JP2894742B2 - 自動二・三輪車 - Google Patents

自動二・三輪車

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JP2894742B2 JP1270104A JP27010489A JP2894742B2 JP 2894742 B2 JP2894742 B2 JP 2894742B2 JP 1270104 A JP1270104 A JP 1270104A JP 27010489 A JP27010489 A JP 27010489A JP 2894742 B2 JP2894742 B2 JP 2894742B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動二輪車あるいは自動三輪車(自動二・
三輪車)に係り、特に、その車体重量部が路面に接近し
て配設可能な低重心で小型の自動二・三輪車に関するも
のである。
[従来の技術] 特開昭60−53476号公報に見られる自動二輪車の場
合、車体カバーは、車体前方を覆うフロントカバーと車
体後部を覆うリヤカバーとに分割され、フロントカバー
は前輪の上からハンドル直下にわたって、またリヤカバ
ーは後輪から運転者が着座するシートの直下にわたって
配設されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記自動二輪車の場合、以下の課題を有する。
フロントカバーおよびリヤカバーがそれぞれハンドル
およびシート直下まで延びていることから、車体の重心
が上方よりになり、かつ重量が増加する。
フロントカバーによる走行抵抗が生じる。
車体カバーがフロントカバーとリヤカバーとの分割構
成であるため、走行風の流れに乱れが生じ、部品点数の
増加に伴ってコストが上がる。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解決するためになされたものであ
って、車体の前部にハンドルポストを立設するととも
に、車体の後部にシートポストを立設した自動二・三輪
車において、前記車体を覆うように車体カバーを配設
し、該車体カバーの前端部および後端部に、下向きに開
口する前輪および後輪懸架部収納用凹部を設け、さら
に、車体カバーの前後部の高さを略同一に設定し、前記
車体カバーを、車体の前端部から後端部にわたって連続
的に一体前記シートポストおよび前記燃料タンクを貫通
させる孔を形成し、該孔から前記燃料タンクの上部を露
出させ、前記車体カバーに、前記ハンドルポストを支持
するステアリングハンドルパイプを貫通させる孔を形成
し、前記シートポストの前記車体カバーより上方に突出
する部分に、方向指示器、尾灯等を一体に備える灯火器
ユニットを取り付けたことを特徴とする。
[作用] 本発明の自動二輪車.三輪車によれば、車体カバーの
前後部の路面からの高さを略同一高さにすることによ
り、車体カバーとハンドルおよびシートの間に十分なス
ペースが形成されるから、車体の上部における走行風に
よる抵抗の低減が図られるとともに、車体の下部の重量
物を集中できる。
また、車体カバーを車体の前端部から後端部にわたっ
て連続的に一体に成形されたものとすることにより、部
品点数ならびにコストの削減が図られる。
また、ハンドルポストおよびシートを外した状態で、
車体カバーを上方から被せることにより、一度の動作で
該車体カバーを車体に取り付けることができる。
また、車体カバーから燃料タンクを露出させることに
より、燃料タンクの表面を車体カバーと兼用することが
できる。
さらに、灯火器ユニットをシートポストに設けたの
で、灯火器ユニットの高さを任意に設定できる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は本実施例に係る自動二輪車全体の側面を、ま
た第2図は同平面を示しており、この自動二輪車は、車
体フレーム1と、前輪2と、駆動輪である後輪3と、こ
の後輪3を回転駆動させるスイング式パワーユニット4
と、運転者が着座するシート5と、操舵用のハンドル6
と、車体を覆う車体カバー7とを主として構成されてお
り、前輪2および後輪3が小径で車体が低い小型の自動
二輪車である。シート5にはヘルメットHをのせておく
ことができる。
前記車体フレーム1は、その前端より下方かつ車体後
方に延びてから屈曲して路面Rと略平行に車体後方に延
びる「く字状」のメインフレーム1aと、このメインフレ
ーム1aの後部の両側面にその前端が固着され、車体側方
にしだいに広がりかつ上方に立ち上がりながら車体後方
に延びる左右一対のサブフレーム1b・1bと、前記メイン
フレーム1aの前端に車体後方に傾斜して固着されたステ
アリングヘッドパイプ1cとから構成されている。
この車体フレーム1におけるステアリングヘッドパイ
プ1cにはステアリングステム8が軸回りに回動自在に挿
入されている。このステアリングステム8の下端には、
二股状のフロントフォーク9(図では1本しか見えな
い)が一体に固定され、このフロントフォーク9の先端
に前記前輪2が回転自在に支持されている。
また、ステアリングステム8の上端には、所定長さ前
方に突出するブラケット10を介してハンドルポスト11が
立設されており、このハンドルポスト11の上端には前記
ハンドル6が取り付けられている。このハンドル6が取
り付けられたハンドルポスト11は、前記フロントフォー
ク9と略平行に所定角度車体の後方に傾斜しており、か
つ、車高の略半分を占める比較的長いものとされてい
る。
ところで前記ハンドル6には、第3図に示すように、
その両端にグリップ12・12が装着され、また、これらグ
リップ12・12の内側にブラケット13・13を介して前輪お
よび後輪3用のブレーキレバー14・14がそれぞれ取り付
けられ、さらに、一対の方向指示器15・15が取り付けら
れている。
上記ハンドル6の上面側は、前記グリップ12・12の内
側の端部間にわたって設けられたハンドルカバー16によ
って覆われている。このハンドルカバー16は、第3図お
よび第4図に示すように、断面コ字状の長方形状をな
し、上面は前下がりに傾斜しており、車体前方に向かっ
て左側には、スピードメータ17が収納され、かつ、この
スピードメータ17を見るための窓16aを有する膨出部16b
が形成されている。
上記ハンドルカバー16は、前記ブラケット13・13にそ
れぞれ一体に形成された取付用凸部18に対し、この凸部
18にあけられたネジ穴18aに捩込まれるボルト19によっ
て取り付けられている。なお、ボルト19が通されるボル
ト挿通孔16cは、ハンドルカバー16両端部の前記ネジ穴1
8aに対応する位置に形成されている。
また、上記ボルト19の頭部にはネジ穴19aがあけられ
ており、このネジ穴19aに、ミラー本体20aおよびミラー
ステー20bからなるバックミラー20の、ミラーステー20b
下端に形成されたネジ部20cが回止め用のナット21を介
して捩込まれることにより、バックミラー20がハンドル
6に取り付けられている。すなわち、前記ボルト19は、
ハンドルカバー16をハンドル6に取り付けるためと、バ
ックミラー20をハンドル6に取り付けるためとの2つの
機能を兼ねているわけである。
前記車体フレーム1におけるメインフレーム1aの後端
には、ブラケット22を介して前記パワーユニット4が上
下に揺動可能に取り付けられている。
このパワーユニット4は、シュラウド23内に収納され
たエンジン24と、このエンジン24に連設されたキャブレ
ータ25およびエアクリーナ26と、前記シュラウド23に対
し一体に固定された伝達ケース27内に収納されてエンジ
ン24の動力を前記後輪3に伝達する動力伝達機構(図で
は見えない)とから構成されている。ちなみに動力伝達
機構は、エンジン24の出力軸と後輪3の車軸にそれぞれ
固定されたプーリと、これらプーリ間に巻回される伝達
ベルトと、自動遠心クラッチおよび無段階変速機等から
構成されている。
上記パワーユニット4は、前記伝達ケース27の前端部
が、リンク28を介して前記ブラケット22の中央部に連結
されることにより上下に揺動可能に支持され、かつその
揺動が、伝達ケース27の上部と前記サブフレーム1bの後
端の間にわたって取り付けられたサスペンション29によ
り吸収・減衰されるようになっている。
なお、前記エンジン24には、始動用キックペダル30が
取り付けられており、また、排気ガスを排出するため
の、先端にマフラ31が取り付けられた排気パイプ32が接
続されている。また、前記ブラケット22の後端には、停
車時に起立状態を保持させるスタンド33が回動自在に取
り付けられている。さらに、前記エアクリーナ26には、
後輪3の上方を覆うリヤフェンダ26aが一体に取り付け
られている。
左右一対のサブフレーム1b・1bの後端の間には、クロ
スメンバ34が架け渡されて固着され、このクロスメンバ
34にシートポスト35が立設されており、さらにこのシー
トポスト35の上端に前記シート5が取り付けられてい
る。このシート5は、平面視、前部が細くなった二等辺
三角形状に形成されたもので、その下面の略中央にシー
トポスト35の上端が取り付けられている。
前記シートポスト35は、クロスメンバ34に固着された
外筒35aと、この外筒35aに対し上下に摺動可能に挿入さ
れ上端に前記シート5が取り付けられた内筒35bとから
なり、内筒35bを上下に摺動させることによってシート
ポスト35全体の長さが運転者の体格等に合わせて調節で
きるようになっている。そして、外筒35aの上端に設け
られた固定手段36によって内筒35bを外筒35aに固定する
ことにより、シートポスト35の長さが設定されるように
なっている。
なお、外筒35aと内筒35bは、シート5の幅に比べて十
分に径の小さいものである。また、このシートポスト35
と前記ハンドルポスト11は断面円形のパイプ製であり、
その断面形状は等しく、かつ、その径も略同じものであ
る。
ところで、上記シートポスト35は、前記クロスメンバ
34に対し、前記ハンドルポスト11と略同じ角度で車体の
前方に傾斜させて立設されており、これによって第1図
に明らかなように、ハンドルポスト11とシートポスト35
は、側面視略ハ字状に配設されている。
また、シートポスト35の外筒35aであって、車体カバ
ー7より上方に突出する部分、には、方向指示器37と、
停止灯を兼ねる尾灯38とを一体に備える灯火器ユニット
39が取り付けられている。
前記車体フレーム1におけるサブフレーム1b・1bの後
端部の間には、燃料タンク40が配設され、また、この燃
料タンク40の前方かつ下側にはオイルタンク41が配設さ
れている。
燃料タンク40は、その後部にキャップ40aによって塞
がれる給油口が設けられており、サブフレーム1b・1b
と、これらサブフレーム1b・1bに固着されたブラケット
42によって、若干前下がりに傾斜した状態で支持されて
いる。
また、オイルタンク41は、中央にキャップ41aによっ
て塞がれる給油口が設けられており、サブフレーム1b・
1bと、メインフレーム1bの後端に固着されたブラケット
43とに固定されている。
第1図で明らかなように、前記燃料タンク40、オイル
タンク41、ひいては前記パワーユニット4等、車重の割
合を多く占める重量物は、シートポスト35の下方に集中
的に配されている。
第5図は前記車体カバー7を示し、この車体カバー7
は樹脂等により成形された一体もので、第1図に示すよ
うに、側面視、前輪2の上方から車体フレーム1のサブ
フレーム1b・1b後端にわたって下向きに凸に湾曲し、平
面視、前方が尖った細長い卵型の形状であり、前端部か
ら後端部にわたって連続的に一体に成形され、車体フレ
ーム1に対し固定されている。この車体カバー7を詳述
すると、側面視の場合、前輪2のやや上に位置する前端
から、下側の縁は、メインフレーム1aの後部に向かって
湾曲しながら下方に延び、メインフレーム1aの後端部に
かかるあたりから上方に徐々に湾曲してエンジン24の側
方を通り、サブフレーム1b・1bの後端よりやや後方まで
延びている。また、上側の縁は、前端から車体の後方に
立ち上がってから、ステアリングヘッドパイプ1cの側方
において下がっていき、下側の縁に沿って下向きに凸に
湾曲してから、燃料タンク40の側方においてサブフレー
ム1b・1bと略平行となってから、サブフレーム1b・1bの
後端よりやや後方まで延びている。そして、この車体カ
バー7の前端部および後端部におけるそれぞれの最上点
A1およびA2の路面からの高さH1、H2は、略同一に設定さ
れている。
そして、車体フレーム1のメインフレーム1aに沿って
車体の幅方向中央の部分が上方に突出している。この突
出部44により車体カバー7自体の剛性の向上が図られて
いるわけであるが、この突出部44の前後方向の中央部は
内側にせばまっており、その両側の下方には、車体カバ
ー7の下側の縁をなす、運転者が足を載せるステップフ
ロア45が形成されている。また、車体カバー7には、ス
テアリングヘッドパイプ1cが貫通される孔7a、および燃
料タンク40がはまる孔7b、とシートポスト35(の外筒35
a)が貫通される孔7cがそれぞれ形成されている。
また、車体カバー7の前端部および後端部には、下向
きに中央部が開口されたフロントフォーク9の収納用凹
所7A、およびサスペンション29の収納用凹所7Bがそれぞ
れ設けられている。
上記車体カバー7により、ステアリングヘッドパイプ
1c、フロントフォーク9の上部、車体フレーム1の略全
体、前記パワーユニット4の一部、燃料タンク40の下
側、オイルタンク41が覆われている。
また、上記車体カバー7の突出部44の内部であってそ
の略中央には、ヒンジ結合されて突出部44の上面をなす
蓋46によって塞がれる収納ボックス47が設けられてい
る。蓋46は、収納ボックス47の前端からオイルタンク41
のキャップ41aに至る長さを有し、前側が開くようヒン
ジ結合されており、蓋46をあけることにより、収納ボッ
クス47に物品を収納できるのはもちろんのこと、キャッ
プ41aを外してオイルタンク41への給油もできるように
なっている。なお、蓋46には図示せぬロック機構が設け
られている。
上記車体カバー7は、前述したように一体ものであ
り、したがって車体に取り付けるには、ハンドルポスト
11およびシートポスト35の内筒35bを外した状態で車体
上方からかぶせていき、前記各孔7a、7b、7cを、それぞ
れステアリングヘッドパイプ1c、燃料タンク40、シート
ポスト35の外筒35aにそれぞれはめることによってなさ
れる。
なお、車体カバー7の前端部の上方には、前記ブラケ
ット10と一体なるカバー48に固定された状態で前照灯49
が配設されている。また、車体カバー7の傾斜した後端
面には、ナンバープレート50が取り付けられている。こ
のナンバープレート50は、車体カバー7を前記クロスメ
ンバ34に取り付けるためのボルト(図示略)によって車
体カバー7に取り付けられている。
上記構成からなる自動二輪車によれば、停車状態で移
動させたり、あるいはスタンド33をかけて起立させる
等、車体の取り回しを行う際に、車体の後部を支持する
には、シート5の縁を横からつかむことによって行うこ
とができる。つまり、シート4の幅よりも、このシート
5がその上端に取り付けられたシートポスト35の径が十
分に小さいために、シート5を容易につかむことができ
るわけで、この状態でシート5を支持すれば車体は支持
される。つまり、車体の後部をつかむためのグリップ等
の手段を車体カバー7に形成したり、あるいはその他の
部品に取り付ける等のことをする必要がなく、シート5
自身がそのグリップとして構成されており、車体構成が
単純化するともに、コストの低減も図られる。
また、上記のように車体を取り回す際には、車体の側
方に立ってシート5とハンドル7の手前側のグリップ12
とをつかんで行うことになるが、シート5とハンドル6
が取り付けられたシートポスト35とハンドルポスト11
は、側面視、略ハ字状に配設されているから、車体のど
ちらの側方に立っても、つまり右側と左側のどちらに立
っても、シートポスト35とハンドルポスト11は略同じ角
度で車体の下方に延びているため、どちら側に立っても
同じ感覚で車体の取り回しを行うことができる。
また、車体カバー7の前端部の最上点A1とハンドル6
との間は離れており、その間に配されたハンドルポスト
11の径は比較的細く、しかも、最上点A1と後端部の最上
点A2の路面Rからの高さH1、H2は略同じ高さで、なおか
つ、シート5と車体カバー7との間はハンドルポスト11
と略同径のシートポスト35しか存していないから、車体
の上部における走行風による抵抗の低減が図られる。ま
た、車体カバー7は、上記のごとくその前端部および後
端部の最上点A1、A2はそれぞれハンドル6およびシート
5よりも低く位置しているから、車体全体が低重心化す
るとともに、軽量化が図られる。
さらに、車体カバー7は、車体の前端部から後端部に
わたって連続的に一体に成形されているから、車体の下
部においては、走行風の乱れが生じにくく走行風の抵抗
が低減される。また、一体に成形されていることによ
り、部品点数ならびにコストの削減が図られる。
第6図および第7図は上記実施例の変形例をそれぞれ
示している。
第6図の自動二輪車は、エンジン24が前方に向けて略
水平に配設されている。
また、第7図の自動二輪車は、シートポスト35の外筒
35aが左右のサブフレーム1b・1bから略垂直に上方に延
び燃料タンク40の上方において1本にまとめられ、そこ
に内筒35bが挿入された二股状のもので、その上端にシ
ート5が装着され、外筒35aの後部には尾灯38が取り付
けられている。そして、方向指示器37は、サブフレーム
1b・1bの後端に取り付けられている。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の自動二・三輪車によれ
ば、車体の前部にハンドルポストを立設するとともに、
車体の後部にシートポストを立設した自動二・三輪車に
おいて、前記車体を覆うように車体カバーを配設し、該
車体カバーの前端部および後端部に、下向きに開口する
前輪および後輪懸架部収納用凹部を設け、さらに、前記
車体カバーの前後部の高さを略同一に設定したことを特
徴とすることから、車体カバーとハンドルおよびシート
の間に十分なスペースが形成され車体の上部における走
行風による抵抗の低減が図られるとともに、車体の下部
に重量物を集中できる。
さらに、車体カバーを車体の前端部から後端部にわた
って連続的に一体に成形されたものとすることにより、
部品点数ならびにコストの削減が図られる。
また、ハンドルポストおよびシートを外した状態で、
車体カバーを上方から被せることにより、一度の動作で
該車体カバーを車体に取り付けることができ、車体カバ
ーの取付作業性に優れる。
また、車体カバーから燃料タンクを露出させることに
より、燃料タンクの表面を車体カバーと兼用することが
でき、その分、車体カバーの面積を小さくし得てコスト
を削減できる。
さらに、灯火器ユニットをシートポストに設けたの
で、灯火器ユニットの高さを任意に設定できると同時に
車体カバーの小型化が図れる。ちなみに、灯火器ユニッ
トを車体カバー後部に取り付ける場合には、灯火器ユニ
ットの取付位置を高く確保するために、車体カバーの高
さが高くなり、結果的に車体カバーが大型化してしま
う。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第1図は全体側面図、第2図は全体平面図、第3図
はハンドル周辺の平面図、第4図はハンドルに対するハ
ンドルカバーおよびバックミラーの取付構造を示す断面
矢視図、第5図は車体カバーの側面図、第6図および第
7図はそれぞれ一実施例の変形例を示す全体平面図であ
る。 7……車体カバー、11……ハンドルポスト、35……シー
トポスト、7A……収容用凹所(凹部)、7B……収納用凹
所(凹部)、7a、7b、7c……孔、39……灯火器ユニッ
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 正明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−222883(JP,A) 特開 昭52−91237(JP,A) 実公 昭58−36626(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の前部にハンドルポストを立設すると
    ともに、車体の後部にシートポストを立設した自動二・
    三輪車において、 前記車体を覆うように車体カバーを配設し、該車体カバ
    ーの前端部および後端部に、下向きに開口する前輪およ
    び後輪懸架部収納用凹部を設け、さらに、 車体カバーの前後部の高さを略同一に設定し、 前記車体カバーを、車体の前端部から後端部にわたって
    連続的に一体に形成し、 前記シートポストの近傍に燃料タンクを配設し、 前記車体カバーに、前記シートポストおよび前記燃料タ
    ンクを貫通させる孔を形成し、該孔から前記燃料タンク
    の上部を露出させ、 前記車体カバーに、前記ハンドルポストを支持するステ
    アリングハンドルパイプを貫通させる孔を形成し、 前記シートポストの前記車体カバーより上方に突出する
    部分に、方向指示器、尾灯等を一体に備える灯火器ユニ
    ットを取り付けたことを特徴とする自動二・三輪車。
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