JP2892132B2 - 疑似太陽光照射装置 - Google Patents
疑似太陽光照射装置Info
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Description
に、主光源より照射される疑似太陽光に特定波長の光線
を重畳し、これを試験体に照射することのできる疑似太
陽光照射装置に関するものである。
は、通常は、その光源として、太陽光線に近いスペクト
ル特性を有する光源を放射するキセノンショートアーク
ランプを使用し、この疑似太陽光を試験体に対して均一
に照射することができるように構成されている。
ブロク図である。
1から放射される光は、楕円鏡2で集光された後、第1
反射鏡3で反射され、該光をさらに太陽光のスペクトル
特性に近付けるためのスペクトル補正フィルタ4、及び
インテグレータ(積分光学系)5を介して、さらに第2
反射鏡6で反射され、そして、コリメータレンズ7を介
して、太陽電池等の試験体8に照射される。
構造)を有する太陽電池を用いるように場合には、疑似
太陽光に対して、所定波長のスペクトルを有する光(以
下、所定波長光という)を重畳させたものを、試験光と
して用いる必要がある。
たものを試験光とする疑似太陽光照射装置の一例のブロ
ック図である。第5図において、第4図と同一の符号
は、同一又は同等部分をあらわしている。
2で集光され、スペクトル補正フィルタ4を通過するこ
とにより、疑似太陽光となる。
れ、重畳用フィルタ14を通過することにより、疑似太陽
光に対して重畳されるべき所定波長のスペクトルを有す
る所定波長光となる。
により同一の光軸を有するように重畳、合成される。
及びコリメータレンズ7を介して、試験体8に照射され
る。
み用いて、疑似太陽に対して1種類の所定波長光を重畳
させるものであるが、ハーフミラーの数を増やせば、2
種類以上の所定波長光を疑似太陽光に重畳させることも
可能となる。
に対して垂直に照射される疑似太陽光のわきから、所定
波長光を試験体に照射すれば、疑似太陽光に所定波長光
を重畳させて試験体に照射することになる。
た。
波長光の重畳のためにハーフミラーを用いる必要がある
ので、疑似太陽光照射用の光源1及び所定波長光照射用
の光源11のエネルギロスが大きく、不経済である。
させるべき所定波長光の種類が多いほど、当該疑似太陽
光照射装置の構成が複雑化、かつ大形化する。
太陽光のわきから、試験体に対して直接所定波長長を照
射する場合においても、複数の光源を用いる必要がある
ために、当該疑似太陽光照射装置の構成が複雑化、かつ
大形化する。
試験体に照射する場合には、疑似太陽光及び所定波長光
の光軸が一致しないので、試験体に対する所定波長光の
入射角度が、疑似太陽光の入射角度と異なることにな
る。
例えばそれらの強度比の設定を行いにくい。
光量変動を防止するために、照射光の光量を検出して、
光源をフィードバック制御する必要がある。
装置においては、主光源の光(疑似太陽光)と重畳した
光(所定波長光)とを分離して、それぞれの光源をフィ
ードバック制御しなければならず、当該照射装置の構成
が複雑化、かつ大形化する。また、疑似太陽光と所定波
長光との分離は、それぞれの光源からの光を、共通部分
がないように完全に行なわなければならないので、該分
離装置(例えばフィルタ装置)の構成が複雑となる。
のであり、その目的は、単一の光源で疑似太陽光に所定
波長光を発生し、かつそれらの光軸が一致するようにそ
れらの光を重畳させて、試験体に照射することのできる
疑似太陽光照射装置を提供することにある。
光を照射すべき光源より放射される光の光路の一部に、
所定波長光発生用のフィルタを設け、該フィルタを通過
した光、及び該フィルタを通過しなかった光を合成する
ようにした点に特徴がある。
に、該遮蔽手段を移動可能に構成し、前記遮蔽手段によ
り遮蔽されるフィルタの遮蔽度を調整するようにした点
にも特徴がある。
を移動可能に構成し、該フィルタに対する前記光の通過
率を調整するようにした点にも特徴がある。
過率を調整可能とすれば、疑似太陽光に重畳される所定
波長光の光量を任意に調整することができる。
図において、第4図及び第5図と同一の符号は、同一又
は同等部分をあらわしている。
アークランプ等の光源1とインテグレータ5との間に、
所定波長光制御装置20が配置されている。この所定波長
光制御装置20は、疑似太陽光に対して重畳すべき所定波
長光のスペクトルを通過する複数種のフィルタ(この例
では、A〜Cの3種のフィルタ)よりなるフィルタ装置
21と、前記各フィルタを通過する光の光量を制御する遮
蔽装置22とより構成されている。前記フィルタ装置21及
び遮蔽装置22の平面図を、それぞれ第2図及び第3図に
示す。
集光された疑似太陽光の光束を囲むように設けられた取
付枠21Aと、該取付枠21Aの内側に隣接して取り付けられ
たフィルタA〜Cより構成されている。この例では、前
記フィルタA〜Cは、それぞれ3枚ずつ隣接して取付枠
21Aに取り付けられている。
設けられていて、前記各フィルタA〜Cを遮蔽可能とす
るように、遮蔽板a〜cを備えている。この遮蔽板a〜
cは、遮蔽装置22の外側に移動可能となるように構成さ
れていて、これにより、光源1より放射される光の、フ
ィルタA〜Cを通過する光量を制御することができる。
移動を制御し、これにより、該遮蔽板a〜cにより遮蔽
されるフィルタA〜Cの遮蔽度を調整、制御する。
補正フィルタ4が示されていないが、該フィルタ4は、
必要に応じて、光源1より照射される光の光路上、すな
わち所定波長光制御装置20から、光源1側あるいは試験
体8側に配置される。この場合、光源1より放射された
光の全ての光束が前記スペクトル補正フィルタ4を通過
するように、該フィルタ4を配置すれば、所定波長光
は、スペクトル補正フィルタ4及びフィルタA〜Cを通
過することにより得られることになる。つまり、フィル
タA〜Cは、スペクトル補正フィルタ4の特性を考慮し
て決定される。
ルタ装置21内の、各フィルタA〜Cの内側の領域に配置
するようにすれば、フィルタA〜Cを通過した光は前記
スペクトル補正フィルタ4を通過しないことになるの
で、所定波長光は、各フィルタA〜Cの特性のみにより
決定される。つまり、フィルタA〜Cは、スペクトル補
正フィルタ4の特性を考慮しないで決定される。
て、光源1を点灯すると、該光源1より放射される疑似
太陽光は、所定波長光制御装置20、第1反射鏡3、イン
テグレータ5、第2反射鏡6及びコリメータレンズ7を
介して、試験体8に照射される。ここで、遮蔽装置22の
各遮蔽板a〜cが、フィルタ装置21の各フィルタA〜C
を完全に遮蔽している場合には、光源1より放射される
疑似太陽光は、環状に配置された各フィルタA〜Cの内
側のみを通過するので、所定波長光が重畳されない疑似
太陽光のみが試験体8に照射されることになる。
を、第3図の矢印で示されるように、その外側に移動さ
せれば(同図の二点鎖線参照)、光源1より放射された
疑似太陽光は、環状に配置された各フィルタA〜Cの内
側のみならず、フィルタB(第2図)をも通過すること
になる。したがって、疑似太陽光、及びフィルタBを通
過した所定波長光がインテグレータ5に入射されること
になる。
を合成するから、これにより、フィルタBの通過スペク
トルを有する所定波長光が、疑似太陽光に対して、光軸
が一致するように重畳され、これが試験体8に参照され
ることになる。
する光の光量、すなわちフィルタBの通過スペクトルを
有する所定波長光の光量が変わるから、フィルタBの移
動距離を調整することにより、前記所定波長光の光量を
制御することができる。
動させて、光源1より放射される光をフィルタA及び/
あるいはCを通過させれば、さらに、フィルタA及び/
あるいはCの通過スペクトルを有する所定波長光を、疑
似太陽光に重畳させることができる。
し、分離用フィルタをかけて重畳前の疑似太陽光を取出
し、その光量を検出すれば、光源1より放射される光の
光量を一定に保つように、該光源1をフィードバック制
御することが可能である。勿論、インテグレータ5に入
射される前の、所定波長光が重畳される前の疑似太陽光
の光路上に光量検出用センサを配置すれば、前記した分
離用フィルタは不要である。
性があまり変らないものであれば、分離用フィルタを用
いずに重畳光の光量を検出することによっても、光源1
のフィードバック制御が可能である。この場合、スペク
トス特性が変わるものであっても、光量変化に応じたス
ペクトル特性が予めわかっていれば、光源1の光量制
御、及び遮蔽装置22の制御を行なうことにより、照射光
を、そのスペクトル特性をあまり変えることなく、光量
一定に制御できる。
Cの遮蔽度を同じに変化させても良いが、遮蔽板a〜c
を個別に移動可能にすれば、各所定波長光の強度を個別
に変えることができ、試験体8の種類や大きさによっ
て、試験光のスペクトル特性を変更することができる。
対応するように、該フィルタA〜Cの光源1側に遮蔽板
a〜cを配置することにより構成されるものとして説明
したが、本考案は、特にこれのみに限定されることはな
く、いかなる遮蔽装置を用いても良い。また、遮蔽板a
〜cを連動して駆動するような場合には、例えば光学カ
メラの絞り機構のような遮蔽装置を用いても良い。
の所定波長光を重畳させる場合を例にとって説明した
が、1種類若しくは2種類、又は4種類以上の所定波長
光を重畳する場合にも、本発明は適用可能であることは
いうまでもない。
させるためのフィルタは、第2図に示したように、光源
1より放射される光の光路上に環状に配置されるものと
して説明したが、疑似太陽光及び所定波長光はインテグ
レータ5により合成されるので、必ずしも環状に配置さ
れることはなく、光源1より放射される光の光路の一部
に配置されるようにすれば良い。また、第2図では、各
種の所定波長光を発生させるために、それぞれ3枚ずつ
の遮蔽板が配置されているが、これらは少なくとも1枚
であれば良い。
路上にフィルタを固定配置し、該フィルタの光源1側に
該フィルタを遮蔽する遮蔽板を移動可能に配置するもの
として説明したが、前記フィルタを第3図に示した遮蔽
板のように移動可能に構成すれば、遮蔽板を設けること
なく、各フィルタを通過する光の光量(光の通過率)を
調整、制御することができる。すなわち、遮蔽板を設け
ることなく、フィルタのみで所定波長光制御装置を構成
することが可能である。
るいはそれらが合成された光の光路を変更して、該光を
試験体8に指向させるための第1反射鏡3及び第2反射
鏡6が設けられているが、これら反射鏡は、光源1や楕
円鏡2のレイアウト等によっては省略可能であり、また
必要に応じてさらに他の反射鏡が配置されることもでき
る。
場合には、遮蔽板又はフィルタの移動手段は不要であ
る。
のような効果が達成される。
似太陽光を照射すべき光源より放射される光の光路の一
部に、所定波長光発生用のフィルタを設け、該フィルタ
を通過した光、及び該フィルタを通過しなかった光を合
成するようにしたので、1の光源で、疑似太陽光に所定
スペクトルの所定波長光を重畳させることができる。ま
た、光源のエネルギロスもない。
かつ小形化することができる。
状態で、試験光を試験体に照射することができるので、
疑似太陽光及び所定波長光の試験体に対する入射角度が
一致し、それらの強度制御が容易である。
の光量を検出することにより、光量一定のための光源の
フィードバック制御が可能なので、当該疑似太陽光照射
装置の構成がさらに簡単である。
ら放射される光を個別に検出し、制御しなければならな
いので、その構成は複雑化する。
ば、疑似太陽光に重畳される所定波長光の光量を任意に
調整することができるので、試験体の種類や大きさによ
って、試験光のスペクトル特性を変更することができ
る。
ロック図である。 第5図は、疑似太陽光に対して所定波長光を重畳させた
ものを試験光とする疑似太陽光照射装置の一例のブロッ
ク図である。 1……光源、2……楕円鏡、5……インテグレータ、8
……試験体、20……所定波長光制御装置、21……フィル
タ装置、21A……取付枠、22……遮蔽装置、A〜C……
フィルタ、a〜c……遮蔽板
Claims (3)
- 【請求項1】疑似太陽光に所定波長の光を重畳させて、
試験体に照射する疑似太陽光照射装置において、 光源と、 前記光源より放射される光の光路の一部に配置された少
なくとも1種類のフィルタと、 前記光源より放射され、前記フィルタを通過した光、及
び該フィルタを通過しなかった光を合成する積分光学系
とを具備したことを特徴とする疑似太陽光照射装置。 - 【請求項2】前記フィルタを遮蔽する遮蔽手段と、 前記遮蔽手段を移動し、該遮蔽手段により遮蔽されるフ
ィルタの遮蔽度を調整する遮蔽制御手段とをさらに具備
したことを特徴とする請求項1記載の疑似太陽光照射装
置。 - 【請求項3】前記フィルタを移動し、該フィルタに対す
る前記光の通過率を調整する光通過率制御手段をさらに
具備したことを特徴とする請求項1記載の疑似太陽光照
射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25421390A JP2892132B2 (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 疑似太陽光照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25421390A JP2892132B2 (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 疑似太陽光照射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04133017A JPH04133017A (ja) | 1992-05-07 |
JP2892132B2 true JP2892132B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=17261836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25421390A Expired - Lifetime JP2892132B2 (ja) | 1990-09-26 | 1990-09-26 | 疑似太陽光照射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2892132B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1399180B1 (it) * | 2009-06-12 | 2013-04-11 | Sharp Kk | Simulatore solare |
JP4668348B1 (ja) | 2010-01-25 | 2011-04-13 | シャープ株式会社 | 擬似太陽光照射装置及び擬似太陽光照射方法 |
JP4856266B1 (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-18 | シャープ株式会社 | 光源装置およびそれを備えた擬似太陽光照射装置 |
JP5692193B2 (ja) | 2012-09-27 | 2015-04-01 | ダイキン工業株式会社 | 擬似太陽光照射装置 |
JP6596492B2 (ja) | 2014-10-14 | 2019-10-23 | ナノトロニクス イメージング インコーポレイテッド | 明視野暗視野対物レンズを使用する独自の斜角照明法及びそれに関連した撮像方法 |
-
1990
- 1990-09-26 JP JP25421390A patent/JP2892132B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04133017A (ja) | 1992-05-07 |
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