JP2901489B2 - 後写鏡 - Google Patents

後写鏡

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JP2901489B2
JP2901489B2 JP6082215A JP8221594A JP2901489B2 JP 2901489 B2 JP2901489 B2 JP 2901489B2 JP 6082215 A JP6082215 A JP 6082215A JP 8221594 A JP8221594 A JP 8221594A JP 2901489 B2 JP2901489 B2 JP 2901489B2
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部 倫 明 服
林 正 樹 小
幸 夫 小野田
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Arako KK
Murakami Kaimeido Co Ltd
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Arako KK
Murakami Kaimeido Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のインナーミラ
ー、アウターミラー等の後写鏡に関し、半透過鏡の背面
に発光表示手段を組込んでミラー内に情報を表示する場
合に、日中周囲光が強い時の表示の視認性を向上させた
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の後写鏡の反射面を半透過鏡で構
成し、その背後に発光ダイオード、バックライト付液晶
等の発光表示手段を配置し、この発光表示手段を点灯す
ることにより、半透過鏡を通して情報を表示し、この発
光表示手段を消灯することにより通常の後写鏡として機
能させるようにしたものが考えられている(例えば、特
公平2−27675号公報、特公平4−25174号公
報等に記載のもの)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記発光表示手段を組
込んだ後写鏡では、日中周囲光が強い場合に、後方視界
の反射像が強く写り、発光表示の視認性が悪くなる欠点
があった。これを改善するために、後写鏡にフードを付
けることも考えられるが、視野を狭めることになり、後
写鏡としての機能が低下する問題があった。
【0004】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、半透過鏡の背後に発光表示手段を配置し
て情報を表示する後写鏡において、周囲光が強い時の視
認性を向上させることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
印加される電気量によって光の透過率が制御される電気
光学素子と、この電気光学素子の背後にあって当該電気
光学素子を通して入射される光の一部を透過し一部を反
射する半透過鏡と、この半透過鏡の背後にあって発光に
よって情報を表示する発光表示手段と、運転者の操作に
よってオン、オフされる表示スイッチと、この表示スイ
ッチのオン、オフに応じて前記電気光学素子の透過率を
制御するものであって、該表示スイッチがオンされて前
発光表示手段が情報を表示している時は、該表示スイ
ッチがオフされて該発光表示手段が情報を表示していな
い時に比べて前記電気光学素子の透過率を低下させる透
過率制御手段とを具備してなるものである。
【0006】請求項2記載の発明は、ヘッドランプの消
灯情報あるいは周囲光強度情報の少くとも一方の情報に
基づいて日中状態であることを検出する日中状態検出手
段をさらに具え、前記透過率制御手段が、当該日中状態
が検出されていることを条件に前記電気光学素子の透過
率を低下させる制御を行なうことを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項3記載の発明は、印加される電気量
によって光の透過率が制御される第1の電気光学素子
と、この第1の電気光学素子の背後にあって当該第1の
電気光学素子を通して入射される光の一部を透過し一部
を反射する半透過鏡と、この半透過鏡の背後にあって発
光によって情報を表示する発光表示手段と、前記第1の
電気光学素子の透過率を制御する第1の透過率制御手段
と、前記第1の電気光学素子に隣接して配設される第2
の電気光学素子と、この第2の電気光学素子の背後にあ
って当該第2の電気光学素子を通して入射される光の
部または全部を反射する反射鏡と、前記第2の電気光学
素子の透過率を制御する第2の透過率制御手段とを具備
してなり、前記第1、第2の透過率制御手段は、前記第
1の電気光学素子の透過率を前記第2の電気光学素子の
透過率よりも低い状態に制御可能に少くとも構成されて
なるものである。
【0008】請求項4記載の発明は、前記第1の透過率
制御手段が、前記発光表示手段が情報を表示している時
に前記第1の電気光学素子の透過率を低下させることを
特徴とするものである。
【0009】請求項5記載の発明は、ヘッドランプの消
灯情報あるいは周囲光強度情報の少くとも一方の情報に
基づいて日中状態であることを検出する日中状態検出手
段をさらに具え、前記第1の透過率制御手段が、当該日
中状態が検出されていることを条件に前記第1の電気光
学素子の透過率を低下させる制御を行なうことを特徴と
するものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、半透過鏡の前方
に電気光学素子を配置したので、周囲光は電気光学素子
を2回透過して人の目に到達し、発光表示手段の表示は
電気光学素子を1回透過して人の目に到達する。したが
って、発光表示手段が表示を行なう時に電気光学素子の
透過率を低下させると、発光表示の透過光量は減衰する
が、周囲光の減衰量の方がより大きくなるので、電気光
学素子の透過率を低下させない場合に比べて周囲光に対
する発光表示の光量が相対的に増大し、日中周囲光が強
い時にも発光表示の視認性を良好に保つことができる。
【0011】また、発光表示を行なう時に電気光学素子
の透過率を低下させるようにしたので、発光表示を行な
わない時は、電気光学素子の透過率を低下させないこと
により、後写鏡としての視認性を保つことができる。な
お、この発明の電気光学素子は、いわゆる防眩ミラーと
しての機能を兼ねることができ、夜間透過率を低下させ
ることにより、後続車のヘッドランプに対する防眩効果
を発揮することができる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、日中状態が
検出されていることを条件に電気光学素子の透過率を低
下させたので、周囲光が強くない時(つまり周囲光によ
って発光表示の視認性が低下するおそれがない時)には
電気光学素子の透過率が低下しないようにすることがで
きる。
【0013】請求項3記載の発明は、電気光学素子を、
背後に発光表示手段が配置された部分と配置されてない
部分に分割して、発光表示手段が配置された部分の透過
率を発光表示手段が配置されていない部分の透過率より
も低下できるようにしたので、日中周囲光が強い時に発
光表示の視認性を確保すると同時に発光表示以外の部分
で後写鏡としての機能を確保することができる。
【0014】請求項4記載の発明によれば、請求項3の
発明において、発光表示を行なう時に第1の電気光学素
子の透過率を低下させるようにしたので、発光表示を行
なわない時は、第1の電気光学素子の透過率を低下させ
ないことにより、全面が後写鏡としての視認性を保つこ
とができる。
【0015】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明において、日中状態が検出されていることを条
件に第1の電気光学素子の透過率を低下させたので、周
囲光が強くない時(つまり周囲光によって発光表示の視
認性が低下するおそれがない時)には第1の電気光学素
子の透過率が低下しないようにすることができる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)この発明の第1実施例を図1に示す。これ
は、自動車のインナーミラーにこの発明を適用したもの
である。(a)はインナーミラーの内部を透視して示し
た平面図、(b)は正面図、(c)は電気光学素子の駆
動回路である。インナーミラー10は、ミラーハウジン
グ12の前面に透明ガラス基板14がはめ込まれてい
る。透明ガラス基板14の背面には、電気光学素子16
が密着状態で構成されている。電気光学素子16は、エ
レクロトクロミック(EC)素子、透過型液晶あるいは
PLZT(Pb(Zr,Ti)O3 系固溶体のPbの一
部をLaで置換した透光性電気光学セラミックス)等で
構成されるもので、印加される電圧等電気量によって光
の透過率が制御される。
【0017】電気光学素子16の背後には半透過鏡18
が配設され、さらにその背後に発光表示手段20が配設
されている。発光表示手段20は発光型の表示手段で、
モニタテレビその他の発光表示素子で構成される。モニ
タテレビの場合はバックライト付液晶テレビやCRT等
で構成することができる。モニタテレビ以外の場合は、
発光ダイオード、バックライト付液晶、エレクトロルミ
ネッセンス等で構成することができる。なお、半透過鏡
18の透過率、反射率は、例えば、発光表示手段20が
点灯状態のときその表示を人が十分認識できる程度に透
過させる透過率を有し、かつ発光表示手段20が消灯状
態のとき発光表示手段20をほとんどまたは全く見えな
い状態に隠して半透過鏡18の全面が後写鏡として機能
する反射率を有するように設定される。
【0018】図1(c)の電気光学素子16の駆動回路
について説明する。スイッチ22は、運転者等の操作に
よってオン、オフされる表示スイッチである。この表示
スイッチ22は、後進時に自動車の後方の状況を表示さ
せる場合は、バックスイッチ(ギアがバックに入れられ
るとオンするスイッチ)で構成することもできる。スイ
ッチ24は、夜間等に防眩ミラーとして機能させるため
のスイッチで、運転者等の操作によってオン、オフされ
る。駆動電源回路26は表示駆動回路28に駆動用電源
を供給する。表示駆動回路28は、制御入力に入力され
る信号に応じて電気光学素子16に印加する電圧等を制
御して電気光学素子16の透過率を変化させる。
【0019】以上の構成によれば、表示スイッチ22を
オンすると発光表示手段20に電源が供給され(映像信
号も連動してオンする構成にすることもできる。)、表
示が開始される。発光表示手段20がモニタテレビの場
合は、カメラにより検出される車両周辺の映像やナビゲ
ーションシステムの映像等を表示することができる。そ
して、表示開始と同時に表示駆動回路28の制御入力に
も+B(“H”)が入力され、電気光学素子16を着色
(EC素子の場合)して、透過率を低下させる。また、
表示のオン、オフと無関係に、防眩スイッチ24をオン
することにより透過率を低下させることができ、夜間の
防眩状態を得ることができる。スイッチ22,24がと
もにオフされると、電気光学素子16は消色し、透過率
はもとの状態に戻される。
【0020】図2は、電気光学素子16の透過率を低下
させた時の周囲(後方)からの入射光と発光表示手段2
0の発光表示光の挙動を示したものである。後方からの
入射光30は、電気光学素子16を透過して半透過鏡1
8で反射して再び電気光学素子16を透過して運転者等
の目に入る。一方、発光表示手段20の発光表示光32
は、半透過鏡18を透過して、電気光学素子16を透過
して運転者等の目に入る。したがって、電気光学素子1
6の透過率をTeとすると、電気光学素子16は、発光
表示光32に対してはTe倍で効いているのに対し、後
方入射光30に対しては、(Te)2 倍と大きく効いて
おり、減光効果が大きい。よって、反射像は抑えられ
て、発光表示が見やすくなる。したがって、発光表示手
段20としてモニタテレビを用いる場合も、標準仕様で
対応することが可能になる。
【0021】具体的に説明すると、いま、 Iin : 後方入射光強度 Min : 発光表示光強度 Rh : 半透過鏡18の反射率 Th : 半透過鏡18の透過率 とすると、電気光学素子16から出力される後方反射像
光出力強度Iout 、発光表示光出力強度Mout は、それ
ぞれ次のように表わされる。
【0022】 Iout =Iin×(Te)2 ×Rh Mout =Min×Te×Th ここで、Iin=4000ルクス、Min=150ルクス、
Rh=0.4、Th=0.6のもとで、透過率Teを様
々に変化させた時のIout /Mout の値は次のようにな
る。 これによれば、透過率Teを低下させるほど後方反射像
に対する減光効果が大きくなることがわかる。したがっ
て、発光表示光出力強度Mout が十分得られる範囲で発
光表示時の透過率Teの値を設定することにより、後方
反射像を抑えて発光表示の視認性を向上させることがで
きる。
【0023】(実施例2)この発明の第2実施例を図3
に示す。これは、前記第1実施例(図1)において、発
光表示に連動して電気光学素子の透過率を低下させる機
能を日中に限って動作させるようにしたものである。前
記図1と共通する部分には同一の符号を用いる。日中状
態の検出はここではヘッドランプ点灯制御回路からの信
号(ライト消灯時“H”)を用いている。この信号は、
信号ライン34(日中状態検出手段に相当)を介してア
ンド回路36に入力される。アンド回路36は、ヘッド
ランプが消灯している状態で表示スイッチ22がオンさ
れると出力が“H”となり、表示駆動回路28を動作さ
せて電気光学素子16の透過率を低下させる。なお、日
中状態の検出は、周囲光強度の検出に基づいて行なうこ
ともできる。
【0024】(実施例3)この発明の第3実施例を図4
に示す。これは、電気光学素子を、背後に発光表示手段
が配置された部分と発光表示手段が配置されていない部
分に分割したものである。(a)はインナーミラーの内
部を透視して示した平面図、(b)は正面図、(c)は
電気光学素子の駆動回路である。図1、図3と共通する
部分には同一の符号を用いる。1枚の透明ガラス基板1
4の背面には電気光学素子16が、背後に発光表示手段
20が配設された部分16aと、発光表示手段20が配
設されていない部分16bに分割して密着状態で構成さ
れている。
【0025】図4(c)において、表示駆動回路は、電
気光学素子16aを駆動する表示駆動回路28aと電気
光学素子16bを駆動する表示駆動回路28bが設けら
れている。表示駆動回路28aは、表示スイッチ22が
オンして発光表示が行なわれたとき、または防眩スイッ
チ24がオンされたときに電気光学素子16aの透過率
を低下させ、スイッチ22,24がともにオフされたと
き透過率をもとに戻す。表示駆動回路28bは、防眩ス
イッチ24がオンされたとき電気光学素子16bの透過
率を低下させ、防眩スイッチ24がオフされたとき透過
率をもとに戻す。したがって、防眩スイッチ24をオフ
した状態では、表示を行なう時は電気光学素子16aは
低透過率、電気光学素子16bは高透過率に制御される
ので、電気光学素子16aの領域を通して発光表示手段
20の表示を鮮明に見ることができ、また電気光学素子
16bの領域を通して良好な後方視界が得られる。ま
た、夜間等に防眩スイッチ24をオンすれば、全面が低
透過率となり、防眩状態が得られる。
【0026】(実施例4)この発明の第4実施例を図5
に示す。これは、前記第3実施例(図4)において、発
光表示に連動して電気光学素子の透過率を低下させる機
能を日中に限って動作させるようにしたものである。前
記図3、図4と共通する部分には同一の符号を用いる。
日中状態の検出はここではヘッドランプ点灯制御回路か
らの信号(ライト消灯時“H”)を用いている。この信
号は、信号ライン34(日中状態検出手段に相当)を介
してアンド回路36に入力される。アンド回路36は、
ヘッドランプが消灯している状態で表示スイッチ22が
オンされると出力が“H”となり、表示駆動回路28a
を動作させて電気光学素子16aの透過率を低下させ
る。
【0027】(実施例5)この発明の第5実施例を図6
に示す。これは、日中状態検出手段を光センサで構成す
るとともに、防眩スイッチを3連ロックレリーズとした
ものである。前記図4の実施例と共通する部分には同一
の符号を用いる。光センサ40はCdS等で構成され、
周囲の光量に応じたレベルの信号を出力する。センサ回
路42は、光センサ40の出力信号レベルに応じて日中
/夜間を判別し、日中と判定した場合“H”、夜間と判
定した場合“L”を出力する。アンド回路36は、日中
と判定されている状態で表示スイッチ22がオンされる
と出力が“H”となり、ダイオード44を介して表示駆
動回路28aを動作させて電気光学素子16aの透過率
を低下させる。
【0028】防眩スイッチ46は、3連ロックレリーズ
で構成され、3つのスイッチ46a,46b,46cの
うちのいずれか1つを選択的にオンし、あるいはすべて
をオフの状態に設定することができる。スイッチ46の
状態による電気光学素子16a,16bの透過率は次の
ようになる。なお、下表でスイッチ46cをオンして電
気光学素子16bのみオンする場合としては、夜間発光
表示手段20の表示を見ている状態で、電気光学素子1
6b側に後続車の眩しいライト等が入射された場合等が
挙げられる。
【0029】 スイッチ46の状態 電気光学素子16a 電気光学素子16b 46aオン 低 高 46bオン 低 低 46cオン 高 低 すべてオフ 高 高 なお、前記各実施例では、防眩状態のオン、オフは防眩
スイッチ24,46により手動で行なったが、日中/夜
間の検出に応じて自動で行なうこともできる。また、発
光表示手段の光量は一定としたが、その前面の電気光学
素子16,16aを低透過率にするのに連動して発光光
量を増大させるように構成することもできる。また、発
光表示手段が配置されていない部分の反射鏡は全反射鏡
であってもよい。また、図6において、表示駆動回路2
8a,28bの制御をともに防眩スイッチ46によって
のみ行なってもよい(表示時、必要に応じて手動操作で
スイッチ46aをオンする)。また、この発明はインナ
ーミラーに限らず、アウターミラーその他車輌の各種後
写鏡に適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、発光表示手段が表示を行なう時に電気光学
素子の透過率を低下させるようにしたので、電気光学素
子の透過率を低下させない場合に比べて周囲光に対する
発光表示の光量が相対的に増大し、日中周囲光が強い時
にも発光表示の視認性を良好に保つことができる。
【0031】また、発光表示を行なう時に電気光学素子
の透過率を低下させるようにしたので、発光表示を行な
わない時は、電気光学素子の透過率を低下させないこと
により、後写鏡としての視認性を保つことができる。な
お、この発明の電気光学素子は、いわゆる防眩ミラーと
しての機能を兼ねることができ、夜間透過率を低下させ
ることにより、後続車のヘッドランプに対する防眩効果
を発揮することができる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、日中状態が
検出されていることを条件に電気光学素子の透過率を低
下させたので、周囲光が強くない時には電気光学素子の
透過率が低下しないようにすることができる。
【0033】請求項3記載の発明は、電気光学素子を、
背後に発光表示手段が配置された部分と配置されてない
部分に分割して、発光表示手段が配置された部分の透過
率を発光表示手段が配置されていない部分の透過率より
も低下できるようにしたので、日中周囲光が強い時に発
光表示の視認性を確保すると同時に発光表示以外の部分
で後写鏡としての機能を確保することができる。
【0034】請求項4記載の発明によれば、請求項3の
発明において、発光表示を行なう時に第1の電気光学素
子の透過率を低下させるようにしたので、発光表示を行
なわない時は、第1の電気光学素子の透過率を低下させ
ないことにより、全面が後写鏡としての視認性を保つこ
とができる。
【0035】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明において、日中状態が検出されていることを条
件に第1の電気光学素子の透過率を低下させたので、周
囲光が強くない時には第1の電気光学素子の透過率が低
下しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例を示すインナーミラー
の構成図および駆動回路図である。
【図2】 図1のインナーミラーにおいて、電気光学素
子の透過率を低下させた時の後方入射光と発光表示光の
挙動を示す図である。
【図3】 この発明の第2実施例を示す駆動回路図であ
る。
【図4】 この発明の第3実施例を示すインナーミラー
の構成図および駆動回路図である。
【図5】 この発明の第4実施例を示す駆動回路図であ
る。
【図6】 この発明の第5実施例を示す駆動回路図であ
る。
【符号の説明】
10 インナーミラー(後写鏡) 16 電気光学素子 16a 第1の電気光学素子 16b 第2の電気光学素子 18 半透過鏡、反射鏡 20 発光表示手段22 表示スイッチ 28 表示駆動回路(透過率制御手段) 28a 表示駆動回路(第1の透過率制御手段) 28b 表示駆動回路(第2の透過率制御手段) 34 信号線(日中状態検出手段) 36 アンド回路(透過率制御手段) 40 光センサ(日中状態検出手段) 42 センサ回路(日中状態検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−122744(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 35/00 B60R 1/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印加される電気量によって光の透過率が制
    御される電気光学素子と、 この電気光学素子の背後にあって当該電気光学素子を通
    して入射される光の一部を透過し一部を反射する半透過
    鏡と、 この半透過鏡の背後にあって発光によって情報を表示す
    る発光表示手段と、運転者の操作によってオン、オフされる表示スイッチ
    と、 この表示スイッチのオン、オフに応じて前記電気光学素
    子の透過率を制御するものであって、該表示スイッチが
    オンされて前記 発光表示手段が情報を表示している時
    は、該表示スイッチがオフされて該発光表示手段が情報
    を表示していない時に比べて前記電気光学素子の透過率
    を低下させる透過率制御手段とを具備してなる後写鏡。
  2. 【請求項2】ヘッドランプの消灯情報あるいは周囲光強
    度情報の少くとも一方の情報に基づいて日中状態である
    ことを検出する日中状態検出手段をさらに具え、 前記透過率制御手段が、当該日中状態が検出されている
    ことを条件に前記電気光学素子の透過率を低下させる制
    御を行なうことを特徴とする請求項1記載の後写鏡。
  3. 【請求項3】印加される電気量によって光の透過率が制
    御される第1の電気光学素子と、 この第1の電気光学素子の背後にあって当該第1の電気
    光学素子を通して入射される光の一部を透過し一部を反
    射する半透過鏡と、 この半透過鏡の背後にあって発光によって情報を表示す
    る発光表示手段と、 前記第1の電気光学素子の透過率を制御する第1の透過
    率制御手段と、 前記第1の電気光学素子に隣接して配設される第2の電
    気光学素子と、 この第2の電気光学素子の背後にあって当該第2の電気
    光学素子を通して入射される光の一部または全部を反射
    する反射鏡と、 前記第2の電気光学素子の透過率を制御する第2の透過
    率制御手段とを具備してなり、 前記第1、第2の透過率制御手段は、前記第1の電気光
    学素子の透過率を前記第2の電気光学素子の透過率より
    も低い状態に制御可能に少くとも構成されてなる後写
    鏡。
  4. 【請求項4】前記第1の透過率制御手段が、前記発光表
    示手段が情報を表示している時に前記第1の電気光学素
    子の透過率を低下させることを特徴とする請求項3記載
    の後写鏡。
  5. 【請求項5】ヘッドランプの消灯情報あるいは周囲光強
    度情報の少くとも一方の情報に基づいて日中状態である
    ことを検出する日中状態検出手段をさらに具え、 前記第1の透過率制御手段が、当該日中状態が検出され
    ていることを条件に前記第1の電気光学素子の透過率を
    低下させる制御を行なうことを特徴とする請求項4記載
    の後写鏡。
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