JP2898900B2 - 磁気抵抗変換器のアクチュエータ及びファイル・レベルの初期設定方法 - Google Patents

磁気抵抗変換器のアクチュエータ及びファイル・レベルの初期設定方法

Info

Publication number
JP2898900B2
JP2898900B2 JP7071029A JP7102995A JP2898900B2 JP 2898900 B2 JP2898900 B2 JP 2898900B2 JP 7071029 A JP7071029 A JP 7071029A JP 7102995 A JP7102995 A JP 7102995A JP 2898900 B2 JP2898900 B2 JP 2898900B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
write
magnetic
current
sensor
magnetoresistive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7071029A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0845036A (ja
Inventor
グレン・アダム・ガーファンクル
マイク・ポウル・サロ
彰彦 青柳
洋 柳沢
弘 寺島
賢二 黒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPH0845036A publication Critical patent/JPH0845036A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2898900B2 publication Critical patent/JP2898900B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/16Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
    • G11B21/20Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier
    • G11B21/21Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier with provision for maintaining desired spacing of head from record carrier, e.g. fluid-dynamic spacing, slider
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/465Arrangements for demagnetisation of heads
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/488Disposition of heads
    • G11B5/4886Disposition of heads relative to rotating disc
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • G11B2005/0008Magnetic conditionning of heads, e.g. biasing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、磁気記録シス
テムに関し、特に、そのような磁気記録システムを製造
し組立てている間の磁気抵抗読み出し変換器の初期設定
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、磁気記憶媒体上に
磁気的に記録することによって情報を記憶する情報記憶
装置である。磁気ディスクの駆動装置は、一般に、各々
のディスクの片面又は両面に形成され、情報が記録され
ている同心円状のデータ・トラックを有する一つ以上の
回転可能なディスク媒体と、種々のデータ・トラックか
らデータを読み出し、又は、種々のデータ・トラックへ
データを書き込むための変換器と、複数のヘッドを希望
するデータ・トラックへ動かし、そして、読み出し又は
書き込みの動作中、トラックの中心線上に、一つのヘッ
ドを維持するための特定のヘッド又は複数のヘッドに接
続されたヘッド位置決めアクチュエータを利用する。ヘ
ッドはエア・ベアリング面を有するスライダの表面に置
かれるか形成されている。そして、エア・ベアリング面
を有するスライダは、回転するディスクによって発生し
た空気のクッションによって、ディスク媒体のデータ面
に隣接して支持されている。スライダは、ヘッド位置決
めアクチュエータの支持アームに、サスペンション・ア
センブリによって接続されている。
【0003】磁気的に記録されたデータを検知するか又
は読み出すための磁気抵抗(MR)センサの使用は、こ
の技術では、よく知られている。また、バルクハウゼン
雑音を除去し、最大線形動作領域にMRセンサを維持す
るために、MR検知素子に縦方向及び横方向の両方のバ
イアス磁界を加えなければならないこともよく知られて
いる。米国特許第4,024,489号明細書、米国特
許第5,079,035号明細書、米国特許第3,84
0,898号明細書、及び米国特許第4,103,41
5号明細書はMRセンサについて論じ、明らかにしてい
る。MRセンサでは、MR素子に必要とされる横方向バ
イアス磁界及び縦方向バイアス磁界を供給するために硬
磁性材料または軟磁性材料及び両方、及び、又は、交換
結合を利用する種々のバイアス方式が工夫されている。
例えば、米国特許第5,079,035号明細書は、強
磁性MR素子がセンサの中央アクティブ領域のみの全面
にわたって伸びているMRセンサを明らかにしている。
センサ端領域の各々に硬磁性材料層が備えられ、MR素
子の端に隣接して接合を形成し、磁気媒体ディスクの表
面に平行なセンサ面に縦方向のバイアス磁界を供給す
る。センサの中央アクティブ領域はMR素子に対して横
方向のバイアス磁界を供給するMR素子、非磁気的な間
隙層、及び、軟磁性層を含む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】磁気変換器は薄膜蒸着
技術を利用して製造され、一般に、誘導的な書き込み変
換器と組み合わせたMR読み出しセンサを含み、データ
の記録再生の両方を備えている。磁気変換器はウェハ上
にバッチ処理で製造される。ウェハは個々のスライダに
切られるかダイスされ、スライダの端面に変換器を形成
する。ダイス処理は、また、ローレベルの付加的なバッ
チ処理を含み、スライダに対してエア・ベアリング面を
形成する。個々のスライダの製造が完成すると、各々の
スライダはサスペンション・アセンブリに取り付けられ
る。そして、サスペンション・アセンブリは、ヘッド・
スタック又はアクチュエータ・ヘッド・スタックと称さ
れる垂直構造に取り付けられたヘッドを有するヘッド・
アクチュエータ・アセンブリの支持アームに取り付けら
れている。
【0005】次に、完成されたアクチュエータ・アセン
ブリを磁気媒体ディスクのような他の要素と組み立て
て、磁気ディスク駆動装置を形成する。製造/組み立て
工程中のある時点において、MRセンサは、MRセンサ
を横切って、好ましい方向(一般的に、MRセンサの縦
軸及び磁気媒体ディスクの面に平行な方向)に磁界を加
えることによって初期設定しなければならない。この初
期設定工程に続いて、MRセンサは、上述の製造及び組
み立て工程中の処理から生じる種々の応力を受けるかも
知れない。これらの応力はMRヘッドの磁気動作を劣化
させる傾向にある。そのような劣化されたヘッドに対し
て、そのような処理後のMRヘッドの再初期設定は、大
抵の場合ヘッドを回復させる(すなわち、ヘッドを適当
な磁化状態に戻す)ことが知られている。普通のMRヘ
ッドとディスク駆動装置の設計は、スライダを対でマウ
ントし、その結果、磁気ディスク媒体の対立した側のM
Rヘッドは、対立する初期設定方向を有する。この理由
のために、そして、実際の磁石設計上の制限のために、
アクチュエータ・アセンブリのMRヘッドは、隣接した
ヘッドを「逆方向に」初期設定することなしに再初期設
定することはできない。したがって、アクチュエータ・
アセンブリが引き続いて受けた処理できる損害は処理さ
れずに残り、動作が劣化しディスク駆動装置でさえ、欠
陥が生じる。
【0006】したがって、本発明の主な目的は、アクチ
ュエータ・アセンブリのヘッドのすべてに対して同じ方
向に向けられた初期設定磁界とセンサ電流を有し、アク
チュエータ・ヘッド・スタックのすべてのMRヘッドの
初期設定又は再初期設定を同時に行うMRヘッドの構造
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の原理にしたがえ
ば、アクチュエータ・ヘッド・スタックに組み立てられ
たMRヘッドの各々は、(アクチュエータ・アセンブリ
の参照フレームに対して)アクチュエータ・ヘッド・ス
タックの他のMRヘッドと同じ方向に流れるセンサ電流
を有する。初期設定磁界の方向は、検知電流の方向の関
数であるので、MRヘッドのすべては、また、同じ初期
設定磁界の方向を有する。したがって、一様な大きな磁
界は、アクチュエータ・アセンブリのMRヘッドのすべ
てを、同時に初期設定するのに利用することができる。
更に、適当な磁石構成を用いて、磁気ディスク駆動装置
にすでに組み入れられたアクチュエータ・アセンブリを
用いて、MRヘッドを初期設定することができる。対立
するMRヘッドを流れるセンス電流の方向は、サスペン
ション・ワイヤリングの設計によって、又は、ヘッド・
エレクトロニクス・モジュールの設計において、又は、
ウェハ・レベルの製造中のヘッド・リードの設計におい
て選択される。
【0008】
【実施例】次に、図1及び図2について説明する。本発
明は図1に示されている磁気ディスク記憶システムにつ
いて具体的に記載しているけれども、本発明は、また、
例えば、磁気テープ記録システムような他の磁気記録シ
ステムに適用できることも明らかである。
【0009】少なくとも、一つの回転可能な磁気ディス
ク12がスピンドル14に支持され、ディスク駆動モー
タ18によって回転させられる。各々の磁気ディスク1
2の磁気記録媒体は、少なくとも、磁気ディスク12の
表面に同心円状のデータ・トラックの環状のパターン
(図示されていない)を形成している。少なくとも一つ
のスライダ13が磁気ディスク12に置かれ、各々のス
ライダ13は、一般に、読み出し/書き込みヘッド21
といわれる一つ以上の磁気読み出し/書き込み変換器を
支持している。一般に、少なくとも、一つの読み出し/
書き込みヘッド21が磁気ディスク12の各々の面に隣
接して支持されている。磁気ディスク12が回転する
と、スライダ13はディスク面22上を半径方向に内側
及び外側に動く。その結果、読み出し/書き込みヘッド
21は希望するデータが記録されている磁気ディスク1
2の異なった位置をアクセスすることができる。各々の
スライダ13はサスペンション15を介してアクチュエ
ータ支持アーム19に取り付けられている。サスペンシ
ョン15はディスク面22に対してスライダ13を一方
に片寄らせる弾性力をわずかに与える。各々のアクチュ
エータ支持アーム19はアクチュエータ手段27に取り
付けられている。図1に示されているアクチュエータ手
段27は、例えば、ボイス・コイル・モータ(VCM)
である。VCM27は固定された磁界内で移動可能なコ
イルを構成している。そして、コイルの移動方向及び移
動速度は制御装置によって供給されたモータ電流信号に
よって制御されている。
【0010】ディスク駆動システムの動作中、磁気ディ
スク12の回転はスライダ13とディスク面22の間に
エア・ベアリングを生じ、スライダ13に上向きの力又
は揚力を及ぼす。したがって、エア・ベアリングはサス
ペンション15のわずかな弾性力と釣り合い、スライダ
13を、動作中、小さな、ほぼ一定の間隔を保ってディ
スク面22から離れてわずか上方に支持する。ディスク
駆動記憶システムの様々な要素は動作中、アクセス制御
信号及び内部クロック信号のような制御装置29によっ
て生じた制御信号によって制御される。一般的に、制御
装置29は、例えば、論理制御回路、記憶手段、及び、
マイクロプロセッサから構成されている。制御装置29
は線路23上の駆動モータ制御信号及び線路28上のヘ
ッド位置信号とシーク制御信号のような様々なシステム
動作を制御するための制御信号を発生する。線路28上
の制御信号は、結合された磁気ディスク12上の希望す
るデータ・トラックに選択されたスライダ13を最適状
態で動かしそして置くための希望する電流プロフィール
を供給する。読み出し及び書き込み信号は、記録チャネ
ル25によって、読み出し/書き込みヘッド21に伝達
されそして読み出し/書き込みヘッド21から伝達され
る。
【0011】一般的な磁気ディスク記憶システムとそれ
に伴う図1の説明である上の説明は単なる例示である。
ディスク駆動記憶システムは、多数の磁気記憶ディスク
を有し、各々のディスクはその各々の表面に関連づけら
れたスライダを有し、各々のスライダは一つ以上の読み
出し/書き込みヘッド21を有することは明らかであ
る。図2に示されているように、各々のスライダ13は
サスペンション15に取り付けられている。そして、サ
スペンション15は、引き続いて、アクチュエータ支持
アーム19に取り付けられている。アクチュエータ支持
アーム19はボイス・コイル・モータ27に取り付けら
れている。一般的に、ボイス・コイル・モータ27とア
クチュエータ支持アーム19はピボット・アセンブリ2
6の反対側に取り付けられている。そして、ピボット・
アセンブリ26はディスク記憶システムハウジング(図
示されていない)に取り付けられたピボット柱に回転可
能にマウントされている。複数の読み出し/書き込みヘ
ッド21、サスペンション15、及び、アクチュエータ
支持アーム19を有するスライダ装置は、一般に、アク
チュエータ・ヘッド・スタックと称される組立品を形成
する。ヘッド・スタックでは、スライダは13aと13
bが一対になってグループを作っている。そして、一対
の各々一つは磁気ディスク12の対立する側に支持さ
れ、図5に示すように、トップ・ヘッド及びボトム・ヘ
ッドと称される。スライダ13によって支持されている
読み出し/書き込みヘッド21は誘導的な書き込みヘッ
ドと磁気抵抗(MR)からなる読み出しヘッドを含む。
【0012】次に、図3を参照すると、米国特許第4,
663,685号明細書に記載されたタイプのMR読み
出しヘッド又はMRセンサは、MRセンサ30に広がっ
ているMR素子32から構成されている。硬磁性材料か
らなる縦方向バイアス層43はセンサ端部領域36の全
面にわたって形成され、縦方向のバイアス磁界をMR素
子32に加える。軟磁性材料からなる横方向バイアス層
38は薄い非磁性スペーサ層42によってMR素子32
から分離され、MRセンサ30の中央アクティブ領域4
4に横方向のバイアス磁界を加える。読み出しデータ信
号は中央アクティブ領域44の全面にわたって検知され
る。そして、中央アクティブ領域44は縦方向バイアス
層43の上に置かれた読み出し導体46の間の間隔によ
ってきめられる。電流源(図示されていない)によって
一定のセンサ電流IがMRセンサ30に加えられ、MR
素子32を通して流れる検知電流IS と横方向バイアス
層38を通して流れるバイアス電流IB を与える。
【0013】正しい動作をするためには、MRセンサ3
0は、MR素子32の中央アクティブ領域44を単一磁
区の状態にセットするために、初期設定しなければなら
ない。MRセンサ30を初期設定するために、正しい向
き(すなわち、方向)と大きさを有する磁界がMRセン
サ30に加えられる。初期設定のための磁界が中央アク
ティブ領域44を印加磁界によって一列にそろえられた
単一磁区状態にする。上述のMRセンサ30では、図3
を参照して、初期設定は、また、縦方向磁気バイアス層
43によって生じたバイアス磁界を一列にそろえる。好
適な実施例では、初期設定の磁界ベクトルはMRセンサ
30の縦方向軸と磁気媒体ディスクの面に平行である。
【0014】スライダ13の垂直面31に形成されたM
Rセンサ30を説明し、センサ電流Iの間の関係を説明
する図である図4(a)及び図4(b)を参照すると、
初期設定磁界HINITと横方向バイアス磁界Hが示されて
いる。簡単のため、MR素子32と横方向バイアス層3
8のみが示されている。図4(a)では、MRセンサ3
0のセンサ電流Iが左から右へ流れるように示されてい
る。しかるに、初期設定磁界HINITは右から左へ向けら
れている。センサ電流Iが左から右へ流れると、横方向
バイアス層38内のバイアス電流IB は、矢印33によ
って示されているように、横方向バイアス層38内に横
方向バイアス磁界Hを生じる。横方向バイアス磁界H
は、初期設定磁界HINITと組み合わせて、MR素子32
の磁界を矢印35によって示される方向にバイアスす
る。もしも、MRセンサ30のセンサ電流Iが逆方向、
すなわち、図4(b)に示されているように、右から左
へ流れると、初期設定磁界HINITも、また、逆方向にな
り、バイアス磁界は逆方向になる。これは、MRセンサ
30のマイクロ磁石は二つの電流構成において、同一
(すなわち、対称)であることを保証する。いくつかの
バイアス方式に対しては、センサ電流Iが逆方向になっ
たとき、対称な磁気動作を得るために、バイアス磁界又
はヘッド構成の付加的な変化又は種々の変化が要求され
る。
【0015】次に、図5を参照すると、磁気ディスク1
2の反対側に読み出し/書き込みヘッドを支持し、(図
2に示されているような)ヘッド・スタックを構成する
スライダ13a,13bの二対が示されている。簡単の
ために、サスペンションとアクチュエータ・アセンブリ
の残りのものは示されていない。説明のために、スライ
ダ13a,13bの一対を、それぞれ、トップ・ヘッド
及びボトム・ヘッドと称する。トップ・ヘッド13aは
磁気ディスク12の上面に隣接して吊されている。しか
るに、ボトム・ヘッド13bは磁気ディスク12の下面
に隣接して吊されている。普通のヘッド及び磁気ディス
クの駆動装置の製造工程では、すべてのヘッドは、図4
(a)に示されているように、順方向のバイアス動作
(すなわち、左から右へ流れるセンサ電流Iと右から左
へ向いた初期設定磁界HINIT)をするように初期設定さ
れる。ヘッドはウェハ・レベル又はロー・レベルのバッ
チ処理で初期設定することができる。又は、各々のヘッ
ドは、図7に示されているように、サスペンション15
に取付けられたあとのような工程に続くある時間に、個
々に初期設定される。すべてのヘッドは、ヘッド・スタ
ックに組み立てる前に、順方向のバイアス動作をするよ
うに初期設定されるので、ヘッド及びスライダがアクチ
ュエータ・アセンブリに組み立てられるとき、隣接した
ヘッドは、図5に示されているように、アクチュエータ
・フレームに関して反対方向に向けられたセンサ電流I
及び初期設定磁界HINITを有する。したがって、ヘッド
・スタックに組み立てたのちに、一つのヘッドを初期設
定しようというどんな試みも、隣接したヘッドが間違っ
た方向に初期設定されるという結果を生じる。
【0016】次に、図6を参照すると、磁気ディスク1
2の対立する面に隣接した読み出し/書き込みヘッドを
支持する二対のトップ・ヘッド13a,ボトム・ヘッド
13bが示されている。そして、二対のトップ・ヘッド
13a,ボトム・ヘッド13bは、(図2に示されてい
るように)ヘッド・スタックに組み立てられている。図
5と同様に、サスペンションとアクチュエータ・アセン
ブリは示されていない。本発明の原理にしたがえば、セ
ンサ電流Iと初期設定磁界HINITは、トップ・ヘッド1
3aとボトム・ヘッド13bの両方に対して同一方向に
向けられている。したがって、例えば、隣接したトップ
・ヘッド13aとボトム・ヘッド13bは、アクチュエ
ータに関して同じ方向に向けられたセンサ電流Iと初期
設定磁界HINITの両方を有する。本発明では、そこで、
ヘッド・スタックの一つ以上の個々のヘッドは、隣接し
たヘッドの初期設定を混乱させることなく、再び、初期
設定することができる。例えば、図8に示されているよ
うに、ヘッド・スタックの一つ以上のトップ・ヘッド1
3aとボトム・ヘッド13bを再び初期設定する必要が
あるならば、全アクチュエータ・アセンブリが、磁石5
3による一様な強い磁界によって初期設定される。磁石
53は要求された構造上のアーキテクチャーを有し、希
望する磁界を生じる永久磁石であるけれども、もっと一
般的には、磁石53は電磁石を構成している。
【0017】図4(a)、図4(b)、及び、図6を参
照すると、隣接したヘッドが同じ方向に向けられたセン
サ電流Iと初期設定磁界HINITを有するヘッド・スタッ
ク・アセンブリを提供するために、初期設定工程に先立
って、トップ・ヘッドであるスライダ13aとボトム・
ヘッドであるスライダ13bを確認し分離する必要はな
い。MRセンサがアクチュエータ・ヘッド・スタック・
アセンブリに組み立てられるまでは、初期設定工程は完
了していない。テスト又は他の目的でアクチュエータの
組み立てに先立って、MRセンサを初期設定することが
できるが、トップ・ヘッドとボトム・ヘッドがアクチュ
エータ・ヘッド・スタック・アセンブリに組み立てら
れ、最後の初期設定が完了したとき、隣接したヘッド
は、同じ方向に向けられた初期設定磁界HINITを有す
る。
【0018】また、図9、図10、及び、図11を参照
すると、センサ電流Iは隣接したヘッドに対して同じ方
向に流れるということを保証するためには、図10に示
されているように、ボトム・ヘッドであるスライダ13
bに対して逆方向のセンサ電流を供給することが必要で
ある。図9はトップ・ヘッドであるスライダ13aに供
給されたような正規のセンサ電流又は順方向のセンサ電
流を説明する簡単化されたブロックダイアグラムであ
る。センサ電流Iは電流源61により導線63を介して
抵抗13aによって表されたMRセンサに供給される。
導線69によって接続されたコイル67aは、磁気ディ
スク12にデータを書き込むためのトップ・ヘッドの書
き込みコイルを表している。曲線73aによって表され
書き込みコイル67aに加えられた書き込み電流パルス
AE-Wは磁気ディスク12に磁化転移75を生じる。上
述のように、書き込み電流パルスIAE-Wの立上りエッジ
は正の磁化転移75を生じる。しかるに、書き込み電流
パルスIAE-Wの立下りエッジは負の磁化転移77を生じ
る。MRセンサは、MRセンサに加えられた磁界の変化
の関数としての磁化転移の抵抗を変えることによって、
磁化転移に応答するか磁化転移を検知する。MRセンサ
は、MRセンサを流れる一定電流を有するので、磁界の
変化に対する応答は、MRセンサによる電圧降下の変化
AE-MR である。そして、VAE-MR は曲線71aによっ
て表されている。MRセンサによって生じた電圧信号は
MRセンサを流れる検知電流IS の方向及び磁気ディス
ク12中の磁化転移75,77の極性の両方の関数であ
る。MRセンサによって生じた電圧信号は、演算増幅器
62によって検出される。演算増幅器62は出力信号を
ディスク駆動信号処理回路(図示されていない。)に加
える。同様に、磁気ディスク12中の磁化転移75,7
7の極性は、書き込みコイル67aを流れる電流の方向
の関数である。図9に示されている順方向バイアス動作
に対しては、書き込み電流パルスIAE-Wの立上りエッジ
は正の磁化転移75を生じる。正の磁化転移75はMR
センサによって検知されるとき正の電圧パルスを生じ
る。
【0019】図10は逆方向の電流で動作する回路を示
している。電流源61はセンサ電流IをMRセンサ13
bに供給している。しかしながら、電流源61とMRセ
ンサ13bの間の導線65は逆になっているので、MR
センサを流れる電流は、図9に示されている回路によっ
て生じる電流の方向と反対になる。したがって、アクチ
ュエータ・ヘッド・スタックに組み立てられたとき、ボ
トム・ヘッド13bには、アクチュエータに関して、ト
ップ・ヘッド13aと同じ方向にセンサ電流Iが流れ
る。しかしながら、MRヘッドを流れる電流の方向は逆
になっているので、磁化転移に対してボトム・ヘッドに
よって生じた電圧信号は、曲線71bに示されているよ
うに、同じ極性の磁化転移に対してトップ・ヘッドによ
って生じた電圧信号と反対になる。図10に示された回
路では、コイル67bを流れる電流が、トップ・ヘッド
の書き込みコイル67aを流れる電流と同じ方向に流れ
るように、ボトム・ヘッドの書き込みコイル67bは書
き込み回路に接続されている。したがって、ボトム・ヘ
ッドからの書き込みパルスによって磁気媒体中に生じた
磁化転移75,77は、トップ・ヘッドの書き込みパル
スによって生じた磁気媒体中の磁化転移75,77と同
じになる。その結果、ボトム・ヘッドのMRセンサ13
bによって検知されたデータ信号はトップ・ヘッドによ
って検知されたMR信号の極性と反対の極性になる。ト
ップ・ヘッドのデータ信号とボトム・ヘッドのデータ信
号の間の極性の違いは問題にならないので、それは、デ
ータ信号処理回路で明らかにされなければならない。
【0020】図11はボトム・ヘッド13bの逆バイア
ス動作をする回路の第二の具体例を示す。図10に示さ
れた回路と同様に、電流源61とMRヘッド13bの間
の導線65は逆になっているので、MRヘッド13bを
流れる電流は逆になる。しかしながら、ボトム・ヘッド
の書き込みコイル67bは導線69が逆になっているの
で、書き込みコイル67bを流れる電流は、トップ・ヘ
ッドの書き込みコイル67aを流れる電流と反対方向に
なる。したがって、書き込み電流によって生じた磁化転
移の極性は書き込みコイルを流れる電流の方向の関数で
あるので、書き込みパルスの立上りエッジによって生じ
た磁化転移77は負の極性を有する。しかるに、書き込
みパルスの立下りエッジは正の極性を有する磁化転移を
生じる。そのとき、逆方向電流が流れるMRセンサ13
bの応答は、順方向電流が流れるトップ・ヘッドのMR
センサの応答と対称(すなわち、同じ)である。
【0021】本発明は、特に、好ましい具体例に関して
示しそして記載したが、添付した特許請求の範囲で限定
した発明の精神及び範囲から離れることなしに、形及び
細部において、様々な変更を行うことができることは、
この技術に熟練した人々によって理解される。
【0022】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。 (1)上面及び下面にデータを記録するための複数のデ
ータ・トラックを有する少なくとも一つの磁気記憶媒体
と、スライダの表面に形成され、前記上面及び下面の各
々に隣接し近接して隔てられて維持された磁気抵抗セン
サを含む少なくとも一つの磁気変換器と、前記磁気記憶
媒体上の選択されたデータ・トラックに選択された前記
磁気変換器を動かすための、各々のスライダに結合され
たアクチュエータ手段とを備え、前記スライダが前記ア
クチュエータ手段と共に組み立てられてアクチュエータ
・ヘッド・スタックを形成し、センサ電流が各々の前記
磁気抵抗センサを通して流れ、前記電流の方向が、前記
磁気抵抗センサのすべてについて同じである磁気記憶シ
ステム。 (2)前記磁気抵抗センサによって検知された前記磁気
記憶媒体中に記録されたデータ・ビットの磁界に応答す
る前記磁気抵抗センサの抵抗変化を検出するための前記
磁気抵抗センサに結合された検出手段であって、前記上
面に隣接した前記磁気抵抗センサを通して流れる前記セ
ンス電流と逆方向に前記下面に隣接した前記磁気抵抗セ
ンサを通して流れる前記センス電流を供給するための前
記磁気抵抗センサに結合された電流源を含む検出手段を
備える上記(1)に記載の磁気記憶システム。 (3)前記磁気変換器の各々が書き込みコイルを含み、
前記書き込みコイルが、前記データ・ビットを磁気的に
記録するための書き込み電流に応答し、前記下面に隣接
した書き込みコイルを通して流れる前記書き込み電流の
方向が、前記上面に隣接した書き込みコイルを通して流
れる書き込み電流と逆方向である上記(2)に記載の磁
気記憶システム。 (4)各々が抵抗センサを含む複数の磁気変換器がアク
チュエータ・ヘッド・スタックを形成するアクチュエー
タに組み立てられ、磁気抵抗センサの各々が、関連する
磁気記憶媒体の上面又は下面に隣接して吊され、前記磁
気抵抗センサの各々が、前記アクチュエータ・ヘッド・
スタックの他の磁気抵抗センサに隣接して配置されたと
きに各々の前記磁気抵抗センサを初期設定するための方
法であって、前記磁気抵抗センサの各々を流れるセンス
電流の方向が前記上面に隣接した磁気抵抗センサと前記
下面に隣接した磁気抵抗センサにおいて同じになるよう
にセンス電流を前記磁気抵抗センサの各々に供給するス
テップと、前記磁気抵抗センサのすべてを、同じ方向に
初期設定するために前記アクチュエータ・ヘッド・スタ
ックのすべての前記磁気抵抗センサに一様な磁界を加え
るステップと、を含む磁気抵抗センサを初期設定する方
法。 (5)前記磁気変換器の各々は誘導的な書き込みコイル
を含み、前記誘導的な書き込みコイルの各々に書き込み
電流を供給するステップを含み、前記誘導的な書き込み
コイルの各々を通して流れる前記書き込み電流の方向
が、前記上面に隣接した誘導的な書き込みコイルと、前
記下面に隣接した誘導的な書き込みコイルとで、前記磁
気媒体に対して同じである上記(4)に記載の磁気抵抗
センサを初期設定する方法。 (6)前記磁気変換器の各々は誘導的な書き込みコイル
を含み、前記誘導的な書き込みコイルの各々に書き込み
電流を供給するステップを含み、下面に隣接した前記書
き込みコイルの各々を通して流れる前記書き込み電流の
方向が、上面に隣接した前記書き込みコイルの各々を通
して流れる前記書き込み電流の方向と反対である上記
(4)に記載の磁気抵抗センサを初期設定する方法。 (7)前記一様な磁界が永久磁石手段によって生じる上
記(4)に記載の磁気抵抗センサを初期設定する方法。 (8)前記一様な磁界が電磁石手段によって生じる上記
(4)に記載の磁気抵抗センサを初期設定する方法。 (9)各々のスライダが少なくとも一つの磁気変換器を
支持し、前記磁気変換器の各々が磁気抵抗センサを含む
複数のスライダと、外側に伸びている複数の支持アーム
を含み、前記スライダの少なくとも一つが、各々の前記
支持アームに結合されそして支持され、前記支持された
スライダの各々がトップ・スライダ又はボトム・スライ
ダである支持手段と、前記磁気抵抗センサの各々にセン
サ電流を供給するための電流源に、前記磁気抵抗センサ
の各々を結合するための電気導線手段であって、トップ
・スライダによって支持された前記磁気抵抗センサのセ
ンス電流の方向が、ボトム・スライダに支持された前記
磁気抵抗センサのセンス電流の方向と同じになるように
前記磁気抵抗センサの各々に前記センス電流を供給する
ように接続された電気導線手段と、を含む磁気記憶シス
テムに使うためのヘッド・スタック・アセンブリ。 (10)前記磁気変換器の各々が誘導的な書き込みコイ
ルを含み、前記電気的導線手段が、前記誘導的な書き込
みコイルの各々に、書き込み電流を供給するように接続
され、前記誘導的な書き込みコイルの各々の書き込み電
流の方向が、前記磁気変換器に対して同じである上記
(9)に記載のヘッド・スタック・アセンブリ。 (11)前記磁気変換器の各々が誘導的な書き込みコイ
ルを含み、前記電気的導線手段が、前記誘導的な書き込
みコイルの各々に、書き込み電流を供給するように接続
され、ボトム・センサによって支持された誘導的な書き
込みコイルの書き込み電流の方向が、前記磁気変換器に
対して、トップ・スライダによって支持された誘導的な
書き込みコイルの書き込み電流の方向と反対である上記
(9)に記載のヘッド・スタック・アセンブリ。 (12)アクチュエータ手段を更に備え、前記支持手段
が前記アクチュエータ手段にマウントされた上記(9)
に記載のヘッド・スタック・アセンブリ。 (13)前記アクチュエータ手段がボイス・コイル・モ
ータ手段を含む上記(12)に記載のヘッド・スタック
・アセンブリ。 (14)複数のサスペンション手段を更に備え、前記ス
ライダの各々が前記サスペンション手段によって取り付
けられ、そして、支持され、前記サスペンション手段の
少なくとも一つが前記支持アームの各々に取り付けられ
ている上記(9)に記載のヘッド・スタック・アセンブ
リ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ディスク記憶システムの簡単化さ
れたブロック・ダイアグラムである。
【図2】アクチュエータ・ヘッド・スタックのスライダ
と関連する変換器とからなる装置を説明するアクチュエ
ータ・アセンブリの鳥瞰図である。
【図3】普通の磁気抵抗読み出し変換器の断面図であ
る。
【図4】図3に示されているMRヘッドのバイアス磁界
とセンス電流の方向を説明するダイアグラムである。
【図5】従来技術のアクチュエータ・ヘッド・スタック
・アセンブリにおけるMRヘッドのセンス電流方向と関
連する初期設定磁界の方向を説明するダイアグラムであ
る。
【図6】本発明の原理によるアクチュエータ・ヘッド・
スタック・アセンブリのMRヘッドのセンス電流の方向
と関連する初期設定磁界の方向を説明するダイアグラム
である。
【図7】従来技術の初期設定工程を説明する吊されたM
Rヘッドの上面図である。
【図8】図2に示されているアクチュエータ・ヘッド・
スタック・アセンブリに対して本発明の原理にしたがっ
てアクチュエータ・レベルの初期設定を説明する鳥瞰図
である。
【図9】本発明の原理によるMRセンサのセンス電流と
書き込み電流の回路の好ましい具体例を説明する簡単化
された第1の回路図である。
【図10】本発明の原理によるMRセンサのセンス電流
と書き込み電流の回路の好ましい具体例を説明する簡単
化された第2の回路図である。
【図11】本発明の原理によるMRセンサのセンス電流
と書き込み電流の回路の好ましい具体例を説明する簡単
化された第3の回路図である。
【符号の説明】
12 磁気ディスク 13 スライダ 13a トップ・ヘッド 13b ボトム・ヘッド 14 スピンドル 15 サスペンション 18 ディスク駆動モータ 19 アクチュエータ支持アーム 21 読み出し/書き込みヘッド 22 ディスク面 23,28 線路 25 記録チャネル 26 ピボット・アセンブリ 27 VCM 29 制御装置 30 MRセンサ 32 MR素子 36 センサ端部領域 38 横方向バイアス層 42 非磁性スペーサ層 43 縦方向バイアス層 44 中央アクティブ領域 46 読み出し導体 53 磁石 61 電流源 63,65,69 導線 67a,67b 書き込みコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青柳 彰彦 神奈川県藤沢市白旗2−16−6 (72)発明者 柳沢 洋 神奈川県鎌倉市七里ケ浜1−9−23 (72)発明者 寺島 弘 神奈川県茅ケ崎市柳島海岸1280−65 (72)発明者 黒木 賢二 神奈川県藤沢市天神町2−22−2−102 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/39 G11B 19/02 501

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面及び下面にデータを記録するための複
    数のデータ・トラックを有する少なくとも一つの磁気記
    憶媒体と、 スライダの表面に形成され、前記上面及び下面の各々に
    隣接し近接して隔てられて維持された磁気抵抗センサを
    含む少なくとも一つの磁気変換器と、 前記磁気記憶媒体上の選択されたデータ・トラックに選
    択された前記磁気変換器を動かすための、各々のスライ
    ダに結合されたアクチュエータ手段とを備え、 前記スライダが前記アクチュエータ手段と共に組み立て
    られてアクチュエータ・ヘッド・スタックを形成し、セ
    ンサ電流が各々の前記磁気抵抗センサを通して流れ、前
    記電流の方向が、前記磁気抵抗センサのすべてについて
    同じである磁気記憶システム。
  2. 【請求項2】前記磁気抵抗センサによって検知された前
    記磁気記憶媒体中に記録されたデータ・ビットの磁界に
    応答する前記磁気抵抗センサの抵抗変化を検出するため
    の前記磁気抵抗センサに結合された検出手段であって、
    前記上面に隣接した前記磁気抵抗センサを通して流れる
    前記センス電流と逆方向に前記下面に隣接した前記磁気
    抵抗センサを通して流れる前記センス電流を供給するた
    めの前記磁気抵抗センサに結合された電流源を含む検出
    手段を備える請求項1記載の磁気記憶システム。
  3. 【請求項3】前記磁気変換器の各々が書き込みコイルを
    含み、前記書き込みコイルが、前記データ・ビットを磁
    気的に記録するための書き込み電流に応答し、前記下面
    に隣接した書き込みコイルを通して流れる前記書き込み
    電流の方向が、前記上面に隣接した書き込みコイルを通
    して流れる書き込み電流と逆方向である請求項2記載の
    磁気記憶システム。
  4. 【請求項4】各々が抵抗センサを含む複数の磁気変換器
    がアクチュエータ・ヘッド・スタックを形成するアクチ
    ュエータに組み立てられ、磁気抵抗センサの各々が、関
    連する磁気記憶媒体の上面又は下面に隣接して吊され、
    前記磁気抵抗センサの各々が、前記アクチュエータ・ヘ
    ッド・スタックの他の磁気抵抗センサに隣接して配置さ
    れたときに各々の前記磁気抵抗センサを初期設定するた
    めの方法であって、 前記磁気抵抗センサの各々を流れるセンス電流の方向が
    前記上面に隣接した磁気抵抗センサと前記下面に隣接し
    た磁気抵抗センサにおいて同じになるようにセンス電流
    を前記磁気抵抗センサの各々に供給するステップと、 前記磁気抵抗センサのすべてを、同じ方向に初期設定す
    るために前記アクチュエータ・ヘッド・スタックのすべ
    ての前記磁気抵抗センサに一様な磁界を加えるステップ
    と、を含む磁気抵抗センサを初期設定する方法。
  5. 【請求項5】前記磁気変換器の各々は誘導的な書き込み
    コイルを含み、前記誘導的な書き込みコイルの各々に書
    き込み電流を供給するステップを含み、前記誘導的な書
    き込みコイルの各々を通して流れる前記書き込み電流の
    方向が、前記上面に隣接した誘導的な書き込みコイル
    と、前記下面に隣接した誘導的な書き込みコイルとで、
    前記磁気媒体に対して同じである請求項4記載の磁気抵
    抗センサを初期設定する方法。
  6. 【請求項6】前記磁気変換器の各々は誘導的な書き込み
    コイルを含み、前記誘導的な書き込みコイルの各々に書
    き込み電流を供給するステップを含み、下面に隣接した
    前記書き込みコイルの各々を通して流れる前記書き込み
    電流の方向が、上面に隣接した前記書き込みコイルの各
    々を通して流れる前記書き込み電流の方向と反対である
    請求項4記載の磁気抵抗センサを初期設定する方法。
  7. 【請求項7】前記一様な磁界が永久磁石手段によって生
    じる請求項4記載の磁気抵抗センサを初期設定する方
    法。
  8. 【請求項8】前記一様な磁界が電磁石手段によって生じ
    る請求項4記載の磁気抵抗センサを初期設定する方法。
  9. 【請求項9】各々のスライダが少なくとも一つの磁気変
    換器を支持し、前記磁気変換器の各々が磁気抵抗センサ
    を含む複数のスライダと、 外側に伸びている複数の支持アームを含み、前記スライ
    ダの少なくとも一つが、各々の前記支持アームに結合さ
    れそして支持され、前記支持されたスライダの各々がト
    ップ・スライダ又はボトム・スライダである支持手段
    と、 前記磁気抵抗センサの各々にセンサ電流を供給するため
    の電流源に、前記磁気抵抗センサの各々を結合するため
    の電気導線手段であって、トップ・スライダによって支
    持された前記磁気抵抗センサのセンス電流の方向が、ボ
    トム・スライダに支持された前記磁気抵抗センサのセン
    ス電流の方向と同じになるように前記磁気抵抗センサの
    各々に前記センス電流を供給するように接続された電気
    導線手段と、を含む磁気記憶システムに使うためのヘッ
    ド・スタック・アセンブリ。
  10. 【請求項10】前記磁気変換器の各々が誘導的な書き込
    みコイルを含み、前記電気的導線手段が、前記誘導的な
    書き込みコイルの各々に、書き込み電流を供給するよう
    に接続され、前記誘導的な書き込みコイルの各々の書き
    込み電流の方向が、前記磁気変換器に対して同じである
    請求項9記載のヘッド・スタック・アセンブリ。
  11. 【請求項11】前記磁気変換器の各々が誘導的な書き込
    みコイルを含み、前記電気的導線手段が、前記誘導的な
    書き込みコイルの各々に、書き込み電流を供給するよう
    に接続され、ボトム・センサによって支持された誘導的
    な書き込みコイルの書き込み電流の方向が、前記磁気変
    換器に対して、トップ・スライダによって支持された誘
    導的な書き込みコイルの書き込み電流の方向と反対であ
    る請求項9記載のヘッド・スタック・アセンブリ。
  12. 【請求項12】アクチュエータ手段を更に備え、前記支
    持手段が前記アクチュエータ手段にマウントされた請求
    項9記載のヘッド・スタック・アセンブリ。
  13. 【請求項13】前記アクチュエータ手段がボイス・コイ
    ル・モータ手段を含む請求項12記載のヘッド・スタッ
    ク・アセンブリ。
  14. 【請求項14】複数のサスペンション手段を更に備え、
    前記スライダの各々が前記サスペンション手段によって
    取り付けられ、そして、支持され、前記サスペンション
    手段の少なくとも一つが前記支持アームの各々に取り付
    けられている請求項9記載のヘッド・スタック・アセン
    ブリ。
JP7071029A 1994-04-01 1995-03-29 磁気抵抗変換器のアクチュエータ及びファイル・レベルの初期設定方法 Expired - Lifetime JP2898900B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US221813 1994-04-01
US08/221,813 US5576908A (en) 1994-04-01 1994-04-01 Actuator and file level initialization of magnetoresistive transducers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0845036A JPH0845036A (ja) 1996-02-16
JP2898900B2 true JP2898900B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=22829502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7071029A Expired - Lifetime JP2898900B2 (ja) 1994-04-01 1995-03-29 磁気抵抗変換器のアクチュエータ及びファイル・レベルの初期設定方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5576908A (ja)
EP (1) EP0675484B1 (ja)
JP (1) JP2898900B2 (ja)
KR (1) KR0150353B1 (ja)
CN (1) CN1064160C (ja)
DE (1) DE69513071T2 (ja)
MY (1) MY112445A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6118622A (en) 1997-05-13 2000-09-12 International Business Machines Corporation Technique for robust resetting of spin valve head
US6169639B1 (en) * 1998-10-23 2001-01-02 International Business Machines Corporation Unipolar last write for improved magnetic stability
JP2000348334A (ja) * 1999-06-09 2000-12-15 Fujitsu Ltd 磁気記録媒体及び磁気ディスク装置
US6728055B1 (en) 2000-03-21 2004-04-27 International Business Machines Corporation Method and apparatus for performing spin valve combined pinned layer reset and hard bias initialization at the HGA level
US6988308B2 (en) * 2002-01-18 2006-01-24 International Business Machines Corporation Method of initializing hard bias of a magnetic read head
US20050034298A1 (en) * 2003-08-15 2005-02-17 Hitachi Global Storage Technologies Disk drive yield optimization by capacity
CN110444231B (zh) * 2019-08-22 2020-12-22 嘉兴日雅光电有限公司 一种分离式磁头结构的磁阻磁头

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3840898A (en) * 1972-12-29 1974-10-08 Ibm Self-biased magnetoresistive sensor
US4024489A (en) * 1975-11-18 1977-05-17 International Business Machines Corporation Magnetoresistive sandwich including sensor electrically parallel with electrical shunt and magnetic biasing layers
JPS5840265B2 (ja) * 1976-01-21 1983-09-05 日本電気株式会社 磁気デイスク収容体
US4103415A (en) * 1976-12-09 1978-08-01 Fairchild Camera And Instrument Corporation Insulated-gate field-effect transistor with self-aligned contact hole to source or drain
US4356523A (en) * 1980-06-09 1982-10-26 Ampex Corporation Narrow track magnetoresistive transducer assembly
US4663685A (en) * 1985-08-15 1987-05-05 International Business Machines Magnetoresistive read transducer having patterned longitudinal bias
JP2510541B2 (ja) * 1986-12-01 1996-06-26 株式会社日立製作所 磁気デイスク用磁気抵抗効果型磁気ヘツド
US4833559A (en) * 1987-09-02 1989-05-23 Magnetic Peripherals Inc. Capacitor multiplexing for magnetoresistive heads
US4878140A (en) * 1988-06-21 1989-10-31 Hewlett-Packard Company Magneto-resistive sensor with opposing currents for reading perpendicularly recorded media
US4987508A (en) * 1988-12-23 1991-01-22 Eastman Kodak Company Permanent magnet shaped to provide uniform biasing of a magnetoresistive reproduce head
US5079035A (en) * 1989-10-10 1992-01-07 International Business Machines Corporation Method of making a magnetoresistive read transducer having hard magnetic bias
US5378885A (en) * 1991-10-29 1995-01-03 Mars Incorporated Unshielded magnetoresistive head with multiple pairs of sensing elements
US5444589A (en) * 1993-12-02 1995-08-22 International Business Machines Corporation Rotary actuator disk drive with identical dual-element read/write transducers
US5412518A (en) * 1993-12-16 1995-05-02 International Business Machines Corporation Individual MR transducer head/disk/channel adaptive bias current system

Also Published As

Publication number Publication date
DE69513071T2 (de) 2000-05-25
CN1064160C (zh) 2001-04-04
MY112445A (en) 2001-06-30
KR950030069A (ko) 1995-11-24
CN1115068A (zh) 1996-01-17
EP0675484A2 (en) 1995-10-04
DE69513071D1 (de) 1999-12-09
KR0150353B1 (ko) 1998-10-15
EP0675484A3 (en) 1996-08-07
EP0675484B1 (en) 1999-11-03
US5576908A (en) 1996-11-19
JPH0845036A (ja) 1996-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3251884B2 (ja) 改善された磁気抵抗を有するスピン・バルブ・センサ
JP4074192B2 (ja) 自己無撞着減磁場を有する巨大磁気抵抗センサ
US6216242B1 (en) Multiple-track magneto-resistive certification and thermal asperity test head
US6580572B1 (en) Combination glide test/burnishing head and head suspension
US6522134B1 (en) Method of resetting spin valve heads in a magnetic disk drive
US6074767A (en) Spin valve magnetoresistive head with two sets of ferromagnetic/antiferromagnetic films having high blocking temperatures and fabrication method
JP2683503B2 (ja) 磁性膜構造
JP3470952B2 (ja) 拡散障壁を備えた薄膜磁気抵抗(mr)スピン・バルブ読取りセンサおよび磁気ディスク・ドライブ
JP3628496B2 (ja) 磁気抵抗センサ及び磁気記憶システム
US6914760B2 (en) Hard bias layer for read heads
JP2006244550A (ja) 記録媒体駆動装置並びにヘッド位置検出方法およびクロック信号生成方法
JP2898900B2 (ja) 磁気抵抗変換器のアクチュエータ及びファイル・レベルの初期設定方法
JPH07320248A (ja) Mrヘッド用サーボ方法及びハードディスクシステム
US5715120A (en) Magnetoresistance sensor with enhanced magnetoresistive effect
JPH07192239A (ja) ディスク駆動装置
US5969896A (en) Magnetic recording/reproducing device with a function of correcting waveform of magnetoresistive-effect head
JP4358191B2 (ja) 磁気転写装置
US6128149A (en) Method and system for detecting common mode disturbances from a dual stripe magnetoresistive head
US6600636B1 (en) Magnetic head with write element offset from read element
US6980404B2 (en) Method and apparatus for improving soft magnetic properties of a spin valve while retaining high giant magnetoresistance
JPH0850709A (ja) 磁気抵抗効果型磁気ヘッド
JPH1186210A (ja) 磁気ヘッドおよびこれを用いた磁気ディスク装置
JPH1049837A (ja) 磁気記録再生装置
JP3313615B2 (ja) 磁気記録再生装置および磁気抵抗素子を用いた再生ヘッド
JP2002299729A (ja) 磁気抵抗効果読み取り素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120312

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 14

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 14

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350