから、それ自体で高濃度溶液の調製が可能である。
DTPA−Gdの場合には、所望の濃度の溶液を調製す
る際に、ある種の溶解剤の添加を必要とする。従って、
DTPA−Gdと同等のGd濃度の溶液を調製する場合、
本発明の造影剤では溶解剤を必要としないこともある。
また、本発明の錯体化合物は多核体であるから、同一G
d濃度の溶液を調製する場合、全体のモル数が低値とな
り、浸透圧を低下させることが出来る。このように、本
発明の錯体化合物は製剤学的にも利点を有するものであ
る。
【0020】
【実施例】次に実施例、試験例および参考例を挙げて本
発明をさらに詳しく説明するが、本発明の技術的範囲が
これらに限定されるものではない。
【0021】実施例1 DAS−DTENの合成 スターチ(平均分子量:7000)を常法に従って過ヨ
ウ素酸酸化開裂し、DASを得た。DAS0.5g(0.
07mmol)を0.1M燐酸緩衝液(pH7.0)50mlに
溶解させた後、DTEN0.8g(1.6mmol)を加え
た。ここにトリエチルアミン1.66g(16.4mmol)
を加え、pHを約12に調整した後、室温下で24時間
撹拌反応させた。この反応溶液に水素化ほう素ナトリウ
ム0.121g(3.2mmol)を加え、さらに24時間室
温下で撹拌反応させた。本反応溶液に7N塩酸を適量加
えてpHを2以下とした後、引き続いて10N水酸化ナ
トリウム溶液を適量加えて中和し、粗DAS−DTEN
を得た。
【0022】ここで本反応溶液のうち50μlを分取
し、ここに0.1Mのクエン酸緩衝液(pH5.9)10
0μlおよび塩化インジウム(In−111)溶液50μ
lを加えて混和した。薄層クロマトグラフィーによりD
AS−DTEN−In−111とDTEN−In−111
との割合を調べ、その結果からDAS1分子当り6.4
分子のDTENが結合していることが確認された。上記
反応溶液をゲルろ過クロマトグラフィー(Sephadex G
−75)にて精製し、DAS−DTEN0.57gを得
た。
【0023】プロトン−核磁気共鳴スペクトル(溶媒/
2O,270MHz):2.10〜3.33(10H,m,
CH2)、3.37〜4.11(m,CHおよびCH2)、4.
30(1H,m,N−CH)、6.80(2H,d,ベンゼ
ン環)、7.08(2H,d,ベンゼン環)。赤外吸収スペ
クトル(臭化カリウム錠法):780cm-1(ベンゼン環のC
H)、1100cm-1(OH)、1410cm-1(CH2)、16
15cm-1(COOH)。
【0024】実施例2 DAA−DTENの合成 アミロース(平均分子量:2900)を常法に従って過
ヨウ素酸酸化開裂し、DAAを得た。DAA0.5g
(0.17mmol)を0.1M燐酸緩衝液(pH7.0)5
0mlに溶解させた後、DTEN0.678g(1.4mmo
l)を加えた。ここにトリエチルアミン1.4g(13.8
mmol)を加え、pHを約12に調整した後、実施例1に準
じて操作を行い、粗DAA−DTENを得た。
【0025】ここで本反応溶液のうち50μlを分取
し、ここに0.1Mのクエン酸緩衝液(pH5.9)10
0μlおよび塩化インジウム(In−111)溶液50μ
lを加えて混和した。薄層クロマトグラフィーによりD
AA−DTEN−In−111とDTEN−In−111
との割合を調べ、その結果からDAA1分子当り2.1
分子のDTENが結合していることが確認された。上記
反応溶液をゲルろ過クロマトグラフィー(Sephadex G
−75)にて精製し、DAA−DTEN0.32gを得
た。
【0026】プロトン−核磁気共鳴スペクトル(溶媒/
2O,270MHz):2.45〜3.40(10H,m,
CH2)、3.45〜4.52(m,CHおよびCH2)、4.
36(1H,m,N−CH)、6.86(2H,d,ベンゼン
環)、7.13(2H,d,ベンゼン環)。
【0027】実施例3 ジアルデヒドマルトペンタオース(DAMP)−DTE
Nの合成 マルトペンタオース(分子量:828)を常法に従って
過ヨウ素酸酸化開裂し、DAMPを得た。DAMP0.
127g(0.15mmol)を0.1M燐酸緩衝液(pH7.
0)5mlに溶解させた後、DTEN0.296g(0.6m
mol)を加えた。ここにトリエチルアミン0.6g(6.0
mmol)を加え、pHを約12に調整した後、実施例1に
準じて操作を行い、粗DAMP−DTENを得た。
【0028】ここで本反応溶液のうち50μlを分取
し、ここに0.1Mのクエン酸緩衝液(pH5.9)1
00μlおよび塩化インジウム(In−111)溶液5
0μlを加えて混和した。薄層クロマトグラフィーによ
りDAMP−DTEN−In−111とDTEN−In
−111との割合を調べ、その結果からDAMP1分子
当り1.2分子のDTENが結合していることが確認さ
れた。上記反応溶液をゲルろ過クロマトグラフィー(S
ephadex G−75)にて精製し、DAMP−D
TEN0.047gを得た。
【0029】プロトン−核磁気共鳴スペクトル(溶媒/
2O,270MHz):2.24〜3.40(10H,m,
CH2)、3.40〜4.13(m,CH,CH2およびN
H)、4.28(1H,bs,N−CH)、6.78(d,ベ
ンゼン環)、7.05(dd,ベンゼン環)。 赤外吸収スペクトル(臭化カリウム錠法):810cm-1
(ベンゼン環のCH)、1080cm-1(OH)、1400cm
-1(CH2)、1630cm-1(COOH)。
【0030】実施例4 DAMP−(AB−DOTA)の合成 実施例3で記述したDTENをAB−DOTAに置換す
ることによってDAMP−(AB−DOTA)が得られ
る。
【0031】実施例5 DAS−DTEN−Gdの合成 DAS−DTEN0.7g(0.07mmol)を蒸留水3ml
に溶解した。ここに塩化ガドリニウム・6水和物0.0
24g(0.066mmol)を加えて、室温下で撹拌反応さ
せ、DAS−DTEN−Gdを得た。 Gd濃度(ICP発光分析):19mM。
【0032】実施例6 Gd錯体の合成 実施例5において、DAS−DTENをDAA−DTE
N、DAMP−DTENまたはDAMP−(AB−DO
TA)に置換することによって当該化合物のGd錯体が
得られる。
【0033】実施例7 DAS−DTEN−Dyの合成 DAS−DTEN0.2g(0.02mmol)を蒸留水3ml
に溶解した。ここに塩化ディスプロシウム・6水和物
0.007g(0.018mmol)を加えて、室温下で撹拌
反応させ、DAS−DTEN−Dyを得た。 Dy濃度(ICP発光分析):6.5mM。
【0034】実施例8 Dy錯体の合成 実施例7において、DAS−DTENをDAA−DTE
N、DAMP−DTENまたはDAMP−(AB−DO
TA)に置換することによって当該化合物のDy錯体が得
られる。
【0035】試験例1 DAS−DTEN−Gdの緩和度(イン・ビトロ実験) DAS−DTEN−Gdの適量を蒸留水に溶解させた。
この化合物に露呈された水プロトンとの関係をNMR
(6.35T,日本電子社製)により室温(24〜26
℃)における緩和時間(T1およびT2,msec)として測
定した。各緩和時間を表1に示す。
【0036】
【表1】DAS−DTEN−Gdの緩和時間
【0037】2.3mMのDAS−DTEN−Gdは、水
のT1値を約60倍、T2値を約76倍短縮した。表1の
数値をもとにT1およびT2における緩和度(それぞれR
1およびR2(mM・S)-1)を算出し、表2に示した。
【0038】
【表2】DAS−DTEN−Gdの緩和度
【0039】DAS−DTEN−Gdはイン・ビトロに
おいて良好な緩和効果を有し、その効果は同様の手法で
測定したDTPA−Gd(表2中に併記)よりも優位に
高く、有効性が明らかとなった。
【0040】試験例2 DAS−DTEN−Gdのマウス静脈内投与後の血中に
おける緩和効果(エクス・ビボ実験) チオペンタール麻酔を施したICR系雌性マウス(体
重:54g)にDAS−DTEN−Gd溶液(Gdとしての
濃度:19mM)を尾静脈より投与(Gdとして0.02
5mmol/kg)した。投与15分後に下行大動脈より血液
を採取し、血液の室温(24〜26℃)における緩和時
間(T1,msec)を測定した。装置は6.35TのNMR
(日本電子社製)を使用した。また、対照実験としてチ
オペンタール麻酔を施したICR系雌性マウス(体重:
55g)についても下行大動脈より血液を採取し、同様
に測定した。結果を表3に示す。
【0041】
【表3】DAS−DTEN−Gdの血液中での緩和時間
【0042】DAS−DTEN−Gdの血液中でのT1
和時間は、対照マウスの血液の緩和時間に比較して約
1.4倍の緩和効果がみられ、血液の緩和時間を有効に
短縮することを見いだした。
【0043】試験例3 DAS−DTEN−Gdのラット静脈内投与直後の心臓
における造影効果(イン・ビボ実験) チオペンタール麻酔を施したSprague−Dawley系雌性
ラット(198g、9週齢)にDAS−DTEN−Gd溶
液(Gd濃度:19.0mM)を大腿静脈に固定したカニ
ューレより投与(Gdとして0.087mmol/kg)した。
約30秒後に1mlのペントパルビタール溶液を上記のカ
ニューレより投与して致死せしめた後、MRI装置の磁
場内に伏臥位固定し、心臓を含む胸部域のMRI測定
(横断像)を行った。
【0044】また対照として、Sprague−Dawley系雌
性ラット(188g、9週齢)に1mlのペントパルビタ
ール溶液を大腿静脈に固定したカニューレより投与して
致死させた個体についても同様にMRI測定(横断像)を
行った。装置はSIGNA(GE社製)で、磁場強度は
1.5T、またイメージングコイルとして26cm径バー
ドケージ型ヘッド用QDコイルを使用した。撮影条件
は、スピンエコー法でスライス厚10mm、解像度256
×128のT1強調(TR/TE600/30msec)に
て行った。
【0045】DAS−DTEN−Gdを投与されたラッ
トは心臓およびその血管系が高輝度に描出され、イン・
ビボにおいても有効な造影効果を与えることが判明し
た。なお、DAS−DTEN−Gdにより造影された心
臓領域の信号強度は、対照ラットの同一部位の約4.7
倍も高値であった。
【0046】 試験例4 DAS−DTEN−Gdのラット静脈内投与30分後の
心臓における造影効果(イン・ビボ実験)チオペンター
ル麻酔を施したSprague−Dawley系雌性ラ
ット(186g、9週齢)にDAS−DTEN−Gd溶
液(Gd濃度:19.0mM)を大腿静脈に固定したカ
ニューレより投与(Gdとして0.087mmol/k
g)した。投与30分後に1m1のペントパルビタール
溶液を上記カニューレより投与して致死せしめた後、M
RI装置の磁場内に伏臥位固定し、心臓を含む胸部域の
MRI測定(横断像)を行った。また対照としてSpr
ague−Dawley系雌性ラット(234g、9週
齢)にDTPA−Gd(マグネビスト)を大腿静脈に固
定したカニューレより投与(0.1mmol/kg)
し、上記と同様にして心臓を含む胸部域のMRI測定
(横断像)を行った。
【0047】装置はSIGNA(GE社製)で、磁場強
度は1.5T、またイメージングコイルとして26cm
径バードケージ型ヘッド用QDコイルを使用した。撮影
条件は、スピンエコー法でスライス厚10mm、解像度
256×128のT強調(TR/TE600/30m
sec)にて行った。心臓の同一部位における信号強度
を比較すると、DAS−DTEN−Gdを投与したラッ
トの信号強度はマグネビストを投与したラットの約1.
4倍も高いことが判明した。Gdとしての投与量とも併
せて、DAS−DTEN−GdはDTPA−Gdよりも
血中滞留性に優れることが示唆され、本発明の作用効果
が実証された。
【0048】参考例1 DAS−DTEN−In−111のラットにおける静脈
内投与における放射能分布(イン・ビボ実験) DAS−DTEN10mgを0.5mlの蒸留水に溶解し、
さらに0.1Mのクエン酸緩衝液(pH5.9)1mlを加
えた。ここに塩化インジウム(In−111)溶液0.5
ml(59MBeq)を加えて混和し、DAS−DTEN−
In−111を得た。放射化学的純度は100%であっ
た。
【0049】各測定時間当り3匹のSprague−Dawley
系雌性ラット(体重:110〜130g)にチオペンタ
ール麻酔を施した後、DAS−DTEN−In−11
1、50μl/匹を尾静脈より投与した。投与後0.2
5、1、3、6および24時間点にて脱血死せしめ、主
要臓器を摘出した後、各臓器中の放射能を測定した。表
4に各時間点における血中および尿中放射能分布率を示
す。
【0050】
【表4】 DAS−DTEN−In−111の血中および尿中放射能分布率 時間点(hr) 血液(%/投与量) 尿(%/投与量) 0.25 4.02±0.92 48.26±4.42 1.0 2.28±1.18 63.74±2.69 3.0 1.15±0.14 72.09±2.54 6.0 0.94±0.22 74.67±1.98 24.0 0.19±0.10 78.33±2.16
【0051】表4の結果より、DAS−DTEN−In
−111の血中半減期は約2時間と算出され、臨床的に
有効な血中滞留性を有することが判明した。また尿中へ
は良好に***され、体内残留性にも問題がなかった。
【0052】参考例2 DAA−DTEN−In−111のラットにおける静脈
内投与における放射能分布(イン・ビボ実験) DAA−DTEN10mgを0.5mlの蒸留水に溶解し、
さらに0.1Mのクエン酸緩衝液(pH5.9)1mlを加
えた。ここに塩化インジウム(In−111)溶液0.5
ml(473MBeq)を加えて混和し、DAA−DTEN
−In−111を得た。放射化学的純度は100%であ
った。
【0053】各測定時間当り3匹のSprague−Dawley
系雌性ラット(体重:150〜190g)にチオペンタ
ール麻酔を施した後、DAA−DTEN−In−11
1、25μl/匹を尾静脈より投与した。投与後0.2
5、1、3、6および24時間点にて脱血死せしめ、主
要臓器を摘出した後、各臓器中の放射能を測定した。表
5に各時間点における血中および尿中放射能分布率を示
す。
【0054】
【表5】 DAA−DTEN−In−111の血中および尿中放射能分布率 時間点(hr) 血液 (%/投与量) 尿 (%/投与量) 0.25 3.77±0.29 48.90±3.74 1.0 1.11±0.51 72.92±2.10 3.0 0.32±0.05 81.76±1.84 6.0 0.19±0.06 84.56±1.14 24.0 0.08±0.02 86.81±1.87
【0055】表5の結果より、DAA−DTEN−In
−111の血中半減期は約45分と算出され、臨床的に
有効な血中滞留性を有することが判明した。また尿中へ
は良好に***され、体内残留性にも問題がなかった。
【0056】
【発明の効果】本発明の造影剤は、特定のジアルデヒド
化糖、そのアルデヒド基に化学的に結合した錯化剤およ
びこの錯化剤に化学的に結合した常磁性金属イオンから
構成された錯体化合物からなるものであって、このよう
な新規かつ特異な錯体化合物を使用することにより、臨
床的に有効な血中滞留時間を有し、かつMRIで使用さ
れる磁場強度においてその造影効果が強いと言った効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】DAS−DTEN−Gd溶液を投与し、直後に
致死せしめたラットの心臓を含む胸部断層を示す生物の
形態写真である。
【図2】DAS−DTEN−Gd溶液を投与し、30分
後に致死せしめたラットの心臓を含む胸部断層を示す生
物の形態写真である。
【図3】DTPA−Gd(マグネビスト)を投与し、3
0分後に致死せしめたラットの心臓を含む胸部断層を示
す生物の形態写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 進 千葉県袖ヶ浦市北袖3番地1 日本メジ フィジックス株式会社中央研究所内 (72)発明者 東 眞 千葉県袖ヶ浦市北袖3番地1 日本メジ フィジックス株式会社中央研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 49/00 C07H 15/04 C08B 33/08 C08B 37/00 CA(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)構成単糖のうち少なくとも1個が
    酸化開裂された分子量が500〜10000のジアルデ
    ヒド化糖、(b)該ジアルデヒド化糖のアルデヒド基に
    化学的に結合した少なくとも1個の錯化剤および(c)
    該錯化剤に化学的に結合した常磁性金属イオンから構成
    された錯体化合物から成る、核磁気共鳴造影剤。
  2. 【請求項2】 錯体化合物の血中における滞留時間が半
    減期として0.5〜5時間である請求項1に記載の造影
    剤。
  3. 【請求項3】 錯体化合物において、構成単糖がD−グ
    ルコースである請求項2に記載の造影剤。
  4. 【請求項4】 錯体化合物において、構成単糖の繰り返
    し単位が3〜10である請求項2に記載の造影剤。
  5. 【請求項5】 錯体化合物において、錯化剤がジエチレ
    ントリアミンペンタ酢酸または1,4,7,10−テトラ
    アザシクロドデカン−1,4,7,10−テトラ酢酸の誘
    導体である請求項2に記載の造影剤。
  6. 【請求項6】 錯体化合物において、常磁性金属イオン
    が原子番号57〜70のランタノイド系元素のイオンで
    ある請求項2に記載の造影剤。
  7. 【請求項7】 錯体化合物において、常磁性金属イオン
    がGdあるいはDyである請求項6に記載の造影剤。
  8. 【請求項8】 錯体化合物において、常磁性金属イオン
    の濃度が1×10-5〜1×10モル/リットルである請
    求項2に記載の造影剤。
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