JP2884616B2 - 回転ヘッド用配線装置 - Google Patents
回転ヘッド用配線装置Info
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- JP2884616B2 JP2884616B2 JP23324289A JP23324289A JP2884616B2 JP 2884616 B2 JP2884616 B2 JP 2884616B2 JP 23324289 A JP23324289 A JP 23324289A JP 23324289 A JP23324289 A JP 23324289A JP 2884616 B2 JP2884616 B2 JP 2884616B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- fpc
- magnetic head
- rotating
- wiring device
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気テープのトラック位置切換えを磁気ヘ
ッドの回転で行なう往復録音再生可能なテープレコーダ
の磁気の配線装置に関する。
ッドの回転で行なう往復録音再生可能なテープレコーダ
の磁気の配線装置に関する。
従来の技術 最近、磁気ヘッドを回転させて磁気テープのトラック
位置の切換えを行なう往復録音再生可能なテープレコー
ダが提案され、特にカセット式テープレコーダにおいて
は磁気テープ走行の負荷軽減によるワウ・フラッタの向
上、及び機械的精度を向上させる点に着眼され、主流と
なっている。
位置の切換えを行なう往復録音再生可能なテープレコー
ダが提案され、特にカセット式テープレコーダにおいて
は磁気テープ走行の負荷軽減によるワウ・フラッタの向
上、及び機械的精度を向上させる点に着眼され、主流と
なっている。
従来この種の装置においては、磁気ヘッドの信号を伝
送するリード線を回転軸の中空部を挿通させて背面外部
に引出すか、もしくはリード線を回転軸あるいはヘッド
と共に回転する回転部材に巻付けて側面外部へ引出すか
のリード線処理を行なう方法が知られている。
送するリード線を回転軸の中空部を挿通させて背面外部
に引出すか、もしくはリード線を回転軸あるいはヘッド
と共に回転する回転部材に巻付けて側面外部へ引出すか
のリード線処理を行なう方法が知られている。
しかしながら、リード線の断線や捩り抵抗による回転
負荷、又、半田付部の信頼性の低さ等、非常に多くの課
題を有していた。このため、近年、リード線をフレキシ
ブルプリント基板（以下FPCという）に置き換えた回転
ヘッドが考案されていた。
負荷、又、半田付部の信頼性の低さ等、非常に多くの課
題を有していた。このため、近年、リード線をフレキシ
ブルプリント基板（以下FPCという）に置き換えた回転
ヘッドが考案されていた。
以下図面を参照しながら上述したテープレコーダの磁
気ヘッド装置について説明する。
気ヘッド装置について説明する。
第３図と第４図はFPCを用いた従来例であり、第３図
は分解斜視図であり、第４図は背面から見た部分断面図
である。回転ヘッド20を収納固定したヘッドマウント21
は他端にヘッド回転切換ギア18aを形成された回転体22
に固定され、ヘッドベース27に固定されたベースプレー
ト25上に設けられた回転支軸12に軸支されている。前記
ヘッド回転切換ギア18aはヘッドベース27上の軸27aに軸
支された駆動ギア28と噛合するよう構成されている。
は分解斜視図であり、第４図は背面から見た部分断面図
である。回転ヘッド20を収納固定したヘッドマウント21
は他端にヘッド回転切換ギア18aを形成された回転体22
に固定され、ヘッドベース27に固定されたベースプレー
ト25上に設けられた回転支軸12に軸支されている。前記
ヘッド回転切換ギア18aはヘッドベース27上の軸27aに軸
支された駆動ギア28と噛合するよう構成されている。
さらに、一端をヘッド20の端子に半田付されているFP
C19はヘッドマウント21の出口で90゜曲げられ、FPCの巻
き付け部19aを回転体22に巻き付け、FPC端部19bをヘッ
ドベース27に固定する構成となっている。
C19はヘッドマウント21の出口で90゜曲げられ、FPCの巻
き付け部19aを回転体22に巻き付け、FPC端部19bをヘッ
ドベース27に固定する構成となっている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の構成では、FPC巻き付け部1
9aの内側でFPC端面19cと接触する場所でヘッドの回転回
数が増えるにつれて、磨耗が発生したり、FPC19のヘッ
ド20からの出口が、FPC巻き付け部19aの方向からのみ引
っ張られることにより、前記出口に捩れ応力が生じるた
め、FPC及びヘッド半田付部の寿命に課題があった。
9aの内側でFPC端面19cと接触する場所でヘッドの回転回
数が増えるにつれて、磨耗が発生したり、FPC19のヘッ
ド20からの出口が、FPC巻き付け部19aの方向からのみ引
っ張られることにより、前記出口に捩れ応力が生じるた
め、FPC及びヘッド半田付部の寿命に課題があった。
本発明はFPCの一部は、突型形状を追加するだけで、
部品点数を増やすことなく、長寿命・高信頼性の回転ヘ
ッド用配線装置を提供するものである。
部品点数を増やすことなく、長寿命・高信頼性の回転ヘ
ッド用配線装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 本発明のテープレコーダの磁気ヘッド装置は、正転方
向，反転方向の各々のテープ走行方向に応じて回転自在
に構成された磁気ヘッドと、この磁気ヘッドと共に回転
する回転部材と、磁気ヘッドに接続され、この回転部材
に回転方向の弾性力を有して巻付けられたFPCとを具備
し、前記フレキシブル基板の磁気ヘッド半田付部近傍に
巻付け方向と反対側に突型形状を備え、この突型形状部
の表面に前記巻付けられたフレキシブルプリント基板が
接触し、当該突型形状部を押圧するように構成したもの
である。
向，反転方向の各々のテープ走行方向に応じて回転自在
に構成された磁気ヘッドと、この磁気ヘッドと共に回転
する回転部材と、磁気ヘッドに接続され、この回転部材
に回転方向の弾性力を有して巻付けられたFPCとを具備
し、前記フレキシブル基板の磁気ヘッド半田付部近傍に
巻付け方向と反対側に突型形状を備え、この突型形状部
の表面に前記巻付けられたフレキシブルプリント基板が
接触し、当該突型形状部を押圧するように構成したもの
である。
作用 本発明は上記のように、回転ヘッド配線用のFPCの磁
気ヘッド半田付部近傍に、巻付け方向と反対側に突型形
状を追加することにより、部品点数やコストを上げるこ
となく、回転操作に対する信号線としての寿命が長く、
高信頼性の回転ヘッド配線装置を実現したものである。
気ヘッド半田付部近傍に、巻付け方向と反対側に突型形
状を追加することにより、部品点数やコストを上げるこ
となく、回転操作に対する信号線としての寿命が長く、
高信頼性の回転ヘッド配線装置を実現したものである。
実 施 例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は分解斜視図であり、第２図は背面から見た部
分断面図である。
分断面図である。
第１図〜第３図において、回転ヘッド20を収納固定し
たヘッドマウント21は、他端にヘッド回転切換ギア22を
形成された回転体23に取付ビス24で固定され、ベースプ
レート25上に設けられた軸26に軸支されており、上記ベ
ースプレートはヘッドベース27に固定され、ヘッドベー
スは再生時に前進するヘッド基板（図示せず）に取付け
られている。また上記ヘッド回転切換ギア22は駆動ギア
28と噛合しており、この駆動ギア28はヘッドベース上の
支軸27aに回動自在に軸支されている。
たヘッドマウント21は、他端にヘッド回転切換ギア22を
形成された回転体23に取付ビス24で固定され、ベースプ
レート25上に設けられた軸26に軸支されており、上記ベ
ースプレートはヘッドベース27に固定され、ヘッドベー
スは再生時に前進するヘッド基板（図示せず）に取付け
られている。また上記ヘッド回転切換ギア22は駆動ギア
28と噛合しており、この駆動ギア28はヘッドベース上の
支軸27aに回動自在に軸支されている。
さらにヘッド20に接続されたFPC29はヘッドマウント2
1の出口で90度曲げられ、回転体23の開口部23aを通さ
れ、FPCの巻付部29aを回転体23のドラム部23bに180度の
回転に必要な余裕を持って巻付けられている。ヘッドマ
ウント21からの出口でFPC29は巻付部29aと反対側に突型
形状部29cを備えており、巻き付けられている状態で巻
付部29aの内側は突型形状部29c表面を押圧している。さ
らにFPC端部29bをヘッドベース27に固定する構成となっ
ている。
1の出口で90度曲げられ、回転体23の開口部23aを通さ
れ、FPCの巻付部29aを回転体23のドラム部23bに180度の
回転に必要な余裕を持って巻付けられている。ヘッドマ
ウント21からの出口でFPC29は巻付部29aと反対側に突型
形状部29cを備えており、巻き付けられている状態で巻
付部29aの内側は突型形状部29c表面を押圧している。さ
らにFPC端部29bをヘッドベース27に固定する構成となっ
ている。
また、FPC端部固定は、このヘッドブロック内ではな
く、メカシャーシ等に行なっても良い。
く、メカシャーシ等に行なっても良い。
以上のように構成された本実施例について以下その動
作を説明する。
作を説明する。
第２図において初期状態はFPC29の弾性により（イ）
の位置をとる駆動ギア28は、ヘッド切換駆動手段（図示
せず）により、（ロ）の位置まで回動し、それと連動し
回転体23はPFC29を巻込みながら180度回転し、第２図の
位置となり、この時ヘッドのトラックは回転中心に対し
点対称位置に回転し、正転状態から反転状態のトラック
位置となる。
の位置をとる駆動ギア28は、ヘッド切換駆動手段（図示
せず）により、（ロ）の位置まで回動し、それと連動し
回転体23はPFC29を巻込みながら180度回転し、第２図の
位置となり、この時ヘッドのトラックは回転中心に対し
点対称位置に回転し、正転状態から反転状態のトラック
位置となる。
以上のように本実施例の様に、FPCに突起29cを設ける
ことにより、FPCの巻付部は第４図19cの如くFPC端面と
は接触せず、突型形状部29c表面と接触するため、回転
回数が増えても、巻付部29a内側は摩耗しない。又、FPC
29のヘッドマウント21からの出口では、FPC巻付部29a方
向にヘッド20の回転に伴い応力を受けるが、同時に、突
型形状部29cにも、巻付部29a内側から応力を受けるた
め、前記出口部では、捩り応力がかからないため、FPC2
9及び、ヘッド端子への半田付部の寿命を長くすること
ができる。
ことにより、FPCの巻付部は第４図19cの如くFPC端面と
は接触せず、突型形状部29c表面と接触するため、回転
回数が増えても、巻付部29a内側は摩耗しない。又、FPC
29のヘッドマウント21からの出口では、FPC巻付部29a方
向にヘッド20の回転に伴い応力を受けるが、同時に、突
型形状部29cにも、巻付部29a内側から応力を受けるた
め、前記出口部では、捩り応力がかからないため、FPC2
9及び、ヘッド端子への半田付部の寿命を長くすること
ができる。
発明の効果 以上のように本発明は、正転方向，反転方向の各々の
テープ走行方向に応じて回転自在に構成された磁気ヘッ
ドとこの磁気ヘッドと共に回転する回転部材と、磁気ヘ
ッドに接続され、この回転部材に回転方向の弾力を有し
て巻付けられたFPCとを具備し、前記フレキシブル基板
の磁気ヘッド半田付部近傍に巻付け方向と反対側に突型
形状を備え、この突型形状部の表面に前記巻付けられた
フレキシブルプリント基板が接触し、当該突型形状部を
押圧するように構成したことにより、フレキシブル基板
の巻付け部が突型形状部の表面と接触するため、回転回
数が増えてもフレキシブル基板の巻付部の内側は摩耗す
ることがなく、フレキシブル基板のヘッドマウントから
の出口では突型形状部にフレキシブル基板巻付部内側か
ら応力を受けるため、当該出口部では捩り応力がかかる
ことなく、フレキシブル基板及びヘッド端子の半田付部
の寿命を長くすることができるものである。これによ
り、部品点数，コストを上げずに、回転操作に対する寿
命が非常に長い回転ヘッド用配線装置を実現できるもの
である。
テープ走行方向に応じて回転自在に構成された磁気ヘッ
ドとこの磁気ヘッドと共に回転する回転部材と、磁気ヘ
ッドに接続され、この回転部材に回転方向の弾力を有し
て巻付けられたFPCとを具備し、前記フレキシブル基板
の磁気ヘッド半田付部近傍に巻付け方向と反対側に突型
形状を備え、この突型形状部の表面に前記巻付けられた
フレキシブルプリント基板が接触し、当該突型形状部を
押圧するように構成したことにより、フレキシブル基板
の巻付け部が突型形状部の表面と接触するため、回転回
数が増えてもフレキシブル基板の巻付部の内側は摩耗す
ることがなく、フレキシブル基板のヘッドマウントから
の出口では突型形状部にフレキシブル基板巻付部内側か
ら応力を受けるため、当該出口部では捩り応力がかかる
ことなく、フレキシブル基板及びヘッド端子の半田付部
の寿命を長くすることができるものである。これによ
り、部品点数，コストを上げずに、回転操作に対する寿
命が非常に長い回転ヘッド用配線装置を実現できるもの
である。
第１図及び第２図は本発明の回転ヘッド用配線装置の実
施例であり、第１図は同装置の分解斜視図、第２図は同
装置を背面から見た部分断面図である。第３図及び第４
図は従来例であり、第３図は分解斜視図、第４図は背面
から見た部分断面図である。 20……回転ヘッド、23……回転体、29……FPC。
施例であり、第１図は同装置の分解斜視図、第２図は同
装置を背面から見た部分断面図である。第３図及び第４
図は従来例であり、第３図は分解斜視図、第４図は背面
から見た部分断面図である。 20……回転ヘッド、23……回転体、29……FPC。
フロントページの続き (72)発明者 長野 雅幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 市原 敦雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−269316（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−67744（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−79927（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】正転方向、反転方向の各々のテープ走行方
向に応じて回転自在に構成された磁気ヘッドと、この磁
気ヘッドと共に回転する回転部材と、前記磁気ヘッドに
接続され、前記回転部材に回転方向の弾性力を有して巻
付けられたフレキシブルプリント基板とを具備し、 前記フレキシブル基板の磁気ヘッド半田付部近傍に巻付
け方向と反対側に突型形状を備え、この突型形状部の表
面に前記巻付けられたフレキシブルプリント基板が接触
し、当該突型形状部を押圧するように構成したことを特
徴とする回転ヘッド用配線装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23324289A JP2884616B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 回転ヘッド用配線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23324289A JP2884616B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 回転ヘッド用配線装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0397114A JPH0397114A (ja) | 1991-04-23 |
| JP2884616B2 true JP2884616B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=16951998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23324289A Expired - Fee Related JP2884616B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 回転ヘッド用配線装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2884616B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2762801B2 (ja) * | 1991-11-14 | 1998-06-04 | 松下電器産業株式会社 | 磁気ディスク装置のアクチュエータ |
| AT396854B (de) * | 1991-12-11 | 1993-12-27 | Philips Nv | Magnetbandgerät mit einer zum abtasten eines magnetbandes vorgesehenen magnetkopfeinheit |
| US5986854A (en) * | 1993-06-28 | 1999-11-16 | U.S. Philips Corporation | Magnetic cassette recorder with reversing and translating magnetic head |
| EP0631282B1 (en) * | 1993-06-28 | 2000-08-30 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Magnetic cassette recorder |
| JP4353855B2 (ja) * | 2004-06-04 | 2009-10-28 | 三洋電機株式会社 | 光学ヘッド装置の配線装置 |
-
1989
- 1989-09-08 JP JP23324289A patent/JP2884616B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0397114A (ja) | 1991-04-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |