JP2881945B2 - 車両用充電制御装置 - Google Patents

車両用充電制御装置

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JP2881945B2 JP11245990A JP11245990A JP2881945B2 JP 2881945 B2 JP2881945 B2 JP 2881945B2 JP 11245990 A JP11245990 A JP 11245990A JP 11245990 A JP11245990 A JP 11245990A JP 2881945 B2 JP2881945 B2 JP 2881945B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両の充電制御装置に関し、特に、電気負荷
が短絡した場合に、この電気負荷を駆動するトランジス
タを保護するものである。
〔従来の技術〕
従来、車両用充電制御装置は、電気負荷をなすチャー
ジランプを駆動するトランジスタと、発電機の発電電圧
を平滑する平滑コンデンサと、この平滑コンデンサを充
電する充電回路と、平滑コンデンサの電圧が所定値以下
の時にトランジスタを駆動する比較回路とを備えてい
る。
そして、発電停止時には、平滑コンデンサの電圧が所
定値以下であり、比較回路によりトランジスタが駆動さ
れ、チャージランプが点灯する。
また、発電が行われると、平滑コンデンサが充電さ
れ、その電圧が所定値以上になり、チャージランプが消
灯する。
さらに、トランジスタ駆動時にチャージランプが短絡
した場合には、充電回路により平滑コンデンサを充電
し、この平滑コンデンサの電圧を所定値以上にしてトラ
ンジスタをOFFし、このトランジスタに過大電流が流れ
るのを防止している(例えば、特開昭64−60235号公
報)。
また、他の電気負荷として、オートチョーク、燃料ポ
ンプ等があり、上述の車両用充電制御装置において、例
えば、オートチョークを設け、発電時にこのオートチョ
ークを駆動させる場合、さらに第2のトランジスタおよ
び第2の比較回路を設け、第2のトランジスタとオート
チョークとを直列に接続し、平滑コンデンサの電圧が上
記所定値より大きい第2の所定値以上の時に、第2の比
較回路により第2のトランジスタをONして、発電開始時
にオートチョークを駆動することが考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上述の平滑コンデンサは、発電時には常に
充電されているため、第2のトランジスタON時にオート
チョークが短絡された時にも第2のトランジスタはON状
態のままとなり、過大電流が流れて破損してしまうとい
う問題がある。
そこで、本発明は、発電停止時に第1の電気負荷を駆
動するトランジスタ、および発電時に第2の電気負荷を
駆動するトランジスタを、1つのコンデンサを用いて保
護する充電制御装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明では、コンデンサ
を充放電する充電手段および放電手段とを備えた充放電
回路と、上記充電手段の充電電流および上記放電手段の
放電電流を調整する論理手段と、上記コンデンサの電圧
が第1の所定値以下の時に第1のトランジスタを駆動
し、第1の電気負荷に電流を供給する第1の比較手段
と、上記コンデンサの電圧が第1の所定値よりも大きい
第2の所定値以上の時に第2のトランジスタを駆動し、
第2の電気負荷に電流を供給する第2の比較手段とを備
え、上記論理手段は、充放電回路のコンデンサの充電電
流および放電電流を調節して、発電機の発電停止時に
は、コンデンサの電圧を第1の所定値以下にするように
し、発電時には、コンデンサの電圧を第2の所定値以上
にするようにし、さらに、第1又は第2の電気負荷が短
絡した時には、コンデンサの電圧を第1の基準電圧と第
2の基準電圧との間に維持することを特徴とする車両の
充電制御装置を提供するものである。
〔作用〕
上述の車両用充電制御装置においては、発電停止時に
はコンデンサは充電されてなく、その両端の電圧が第1
の所定値以下であり、第1のトランジスタがONして第1
の電気負荷が駆動される。そして、第1のトランジスタ
のON時に、第1の負荷が短絡された場合は、充放電回路
のコンデンサを充電して、このコンデンサの両端の電圧
を第1の所定値以上かつ第2の所定値以下に維持させ
て、第1のトランジスタをOFFする。
一方、発電時は論理回路の出力により充放電回路のコ
ンデンサを充電し、このコンデンサの両端の電圧を第2
の所定値以上にして、第2のトランジスタをONすること
で第2の電気負荷を駆動する。そして、第2のトランジ
スタのON時に、第2の電気負荷が短絡された場合は、充
放電回路のコンデンサを放電させ、このコンデンサの両
端の電圧を第1の所定値以上かつ第2の所定値以下に維
持させて、第2のトランジスタをOFFする。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明においては、トランジスタを
1つ用いるだけで、第1の負荷を駆動する第1のトラン
ジスタおよび、第2の負荷を駆動する第2のトランジス
タの保護を行うことができるという優れた効果がある。
〔実施例〕
以下、図に基づき本発明の実施例について説明する。
第1図は、充電制御装置を示す電気回路図である。
車両用発電機1は、周知のように、エンジンにより、
ベルトおよびプーリを介して駆動され、三相電機子巻線
11に発生した交流を直流に変換してとり出す全波整流器
12を備えている。
3はバッテリであり、一端が全波整流器12に接続され
ている。
4はキースイッチ、5は第1の電気負荷をなすチャー
ジランプ、6は第2の電気負荷をなすオートチョークで
ある。このオートチョーク6は、チョークコイル61に電
流を供給することで、このチョークコイル61が発熱し、
図示しないバイメタルを温めて、弁を自動的に開くもの
である。
また、第1の電気負荷にはチャージランプ5の他に、
アナログメータや液晶デジタルメータ等があり、第2の
電気負荷にはオートチョーク6の他に、フューエルポン
プを駆動するリレーコイル等がある。
ここで、発電機の発電電圧の制御は、図示しない電圧
調整回路により、界磁巻線の通電電流を制御して行う。
2は負荷駆動回路であり、以下、詳細に説明する。
チャージランプ5を駆動する第1のスイッチ手段をな
す第1のトランジスタ21は、そのコレクタがチャージラ
ンプ5とオートチョーク6との間に接続される端子(以
下、L端子とする)8に、エミッタがアース端子(以
下、E端子とする)10に、ベースが第1の比較回路23の
出力にそれぞれ接続されている。
オートチョーク6を駆動する第2のスイッチ手段をな
す第2のトランジスタ22は、そのエミッタが、キースイ
ッチに接続される端子(以下、IG端子とする)7に、コ
レクタがL端子8に、ベースが第2の比較回路24の出力
にそれぞれ接続されている。
第1の比較回路23は、第1の比較器23aと反転器23bと
からなり、第1の比較器23aの(+)入力に、第1の所
定値をなす第1の基準電圧Vref1が入力されると共に、
この(+)入力と出力との間には反転器23bが接続さ
れ、(−)入力は充放電回路25の定電流源251aと第3の
トランジスタ251dのエミッタとの間に接続されている。
そして、第3のトランジスタ251dのエミッタ電位(B点
の電圧)VBが第1の基準電圧Vref1以下の時に、Hi信号
を出力する。また、エミッタ電位VBが第1の基準電圧V
ref1以上で、Lo信号を出力した時には、(+)入力に反
転器23bを介したHi信号が入力されて、第1の基準電圧
が前記Vref1より小さいVref1′に変化するよう構成して
いる。
第2の比較回路24は、第2の比較器24aと反転器24bか
らなり、第2の比較器24aの(+)入力に、第2の所定
値をなす第2の基準電圧Vref2が入力されると共に、こ
の(+)入力と出力との間には反転器24bが接続され、
(−)入力は充放電回路25の定電流源251aと第3のトラ
ンジスタ251dのエミッタとの間に接続されている。そし
て、第3のトランジスタ251dのエミッタ電位VBが第2の
基準電圧Vref2以下の時に、Hi信号を出力する。また、
エミッタ電位VBが第2の基準電圧Vref2以上の時には、
(+)入力には、反転器24bを介したHi信号が入力され
て、第2の基準電圧が前記Vref2より小さいVref2′に変
化するよう構成している。
短絡検出回路26は第3の比較器26aと保護抵抗26bとか
らなり、比較器26aの(+)入力は保護抵抗26bを介し
て、L端子8に接続され、(−)入力には第3の基準電
圧Vref3が入力されている。
充放電回路25はコンデンサ253を充電する充電手段251
と、コンデンサ253を放電する放電手段252とを有してい
る。
充電手段251は、定電流源251a、251bからの電流によ
りコンデンサ253を充電するものである。
これら配列接続関係にある定電流源251a、251bが、保
護抵抗254を介して、IG端子7に接続され、定電流源251
bは、逆流防止ダイオード251cを介して、一端がE端子1
0に接続されるコンデンサ253の他端に接続されている。
一方、定電流源251aは第3のトランジスタ251dのエミッ
タに接続され、さらに第3のトランジスタ251dのベース
は逆流防止ダイオード251cとコンデンサ253との間に、
コレクタはE端子10にそれぞれ接続されている。
放電手段252は、定電流源252a、252bからの電流によ
りコンデンサ253を放電するものである。
これら並列接続関係にある定電流源252a、252bが、保
護抵抗254を介して、IG端子7に接続されている。定電
流源252aは第4のトランジスタ252dのエミッタに接続さ
れ、さらに第4のトランジスタ252dのベースは逆流防止
ダイオード252cと第4のトランジスタ252eのコレクタと
の間に、コレクタはE端子10にそれぞれ接続されてい
る。
次に、第5、第6のトランジスタ252e、252fはベース
同士が接続されて、カレントミラー回路を構成し、各々
のエミッタはE端子10に接続されている。そして、第5
のトランジスタ252eのコレクタは、逆流防止ダイオード
252cを介して、定電流源252bに接続されると共にベース
に接続され、第6のトランジスタ252fのコレクタは、逆
流防止ダイオード251cとコンデンサ253との間に接続さ
れている。第7のトランジスタ252gのコレクタは第5、
第6のトランジスタ252e、252fのベースに、エミッタは
E端子10に、それぞれ接続されている。
発電検出回路28は、第4の比較器28aと、直列接続関
係にある第1、第2の抵抗28b、28cとで構成されてい
る。
第1、第2の抵抗28b、28cは、発電機1の三相電機子
巻線11の一相出力端子(以下、P端子とする)9とE端
子10との間に接続され、P端子電圧を分圧する。第4の
比較器28aの(+)入力は、第1の抵抗28bと第2の抵抗
28cとの間に接続され、(−)入力には第4の基準電圧V
ref4が入力されている。そして、第4の比較器28aの
(+)入力に供給される電圧が、第4の基準電圧Vref4
以上の時にHi信号を出力する。
論理回路27は、NOR回路27a〜27e、反転器27f〜27jで
構成されている。
NOR回路27aの入力には、上記発電検出回路の出力、お
よびNOR回路27eの出力とが接続され、出力は、NOR回路2
7b、27cの入力に接続されている。
NOR回路27bの入力には、第1の比較回路23の出力、反
転器27fを介した第2の比較回路24の出力、およびNOR回
路27eの出力とが接続され、出力は、上述の放電手段252
の第7のトランジスタ252gのベース、およびNOR回路27c
の入力に接続されている。
NOR回路27cの入力には、NOR回路27dの出力が接続さ
れ、出力は、充放電回路25の充電手段251の定電流源251
bと、逆流防止ダイオード251cとの間のA点に接続され
ている。
NOR回路27dの入力には、第2の比較回路24の出力、お
よび短絡検出回路26の出力とが接続され、出力は、直列
に接続された反転器27g、27hを介して、上述の放電手段
252の定電流源252bと逆流防止ダイオード252cとの間の
C点に接続されている。
NOR回路27eの入力には、反転器27iを介した短絡検出
回路26の出力、および反転器27jを介した第1の比較回
路23の出力とが接続されている。
ここで、NOR回路27c、27dの出力、およびNOR回路27b
から第7のトランジスタ252gのベースへの出力を、それ
ぞれ論理回路27の第1、第2、第3の出力とし、VA
VC、VDとする。
そして、上記構成により、論理回路27は発電検出回路
28の出力V28、短絡検出回路26の出力V26、第1の比較回
路の出力V23、および第2の比較回路の出力V24を入力
し、これらの論理をとって、充放電回路25に第1、第
2、第3の出力VA、VC、VDを出力する。
第2図(A)ないし(E)は、それぞれP端子9の電
圧V9、充放電回路25の第3のトランジスタ251dのエミッ
タ電位VB、第1のトランジスタ21の作動、第2のトラン
ジスタ22の作動、L端子8の電圧V8を示す波形図であ
る。
以下、第2図に従って、上記構成の充電制御装置の作
動を説明する。
は、キースイッチ投入時で、発電機1は発電してい
ない状態である。
この時、充放電回路25のコンデンサ253は充電されて
いないため、第3のトランジスタ251dのエミッタ電位VB
は、第1の比較器23aの第1の基準電圧Vref1以下であ
り、第1の比較回路23の出力V23および、第2の比較回
路24の出力V24はHiとなる。そして、第1のトランジス
タ21はONし、第2のトランジスタ22はOFFして、チャー
ジランプ5が点灯する。
チャージランプ5の点灯による電圧降下で、L端子電
圧V8は、短絡検出回路26の第3の比較器26aの第3の基
準電圧Vref3以下となり、第3の比較器26aの出力、つま
り短絡検出回路26の出力V26はLoとなる。
また、P端子電圧V9=Loで、第4の比較器28aの第4
の基準電圧Vref4以下のため、第4の比較器28aの出力、
つまり発電検出回路28の出力V28はLoとなる。
そして、論理回路27のNOR回路27dは、第2の比較回路
24のHi信号、および短絡検出回路のLo信号を入力して、
Lo信号を出力し、NOR回路27eは、反転器27iのHi信号、
および反転器27jのLo信号を入力し、Lo信号を出力す
る。
従って、NOR回路27aは、発電検出回路28のLo信号、お
よびNOR回路27eのLo信号を入力して、Hi信号を出力す
る。
NOR回路27bは、NOR回路27aのHi信号、NOR回路27eのLo
信号、反転器27fのLo信号、第1の比較回路23のHi信号
を入力して、Lo信号を出力する。
NOR回路27cは、NOR回路27aのHi信号、NOR回路27bのLo
信号、およびNOR回路27dのLo信号を入力して、Lo信号を
出力する。
また、反転器27hの出力は、Loとなる。
上述のように、論理回路27の第1の出力VA=Lo、第2
の出力VC=Lo、第3の出力VD=Loとなる。そのため、充
電手段の定電流源251b、放電手段の定電流源252bの電流
は、逆流防止ダイオード251c、252cには流れ込まない。
さらには、第7のトランジスタ252gがOFF状態となり、
第5、第6のトランジスタ252e、252fのカレントミラー
回路が作動する。
この時、充電手段251の定電流源251aの電流をI251a
すると、第3のトランジスタ251dのベース電流はI251a/
(第3のトランジスタ251dの電流増幅率)となり、ここ
で、I251a=200〔μA〕、第3のトランジスタ251dの電
流増幅率=100とすると、2〔μA〕となる。
一方、放電手段252の定電流源252aの電流をI252aとす
ると、第4のトランジスタ252dのベース電流は、I252a/
(トランジスタ252dの電流増幅率)となり、ここで、I
252a=300〔μA〕、第4のトランジスタ252dの電流増
幅率=100とすると、第4のトランジスタ252dのベース
電流は3〔μA〕となる。そして、この電流が第4のト
ランジスタ252eのベースおよびコレクタに供給され、カ
レントミラー回路により同じ電流が第6のトランジスタ
252fに流れるため、第6のトランジスタ252fのコレクタ
電流は略3〔μA〕となる。
つまり、コンデンサ253へは電流が供給されず、その
両端の電圧V253=0、第3のトランジスタ251dのエミッ
タ電位VB=0.6(第3のトランジスタ251dのベース・エ
ミッタ間電圧)〔V〕となる。
このエミッタ電位VBは、第1、第2の比較器23a、24a
の第1、第2の基準電圧Vref1、Vref2以下のため、第
1、第2の比較回路23、24の出力信号は共にHiとなり、
第1のトランジスタ21はON状態を、第2のトランジスタ
22はOFF状態を維持して、チャージランプ5は点灯し続
ける。
この時、チャージランプ5が短絡した場合を示すのが
第2図中のであり、L端子電圧V8は、同図(E)の電
圧V1のように、バッテリ電圧に対してチャージランプで
の電圧降下分だけ小さいものとなる。
チャージランプ5が短絡すると、第1のトランジスタ
21に過大電流が流れてサチュレーション電圧が上昇し、
L端子電圧V8が、第2図(E)の電圧V2のように、短絡
検出回路の第3の基準電圧Vref3以上に上昇して、短絡
検出回路26の出力V26はHi信号となる。そして、NOR回路
27eの出力がLo信号からHi信号に変化し、NOR回路27aの
出力がHi信号からLo信号に変化して、論理回路27の第1
の出力VAのみがLo信号からHi信号に変化する。そのた
め、充放電回路25のコンデンサ253には、充電手段251の
定電流源251bの電流I251bが加わる。
ここで、I251b=100〔μA〕とすると、上述の第3の
トランジスタ251dのベース電流(2〔μA〕)、および
第6のトランジスタ252fのコレクタ電流(3〔μA〕)
とを併せることにより、コンデンサ253は、充電電流Iin
=99〔μA〕で充電されることになり、その両端の電圧
V253が上昇する。そのため、第2図(B)のように第3
のトランジスタ251dのエミッタ電位VBが上昇し、第1の
比較器23aの第1の基準電圧Vref1以上となり、第1の比
較回路23の出力V23はLoとなって、第1のトランジスタ2
1をOFFし、第1のトランジスタ21の過電流が流れること
を防止する。
この時、バッテリ3からの電流は、オートチョーク6
のみに供給され、L端子電圧V8はオートチョーク6の両
端の電圧(V4)となる。また、第1の比較回路23がLo
号を出力すると同時に第1の基準電圧Vref1はVref1
(Vref1>Vref1′)に切り換わる。
第1の比較回路23の出力がV23がLoとなることで、NOR
回路27eの出力が再びLo信号に変化し、第1の出力VAがL
o信号に戻り、論理回路27の出力が前述したの状態と
同じになるため、コンデンサ253は放電電流Iout=1
〔μA〕で放電し、その両端の電圧V253が降下する。そ
して、第3のトランジスタ251dのエミッタ電位VBが降下
し、第1の比較器23aの第1の基準電圧Vref1′以下にな
ると、第1の比較回路23の出力V23はHi信号となり、て
第1のトランジスタをONさせ、同時に第1の基準電圧V
ref1′はVref1に切り換わる。
この時、チャージランプ5が短絡されたままであれ
ば、再び上記の作動を繰り返して第1のトランジスタ21
をOFFさせる。一方、チャージランプ5の短絡が解除さ
れた場合には、L端子電圧V8は、チャージランプ5、オ
ートチョーク6で分圧された電圧(V3)となる。その後
は、コンデンサ253の両端電圧V253の降下により、第1
のトランジスタ21がONして、の状態に戻る。
は発電開始直後で、第1のトランジスタ21がON状態
でチャージランプ5が点灯している。発電開始により、
P端子電圧V9が、第2図(A)に示すように、50〔%〕
のデューティでHi(>第4の基準電圧Vref4)、Lo(<
第4の基準電圧Vref4)を繰り返す。
ここで、P端子電圧V9がLoの時が、と同じ状態であ
る。
これに対して、P端子電圧V9がHiの時、発電検出回路
28の出力V28がHi信号となるため、論理回路27のNOR回路
27aの出力はHi信号からLo信号に変化し、第1の出力VA
のみがLo信号からHi号に変化して、論理回路27の出力が
の状態と同じになる。
上述のように、P端子電圧V9に応じて、充放電回路25
のコンデンサ253が放電電流Iout=1〔μA〕で放電す
る状態と、充電電流Iin=99〔μA〕で充電される状態
を50〔%〕のデューティで繰り返すため、平均充電電流
Iin=49〔μA〕で充電されることになる。従って、コ
ンデンサ253の両端電圧V253が上昇し、第3のトランジ
スタ251dのエミッタ電位VBが第1の基準電圧Vref1以上
になり、第1の比較回路23の出力V23はLo信号となっ
て、第2図(C)のように、第1のトランジスタ21をOF
Fさせる。
この時、第2のトランジスタ22もOFFしているため、
チャージランプ5、およびオートチョーク6の分圧によ
り、L端子電圧V8=V3となる。
その後、オートチョーク6が駆動されるまでの作動を
示すのがである。
P端子電圧V9=Loの場合、論理回路27の出力は、第1
の出力VA=Lo、第2の出力VC=Lo、第3の出力VD=Lo
なり、上述のの状態と同じであり、コンデンサ253は
放電電流Iout=1〔μA〕で放電する。
一方、P端子電圧V9=Hiiの場合、論理回路27の出力
は、第1の出力VA=Lo、第2の出力VC=Lo、第3の出力
VD=Hiとなり、第7のトランジスタ252gがONして、カレ
ントミラー回路が作動しなくなる。そのため、コンデン
サ253は定電流源251aにより、充電電流Iin=2〔μA〕
で充電される。
上述のように、P端子電圧V9に応じて、コンデンサ25
3は、放電電流Iout=1〔μA〕で放電する状態と、充
電電流Iin=2〔μA〕で充電される状態を50〔%〕の
デューティで繰り返すため、平均充電電流Iin=0.5〔μ
A〕で充電される。従って、コンデンサ253の両端電圧V
253が徐々に上昇して、第3のトランジスタ251dのエミ
ッタ電位VBが第2の基準電圧Vref2以上になり、第2の
比較回路24の出力V24はLo信号となって、第2のトラン
ジスタ22をONし、オートチョーク6が駆動される。ま
た、第2の比較回路24がLo信号を出力すると同時に第2
の基準電圧Vref2はVref2′(Vref2>Vref2′)に切り換
わる。
は発電状態でオートチョーク6が駆動されている状
態である。
P端子電圧V9=Loの場合、論理回路27の出力は、第1
の出力VA=Lo、第2の出力VC=Lo、第3の出力VD=Lo
なる。一方、P端子電圧V9=Hiの場合、第1の出力VA
Hi、第2の出力VC=Lo、第3のVD=Loとなる。
これはの時と同様で、コンデンサ253は平均充電電
流Iin=49〔μA〕で充電され、バッテリ電圧より低い
ある値にクランプされる。
は発電状態でオートチョーク6が短絡した状態であ
る。
この時、L端子電圧V8=0となり、第3の比較器26b
の第3の基準電圧Vref3以下であるので、短絡検出回路2
6の出力V26はLo信号となる。そのため、NOR回路27dの出
力はHi信号となり、P端子電圧V9のLo、Hiに係わらず、
第1の出力VA=Lo、第2の出力VC=Hi、第3の出力VD
Loとなる。
第2の出力VC=Hiにより、放電手段252の定電流源252
aの電流がカレントミラー回路に供給される。ここで、
定電流源252aの電流をI252a=100〔μA〕とすると、第
6のトランジスタ252fのコレクタに流れる電流は略103
(I252a+第4のトランジスタ252dのベース電流)〔μ
A〕となる。一方、第3のトランジスタ251dのベース電
流は2〔μA〕であるので、コンデンサ253は平均放電
電流Iout=50.5〔μA〕で放電する。
そして、両端の電圧V253が降下し、第3のトランジス
タ251dのエミッタ電位VBが第2の比較器24aの第2の基
準電圧Vref2′以下に降下して、第2の比較回路24の出
力V24はHiとなり、第2のトランジスタ22がOFFして、過
電流が流れることを防止する。この時、バッテリ3から
チャージランプ5に電流が供給される。また、第2の比
較回路24がHi信号を出力すると同時に第2の基準電圧V
ref2′はVref2に切り換わる。
その後、P端子電圧V9=Loの場合、論理回路27の出力
は、第1の出力VA=Lo、第2の出力VC=Lo、第3の出力
VD=Loとなり、一方、P端子電圧V9=Hiの場合、第1の
出力VA=Lo、第2の出力VC=Lo、第3の出力VD=Hiとな
る。
上述のように、P端子電圧V9に応じて、コンデンサ25
3は、放電電流Iout=1〔μA〕で放電する状態と、充
電電流Iin=2〔μA〕で充電される状態を50〔%〕の
デューティで繰り返すため、平均充電電流Iin=0.5〔μ
A〕で充電される。
そして、両端の電圧V253が徐々に上昇し、第2のトラ
ンジスタ251dのエミッタ電位VBが第2の比較器24aの第
2の基準電圧Vref2以上に上昇し、第2の比較回路24の
出力V24はLo信号となり、第2のトランジスタ22をONす
る。この時、第2の比較器24aがLo信号を出力すると同
時に第2の基準電圧Vref2はVref2′に切り換わる。
オートチョーク6が短絡されたまならば、上述の作動
を繰り返して第2のトランジスタ22をOFFさせる。一
方、短絡が解除された場合には、L端子電圧V8は、チャ
ージランプ5、オートチョーク6で分圧された電圧
(V3)となる。その後は、コンデンサ253の両端電圧V
253の上昇により、第2のトランジスタ22がONし、の
状態に戻る。
第1、第2のトランジスタを駆動する第1、第2の比
較回路の比較器において、これらの比較器それぞれがLo
信号を出力した時に、それぞれの基準電圧が小さくなる
構成とすることで、第1、第2のトランジスタを所定デ
ューティでON、OFFさせる構成とし、その熱破壊を防止
することができ、さらに、短絡が解除された場合には、
リセットする必要がなく、トランジスタを再びONするこ
とができる。
以上述べたように、本発明においては、コンデンサの
両端の電圧が、第1の所定値以下の時に第1のトランジ
スタをONして、チャージランプを駆動し、第1の所定値
より大きい第2の所定値以上の時に第2のトランジスタ
をONして、オートチョークを駆動する。そして、これら
チャージランプ又は、オートチョークが短絡した場合に
は、コンデンサを充放電して、その両端の電圧を第1の
所定値と第2の所定値との間に維持することで第1、第
2のトランジスタ共にOFFし、第1、第2のトランジス
タに過大電流が流れることを防止する構成であり、コン
デンサ1つで、第1、第2のトランジスタを保護するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の充電制御装置を示す電気回路図、第2
図(A)ないし(E)はそれぞれ、P端子9の電圧V9
充放電回路25の第3のトランジスタ251dのエミッタ電位
VB、第1のトランジスタの作動、第2のトランジスタの
作動、およびL端子8の電圧V8を示す波形図である。 1……発電機,2……負荷駆動回路,21……第1のスイッ
チ手段をなす第1のトランジスタ,22……第2のスイッ
チ手段をなす第2のトランジスタ,23……第1の比較回
路,24……第2の比較回路,25……充電放電回路,251……
充電手段,252……放電手段,253……コンデンサ,26……
短絡検出回路,27……論理回路,28……発電検出回路,3…
…バッテリ,4……キースイッチ,5……第1の電気負荷を
なすチャージランプ,6……第2の電気負荷をなすオート
チョーク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリ(3)を充電する発電機(1)
    と、 この発電機の発電を検出する発電検出手段(28)と、 キースイッチ(4)を介して、前記バッテリの両端に接
    続され、直列接続関係にある第1の電気負荷(5)およ
    び第2の電気負荷(6)と、 この第1、第2の電気負荷の短絡を検出する短絡検出手
    段(26)と、 前記第2の電気負荷の両端に接続された第1のスイッチ
    手段(21)と、 前記第1の電気負荷の両端に接続された第2のスイッチ
    手段(22)と、 前記第1、第2のスイッチ手段をそれぞれ駆動する第
    1、第2の比較手段(23、24)と、 この第1、第2の比較手段の入力側に接続されたコンデ
    ンサ(253)と、このコンデンサを充電する充電手段(2
    51)、および前記コンデンサから放電する放電手段(25
    2)とを備える充放電回路(25)と、 前記発電検出手段の出力信号、および前記短絡検出手段
    の出力信号とを入力し、前記充電手段の充電電流、およ
    び放電手段の放電電流を調節する論理手段(27)とを備
    え、 前記第1の比較手段は、前記充放電回路のコンデンサ両
    端の電圧が、第1の所定値以下の時に前記第1のトラン
    ジスタを駆動し、前記第1の電気負荷に電流を供給し、 一方、前記第2の比較手段は、前記充放電回路のコンデ
    ンサ両端の電圧が、第1の所定値よりも大きい第2の所
    定値以上の時に前記第2のトランジスタを駆動し、前記
    第2の電気負荷に電流を供給し、 また、前記論理手段は、前記充放電回路のコンデンサの
    充電電流および放電電流を調節して、前記発電検出手段
    により発電機の発電停止が検出された時には、コンデン
    サの電圧を第1の所定値以下にするようにし、一方、前
    記発電検出手段により発電機の発電が検出された時に
    は、コンデンサの電圧を第2の所定値以上にするように
    し、さらに、短絡検出手段により第1又は、第2の電気
    負荷の短絡が検出された時には、コンデンサの電圧を第
    1の所定値と第2の所定値との間に維持することを特徴
    とする車両用充電制御装置。
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