JP2879114B2 - 寄木構造バックプレートおよび鋳型成型法 - Google Patents

寄木構造バックプレートおよび鋳型成型法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明の寄木構造バックプレートおよび鋳型成型法
は、少量多種の砂鋳型を砂を節約して成型するバックプ
レートおよびそのバックプレートを用いて成型する鋳型
成型法に関する。
(従来の技術) 従来、バックプレートを用いて成型する鋳型成型法で
は、模型と鋳型の関係を考慮した形状のバックプレート
を、一つの模型ごとに一つのバックプレートを製作して
いる。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような従来のバックプレート、およびそれを用
いた鋳型成型法では、一つの模型ごとに一つのバックプ
レートを製作しなければならなかった。
また、バックプレートを用いないときは、鋳型用の鋳
物砂を多く必要とし、特にコールドボックス法の調製さ
れた鋳物砂は高価であり、再生にも費用がかかるという
問題点がある。
したがって、少量多種の砂鋳型を簡便に、かつ鋳物砂
を節約した形状で成型したいという課題がある。
(課題を解決するための手段) 本発明の寄木構造バックプレートおよび鋳型成型法
は、上記のような課題を解決するために発明されたもの
であり、その特定発明は、断面が正三角形、正四角形ま
たは正六角形のいずれかの形状で同一断面形状のバック
メタル棒を複数本と、湯口および湯道構成用バックメタ
ル棒、鋳砂吹込み口構成用バックメタル棒、ベント、な
らびに押湯構成部とを、内側にバックメタル外側形状に
合致する溝を有する型枠内の全パターンに集束して、か
つ模型と鋳型成型用空間を空けて鋳型成型パターンを形
成したことを特徴とする寄木構造バックプレートであ
る。
また、第一の関連発明は、断面が正三角形、正四角形
または正六角形のいずれかの形状で同一断面形状のバッ
クメタル棒を複数本と吹込み口構成用バックメタル棒
を、内側にバックメタル外側形状に合致する溝を有する
型枠内の全パターンに集束し、かつ模型と鋳型成型用空
間を空けて鋳型成型パターンを形成したことを特徴とす
る寄木構造バックプレートである。
また、第二の関連発明は、内側にバックメタル外側形
状に合致する溝を有する型枠内部で定盤上に載置された
模型の上に、鋳型となる砂型の厚みの軟ゴムまたはプラ
スチックのシートを載せ、その上に断面が正三角形、正
四角形または正六角形のいずれかの形状で同一断面形状
のバックメタル棒を複数本と、湯口および湯道構成用バ
ックメタル棒、鋳砂吹込み口構成用バックメタル棒、ベ
ント、ならびに押湯構成部とを型枠内の全パターンに集
束してセットし、上記の正三角形、正四角形または正六
角形のいずれかのバックメタル棒を複数本と、湯口およ
び湯道構成用バックメタル棒、鋳砂吹込み口構成用バッ
クメタル棒、ベント、ならびに押湯構成部とを型枠に固
定し、上記の軟ゴムまたはプラスチックのシートを外し
た後に、その軟ゴムまたはプラスチックのシートが外れ
た跡の空間に鋳物砂を吹込んで、固化させることを特徴
とする鋳型成型法である。
また、第三の関連発明は、内側にバックメタル外側形
状に合致する溝を有する型枠内部で定盤上に載置された
模型の上に、鋳型となる砂型の厚みの軟ゴムまたはプラ
スチックのシートを載せ、その上に断面が正三角形、正
四角形または正六角形のいずれかの形状で同一断面形状
のバックメタル棒を複数本と鋳砂吹込み口構成用バック
メタル棒を、型枠内の全パターンに集束してセットし、
上記の正三角形、正四角形または正六角形のいずれかの
バックメタル棒を複数本と鋳砂吹込み口構成用バックメ
タル棒とを型枠に固定し、上記の軟ゴムまたはプラスチ
ックのシートを外した後に、その軟ゴムまたはプラスチ
ックの間隔板が外れた跡の空間に鋳物砂を吹込んで、固
化させることを特徴とする鋳型成型法である。
(作用と実施例) 第1図の平面図および第1図のA−A断面を示す第2
図に示すように、型枠底を兼ねる定盤(1)上に模型
(2)を載せ、これを内側にバックメタル外側形状に合
致する溝(4)を有する型枠(3)で囲む。
この模型(2)の上に、鋳型となる砂型の厚みの軟ゴ
ムまたはプラスチックのシート(5)をほぼ模型に添わ
せて載せる。
その上に、断面が正三角形、正四角形または正六角形
のいずれかの形状で同一断面形状のバックメタル棒
(6)と、湯口および湯道構成用バックメタル棒
(7)、鋳砂吹込み口構成用バックメタル棒(8)、ベ
ント(9)ならびに押湯構成部分構成用バックメタル棒
(10)を、型枠(3)内に欠損箇所無しに全パターンに
集束してセットする。ここで全パターンに集束してセッ
トするとは、型枠(3)内が、単位のバックメタル棒
(6)、湯口および湯道構成用バックメタル棒(7)、
鋳砂吹込み口構成用バックメタル棒(8)、ベント
(9)、ならびに押湯構成部分構成用バックメタル棒
(10)のいずれかで埋められ、これらが差し込まれてい
ない空いた空所がないことを意味する。これらの構成各
バックメタル棒相互間の棒製作誤差に基づく間隙は上記
の空所を意味しないものとする。
この場合に、例えば、断面が正六角形のバックメタル
棒を用いたときは、各単位のバックメタル棒は断面形状
が同一の正六角形のバックメタル棒でなければならな
い。また、湯口および湯道構成用バックメタル棒、鋳砂
吹込み口構成用バックメタル棒、ベント、ならびに押湯
構成部分構成用バックメタル棒の外形形状は、単位のバ
ックメタル棒を複数本集束した断面軌跡と同一でなけれ
ばならない。
このようにして上記の断面が正三角形、正四角形また
は正六角形のいずれかの形状で同一断面形状のバックメ
タル棒(6)を複数本と、鋳砂吹込み口構成用バックメ
タル棒(8)とを型枠に固定し、上記の軟ゴムまたはプ
ラスチックのシート(5)を外した後に、その軟ゴムま
たはプラスチックのシート(5)が外れた跡の空間に鋳
物砂を吹込み固化させると、所期の砂鋳型が成型され
る。
鋳型が上型と下型とに分割された分割型の場合に、下
型に湯口および湯道構成用バックメタル棒(7)、ベン
ト(9)、押湯構成部分構成用バックメタル棒(10)が
必要でないときは、これらを省略して鋳砂吹込み口構成
用バックメタル棒(8)だけを集束する。
必要な断面が正三角形、正四角形または正六角形のい
ずれかの形状で同一断面形状のバックメタル棒(6)、
湯口および湯道構成用バックメタル棒(7)、鋳砂吹込
み口構成用バックメタル棒(8)、ベント(9)ならび
に押湯構成部分構成用バックメタル棒(10)のそれぞれ
を、型枠(3)内に集束してセットし固定する場合、同
一断面形状のバックメタル棒(6)の内のあるものをテ
ーパーを付けたバックメタル棒とし、緊締のために打込
む。
抜けそうな箇所は、バックメタル棒を差し替えるか、
上記のテーパーを付けたバックメタル棒と差替えて打込
む。後に解体のために抜くときは、テーパーの細い面に
ポンチ状の工具を当てがい、ハンマーで叩けば容易に抜
ける。
第2図において、上側となるブロープレート面を平坦
にするときは、バックメタル棒を収束したときの高さを
ほぼ揃え、上下反転させてブロープレート上でブロープ
レート面に揃え、模型のある側からテーパーの付いたバ
ックメタル棒を打込んで固定するか、第3図に示すよう
に、型枠(3)の内面箇所にバックメタル棒押圧用の押
圧部材(11)を設け、この押圧部材(11)を型枠(3)
に設けた押圧ボルト(12)により移動させてバックメタ
ル棒を固定しても良い。なお、固定の構造はこれに限ら
ず、ボルトの代わりにカムを利用しても良く、また蝶番
で止められた型枠自体が伸縮するものでも良い。
この上側となるブロープレート面を平坦にする場合に
は、砂が吹込みされる空間が大となる箇所ができる。
さらに第4図に示すように、湯口および湯道構成用バ
ックメタル棒、鋳砂吹込み口構成用バックメタル棒、ベ
ント、ならびに押湯構成部分は、湯口、湯道、ベント、
鋳砂吹込み口または押湯とこれに外形が合うバックメタ
ル棒とで構成しても良い。
単位のバックメタル棒の長さは各種の長さのものを揃
えても良いが、型枠の上側にカバーを設けたものにする
と、鋳型の形状によっては同一長さのもので対処できる
場合が多い。
単位のバックメタル棒のほか、湯口および湯道構成用
バックメタル棒などの端面にマグネットを埋め込んでお
くと、これらを集束するときに便利である。
断面が正六角形の単位バックメタル棒を使用する場
合、実施の状況からすると、対角線の長さが25mm、長さ
を5mmとびのものにすると使い勝手が良い。
(発明の効果) 本発明の寄木構造バックプレートを用い、また本発明
の鋳型成型法によれば、従来のように模型と鋳型の関係
を考慮した形状のバックプレートを一つの模型ごとに一
つづつ製作する必要はなく、また、鋳型用の鋳物砂を節
約でき、したがってコールドボックス法の調製された鋳
物砂のように高価な鋳物砂の再生にも費用を掛けなくて
も良いこととあいまって、少量多種の砂鋳型を簡便に、
かつ鋳物砂を節約した形状で成型できるという利点があ
って、本発明は、産業の発達に寄与するところ極めて大
なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の寄木構造バックプレートの実施例の平
面図、第2図は第1図のA−A線での本発明の寄木構造
バックプレートの実施例の縦断面図、第3図はバックメ
タル棒を収束固定するための構造の説明図、第4図は湯
口および湯道構成用バックメタル棒、鋳砂吹込み口構成
用バックメタル棒、ベントならびに押湯構成部分の別の
実施例の平面図である。 1……定盤;2……模型;3……型枠; 4……溝;5……シート; 6……バックメタル棒; 7……湯口および湯道構成用バックメタル棒; 8……鋳砂吹込み口構成用バックメタル棒; 9……ベント; 10……押湯構成部分構成用バックメタル棒; 11……押圧部材;12……押圧ボルト.

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面が正三角形、正四角形または正六角形
    のいずれかの形状で同一断面形状のバックメタル棒を複
    数本と、湯口および湯道構成用バックメタル棒、鋳砂吹
    込み口構成用バックメタル棒、ベント、ならびに押湯構
    成部とを、内側にバックメタル外側形状に合致する溝を
    有する型枠内の全パターンに集束して、かつ模型と鋳型
    成型用空間を空けて鋳型成型パターンを形成したことを
    特徴とする寄木構造バックプレート。
  2. 【請求項2】断面が正三角形、正四角形または正六角形
    のいずれかの形状で同一断面形状のバックメタル棒を複
    数本と吹込み口構成用バックメタル棒を、内側にバック
    メタル外側形状に合致する溝を有する型枠内の全パター
    ンに集束し、かつ模型と鋳型成型用空間を空けて鋳型成
    型パターンを形成したことを特徴とする寄木構造バック
    プレート。
  3. 【請求項3】内側にバックメタル外側形状に合致する溝
    を有する型枠内部で定盤上に載置された模型の上に鋳型
    となる砂型の厚みの軟ゴムまたはプラスチックのシート
    を載せ、その上に断面が正三角形、正四角形または正六
    角形のいずれかの形状で同一断面形状のバックメタル棒
    を複数本と、湯口および湯道構成用バックメタル棒、鋳
    砂吹込み口構成用バックメタル棒、ベント、ならびに押
    湯構成部とを型枠内の全パターンに集束してセットし、
    上記の正三角形、正四角形または正六角形のいずれかの
    バックメタル棒を複数本と、湯口および湯道構成用バッ
    クメタル棒、鋳砂吹込み口構成用バックメタル棒、ベン
    ト、ならびに押湯構成部とを型枠に固定し、上記の軟ゴ
    ムまたはプラスチックのシートを外した後に、その軟ゴ
    ムまたはプラスチックのシートが外れた跡の空間に鋳物
    砂を吹込んで、固化させることを特徴とする鋳型成型
    法。
  4. 【請求項4】内側にバックメタル外側形状に合致する溝
    を有する型枠内部で定盤上に載置された模型の上に鋳型
    となる砂型の厚みの軟ゴムまたはプラスチックのシート
    を載せ、その上に断面が正三角形、正四角形または正六
    角形のいずれかの形状で同一断面形状のバックメタル棒
    を複数本と鋳砂吹込み口構成用バックメタル棒を、型枠
    内の全パターンに集束してセットし、上記の正三角形、
    正四角形または正六角形のいずれかのバックメタル棒を
    複数本と鋳砂吹込み口構成用バックメタル棒とを型枠に
    固定し、上記の軟ゴムまたはプラスチックのシートを外
    した後に、その軟ゴムまたはプラスチックのシートが外
    れた跡の空間に鋳物砂を吹込んで、固化させることを特
    徴とする鋳型成型法。
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