JP2876466B2 - 乾燥システムの燃焼ガス再循環方法 - Google Patents

乾燥システムの燃焼ガス再循環方法

Info

Publication number
JP2876466B2
JP2876466B2 JP8057099A JP5709996A JP2876466B2 JP 2876466 B2 JP2876466 B2 JP 2876466B2 JP 8057099 A JP8057099 A JP 8057099A JP 5709996 A JP5709996 A JP 5709996A JP 2876466 B2 JP2876466 B2 JP 2876466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dryer
stream
gas
dried
combustion chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8057099A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08278079A (ja
Inventor
スタンレイ・ピー・トンプソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BEROITO TEKUNOROJIIZU Inc
Original Assignee
BEROITO TEKUNOROJIIZU Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BEROITO TEKUNOROJIIZU Inc filed Critical BEROITO TEKUNOROJIIZU Inc
Publication of JPH08278079A publication Critical patent/JPH08278079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2876466B2 publication Critical patent/JP2876466B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B23/00Heating arrangements
    • F26B23/02Heating arrangements using combustion heating
    • F26B23/022Heating arrangements using combustion heating incinerating volatiles in the dryer exhaust gases, the produced hot gases being wholly, partly or not recycled into the drying enclosure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼ガスが大気中
に排出される前に乾燥システム内を再循環する乾燥シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】乾燥システムは、多種の材料の製造及び
加工において重要な事項である。例えば、パーティクル
ボードの製造中に木材チップを乾燥するために乾燥シス
テムが頻繁に使用される。更に、エタノールの処理には
乾燥システムは特に重要である。より詳しくは、エタノ
ールが発酵プロセス中に穀類から取除かれた後、穀類を
動物飼料その他の用途に貯蔵し再販売できるように穀類
を乾燥することが望ましい。
【0003】典型的な乾燥システムは天然ガスと空気を
送って燃焼する燃焼室を含む。燃焼室で加熱された燃焼
ガスは通風ファンにより回転する円筒型乾燥器に導かれ
る。乾燥すべき材料は乾燥器に導入され、加熱ガスの流
れに曝される。乾燥された材料はそれからサイクロン分
離器において加熱ガス流から分離される。残った加熱ガ
スは大気中に排出される。従来の典型的な乾燥システム
の一例は、本出願に引用された米国特許第3,861,
055号に開示されている。
【0004】これらの従来の乾燥システムには数多くの
問題及び不具合が付随する。主たる問題は燃焼ガスを大
気中に排出することである。より詳しくは、これらの燃
焼ガスは種々の汚染物質を含む。例えば、ガスはしばし
ば揮発性有機化合物(以下VOCという)、二酸化炭素
(CO2 )及び亜酸化窒素(以下N2 Oという)を含
む。
【0005】燃焼室における燃焼プロセスから生じる汚
染物質に加えて、材料自体の乾燥からも汚染物質が生じ
得る。例えば、エタノールを生産するために使用された
穀類の乾燥の時に小さなパーセントのエタノールが穀類
中に残り、乾燥プロセス中に蒸発する。このように蒸発
したエタノールは乾燥器を出て大気中に入る加熱された
ガス流の一部となる。
【0006】大気中に放出し得る汚染物質の水準を定め
る政府の規準の故に、放出に先立ってガス流中の汚染物
質を低減させるために乾燥システムに追加的な汚染制御
装置を設けることがしばしば必要となる。これらの装置
は時にガス流中のVOCを許容水準に低減させるために
酸化する追加的な酸化装置である。これらの汚染制御装
置は設置し運転するのが大変高価である。
【0007】従来の乾燥システム及びプロセスに付随す
る別の不具合は、燃焼ガス中の過剰酸素(以下O2 とい
う)に伴う火災の危険である。より詳しくは、乾燥すべ
き材料を乾燥器を通って送るために、大量の移動するガ
スが必要である。これは特に材料が高いパーセントの湿
分を含む時に必要である。通常、乾燥システムは燃焼室
での燃焼プロセスに必要な量を過剰空気の導入によって
補充する。
【0008】これは材料を搬送するための適量のガスを
もたらすが、また燃焼ガス中に過剰な酸素量をもたら
す。多くの場合、酸素量は許容される火災及び爆発規準
を超過している。過剰空気を大量に使うことはこれらの
乾燥システムのおける他の問題をもたらすことにもな
る。より詳しくは、燃焼室に入る過剰空気が増すとバー
ナを出る燃焼ガスの温度を低下させる結果となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】燃焼ガス中の酸素量を
低減し燃焼ガスの温度水準を乾燥に適切な水準に上げる
ために、燃焼室に導入する過剰空気の量を低減させる試
みがなされてきた。しかし過剰空気の量を減らすと乾燥
システム本来の種々の不具合が結果として生ずる。より
詳しくは、明らかなことであるが、過剰空気の低減は乾
燥室を通って流れるガス量の低下をもたらす。これは乾
燥システム中の材料の空気搬送を不効率及び/又は不安
定にし得る。
【0010】更に、乾燥室を通って移動するガス量の低
下を補償する目的で燃焼ガスの出口温度を通常の乾燥水
準を超えて上げる場合にしばしば過剰空気が低減され
る。しかしこのように温度を上げると乾燥される材料の
熱劣化をもたらすことがある。更に、燃焼ガスの温度が
高くなるにつれて、N2 O及びVOCの量が急激に上昇
する。N2 Oは特に好ましくない取扱いの困難な汚染物
質である。
【0011】従来のある乾燥プロセスは材料が適正に乾
燥するのを確保するため2以上の乾燥器を使用する。こ
れらのプロセスでは、材料の湿分は、第一乾燥器で中間
温度域を用いてある特定水準まで下げられ、その後追加
の乾燥器でまた中間温度域を用いて完全に乾燥される。
【0012】この型の乾燥プロセスは、中間温度域での
適正な乾燥結果をもたらすが、それでも大量の汚染物質
をもたらす。一つの燃焼室と一つの乾燥器をもつ従来の
別の乾燥システムでは、乾燥器を出る燃焼ガスの全量を
燃焼室に再循環させる試みがなされてきた。
【0013】しかしながら、燃焼ガスの全量が再循環す
るので、これらのシステムはしばしば非常に狭い運転パ
ラメータ内で運転しなければならなかった。システムが
これらの狭いパラメータを超えて運転されると、システ
ムの効率及び運転は悪影響を受ける。例えば、システム
がパラメータを超えると燃焼プロセスが妨害されること
がある。
【0014】それ故、乾燥プロセスは外部の汚染制御装
置を要しないようにシステム内で汚染物質を酸化するも
のが必要である。更に乾燥プロセスは、利用できる搬送
ガスが不足した場合でも乾燥器の効率に影響を与えずに
システム内の酸素量を火災規準を下回る水準に低減でき
るものが必要である。更にまた乾燥プロセスは、汚染物
質であるN2 Oの発生を制限し、乾燥された材料の熱劣
化を抑える適正な温度を維持するものが必要である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、乾燥プロセス
から大気への汚染物質の排出を低減するようにしたもの
である。
【0016】本発明はまた、乾燥プロセスの汚染物質排
出水準を政府の規準を下回る水準に内部的に低減するよ
うにしたものである。この排出の低減は乾燥システムと
共に高価な排出制御装置を使用する必要性をなくする。
【0017】本発明はまた、乾燥プロセスが通常の条件
を超えて運転されるという異常な条件においても火災及
び爆発の危険性を低減する広い安全の余地があるように
乾燥プロセスにおける酸素の量を低減するようにしたも
のである。
【0018】本発明はまた、燃焼ガスの一部を第一乾燥
器から第一乾燥器に結合された燃焼室へ再循環させ、燃
焼ガスの残りの部分を第一乾燥器から追加の乾燥器に結
合された更なる燃焼室に再循環させるようにしたもので
ある。このように燃焼ガスを燃焼室へ再循環させること
は燃焼ガス中に残る有機汚染物質を酸化しその量を低減
させる結果となる。
【0019】本発明はまた、乾燥すべき材料を乾燥器を
通って運ぶための搬送ガスとして過剰空気の代りに再循
環された燃焼ガスを使用するようにしたものである。
【0020】本発明はまた、好ましくないN2 Oの生成
を防止し、乾燥製品の好ましくない熱劣化を防止するた
めに所要の温度範囲を維持するべく燃焼室内の温度を制
御するために再循環されたガスを使用するようにしたも
のである。
【0021】発明の利点及び新規性等は一部は以下の説
明に述べられ、一部は以下の精査により当技術の熟練者
に明らかになり又は発明の実施により知られるであろ
う。また、請求項により特定される手段及び結合によっ
て理解し了解することができよう。
【0022】
【発明の実施の形態】図1を参照し、本発明のプロセス
を使用する乾燥システム10が線図で示されている。燃
焼室12は、参照符号16で示された加熱ガスの流れを
乾燥器14に送り出す。乾燥すべき湿った材料も、参照
符号18で示されたように、乾燥器14に導入される。
乾燥器14では湿った材料は材料の湿分が所要の水準に
低減されるように加熱ガスの流れに曝される。乾燥器1
4では材料の湿分をほぼ50%に低減することが有利で
あることが見出されている。乾燥器14を通って流れる
加熱ガスの流れは湿った材料をそこを通過して搬送す
る。
【0023】材料の湿分が乾燥器14で低減された後、
材料と加熱ガスの流れは参照符号22で示されたよう
に、分離器20に送られる。分離器20では、部分的に
乾燥された材料は加熱ガスから分離される。部分的に乾
燥された材料は参照符号24で示されたように、分離器
20を出る。この材料は、以下に説明されるように、追
加の乾燥器により更に乾燥される。
【0024】加熱ガスの流れは、参照符号26で示され
たように、分離器20を出る。同流れはそれからファン
28に送られる。同流れは参照符号30で示されたよう
にファン28から出る。ファン28を出た加熱ガスの流
れはそれから点32で二つの別の分流に分割される。
【0025】一つの分流34は燃焼室12に戻される。
それぞれ参照符号36と38で示された天然ガスと空気
が燃焼室12に導入される。燃焼室12で生成された燃
焼ガスは再循環されたガスの分流34と結合され乾燥器
14に搬送される加熱ガスの流れ16を形成する。以下
により詳しく説明するように、燃焼室12に導入された
再循環されたガスの分流34の温度は上げられ、再循環
されたガス中の多くの汚染物質はそれにより酸化され
る。
【0026】点32での再循環ガスの流れの分割により
形成された他方の分流は参照符号40で示される。この
分流40の一部42は点41で分割され追加の燃焼室4
4に導入される。加熱ガスの流れは、参照符号48のよ
うに、追加の乾燥器46に搬送される。
【0027】更に、分離器20を出た部分的に乾燥され
た材料の一部50は乾燥器46に搬送される。乾燥器1
4におけると同様に、燃焼室44からの加熱ガスの流れ
が乾燥器46内の部分的に乾燥された材料に曝され材料
の湿分を低減させ、実質的に乾燥された状態を達成す
る。
【0028】加熱ガスの流れと完全に乾燥された材料は
共に乾燥器46を出て、参照符号54で示されたように
追加の分離器52に搬送される。分離器20におけると
同様に、乾燥された材料は分離器52において加熱ガス
の流れから分離される。乾燥された材料は参照符号55
で示されたように分離器52を出て、参照符号56で示
されたようにシステムから出る。
【0029】加熱ガスの流れは参照符号58で示された
ように分離器52を出て追加のファン60に搬送され
る。加熱ガスの流れは参照符号62で示されたようにフ
ァン60を出る。ファン60を出る流れは点64で二つ
の異なる分流に分割される。一方の分流は参照符号66
で示されるように燃焼室44に再循環される。他方の分
流68は外部に排出される。
【0030】燃焼室44では、それぞれ参照符号68と
70で示される天然ガスと空気が導入され燃焼される。
それにより生成される燃焼ガスは乾燥器14からの再循
環ガスの分流42と乾燥器46からの再循環ガスの分流
66と結合され、燃焼室44を出る加熱ガスの流れ48
を形成し、乾燥器46に搬送される。燃焼室12におけ
ると同様に、再循環ガスの分流42及び66の温度は汚
染物質の酸化を可能とする水準に上げられる。
【0031】乾燥器14からの分流40の他方の部分7
1は燃焼室72に搬送される。加熱ガスの流れは、参照
符号76で示されたように燃焼室72から乾燥器74へ
送られる。更に、分離器20を出た部分的に乾燥された
材料の一部は参照符号78で示されたように乾燥器74
に搬送される。
【0032】乾燥器46におけると同様に、部分的に乾
燥された材料は乾燥器74中の加熱ガスの流れに曝され
完全に乾燥された材料となる。乾燥された材料と加熱ガ
スの流れは、参照符号78で示されたように乾燥器74
から別の分離器76に搬送される。
【0033】分離器20及び52におけると同様に、乾
燥された材料は分離器76において加熱ガスの流れから
分離される。乾燥された材料は参照符号80で示された
ように分離器76を出て、参照符号56で示されたよう
に乾燥システムから出る。
【0034】加熱ガスの流れは参照符号84で示された
ように分離器76からファン82に搬送される。加熱ガ
スの流れは参照符号86で示されたようにファン82を
出る。ファン82を出た流れは点88で二つの異なる分
流に分割される。一方の分流90は燃焼室72に再循環
される。他方の分流92は周囲に排出される。
【0035】それぞれ参照符号94と96で示された天
然ガスと空気は燃焼室72内に導入されそこで燃焼され
る。生成された燃焼ガスは乾燥器14からの再循環ガス
の分流71と乾燥器74からの再循環ガスの分流90と
結合され燃焼室72を出る加熱ガスの流れ76を形成
し、乾燥器74に入る。燃焼器44におけると同様に、
再循環ガスの分流71及び90の温度はガス分流中の汚
染物質が酸化され得るように上げられる。
【0036】前記のシステムにおいて、乾燥器14,4
6及び74は乾燥される材料が回転運動により加熱ガス
の流れと混合される回転式円筒型とするのが有利である
と判明している。更に、分離器20,52及び76はサ
イクロン式分離器とするのが好ましい。
【0037】上述の如く、前記システムの燃焼ガスを燃
焼室に再循環させることにより、システムから周囲に排
出される汚染物質の量を低減する結果となる。より詳し
くは、燃焼室12で生成された燃焼ガスは、一部は燃焼
室12に戻され、一部は燃焼室44に導入され、一部は
燃焼室72に導入されるように再循環される。更に、燃
焼室44で生成された燃焼ガスの一部は燃焼室44に再
循環され、残りの部分は大気中に排出される。燃焼室7
2で生成された燃焼ガスは燃焼室44で生成された燃焼
ガスと同じ方法で処理される。
【0038】天然ガスと空気の燃焼により生成される燃
焼ガスは多くのVOCを含有している。天然ガスと空気
の燃焼により生成されるVOCに加えて、ある用途では
VOCは乾燥器において発生する。より詳しくは、エタ
ノールの生産において発酵した穀類中に残留するエタノ
ールが乾燥プロセス中に蒸発して出てくる。
【0039】VOCの周囲への排出に対する政府の規準
を下回るように乾燥プロセスから生ずるVOCの総量を
低減することが必要である。燃焼ガスを燃焼室へ再導入
することはVOCを更に酸化させ、かくして大気へのV
OCの排出量を低下させる結果となる。種々の燃焼室に
導入される再循環ガスの温度はほぼ1200°Fに上げ
ることが有利であることが判明している。この温度はV
OCを適正に酸化し、それによって燃焼ガスを処理する
ことなく周囲に排出することができる。
【0040】エタノールの生産では、VOCの大半は材
料の初期の乾燥で蒸発される。即ち、VOCの大半は乾
燥器14で蒸発され、残りは乾燥器46及び74で蒸発
される。この事から、VOCを酸化させるためには乾燥
器14を出るガスの全量を再循環させることが有利であ
る。
【0041】従って、乾燥器14を出て部分的に乾燥さ
れた材料から分離されたガスの全量が、上述の如く、燃
焼室12,44又は72に再循環される。更に、乾燥器
46及び74ではそれほど多くのVOCが発生しないの
で、これらの乾燥器を通り過ぎるガスの少くとも一部は
大気中に排出することができる。
【0042】木材チップの乾燥プロセスでは、種々の乾
燥特性が存在する。より特定的には、木材チップの乾燥
から生じるVOCの大半は初期の乾燥段階でなく、後の
乾燥段階で生成される。それ故、例えば上述のシステム
では、湿った材料を乾燥器46又は74で先ず部分的に
乾燥することが有利である。即ち、湿った材料は、一方
は乾燥器46に他方は乾燥器74に入る二つの部分に分
離される。これらの部分が乾燥器46又は74で部分的
に乾燥された後、両材料部分は最終乾燥のため乾燥器1
4に搬送することができる。
【0043】このような材料供給の構成とすることによ
り、初期の乾燥段階、即ち乾燥器46及び74において
発生するVOCの一部は大気中に排出される。しかし、
終期の乾燥段階で乾燥器14で発生するVOCの大半は
燃焼室12,44又は72での燃焼のため再循環され
る。
【0044】このように本発明の乾燥システムでは明ら
かに、特定の製品又は材料に対するシステムを最高活用
するために特定の材料取扱い構成とするよう修正するこ
とができる。
【0045】汚染物質の低減に加えて、再循環される燃
焼ガスを乾燥すべき材料を乾燥器を通って搬送する搬送
ガスとして使用することが有利である。より詳しくは、
燃焼室12に入る再循環ガスの分流34は燃焼室12で
生成された燃焼ガスと結合されて、湿った材料を乾燥器
14を通って移動させるために充分なガス量となる。乾
燥器14からの再循環ガスの全量が燃焼室12に戻され
ると、システムの効率及び運転に悪影響を及ぼさないた
めに非常に狭い運転パラメータ内で乾燥システムを運転
しなければならないことが判明した。それ故、乾燥器1
4からの再循環ガスの流れを分割し同流れの一部のみが
上述の如く燃焼室12に戻されるようにすることが必要
である。かくして、同流れの他方の部分はその部分のV
OCを除去するため他の燃焼室44及び72へ送られ
る。
【0046】再循環ガスを搬送ガスとして使用すること
により、システム内に導入される過剰空気の量を低減す
ることができる。過剰空気の量を低減することは燃焼ガ
ス中のO2 を減らすこととなる。燃焼ガス中のO2 量を
減らすことはO2 分が政府の火災及び爆発規準よりも高
くなることを防止するため好ましい。火災基準では、全
燃焼ガス量に関わるO2 量が乾燥べースで13%を下回
るべきことが規定されている。
【0047】搬送ガスの適正量を提供することに加え
て、再循環ガスはまた乾燥器に入るガス流れの温度を調
整する役目をする。各燃焼室に再循環ガスを導入するこ
とにより、燃焼室で生成される燃焼ガスの温度は下げら
れる。この熱低減は乾燥される材料の熱劣化を防止し汚
染物質N2 Oの形成を低減する。導入される再循環ガス
の量は燃焼ガスをどの程度低減するかを決定する。
【0048】かくして、燃焼室に導入する再循環ガスの
量を調整することにより、燃焼室内の温度を特定水準に
維持することができる。この温度水準は製品の適正な乾
燥を行うには充分な高さであると共に熱劣化を防止しN
2 Oの形成を低減するには充分な低さのものである。
【0049】汚染物質の低減を最高度に達成し、火災及
び爆発規準内に乾燥プロセスを維持し、材料の熱劣化な
しに材料を有効かつ効率的に乾燥するため、本発明のプ
ロセスを一定パラメータ内で構成することが望ましい。
かかるパラメータの一つは乾燥器での蒸発率の比であ
る。より詳しくは、乾燥器14内で蒸発する水分量の乾
燥器46及び74内で蒸発する水分量に対する比をほぼ
1:2から1:1の範囲内、好ましくは4:7から3:
4の範囲内にすることが有利である。
【0050】例えば、好ましい範囲で、毎時20,00
0lbs の水分が乾燥器14で蒸発される場合、乾燥器4
6及び74は合計毎時ほぼ35,000lbs から27,
000lbs の水分を蒸発させることが好ましい。乾燥器
46及び74で蒸発される量を等分して各々17,50
0〜13,500lbs の水分を蒸発することが好まし
い。
【0051】別の有利なパラメータは、それぞれの乾燥
器に入る加熱ガスの流れ16,48及び76の温度であ
る。より詳しくは、これらの流れの温度は、900°F
から1800°Fの範囲内であることが有利である。こ
の温度範囲は乾燥器中の材料を熱劣化なしに適正に乾燥
する結果となる。この範囲はまたN2 Oを形成する温度
水準を下回っている。
【0052】上記のパラメータは燃焼室に戻される再循
環ガスの量を決定するのに用いられる。即ち、蒸発率の
比と温度パラメータは、ガスの流れが分割される点3
2,41,64及び88において再循環ガスの分流の量
を前記の比及び温度が維持されるように調整することに
よって維持される。
【0053】一般に燃焼室12に戻される乾燥器14か
らの再循環ガスの量はファン28を出る加熱ガスの流れ
30の総量のほぼ50%から90%の範囲内である。乾
燥器14からの残りの再循環ガスの分流40は燃焼室4
4及び72とで等分されることが好ましい。
【0054】
【発明の効果】上記のパラメータを使用することは、シ
ステム内の汚染物質を内部の汚染制御装置を必要とする
ことなく酸化する乾燥プロセスの入手を可能とする。更
に、乾燥すべき材料の搬送ガスとして再循環ガスを使用
することにより、システム内にあるO2 量を搬送ガスの
不足による乾燥器の効率への悪影響なしに火災規準を下
回る水準に維持することができる。この温度は、材料の
熱劣化なしに材料を最高度に乾燥し、高過ぎる温度に起
因するN2 Oの形成の低減を可能にする。
【0055】明らかなように、本発明のプロセスは2以
上の乾燥器をもって使用されるが、上に説明され図1で
示された実施の形態に限定されるものではない。かくし
て、上述のパラメータはまた、プロセスが乾燥器を2つ
のみ又は4つ以上使う場合でも上述の好結果を提供する
ために使用することができる。乾燥プロセスが、第一乾
燥器の蒸発率の追加乾燥器の合計蒸発率に対する比が
1:2から1:1の範囲内にあり、かつ乾燥器に入るガ
スの流れの温度が900°Fから1800°Fの範囲内
であるように構成される限り、同乾燥システムは乾燥効
率を最高度にし、汚染物質の低減を最高度にし、火災規
準内にプロセスを維持すべく作用するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロセスを使用する乾燥システムの線
図である。
【符号の説明】
12,44,72 燃焼室 14,46,74 乾燥器 20,52,76 分離器 28,60,82 ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F26B 21/04 F26B 21/00 F26B 3/06

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱ガスの第一流れを第一段乾燥器に結
    合された燃焼室から第一乾燥器に送り; 乾燥すべき材料を前記第一乾燥器中で前記加熱ガスの
    第一流れに曝し; 乾燥された材料を前記加熱ガスの第一流れから分離し; 乾燥された材料が前記加熱ガスの第一流れから分離され
    た後、前記加熱ガスの第一流れを加熱ガスの第一分流と
    加熱ガスの第二分流に分割し;前記 第一段乾燥器に結合された前記燃焼室において生成
    されたガスと前記第一分流が前記加熱ガスの第一流れを
    構成すべく結合されるように前記第一分流を前記燃焼室
    に導入し; 前記第二分流の少くとも一部を複数列に構成されて第二
    段乾燥器に結合された各燃焼室に導入し; 記第二分流の一部が加熱ガスの一部を構成する第二流
    れを各第二段乾燥器に結合された前記各燃焼室から前記
    各第二段乾燥器に送り; 乾燥すべき材料を前記第二乾燥器中で前記第二流れに
    曝し;かつ 乾燥された材料を前記第二流れから分離し;乾燥された材料が前記第二流れから分離された後、前記
    各第二流れを加熱ガスのリサイクル分流と加熱ガスの排
    出分流に分割し; 前記第二流れが発生する前記各燃焼室において生成され
    たガスと前記第二分流の前記部分と前記リサイクル分流
    が前記各燃焼室に結合された前記第二段乾燥器に対する
    前記加熱ガスの第二流れを構成すべく結合されるように
    前記リサイクル分流を前記各燃焼室に導入し;かつ 前記排出分流を大気中に排出する; ことからなることを特徴とする、それぞれ燃焼室を直結
    された第一乾燥器と少なくとも2個の第二乾燥器を
    有する乾燥システムにおける材料乾燥方法。
  2. 【請求項2】 前記第一乾燥器の蒸発率の結合された
    前記第二段乾燥器の蒸発率に対する比がほぼ1:2から
    1:1の範囲内であり、かつ前記第一乾燥器に入る前
    加熱ガスの第一流れの温度と前記第二段乾燥器に入る
    加熱ガスの前記流れの温度がすべてほぼ900°Fから
    1800°Fの範囲内にあるように加熱ガスの分流の量
    が相互的に調整されてなることを特徴とする請求項
    記載の材料乾燥方法。
  3. 【請求項3】 更に、 乾燥された材料が前記第二流れから分離された後、前記
    第二流れを加熱ガスの第三分流と加熱ガスの第四分流に
    分割し; 第二燃焼室において生成されたガスと前記第二分流の前
    記部分と前記第三分流が前記加熱ガスの第二流れを構成
    すべくすべて結合されるように前記第三分流を第二燃焼
    室に導入し;かつ 前記第四分流を大気中に排出する; ことからなることを特徴とする請求項1に記載の材料乾
    燥方法。
  4. 【請求項4】 更に、 加熱ガスの第三流れを第三燃焼室から第三乾燥器に送
    り; 乾燥すべき材料を第三乾燥器中で前記第三流れに曝し; 乾燥された材料を前記第三流れから分離し; 乾燥された材料が前記第三流れから分離された後、前記
    第三流れを加熱ガスの第五分流と加熱ガスの第六分流に
    分割し; 前記第二分流の他方の部分を第三燃焼室に導入し; 第三燃焼室において生成されたガスと前記第二分流の前
    記他方部分と前記第五分流が前記加熱ガスの第三流れを
    構成すべくすべて結合されるように前記第五分流を第三
    燃焼室に導入し;かつ 前記第六分流を大気中に排出する; ことからなることを特徴とする第三乾燥器とそれに結合
    された燃焼室を含む請求項に記載の材料乾燥方法。
  5. 【請求項5】 第一乾燥器の蒸発率の結合された第二及
    び第三乾燥器の蒸発率に対する比がほぼ1:2から1:
    1の範囲内であり、かつ第一乾燥器に入る前記第一流れ
    の温度と第二乾燥器に入る前記第二流れの温度と第三乾
    燥器に入る前記第三流れの温度がすべてほぼ900°F
    から1800゜Fの範囲内にあるように加熱ガスの分流
    の量が相互的に調整されてなることを特徴とする請求項
    に記載の材料乾燥方法。
  6. 【請求項6】 前記加熱ガスの第一分流の量が前記加熱
    ガスの第一流れの量のほぼ50%から90%の範囲内に
    あることを特徴とする請求項1に記載の材料乾燥方法。
  7. 【請求項7】 更に、 湿った材料を第一乾燥器に送りそこで前記材料を部分的
    に乾燥し:かつ 前記部分的に乾燥された材料の少くとも一部を第一乾燥
    器から第二乾燥器に送りそこで前記材料を更に乾燥す
    る; ことからなることを特徴とする請求項に記載の材料乾
    燥方法。
  8. 【請求項8】 更に、 湿った材料を第一乾燥器に送りそこで前記材料を部分的
    に乾燥し; 前記部分的に乾燥された材料の少くとも一部を第一乾燥
    器から第二乾燥器に送りそこで前記材料を更に乾燥し;
    かつ 前記部分的に乾燥された材料の他方の部分を第一乾燥器
    から第三乾燥器に送りそこで前記材料を更に乾燥する; ことからなることを特徴とする請求項に記載の材料乾
    燥方法。
  9. 【請求項9】 更に、 湿った材料を第二乾燥器に送りそこで前記材料を部分的
    に乾燥し;かつ 前記部分的に乾燥された材料の少くとも一部を第二乾燥
    器から第一乾燥器に送りそこで前記材料を更に乾燥す
    る; ことからなることを特徴とする請求項に記載の材料乾
    燥方法。
  10. 【請求項10】 更に、 湿った材料の第一部分を第二乾燥器に送りそこで前記材
    料を部分的に乾燥し; 湿った材料の第二部分を第三乾燥器に送りそこで前記材
    料を部分的に乾燥し;かつ 前記部分的に乾燥された第一及び第二両部分を第一乾燥
    器に送りそこで両部分を乾燥する; ことからなることを特徴とする請求項に記載の材料乾
    燥方法。
JP8057099A 1995-03-15 1996-03-14 乾燥システムの燃焼ガス再循環方法 Expired - Fee Related JP2876466B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/404589 1995-03-15
US08/404,589 US5588222A (en) 1995-03-15 1995-03-15 Process for recycling combustion gases in a drying system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08278079A JPH08278079A (ja) 1996-10-22
JP2876466B2 true JP2876466B2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=23600215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8057099A Expired - Fee Related JP2876466B2 (ja) 1995-03-15 1996-03-14 乾燥システムの燃焼ガス再循環方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5588222A (ja)
JP (1) JP2876466B2 (ja)
CA (1) CA2171800C (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT402636B (de) * 1995-09-27 1997-07-25 Andritz Patentverwaltung Verfahren zur trocknung von schlamm, verfahren zur trocknung von schlamm, insbesondere klärschlamm insbesondere klärschlamm
JP3133659B2 (ja) * 1995-10-04 2001-02-13 株式会社大氣社 塗装乾燥炉
AT404015B (de) * 1996-04-17 1998-07-27 Andritz Patentverwaltung Verfahren zum trocknen von gut, insbesondere klärschlamm
AT405644B (de) * 1996-09-26 1999-10-25 Andritz Patentverwaltung Verfahren zum indirekt beheizten trocknen von gut, insbesondere von schlämmen
SE510228C2 (sv) * 1997-08-14 1999-05-03 Sunds Defibrator Ind Ab Tvåstegsförfarande för torkning av träråvara
US6058619A (en) * 1997-09-23 2000-05-09 Andritz-Patentverwaltungs-Gesellschaft M.B.H. Process and apparatus for drying material with indirectly heated driers and for decontaminating waste gas
US5983521A (en) * 1997-10-10 1999-11-16 Beloit Technologies, Inc. Process for splitting recycled combustion gases in a drying system
CA2293918A1 (en) 1999-12-02 2001-06-02 Elton Bates Method and apparatus for drying wood strands
US6249988B1 (en) 2000-02-24 2001-06-26 Wyoming Sawmills, Inc. Particulate drying system
GB0506033D0 (en) * 2005-03-24 2005-04-27 Perry Ophneil H Apparatus and method for thermally removing coatings and/or impurities
US7024796B2 (en) 2004-07-19 2006-04-11 Earthrenew, Inc. Process and apparatus for manufacture of fertilizer products from manure and sewage
US7024800B2 (en) 2004-07-19 2006-04-11 Earthrenew, Inc. Process and system for drying and heat treating materials
US7685737B2 (en) * 2004-07-19 2010-03-30 Earthrenew, Inc. Process and system for drying and heat treating materials
US7694523B2 (en) 2004-07-19 2010-04-13 Earthrenew, Inc. Control system for gas turbine in material treatment unit
US7610692B2 (en) 2006-01-18 2009-11-03 Earthrenew, Inc. Systems for prevention of HAP emissions and for efficient drying/dehydration processes
US8161661B2 (en) * 2008-02-26 2012-04-24 Active Land International Corporation Continuous drying apparatus and method

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3861055A (en) * 1973-02-28 1975-01-21 Stanley P Thompson Flighting for dehydrator drum and method
US4445976A (en) * 1981-10-13 1984-05-01 Tosco Corporation Method of entrained flow drying
AT399044B (de) * 1988-05-10 1995-03-27 Kaindl Holzindustrie Verfahren und vorrichtung zur emissionsarmen trocknung von holzspänen
SE469353B (sv) * 1990-11-20 1993-06-21 Flaekt Ab Saett att torka ett partikelformigt material

Also Published As

Publication number Publication date
US5588222A (en) 1996-12-31
JPH08278079A (ja) 1996-10-22
CA2171800C (en) 2000-08-29
CA2171800A1 (en) 1996-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2876466B2 (ja) 乾燥システムの燃焼ガス再循環方法
US6393727B1 (en) Method for reducing VOC emissions during the manufacture of wood products
US4429643A (en) Apparatus and method for treating sewage sludge
US7654011B2 (en) Two-stage thermal oxidation of dryer offgas
KR101727967B1 (ko) 바이오매스 반탄화 시스템 및 방법
US5983521A (en) Process for splitting recycled combustion gases in a drying system
JPH04227463A (ja) 有害物放出のない胴型乾燥装置による物質の乾燥方法
WO2014091827A1 (ja) 石炭不活性化処理装置およびこれを利用する改質石炭製造設備
JP5423712B2 (ja) 多段型有機物乾燥システム
JP2011189290A (ja) 汚泥乾燥方法
JP5780806B2 (ja) 汚泥焼却処理システム、及び汚泥焼却処理方法
US6588349B1 (en) System for the drying of damp biomass based fuel
KR100417220B1 (ko) 하수슬러지처리기
US4102635A (en) Method of and an arrangement for pre-heating coking coal
JPH0463994B2 (ja)
JP2002509479A (ja) 熱酸化装置処理流の予熱
CA1138727A (en) Oven process with solvent free exhaust
US6412188B1 (en) Method and apparatus for drying wood strands
JPS62182516A (ja) 流動床式焼却炉の燃焼方法
JPS6349331Y2 (ja)
JPH0258526B2 (ja)
JPS5842865Y2 (ja) 接着剤乾燥炉における排熱回収装置
JP2022514925A (ja) 下水汚泥単独焼却プラントで生成される下水汚泥灰の後燃焼のための方法および装置
JPH01306794A (ja) 熱風発生装置
JP2000130943A (ja) ゴミ乾燥装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090122

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees