JP2888196B2 - コアーホルダー - Google Patents

コアーホルダー

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JP2888196B2
JP2888196B2 JP15770496A JP15770496A JP2888196B2 JP 2888196 B2 JP2888196 B2 JP 2888196B2 JP 15770496 A JP15770496 A JP 15770496A JP 15770496 A JP15770496 A JP 15770496A JP 2888196 B2 JP2888196 B2 JP 2888196B2
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outer cylinder
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睦夫 辻本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙やフィルム等の
ウエブを巻き取る巻取軸、特に同軸上に多数のウエブを
各個別にフリクションによって巻き取る巻取軸を構成す
るコアーホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スリッターでの各個フリクション巻取軸
は、同軸上に多数の一定長の各個フリクションコアーホ
ルダーを並設したものが一般に多く使われている。その
ようなコアーホルダーとして、本出願人の出願に係る特
公平1−15459号に、外筒にその円周方向に沿って
複数個所に穿設された窓から筒半径方向に出没自在に設
けられた爪と、外筒内側において爪を支持すると共に空
気圧により筒半径方向外側に変位可能に設けられた爪支
持部材とを備え、空気圧により爪を外筒外面から突出さ
せると共に外筒外側に嵌合されたコアーをその内面に圧
接された爪により外筒に拘止するようにしたものが開示
されている。
【0003】前記コアーホルダーは、任意の幅のコアー
(巻取ロール)を軸上の任意の位置に固定でき、他の部
品を分解することなしにコアーのみを着脱できる特長が
ある。しかし、そのため、前記コアーホルダーでは、ス
リット幅により、コアーホルダーの爪が極く僅かしかコ
アーに掛らないことが時として起り、それによりコアー
の端が損傷し、コアーの紙粉が飛散する等の不都合が生
じる。また、前記コアーホルダーでは、スリット幅に対
するトルクの比を調節することや特に小さいトルクで巻
き取ること等の要請に対応できない。
【0004】前記問題を解決するためには、特定のコア
ーホルダーの爪がコアーを拘止しないようにする構成を
採用すればよいことになる。そのような構成を有するも
のとして、本出願人は、特公平5−81503号におい
て新規な巻取軸を提案した。この巻取軸では、それを構
成するコアーホルダーの外筒外側に、それと同様に爪の
出没自在な窓を有する別の外筒を円周方向に変位可能に
嵌合し、両外筒を相対的に位相をずらせるように回動さ
せることにより、最外の外筒外面からの爪の突出が許容
される状態と爪の突出が阻止される状態との選択を可能
にしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、別の外筒を用
いる従来の前記コアーホルダーでは、その外筒は寸法上
の制約から径が大きく極めて薄いものとならざるを得
ず、加工に高いコストを要し、またオペレーターにとっ
て径の大きな円筒状の外筒を回動させることが困難であ
った。
【0006】さらに、前記外筒は、運転停止中や空気圧
を供給していない状態での空運転時等に自然に回動する
ことがあり、そのために当初設定された爪の突出許容状
態又は突出阻止状態が知らない内に望まない方向に変化
する恐れがあった。また、従来の前記コアーホルダーで
は、爪を取り付けているねじが運転中に緩み、そのねじ
や爪が脱落する問題もあった。
【0007】本発明の課題は、外筒外面からの爪の突出
が許容される状態と爪の突出が阻止される状態との選択
を、簡素な構造で容易且つ確実に行うことができると共
に、爪やその取付部材等の脱落を容易に起さないように
したコアーホルダーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決のため
に、本発明に係るコアーホルダーは、外筒にその円周方
向に沿って複数個所に穿設された窓から筒半径方向に出
没自在に設けられた爪と、外筒内側において爪を支持す
ると共に空気圧により筒半径方向外側に変位可能に設け
られた爪支持部材とを備え、空気圧により爪を外筒外面
から突出させると共に外筒外側に嵌合されたコアーをそ
の内面に圧接された爪により外筒に拘止するようにした
コアーホルダーにおいて、前記爪を筒半径方向の回動軸
を介して爪支持部材に回動自在に支承させると共に爪底
部に回動軸に関して対称の位置において外筒内面と窓を
挟んで係合可能な一対の突起を設け、爪を回動軸を中心
に回動させて外筒内面における両突起の係合位置を変え
ることにより、外筒外面からの爪の突出が許容される状
態と爪の突出が阻止される状態との選択を可能にしたこ
とを特徴としている。
【0009】前記構成において、各爪は回動軸を介して
爪支持部材に回動自在に支承されているので、従来のよ
うなねじによる螺着の場合と異なって、ねじの緩みに起
因する爪等の脱落は生じない。
【0010】前記一対の突起は、空気圧の供給時におけ
る外筒に対する爪の筒半径方向外側への変位を制限する
ものであり、その限界位置は、外筒内面における両突起
の係合位置に依存する。
【0011】爪を回動させることにより両突起が筒軸線
方向に配設されると、両突起は外筒内面に筒軸線と平行
な直線に沿って係合可能になり、外筒外面からの爪の突
出が最大に許容される状態となる。この状態において、
コアーホルダーに空気圧が供給されると、爪支持部材が
筒半径方向外側に付勢され、爪は外筒外面から突出し
て、外筒外側に嵌合されたコアーを外筒に拘止する。
【0012】また、爪を前記状態から90度回動させる
ことにより両突起が筒軸線方向と直角の方向に配設され
ると、両突起は外筒内面に円弧に沿って係合可能にな
り、爪が外筒外面から沈下すると共に外筒外面からの爪
の突出が完全に阻止される状態となる。この状態におい
ては、コアーホルダーに空気圧が供給されて爪支持部材
が筒半径方向外側に付勢されても、爪は外筒外面からの
突出を阻止されているので、外筒外側に嵌合されたコア
ーを拘止することがない。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図1は本発明の実施例に係る、外筒外面から
の爪の突出が許容される状態にあるコアーホルダーを示
し、(A)はその平面図、(B)はその要部断面図であ
る。図2は図1に示す本発明の実施例に係る、外筒外面
からの爪の突出が阻止される状態にあるコアーホルダー
を示し、(A)はその平面図、(B)はその要部断面図
である。また、図3は、図1及び図2に示すコアーホル
ダーに用いられた爪の斜視図である。
【0014】同図において、各コアーホルダーの外筒1
にその中央の円周方向に沿って複数個所に窓2が穿設さ
れ、各窓2に爪3が筒半径方向に出没自在に遊嵌され、
各爪3はその中央の取付穴4に嵌着された回動軸として
の筒半径方向のリベット5を介して爪支持部材である長
方形の板ばね6に回動自在に支承され、爪3頂面に回動
治具係合用の操作穴7が取付穴4を挟んで2個所に貫通
するように穿設され、板ばね6は外筒1内面の溝に遊嵌
されている。また、爪3底部には操作穴7又はリベット
5に関して対称の両端位置において一対の突起8が設け
られ、これらの両突起8は外筒1内面と窓2を挟んで係
合可能とされている。さらに、コアーホルダーの内部に
はゴム製のチューブ9が設けられ、チューブ9の両側面
は空気が漏れないように各コアーホルダー毎に公知の方
法でシールされている。なお、前記コアーホルダーにお
ける前記以外の構成には公知の機構が適用されるので、
それらの説明及び図示を省略する。
【0015】前記構成のコアーホルダーにおいて、チュ
ーブ9への空気圧の非供給時に回動治具(図示せず)を
爪3頂面の操作穴7に係合させて爪3をリベット5を中
心に所定角度だけ回動させることにより、図1に示すよ
うに、両突起8が筒軸線方向に配設されると、両突起8
は外筒1内面に筒軸線と平行な直線に沿って係合可能に
なると共に外筒1外面からの爪3の突出が最大に許容さ
れる状態となり、この場合、爪3の十分な突出ストロー
クの限度である図示状態を越えないようになっている。
この状態において、チューブ9に空気圧が供給される
と、チューブ9が拡張し、それによって板ばね6が筒半
径方向外側に押し上げられると共に爪3が外筒1外面か
ら突出し、従って外筒1外側にコアー(図示せず)が嵌
合されている場合は、爪3がコアー内面に喰い込むと共
にコアーを外筒1に拘止する。前記状態において、前記
チューブ9への空気圧の供給を停止すると、チューブ9
が収縮し、板ばね6の筒半径方向内側への復元力により
爪3が外筒1外面から沈下すると共に外筒1に対するコ
アーの拘止が解除される。
【0016】また、空気圧の非供給時において爪3をそ
の前記突出許容状態から90度回動させることにより、
図2に示すように、両突起8が筒軸線方向と直角の方向
に配設されると、両突起8は外筒1内面に円弧に沿って
係合可能になり、爪3が筒半径方向内側に沈下させられ
る共に外筒1外面からの爪3の突出が完全に阻止される
状態となる。この状態においては、チューブ9に空気圧
が供給されて板ばね6が筒半径方向外側に付勢されて
も、爪3は外筒1外面からの突出を阻止されているの
で、外筒1外側に嵌合されたコアーを拘止することがな
い。
【0017】前記のように爪3を回動させるには、爪3
と板ばね6とのリベット5による締付力や両突起8と外
筒1内面との摩擦力等により十分な抵抗があるので、爪
3がひとりでに回動してしまう恐れはないが、さらに板
ばね6には、爪3の前記突出許容状態及び突出阻止状態
における各操作穴7と対応する位置にそれらと嵌合可能
な小さな円形突起(図示せず)が設けられ、これらによ
り爪3の回動に抵抗を与えると共に爪3がその前記各状
態に対応する各角度位置において公知のスナップアクシ
ョンで板ばね6に止まり、安定するようになっている。
【0018】なお、前記コアーホルダーの構造は、各個
フリクション巻取軸のみならず、単にコアーを固定する
エアーシャフト等にも適用できることは言うまでもな
い。また、前記実施例において、爪3や外筒1内面等
は、前記作用を奏し得る範囲において別の形状のものに
適宜変形することが可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るコアーホルダーは以上のよ
うに構成されるので、外筒外面からの爪の突出が許容さ
れる状態と爪の突出が阻止される状態との選択を、簡素
な構造で容易且つ確実に行うことができると共に、爪や
その取付部材等の脱落を容易に起すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る、外筒外面からの爪の突
出が許容される状態にあるコアーホルダーを示し、
(A)はその平面図、(B)はその要部断面図である。
【図2】図1に示す本発明の実施例に係る、外筒外面か
らの爪の突出が阻止される状態にあるコアーホルダーを
示し、(A)はその平面図、(B)はその要部断面図で
ある。
【図3】図1及び図2に示すコアーホルダーに用いられ
た爪の斜視図である。
【符号の説明】
1 外筒 2 窓 3 爪 4 取付穴 5 リベット(回動軸) 6 板ばね(爪支持部材) 7 操作穴 8 突起 9 チューブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒にその円周方向に沿って複数個所に
    穿設された窓から筒半径方向に出没自在に設けられた爪
    と、外筒内側において爪を支持すると共に空気圧により
    筒半径方向外側に変位可能に設けられた爪支持部材とを
    備え、空気圧により爪を外筒外面から突出させると共に
    外筒外側に嵌合されたコアーをその内面に圧接された爪
    により外筒に拘止するようにしたコアーホルダーにおい
    て、 前記爪を筒半径方向の回動軸を介して爪支持部材に回動
    自在に支承させると共に爪底部に回動軸に関して対称の
    位置において外筒内面と窓を挟んで係合可能な一対の突
    起を設け、爪を回動軸を中心に回動させて外筒内面にお
    ける両突起の係合位置を変えることにより、外筒外面か
    らの爪の突出が許容される状態と爪の突出が阻止される
    状態との選択を可能にしたことを特徴とするコアーホル
    ダー。
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JP5626527B2 (ja) * 2010-03-19 2014-11-19 株式会社片岡機械製作所 巻取カラー
JP6528948B2 (ja) * 2014-08-05 2019-06-12 株式会社片岡機械製作所 巻取トルクのバラツキ低減方法並びにフリクション巻軸及び押付け部材稼動数算出装置

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