JP2883324B1 - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2883324B1
JP2883324B1 JP4003298A JP4003298A JP2883324B1 JP 2883324 B1 JP2883324 B1 JP 2883324B1 JP 4003298 A JP4003298 A JP 4003298A JP 4003298 A JP4003298 A JP 4003298A JP 2883324 B1 JP2883324 B1 JP 2883324B1
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 従来のTDMA方式を用いた通信システムで
は、送信機と受信機との間で同期のズレが生じ、複数の
バースト間でバースト衝突が生じても、このバースト衝
突を検出することができなかった。 【解決手段】 パケットデータを複製する複製部、及び
上記複製部により複製された上記パケットデータの複製
データと上記パケットデータとを一体化して送信バース
トとして出力するバースト送信部を有する送信機と、上
記送信バーストが入力され、上記送信バーストを構成す
る上記パケットデータと上記複製データとに対してそれ
ぞれ誤り検出を行い、上記パケットデータ及び上記複製
データの上記送信バーストでの組み立て順と関連付けて
上記誤り検出の検出結果を出力する誤り検出部、及び上
記検出結果に基づき上記送信バーストの送信状態を判断
する送信状態判断部を有する受信機とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TDMA方式を用
いて通信を行う通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】TDMA方式を用いて通信を行う通信シ
ステムの例を、図7に示す。図7はTDMA方式を用い
て通信を行う通信システムの構成を示す構成図である。
図7において、101はデータ送信部であり、送信デー
タ102を出力する。103は誤り検出符号化部であ
り、データ送信部101から出力された送信データ10
2が入力される。そして、この誤り検出符号化部103
は、入力された送信データ102にチェックコードを付
加した送信パケット104を出力する。なお、誤り検出
符号化部103で送信データ102に付加されるチェッ
クコードとしては、CRC符号等の検査符号が挙げられ
る。
【0003】105はバースト送信部であり、誤り検出
符号化部103から出力された送信パケット104が入
力される。そして、このバースト送信部105は、入力
された送信パケット104にヘッダを付加した送信バー
スト106を出力する。なお、バースト送信部105で
送信パケットに104に付加されるヘッダとしては、ユ
ニークワード(以下、UWと称する。)等が挙げられ
る。107は送信機であり、データ送信部101、誤り
検出符号化部103、及びバースト送信部105を有す
る。
【0004】108はバースト受信部であり、バースト
送信部105から出力された送信バースト106が入力
される。そして、このバースト受信部108は、入力さ
れた送信バースト106からヘッダを除去した受信パケ
ット109を出力する。110は誤り検出復号化部であ
り、バースト受信部108から出力された受信パケット
109が入力される。そして、この誤り検出復号化部1
10は、入力された受信パケット109に付加されたチ
ェックコードを除去した受信データ111を出力する。
【0005】なお、この誤り検出復号化部110は、入
力された受信パケット109に付加されているチェック
コードに基づき、この入力された受信パケット109を
検査し、この受信パケット109にエラーが発生してい
ないか確認する。112はデータ受信部であり、誤り検
出復号化部110から出力された受信データ111が入
力される。113は受信機であり、バースト受信部10
8、誤り検出復号化部110、及びデータ受信部112
を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のTDMA方式を
用いた通信システムでは、送信機と受信機との間で同期
のズレが生じ、複数のバースト間でバースト衝突が生じ
ても、このバースト衝突を検出することができなかっ
た。また、発生したバースト衝突を検出できないため
に、バースト衝突によるバーストデータの紛失の回避も
困難であった。
【0007】本発明は、これらの問題に鑑みなされたも
のであり、送信機が出力する送信パケットを連送して出
力することにより、受信機側でバースト衝突が発生して
いるのかどうかが検出できる通信システムを得ることを
目的とする。また、送信機が送信パケットを連送して出
力することにより、例えバースト衝突が生じてもバース
トデータの紛失を回避できるような通信システムを得る
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる通信シ
ステムは、パケットデータを複製する複製部、及び複製
部により複製されたパケットデータの複製データとパケ
ットデータとを一体化して送信バーストとして出力する
バースト送信部を有する送信機と、送信バーストが入力
され、送信バーストを構成するパケットデータと複製デ
ータとに対してそれぞれ誤り検出を行い、パケットデー
タ及び複製データの送信バーストでの組み立て順と関連
付けて誤り検出の検出結果を出力する誤り検出部、及び
検出結果に基づき送信バーストの送信状態を判断する送
信状態判断部を有する受信機とを備えたものである。
【0009】また、この発明にかかる通信システムは、
パケットデータを複製する複製部、及び複製部により複
製されたパケットデータの第一及び第二の複製データと
パケットデータとを一体化して送信バーストとして出力
するバースト送信部を有する送信機と、送信バーストが
入力され、送信バーストを構成するパケットデータと第
一及び第二の複製データとに対してそれぞれ誤り検出を
行い、パケットデータ及び第一及び第二の複製データの
送信バーストでの組み立て順と関連付けて誤り検出の検
出結果を出力する誤り検出部、及び検出結果に基づき送
信バーストの送信状態を判断する送信状態判断部を有す
る受信機とを備えたものである。
【0010】さらに、この発明にかかる通信システム
は、パケットデータを複製する複製部、及び複製部によ
り複製されたパケットデータの複製データを第一の周波
数で出力し、パケットデータを第二の周波数で出力する
バースト送信部を有する送信機と、複製データ及びパケ
ットデータが入力され、パケットデータと複製データと
に対してそれぞれ誤り検出を行い、パケットデータ及び
複製データの入力順と関連付けて誤り検出の検出結果を
出力する誤り検出部、及び検出結果に基づき送信バース
トの送信状態を判断する送信状態判断部を有する受信機
とを備えたものである。
【0011】また、この発明にかかる通信システムは、
パケットデータを複製する複製部、及び複製部により複
製されたパケットデータの複製データとパケットデータ
とを一体化して送信バーストとして出力するバースト送
信部を有する送信機と、送信バーストが入力され、送信
バーストを構成するパケットデータと複製データとをそ
れぞれ同様に分割するデータ分割部、データ分割部によ
り分割され得られた各分割データをそれぞれ組み合わせ
て得られた合成パケットデータを出力するデータ合成
部、データ合成部から出力された合成パケットデータに
対し、それぞれ誤り検出を行い、合成データを構成する
分割データの組み合わせ状態と関連付けて誤り検出の検
出結果を出力する誤り検出部、及び検出結果に基づき送
信バーストの送信状態を判断する送信状態判断部を有す
る受信機とを備えたものである。
【0012】さらに、この発明にかかる通信システム
は、データ分割部は入力されたパケットデータ及び複製
データをそれぞれ所定のデータ長で分割し、データ合成
部はデータ分割部により分割され得られた各分割データ
を所定のデータ長に組み合わせて合成パケットデータを
作成し出力するものである。
【0013】また、この発明にかかる通信システムは、
受信機の送信状態判断部は、受信機が有する誤り検出部
から出力される検出結果に基づき、送信機から出力され
る送信バーストの送信状態を判断し、この判断結果を送
信機に出力するものである。
【0014】さらに、この発明にかかる通信システム
は、パケットデータは、送信機及び受信機で既知のユニ
ークワードと、送信を希望するデータ本体である送信デ
ータと、受信機側での誤り検出に用いられるチェックコ
ードとを有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明によるTDMA方式を用いて通信
を行う通信システムの一実施形態を図1を用いて説明す
る。図1は、実施形態1の通信システムの構成を示す構
成図である。図1において、201はパケット複製部で
あり、誤り検出符号化部103から出力された送信パケ
ット104が入力される。そして、このパケット複製部
201は、入力された送信パケット104を複製し、こ
れら2つの送信パケット104を連結した連送送信パケ
ット202を出力する。なお、複製して得られた2つの
送信パケット104の内の一方が複製データに相当す
る。
【0016】そして、バースト送信部105は、パケッ
ト複製部201から出力された連送送信パケット202
が入力される。そして、このバースト送信部105は、
入力された連送送信パケット202にヘッダを付加した
連送送信バースト203を伝送路に出力する。なお、送
信機107は、データ送信部101、誤り検出符号化部
103、パケット複製部201、及びバースト送信部1
05を有する。
【0017】バースト受信部108は、バースト送信部
105から出力された連送送信バースト203が入力さ
れる。そして、このバースト受信部108は、入力され
た連送送信バースト203を同期捕捉し、この連送送信
バースト203からヘッダを除去した連送受信パケット
204を出力する。
【0018】誤り検出復号化部110は、バースト受信
部108から出力された連送受信パケット204が入力
される。そして、この誤り検出復号化部110は、入力
された連送受信パケット204に基づき、誤り検出信号
205と受信データ111とを出力する。誤り検出信号
205は、誤り検出復号化部110に連送され入力され
た受信パケットそれぞれに対して行われる誤り検出の検
出結果を示すものである。この誤り検出信号205は、
誤り検出が行われる受信パケット毎に出力される。な
お、この誤り検出は、各受信パケットに付加されたチェ
ックコードに基づき行われる。
【0019】また、受信データ111は、誤り検出復号
化部110に連送され入力された受信パケットから、誤
りが検出されなかった受信パケットを復号して得られる
ものである。206はバースト衝突検出部であり、誤り
検出復号化部110から出力された誤り検出信号205
に基づき、バースト衝突検出信号207を出力する。な
お、このバースト衝突検出部206は、送信状態判断部
に相当する。208は衝突信号受信部であり、バースト
衝突検出部206から出力されたバースト衝突検出信号
が入力される。
【0020】受信機113は、バースト受信部108、
誤り検出復号化部110、データ受信部112、バース
ト衝突検出部206、及び衝突信号受信部208を有す
る。なお、図1において、図7に示す従来例と同一又は
相当の部分には、同一符号を付してその説明を省略し、
図7と相違する部分について説明した。
【0021】次に、2つの連送送信バーストがあるタイ
ミングで衝突して受信機113に受信された場合の、バ
ースト衝突の検出方法について、図2を用いて説明す
る。図2は、2つの連送送信バーストの送信タイミング
が示された概念図である。例えば、第一の連送送信バー
ストと第二の連送送信バーストとが伝送路に出力されて
いるものとする。
【0022】なお、第一の連送送信バーストは、UW
1、送信データM1、CRC1、送信データM2、及び
CRC2から構成され、上述の順番である送信機から出
力される。なお、送信データM1の内容と送信データM
2の内容とは同一である。故に、送信データM1に対応
するCRC1及び送信データM2に対応するCRC2の
内容は、それぞれ同一のものとなる。
【0023】また、第二の連送送信バーストは、UW
2、送信データN1、CRC3、送信データN2、及び
CRC4から構成され、上述の順番で他の送信機から出
力される。なお、送信データN1の内容と送信データN
2の内容とは同一である。故に、送信データN1に対応
するCRC3及び送信データN2に対応するCRC4の
内容は、それぞれ同一のものとなる。
【0024】なお、UW1〜2は送信機107及び受信
機113双方で既知のデータであり、これらのUW1〜
2を基に、受信機113は第一及び第二の連送送信バー
ストを捕捉する。また、第一及び第二の連送送信バース
トを構成する送信データ及びCRCのデータ長も送信機
107及び受信機113には既知である。
【0025】故に、受信機113は、UW1〜2の位置
を基準とした所定の位置にCRCがあるものと判断し
て、データを抽出する。また、この受信機113は、U
W1〜2を基準とした所定の位置にあるデータを送信デ
ータとして、同様にUW1〜2を基準として抽出したデ
ータをCRCとして、誤り検出を行う。
【0026】このような状態の第一の連送送信バースト
のあるタイミングで、第一の連送送信バーストと第二の
連送送信バーストとが重畳、仮に第一の連送送信バース
トの送信データM2及びCRC2と第二の連送送信バー
ストのUW2及び送信データN1とが重畳して受信機に
受信されたとする。この時、第一の連送送信バーストの
送信データM2及びCRC2と、第二の連送送信バース
トのUW2及び送信データN1とは、同じタイミングの
データ同士で合成され、そのデータ内容が変化する。
【0027】この時、第二の連送送信バーストのUW2
は、第一の連送送信バーストの送信データM2と合成さ
れ、そのデータ内容が変化するため、受信機113にと
って未知なデータに変化し、受信機113は第二の連送
送信バーストを捕捉できない。また、第一の連送送信バ
ーストの送信データM2及びCRC2は、第二の連送送
信バーストのUW2及び送信データN1と合成され、送
信データM2のデータ内容が変化するため、誤り検出復
号化部110により誤りが発生したことが検出される。
【0028】但し、誤り検出処理は第一の連送送信バー
ストを構成する送信データ毎に実施されるため、この第
一の連送送信バーストの送信データM1及びCRC1に
関する誤り検出では誤りが検出されずに、誤り検出復号
化部110から送信データM1が正常に受信された旨を
示す誤り検出信号205が出力される。
【0029】誤り検出復号化部110から出力された誤
り検出信号205は、バースト衝突検出部206に入力
され、第一の連送送信バーストを構成するそれぞれの送
信順の送信データ毎に記録される。なお、この第一の連
送送信バーストは周期的に受信機113で受信されるも
のであり、バースト衝突検出部206は入力された誤り
検出信号205を集積し、この集積された誤り検出信号
205により、第一の連送送信バーストの受信状況を判
断することができる。
【0030】例えば、ひとつの連送送信バーストにおけ
る送信順が先順及び後順の送信データに関する誤り検出
の結果、先順の送信データの誤り発生確率が十分に低い
にも関わらず、後順の送信データの誤り発生確率が非常
に高い場合には、当該連送送信バーストの終端に他の連
送送信バーストが衝突している可能性が高いと判断され
る。また、複数の送信データに関する誤り発生確率が一
様に低い場合には伝送路の受信レベルが低いと判断され
る。これらの判断結果は、バースト衝突検出部206か
ら、バースト衝突信号208として出力される。
【0031】このように、本実施形態の送信機107
は、送信パケット104を複製し、これら2つの送信パ
ケットを連結して送信し、また本実施形態の受信機11
3は、受信した2つの送信パケットそれぞれの誤り検出
を行うことにより、バースト衝突の発生や伝送路の受信
レベルの低下を検出することができ、送信機107及び
受信機113間での通信を安定させ、通信の信頼性を向
上させることができる。なお、このようなバースト衝突
の検出方法は、送信機107及び受信機113が共通の
時刻を指し示すはずの時計をそれぞれ有する場合で、双
方の時計の指し示す時刻に若干のズレが生じた場合など
に特に有効である。
【0032】なお、本実施形態では、送信データ102
とチェックコードからなる送信パケット104を複製し
て、これらの送信パケット104を連送して得られる連
送送信パケット202にUWを付加することにより連送
送信バーストとして送信機107から出力されている
が、送信データ102とUWとチェックコードとからな
る送信パケットを複製して、これらの送信パケットを連
送して得られる連送送信パケットを連送送信バーストと
して送信機107から出力させてもよい。つまり、この
時の連送送信バーストは、UW、送信データ、CRC、
UW、送信データ、及びCRCの順番で構成される。
【0033】このように、UWも連送することにより、
1つの連送送信バーストの中の一方のUWがバースト衝
突により変質して受信機113による捕捉が不可能とな
っても、もう一方のUWをもとに連送送信バーストの捕
捉が可能であるため、連送送信バーストによる通信が有
効に行われ、通信の安定性及び信頼性が一層向上する。
【0034】実施の形態2.本発明によるTDMA方式
を用いて通信を行う通信システムの他の実施形態を図3
を用いて説明する。図3は、実施形態2の通信システム
の構成を示す構成図である。図3において、パケット複
製部201は、誤り検出符号化部103から入力された
送信パケット104を複製し、3つの送信パケット10
4を連結した3連送送信パケット301を出力する。
【0035】そして、バースト送信部105は、パケッ
ト複製部201から出力された3連送送信パケット30
1が入力される。そして、このバースト送信部105
は、入力された3連送送信パケット301にヘッダを付
加した3連送送信バースト302を伝送路に出力する。
バースト受信部108は、バースト送信部105から出
力された3連送送信バースト302が入力される。そし
て、このバースト受信部108は、入力された3連送送
信バースト302を同期捕捉し、この3連送送信バース
ト302からヘッダを除去した3連送受信パケット30
3を出力する。
【0036】誤り検出復号化部110は、バースト受信
部108から出力された3連送受信パケット303が入
力される。この誤り検出復号化部110は、入力された
3つの受信パケットそれぞれに対して誤り検出処理を行
い、それら各誤り検出処理に対応する誤り検出信号20
5をバースト衝突検出部206に出力する。また、誤り
検出復号化部110は、入力された3つの受信パケット
に対して行われた誤り検出処理に基づき、正常に受信さ
れた受信パケットを復号して得られた受信データ111
をデータ受信部112に出力する。なお、図3におい
て、図1に示す実施形態1と同一又は相当の部分には、
同一符号を付してその説明を省略し、図1と相違する部
分について説明した。
【0037】次に、2つの連送送信バーストがあるタイ
ミングで衝突して受信機113に受信された場合の、バ
ースト衝突の検出方法について説明する。受信機113
の誤り検出復号化部110から出力される誤り検出信号
205は、バースト衝突検出部206に入力され、3連
送送信バースト302を構成するそれぞれの送信順の送
信データ102毎に記録される。バースト衝突検出部2
06は、周期的に入力される誤り検出信号205を集積
し、3連送送信バーストの受信状況を判断する。
【0038】ある連送送信バーストにおける送信順が先
順、中順及び後順の送信データに関する誤り検出の結
果、先順及び中順の送信データの誤り発生確率が十分に
低いにも関わらず後順の送信データの誤り発生確率が非
常に高い場合、若しくは先順の送信データの誤り発生確
率が十分に低いにも関わらず中順及び後順の送信データ
の誤り発生確率が非常に高い場合には、当該連送送信バ
ーストに他の連送送信バーストが衝突している可能性が
高いと判断される。なお、実施形態2の受信機113に
おけるバースト衝突の検出方法については、実施形態1
と同様であり、実施形態1と同一又は相当の部分ににつ
いてはその説明を省略し、実施形態1と相違する部分に
ついて説明した。
【0039】このように、本実施形態の送信機107
は、送信パケット104を複製し、これら3つの送信パ
ケットを連結して送信し、また本実施形態の受信機11
3は、受信した3つの送信パケットそれぞれの誤り検出
を行うことにより、バースト衝突の発生や伝送路の受信
レベルの低下を検出することができ、送信機107及び
受信機113間での通信を安定させ、通信の信頼性を向
上させることができる。
【0040】なお、本実施形態では、送信データ102
とチェックコードからなる送信パケット104を複製し
て、これらの送信パケット104を連送して得られる連
送送信パケット202にUWを付加することにより連送
送信バーストとして送信機107から出力されている
が、送信データ102とUWとチェックコードとからな
る送信パケットを複製して、これらの送信パケットを連
送して得られる連送送信パケットを連送送信バーストと
して送信機107から出力させてもよい。つまり、この
時の連送送信バーストは、UW、送信データ、CRC、
UW、送信データ、CRC、UW、送信データ、及びC
RCの順番で構成される。
【0041】このように、UWも連送することにより、
1つの連送送信バーストの中の先順と後順のUWがバー
スト衝突により変質して受信機113による捕捉が不可
能となっても、中順のUWをもとに連送送信バーストの
捕捉が可能であるため、連送送信バーストによる通信が
有効に行われ、通信の安定性及び信頼性が一層向上す
る。なお、ひとつの連送送信バーストを構成する送信パ
ケットが4つ以上であっても同様の効果が得られる。
【0042】実施の形態3.本発明によるTDMA方式
を用いて通信を行う通信システムの他の実施形態を図4
を用いて説明する。図4は、実施形態3の通信システム
の構成を示す構成図である。図4において、バースト送
信部105は、パケット複製部201から入力された連
送送信パケット202にヘッダを付加して出力する。な
お、バースト送信部105から出力される連送送信バー
スト401は、その連送送信バースト401を構成する
先順の送信パケットを第一の搬送波周波数(f1)で出
力し、後順の送信パケットを第二の搬送波周波数(f
2)で出力する。
【0043】なお、先順の送信パケットを出力してか
ら、後順の送信パケットを出力するまでには、データ送
信が行われていない若干の時間的な区切れが生じる。し
かしながら、その区切れ時間を一定にすることにより、
連送送信バースト401の一体化が行われる。バースト
受信部108は、連送送信バースト401のUWを同期
捕捉すると、その連送送信バーストの先順の送信パケッ
トを受信する。その後、バースト受信部108は、連送
送信バーストを受信するための周波数を切り替えて、当
該連送送信バーストの後順の送信パケットを受信する。
【0044】なお、図4において、図1に示す実施形態
1と同一又は相当の部分には、同一符号を付してその説
明を省略し、図1と相違する部分について説明した。ま
た、実施形態3の受信機113におけるバースト衝突の
検出方法については、実施形態1と同様であり、その説
明を省略した。
【0045】このように、本実施形態の送信機107
は、送信パケット104を複製して得られる連送送信バ
ースト401の内、先順の送信パケットを第一の搬送波
周波数(f1)で出力し、また後順の送信パケットを第
二の搬送波周波数(f2)で出力する。一方、受信機1
13は、これら2つの周波数を切り替えながら先順及び
後順の送信パケットを受信するため、他の連送送信バー
ストとの衝突が回避され易くなる。これは、ある連送送
信バーストの後順の送信パケットが第二の搬送波周波数
(f2)で搬送されるのに対し、他の連送送信バースト
の先順の送信パケットが第一の搬送波周波数(f1)で
搬送されることが大きく寄与する。
【0046】また、本実施形態の送信機107及び受信
機113間では、同じ送信パケットを複数の周波数で送
受する周波数ダイバーシティが行われるため、フェージ
ング等にも耐用し易くなる。これらのことから、本実施
形態の送信機107及び受信機113間での通信は、安
定したものとなり、通信の信頼性も向上する。
【0047】なお、本実施形態の連送送信パケット20
2、連送送信バースト401、及び連送受信パケット2
04は、3つ以上の送信パケット104を連結させても
よい。この時の連送送信バースト401は、構成する送
信パケットの数だけ搬送波周波数を切り替えてもよい
し、複数の送信パケットに対応させた搬送波周波数を繰
り返し用いてもよい。
【0048】また、本実施形態の受信機113は、受信
する搬送波周波数の数だけ受信系402を設けてもよ
い。ひとつの受信機113に複数の受信系402を設け
ることにより、複数種の通信を同時に行うことが可能と
なる。なお、ひとつの受信系402は、バースト受信部
108、バースト受信部108に接続された誤り検出復
号化部110、誤り検出復号化部110に接続されたデ
ータ受信部112、誤り検出復号化部110に接続され
たバースト衝突検出部206、及びバースト衝突検出部
206に接続された衝突信号受信部208を有する。
【0049】さらに、本実施形態では、送信データ10
2とチェックコードからなる送信パケット104を複製
して、これらの送信パケット104を連送して得られる
連送送信パケット202にUWを付加することにより連
送送信バーストとして送信機107から出力されている
が、送信データ102とUWとチェックコードとからな
る送信パケットを複製して、これらの送信パケットを連
送して得られる連送送信パケットを連送送信バーストと
して送信機107から出力させてもよい。つまり、この
時の連送送信バーストは、UW、送信データ、CRC、
UW、送信データ、及びCRCの順番で構成される。
【0050】実施の形態4.本発明によるTDMA方式
を用いて通信を行う通信システムの他の実施形態を図5
を用いて説明する。図5は、実施形態4の通信システム
の構成を示す構成図である。図5において、501はパ
ケット分割部であり、バースト受信部108から出力さ
れた連送受信パケット204が入力される。また、パケ
ット分割部501は、入力された連送受信パケット20
4を構成する各受信パケットに対して同様に分割した分
割パケット502を出力する。なお、図5に示した受信
パケットでは、各受信パケットを2つに分割したが、そ
れ以上に分割してもよい。なお、パケット分割部501
はデータ分割部に相当し、分割パケット502の各分割
部分は分割データに相当する。
【0051】503はパケット合成部であり、パケット
分割部501で分割された分割パケット502の各受信
パケットが入力される。また、パケット合成部503
は、これらの分割された受信パケットの分割部分を、そ
のデータ内容が重畳することのないように組み合わせ、
この組み合わせて得られた合成パケット504を出力す
る。なお、パケット合成部503はデータ合成部に相当
する。
【0052】ちなみに、本実施形態では、まず送信パケ
ットTが、同じ送信内容の送信パケットT1と送信パケ
ットT2とに複製される。この送信パケットT1は受信
機113に受信されると受信パケットR1となる。ま
た、送信パケットT2は受信パケットR2となる。な
お、受信パケットR1及び受信パケットR2のデータ内
容は同一である。この受信パケットR1はパケット分割
部501により分割部分R1aと分割部分R1bとに分
割される。また、受信パケットR2は分割部分R2aと
分割部分R2bとに分割される。なお、受信パケットR
1及び受信パケットR2の分割は、各受信パケットのデ
ータ長に基づき行ってもよい。その後の各受信パケット
の分割部分を合成時には、合成後のパケットのデータ長
が受信パケットのデータ長と一致するように合成され
る。
【0053】なお、分割部分R1a及び分割部分R2a
のデータ内容は同一であり、分割部分R1b及び分割部
分R2bのデータ内容も同一である。それ故、パケット
合成部503では、同一内容のデータが組み合わされる
ことのないように、分割部分R1aと分割部分R1b、
分割部分R1aと分割部分R2b、分割部分R2aと分
割部分R1b、及び分割部分R2aと分割部分R2b、
が組み合わされ、4種類の合成パケットが作成される。
なお、分割部分R1a、分割部分R2a、分割部分R1
b及び分割部分R2bは分割データに相当する。
【0054】誤り検出復号化部110は、バースト受信
部108から出力された合成パケット504が入力され
る。この誤り検出復号化部110は、入力された合成パ
ケット504それぞれに対して誤り検出処理を行い、そ
れら各誤り検出処理に対応する誤り検出信号205をバ
ースト衝突検出部206に出力する。また、誤り検出復
号化部110は、入力された合成パケット504に対し
て行われた誤り検出処理に基づき、正常に受信された合
成パケット504を復号して得られた受信データ111
をデータ受信部112に出力する。
【0055】受信機113は、バースト受信部108、
パケット分割部501、パケット合成部503、誤り検
出復号化部110、データ受信部112、バースト衝突
検出部206、及び衝突信号受信部208を有する。な
お、図5において、図1に示す実施形態1と同一又は相
当の部分には、同一符号を付してその説明を省略し、図
1と相違する部分について説明した。
【0056】次に、2つの連送送信バーストがあるタイ
ミングで衝突して受信機113に受信された場合の、バ
ースト衝突の検出方法について説明する。誤り検出復号
化部110から出力された誤り検出信号205は、バー
スト衝突検出部206に入力され、合成パケット504
の組み合わせ種類毎に記録される。
【0057】例えば、分割部分R1a及び分割部分R2
bから構成される合成パケットと、分割部分R2a及び
分割部分R2bから構成される合成パケットとには誤り
が検出され、分割部分R1a及び分割部分R1bから構
成される合成パケットと、分割部分R2a及び分割部分
R1bから構成される合成パケットとには誤りが検出さ
れなかった場合、それらの誤りが発生している合成パケ
ットに共通している部分が、分割部分R2bであること
から、誤りが分割部分R2bに発生していることが判明
し、誤りの発生箇所を各受信パケットの更に細かい分割
部分にまで限定することが可能となる。
【0058】なお、実施形態4の受信機113における
バースト衝突の検出方法については、実施形態1と同様
であり、実施形態1と同一又は相当の部分にについては
その説明を省略し、実施形態1と相違する部分について
説明した。
【0059】このように、本実施形態の受信機113
は、連送受信パケット204を構成する各受信パケット
を分割して、これら分割した部分を組み合わせて得られ
た合成パケット504に基づき誤り検出を行うことによ
り、誤りの発生箇所を各受信パケットの細かい分割部分
にまで限定して解明することができ、送信機107及び
受信機113間での通信を安定させ、通信の信頼性を向
上させることができる。
【0060】また、本実施形態では、連送受信パケット
204を構成する分割部分R1bと分割部分R2aとの
間にフェージング等で誤りが生じたとしても、分割部分
R1aと分割部分R2bとから構成される合成パケット
により所望の受信データが復号できることから、連送送
信バースト203全体における誤り率を低減させること
ができ、送信機107及び受信機113間での通信を安
定させ、通信の信頼性を向上させることができる。
【0061】実施の形態5.本発明によるTDMA方式
を用いて通信を行う通信システムの他の実施形態を図6
を用いて説明する。図6は、実施形態5の通信システム
の構成を示す構成図である。図6において、バースト衝
突検出部206は、誤り検出復号化部110から出力さ
れた誤り検出信号205に基づくバースト衝突検出信号
207を、バースト送信部105と衝突信号受信部20
8とに出力する。
【0062】このように、バースト衝突検出部206か
ら出力されたバースト衝突検出信号207が入力される
と、送信機107のバースト送信部105は、連送送信
バースト203の送信処理を一時中断する。そして、送
信機107と受信機113との間で、同期の確認をと
り、送信機107と受信機113との間で同期のタイミ
ングが合うように補正する。
【0063】また、第一の連送送信バーストと第二の連
送送信バーストとがバースト衝突をおこしている場合、
第一の送信機の第一の連送送信バーストの送信タイミン
グと、第二の送信機の第二の連送送信バーストの送信タ
イミングとを確認し、一方の送信機の送信タイミングを
他方の送信機の送信タイミングに従属させる。
【0064】なお、受信機113から送信機107へバ
ースト衝突検出信号207を通知する手段としては、当
該TDMA方式を利用して無線通信しても、その他の通
信方法を用いて通信してもよい。また、図6において、
図1に示す実施形態1と同一又は相当の部分には、同一
符号を付してその説明を省略し、図1と相違する部分に
ついて説明した。
【0065】このように、本実施形態の送信機107
は、受信機113から通知されるバースト衝突検出信号
207に基づき、送信機107又はバースト衝突をおこ
している他の送信機の送信タイミング、若しくは受信機
113の受信タイミングを調節することができるため、
バースト衝突の発生を回避させ易く、送信機107及び
受信機113間での通信を安定させ、通信の信頼性を向
上させることができる。
【0066】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる通信シ
ステムは、パケットデータを複製する複製部、及び複製
部により複製されたパケットデータの複製データとパケ
ットデータとを一体化して送信バーストとして出力する
バースト送信部を有する送信機と、送信バーストが入力
され、送信バーストを構成するパケットデータと複製デ
ータとに対してそれぞれ誤り検出を行い、パケットデー
タ及び複製データの送信バーストでの組み立て順と関連
付けて誤り検出の検出結果を出力する誤り検出部、及び
検出結果に基づき送信バーストの送信状態を判断する送
信状態判断部を有する受信機とを備え、送信機は内容の
同一な2つのデータを送信し、受信機は受信順に応じて
それら2つのデータの誤り検出を行い、どの位置のデー
タに障害が発生しているかを検出することにより、バー
スト衝突の発生や伝送路の受信レベルの低下を検出で
き、通信システムの安定性及び信頼性を向上させること
ができる。
【0067】また、この発明にかかる通信システムは、
パケットデータを複製する複製部、及び複製部により複
製されたパケットデータの第一及び第二の複製データと
パケットデータとを一体化して送信バーストとして出力
するバースト送信部を有する送信機と、送信バーストが
入力され、送信バーストを構成するパケットデータと第
一及び第二の複製データとに対してそれぞれ誤り検出を
行い、パケットデータ及び第一及び第二の複製データの
送信バーストでの組み立て順と関連付けて誤り検出の検
出結果を出力する誤り検出部、及び検出結果に基づき送
信バーストの送信状態を判断する送信状態判断部を有す
る受信機とを備えたものであり、送信機は内容の同一な
3つのデータを送信し、受信機は受信順に応じてそれら
3つのデータの誤り検出を行い、どの位置のデータに障
害が発生しているかを検出することにより、バースト衝
突の発生や伝送路の受信レベルの低下を検出でき、通信
システムの安定性及び信頼性を向上させることができ
る。
【0068】さらに、この発明にかかる通信システム
は、パケットデータを複製する複製部、及び複製部によ
り複製されたパケットデータの複製データを第一の周波
数で出力し、パケットデータを第二の周波数で出力する
バースト送信部を有する送信機と、複製データ及びパケ
ットデータが入力され、パケットデータと複製データと
に対してそれぞれ誤り検出を行い、パケットデータ及び
複製データの入力順と関連付けて誤り検出の検出結果を
出力する誤り検出部、及び検出結果に基づき送信バース
トの送信状態を判断する送信状態判断部を有する受信機
とを備えたものであり、送信機は内容の同一な2つのデ
ータをそれぞれ異なる搬送波周波数で送信することによ
り、他の送信バーストとの衝突が回避され易くなり、通
信システムの安定性及び信頼性を向上させることができ
る。
【0069】また、この発明にかかる通信システムは、
パケットデータを複製する複製部、及び複製部により複
製されたパケットデータの複製データとパケットデータ
とを一体化して送信バーストとして出力するバースト送
信部を有する送信機と、送信バーストが入力され、送信
バーストを構成するパケットデータと複製データとをそ
れぞれ同様に分割するデータ分割部、データ分割部によ
り分割され得られた各分割データをそれぞれ組み合わせ
て得られた合成パケットデータを出力するデータ合成
部、データ合成部から出力された合成パケットデータに
対し、それぞれ誤り検出を行い、合成データを構成する
分割データの組み合わせ状態と関連付けて誤り検出の検
出結果を出力する誤り検出部、及び検出結果に基づき送
信バーストの送信状態を判断する送信状態判断部を有す
る受信機とを備えたものであり、送信バーストを構成す
る内容の同一な2つのデータを分割して、組み合わせを
変えて様々な合成データを作成することにより、送信バ
ーストを構成する内容の同一な2つのデータの連結部分
に障害が発生しても、他の分割データの組み合わせによ
り所望のデータを受信することができるうるため、送信
バースト全体における誤り率を低減させることができ、
通信システムの安定性及び信頼性を向上させることがで
きる。
【0070】さらに、この発明にかかる通信システム
は、データ分割部は入力されたパケットデータ及び複製
データをそれぞれ所定のデータ長で分割し、データ合成
部はデータ分割部により分割され得られた各分割データ
を所定のデータ長に組み合わせて合成パケットデータを
作成し出力するものであり、送信バーストを構成する内
容の同一な2つのデータを分割して、組み合わせを変え
て様々な合成データを作成することにより、送信バース
トを構成する内容の同一な2つのデータの連結部分に障
害が発生しても、他の分割データの組み合わせにより所
望のデータを受信することができるうるため、送信バー
スト全体における誤り率を低減させることができ、通信
システムの安定性及び信頼性を向上させることができ
る。
【0071】また、この発明にかかる通信システムは、
受信機の送信状態判断部は、受信機が有する誤り検出部
から出力される検出結果に基づき、送信機から出力され
る送信バーストの送信状態を判断し、この判断結果を送
信機に出力するものであり、送信機は、受信機から通知
される送信バーストの衝突判断に関する判断結果に基づ
き、送信機又はバースト衝突をおこしている他の送信機
の送信タイミング、若しくは受信機の受信タイミングを
調節することができるため、バースト衝突の発生を回避
させることができ、通信システムの安定性及び信頼性を
向上させることができる。
【0072】さらに、この発明にかかる通信システム
は、パケットデータは、送信機及び受信機で既知のユニ
ークワードと、送信を希望するデータ本体である送信デ
ータと、受信機側での誤り検出に用いられるチェックコ
ードとを有するものであり、パケットデータにユニーク
ワードも含めて複製することにより、ユニークワードも
連送され、1つの送信バーストの中の一方のユニークワ
ードがバースト衝突により変質して受信機で捕捉されな
くとも、もう一方のユニークワードをもとに送信バース
トの捕捉が可能となり、送信バーストによる通信が有効
に行われ、通信システムの安定性及び信頼性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の通信システムの構成図である。
【図2】 2つの連送送信バーストの送信タイミングを
示す概念図である。
【図3】 実施形態2の通信システムの構成図である。
【図4】 実施形態3の通信システムの構成図である。
【図5】 実施形態4の通信システムの構成図である。
【図6】 実施形態5の通信システムの構成図である。
【図7】 従来のTDMA方式を用いて通信を行う通信
システムの構成図である。
【符号の説明】
101 データ送信部、102 送信データ、103
誤り検出符号化部、104 送信パケット、105 バ
ースト送信部、106 送信バースト、107送信機、
108 バースト受信部、109 受信パケット、11
0 誤り検出復号化部、111 受信データ、112
データ受信部、113 受信機、201パケット複製
部、202 連送送信パケット、203 連送送信バー
スト、204 連送受信パケット、205 誤り検出信
号、206 バースト衝突検出部、207 バースト衝
突検出信号、208 衝突信号受信部、301 3連送
送信パケット、302 3連送送信バースト、303
3連送受信パケット、401 連送送信バースト、40
2 受信系、501 パケット分割部、502 分割パ
ケット、503 パケット合成部、504 合成パケッ
ト。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パケットデータを複製する複製部、及び上
    記複製部により複製された上記パケットデータの複製デ
    ータと上記パケットデータとを一体化して送信バースト
    として出力するバースト送信部を有する送信機と、 上記送信バーストが入力され、上記送信バーストを構成
    する上記パケットデータと上記複製データとに対してそ
    れぞれ誤り検出を行い、上記パケットデータ及び上記複
    製データの上記送信バーストでの組み立て順と関連付け
    て上記誤り検出の検出結果を出力する誤り検出部、及び
    上記検出結果に基づき上記送信バーストの送信状態を判
    断する送信状態判断部を有する受信機とを備えたことを
    特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】パケットデータを複製する複製部、及び上
    記複製部により複製された上記パケットデータの第一及
    び第二の複製データと上記パケットデータとを一体化し
    て送信バーストとして出力するバースト送信部を有する
    送信機と、 上記送信バーストが入力され、上記送信バーストを構成
    する上記パケットデータと上記第一及び第二の複製デー
    タとに対してそれぞれ誤り検出を行い、上記パケットデ
    ータ及び上記第一及び第二の複製データの上記送信バー
    ストでの組み立て順と関連付けて上記誤り検出の検出結
    果を出力する誤り検出部、及び上記検出結果に基づき上
    記送信バーストの送信状態を判断する送信状態判断部を
    有する受信機とを備えたことを特徴とする通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】パケットデータを複製する複製部、及び上
    記複製部により複製された上記パケットデータの複製デ
    ータを第一の周波数で出力し、上記パケットデータを第
    二の周波数で出力するバースト送信部を有する送信機
    と、 上記複製データ及び上記パケットデータが入力され、上
    記パケットデータと上記複製データとに対してそれぞれ
    誤り検出を行い、上記パケットデータ及び上記複製デー
    タの入力順と関連付けて上記誤り検出の検出結果を出力
    する誤り検出部、及び上記検出結果に基づき上記送信バ
    ーストの送信状態を判断する送信状態判断部を有する受
    信機とを備えたことを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】パケットデータを複製する複製部、及び上
    記複製部により複製された上記パケットデータの複製デ
    ータと上記パケットデータとを一体化して送信バースト
    として出力するバースト送信部を有する送信機と、 上記送信バーストが入力され、上記送信バーストを構成
    する上記パケットデータと上記複製データとをそれぞれ
    同様に分割するデータ分割部、上記データ分割部により
    分割され得られた各分割データをそれぞれ組み合わせて
    得られた合成パケットデータを出力するデータ合成部、
    上記データ合成部から出力された上記合成パケットデー
    タに対し、それぞれ誤り検出を行い、上記合成データを
    構成する上記分割データの組み合わせ状態と関連付けて
    上記誤り検出の検出結果を出力する誤り検出部、及び上
    記検出結果に基づき上記送信バーストの送信状態を判断
    する送信状態判断部を有する受信機とを備えたことを特
    徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】データ分割部は入力されたパケットデータ
    及び複製データをそれぞれ所定のデータ長で分割し、 データ合成部は上記データ分割部により分割され得られ
    た各分割データを所定のデータ長に組み合わせて合成パ
    ケットデータを作成し出力することを特徴とする請求項
    4に記載の通信システム。
  6. 【請求項6】受信機の送信状態判断部は、上記受信機が
    有する誤り検出部から出力される検出結果に基づき、送
    信機から出力される送信バーストの送信状態を判断し、
    この判断結果を上記送信機に出力することを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の通信システム。
  7. 【請求項7】パケットデータは、送信機及び受信機で既
    知のユニークワードと、送信を希望するデータ本体であ
    る送信データと、受信機側での誤り検出に用いられるチ
    ェックコードとを有することを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の通信システム。
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