JP2894173B2 - 差動式熱感知器 - Google Patents

差動式熱感知器

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JP2894173B2
JP2894173B2 JP5239290A JP23929093A JP2894173B2 JP 2894173 B2 JP2894173 B2 JP 2894173B2 JP 5239290 A JP5239290 A JP 5239290A JP 23929093 A JP23929093 A JP 23929093A JP 2894173 B2 JP2894173 B2 JP 2894173B2
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雅史 福田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度上昇率から火災な
どの所定事象の有無を判定する差動式熱感知器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】周囲温度の上昇から火災発生を感知する
火災感知器としては、差動式熱感知器や定温式熱感知器
などがある。差動式熱感知器はその周囲温度が所定以上
の温度上昇率に成ったときに作動するものであり、定温
式熱感知器はその周囲温度が所定以上の温度に成ったと
きに作動するものである。
【0003】従来の差動式熱感知器にあっては、極小さ
なリーク孔の穿設された感圧室内の空気が感知器の周囲
の温度変化に伴って膨張あるいは収縮し、それに伴って
ダイヤフラムが伸縮して電気接点を閉じ、感知器が作動
する機械的機構のものであった。しかしながら、差動式
熱感知器にあってもマイクロコンピュータ化が推進さ
れ、マイクロコンピュータを用いて、周囲温度を温度セ
ンサーを介して逐次読み取ると共に該温度データをマイ
クロコンピュータの記憶領域に記憶し、最新の温度デー
タと所定時間前の温度データとの差から温度上昇率(温
度差/時間)を演算し、該温度上昇率に基づいて火災発
生の有無を判断する差動式熱感知器が開発されている。
【0004】上述のようなマイクロコンピュータを用い
る従来の差動式熱感知器にあっては、具体的には次のよ
うにして火災発生の有無の判断が成されている。すなわ
ち、図5に示すように、マイクロコンピュータのRAM
(random access memory)領域〔00〜FF〕Hの中
に、データ記憶領域〔80〜FF〕Hを設け、データ記
憶領域〔80〜FF〕Hの中の0番目のRAMアドレス
〔80〜81〕Hに今回読み取られたところの現在の温
度データを温度データDX0として格納する。その後、所
定の読み取り周期に相当する所定時間T0 後に、0番目
のRAMアドレス〔80〜81〕Hに格納されている温
度データDX0を所定時間T0 前の温度データDX1として
1番目のRAMアドレス〔82〜83〕Hにシフトし、
新しく読み取った温度データを現在の温度データDX0
して0番目のRAMアドレス〔80〜81〕Hに格納す
る。
【0005】以下、所定時間T0 経過後毎に同様の動作
を繰り返し、63番目のRAMアドレス〔FE〜FF〕
Hに格納されている温度データDX63 を所定時間T
64(但しT64=T0 ×64)前の温度データとしてデー
タ記憶領域から捨て去り、62番目のRAMアドレス
〔FC〜FD〕Hに格納されている温度データDX62
所定時間T63(但しT63=T0 ×63)前の温度データ
X63 として63番目のRAMアドレス〔FE〜FF〕
Hにシフトし、…………、0番目のRAMアドレス〔8
0〜81〕Hに格納されている温度データDX0を所定時
間T0 前の温度データDX1として1番目のRAMアドレ
ス〔82〜83〕Hにシフトし、新しく今回読み取った
温度データを現在の温度データDX0として0番目のRA
Mアドレス〔80〜81〕Hに格納する。
【0006】そして、例えば、今回新たに所定時間T63
前の温度データDX63 として63番目のRAMアドレス
〔FE〜FF〕Hにシフトされた温度データDX63 と、
今回新たに現在の温度データDX0として0番目のRAM
アドレス〔80〜81〕Hに格納された温度データDX0
との温度差Δt(但しΔt=DX63 −DX0)を演算し、
所定時間T63の間の温度差Δtが予め定められている温
度差の閾値Th よりも大きいか否かによって火災発生の
有無を判定している。
【0007】ところで、図6に示すように、マイクロコ
ンピュータのRAM領域〔00〜FF〕Hには、データ
を格納するためのデータ記憶領域〔80〜BF〕H、サ
ブルーチンプログラムや割り込みプログラムなどを使用
する際に使われるスタック領域〔C0〜FF〕H、更に
はユーザ側からは全く操作できない未実装領域〔00〜
7F〕Hがある。
【0008】スタック領域〔C0〜FF〕Hは、その一
部のみがスタック領域として使用されるような場合にあ
っては、残りのスタック領域をデータ記憶領域として使
用することもできるものの、スタック領域をデータ記憶
領域として使用すると命令コードとデータとを混同し
て、命令コードを温度データとして扱ってしまったり、
温度データを命令コードとして扱ってしまったりする可
能性があり、差動式熱感知器の誤動作を防止するために
もスタック領域をデータ記憶領域として使用することは
最小限に抑えることが望ましい。このように、温度デー
タを格納するために使用できるRAM領域の容量には自
ずと限界がある。
【0009】ところで、火災感知器として用いる差動式
熱感知器にあっては、差動式熱感知器の感度を規定する
ために、各国によって様々に異なる表1に示すような感
度試験規格が設けられている。
【0010】
【表1】
【0011】すなわち、表1に示すように、差動式熱感
知器の感度試験の中には、差動式熱感知器の周囲温度を
所定の温度上昇率で上昇させながら定められた動作制限
時間で火災感知発報の作動の有無を試験する直線試験
と、差動式熱感知器の周囲温度を階段状に変化させて定
められた動作制限時間で火災感知発報の作動の有無を試
験する階段試験とがある。しかも、直線試験であっても
国あるいは差動式熱感知器の種別によって、感度試験規
格の温度上昇率や動作制限時間がそれぞれ異なるし、階
段試験であっても種別によって階段状の温度上昇値が異
なっている。
【0012】図5に示すような64個の温度データのみ
しか格納することのできないような、小容量のRAM領
域〔00〜FF〕Hしか備えていないマイクロコンピュ
ータであっても、温度データの所定の読み取り周期T0
を例えばT0 =3秒に設定して、3秒毎に読み取った温
度データを順次シフトして格納する場合、読み取り周期
0 の3秒が正確に3秒であると共に読み取った温度デ
ータに誤差が無ければ、前記の表1の感度試験規格を全
て満足させることができる。
【0013】しかしながら、読み取り周期T0 に±20
%の誤差があると共に読み取った温度データに±2.5
℃の誤差があると、図5に示すような64個の温度デー
タのみしか格納することのできないような、小容量のR
AM領域〔00〜FF〕Hしか備えていないマイクロコ
ンピュータにあっては、もはや前記の表1の感度試験規
格の一部は満足させることができない。
【0014】すなわち、例えば、温度データの所定の読
み取り周期T0 をT0 =3秒に設定した場合、読み取り
周期T0 に±20%の誤差があると共に読み取った温度
データに±2.5℃の誤差があると、前記の表1の感度
試験規格の中の、日本の全ての感度試験規格と、欧州B
S規格対応の中の10℃/分と20℃/分と30℃/分
との感度試験規格と、豪州AS規格対応の全ての感度試
験規格とを満足できるものの、欧州BS規格対応の中の
3℃/分と5℃/分との感度試験規格を満足できない。
【0015】何故ならば、温度データの所定の読み取り
周期T0 をT0 =3秒に設定した場合、読み取り周期T
0 に±20%の誤差があると共に読み取った温度データ
に±2.5℃の誤差があると、この欧州BS規格対応の
中の3℃/分と5℃/分との感度試験規格を満足するに
は、177個以上の温度データを格納できる容量のRA
M領域を備えるマイクロコンピュータが必要だからであ
る。言い換えれば、3秒×177=531秒以上にわた
る温度差が必要だからである。
【0016】また、図5に示すような64個の温度デー
タのみしか格納することのできないような、小容量のR
AM領域〔00〜FF〕Hしか備えていないマイクロコ
ンピュータであっても、温度データの所定の読み取り周
期T0 をT0 =12秒に設定して、12秒毎に読み取っ
た温度データを順次シフトして格納するようにすれば、
読み取り周期T0 に±20%の誤差があると共に読み取
った温度データに±2.5℃の誤差があるとしても、前
記の表1の感度試験規格を全て満足させることができ
る。
【0017】何故ならば、温度データの所定の読み取り
周期T0 をT0 =12秒に設定して、12秒毎に読み取
った温度データを順次シフトして格納する場合、読み取
り周期T0 に±20%の誤差があると共に読み取った温
度データに±2.5℃の誤差があるとしても、前記の表
1の感度試験規格の中で最も温度データの格納容量の必
要な欧州BS規格対応の中の3℃/分と5℃/分との感
度試験規格を満足させるには、少なくとも45個以上の
温度データの格納できる容量のRAM領域を備えていれ
ば間に合うからである。言い換えれば、12秒×45=
540秒以上にわたる温度差を得ることができれば間に
合うからである。
【0018】しかしながら、45個以上の温度データの
格納容量が必要なので、図7に示すように、データ記憶
領域〔80〜BF〕Hのみでは温度データの格納容量が
不足で、スタック領域〔C0〜FF〕Hの中のスタック
領域〔C0〜DB〕Hをデータ記憶領域として使用しな
ければならない。また、前記の表1の感度試験規格の中
の日本の階段試験にあっては、動作制限時間が30秒で
あるため、12秒毎に温度データを読み取ってシフトし
ながらRAM領域に格納する方法では、30秒間に12
秒と24秒との2回のみしか火災判定を行うことができ
ず、差動式熱感知器の信頼性が悪くなる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、マイ
クロコンピュータを用いた従来の差動式熱感知器にあっ
ては、前記の表1の感度試験規格を全て満足させて且つ
火災判定の信頼性を確保するためには、多くの温度デー
タを格納可能な大容量の格納容量が必要で、マイクロコ
ンピュータのRAM領域のデータ記憶領域は無論のこと
スタック領域までをも温度データのデータ格納領域とし
て使用しても、温度データのデータ格納領域が不足する
と言う問題点があった。
【0020】本発明は、上記の問題点を改善するために
成されたもので、その目的とするところは、温度データ
のデータ格納領域の容量が少なくて済むと共に前記表1
の感度試験規格を全て満足させることができ且つ火災判
定の高信頼性の確保できる、マイクロコンピュータを用
いた優れる差動式熱感知器を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、周囲温
度を所定読み取り周期で逐次読み取って該温度データを
データ記憶領域に順次シフトしながら格納すると共に該
時系列的な離散値である温度データより演算し得る温度
変化率から所定事象の有無を判断する差動式熱感知器に
おいて、前記所定読み取り周期で逐次読み取りされる温
度データを格納する第1のデータ記憶領域と、前記所定
読み取り周期で逐次読み取りされる温度データの中から
前記所定読み取り周期の所定整数倍の周期の温度データ
のみを格納する第2のデータ記憶領域と、前記所定読み
取り周期で逐次読み取りされる温度データを前記第1の
データ記憶領域に順次シフトしながら格納する第1所定
周期格納手段と、前記所定読み取り周期で逐次読み取り
される温度データの中から前記所定読み取り周期の所定
整数倍の周期の温度データのみを前記第2のデータ記憶
領域に順次シフトしながら格納する第2所定周期格納手
段とを少なくとも設けたことを特徴とする。
【0022】請求項2記載の発明にあっては、前記第2
所定周期格納手段は、前記第1のデータ記憶領域に格納
されている温度データの中の、前記所定読み取り周期の
所定整数倍の周期の温度データを、前記所定読み取り周
期の所定整数倍の周期に同期して読み出し、前記第2の
データ記憶領域に順次シフトしながら格納する手段であ
ることを特徴とする。
【0023】
【作用】以上のように構成したことにより、請求項1記
載の発明にあっては、記憶領域に格納されているそれぞ
れの温度データには、第1所定周期格納手段によるとこ
ろの比較的短い時刻間隔で読み取りされた温度データ
と、第2所定周期格納手段によるところの比較的長い時
刻間隔で読み取りされた温度データとが共存することが
できるので、比較的少ないRAM領域しか備えていない
マイクロコンピュータを使用した差動式熱感知器であっ
ても、様々に異なる各国の感度試験規格に適合させ得る
のである。
【0024】請求項2記載の発明にあっては、第1所定
周期格納手段により第1のデータ記憶領域に順次シフト
しながら格納される温度データと、第2所定周期格納手
段により第2のデータ記憶領域に順次シフトしながら格
納される温度データと、の重複が避けられるので、より
少ないRAM領域しか備えていないマイクロコンピュー
タを使用した差動式熱感知器であっても、様々に異なる
各国の感度試験規格に適合させ得るのである。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る差動式熱感知器の第1実
施例を図1および図2に基づいて、第2実施例を図3お
よび図4に基づいてそれぞれ詳細に説明する。
【0026】〔第1実施例〕図1は温度データをデータ
記憶領域に順次シフトしながら格納する様子を示す説明
図、図2は温度データをデータ記憶領域に順次シフトし
ながら格納する様子を説明するフローチャートである。
【0027】第1実施例の差動式熱感知器は、従来の技
術で図6を用いて説明したところのものと同様の、未実
装領域〔00〜7F〕Hとデータ記憶領域〔80〜B
F〕Hとスタック領域〔C0〜FF〕Hとから成るRA
M領域〔00〜FF〕Hを備えている。また、第1実施
例の差動式熱感知器は、該差動式熱感知器の周囲温度に
応じた電気的出力を行う温度センサー(図示せず)と、
該温度センサーからの電気的出力を温度値に変換して3
秒毎の周期で逐次読み取る読み取り部(図示せず)とを
備えている。
【0028】第1実施例の差動式熱感知器にあっては、
図1に示すように、スタック領域〔C0〜FF〕Hの中
のスタック領域〔C0〜CD〕Hをも、温度データのデ
ータ記憶領域として使用している。しかも、図1におけ
るスタック領域〔C0〜CD〕Hをも含めたデータ記憶
領域〔80〜CD〕Hは、第1のデータ記憶領域〔80
〜95〕Hと、第2のデータ記憶領域〔96〜B3〕H
と、第3のデータ記憶領域〔B4〜CD〕Hとに分割さ
れている。
【0029】第1のデータ記憶領域〔80〜95〕H
は、読み取り部によって温度センサーを介して3秒毎の
読み取り周期で逐次読み取りされる温度データを11個
記憶することのできるデータ記憶領域である。第2のデ
ータ記憶領域〔96〜B3〕Hは、温度センサーを介し
て3秒毎の読み取り周期で逐次読み取りされる一連の温
度データの中から、第1サンプリング温度データと、第
5サンプリング温度データと、第9サンプリング温度デ
ータと、……、と言うように、第(4N+1)サンプリ
ング温度データ(但しN=0,1,2,…の整数)のみ
を15個記憶できるデータ記憶領域である。第3のデー
タ記憶領域〔B4〜CD〕Hは、温度センサーを介して
3秒毎の読み取り周期で逐次読み取りされる一連の温度
データの中から、第1サンプリング温度データと、第1
7サンプリング温度データと、第33サンプリング温度
データと、……、と言うように、第(16N+1)サン
プリング温度データ(但しN=0,1,2,…の整数)
のみを13個記憶できるデータ記憶領域である。
【0030】そして、第1実施例の差動式熱感知器にあ
っては、マイクロコンピュータのソフトウェアであると
ころの、第1所定周期格納手段と第2所定周期格納手段
と第3所定周期格納手段とを備えている。第1所定周期
格納手段は、3秒毎の読み取り周期で逐次読み取りされ
る温度データを、第1のデータ記憶領域〔80〜95〕
Hに0番目のRAMアドレス〔80〜81〕Hから上位
側へ順次シフトしながら格納するソフトウェアである。
第2所定周期格納手段は、3秒毎の読み取り周期で逐次
読み取りされる一連の温度データの中の、第(4N+
1)サンプリング温度データ(但しN=0,1,2,…
の整数)のみを、第2のデータ記憶領域〔96〜B3〕
Hに11番目のRAMアドレス〔96〜97〕Hから上
位側へ順次シフトしながら格納するソフトウェアであ
る。第3所定周期格納手段は、3秒毎の読み取り周期で
逐次読み取りされる一連の温度データの中の、第(16
N+1)サンプリング温度データ(但しN=0,1,
2,…の整数)のみを、第3のデータ記憶領域〔B4〜
CD〕Hに26番目のRAMアドレス〔B4〜B5〕H
から上位側へ順次シフトしながら格納するソフトウェア
である。
【0031】上述の第1実施例の差動式熱感知器の動作
を、フローチャートとして示すと図2のように成る。次
に、この図2のフローチャートを用いて該差動式熱感知
器の動作を説明する。
【0032】電源が投入された差動式熱感知器は、まず
ステップ100を実行し、時間カウンタcnt3,cnt12,cnt
48のそれぞれの値を初期化(cnt3=cnt12=cnt48=0秒)す
る。時間カウンタcnt3は、能動的なタイマーICであり、
ステップ100が実行された後は少なくとも秒単位の分
解能で経過時間をカウントするようにされている。な
お、時間カウンタcnt12,cnt48 のそれぞれは、時間カウ
ンタcnt3に従属してソフトウェア的につくられる時間カ
ウンタである。
【0033】ステップ100を実行した差動式熱感知器
は、ステップ101を実行し、時間カウンタcnt3のカウ
ント値が3秒と成る毎にステップ102を実行する。ス
テップ102を実行する差動式熱感知器は、該差動式熱
感知器の周囲温度を温度センサーを介して読み取り、ス
テップ103に進む。
【0034】ステップ103を実行する差動式熱感知器
は、10番目のRAMアドレス〔94〜95〕Hに格納
されている温度データDx10 を33秒前の温度データと
してデータ記憶領域〔80〜CD〕Hから捨て去り、9
番目のRAMアドレス〔92〜93〕Hに格納されてい
る温度データDx9を30秒前の温度データDx10 として
10番目のRAMアドレス〔94〜95〕Hにシフト
し、…………、0番目のRAMアドレス〔80〜81〕
Hに格納されている温度データDx0を3秒前の温度デー
タDx1として1番目のRAMアドレス〔82〜83〕H
にシフトし、新しく今回読み取った温度データを現在の
温度データDx0として0番目のRAMアドレス〔80〜
81〕Hに格納する。
【0035】ステップ103を実行した差動式熱感知器
は、ステップ104へ進む。ステップ104を実行する
差動式熱感知器は、時間カウンタcnt3のカウント値をリ
セットする。ステップ104を実行した差動式熱感知器
は、ステップ105へ進む。ステップ105を実行する
差動式熱感知器は、時間カウンタcnt12 のカウント値が
12秒であればステップ106を実行し、ステップ10
5を実行して時間カウンタcnt12 のカウント値が12秒
でなければステップ200を実行する。
【0036】ステップ200を実行する差動式熱感知器
は、現在の時間カウンタcnt12 のカウント値に3秒を加
算してステップ101へ進む。ステップ106を実行す
る差動式熱感知器は、25番目のRAMアドレス〔B2
〜B3〕Hに格納されている温度データDx25 180
秒前の温度データとしてデータ記憶領域〔80〜CD〕
Hから捨て去り、24番目のRAMアドレス〔B0〜B
1〕Hに格納されている温度データDx24 168秒前
の温度データDx25 として25番目のRAMアドレス
〔B2〜B3〕Hにシフトし、…………、11番目のR
AMアドレス〔96〜97〕Hに格納されている温度デ
ータDx11 12秒前の温度データDx12として12番
目のRAMアドレス〔98〜99〕Hにシフトし、新し
く今回読み取った現在の温度データを温度データD x11
として11番目のRAMアドレス〔96〜97〕Hに格
納する。
【0037】ステップ106を実行した差動式熱感知器
は、ステップ107へ進む。ステップ107を実行する
差動式熱感知器は、時間カウンタcnt12 のカウント値を
リセットする。ステップ107を実行した差動式熱感知
器は、ステップ108へ進む。ステップ108を実行す
る差動式熱感知器は、時間カウンタcnt48 のカウント値
が48秒であればステップ109を実行し、ステップ1
08を実行して時間カウンタcnt48 のカウント値が48
秒でなければステップ300を実行する。
【0038】ステップ300を実行する差動式熱感知器
は、現在の時間カウンタcnt48 のカウント値に12秒を
加算してステップ101へ進む。ステップ109を実行
する差動式熱感知器は、時間カウンタcnt48 のカウント
値をリセットし、ステップ110へ進む。
【0039】ステップ110を実行する差動式熱感知器
は、38番目のRAMアドレス〔CC〜CD〕Hに格納
されている温度データDx38 624秒前の温度データ
としてデータ記憶領域〔80〜CD〕Hから捨て去り、
37番目のRAMアドレス〔CA〜CB〕Hに格納され
ている温度データDx37 576秒前の温度データD
x38 として38番目のRAMアドレス〔CC〜CD〕H
にシフトし、…………、26番目のRAMアドレス〔B
4〜B5〕Hに格納されている温度データDx26を、
8秒前の温度データDx27 として27番目のRAMアド
レス〔B6〜B7〕Hにシフトし、新しく今回読み取っ
た現在の温度データを温度データD x26 として26番目
のRAMアドレス〔B4〜B5〕Hに格納する。ステッ
プ110を実行した差動式熱感知器は、ステップ101
へ進む。
【0040】上述のような動作が逐次繰り返されている
第1実施例の差動式熱感知器にあっては、第1のデータ
記憶領域〔80〜95〕Hには3秒間隔で過去に逆上る
ことのできる11個の温度データが格納され、第2のデ
ータ記憶領域〔96〜B3〕Hには12秒間隔で過去に
逆上ることのできる15個の温度データが格納され、第
3のデータ記憶領域〔B4〜CD〕Hには48秒間隔で
過去に逆上ることのできる13個の温度データが格納さ
れている。
【0041】つまり、第1実施例の差動式熱感知器にあ
っては、短い時間幅の温度データの必要と成る日本の階
段試験では、第1のデータ記憶領域〔80〜95〕Hに
格納されている3秒間隔の温度データを用いることがで
き、中程度の時間幅の温度データの必要と成る日本の直
線試験および欧州BS規格対応の中の10℃/分と20
℃/分と30℃/分との感度試験規格ならびに豪州AS
規格対応の全ての感度試験規格では、第2のデータ記憶
領域〔96〜B3〕Hに格納されている12秒間隔の温
度データを用いることができ、長い時間幅の温度データ
の必要と成る欧州BS規格対応の中の3℃/分と5℃/
分との感度試験規格では、第3のデータ記憶領域〔B4
〜CD〕Hに格納されている48秒間隔の温度データを
用いることができる。
【0042】従って、使用できるRAM領域の少ないマ
イクロコンピュータを用いた差動式熱感知器であって
も、動作制限時間の短い感度試験規格から動作制限時間
の長い感度試験規格まで従来の技術で表1として示した
各国の感度試験規格の全てを満足させることができると
共に、スタック領域に余裕を持たせることができる。
【0043】〔第2実施例〕図3は温度データをデータ
記憶領域に順次シフトしながら格納する様子を示す説明
図、図4は温度データをデータ記憶領域に順次シフトし
ながら格納する様子を説明するフローチャートである。
【0044】第2実施例の差動式熱感知器は、従来の技
術で図6を用いて説明したところのものと同様の、未実
装領域〔00〜7F〕Hとデータ記憶領域〔80〜B
F〕Hとスタック領域〔C0〜FF〕Hとから成るRA
M領域〔00〜FF〕Hを備えている。また、第2実施
例の差動式熱感知器も第1実施例の差動式熱感知器と同
様に、該差動式熱感知器の周囲温度に応じた電気的出力
を行う温度センサー(図示せず)と、該温度センサーか
らの電気的出力を温度値に変換して3秒毎の周期で逐次
読み取る読み取り部(図示せず)とを備えている。
【0045】第2実施例の差動式熱感知器にあっては、
図3に示すように、スタック領域〔C0〜FF〕Hの中
のスタック領域〔C0〜C3〕Hをも、温度データのデ
ータ記憶領域として使用している。しかも、図3におけ
るスタック領域〔C0〜C3〕Hをも含めたデータ記憶
領域〔80〜C3〕Hは、第1のデータ記憶領域〔80
〜95〕Hと、第2のデータ記憶領域〔96〜AF〕H
と、第3のデータ記憶領域〔B0〜C3〕Hとに分割さ
れている。
【0046】第1のデータ記憶領域〔80〜95〕H
は、読み取り部によって温度センサーを介して3秒毎の
読み取り周期で逐次読み取りされる温度データを11個
記憶することのできるデータ記憶領域である。第2のデ
ータ記憶領域〔96〜AF〕Hは、温度センサーを介し
て3秒毎の読み取り周期で逐次読み取りされる一連の温
度データの中から、第1サンプリング温度データと、第
5サンプリング温度データと、第9サンプリング温度デ
ータと、……、と言うように、第(4N+1)サンプリ
ング温度データ(但しN=0,1,2,…の整数)のみ
を13個記憶できるデータ記憶領域である。第3のデー
タ記憶領域〔B0〜C3〕Hは、温度センサーを介して
3秒毎の読み取り周期で逐次読み取りされる一連の温度
データの中から、第1サンプリング温度データと、第1
7サンプリング温度データと、第33サンプリング温度
データと、……、と言うように、第(16N+1)サン
プリング温度データ(但しN=0,1,2,…の整数)
のみを10個記憶できるデータ記憶領域である。
【0047】そして、第2実施例の差動式熱感知器にあ
っては、マイクロコンピュータのソフトウェアであると
ころの、第1所定周期格納手段と第2所定周期格納手段
と第3所定周期格納手段とを備えている。
【0048】第1所定周期格納手段は、3秒毎の読み取
り周期で逐次読み取りされる温度データを、第1のデー
タ記憶領域〔80〜95〕Hに0番目のRAMアドレス
〔80〜81〕Hから上位側へ順次シフトしながら格納
するソフトウェアである。
【0049】第2所定周期格納手段は、3秒毎の読み取
り周期で逐次読み取りされる一連の温度データの中の第
(4N+1)サンプリング温度データ(但しN=0,
1,2,…の整数)のみを、第1のデータ記憶領域〔8
0〜95〕Hの中の8番目のRAMアドレス〔80〜8
1〕Hから読み出し、第2のデータ記憶領域〔96〜A
F〕Hに11番目のRAMアドレス〔96〜97〕Hか
ら上位側へ順次シフトしながら格納するソフトウェアで
ある。
【0050】第3所定周期格納手段は、3秒毎の読み取
り周期で逐次読み取りされる一連の温度データの中の第
(16N+1)サンプリング温度データ(但しN=0,
1,2,…の整数)のみを、第2のデータ記憶領域〔9
6〜AF〕Hの中の21番目のRAMアドレス〔AA〜
AB〕Hから読み出し、第3のデータ記憶領域〔B0〜
C3〕Hに24番目のRAMアドレス〔B0〜B1〕H
から上位側へ順次シフトしながら格納するソフトウェア
である。
【0051】上述の第2実施例の差動式熱感知器の動作
を、フローチャートとして示すと図4のように成る。次
に、この図4のフローチャートを用いて該差動式熱感知
器の動作を説明する。
【0052】電源が投入された差動式熱感知器は、まず
ステップ500を実行し、時間カウンタcnt3,cnt12,cnt
48のそれぞれの値を初期化(cnt3=cnt12=cnt48=0秒)す
る。時間カウンタcnt3は、能動的なタイマーICであり、
ステップ500が実行された後は少なくとも秒単位の分
解能で経過時間をカウントするようにされている。な
お、時間カウンタcnt12,cnt48 のそれぞれは、時間カウ
ンタcnt3に従属してソフトウェア的につくられる時間カ
ウンタである。
【0053】ステップ500を実行した差動式熱感知器
は、ステップ501を実行し、時間カウンタcnt3のカウ
ント値が3秒と成る毎にステップ502を実行する。ス
テップ502を実行する差動式熱感知器は、該差動式熱
感知器の周囲温度を温度センサーを介して読み取り、ス
テップ503に進む。
【0054】ステップ503を実行する差動式熱感知器
は、10番目のRAMアドレス〔94〜95〕Hに格納
されている温度データDx10 を33秒前の温度データと
してデータ記憶領域〔80〜C3〕Hから捨て去り、9
番目のRAMアドレス〔92〜93〕Hに格納されてい
る温度データDx9を30秒前の温度データDx10 として
10番目のRAMアドレス〔94〜95〕Hにシフト
し、…………、0番目のRAMアドレス〔80〜81〕
Hに格納されている温度データDx0を3秒前の温度デー
タDx1として1番目のRAMアドレス〔82〜83〕H
にシフトし、新しく今回読み取った温度データを現在の
温度データDx0として0番目のRAMアドレス〔80〜
81〕Hに格納する。
【0055】ステップ503を実行した差動式熱感知器
は、ステップ504へ進む。ステップ504を実行する
差動式熱感知器は、時間カウンタcnt3のカウント値をリ
セットする。ステップ504を実行した差動式熱感知器
は、ステップ505へ進む。ステップ505を実行する
差動式熱感知器は、時間カウンタcnt12 のカウント値が
12秒であればステップ506を実行し、ステップ50
5を実行して時間カウンタcnt12 のカウント値が12秒
でなければステップ600を実行する。
【0056】ステップ600を実行する差動式熱感知器
は、現在の時間カウンタcnt12 のカウント値に3秒を加
算してステップ501へ進む。ステップ506を実行す
る差動式熱感知器は、23番目のRAMアドレス〔AE
〜AF〕Hに格納されている温度データDx23 を180
秒前の温度データとしてデータ記憶領域〔80〜C3〕
Hから捨て去り、22番目のRAMアドレス〔AC〜A
D〕Hに格納されている温度データDx22 を168秒前
の温度データDx23 として23番目のRAMアドレス
〔AE〜AF〕Hにシフトし、…………、11番目のR
AMアドレス〔96〜97〕Hに格納されている温度デ
ータDx11 を36秒前の温度データDx12として12番
目のRAMアドレス〔98〜99〕Hにシフトし、24
秒前の温度データDX8として8番目のRAMアドレス
〔90〜91〕Hに格納されている温度データDx8を読
み出し、24秒前の温度データDX11 として11番目の
RAMアドレス〔96〜97〕Hに格納する。なお、8
番目のRAMアドレス〔90〜91〕Hには、今11番
目のRAMアドレス〔96〜97〕Hに格納した温度デ
ータDx11 と等しい温度データDx8がそのまま格納され
て残っているようにされている。
【0057】ステップ506を実行した差動式熱感知器
は、ステップ507へ進む。ステップ507を実行する
差動式熱感知器は、時間カウンタcnt12 のカウント値を
リセットする。ステップ507を実行した差動式熱感知
器は、ステップ508へ進む。ステップ508を実行す
る差動式熱感知器は、時間カウンタcnt48 のカウント値
が48秒であればステップ509を実行し、ステップ5
08を実行して時間カウンタcnt48 のカウント値が48
秒でなければステップ700を実行する。
【0058】ステップ700を実行する差動式熱感知器
は、現在の時間カウンタcnt48 のカウント値に12秒を
加算してステップ501へ進む。ステップ509を実行
する差動式熱感知器は、時間カウンタcnt48 のカウント
値をリセットし、ステップ510へ進む。
【0059】ステップ510を実行する差動式熱感知器
は、33番目のRAMアドレス〔C2〜C3〕Hに格納
されている温度データDx33 を624秒前の温度データ
としてデータ記憶領域〔80〜C3〕Hから捨て去り、
32番目のRAMアドレス〔C0〜C1〕Hに格納され
ている温度データDx32 を576秒前の温度データD
x33 として33番目のRAMアドレス〔C2〜C3〕H
にシフトし、…………、24番目のRAMアドレス〔B
0〜B1〕Hに格納されている温度データDx24を19
2秒前の温度データDx25 として25番目のRAMアド
レス〔B2〜B3〕Hにシフトし、144秒前の温度デ
ータDX24 として21番目のRAMアドレス〔AA〜A
B〕Hに格納されている温度データDx21 を読み出し、
144秒前の温度データDX24 として24番目のRAM
アドレス〔B0〜B1〕Hに格納する。なお、21番目
のRAMアドレス〔AA〜AB〕Hには、今24番目の
RAMアドレス〔B0〜B1〕Hに格納した温度データ
x24 と等しい温度データD x21 がそのまま格納されて
残っているようにされている。ステップ510を実行し
た差動式熱感知器は、ステップ501へ進む。
【0060】上述のような動作が逐次繰り返されている
第2実施例の差動式熱感知器にあっては、第1のデータ
記憶領域〔80〜95〕Hには3秒間隔で過去に逆上る
ことのできる11個の温度データが格納され、第2のデ
ータ記憶領域〔96〜AF〕Hには12秒間隔で過去に
逆上ることのできる13個の温度データが格納され、第
3のデータ記憶領域〔B0〜C3〕Hには48秒間隔で
過去に逆上ることのできる10個の温度データが格納さ
れている。
【0061】つまり、第2実施例の差動式熱感知器にあ
っては、短い時間幅の温度データの必要と成る日本の階
段試験では、第1のデータ記憶領域〔80〜95〕Hに
格納されている3秒間隔の温度データを用いることがで
き、中程度の時間幅の温度データの必要と成る日本の直
線試験および欧州BS規格対応の中の10℃/分と20
℃/分と30℃/分との感度試験規格ならびに豪州AS
規格対応の全ての感度試験規格では、第2のデータ記憶
領域〔96〜AF〕Hに格納されている12秒間隔の温
度データを用いることができ、長い時間幅の温度データ
の必要と成る欧州BS規格対応の中の3℃/分と5℃/
分との感度試験規格では、第3のデータ記憶領域〔B0
〜B3〕Hに格納されている48秒間隔の温度データを
用いることができる。
【0062】従って、第2実施例の差動式熱感知器にあ
っては、第1所定周期格納手段により第1のデータ記憶
領域〔80〜95〕Hに順次シフトしながら格納される
温度データと、第2所定周期格納手段により第2のデー
タ記憶領域〔96〜AF〕Hに順次シフトしながら格納
される温度データと、第3所定周期格納手段により第3
のデータ記憶領域〔B0〜C3〕Hに順次シフトしなが
ら格納される温度データと、の重複が避けられるので、
第1実施例の差動式熱感知器と比較すると、使用できる
RAM領域のより少ないマイクロコンピュータを用いて
も、動作制限時間の短い感度試験規格から動作制限時間
の長い感度試験規格まで従来の技術で表1として示した
各国の感度試験規格の全てを満足させることができる。
また、スタック領域までをも温度データのデータ記憶領
域として用いることを少なくできるので、命令コードを
温度データとして扱ってしまったり温度データを命令コ
ードとして扱ってしまったりする危険性が少なく、信頼
性の向上を図れる。
【0063】
【発明の効果】本発明の差動式熱感知器は上述のように
構成したものであるから、請求項1記載の発明にあって
は、RAM領域の少ないマイクロコンピュータであって
も多くの異なる感度試験規格を1台で満足させることが
でき、請求項2記載の発明にあっては、更にRAM領域
の少ないマイクロコンピュータであっても多くの異なる
感度試験規格を1台で満足させることのできる、マイク
ロコンピュータを利用した優れる差動式熱感知器が提供
できると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る差動式熱感知器の温度データをデ
ータ記憶領域に順次シフトしながら格納する様子を示す
説明図である。
【図2】上記の差動式熱感知器の動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明に係る他の差動式熱感知器の温度データ
をデータ記憶領域に順次シフトしながら格納する様子を
示す説明図である。
【図4】上記の他の差動式熱感知器の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】従来の差動式熱感知器の具備するマイクロコン
ピュータのデータ記憶領域を示す説明図である。
【図6】従来の差動式熱感知器の具備するマイクロコン
ピュータのRAM領域を示す説明図である。
【図7】従来の差動式熱感知器の具備するマイクロコン
ピュータのデータ記憶領域を示す説明図である。
【符号の説明】
103 第1所定周期格納手段 106 第2所定周期格納手段 503 第1所定周期格納手段 506 第2所定周期格納手段 D 温度データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01K 1/02 G01K 3/10 G08B 17/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲温度を所定読み取り周期で逐次読み
    取って該温度データをデータ記憶領域に順次シフトしな
    がら格納すると共に該時系列的な離散値である温度デー
    タより演算し得る温度変化率から所定事象の有無を判断
    する差動式熱感知器において、前記所定読み取り周期で
    逐次読み取りされる温度データを格納する第1のデータ
    記憶領域と、前記所定読み取り周期で逐次読み取りされ
    る温度データの中から前記所定読み取り周期の所定整数
    倍の周期の温度データのみを格納する第2のデータ記憶
    領域と、前記所定読み取り周期で逐次読み取りされる温
    度データを前記第1のデータ記憶領域に順次シフトしな
    がら格納する第1所定周期格納手段と、前記所定読み取
    り周期で逐次読み取りされる温度データの中から前記所
    定読み取り周期の所定整数倍の周期の温度データのみを
    前記第2のデータ記憶領域に順次シフトしながら格納す
    る第2所定周期格納手段とを少なくとも設けたことを特
    徴とする差動式熱感知器。
  2. 【請求項2】 前記第2所定周期格納手段は、前記第1
    のデータ記憶領域に格納されている温度データの中の、
    前記所定読み取り周期の所定整数倍の周期の温度データ
    を、前記所定読み取り周期の所定整数倍の周期に同期し
    て読み出し、前記第2のデータ記憶領域に順次シフトし
    ながら格納する手段であることを特徴とする請求項1記
    載の差動式熱感知器。
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