JP2894993B2 - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JP2894993B2
JP2894993B2 JP17147296A JP17147296A JP2894993B2 JP 2894993 B2 JP2894993 B2 JP 2894993B2 JP 17147296 A JP17147296 A JP 17147296A JP 17147296 A JP17147296 A JP 17147296A JP 2894993 B2 JP2894993 B2 JP 2894993B2
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  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、写真スタジオ等
に設置する照明装置に関し、特に背景合成写真撮影に最
適な照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の照明装置としては、写真
スタジオの天井面や壁面に固定されたライト、天井面を
電動により自由に移動し得るライト、さらにはライトス
タンドに取り付けられ撮影者が任意の位置へ移動して設
置し得るライト等が用いられていた。そして、その光源
としては、ハロゲンランプやストロボライト等が普通で
あり、ポートレート撮影の場合にはディフューザを用い
た拡散光やバウンス板を用いたバウンスライトが効果的
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の照明装置にあってはそれぞれ次のような問題
点があった。すなわち、固定のライトによるライティン
グでは、すべての被写体(人物)に対して無難なライテ
ィングとなるように予めそれぞれのライトの位置や強度
等が設定されているので、個性的なライティングを行う
ことができず、被写体が全身の場合と半身の場合、どち
らか一方に重点をおくと他方が不具合になるおそれがあ
った。
【0004】また、電動により自由に移動し得るライト
は被写体に合わせて最適な位置でのライティングが可能
となるが、ライティング技術に不慣れな者にはセッティ
ングの仕方が難しく、ライト移動装置が大形で設備費が
増大するとともに、天井にかなりの高さを必要とし、一
般の事務所用ビルでは設置不可能であった。さらに、ラ
イトスタンドに取り付けられたライトによるライティン
グでは、撮影者は好みのライティングを行うことができ
るが、ライティングに相当の知識と労力を必要とするだ
けでなく、ライト数が多くなるとライトスタンドが輻湊
して撮影の作業性が損われ、不用意につまずいて怪我を
したり、ライトを転倒して破損したりするおそれがあっ
た。
【0005】そして、いずれの方式の照明装置を採用す
るとしても、これらの照明装置をリアプロジェクション
方式の背景合成写真撮影装置のライティングに用いた場
合には、背景となる透過スクリーンに照明装置からの光
線が僅かでも当たると背景画像がフラットになりすぎる
点に大きな問題点を孕んでいた。リアプロジェクション
方式とは、透過スクリーンの背後から背景用スライド画
像を投映し、この透過スクリーンの前方に位置させた被
写体を透過スクリーン上に投映された背景画像と同時に
撮影するものである。
【0006】上記の透過スクリーンの投映面は拡散面で
あるので、この面に照明装置の光線が僅かでも入射する
と、投映された背景用スライド画像が急激にコントラス
トを減じ撮影された背景の画質が著しく損なわれる結果
となる。この発明は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、背景画像の劣化と装置の転倒を防止し得る照明装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、透過スクリーンの背後から背景用スライ
ド画像を投映し、前記透過スクリーンの前方に位置させ
た被写体をカメラで背景画像と同時に撮影するリアロプ
ロジェクション方式の背景合成撮影装置に用いるもので
あって、次のような構成からなる照明装置を提供するも
のである。
【0008】すなわち、棒状の発光部を有するライト
と、垂直方向の一端縁を接して上記被写体方向へ拡開
し、ほぼ2等分面上に上記ライトを配設してその光を上
記被写体方向へ反射させる第1及び第2のバウンス幕
と、上記カメラの撮影レンズの写角外に位置し、上記第
1及び第2のバウンス幕からの反射光を上記背景スクリ
ーンから遮蔽する遮光幕とを、それぞれ所定の位置に所
定の関係を保って巻上げ可能に懸吊したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態を模式的に示す平面図、図2は、その構成を立体
的に示す使用状態の斜視図、図3は、その不使用状態の
斜視図である。
【0010】まず、図1を参照してこの発明の原理を説
明する。図1に示す撮影装置は、背景スクリーンである
透過スクリーン1の後方にスライド映写機等の投映装置
2を配置し、透過スクリーン1の前方ほぼ中央にカメラ
3を、両サイドに一対の照明装置10,10を配置し、
透過スクリーン1とカメラ3との間に位置させた被写体
Sを照明装置10,10により照明し、透過スクリーン
1上に投映した背景画像と同時に撮影する背景合成写真
撮影装置である。
【0011】照明装置10は、棒状のライトであるバー
ライト11と、垂直方向の一端縁Xを接して被写体S方
向へ拡開する第1,第2のバウンス幕12A,12Bを
備えたバウンス幕12と、このバウンス幕12からの反
射光が透過スクリーン1に達するのを遮蔽する遮光幕1
3とからなる。バーライト11は第1,第2のバウンス
幕12A,12Bのほぼ2等分面上にあり、遮光幕13
はカメラ3の撮影レンズ3aの写角外に位置する。
【0012】バーライト11は、図4にその横断面を示
すように、ストロボ用のキセノン管11aとモデリング
ランプ11bとを円筒面の一部に開口部11dを形成し
た円筒状のカバー11c内に収納したものである。モデ
リングランプ11bは開口部11dに関してキセノン管
11aの背後に位置し、キセノン管11aを透過した光
線を照射することにより両ランプの位置を同一にしてい
る。このバーライト11は第1,第2のバウンス幕12
A,12Bのほぼ2等分面上にあり、開口部11dの中
心は第1,第2のバウンス幕12A,12Bの一端縁X
に対向している。
【0013】また、第1のバウンス幕12Aは図2に示
すように、枠体12aに回転自在に装着された巻軸12
b、巻軸12bに基部を取着された幕体12c,巻軸1
2bと一体のプーリ12d、プーリ12dを回転駆動し
て幕体12cを巻上げ可能に懸吊するチェーン,紐,ロ
ープ等の紐体12eとからなる。なお、第2のバウンス
幕12B及び遮光幕13も第1のバウンス幕12Aと全
く同様の構成からなり、遮光幕13は、枠体13a,巻
軸13b,幕体13c,プーリ13d,紐体13eを有
している。
【0014】このような構成からなるバウンス幕12及
び遮光幕13の枠体12a,13aを図1に示す天井面
の所定位置に互いに所定の関係を保って固定し、そのほ
ぼ二等分面上にバーライト11を同様の紐体11eによ
り懸吊し、この紐体11eの端末を天井面に設けたプー
リ14,14を介して壁面等の固定部に任意の高さで掛
止可能とする。
【0015】次に、上記のような構成からなる照明装置
の作用を説明する。図2は、紐体11e,12e,13
eを緩めて第1,第2のバウンス幕12A,12Bの幕
体12c,12c及び遮光幕13の幕体13cを最大に
床面付近まで下垂させ、それに合わせて紐体11eを緩
めてバーライト11を所定の高さに懸吊した状態を示し
ている。なお、図1で示す左側の照明装置10もほぼ同
様にセットする。
【0016】この状態で被写体Sを透過スクリーン1と
カメラ3との間に位置させ、透過スクリーン1の背後か
ら投映装置2により背景画像を投映する。ここで、バー
ライト11のモデリングランプ11bを点灯すると、そ
の照明光は第1,第2のバウンス幕12A,12Bで反
射し、その反射光が直接又は複数回の反射を繰り返した
後被写体Sをやや前方寄りの両側方から照明して撮影準
備態勢が整う。
【0017】撮影者はここでカメラ3の焦点を合わせ構
図を決め、左右の照明装置10,10の光量をそれぞれ
調整してシャッタをレリーズすると、シャッタ羽根が開
放し、図示しない同調装置によりバーライト11のキ
セノン管11aがモデリングランプ11bの光量に比例
した明るさで発光して被写体Sを間接照明すると同時
に、投映装置2の光源部のキセノン管が発光し一瞬背景
画像が明るくなって撮影が行われる。
【0018】このとき、バーライト11からバウンス幕
12で反射した光線は遮光幕13により遮られて透過ス
クリーン1に達することはないので、透過スクリーン1
上に投映された背景画像がフラットになるおそれはな
い。また、この遮光幕13はカメラ3の撮影レンズ3a
の写角外に位置しているので、遮光幕13により画面が
けられるおそれもない。撮影が終了すると、紐体11e
を操作してバーライト11を引き上げるとともに、紐体
12e,13eを操作して第1,第2のバウンス幕12
A,12B及び遮光幕13を頭上にまで引き上げて作業
者等の邪魔にならない高さとする。
【0019】このように、バーライト11,バウンス幕
12及び遮光幕13を天井から懸吊することにより、万
一作業者等が接触しても転倒して作業者が怪我をしたり
装置が破損したりするおそれはない。また、未使用時に
はそれぞれ頭上へ上昇させることができるので、作業者
の邪魔にならないだけでなく写場を広く使うことが可能
になる。さらに、バーライト11,バウンス幕12,遮
光幕13は所定の位置に所定の関係を保って懸吊されて
いるので、撮影の都度それぞれの位置を調整する手間が
省かれ、短時間に安定した照明が可能になる。
【0020】なお、この照明装置に使用されるライトは
棒状のバーライトに限るものでなく、点状のものやリン
グ状のものでも差支えないが、被写体が人物である場合
は、全身又は半身に充分に光が回る点で棒状のものが好
ましい。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、この発明による照明
装置は、ライト,バウンス幕及び遮光幕を所定の位置に
所定の関係を保って懸吊したので、常に一定した被写体
照明を行うことができるとともに、万一接触しても搖動
するだけで転倒して怪我をしたり装置を破損したりする
おそれはなく、暫時搖動した後は再び所定の位置に復帰
して相互の関係位置は不変に保たれる。
【0022】そして、バウンス幕からの反射光が透過ス
クリーンに達することを遮光幕により遮したので、
写体とともに撮影される背景画像が照明光によりフラッ
トになるおそれがなく、ライトが棒状の発光部を有する
ので、人物等の縦長の被写体に対して全体にむらのない
照明が可能となる。
【0023】また、ライト,第1,第2のバウンス幕及
び遮光幕をそれぞれ巻上げ可能とすることにより、未使
用時には作業者の邪魔にならない頭上に巻き上げて上昇
させることができて好都合であり、第1,第2のバウン
ス幕を被写体方向へ拡開させ、そのほぼ2等分面上にラ
イトを配設したので、ライトからの光を複数回反射させ
てきわめて効率のよい照明が可能となるとともに、第
1,第2のバウンス幕からの光量がほぼ等しくなって光
がよく回ったソフトな照明を行うことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を模式的に示す平面図で
ある。
【図2】同じくその構成を立体的に示す使用状態の斜視
図である。
【図3】同じくその不使用状態の斜視図である。
【図4】同じくそのライトの一例を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
1:透過スクリーン(背景スクリーン) 2:投映装置 3:カメラ 10:照明装置 11:バーライト 12:バウンス幕 12A:第1のバウンス幕 12B:第2のバウンス幕 13:遮光幕 S:被写体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 15/10 F21V 17/00 360 F21V 19/00 320 G03B 15/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過スクリーンの背後から背景用スライ
    ド画像を投映し、前記透過スクリーンの前方に位置させ
    た被写体をカメラで背景画像と同時に撮影するリアプロ
    ジェクション方式の背景合成撮影装置のライティングに
    用いる照明装置であって、 棒状の発光部を有する ライトと、垂直方向の一端縁を接
    して前記被写体方向へ拡開し、ほぼ2等分面上に前記ラ
    イトを配設してその光を前記被写体方向へ反射させる第
    1及び第2のバウンス幕と、前記カメラの撮影レンズの
    写角外に位置し、前記第1及び第2のバウンス幕からの
    反射光を前記背景スクリーンから遮蔽する遮光幕とを、
    それぞれ所定の位置に所定の関係を保って巻上げ可能に
    懸吊したことを特徴とする照明装置。
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