JP2888469B2 - ヒ−トシ−ルコネクタ - Google Patents

ヒ−トシ−ルコネクタ

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JP2888469B2 JP5045296A JP4529693A JP2888469B2 JP 2888469 B2 JP2888469 B2 JP 2888469B2 JP 5045296 A JP5045296 A JP 5045296A JP 4529693 A JP4529693 A JP 4529693A JP 2888469 B2 JP2888469 B2 JP 2888469B2
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒ−トシ−ルコネクタ、
特には液晶ディスプレイ(LCD)、エレクトロルミネ
ッセンス(EL)、発光ダイオ−ド(LED)、エレク
トロクロミックディスプレイ(ECD)、プラズマディ
スプレイ(PDP)の表示体の接続端子と、その駆動部
分を搭載した回路基板、あるいは各種電気回路基板の接
続端子間を接続するために使用されるヒ−トシ−ルコネ
クタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりヒ−トシ−ルコネクタは、LC
D、EL,LED,ECD,PDP等の表示体と硬質プ
リント配線基板(PCB)、フレキシブルプリント基板
(FPC)との接続、あるいはPCB,FPC間の接続
等に用いられているが、この従来のヒ−トシ−ルコネク
タの構成は、絶縁可撓性基材上に所望の導電パタ−ンを
導電性ペ−ストにより形成し、その上に、導電性微粒子
を絶縁性接着剤に分散配合してなる異方導電性接着剤層
を設けたものとされている。
【0003】しかして、このヒ−トシ−ルコネクタを使
用して電気回路を接続させるには、通常接続すべき電極
同士を相対向させ、ここに100〜200℃の熱と5〜
70kg/cm2 の圧力を3〜30秒程度加えて熱圧す
るのであるが、これについては近年の電気・電子機器の
大型化高密度化に伴ってこのヒ−トシ−ルコネクタにも
低ピッチ化、高精度化が要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このヒートシ
ールコネクタについては電気的接続のために加熱、加圧
すると、これに伸びが生じ、熱圧着条件によってはこの
伸びが0.1%程度以上となるために、接続部の最端導
電ライン間の寸法 p 'が導電ラインのピッチに比べて
大きくなると、具体的にはT p 'がPの200倍超、特に
は250倍以上になると被接続回路の電極とずれを生
じ、この結果、リーク、導通不良などの不具合を引き起
こしている。
【0005】したがって、これについてはヒートシール
コネクタを複数枚に分割してT p 'を小さくしたり、熱圧
着条件を極度に制御してヒートシールコネクタの伸びを
最小限にとどめる方法なども採られているが、この前者
の方法では工程が増えるし、後者の方法では機種による
設定変更、熱圧着装置の平行度調整に多くの時間が必要
とされるという不利があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような不
利、欠点を解決したヒートシールコネクタに関するもの
絶縁性ベースフィルム上に複数の導電ラインが形成
され、この導電ライン上の被接続回路基板との接続部分
にヒートシール接着剤層が設けられてなるヒートシール
コネクタにおいて、該接続部が導電ライン間のヒートシ
ール接着剤層の設けられていない部分により分割されて
いることを特徴とするものである。
【0007】すなわち、本発明者は大型で高精度の要求
される接続においても、工程を増やすことがなく、また
伸びを抑えるための熱圧着条件を極度に制御することも
必要でないヒ−トシ−ルコネクタを開発すべく種々検討
した結果、ヒ−トシ−ルコネクタの熱圧着時の伸びを制
御するには一枚のヒ−トシ−ルコネクタの熱圧着時の伸
びを分散させればよいことに着眼し、熱圧着時の加熱に
よってヒ−トシ−ル接着剤層が溶融して流動状態となる
と、被接続回路基板とヒ−トシ−ルコネクタのベ−スフ
ィルムとの間の摩擦力が低下すると共に、ヒ−トシ−ル
接着剤層が存在することでベ−スフィルムは熱圧着面方
向のみに変位することが許されず、その結果、ヒ−トシ
−ル接着剤層の存在する全領域で伸びが発生しているこ
とを見出し、したがってこれについてはこの接続部をヒ
−トシ−ル接着剤層が設けられていない部分により分割
すればよいということを確認して本発明を完成させた。
以下にこれをさらに詳述する。
【0008】
【作用】本発明によれば、熱圧時にヒートシールコネク
タの接続部の伸びが分散されるので、接続作業を一括し
て行うことができるし、熱圧着条件を極度に制御する
要がないので、作業効率、製品歩留りのよいヒートシー
ルコネクタを得ることができる
【0009】本発明のヒ−トシ−ルコネクタの構成材
料、製造方法は従来公知のものを適用することができ
る。したがって本発明のヒ−トシ−ルコネクタを構成す
る絶縁性ベ−スフィルムは耐熱性を有する高分子フィル
ムとすればよく、これにはポリイミド(PI)、ポリエ
チレンテレフタレ−ト(PET)、ポリカ−ボネ−ト
(PC)、ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)、ポリ
フェニレンサルファイド(PPS)、ポリブチレンテレ
フタレ−ト(PBT)、液晶ポリマ−などからなるもの
が例示されるが、これは可撓性、ハンドリング性から厚
さが10〜50μmのものとすることがよい。
【0010】そして、この絶縁性ベ−スフィルムにはそ
の上に複数の導電ラインが設けられるのであるが、この
導電ラインは金、銀、銅、ニッケル、パラジウムなどの
金属粉末および/またはファ−ネスブラック、チャンネ
ルブラック、グラファイトなどのカ−ボン粉末などから
なる導電粉末を導電性付与剤とし、これと有機高分子バ
インダ−とからなる導電ペ−ストをスクリ−ン印刷など
で印刷するか、銅箔などを貼り合わせたのちエッチング
によってパタ−ンを形成し、これに適宜ニッケル、金、
半田、すずなどのメッキを施こすことによって形成すれ
ばよい。
【0011】また、この導電ラインの上にはその接続部
となるべき部分にヒ−トシ−ル接着剤層が設けられるの
であるが、これは熱可塑性または熱硬化性の絶縁性樹脂
をスクリ−ン印刷やグラビヤ印刷で印刷するか、ロ−ル
コ−ティング、バ−コ−ティング、スプレ−コ−ティン
グなどで塗布すればよいが、この厚さは5〜35μmの
ものとすればよい。
【0012】次に、本発明のヒートシールコネクタを、
例示した図1及び図2に基づいて説明する。図1(a)
は本発明のヒートシールコネクタの平面図、図1(b)
はそのA−A’線の縦断面図を示したもので、このヒー
トシールコネクタ1は絶縁性ベースフィルム2の上に
導電ライン3を設け、この導電ライン上の被接続回路
基板との接続部4にヒートシール接着剤層5を設けたも
のであるが、にヒートシール接着剤層5の設けられて
いない部分6を導電ライン間に設けることによって
続部4分割しているなお、このヒートシール接着剤
層5の設けられていない部分6による接続部4の分割
、図1と同様に本発明のヒートシールコネクタの平面
図である図2(a)、そのB−B’線の縦断面図である
図2(b)に示されているように、導電ライン間に上下
欠損部6’を設け、ベースフィルム2と共にヒートシー
ル接着剤層5を欠くことで行ってもよい。
【0013】このヒートシール接着剤層5の設けられて
いない部分6の幅は前記したように熱圧着時の伸びが
最大で0.1%程度以上であることから、T p '×0.0
01(mm)以上とすればよいが、これが広すぎると接
続に寄与しない部分が広すぎるようになって高密度化が
困難となるし、近接する導電ラインの接続信頼性に悪影
響が及ぶおそれがあるので10mm以内とするのがよ
く、近接する導電ラインとの距離で0.1mm以上、好
ましくは0.3mm以上とするがよい。また、これに
よって分割されたそれぞれの接続部における最端導電ラ
イン間の寸法 p'mmは導電ラインのピッチ(m
の250倍以内、好ましくは200倍以内とする
がよい。
【0014】なお、この接続部はヒ−トシ−ルコネクタ
の導電ラインとこれと相対向する各々の被接続電気回路
の接続電極とのみ導通し、隣り合う電極間では非導通と
する必要があるが、これにはヒ−トシ−ル接着剤とその
中に導電粒子を分散させて、ヒ−トシ−ルコネクタ,導
電粒子,被接続電極をそれぞれ相互に導通させる、いわ
ゆる異方導電性接着剤としてもよいし、ヒ−トシ−ルコ
ネクタの導電ライン中に被接続電極との接続を図るため
の接続用導電粒子をブレンドするもの(特開平3−1196
76号公報参照)、また導電ライン中に絶縁粒子を分散さ
せて導電ラインに突出部を形成し、この突出部によって
被接続電極との導通を画るようにしたもの(特願平4−
69668 号明細書参照)としてもよい。
【0015】
【実施例】つぎに本発明の具体的態様を実施例及び比較
例を挙げて説明する。 実施例1 厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に、銀粉末を導電性付与剤とする導電ペーストをスクリ
ーン印刷して150本の導電ライン群を0.3mmピッ
チで4mmの間隔で2列となるように形成したのち、こ
被接続回路基板との接続部の上に合成ゴム系のヒー
トシール接着剤100容量部を溶剤に溶解し、これに平
均粒20μmの金メッキニッケル粒子を5容量部分散
させた異方導電接着剤を、スクリーン印刷によっ前記
4mm間隔部中央部に2mmの間隔を開けて塗布し、
乾燥させて本発明のヒートシールコネクタを作製した。
【0016】このようにして作製したヒートシールコネ
クタは、ヒートシール接着剤層の設けられていない部分
を挟む2個の接続部の最端導電ライン間の寸法Tp が9
3.4mm、導電ラインのピッチが0.3mm、各接続
部の最端導電ライン間の寸法Tp'が44.7mm、ライ
ン長が25mmのものであるが、このヒートシールコネ
クタ100枚を用いて、同様の接続電極をもつ液晶ディ
スプレイ(LCD)と駆動用ICを搭載した硬質プリン
ト回路基板(PCB)とを150℃、30kg/cm
2 、12秒という条件で一括して熱圧着して点灯試験を
行ったところ、これには不良品は1台もなかった。
【0017】比較例 実施例のヒ−トシ−ルコネクタにおいて、ヒ−トシ−ル
接着剤としての異方導電性接着剤を導電ライン面に隙間
なく全面に塗布したほかは実施例1と同様に処理して同
一寸法のヒ−トシ−ルコネクタを作成し、このヒ−トシ
−ルコネクタ100枚を用いて実施例1と同様の点灯試
験を行なったところ、この場合にはLCDの端部付近に
表示抜けの生ずる不良品が71台発生した。
【0018】
【発明の効果】本発明ヒートシールコネクタは熱圧
着時接続部の伸がヒートシール接着剤層の設けられ
ていない部分によって分散されるので、大型で高精度の
電気回路の接続においても一括して接続作業を行うこと
ができ、また極度の熱圧着条件の制御を行う必要もない
ので、作業開始するまでの時間を短縮し、作業効率、
製品歩留りのよいものになるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のヒ−トシ−ルコネクタの平面
図、(b)はそのA−A’線の縦断面図を示したもので
ある。
【図2】(a)は本発明の他のヒ−トシ−ルコネクタの
平面図、(b)はそのB−B’線の縦断面図を示したも
のである。
【符号の説明】
1・・・ヒートシールコネクタ 2・・・絶縁性
ベースフィルム 3・・・導電ライン 4・・・接続部 5・・・ヒートシール接着剤 6、6’・・・ヒートシール接着剤の設けられていな
い部分。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性ベースフィルム上に複数の導電ライ
    ンが形成され、この導電ライン上の被接続回路基板との
    接続部にヒートシール接着剤層が設けられてなるヒート
    シールコネクタにおいて、該接続部が導電ライン間の
    ートシール接剤層の設けられていない部分により分割
    されていることを特徴とするヒートシールコネクタ。
  2. 【請求項2】接続部における最端導電ライン間の寸法
    p '(mm)が、導電ライン最小ピッチ寸法(m
    m)の250倍以内の範囲である請求項1記載ヒート
    シールコネクタ。
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