JP2885964B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JP2885964B2 JP2885964B2 JP13787491A JP13787491A JP2885964B2 JP 2885964 B2 JP2885964 B2 JP 2885964B2 JP 13787491 A JP13787491 A JP 13787491A JP 13787491 A JP13787491 A JP 13787491A JP 2885964 B2 JP2885964 B2 JP 2885964B2
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- Japan
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- head
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関するものである。
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、画像記録装置として、被記録
材にインクを吐出することにより記録を行うインクジェ
ット記録装置が知られている。インクジェット記録装置
はノンインパクト型の記録装置であって騒音が少ないこ
と、多色のインクを使用することによりカラー画像記録
も容易であること等の特長を有しており、近年急速に普
及しつつある。
材にインクを吐出することにより記録を行うインクジェ
ット記録装置が知られている。インクジェット記録装置
はノンインパクト型の記録装置であって騒音が少ないこ
と、多色のインクを使用することによりカラー画像記録
も容易であること等の特長を有しており、近年急速に普
及しつつある。
【０００３】シリアルスキャン型のインクジェット記録
装置は、複数のノズルを並列させたマルチノズルヘッド
を図８（Ａ）に示すＡ方向に走査し幅ｄだけの画像を記
録し、１ラインの記録が終了するごとに、マルチノズル
ヘッドの記録幅分づつ図８（Ａ）に示すＢ方向と逆方向
に間欠送りするようになっている。すなわち、図８の
（１），（２），（３）のように記録される。
装置は、複数のノズルを並列させたマルチノズルヘッド
を図８（Ａ）に示すＡ方向に走査し幅ｄだけの画像を記
録し、１ラインの記録が終了するごとに、マルチノズル
ヘッドの記録幅分づつ図８（Ａ）に示すＢ方向と逆方向
に間欠送りするようになっている。すなわち、図８の
（１），（２），（３）のように記録される。
【０００４】記録幅ｄはヘッドのノズル数と記録密度に
より決定され、例えば、ノズルの数が２５６、記録密度
が４００ドット／インチ（ｄｐｉ）の場合、１６．２５
６ｍｍ（＝２５６×２５．４／４００）となる。
より決定され、例えば、ノズルの数が２５６、記録密度
が４００ドット／インチ（ｄｐｉ）の場合、１６．２５
６ｍｍ（＝２５６×２５．４／４００）となる。
【０００５】記録されるインク量が多い場合、インクが
にじみ、図８（Ｂ）に示すように記録幅がｄ＋Δｄに広
がる。このような場合、走査のつなぎ目でインクが重な
ってその部分の濃度が高くなり、黒色のすじが現れるこ
とになる。
にじみ、図８（Ｂ）に示すように記録幅がｄ＋Δｄに広
がる。このような場合、走査のつなぎ目でインクが重な
ってその部分の濃度が高くなり、黒色のすじが現れるこ
とになる。
【０００６】これを防止するには、図８におけるＢ方向
の副走査幅をｄ＋Δｄにする方法があるが、この方法に
よると、記録されるインクの量が少ない場合、走査のつ
なぎ目が白いすじになるという問題点があった。
の副走査幅をｄ＋Δｄにする方法があるが、この方法に
よると、記録されるインクの量が少ない場合、走査のつ
なぎ目が白いすじになるという問題点があった。
【０００７】また、黒色のすじを防止する方法として
は、例えば、本出願人が特願昭６３−１４８２２９号で
開示した方法がある。この方法は、各ノズルに対応する
入力信号を図９に示すテーブルを用いて変換し、最大値
がＦに抑制された駆動信号（出力信号）により各ノズル
を駆動し、記録されるインクの最大量を所定量に抑制す
るようにしたものである。
は、例えば、本出願人が特願昭６３−１４８２２９号で
開示した方法がある。この方法は、各ノズルに対応する
入力信号を図９に示すテーブルを用いて変換し、最大値
がＦに抑制された駆動信号（出力信号）により各ノズル
を駆動し、記録されるインクの最大量を所定量に抑制す
るようにしたものである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし、環境温度が高
温であったり、高濃度の画像を連続記録してヘッドの温
度が上昇した場合、温度の上昇にともなってインクの粘
度が低下して、インクの吐出量が増加し、走査のつなぎ
目に黒色のすじが現れるという問題点があった。本発明
の目的は、上記のような問題点を解決し、温度が変化し
ても、走査のつなぎ目の黒すじまたは白すじを目立たな
くすることができるインクジェット記録装置を提供する
ことにある。
温であったり、高濃度の画像を連続記録してヘッドの温
度が上昇した場合、温度の上昇にともなってインクの粘
度が低下して、インクの吐出量が増加し、走査のつなぎ
目に黒色のすじが現れるという問題点があった。本発明
の目的は、上記のような問題点を解決し、温度が変化し
ても、走査のつなぎ目の黒すじまたは白すじを目立たな
くすることができるインクジェット記録装置を提供する
ことにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のノズル
からなるノズル列を有するインクジェットヘッドを複数
備えたインクジェット記録装置であって、前記各インク
ジェットヘッドの温度をそれぞれ検出するヘッド温度検
出手段と、該ヘッド温度検出手段により検出された温度
に応じて各インクジェットヘッドの端部ノズルに対応す
る最大画像信号レベルを所定値以下に制限する制限手段
とを備えたことを特徴とする。
からなるノズル列を有するインクジェットヘッドを複数
備えたインクジェット記録装置であって、前記各インク
ジェットヘッドの温度をそれぞれ検出するヘッド温度検
出手段と、該ヘッド温度検出手段により検出された温度
に応じて各インクジェットヘッドの端部ノズルに対応す
る最大画像信号レベルを所定値以下に制限する制限手段
とを備えたことを特徴とする。
【００１０】本発明は、複数のノズルからなるノズル列
を有するインクジェットヘッドを複数備えたインクジェ
ット記録装置であって、前記各インクジェットヘッドの
温度をそれぞれ検出するヘッド温度検出手段と、マトリ
ックス内画素の位置に応じて重み付けをした画像データ
の和を演算する演算手段と、該演算手段により得られた
和と、前記ヘッド温度検出手段により検出された温度と
に基づき、各インクジェットヘッドの端部ノズルに対応
する最大画像信号レベルを所定値以下に制限する制限手
段とを備えたことを特徴とする。
を有するインクジェットヘッドを複数備えたインクジェ
ット記録装置であって、前記各インクジェットヘッドの
温度をそれぞれ検出するヘッド温度検出手段と、マトリ
ックス内画素の位置に応じて重み付けをした画像データ
の和を演算する演算手段と、該演算手段により得られた
和と、前記ヘッド温度検出手段により検出された温度と
に基づき、各インクジェットヘッドの端部ノズルに対応
する最大画像信号レベルを所定値以下に制限する制限手
段とを備えたことを特徴とする。
【００１１】本発明は、複数のノズルからなるノズル列
を有するインクジェットヘッドを複数備えたインクジェ
ット記録装置であって、前記各インクジェットヘッドの
温度をそれぞれ検出するヘッド温度検出手段と、重み付
けされた各インクジェットヘッドに対応する画像信号の
和を演算する和演算手段と、該和演算手段により得られ
た和と前記温度検出手段により検出された温度に基づ
き、各インクジェットヘッドの端部ノズルに対応する最
大画像信号レベルを所定値以下に制限する制限手段とを
備えたことを特徴とする。
を有するインクジェットヘッドを複数備えたインクジェ
ット記録装置であって、前記各インクジェットヘッドの
温度をそれぞれ検出するヘッド温度検出手段と、重み付
けされた各インクジェットヘッドに対応する画像信号の
和を演算する和演算手段と、該和演算手段により得られ
た和と前記温度検出手段により検出された温度に基づ
き、各インクジェットヘッドの端部ノズルに対応する最
大画像信号レベルを所定値以下に制限する制限手段とを
備えたことを特徴とする。
【００１２】本発明は、複数のノズルからなるノズル列
を有するインクジェットヘッドを複数備えたインクジェ
ット記録装置であって、前記インクジェットヘッド群の
温度を検出するヘッド群温度検出手段と、該ヘッド群温
度検出手段により検出された温度に応じて各インクジェ
ットヘッドの端部ノズルに対応する最大画像信号レベル
を所定値以下に制限する制限手段とを備えたことを特徴
とする。
を有するインクジェットヘッドを複数備えたインクジェ
ット記録装置であって、前記インクジェットヘッド群の
温度を検出するヘッド群温度検出手段と、該ヘッド群温
度検出手段により検出された温度に応じて各インクジェ
ットヘッドの端部ノズルに対応する最大画像信号レベル
を所定値以下に制限する制限手段とを備えたことを特徴
とする。
【００１３】
【００１４】
【００１５】
【００１６】
【００１７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
に説明する。
【００１８】第１実施例 図１は本発明の第１実施例を示す。本実施例のインクジ
ェット記録装置の構造を図２に示す。
ェット記録装置の構造を図２に示す。
【００１９】図２において、５はロール状の被記録材で
ある。１，２は搬送ローラで、被記録材５の記録面を平
坦に規制するものである。３は給送ローラで、被記録材
５を挟持し、被記録材５を図２においてｆ方向に給送す
るものである。１５は副走査モータで、給送ローラ３を
駆動するものである。８はキャリッジで、記録ヘッドユ
ニット９が搭載されている。記録ヘッドユニット９はイ
エロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの４色のイ
ンクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９Ｃ，９Ｂｋにより構
成されていて、各インクジェットヘッドに対して４色の
インクタンクが配置されている。各インクジェットヘッ
ドはノズルが直線状に配列されている。ノズル５１を直
線状に配列したインクジェットヘッド９Ｃを図３に示
す。６，７はガイドレールで、互いに平行で、被記録材
５の記録面を横切るように配置され、キャリッジ８を案
内するものである。
ある。１，２は搬送ローラで、被記録材５の記録面を平
坦に規制するものである。３は給送ローラで、被記録材
５を挟持し、被記録材５を図２においてｆ方向に給送す
るものである。１５は副走査モータで、給送ローラ３を
駆動するものである。８はキャリッジで、記録ヘッドユ
ニット９が搭載されている。記録ヘッドユニット９はイ
エロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの４色のイ
ンクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９Ｃ，９Ｂｋにより構
成されていて、各インクジェットヘッドに対して４色の
インクタンクが配置されている。各インクジェットヘッ
ドはノズルが直線状に配列されている。ノズル５１を直
線状に配列したインクジェットヘッド９Ｃを図３に示
す。６，７はガイドレールで、互いに平行で、被記録材
５の記録面を横切るように配置され、キャリッジ８を案
内するものである。
【００２０】被記録材５はインクジェットヘッド９Ｙ，
９Ｍ，９Ｃ，９Ｂｋの印字幅分づつ間欠送りされ、被記
録材５の送りが停止しているとき、記録ヘッドユニット
９をＰ方向に走査し、画像信号に応じたインク滴を吐出
するようになっている。
９Ｍ，９Ｃ，９Ｂｋの印字幅分づつ間欠送りされ、被記
録材５の送りが停止しているとき、記録ヘッドユニット
９をＰ方向に走査し、画像信号に応じたインク滴を吐出
するようになっている。
【００２１】図１は説明を簡単にするため、図２に示す
４つのインクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９Ｃ，９Ｂｋ
のうちシアン用のインクジェットヘッド９Ｃのみを示
す。また、インクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９Ｃ，９
Ｂｋの温度を検知する４つの温度センサのうち温度セン
サ２４Ｃのみを示す。γテーブルＲＯＭ２２は入力信号
が端部ノズルに対応するものか否かを示す制御信号と、
温度センサ２４Ｃからの温度信号に応じ、入力画像信号
をテーブル変換するものである。
４つのインクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９Ｃ，９Ｂｋ
のうちシアン用のインクジェットヘッド９Ｃのみを示
す。また、インクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９Ｃ，９
Ｂｋの温度を検知する４つの温度センサのうち温度セン
サ２４Ｃのみを示す。γテーブルＲＯＭ２２は入力信号
が端部ノズルに対応するものか否かを示す制御信号と、
温度センサ２４Ｃからの温度信号に応じ、入力画像信号
をテーブル変換するものである。
【００２２】図４はγテーブルＲＯＭ２２に格納されて
いるγテーブルの例を示す。図において、Ａは何等変換
を施さない場合のテーブル、Ｂ〜Ｇは入力信号が大きい
場合に用いるγテーブルである。γテーブルＢ〜Ｇは温
度が高くなるにつれてこの順に選択されている。
いるγテーブルの例を示す。図において、Ａは何等変換
を施さない場合のテーブル、Ｂ〜Ｇは入力信号が大きい
場合に用いるγテーブルである。γテーブルＢ〜Ｇは温
度が高くなるにつれてこの順に選択されている。
【００２３】本実施例では、このように構成したので、
制御信号が端部ノズル以外のノズルを示している場合
は、γテーブルＲＯＭ２２から直線Ａ（図４）が選択さ
れ、入力信号が各インクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９
Ｃ，９Ｂｋにそのまま出力される。
制御信号が端部ノズル以外のノズルを示している場合
は、γテーブルＲＯＭ２２から直線Ａ（図４）が選択さ
れ、入力信号が各インクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９
Ｃ，９Ｂｋにそのまま出力される。
【００２４】他方、制御信号が端部ノズルを示している
場合は、温度センサ２４Ｃからの温度信号に応じてγテ
ーブルＢ〜Ｇから１つのγテーブルが選択され、選択さ
れたγテーブルを用いて入力画像信号が変換され、変換
された画像信号がインクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９
Ｃ，９Ｂｋに入力される。
場合は、温度センサ２４Ｃからの温度信号に応じてγテ
ーブルＢ〜Ｇから１つのγテーブルが選択され、選択さ
れたγテーブルを用いて入力画像信号が変換され、変換
された画像信号がインクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９
Ｃ，９Ｂｋに入力される。
【００２５】本実施例では、このように構成したので、
温度が高くなりインク吐出量が増加しても、端部ノズル
に印加される画像信号の最大レベルが適正に抑制され
る。従って、温度が変化しても、走査のつなぎ目の白す
じ、黒すじが目立たなくなる。
温度が高くなりインク吐出量が増加しても、端部ノズル
に印加される画像信号の最大レベルが適正に抑制され
る。従って、温度が変化しても、走査のつなぎ目の白す
じ、黒すじが目立たなくなる。
【００２６】第２実施例 図５は本発明の第２実施例を示す。
【００２７】図５において、９Ｃ，２４Ｃは図１と同一
部分を示す。６０ａ〜６０ｉはバッファで、図６に示す
画素に対応する画像データが一時的に記憶されている。
６１ａ〜６１ｉは乗算器で、バッファ６０ａ〜６０ｉか
らの画像データにそれぞれ係数α1 〜α9 を乗ずるもの
である。６２は加算器で、乗算器６１ａ〜６１ｉからの
出力をすべて加算するものである。３０はＲＯＭで、加
算器６２からの出力信号と、温度センサ２４からの温度
信号の組み合わせに応じて、γテーブル選択信号を出力
するものである。３１はγテーブルＲＯＭで、入力画像
信号をＲＯＭ３０からのγテーブル選択信号に応じてテ
ーブル変換するものである。
部分を示す。６０ａ〜６０ｉはバッファで、図６に示す
画素に対応する画像データが一時的に記憶されている。
６１ａ〜６１ｉは乗算器で、バッファ６０ａ〜６０ｉか
らの画像データにそれぞれ係数α1 〜α9 を乗ずるもの
である。６２は加算器で、乗算器６１ａ〜６１ｉからの
出力をすべて加算するものである。３０はＲＯＭで、加
算器６２からの出力信号と、温度センサ２４からの温度
信号の組み合わせに応じて、γテーブル選択信号を出力
するものである。３１はγテーブルＲＯＭで、入力画像
信号をＲＯＭ３０からのγテーブル選択信号に応じてテ
ーブル変換するものである。
【００２８】本実施例は第１実施例との比較でいえば、
入力画像信号の変換方法が相違する。
入力画像信号の変換方法が相違する。
【００２９】第１実施例では、高濃度部であるか否かの
判断を端部ノズルに与えられる画像信号だけに注目して
行った。よって、偶然その画像信号だけが高濃度である
場合などは、にじみによる画像幅の広がりが少ないにも
かかわらず端部ノズルのドットを間引いてしまい、かえ
って不都合を生じることがあった。また、周辺に印字さ
れているインクの量が多い場合は、そのにじみの影響を
受けるため、端部ノズルの印字量をさらに少なくしなけ
れば充分な効果がえられない場合があった。
判断を端部ノズルに与えられる画像信号だけに注目して
行った。よって、偶然その画像信号だけが高濃度である
場合などは、にじみによる画像幅の広がりが少ないにも
かかわらず端部ノズルのドットを間引いてしまい、かえ
って不都合を生じることがあった。また、周辺に印字さ
れているインクの量が多い場合は、そのにじみの影響を
受けるため、端部ノズルの印字量をさらに少なくしなけ
れば充分な効果がえられない場合があった。
【００３０】本実施例はこのような不都合を改善したも
ので、端部ノズルにより記録される画素（ｊ，ｍ）を中
心とする３×３の画素マトリックス（図６参照）を用
い、そのマトリックス内の画素の画像データの和によっ
て、端部ノズルにより記録されるインク量の抑制の度合
いを変化させた。図６に示す画像データのマトリックス
は、ｉ行は前回のスキャン時に端部ノズルに与えられた
画像データ、ｊ行は今回のスキャン時に端部ノズルに与
えられる画像データ、ｋ行は最短部より２番目のノズル
に与えられる画像データである。また、ｍ列は現在の記
録に係る注目画素であり、ｌ（エル）列は前回の記録に
係る画素、ｍ列は次の記録に係る画素である。
ので、端部ノズルにより記録される画素（ｊ，ｍ）を中
心とする３×３の画素マトリックス（図６参照）を用
い、そのマトリックス内の画素の画像データの和によっ
て、端部ノズルにより記録されるインク量の抑制の度合
いを変化させた。図６に示す画像データのマトリックス
は、ｉ行は前回のスキャン時に端部ノズルに与えられた
画像データ、ｊ行は今回のスキャン時に端部ノズルに与
えられる画像データ、ｋ行は最短部より２番目のノズル
に与えられる画像データである。また、ｍ列は現在の記
録に係る注目画素であり、ｌ（エル）列は前回の記録に
係る画素、ｍ列は次の記録に係る画素である。
【００３１】本実施例では、記録ヘッドユニット９の各
インクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９Ｃ，９Ｂｋの温度
をそれぞれ温度センサ２４Ｃを含む温度センサにより検
知し、マトリックス内画素の位置に応じて乗算器６１ａ
〜６１ｉにより画素データに重みづけ係数を乗じて重み
付けをし、画像データの和を加算器６２により演算す
る。そして、得られた和と温度センサにより検知された
温度に基づきγテーブル選択信号を生成し、選択された
γテーブルにより入力画像信号を変換し、各インクジェ
ットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９Ｃ，９Ｂｋの所定位置のノズ
ルに入力する。従って、演算により得られた和が大であ
るときに端部ノズルに与えられる画像データの値が小と
なる。すなわち、図４を例に説明すると、加算出力信号
レベルが大きいほど、また、温度が高いほど信号抑制量
の多い、すなわち、Ｇに近いγテーブルのγテーブル選
択信号が出力される。従って、端部ノズルのみならずそ
の周辺のノズルのインク量が温度に応じて抑制され、よ
り適正に黒すじが防止される。
インクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９Ｃ，９Ｂｋの温度
をそれぞれ温度センサ２４Ｃを含む温度センサにより検
知し、マトリックス内画素の位置に応じて乗算器６１ａ
〜６１ｉにより画素データに重みづけ係数を乗じて重み
付けをし、画像データの和を加算器６２により演算す
る。そして、得られた和と温度センサにより検知された
温度に基づきγテーブル選択信号を生成し、選択された
γテーブルにより入力画像信号を変換し、各インクジェ
ットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９Ｃ，９Ｂｋの所定位置のノズ
ルに入力する。従って、演算により得られた和が大であ
るときに端部ノズルに与えられる画像データの値が小と
なる。すなわち、図４を例に説明すると、加算出力信号
レベルが大きいほど、また、温度が高いほど信号抑制量
の多い、すなわち、Ｇに近いγテーブルのγテーブル選
択信号が出力される。従って、端部ノズルのみならずそ
の周辺のノズルのインク量が温度に応じて抑制され、よ
り適正に黒すじが防止される。
【００３２】第３実施例 図７は本発明の第３実施例を示す。
【００３３】図７において、９Ｃ，２４Ｃは第１図と同
一部分を示す。４０は演算処理部で、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックに対する画像信号に重み付けを
した後、その和
一部分を示す。４０は演算処理部で、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックに対する画像信号に重み付けを
した後、その和
【００３４】
【数１】 Ｓ＝α1 Ｃ＋α2 Ｍ＋α3 Ｙ＋α4 Ｂｋ （１） α1 〜α4 ：各色インクのにじみ率の大小等から実験的
に求めた重み付け係数を求めるものである。ここで、単
純な和で充分な効果が得られる場合には α1 ＝α2 ＝α3 ＝α4 ＝１ としても良い。４２はＲＯＭで、演算処理部４０からの
和信号と、温度センサ２４からの温度信号の組み合わせ
に応じて、γテーブル選択信号を出力するものである。
４３はγテーブルＲＯＭで、入力画像信号をＲＯＭ４２
からのγテーブル選択信号に応じてテーブル変換するも
のである。
に求めた重み付け係数を求めるものである。ここで、単
純な和で充分な効果が得られる場合には α1 ＝α2 ＝α3 ＝α4 ＝１ としても良い。４２はＲＯＭで、演算処理部４０からの
和信号と、温度センサ２４からの温度信号の組み合わせ
に応じて、γテーブル選択信号を出力するものである。
４３はγテーブルＲＯＭで、入力画像信号をＲＯＭ４２
からのγテーブル選択信号に応じてテーブル変換するも
のである。
【００３５】本実施例は第１実施例との比較でいえば、
入力画像信号の変換方法が相違する。
入力画像信号の変換方法が相違する。
【００３６】本実施例では、記録ヘッドユニット９の所
定のインクジェットヘッド、例えば、シアン用のインク
ジェットヘッド９Ｃの温度を温度センサ２４Ｃにより検
知し、また、演算処理部４０により、各インクジェット
ヘッドに対応する画像信号に重み付け係数を乗算すると
ともに、その和を演算する。そして、得られた和と検出
された温度に基づきγテーブルＲＯＭ４３からγテーブ
ルを選択し、選択されたγテーブルにより入力画像信号
を変換し、各インクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９Ｃ，
９Ｂｋに入力するようにした。よって、各インクジェッ
トヘッドの所定位置のノズルに対応する画像信号レベル
が抑制され、端部の黒すじの発生が防止される。
定のインクジェットヘッド、例えば、シアン用のインク
ジェットヘッド９Ｃの温度を温度センサ２４Ｃにより検
知し、また、演算処理部４０により、各インクジェット
ヘッドに対応する画像信号に重み付け係数を乗算すると
ともに、その和を演算する。そして、得られた和と検出
された温度に基づきγテーブルＲＯＭ４３からγテーブ
ルを選択し、選択されたγテーブルにより入力画像信号
を変換し、各インクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９Ｃ，
９Ｂｋに入力するようにした。よって、各インクジェッ
トヘッドの所定位置のノズルに対応する画像信号レベル
が抑制され、端部の黒すじの発生が防止される。
【００３７】以上、第１ないし第３実施例では、直接イ
ンクジェットヘッドの温度を検出する例を説明したが、
各インクジェットヘッドの平均的な温度を検出し、例え
ば、記録ヘッドユニット９の温度を検出し、検出された
温度に応じて各インクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９
Ｃ，９Ｂｋの所定位置のノズルに対応する入力画像信号
レベルを抑制するようにしてもよい。この場合も、イン
クジェットヘッドの所定位置のノズルに対応する画像信
号レベルが抑制され、端部の黒すじの発生が防止され
る。
ンクジェットヘッドの温度を検出する例を説明したが、
各インクジェットヘッドの平均的な温度を検出し、例え
ば、記録ヘッドユニット９の温度を検出し、検出された
温度に応じて各インクジェットヘッド９Ｙ，９Ｍ，９
Ｃ，９Ｂｋの所定位置のノズルに対応する入力画像信号
レベルを抑制するようにしてもよい。この場合も、イン
クジェットヘッドの所定位置のノズルに対応する画像信
号レベルが抑制され、端部の黒すじの発生が防止され
る。
【００３８】また、第１ないし第３実施例では、インク
吐出量を直接制御する例を説明したが、入力信号をディ
ザ、誤差拡散法等を用いて２値化し、ドット数を制御す
るようにしても良い。
吐出量を直接制御する例を説明したが、入力信号をディ
ザ、誤差拡散法等を用いて２値化し、ドット数を制御す
るようにしても良い。
【００３９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記のように構成したので、温度が変化に起因する走査
つなぎ目の黒すじまたは白すじを目立たなくすることが
できるという効果がある。
上記のように構成したので、温度が変化に起因する走査
つなぎ目の黒すじまたは白すじを目立たなくすることが
できるという効果がある。
【図１】本発明の第１実施例を示すブロック図である。
【図２】第１実施例のインクジェット記録装置の構成を
示す図である。
示す図である。
【図３】図２図示シアン用インクジェットヘッドのノズ
ルの配置例を示す図である。
ルの配置例を示す図である。
【図４】図１図示γテーブルＲＯＭ２２に格納されてい
るγテーブルの例を示す図である。
るγテーブルの例を示す図である。
【図５】本発明の第２実施例を示すブロック図である。
【図６】画素に対応する画像データの一例を示す図であ
る。
る。
【図７】本発明の第３実施例を示すブロック図である。
【図８】走査のつなぎ目での黒すじの発生を示す説明図
である。
である。
【図９】従来の端部ノズルに対する変換テーブルの一例
を示す図である。
を示す図である。
９Ｃ インクジェットヘッド ２２ γテーブルＲＯＭ ２４Ｃ 温度センサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B41J 2/21 B41J 2/205
Claims (4)
- 【請求項１】 複数のノズルからなるノズル列を有する
インクジェットヘッドを複数備えたインクジェット記録
装置であって、 前記各インクジェットヘッドの温度をそれぞれ検出する
ヘッド温度検出手段と、 該ヘッド温度検出手段により検出された温度に応じて各
インクジェットヘッドの端部ノズルに対応する最大画像
信号レベルを所定値以下に制限する制限手段とを備えた
ことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項２】 複数のノズルからなるノズル列を有する
インクジェットヘッドを複数備えたインクジェット記録
装置であって、 前記各インクジェットヘッドの温度をそれぞれ検出する
ヘッド温度検出手段と、 マトリックス内画素の位置に応じて重み付けをした画像
データの和を演算する演算手段と、 該演算手段により得られた和と、前記ヘッド温度検出手
段により検出された温度とに基づき、各インクジェット
ヘッドの端部ノズルに対応する最大画像信号レベルを所
定値以下に制限する制限手段とを備えたことを特徴とす
るインクジェット記録装置。 - 【請求項３】 複数のノズルからなるノズル列を有する
インクジェットヘッドを複数備えたインクジェット記録
装置であって、 前記各インクジェットヘッドの温度をそれぞれ検出する
ヘッド温度検出手段と、 重み付けされた各インクジェットヘッドに対応する画像
信号の和を演算する和演算手段と、 該和演算手段により得られた和と前記温度検出手段によ
り検出された温度に基づき、各インクジェットヘッドの
端部ノズルに対応する最大画像信号レベルを所定値以下
に制限する制限手段とを備えたことを特徴とするインク
ジェット記録装置。 - 【請求項４】 複数のノズルからなるノズル列を有する
インクジェットヘッドを複数備えたインクジェット記録
装置であって、 前記インクジェットヘッド群の温度を検出するヘッド群
温度検出手段と、 該ヘッド群温度検出手段により検出された温度に応じて
各インクジェットヘッドの端部ノズルに対応する最大画
像信号レベルを所定値以下に制限する制限手段とを備え
たことを特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13787491A JP2885964B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13787491A JP2885964B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04363256A JPH04363256A (ja) | 1992-12-16 |
| JP2885964B2 true JP2885964B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=15208724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13787491A Expired - Fee Related JP2885964B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2885964B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11334051A (ja) | 1998-05-28 | 1999-12-07 | Toshiba Tec Corp | インクジェット記録装置 |
| JP5998928B2 (ja) * | 2012-12-28 | 2016-09-28 | ブラザー工業株式会社 | 画像処理装置、及び画像処理装置の制御プログラム |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP13787491A patent/JP2885964B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04363256A (ja) | 1992-12-16 |
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