JP2884802B2 - 遠方監視制御装置 - Google Patents

遠方監視制御装置

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JP2884802B2 JP4719791A JP4719791A JP2884802B2 JP 2884802 B2 JP2884802 B2 JP 2884802B2 JP 4719791 A JP4719791 A JP 4719791A JP 4719791 A JP4719791 A JP 4719791A JP 2884802 B2 JP2884802 B2 JP 2884802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、選択されていないリレ
ー接点の開離不能等を検出するための多重選択防止回路
を有する遠方監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】変電所、発電所等の遠隔制御手段として
近年多用されている遠方監視制御装置では、伝送路の影
響によるノイズや操作者による操作誤りを防止するた
め、選択、制御を二挙動で行う制御方式を採るのが通常
である(電気協同研究仕様)。即ち、まず制御所から、
被制御機器と制御の種類(入/切制御)の特定を行うた
めの選択制御信号を、大群符号(バイナリコード)と群
符号(52コード)と個別符号(52コード)とに割り
当てて被制御所に送信する。被制御側では選択符号チェ
ック手段により受信した各コードに基づいて選択制御信
号の選択符号チェックを行ない、チェックが良好で、選
択リレー回路により被制御機器と制御の種類を識別した
ときは、当該選択制御信号を識別した旨の情報信号を制
御所に返送する。制御所ではこの情報信号に基づいて改
めて当該被制御機器の選択制御信号を送信する。
【0003】図4(a)は上記選択制御信号の選択符号
チェック手段および制御識別手段の概念構成図であり、
同図(b)はその機能図である。これらの図において、
Aは群選択リレー回路、Bは個別選択リレー回路、Cは
制御識別リレー回路を示す。
【0004】選択符号チェック手段について具体的に説
明すると、制御所からバイナリコードで受信した選択制
御信号は、群選択リレー回路Aにおいて例えば五つの群
選択リレー00,10,20,40,70から特定の二
つの群選択リレーを組み合わせて選択するいわゆる52
チェックが行なわれ、更に、個別選択リレー回路Bにお
いて五つの個別選択リレー0,1,2,4,7から同様
に特定の二つの個別選択リレーを組み合わせて選択する
52チェックが行なわれる。これら各52チェックが良
好であれば符号チェック用リレーCH1が動作し、その
接点CH11が閉成する。各々一つのみ、あるいは三つ
以上のリレーが動作したときは、52チェックが不良と
なるので、符号チェック用リレーCH1を動作させな
い。
【0005】符号チェック用リレー接点CH11が閉成
したときは、制御識別手段たる制御識別リレー回路Cに
おいて入/切制御を識別する。入制御のときは入制御リ
レーONを動作させてその接点ON1を閉成し、クロー
ズ用リレーCLを動作させる。一方、切制御のときは切
制御用リレーOFFを動作させ、その接点OFF1を閉
成し、オープン用リレーOPを動作させる。
【0006】なお、これら各リレー回路A,B,Cは、
図示を省略した第一の電源回路から直流24ボルトの第
一の動作電圧が供給されたときに動作するリレー回路で
あり(電気協同研究仕様)、選択的にオン動作するフォ
トカプラにより通電されたリレーのみを動作させる。
【0007】図5および図6に従来の遠方監視制御装置
における選択リレー回路の構成図を示す。以下、これら
の図を参照して、52チェック終了後、被制御機器が選
択され、且つ制御されるまでの過程を説明する。
【0008】図5を参照すると、群選択リレー回路Aに
は二つの群リレー接点による10通りの組み合わせのリ
レー接点が存し、また、個別接点リレー回路Bには二つ
の個別リレー接点による10通りの組み合わせのリレー
接点が存する。これら各リレー接点は、その組み合わせ
毎に各々廻り込みダイオードD*(*=1〜100)お
よび選択制御リレー1M〜100Mを介して接続されて
いる。なお、これらリレー回路A,Bと各選択制御リレ
ー1M〜100Mには直流24ボルトの第一の動作電圧
(P24,N24)が供給されている。
【0009】前記52チェックが良好で、符号チェック
用リレー接点CH11が閉成すると、群選択リレー回路
Aにおける特定のリレー接点を閉成する。同様に、個別
選択リレー回路Bの特定のリレー接点を選択してこれら
を閉成する。同時にこれらリレー接点に対応する選択リ
レー1M〜100Mの一つが動作する。
【0010】図6は被制御機器に制御信号を出力する制
御出力回路Eの構成図を示す。
【0011】この制御出力回路Eは、第二の電源回路F
から供給される直流110ボルト(P110、N11
0)による第二の動作電圧で動作するリレー回路であっ
て(電気協同研究仕様)、クローズ用リレーCLの接点
CL1が閉成し、かつ、各選択制御リレー1M〜100
Mの入制御用接点1M1〜100M1のいずれか一つが閉
成したときにこれら入制御用接点1M1〜100M1に対
応して接続された入制御出力リレー1CL〜100CL
の一つを動作させる一方、オープン用リレーOPの接点
OP1が閉成し、かつ、選択制御リレー1M〜100M
の切制御用接点1M2〜100M2のいずれか一つが閉成
したときにこれら切制御用接点1M2〜100M2に対応
して接続された切制御出力リレー1OP〜100OPの
一つを動作させるものである。なお、図6においてDC
Gは直流接地リレーを表している。
【0012】入制御出力リレー1CL〜100CLおよ
び切制御出力リレー1OP〜100OPは、通常、図示
を省略した外部制御機器回路に設けられ、選択制御リレ
ーのいずれかの接点が閉成したときは、該接点に対応す
る被制御機器の入制御または切制御を選択的に行ってい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、無
人化施設のように誤制御が許されない機器の遠隔制御に
使用される遠方監視制御装置では、制御所からバイナリ
コードで受信した選択制御信号の52チェックを行い、
これが良好のときのみ選択制御リレー1M〜100Mの
一つを動作させるようにしている。
【0014】しかしながら、群選択リレー00,10,
20,40,70、個別選択リレー0,1,2,4,
7、あるいは選択制御リレー1M〜100Mの各リレー
接点は、非動作状態のときは各々開成しているべきであ
るが、何らかの原因により溶着して開離不能になること
がある。また、廻り込み防止ダイオードD*が短絡故障
することもある。このような事態が生じると、たとえ5
2チェックが良好であっても、選択されていない他の
リレーまで動作させることになり、誤制御を招いてしま
う。しかも、上記事態を検出する手段が従来は設けられ
ていないので、被制御機器の誤動作の確認すらできず、
事故の発生を未然に防止できないという重大な問題を生
じていた。
【0015】本発明は、かかる問題点に鑑みて創案され
たものであり、その目的とするところは、選択されてい
ない複数のリレー接点が閉成している場合にこれを検出
し、誤制御に伴う事故の発生を未然に防止することので
きる遠方監視制御装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、従来の遠方監視制御装置において、
選択符号チェック手段によるチェックが良好のときに駆
動を開始し所定の試験時間の終了時に駆動を停止するタ
イマーと、このタイマーの駆動開始に伴ない零値を超え
前記各リレーが動作することのない値の試験電圧を発生
する試験電圧発生手段と、タイマーの駆動中は前記群選
択リレーおよび前記個別識別リレーに試験電圧を供給す
るとともにタイマーの駆動停止とともにこの試験電圧を
前記動作電圧に切り換えて供給するようにした電圧切換
手段と、タイマーの駆動中に前記群選択リレーから前記
廻り込みダイオードおよび選択制御リレーを介して前記
個別選択リレーに電流が流れたときはこれを検出する第
一の電流検出手段と、タイマーの駆動中に前記制御出力
回路に電流が流れたときはこれを検出する第二の電流検
出手段と、第一および第二の電流検出手段の少なくとも
一方が電流を検出したときは前記試験電圧の供給を停止
するとともに前記動作電圧への電圧切換を行わないよう
にした第一の電源回路制御手段とを有する多重選択防止
回路を設けたことを特徴とする。
【0017】また、上記目的を達成するための本発明の
構成は、従来の遠方監視制御装置において、前記動作電
圧の供給中に前記群選択リレーのコモン接点と前記個別
選択リレーのコモン接点と前記電源回路とで形成する閉
回路に流れる電流を常時検出する第三の電流検出手段
と、該第三の電流検出手段が前記選択制御リレーの一つ
のみの動作時に流れる電流と異なる値の多重選択時に流
れる電流を検出したときは前記動作電圧の供給を停止す
るようにした第二の電源回路制御手段とを有する多重選
択防止回路を設けたことを特徴とする。
【0018】
【作用】タイマーの駆動中に試験電圧発生手段により試
験電圧が供給されても、全てのリレーが正常のときは各
リレー接点は閉成せず、リレー回路に電流が流れない
が、いずれかのリレー接点が溶着して開離不能になって
いる場合には、該溶着接点を通して該回路に電流が流れ
る。第一および第二の電流検出手段がこの電流を検出す
ると、第一の電源回路制御手段が試験電圧の供給を停止
し、動作電圧への電圧切換も行なわない。これにより以
後の制御が停止され、操作者に注意を喚起する。一方、
電流を検出しないときは電圧切換手段により試験電圧が
正規の動作電圧に切り換わる。
【0019】また、動作電圧が各リレーに供給されてい
る場合において、選択制御リレーが誤って二つ以上動作
したときは、その一つのみが動作したときとは異なる値
の電流が閉回路に流れる。第三の電流検出手段でこの異
なる電流を検出したときは第二の電源回路制御手段によ
り電圧の供給を停止する。これにより以後の制御が停止
され、操作者に注意を喚起する。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、本発明は従来の遠方監視制御装置を改良し
たものなので、従来のものと同一名称又は同一機能を有
する部分については同一符号を付して説明する。
【0021】図1および図2は、本発明の一実施例に係
る遠方監視制御装置が有する選択リレー回路の構成図を
示す。
【0022】図1においてGは多重選択防止回路を示
す。この多重選択防止回路Gは、図5に示した従来の選
択リレー回路の前段に、試験電圧発生手段と、電圧切換
手段と、電流検出手段と、電源回路制御手段とを設けた
ものである。
【0023】具体的に説明すると、試験電圧発生手段
は、直流24ボルトの電圧供給線間P24ーN24にツ
ェナーダイオードZDと分圧抵抗R1との直列回路を接
続するとともに、該ダイオードZDと分圧抵抗R1との
間の接続点を後述する第二チャンネルリレーCH2の第
二接点CH22(常開接点)に接続している。このよう
にすれば、第一の動作電圧(直流24ボルト)よりも低
い試験電圧が該第二接点CH22の閉成と同時に群選択
リレー回路A等に供給される。この試験電圧は、零値を
超え、通常は各リレーが絶対に動作しない値の電圧であ
って、好ましくは約6ボルト程度に抑える。
【0024】また、電圧切換手段は、符号チェックリレ
ー接点CH11が閉成した時点で駆動を開始し所定の試
験時間中その駆動を継続するタイマーTと、該タイマー
Tの駆動中に動作する第二チャンネルリレーCH2と、
タイマーTがタイムアップして駆動を停止すると同時に
第二チャンネルリレーCH2に代わって動作する第三チ
ャンネルのリレーCH3とを有する。所定時間は約50
ms〜100msに設定される。この構成において、タ
イマーTの駆動中は第二チャンネルリレーCH2の第二
接点CH22と後述する第三接点CH23(常開接点)と
を閉成するとともに第三チャンネルリレーCH3と直列
の第一接点CH21(常閉接点)を開成させる。また、
電圧供給線(例えばP24)に直列の第三チャンネルリ
レーCH3の第一接点CH31(常閉接点)が開成され
る。一方、タイマーTの駆動停止後はこれら各接点CH
1,CH22,CH23,CH31が上記とは逆に開閉成
される。
【0025】また、図1に示すように、電流検出手段
は、例えば個別選択リレーのコモン接点に、各リレーの
正常動作に支障を与えない程度の値の検出抵抗R2を電
圧供給線(例えばN24)と直列に接続するとともに、
該検出抵抗R2に電流が流れたときはその両端の電圧を
検出するボルテージセンサVSを設けている。ボルテー
ジセンサVSには予め正常動作を表す基準値が設定され
ており、この基準値と検出電圧とを比較して所定の検出
信号を出力するように構成する。また、検出抵抗R2
は個別選択リレーのコモン接点から第二チャンネルリレ
ーCH2の第三接点CH23を介してバイパス線が接続
されており、前記タイマーTの駆動中における抵抗値を
駆動停止後の抵抗値よりも小さくなるようにしている。
【0026】なお、後述する電流検出手段と区別するた
め、この構成におけるタイマーTの駆動中の電流検出手
段を第一の電流検出手段、駆動停止後の電流検出手段を
第三の電流検出手段とする。
【0027】また、図1に示すように、電源回路制御手
段は、ボルテージセンサVSに接続された第一の検出リ
レーDS1と、後述する第二の検出リレーDS2とを有
し、これら検出リレーDS1,DS2の各リレー接点D
S11,DS21(各常閉接点)を電圧供給線(例えばP
24)と直列に接続している。第一の検出リレーDS1
は、ボルテージセンサVSから出力される検出信号が基
準値を超えるときに動作する。第二の検出リレーDS2
の動作条件は後述する。これら検出リレーDS1,DS
2の少なくとも一方が動作したときは群選択リレー回路
A等への電圧供給が停止する。なお、第一の検出リレー
DS1を動作させるための基準値は、前記検出抵抗R2
の抵抗値により定める一定値であり、前記タイマーTの
駆動中における基準値に基づく場合とタイマーTの駆動
停止後における基準値に基づく場合とを区別するため、
本実施例では、前者の場合を第一の電源回路制御手段、
後者の場合を第二の電源回路制御手段とする。
【0028】図2は選択リレー回路における制御出力回
路の構成を示した図である。この図を参照すると、本実
施例による選択リレー回路は第二の電流検出手段を有す
る。
【0029】具体的には、第二の電流検出手段は、従来
の制御出力回路Eのコモン接点と第二の電源回路Fの直
流接地リレーDCGとの間に誤動作防止用電流抑制抵抗
3、フォトカプラPC、および前記第二チャンネルリ
レーCH2の第四接点CH24(常開接点)を直列に設
けるとともに、フォトカプラPCの出力端子に第二の検
出リレーDS2を接続して構成している。また、第二の
検出リレーDS2のリレー接点DS21(常閉接点)
は、前述のように、多重選択防止回路Gの電圧供給線
(例えばP24)と直列に接続されている。この構成で
は、前記タイマーTの駆動中、第二チャンネルリレーC
H2の第四接点CH24が閉成している場合に、もしも
制御出力回路Eの各リレー接点1M1〜100M1、1M
2〜100M2の少なくとも一つが閉成していると、フォ
トカプラPCに電流が流れ、第二の検出リレーDS2が
動作し、その第一接点DS11を開成させる。
【0030】図3は前記多重選択防止回路Gにおける動
作タイミングを示した図である。
【0031】この図を参照して本実施例に係る遠方監視
制御装置の作用を説明すると、52チェックが良好で符
号チェックリレーCH1が動作すると、タイマーTが駆
動を開始し第二チャンネルリレーCH2が動作する。こ
れにより群選択リレー回路Aと個別選択リレー回路Bに
試験電圧が供給される。このとき各リレー回路A,Bの
全てのリレーが正常、即ち開成していれば検出抵抗R2
に電流は流れないが、何らかの原因でいずれかのリレー
接点が開離不能になっているときは該リレー接点を通じ
て電流が流れる。ボルテージセンサVSはこの状態を検
出して第一の検出リレーDS1を動作させる。また、群
選択リレー回路Aおよび個別選択リレー回路Bの各リレ
ーは正常であるが制御出力回路Eのいずれかのリレー接
点が開離不能になっているときは、第二の検出リレーD
S2を動作させる。これにより試験電圧の供給が直ちに
停止するとともに第一の動作電圧への電圧切換が行われ
なくなる。
【0032】群選択リレー回路A,個別選択リレー回路
B、制御出力回路Eの全てのリレー接点が正常のときで
あって、タイマーTが駆動を停止したときは第三チャン
ネルリレーCH3が動作し、各リレーに正規の第一の動
作電圧が供給される。
【0033】また、第一の動作電圧供給中に複数の選択
制御リレー1M〜100Mが動作したときは、ボルテー
ジセンサVSでこれを検出し、第一の検出リレーDS1
を動作させ、該動作電圧の供給を停止する。前記第二の
動作電圧(直流110ボルト)の方をあるいは両者とも
にその供給を停止するようにしても良い。
【0034】このように、本実施例では遠方監視制御装
置の従来の選択リレー回路に、試験電圧発生手段、電圧
切換手段、電流検出手段および電源回路制御手段を有す
る多重選択検出回路を設け、該選択リレー回路に正規の
動作電圧を供給する前に、低電圧の試験電圧を供給し、
これにより各リレー接点の開離不能状態を検出したとき
は直ちに電圧の供給を停止するとともに、正規の動作電
圧供給中であっても複数の選択制御リレーが動作したと
きは直ちに動作電圧の供給を停止する多重選択検出回路
を設けたので、選択されていない選択制御リレーが動作
することによって生じる誤制御事故の未然発生を防止す
ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、選択リレー回路において、選択されていない
他の選択制御リレーが動作可能の状態にあるときに、こ
れを正規の動作電圧の供給前に検出して以後の制御を停
止することにより、誤制御による事故の発生を未然に防
止するようにした多重選択防止回路を、少ない部品、簡
易な回路構成により実現した遠方監視制御装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遠方監視制御装置が有
する選択リレー回路の主要構成図である。
【図2】本実施例による選択リレー回路のうち制御出力
回路の構成を示した図である。
【図3】本実施例による多重選択防止回路における動作
タイミング図である。
【図4】(a)は受信した選択制御信号の選択符号チェ
ックおよび制御識別を行うための概念構成図であり、
(b)はその機能図である。
【図5】従来の遠方監視制御装置における選択リレー回
路の構成図である。
【図6】従来の選択リレー回路における制御出力回路の
構成を示した図である。
【符号の説明】
A…群選択リレー回路、 B…個別選択リレー回路、
E…制御出力回路、1M〜100M…選択制御リレー、
00,10,20,40,70…群選択リレー(および
その接点)、0,1,2,4,7…個別選択リレー(お
よびその接点)、CH1…符号チェック用リレー、 C
H2…第二チャンネルリレー、CH3…第三チャンネル
リレー、 DS1…第一の検出リレー、DS2…第二の
検出リレー、 T…タイマー、 VS…ボルテージセン
サ、ZD…ツェナーダイオード、 R1…分圧抵抗、
2…検出抵抗、R3…誤動作防止用電流抑制抵抗、 P
C…フォトカプラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02J 13/00 311 H02J 13/00 311R (56)参考文献 特開 昭59−117894(JP,A) 特開 平2−122795(JP,A) 特開 昭49−117942(JP,A) 特開 昭50−60741(JP,A) 特開 昭53−29044(JP,A) 特開 平1−185141(JP,A) 特開 平2−180495(JP,A) 特開 平2−184225(JP,A) 特開 平3−155345(JP,A) 実開 昭51−46033(JP,U) 実開 昭58−59284(JP,U) 実開 昭60−174440(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御所から受信した選択制御信号に含ま
    れる群選択符号および個別選択符号の良否をチェックし
    て良好のときのみ以後の選択制御動作を可能とする選択
    符号チェック手段と、被制御機器への制御の種類を識別
    するための制御識別リレーとを備え、且つ、被制御機器
    が所属するグループを選択するための群選択リレーのリ
    レー接点と該グループの特定の被制御機器を選択するた
    めの個別選択リレーのリレー接点とを廻り込みダイオー
    ドおよび選択制御リレーを介して接続するとともに、こ
    れらリレーに動作電圧を供給する電源回路と、前記制御
    識別リレーおよび前記選択制御リレーのリレー接点が閉
    成したときは対応する被制御機器に制御信号を出力する
    制御出力回路とを有する遠方監視制御装置において、前
    記符号チェック手段によるチェックが良好のときに駆動
    を開始し、所定の試験時間の終了時に駆動を停止するタ
    イマーと、このタイマーの駆動開始に伴ない零値を超え
    前記各リレーが動作することのない値の試験電圧を発生
    する試験電圧発生手段と、タイマーの駆動中は前記群選
    択リレーおよび前記個別識別リレーに前記試験電圧を供
    給するとともにタイマーの駆動停止とともにこの試験電
    圧を前記動作電圧に切り換えて供給するようにした電圧
    切換手段と、タイマーの駆動中に前記群選択リレーから
    前記廻り込みダイオードおよび選択制御リレーを介して
    前記個別選択リレーに電流が流れたときはこれを検出す
    る第一の電流検出手段と、タイマーの駆動中に前記制御
    出力回路に電流が流れたときはこれを検出する第二の電
    流検出手段と、第一および第二の電流検出手段の少なく
    とも一方が電流を検出したときは前記試験電圧の供給を
    停止するとともに前記動作電圧への電圧切換を行わない
    ようにした第一の電源回路制御手段とを有する多重選択
    防止回路を設けたことを特徴とする遠方監視制御装置。
  2. 【請求項2】 前記動作電圧の供給中に前記群選択リレ
    ーのコモン接点と前記個別選択リレーのコモン接点と前
    記電源回路とで形成する閉回路に流れる電流を常時検出
    する第三の電流検出手段と、該第三の電流検出手段が前
    記選択制御リレーの一つのみの動作時に流れる電流と異
    なる値の多重選択時に流れる電流を検出したときは前記
    動作電圧の供給を停止するようにした第二の電源回路制
    御手段とを有する多重選択防止回路を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の遠方監視制御装置。
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CN112803936A (zh) * 2020-12-23 2021-05-14 浙江中控技术股份有限公司 一种触摸控制的双通道输出切换装置

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