JP2884494B2 - 車両用ドアヒンジ構造 - Google Patents

車両用ドアヒンジ構造

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JP2884494B2 JP5437296A JP5437296A JP2884494B2 JP 2884494 B2 JP2884494 B2 JP 2884494B2 JP 5437296 A JP5437296 A JP 5437296A JP 5437296 A JP5437296 A JP 5437296A JP 2884494 B2 JP2884494 B2 JP 2884494B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ドアヒンジ
構造に関し、特に、少なくとも内面が合成樹脂から成る
円筒状の第1および第2ブッシュが同軸上にそれぞれ装
着されて相互に対向する第1および第2内方支持板を有
する雄部材が、車体およびドアの一方に固着され、第1
および第2内方支持板にその外方側で対向するとともに
第1および第2ブッシュに対応した第1および第2挿通
孔が設けられる第1および第2外方支持板を有する雌部
材が、車体およびドアの他方に固着され、第1外方支持
板側から両挿通孔および両ブッシュに嵌入されるヒンジ
ピンの一端側には、第1挿通孔に抜差し可能に嵌合され
得る仮止め部と、仮止め部よりも大径であって第1挿通
孔に圧入可能な本止め部とが、本止め部を仮止め部の軸
方向外方側に隣接させて設けられ、該ヒンジピンの他端
側には、仮止め部を第1挿通孔に嵌合させた状態で第2
外方支持板の外面に係合する仮止め係合部材を嵌着可能
な仮止め用環状溝と、本止め部を第1挿通孔に圧入させ
た状態で第2外方支持板の外面に係合する本止め用係合
部材を嵌着可能な本止め用環状溝とが設けられる車両用
ドアヒンジ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる車両用ドアヒンジ構造は、
特開平4−212682号公報により知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなドアヒンジ
構造の従来構成について図6を参照しながら説明する
と、第1および第2ブッシュ131 ,132 が同軸上に
それぞれ装着されて相互に対向する第1および第2内方
支持板111 ,112 が、たとえばドアDに固着される
雄部材7に設けられ、第1および第2内方支持板1
1 ,112 にその外方側で対向する第1および第2外
方支持板141 ,142 ′が、たとえば車体Bに固着さ
れる雌部材9′に設けられ、ヒンジピン10′には、仮
止め部10cを第1外方支持板141 の第1挿通孔15
1 に抜差し可能に嵌合させた状態で第2外方支持板14
2 ′の外面に係合する仮止め係合部材(図示せず)を嵌
着可能な仮止め用環状溝16と、本止め部10bを第1
挿通孔151 に圧入させた状態で第2外方支持板1
2 ′の外面に係合する本止め用係合部材(図示せず)
を嵌着可能な本止め用環状溝18とが設けられている。
【0004】しかるに上記従来のものでは、雄部材7の
第2内方支持板112 に装着される第2ブッシュ132
の内周直径と、雌部材9′の第2外方支持板142 ′に
設けられている第2挿通孔152 ′の直径とが略同一に
設定され、仮止め部10cおよび本止め部10bを一端
側に有するヒンジピン10′の他端部は、前記ブッシュ
132 の内周直径および第2挿通孔152 ′の直径に対
応した外周直径を有する軸状に形成され、該ヒンジピン
10′の他端部に仮止め用環状溝16および本止め用環
状溝18が形成されている。このため、仮止め部10c
を第1挿通孔151 に嵌合してドアDを車体Bに仮止め
したり、その仮止め状態を解除したりするために第2ブ
ッシュ132 にヒンジピン10′を挿脱せしめる際に、
ヒンジピン10′の他端部は第2ブッシュ132 にガタ
なく嵌入せしめられ、無給油状態での支持を可能とする
ために少なくとも内面が合成樹脂から成る第2ブッシュ
132 の内面が、前記両環状溝16,18の側縁部で傷
付けられてしまい、本止め時に第2ブッシュ132 にヒ
ンジピン10′を嵌入するときにブッシュ132 の内面
にヒンジピン10′が引っ掛かって嵌入作業に支障を来
たすことがある。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、仮止め用環状溝および本止め用環状溝の側縁
部でブッシュの内面を傷付けることがないようにしてヒ
ンジピンの嵌入作業を円滑化し得るようにした車両用ド
アヒンジ構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも内面が合成樹脂から成る円筒
状の第1および第2ブッシュが同軸上にそれぞれ装着さ
れて相互に対向する第1および第2内方支持板を有する
雄部材が、車体およびドアの一方に固着され、第1およ
び第2内方支持板にその外方側で対向するとともに第1
および第2ブッシュに対応した第1および第2挿通孔が
設けられる第1および第2外方支持板を有する雌部材
が、車体およびドアの他方に固着され、第1外方支持板
側から両挿通孔および両ブッシュに嵌入されるヒンジピ
ンの一端側には、第1挿通孔に抜差し可能に嵌合され得
る仮止め部と、仮止め部よりも大径であって第1挿通孔
に圧入可能な本止め部とが、本止め部を仮止め部の軸方
向外方側に隣接させて設けられ、該ヒンジピンの他端側
には、仮止め部を第1挿通孔に嵌合させた状態で第2外
方支持板の外面に係合する仮止め係合部材を嵌着可能な
仮止め用環状溝と、本止め部を第1挿通孔に圧入させた
状態で第2外方支持板の外面に係合する本止め用係合部
材を嵌着可能な本止め用環状溝とが設けられる車両用ド
アヒンジ構造において、第2挿通孔の直径が第2ブッシ
ュの内周直径よりも小さく設定され、ヒンジピンには、
仮止め部の第1挿通孔への嵌合状態ならびに本止め部の
第1挿通孔への圧入状態のいずれにあっても第2挿通孔
への嵌入を回避して第2ブッシュに嵌入される嵌入軸部
と、該嵌入軸部に同軸に連なるとともに第2挿通孔に嵌
入されることを可能として前記嵌入軸部よりも小径に形
成される係止用軸部とが設けられ、仮止め用環状溝およ
び本止め用環状溝が係止用軸部の外周に形成されること
を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1ないし図4は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は本止め状態での車両用ドアヒンジ
構造の縦断側面図、図2はヒンジピンの嵌入途中での図
1の要部拡大図、図3は仮止め状態での図2に対応した
縦断側面図、図4は図3の4−4線拡大断面図である。
【0009】先ず図1において、この車両用ドアヒンジ
構造は、ドアDにボルト6,6で固着される雄部材7
と、車体Bにボルト8,8で固着される雌部材9とが、
ヒンジピン10で連結されて成るものであり、雄部材7
すなわちドアDがヒンジピン10の軸線まわりに回動可
能として雌部材9すなわち車体Bに支承される。
【0010】図2および図3を併せて参照して、雄部材
7には、上下に離間した位置で相互に対向してほぼ平行
な第1および第2内方支持板111 ,112 が設けら
れ、それらの内方支持板111 ,112 には、第1およ
び第2取付孔121 ,122 が相互に同軸にしてそれぞ
れ設けられ、第1取付孔121 には合成樹脂から成る第
1ブッシュ131 が装着され、第2取付孔122 には合
成樹脂から成る第2ブッシュ132 が装着される。両ブ
ッシュ131 ,132 は、半径方向外方に張出す係止鍔
13a1 ,13a2 を一端にそれぞれ有して円筒状に形
成されるものであり、第1ブッシュ131 の内周直径は
第2ブッシュ132 の内周直径よりも大きく設定され
る。而して、第1ブッシュ131 は係止鍔13a1 を第
1内方支持板111 の外面に係合させるようにして第1
取付孔121 に装着され、第2ブッシュ132 は係止鍔
13a2 を第2内方支持板112 の外面に係合させるよ
うにして第2取付孔122 に装着される。
【0011】雌部材9には、雄部材7の第1および第2
内方支持板111 ,112 にその外方側で対向するよう
にして第1および第2外方支持板141 ,142 が平行
に設けられており、第1外方支持板141 には、第1ブ
ッシュ131 の内周直径よりもわずかに小径の第1挿通
孔151 が第1ブッシュ131 に同軸に連なるようにし
て設けられ、第2外方支持板142 には、第2ブッシュ
132 の内周直径よりも小さな直径を有する第2挿通孔
152 が第2ブッシュ132 に同軸に連なるようにして
設けられる。
【0012】ヒンジピン10は、その軸方向一端側(図
1〜図3の上端側)から他端側(図1〜図3の下端側)
に向けて順に、雌部材9における第1外方支持板141
の外面に係合可能として円盤状に形成される係止頭部1
0aと、係止頭部10aよりも小径に形成されるととも
に第1挿通孔151 への圧入を可能として外周にセレー
ション加工が施される本止め部10bと、第1挿通孔1
1 に抜差し可能に嵌合される外径を有して本止め部1
0bよりも小径に形成されるとともに外周にセレーショ
ン加工が施される仮止め部10cと、第1ブッシュ13
1 の内周直径にほぼ対応した外径を有して仮止め部10
cよりもわずかに小径に形成される第1嵌入軸部10d
と、第2ブッシュ132 の内周直径にほぼ対応した外径
を有して第1嵌入軸部10dよりも小径に形成される第
2嵌入軸部10eと、第2挿通孔152 の内周直径にほ
ぼ対応した外径を有して第2嵌入軸部10eよりも小径
に形成される係止用軸部10fと、係止用軸部10fか
ら離反するにつれて小径となるテーパ部10gとが、同
軸に連設されて成るものである。
【0013】仮止め部10cの軸方向長さは本止め部1
0bの軸方向長さよりも短く形成されており、本止め部
10bおよび仮止め部10cの軸方向長さの総和は、第
1挿通孔151 の軸方向長さにほぼ対応して設定され
る。また第1嵌入軸部10dの軸方向長さは、仮止め部
10cの第1挿通孔151 への嵌合状態ならびに本止め
部10bの第1挿通孔151 への圧入状態のいずれにあ
っても第1ブッシュ13 1 に嵌入されるようにして、第
1ブッシュ131 の軸方向長さよりも大きく設定され
る。第2嵌入軸部10eは、仮止め部10cの第1挿通
孔151 への嵌合状態ならびに本止め部10bの第1挿
通孔151 への圧入状態のいずれにあっても第2ブッシ
ュ132 に嵌入されるが第2挿通孔152 には嵌入しな
いような軸方向長さを有するように形成される。さらに
係止軸部10fは、仮止め部10cの第1挿通孔151
への嵌合状態ならびに本止め部10bの第1挿通孔15
1 への圧入状態のいずれにあっても、一部を第2挿通孔
152 から外方(図1〜図3の下方)に突出させ得る軸
方向長さを有するように形成されるものであり、仮止め
部10cを第1挿通孔151 に嵌合させた状態(図3で
示す状態)で第2外方支持板142 の外面に係合する仮
止め係合部材17を嵌着可能な仮止め用環状溝16と、
本止め部10bを第1挿通孔151 に圧入させた状態
(図1で示す状態)で第2外方支持板142 の外面に係
合する本止め係合部材19を嵌着可能な本止め用環状溝
18とが、仮止め用環状溝16を本止め用環状溝18の
軸方向外方側に配置して係止軸部10fの外周に形成さ
れる。
【0014】図4において、仮止め係合部材17は、合
成樹脂等の弾性材料により横断面形状を円形とし、仮止
め用環状溝16への嵌着状態で第2挿通孔152 よりも
わずかに大径となるようにしてリング状に形成される。
而して該仮止め係合部材17は、仮止め用環状溝16へ
の嵌着状態で外力を加えないときには第2外方支持板1
2 の外面にわずかに係合するものであり、ヒンジピン
10にその軸方向一端側に向けての外力が所定値以上作
用したときにはヒンジピン10とともに第2挿通孔15
2 内を経て第2ブッシュ132 側に引き込まれるように
撓むことができるようにして、仮止め用環状溝16にテ
ーパ部10g側から嵌着される。
【0015】また本止め係合部材19は、たとえば金属
等の剛性材料から成る止め輪であり、本止め用環状溝1
8への嵌着状態で第2外方支持板142 の外面に確実に
係合するように形成される。
【0016】次にこの実施例の作用について説明する
と、車両の組立工場での製造工程において、溶接工程あ
るいは塗装工程では車体BにドアDが組付られている方
が作業上有利であるのに対し、艤装工程では、車体Bお
よびドアDが相互に分離されている方が作業が容易であ
り、艤装工程完了後に再び車体BにドアDが組付られる
ことが望ましい。そこで、溶接工程あるいは塗装工程で
は、図3で示すように、仮止め用環状溝16に仮止め係
合部材17を嵌着した状態に在るヒンジピン10が、そ
の仮止め部10cを第1挿通孔151 に抜差し可能に嵌
合するようにして、第1および第2挿通孔151 ,15
2 ならびに第1および第2ブッシュ131,132 に嵌
入され、仮止め用環状溝16に嵌着された仮止め係合部
材17が第2外方支持板142 の外面にわずかに係合す
る。これによりヒンジピン10に意識的に外力を加えな
い限り、ヒンジピン10のガタツキならびに雄部材7お
よび雌部材9からの離脱を防止することができ、ドアD
が車体Bに仮組付された状態となる。
【0017】溶接工程あるいは塗装工程の完了後の艤装
工程では、ヒンジピン10にその軸方向一端側に向けて
の外力を作用せしめることにより、仮止め部10cの第
1挿通孔151 への嵌合状態が解除されるとともに、仮
止め係合部材17が第2外方支持板142 との係合を解
除して第2ブッシュ132 側に入り込むので、ヒンジピ
ン10を雄部材7および雌部材9から離脱せしめること
ができ、ドアDの車体Bへの仮組付状態を解除すること
が可能となる。
【0018】このような車体BへのドアDの仮組付およ
び仮組付解除にあたって、係止用軸部10fの仮止め用
環状溝16および本止め用環状溝18が第2ブッシュ1
2内を軸方向に移動するが、係止用軸部10fは、第
2ブッシュ132 よりも小径に形成されているので、仮
止め用環状溝16および本止め用環状溝18の側縁部に
より合成樹脂製の第2ブッシュ132 の内面が傷付けら
れることが極力防止され、しかも仮止め用環状溝16に
嵌着されている仮止め係合部材17が第2ブッシュ13
2 の内面に摺接して係止用軸部10fの軸方向移動を案
内するので、第2ブッシュ132 の内面が傷付けられる
ことがより確実に防止される。また第1ブッシュ131
の内周直径は第2ブッシュ132 の内周直径よりも大き
いので、第1ブッシュ131 の内面が傷付けられること
も必然的に防止される。
【0019】艤装工程完了後にドアDは車体Bに組付ら
れるのであるが、この際、ヒンジピン10を雄部材7お
よび雌部材9に嵌入するにあたって、第1および第2ブ
ッシュ131 ,132 の内面が傷付けられていないの
で、第1嵌入軸部10dの第1ブッシュ131 への嵌
入、ならびに第2嵌入軸部10eの第2ブッシュ132
への嵌入が極めて円滑となり、ヒンジピン10の嵌入作
業を円滑に行なうことができる。而して本止め部10b
の第1挿通孔151 への圧入、ならびに本止め係合部材
19の本止め用環状溝18への嵌着による第2外方支持
板142 への係合により、ヒンジピン10の雄部材7お
よび雌部際9からの離脱が確実に阻止されてドアDが車
体Bに組付られることになる。
【0020】図6は本発明の第2実施例を示すものであ
り、雄部材7の第1および第2内方支持板111 ,11
2 に装着される第1および第2ブッシュ131 ′,13
2 ′が、金属製の筒体の内面に合成樹脂製のコーティン
グ層211 ,212 が形成されて成るものであってもよ
い。
【0021】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0022】たとえば雄部材7が車体Bに固着され、雌
部材9がドアDに固着されていてもよい。また上記実施
例では、ヒンジピン10の本止め部10bおよび仮止め
部10cの外周にセレーション加工が施されていたが、
ローレット加工が施されていてもよく、さらに第1挿通
孔151 の内面にセレーション加工が施されるようにし
てもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第2挿通
孔の直径が第2ブッシュの内周直径よりも小さく設定さ
れ、ヒンジピンには、仮止め部の第1挿通孔への嵌合状
態ならびに本止め部の第1挿通孔への圧入状態のいずれ
にあっても第2挿通孔への嵌入を回避して第2ブッシュ
に嵌入される嵌入軸部と、該嵌入軸部に同軸に連なると
ともに第2挿通孔に嵌入されることを可能として前記嵌
入軸部よりも小径に形成される係止用軸部とが設けら
れ、仮止め用環状溝および本止め用環状溝が係止用軸部
の外周に形成されるので、ドアの車体への仮組付および
仮組付解除時にブッシュが仮止め用環状溝および本止め
用環状溝の側縁部で傷付けられることが防止され、本止
め時のヒンジピンの嵌入作業を容易かつ円滑に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の本止め状態での車両用ドアヒンジ
構造の縦断側面図である。
【図2】ヒンジピンの嵌入途中での図1の要部拡大図で
ある。
【図3】仮止め状態での図2に対応した縦断側面図であ
る。
【図4】図3の4−4線拡大断面図である。
【図5】第2実施例の図1に対応した縦断側面図であ
る。
【図6】従来例の図2に対応した断面図である。
【符号の説明】
7・・・雄部材 9・・・雌部材 10・・・ヒンジピン 10b・・・本止め部 10c・・・仮止め部 10e・・・嵌入軸部 10f・・・係止用軸部 111 ・・・第1内方支持板 112 ・・・第2内方支持板 131 ,131 ′・・・第1ブッシュ 132 ,132 ′・・・第2ブッシュ 141 ・・・第1外方支持板 142 ・・・第2外方支持板 151 ・・・第1挿通孔 152 ・・・第2挿通孔 16・・・仮止め用環状溝 17・・・仮止め係合部材 18・・・本止め用環状溝 19・・・本止め係合部材 B・・・車体 D・・・ドア

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも内面が合成樹脂から成る円筒
    状の第1および第2ブッシュ(131 ,132 ;1
    1 ′,132 ′)が同軸上にそれぞれ装着されて相互
    に対向する第1および第2内方支持板(111 ,1
    2 )を有する雄部材(7)が、車体(B)およびドア
    (D)の一方に固着され、第1および第2内方支持板
    (111 ,112 )にその外方側で対向するとともに第
    1および第2ブッシュ(131 ,132 ;131 ′,1
    2 ′)に対応した第1および第2挿通孔(151 ,1
    2 )が設けられる第1および第2外方支持板(1
    1 ,142 )を有する雌部材(9)が、車体(B)お
    よびドア(D)の他方に固着され、第1外方支持板(1
    1 )側から両挿通孔(151 ,152 )および両ブッ
    シュ(131 ,132 ;131 ′,132 ′)に嵌入さ
    れるヒンジピン(10)の一端側には、第1挿通孔(1
    1 )に抜差し可能に嵌合され得る仮止め部(10c)
    と、仮止め部(10c)よりも大径であって第1挿通孔
    (151 )に圧入可能な本止め部(10b)とが、本止
    め部(10b)を仮止め部(10c)の軸方向外方側に
    隣接させて設けられ、該ヒンジピン(10)の他端側に
    は、仮止め部(10c)を第1挿通孔(151 )に嵌合
    させた状態で第2外方支持板(142 )の外面に係合す
    る仮止め係合部材(17)を嵌着可能な仮止め用環状溝
    (16)と、本止め部(10b)を第1挿通孔(1
    2 )に圧入させた状態で第2外方支持板(142 )の
    外面に係合する本止め用係合部材(19)を嵌着可能な
    本止め用環状溝(18)とが設けられる車両用ドアヒン
    ジ構造において、第2挿通孔(15 2 )の直径が第2ブ
    ッシュ(132 ,132 ′)の内周直径よりも小さく設
    定され、ヒンジピン(10)には、仮止め部(10c)
    の第1挿通孔(151 )への嵌合状態ならびに本止め部
    (10b)の第1挿通孔(151 )への圧入状態のいず
    れにあっても第2挿通孔(152 )への嵌入を回避して
    第2ブッシュ(132,132 ′)に嵌入される嵌入軸
    部(10e)と、該嵌入軸部(10e)に同軸に連なる
    とともに第2挿通孔(152 )に嵌入されることを可能
    として前記嵌入軸部(10e)よりも小径に形成される
    係止用軸部(10f)とが設けられ、仮止め用環状溝
    (16)および本止め用環状溝(18)が係止用軸部
    (10f)の外周に形成されることを特徴とする車両用
    ドアヒンジ構造。
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