JP2897432B2 - Cross-coil instrument - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】本発明は，交差コイル式計器，特
にその帰零用磁石の配設構造に関する。 【０００２】 【従来技術】交差コイル式計器は，周知のごとく，可動
磁石を内蔵したボビンにコイルを巻回すると共に該可動
磁石には指針を設けたものである。また，上記ボビンは
外部磁気を遮断するために磁性材料のケースに収納して
ある。そして，指針を零点に復帰させるために，上記ケ
ースとボビンとの余剰空間に帰零用磁石が挿置してある
（後述の図１，図４，図６参照）。 〔解決しようとする課題〕しかしながら，従来の交差コ
イル式計器においては，上記帰零用磁石は単に余剰空間
に挿置したのみである（例えば，特公平２−２５４３号
公報）。そのため，交差コイル式計器を自動車等の移動
物体に装着した場合，上記帰零用磁石がケース内で前後
左右，或いは上方に動くことがある。そして，このよう
に帰零用磁石が動くと，計器の指針はその帰零位置が異
なり，正確な指示がなされない。特に，ボルトメータ
（電圧計）においては，帰零用磁石はメータの駆動にも
深く関与しているため，帰零用磁石の位置が変化すると
ボルトメータの特性も変化してしまう。これは，ボルト
メータにおいては，帰零用磁石の磁力をメータの駆動に
も利用しているからである。本発明はかかる従来の問題
点に鑑み，帰零用磁石の構造とその固定手段につき検討
し，帰零用磁石を所定位置に容易，確実に固定すること
ができ，かつメータ指示が正確な交差コイル式計器を提
供しようとするものである。 【０００４】 【課題の解決手段】本発明は，可動磁石を内蔵したボビ
ンにコイルを巻回すると共に上記可動磁石に指針を設
け，また上記ボビンは磁気シールド用のケースに収納
し，更に上記ボビンとケースとの間の余剰空間には上記
可動磁石と相互に磁気的な作用を持たせる帰零用磁石を
配設してなり，かつ該帰零用磁石は，マグネット板と該
マグネット板を固定したマグネットホルダーとよりな
り，また該マグネットホルダーには帰零用磁石を上記ケ
ースに固定するための弾性係合部を設けたことを特徴と
する交差コイル式計器にある。本発明において最も注目
すべきことは，上記帰零用磁石のマグネットホルダーに
弾性係合部を設け，該弾性係合部を磁気シールド用のケ
ースに係合固定するよう構成したことである。上記弾性
係合部の構成としては，マグネットホルダーの一部分を
曲折状に延設して，クリップ状に構成すること（図
１），或いはバネ線材をＵ字状に曲げてその一部をマグ
ネットホルダー内に埋め込んでクリップ状とすること
（図５）がある。また，Ｕ字状の板バネをマグネットホ
ルダーに接合して，クリップ状とすること（図７）など
がある。また，マグネットホルダーには，ボビンの支
柱，或いは該支柱に設けたブラケットに係止するため
の，フック等の係止部を設けることが好ましい（図
１）。これにより，マグネットホルダーを一層強固確実
に装着することができる。 【０００５】 【作用及び効果】本発明における帰零用磁石は，そのマ
グネットホルダーに，該帰零用磁石をケースに固定する
ための弾性係合部を有している。そのため，該帰零用磁
石をボビンとケースとの間の余剰空間に配置するに当た
っては，該弾性係合部をケースに嵌合すれば良い。これ
により，該弾性係合部はケースに強く固定される。その
ため，帰零用磁石は上記余剰空間内に確実に位置決めさ
れた状態で固定できる。また，そのため，マグネット板
を，所定位置に容易かつ正確に配設することができる。
それ故，指針の帰零が正確であり，メータ指示が正確と
なる。したがって，本発明によれば，帰零用磁石を所定
位置に容易，確実に固定することができ，メータ指示が
正確な交差コイル式計器を提供することができる。 【０００６】 【実施例】 実施例１ 本発明の実施例にかかる交差コイル式計器につき，図１
〜図４を用いて説明する。本例の交差コイル式計器１
は，図１に示すごとく，可動磁石（図示略）を内蔵した
ボビン１０にコイルを巻回すると共に，上記可動磁石に
は回動軸１３を介して指針１４を設け，また上記ボビン
１０は磁気シールド用のケース１５に収納してなる。そ
して，上記ボビン１０とケース１５との間の余剰空間１
９内には，上記可動磁石と相互に磁気的な作用を持たせ
る帰零用磁石２を配設する。また，上記帰零用磁石２
は，マグネット板２１と，該マグネット板２１を固定す
るためのマグネットホルダー２２とよりなる。また，該
マグネットホルダー２２には，該帰零用磁石２をケース
１５に固定するための弾性係合部２３を有する。上記に
おいて，ボビン１０は合成樹脂により製作されており，
ボビン１０の四隅にはボビン柱１１が設けてある。ま
た，対向する２本のボビン柱１１の外側には，それぞれ
ブラケット１７が設けてある。更に，該ブラケット１７
には，マグネットホルダー２２のフック２４を係止する
ための，Ｕ状係止片１８が設けてある。これらはボビン
柱１１，ブラケット１７，Ｕ状係止片１８は合成樹脂で
作製してある。また，上記帰零用磁石のマグネットホル
ダー２２は，図２，図３に示すごとく，その上部から後
部にかけて一体形成した弾性係合部２３を有する。該弾
性係合部２３は，ネクタイピンのごとく，クリップ状を
呈しており，その下部にマグネットホルダー２２の背面
に当接する当接部２３１を有する。更に，マグネットホ
ルダー２２の上部側面には，該マグネットホルダー２２
をボビンの前記ブラケット１７に係止するための，フッ
ク２４を有する。また，該マグネットホルダー２２及び
弾性係合部２３は，弾力性のあるばね材により作製して
ある。次に，上記帰零用磁石２のマグネットホルダー２
２は，両図に示すごとく，その前面にマグネット板２１
をかしめ保持するためのツメ２２５と，支承片２２６と
を有する。そして，マグネットホルダー２２にマグネッ
ト板２１を固定するに当たっては，図２，図３に示すご
とく，支承片２２６の上にマグネット板２１を置き，該
マグネット板２１を抱き込むようにツメ２２５をカシめ
る。次に，上記のごとく構成した帰零用磁石２を，ケー
ス１５内の前記余剰空間１９内に挿入するに際しては，
まず上記ボビン１０をケース１５内に入れる。そして，
図４に示すごとく，上記余剰空間１９内に帰零用磁石２
のマグネットホルダー２２を挿入すると共に，該マグネ
ットホルダー２２の後部に設けたクリップ状の弾性係合
部２３をケース１５に嵌合する。これにより，弾性係合
部２３の当接部２３１とマグネットホルダー２２の背面
との間で強く，ケースを把持する。そのため，帰零用磁
石２は，所定の位置にマグネット板２１を配置した状態
で，上記弾性係合部２３によってケース１５に強く固定
される。更に，マグネットホルダー２２の上部側面に設
けたフック２４を，ボビン柱１１のブラケット１７に設
けたＵ状係止片１８に嵌合する。そして，両者を熱カシ
メにより，カシメ固定する。そのため，帰零用磁石２
は，ボビンのブラケット１７に対しても強く固定され
る。上記のごとく，本例においては，帰零用磁石２は，
上記弾性係合部２３によってケース１５に固定されると
共に，Ｕ状係止片２４によってもブラケット１７を介し
てボビン柱１１に固定される。それ故，帰零用磁石２の
マグネット板２１を所定位置に容易，かつ正確に配設す
ることができる。また，そのため，指針１４の帰零が正
確であり，メータ指示が正確となる。なお，上記のごと
く構成した本例の交差コイル式計器においては，コイル
に流れる電流量によって発生する磁界と，帰零用磁石２
の磁界との各磁界方向及びその強さによって，合成磁界
の方向が決定される。そして，その方向に可動磁石が追
従作動し，該可動磁石に取付けた指針１４が目盛り板上
の目盛りを指示する。一方，電流が遮断されると，帰零
用磁石２の磁力のみが可動磁石に作用する。そのため，
可動磁石が上記帰零用磁石２のマグネット板２１に吸引
されて強制的に帰零させられる。それ故，指針１４は所
定の帰零位置まで戻る。 【０００７】実施例２ 本例は，図５，図６に示すごとく，帰零用磁石２のマグ
ネットホルダー２２に設ける弾性係合部として，曲折さ
せたスプリング線３を用いたものである。即ち，該スプ
リング線３は，図５に示すごとく，端部３１，３８と，
その間に設けた中間部３４とよりなる。そして，該中間
部３４と端部３１，３８との間にはＵ状のクリップ部３
２，３７を有する。そして，クリップ部３２，３７とマ
グネットホルダー２２の背面との間は，ケース１５の厚
みより小さい幅を有する。また，上記中間部３４は，合
成樹脂製のマグネットホルダー２２内に埋め込んであ
る。なお，本例においては，マグネットホルダー２２は
実施例１に示した係止用フックを有しない。また，該ス
プリング線３は弾力性のあるばね線材により作製してあ
る。その他は，実施例１と同様である。次に，帰零用磁
石２を，ケース１５に取付けるにあったては，図６に示
すごとく，実施例１と同様にマグネットホルダー２２を
ケース内に挿入すると共に，クリップ部３２，３７をケ
ース１５に嵌合する。これにより，帰零用磁石２は，マ
グネットホルダー２２の背面とクリップ部３２，３７と
により，ケース１５に強く固定される。また，スプリン
グ線３の両端部３１，３８は，図６に示すごとく，ブラ
ケット１７の下面に当接させる。これにより，帰零用磁
石２が上方へ抜け出ることを防止する。本例において
も，実施例１と同様の効果を得ることができる。 【０００８】実施例３ 本例は，図７に示すごとく，マグネットホルダー２２に
設ける弾性係合部として，Ｕ字状のクリップ板４を用い
たものである。即ち，該クリップ板４は，その前部４１
をマグネットホルダー２２の前面に接着剤により接合し
てある。そして，マグネットホルダー２２の背面とクリ
ップ板４の後部４５との間には，ケース１５の厚みより
小さい幅の間隙が設けてある。該クリップ板４は，弾力
性のあるばね材により作製してある。その他は実施例２
と同様である。そして，このように構成した帰零用磁石
２は，実施例２と同様にして，そのマグネットホルダー
２２をケース内に挿入すると共に，クリップ板４をケー
ス１５に嵌合する。これにより，マグネットホルダー２
２の背面とクリップ板４とにより，帰零用磁石２はケー
ス１５に強く固定される。本例においても，実施例２と
同様の効果を得ることができる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a cross-coil type instrument, and more particularly to a structure for disposing a magnet for zero return of the instrument. 2. Description of the Related Art As is well known, a cross-coil instrument has a coil wound around a bobbin containing a movable magnet and a pointer provided on the movable magnet. The bobbin is housed in a case made of a magnetic material to block external magnetism. Then, in order to return the pointer to the zero point, a return-zero magnet is inserted in an extra space between the case and the bobbin (see FIGS. 1, 4 and 6 described later). [Problem to be Solved] However, in the conventional cross-coil type instrument, the above-mentioned resetting magnet is simply inserted in a surplus space (for example, Japanese Patent Publication No. 2-2543). Therefore, when the cross-coil type instrument is mounted on a moving object such as an automobile, the above-mentioned resetting magnet may move forward, backward, left, right, or upward in the case. When the return magnet moves in this way, the pointer of the instrument has a different return position, and an accurate indication is not given. In particular, in a voltmeter (voltmeter), since the reset magnet is deeply involved in driving the meter, when the position of the reset magnet changes, the characteristics of the voltmeter also change. This is because, in a voltmeter, the magnetic force of the zero magnet is also used for driving the meter. In view of the conventional problems, the present invention examines the structure of a magnet for returning to zero and a fixing means thereof, and can easily and surely fix the magnet for returning to a predetermined position, and accurately indicates a meter with a cross coil type. It is intended to provide an instrument. According to the present invention, a coil is wound around a bobbin containing a movable magnet, a pointer is provided on the movable magnet, and the bobbin is housed in a case for magnetic shielding. In a surplus space between the movable magnet and the case, a return magnet for providing a magnetic effect mutually with the movable magnet is provided, and the return magnet is a magnet plate and a magnet to which the magnet plate is fixed. A cross-coil instrument comprising: a holder; and an elastic engagement portion for fixing the return-zero magnet to the case. The most remarkable feature of the present invention is that the magnet holder for the return-to-zero magnet is provided with an elastic engaging portion, and the elastic engaging portion is engaged and fixed to a case for a magnetic shield. As the configuration of the elastic engaging portion, a part of the magnet holder is extended in a bent shape and configured as a clip (FIG. 1), or a spring wire is bent into a U-shape and a part thereof is formed as a magnet holder. There is a case where it is embedded in the inside to form a clip shape (FIG. 5). Further, a U-shaped leaf spring is joined to a magnet holder to form a clip shape (FIG. 7). Further, it is preferable that the magnet holder is provided with a locking portion such as a hook for locking to a support of the bobbin or a bracket provided on the support (FIG. 1). As a result, the magnet holder can be mounted more securely. The return magnet according to the present invention has an elastic engaging portion for fixing the return magnet to the case in the magnet holder. Therefore, when disposing the return-zero magnet in the surplus space between the bobbin and the case, the elastic engagement portion may be fitted to the case. Thereby, the elastic engagement portion is strongly fixed to the case. For this reason, the return-to-zero magnet can be fixed in a state where it is securely positioned in the surplus space. Therefore, the magnet plate can be easily and accurately arranged at a predetermined position.
Therefore, the zero return of the pointer is accurate, and the meter indication is accurate. Therefore, according to the present invention, it is possible to easily and surely fix the return-zero magnet at a predetermined position, and to provide a cross-coil meter with accurate meter indication. Embodiment 1 FIG. 1 shows a cross-coil meter according to an embodiment of the present invention.
This will be described with reference to FIG. Cross-coil meter 1 of this example
As shown in FIG. 1, a coil is wound around a bobbin 10 containing a movable magnet (not shown), a pointer 14 is provided on the movable magnet via a rotating shaft 13, and the bobbin 10 is It is housed in a shielding case 15. The surplus space 1 between the bobbin 10 and the case 15
Inside the movable magnet 9, there is provided a magnet for return to zero 2 having a magnetic effect mutually with the movable magnet. In addition, the magnets for zero return 2
Comprises a magnet plate 21 and a magnet holder 22 for fixing the magnet plate 21. Further, the magnet holder 22 has an elastic engaging portion 23 for fixing the return-to-zero magnet 2 to the case 15. In the above, the bobbin 10 is made of synthetic resin,
At four corners of the bobbin 10, bobbin columns 11 are provided. Brackets 17 are provided outside the two bobbin columns 11 facing each other. Further, the bracket 17
Is provided with a U-shaped locking piece 18 for locking the hook 24 of the magnet holder 22. In these, the bobbin column 11, the bracket 17, and the U-shaped locking piece 18 are made of synthetic resin. As shown in FIGS. 2 and 3, the magnet holder 22 of the zero-return magnet has an elastic engaging portion 23 integrally formed from the upper portion to the rear portion. The elastic engaging portion 23 has a clip-like shape like a tie pin, and has a contact portion 231 at a lower portion thereof, which is in contact with the back surface of the magnet holder 22. Further, on the upper side surface of the magnet holder 22, the magnet holder 22 is provided.
Has a hook 24 for engaging the bracket 17 with the bracket 17 of the bobbin. Further, the magnet holder 22 and the elastic engaging portion 23 are made of an elastic spring material. Next, the magnet holder 2 of the magnet
2 is a magnet plate 21 on the front surface as shown in both figures.
And a supporting piece 226 for caulking and holding. In fixing the magnet plate 21 to the magnet holder 22, as shown in FIGS. 2 and 3, the magnet plate 21 is placed on the support piece 226, and the claws 225 are closed so as to embrace the magnet plate 21. You. Next, when inserting the zero magnet 2 configured as described above into the surplus space 19 in the case 15,
First, the bobbin 10 is placed in the case 15. And
As shown in FIG.
And the clip-shaped elastic engaging portion 23 provided at the rear of the magnet holder 22 is fitted into the case 15. Accordingly, the case is strongly held between the contact portion 231 of the elastic engagement portion 23 and the back surface of the magnet holder 22. Therefore, the return-to-zero magnet 2 is firmly fixed to the case 15 by the elastic engaging portion 23 with the magnet plate 21 arranged at a predetermined position. Further, the hook 24 provided on the upper side surface of the magnet holder 22 is fitted to the U-shaped locking piece 18 provided on the bracket 17 of the bobbin column 11. Then, both are fixed by caulking by thermal caulking. Therefore, the magnet for zero
Are also strongly fixed to the bobbin bracket 17. As described above, in the present embodiment, the magnets for zero return 2
It is fixed to the case 15 by the elastic engaging portion 23 and also to the bobbin column 11 via the bracket 17 by the U-shaped locking piece 24. Therefore, the magnet plate 21 of the return-to-zero magnet 2 can be easily and accurately arranged at a predetermined position. In addition, the return of the pointer 14 is accurate, and the meter indication is accurate. In the cross-coil instrument of this embodiment configured as described above, the magnetic field generated by the amount of current flowing through the coil and the magnet
The direction of the combined magnetic field is determined by the direction of each magnetic field and the strength of the magnetic field. Then, the movable magnet follows the operation in that direction, and the pointer 14 attached to the movable magnet indicates the scale on the scale plate. On the other hand, when the current is interrupted, only the magnetic force of the resetting magnet 2 acts on the movable magnet. for that reason,
The movable magnet is attracted to the magnet plate 21 of the magnet for zero return 2 and is forcibly returned to zero. Therefore, the pointer 14 returns to the predetermined home position. Embodiment 2 In this embodiment, as shown in FIGS. 5 and 6, a bent spring wire 3 is used as an elastic engagement portion provided on a magnet holder 22 of a return-to-zero magnet 2. FIG. That is, as shown in FIG. 5, the spring wire 3 is
It consists of an intermediate part 34 provided between them. A U-shaped clip portion 3 is provided between the intermediate portion 34 and the end portions 31 and 38.
2,37. The width between the clip portions 32 and 37 and the back surface of the magnet holder 22 is smaller than the thickness of the case 15. The intermediate portion 34 is embedded in the magnet holder 22 made of synthetic resin. In this embodiment, the magnet holder 22 does not have the locking hook shown in the first embodiment. The spring wire 3 is made of an elastic spring wire. Others are the same as the first embodiment. Next, as shown in FIG. 6, the magnet holder 22 is inserted into the case and the clip portions 32 and 37 are attached to the case 15 as shown in FIG. Fits. As a result, the resetting magnet 2 is firmly fixed to the case 15 by the back surface of the magnet holder 22 and the clip portions 32 and 37. 6, both ends 31, 38 of the spring wire 3 are brought into contact with the lower surface of the bracket 17, as shown in FIG. This prevents the return-to-zero magnet 2 from slipping upward. In this embodiment, the same effect as in the first embodiment can be obtained. Embodiment 3 In this embodiment, as shown in FIG. 7, a U-shaped clip plate 4 is used as an elastic engagement portion provided on a magnet holder 22. That is, the clip plate 4 has a front portion 41.
Is bonded to the front surface of the magnet holder 22 with an adhesive. A gap having a width smaller than the thickness of the case 15 is provided between the back surface of the magnet holder 22 and the rear portion 45 of the clip plate 4. The clip plate 4 is made of an elastic spring material. Others are Example 2.
Is the same as Then, in the same way as in the second embodiment, the magnet for return zero 2 configured as described above inserts the magnet holder 22 into the case and fits the clip plate 4 into the case 15. Thereby, the magnet holder 2
The backing magnet 2 is firmly fixed to the case 15 by the back surface of the 2 and the clip plate 4. In this embodiment, the same effect as in the second embodiment can be obtained.

【図面の簡単な説明】 【図１】実施例１の交差コイル式計器の全体を示す展開
斜視図。 【図２】実施例１のマグネットホルダーとマグネット板
との固定状態を示す正面図。 【図３】実施例１の帰零用磁石の側面図。 【図４】実施例１の帰零用磁石を装着した状態の部分平
面図。 【図５】実施例２の帰零用磁石の斜視図。 【図６】実施例２の交差コイル式計器の斜視図。 【図７】実施例３の帰零用磁石の斜視図。 【符号の説明】 １．．．交差コイル式計器， １０．．．ボビン， １７．．．ブラケット， １９．．．余剰空間， ２．．．帰零用磁石， ２１．．．マグネット板， ２２．．．マグネットホルダー， ２３．．．弾性係合部， ２４．．．フック， ３．．．スプリング線， ４．．．クリップ板，BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a developed perspective view showing the entire cross-coil instrument of the first embodiment. FIG. 2 is a front view showing a fixed state of the magnet holder and the magnet plate according to the first embodiment. FIG. 3 is a side view of the zero magnet according to the first embodiment. FIG. 4 is a partial plan view showing a state in which the zero magnet according to the first embodiment is mounted. FIG. 5 is a perspective view of a zero magnet according to a second embodiment. FIG. 6 is a perspective view of a crossed-coil instrument of the second embodiment. FIG. 7 is a perspective view of a zero magnet according to a third embodiment. [Explanation of Codes] . . Cross-coil instrument, 10. . . Bobbin, 17. . . Brackets, 19. . . Surplus space, 2. . . 21. Zero magnet, . . Magnetic plate, 22. . . Magnet holder, 23. . . Elastic engagement portion, 24. . . Hook, 3. . . Spring wire, 4. . . Clip board,

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 可動磁石を内蔵したボビンにコイルを巻回すると共に上
記可動磁石に指針を設け，また上記ボビンは磁気シール
ド用のケースに収納し，更に上記ボビンとケースとの間
の余剰空間には上記可動磁石と相互に磁気的な作用を持
たせる帰零用磁石を配設してなり，かつ該帰零用磁石
は，マグネット板と該マグネット板を固定したマグネッ
トホルダーとよりなり，また該マグネットホルダーには
帰零用磁石を上記ケースに固定するための弾性係合部を
設けたことを特徴とする交差コイル式計器。(57) [Claims] A coil is wound around a bobbin containing a movable magnet, a pointer is provided on the movable magnet, and the bobbin is housed in a case for magnetic shielding. In a surplus space between the movable magnet and the movable magnet, a return magnet for providing a magnetic effect mutually is provided, and the return magnet comprises a magnet plate and a magnet holder to which the magnet plate is fixed. A cross-coil type instrument, wherein the magnet holder is provided with an elastic engaging portion for fixing the return-to-zero magnet to the case.