JP2875231B2 - プログラム・チェーン情報に従って光ディスクからデータを再生する方法及びその装置、プログラム・チェーン情報とともに再生データを光ディスクに記録する方法及びその装置、並びに、プログラム・チェーン情報とともに再生データを転送して再生する通信システム - Google Patents

プログラム・チェーン情報に従って光ディスクからデータを再生する方法及びその装置、プログラム・チェーン情報とともに再生データを光ディスクに記録する方法及びその装置、並びに、プログラム・チェーン情報とともに再生データを転送して再生する通信システム

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JP2875231B2
JP2875231B2 JP9080253A JP8025397A JP2875231B2 JP 2875231 B2 JP2875231 B2 JP 2875231B2 JP 9080253 A JP9080253 A JP 9080253A JP 8025397 A JP8025397 A JP 8025397A JP 2875231 B2 JP2875231 B2 JP 2875231B2
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和彦 平良
伸一 菊地
智昭 蔵野
英紀 三村
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Toshiba AVE Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクから
情報を再生する方法及びその再生装置、光ディスクに再
生データを記録する装置及びその方法、並びに、通信シ
ステムに係り、特に、少なくとも1つのムービー、この
ムービーに対する選択可能な複数の言語、複数の副映像
及び多数のオーディオストリームが再生情報として高密
度で記録され、しかも、その再生情報を選択してインタ
ーラクティブな環境下で再生可能な光ディスクから再生
情報を選択的に再生する方法及びその再生装置、光ディ
スクに再生データを記録する装置及びその方法、並び
に、少なくとも1つのムービー、このムービーに対する
選択可能な複数の言語、複数の副映像及び多数のオーデ
ィオストリームを通信系を介して伝送し再生することが
できる通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ圧縮技術及び高密度記録技
術の進歩に伴い、大容量のデータを記憶可能な記録媒体
として高密度記録タイプの光ディスクが開発されてい
る。このような高密度記録タイプの記憶媒体には、再生
データとしてオーディオ・データのみならず、ビデオ・
データをも記録可能であり、また、複数タイトルのビデ
オ・データ及び複数タイトルのオーディオ・データをも
記録することができるようになりつつある。しかも、こ
のような記録媒体は、記憶容量が大きいことから、予め
指定された単一ストーリのビデオ・データ、或いは、単
一アレンジのオーディオ・データだけでなく、ユーザが
選択可能なマルチ・ストーリのビデオ・データ或いは選
択可能なマルチ・アレンジメントのオーディオ・データ
をも記録することができ、インターラクティブな環境が
整いつつある。
【0003】マルチ・ストーリのビデオ・データとして
は、映画、或いは、番組においてユーザが積極的に場面
展開を選択して選択された場面を連続して再生してユー
ザの好みに合わせてストーリが多様に展開される例があ
る。即ち、通常、映画のストーリは、いわゆる「起承転
結」で展開されるが、最初に再生される「起」に相当す
るストーリの部分、即ち、セグメント・ストーリから映
画が始まり、「承」に相当するセグメント・ストーリが
予め複数、例えば、2本のセグメント・ストーリが用意
され、また、「転」に相当するセグメント・ストーリが
各「承」に相当するセグメント・ストーリに対して複
数、例えば、2本のセグメント・ストーリ、全部で4本
のセグメント・ストーリが用意され、更に、「結」に相
当するセグメント・ストーリに対して複数、例えば、2
本のセグメント・ストーリ、全部で8本のセグメント・
ストーリが用意される例がある。このようなマルチ・ス
トーリの例では、各ストーリの展開の変わり目でユーザ
が希望するセグメント・ストーリを選択することによっ
て異なった展開で映画を楽しむことができる。
【0004】また、クイズ番組をこのようなマルチ・ス
トーリで構成することによって様々な難易度のクイズ番
組に構成したり、特にユーザが興味をもつクイズに焦点
を合わせたクイズ番組に構成することができる。また、
占いを映像表現する場合においてもユーザーの「イェ
ス」或いは「ノー」に応じて、更に又、ユーザの生年月
日等に応じて占いの結果を映像表現することもできる。
更に、マルチ・アレンジメントのオーディオ・データと
しては、オーケストラの演奏の際に特定の楽章でソロの
音声の場面と合唱団の場面とを選択できるような例があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したマルチ・スト
ーリのビデオ・データ或いはマルチアレンジメントのオ
ーディオ・データを再生データとして記録した記録媒体
においては、セグメント・ストーリを選択してあるセグ
メント・ストーリから次のセグメント・ストーリに分岐
させるための選択情報、即ち、分岐情報は、その記録媒
体自体に記録されず、専用のアプリケーションが用意さ
れ、記録媒体の記録内容に対してそのアプリケーション
で関連付けられ、そのアプリケーション上で選択する形
態が採用されている。従って、その記録媒体毎に専用に
アプリケーションが必要とされている。即ち、記憶媒体
が共通であっても、その記録媒体に記録された記録デー
タに応じて専用のアプリケーションを開発しなければな
らない問題がある。
【0006】また、分岐情報、或いは、選択情報が記録
媒体上に記録されているタイプの記録媒体があるが、こ
のようなタイプの記録媒体では、記録媒体の特定領域に
分岐情報、或いは、選択情報が格納され、この定まった
領域を常に参照して分岐情報、或いは、選択情報が引き
出される。このようなタイプの記録媒体では、選択情報
のアクセスに時間が掛かったり、その記録データを他の
記録媒体に記録しなおして再生する場合にこの分岐情
報、或いは、選択情報が欠落して再生に支障を及ぼす虞
がある問題がある。
【0007】この発明は、上述した事情に鑑みなされた
ものであって、その目的は、インタラクティブな環境下
での再生データの再生を実現することができる再生方法
並びにその再生装置を提供するにある。
【0008】この発明の目的は、インタラクティブな環
境下で再生可能な再生データを記録することができる再
生方法並びにその再生装置を提供するにある。
【0009】また、この発明の目的は、インタラクティ
ブな環境下で再生可能な再生データを再生制御情報とと
もに転送して受信側で確実に再生することができる通信
システムを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、ある
ストーリの再生対象データが格納された再生対象領域及
びそれぞれ前記ストーリの一部に相当する少なくとも2
以上のプログラム・チェーンを定めるプログラム・チェ
ーン情報テーブルを有するデータ領域を具備する光ディ
スクからデータを再生する装置において、前記再生対象
領域は、多数のデータセルが配列され、各セルは、再生
順に配列された多数のビデオ・オブジェクト・ユニット
で構成され、各ビデオ・オブジェクト・ユニットは、ビ
デオ及びオーディオ・パックの組み合わせ、或いは、ビ
デオ、オーディオ及び副映像パックの組み合わせであっ
て1再生単位に定められ、前記プログラム・チェーン情
報テーブルは、前記各プログラム・チェーンの再生を定
めるプログラム・チェーン情報及びこのプログラム・チ
ェーン情報をサーチするためのプログラム・チェーン番
号に相当するサーチ・ポインタを有し、前記各プログラ
ム・チェーン情報のそれぞれは、当該プログラム・チェ
ーン内における前記データセルの再生順序を特定するセ
ルアドレスが再生順に記述されたセル再生情報テーブル
であって、各セルアドレスは、当該セルを構成する最初
のビデオ・オブジェクト・ユニットのアドレス及び最後
のビデオ・オブジェクト・ユニットのアドレスで特定さ
れるセル再生情報テーブルと、当該プログラム・チェー
ンを構成するセルの数に関する内容情報と、プログラム
・チェーン・ナビゲーション情報と、を含み、前記プロ
グラム・チェーン・ナビゲーション情報は、当該プログ
ラム・チェーンに先だって再生されるべき前のプログラ
ム・チェーンがある場合には、その前のプログラム・チ
ェーンを特定する前のプログラム・チェーン番号或いは
当該プログラム・チェーンに先だって再生されるべきプ
ログラム・チェーンが無い場合には、前のプログラム・
チェーンなしの記述を有する前のプログラム・チェーン
情報と、及び当該プログラム・チェーンの次に再生され
るべき次のプログラム・チェーンがある場合には、その
次のプログラム・チェーンを特定する次のプログラム・
チェーン番号或いは当該プログラム・チェーンの次に再
生されるべきプログラム・チェーンが無い場合には、次
のプログラム・チェーンなしの記述を有する次のプログ
ラム・チェーン情報と、を含み、前記再生装置は、前記
プログラム・チェーン情報テーブルを検索して指定され
たプログラム・チェーン番号に相当するサーチポインタ
によってプログラム・チェーン情報を獲得し、その内の
セル再生情報テーブルに記述のセルアドレスに従ってそ
の記述順序で次々にセルを獲得する検索手段と、このセ
ル内のビデオ・オブジェクト・ユニットからビデオ・パ
ック、オーディオ・パック或いは副映像パックを取り出
してこれらをデコードして映像信号及びオーディオ信号
として出力して前記指定されたプログラム・チェーンを
再生する出力手段と、次の或いは、前のプログラム・チ
ェーンを指示する指示手段と、この指定されたプログラ
ム・チェーンの再生中に次の或いは、前のプログラム・
チェーンの指示があった際に、前記プログラム・チェー
ン情報を参照して指示されたプログラム・チェーンの有
無を確認してある場合には、そのプログラム・チェーン
にリンクさせてそのプログラム・チェーンを再生させる
リンク手段と、から構成されることを特徴とする再生装
置が提供される。
【0011】この発明によれば、あるストーリの再生対
象データが格納された再生対象領域及びそれぞれ前記ス
トーリの一部に相当する少なくとも2以上のプログラム
・チェーンを定めるプログラム・チェーン情報テーブル
を有するデータ領域を具備する光ディスクからデータを
再生する方法において、前記再生対象領域は、多数のデ
ータセルが配列され、各セルは、再生順に配列された多
数のビデオ・オブジェクト・ユニットで構成され、各ビ
デオ・オブジェクト・ユニットは、ビデオ及びオーディ
オ・パックの組み合わせ、或いは、ビデオ、オーディオ
及び副映像パックの組み合わせであって1再生単位に定
められ、前記プログラム・チェーン情報テーブルは、前
記各プログラム・チェーンの再生を定めるプログラム・
チェーン情報及びこのプログラム・チェーン情報をサー
チするためのプログラム・チェーン番号に相当するサー
チ・ポインタを有し、前記各プログラム・チェーン情報
のそれぞれは、当該プログラム・チェーン内における前
記データセルの再生順序を特定するセルアドレスが再生
順に記述されたセル再生情報テーブルであって、各セル
アドレスは、当該セルを構成する最初のビデオ・オブジ
ェクト・ユニットのアドレス及び最後のビデオ・オブジ
ェクト・ユニットのアドレスで特定されるセル再生情報
テーブルと、当該プログラム・チェーンを構成するセル
の数に関する内容情報と、プログラム・チェーン・ナビ
ゲーション情報と、を含み、前記プログラム・チェーン
・ナビゲーション情報は、当該プログラム・チェーンに
先だって再生されるべき前のプログラム・チェーンがあ
る場合には、その前のプログラム・チェーンを特定する
前のプログラム・チェーン番号或いは当該プログラム・
チェーンに先だって再生されるべきプログラム・チェー
ンが無い場合には、前のプログラム・チェーンなしの記
述を有する前のプログラム・チェーン情報と、及び当該
プログラム・チェーンの次に再生されるべき次のプログ
ラム・チェーンがある場合には、その次のプログラム・
チェーンを特定する次のプログラム・チェーン番号或い
は当該プログラム・チェーンの次に再生されるべきプロ
グラム・チェーンが無い場合には、次のプログラム・チ
ェーンなしの記述を有する次のプログラム・チェーン情
報と、を含み、前記再生方法は、前記プログラム・チェ
ーン情報テーブルを検索して指定されたプログラム・チ
ェーン番号に相当するサーチポインタによってプログラ
ム・チェーン情報を獲得し、その内のセル再生情報テー
ブルに記述のセルアドレスに従ってその記述順序で次々
にセルを獲得する検索工程と、このセル内のビデオ・オ
ブジェクト・ユニットからビデオ、オーディオ・パック
或いは副映像パックを取り出してこれらをデコードして
映像信号及びオーディオ信号として出力して前記指定さ
れたプログラム・チェーンを再生する出力工程と、次の
或いは、前のプログラム・チェーンを指示する指示工程
と、この指定されたプログラム・チェーンの再生中に次
の或いは、前のプログラム・チェーンの指示があった際
に、前記プログラム・チェーン情報を参照して指示され
たプログラム・チェーンの有無を確認してある場合に
は、そのプログラム・チェーンにリンクさせてそのプロ
グラム・チェーンを再生させるリンク工程と、から構成
されることを特徴とする再生方法が提供される。
【0012】この発明によれば、ビデオ・データ及びオ
ーディオ・データ、或いは、ビデオ・データ、オーディ
オ・データ及び副映像データを符号化してパケット化し
た複数のデータパックを生成する工程と、複数のデータ
・ユニットを用意する工程であって、各データ・ユニッ
トがビデオ・パック及びオーディオ・パックの組合せ、
或いは、ビデオ・パック、オーディオ・パック及び副映
像パックの組合せに係る再生の1単位定められていると
ころのデータユニットを用意する工程と、多数のデータ
・セルを定める工程であって、各データセルがその内に
再生順に配列されて多数のデータユニットで構成される
データ・セルを定める工程と、プログラム・チェーン情
報テーブルを生成する工程であって、このプログラム・
チェーン情報テーブルがあるビデオ・ストーリの一部に
相当する2以上のプログラム・チェーンを定めていると
ころのプログラム・チェーン情報テーブルを生成する工
程と、前記生成されたプログラム・チェーン情報テーブ
ルをデータ管理領域に記録し、前記セルを構成するビデ
オ・オブジェクト・ユニットを次々に再生対象領域に記
録して多数のセルを実質的にこの再生対象領域に記録す
る記録工程と、を具備する再生データを光ディスクに記
録する記録方法において、前記プログラム・チェーン情
報テーブルは、前記各プログラム・チェーンの再生を定
めるプログラム・チェーン情報及びこのプログラム・チ
ェーン情報をサーチするためのプログラム・チェーン番
号に相当するサーチ・ポインタを有し、前記各プログラ
ム・チェーン情報のそれぞれは、当該プログラム・チェ
ーン内における前記データセルの再生順序を特定するセ
ルアドレスが再生順に記述されたセル再生情報テーブル
であって、各セルアドレスは、当該セルを構成する最初
のビデオ・オブジェクト・ユニットのアドレス及び最後
のビデオ・オブジェクト・ユニットのアドレスで特定さ
れるセル再生情報テーブルと、当該プログラム・チェー
ンを構成するセルの数に関する内容情報と、プログラム
・チェーン・ナビゲーション情報と、を含み、前記プロ
グラム・チェーン・ナビゲーション情報は、当該プログ
ラム・チェーンに先だって再生されるべき前のプログラ
ム・チェーンがある場合には、その前のプログラム・チ
ェーンを特定する前のプログラム・チェーン番号或いは
当該プログラム・チェーンに先だって再生されるべきプ
ログラム・チェーンが無い場合には、前のプログラム・
チェーンなしの記述を有する前のプログラム・チェーン
情報と、及び当該プログラム・チェーンの次に再生され
るべき次のプログラム・チェーンがある場合には、その
次のプログラム・チェーンを特定する次のプログラム・
チェーン番号或いは当該プログラム・チェーンの次に再
生されるべきプログラム・チェーンが無い場合には、次
のプログラム・チェーンなしの記述を有する次のプログ
ラム・チェーン情報と、を含むことを特徴とする再生デ
ータを光ディスクに記録する記録方法が提供される。
【0013】この発明によれば、ビデオ・データ及びオ
ーディオ・データ、或いは、ビデオ・データ、オーディ
オ・データ及び副映像データを符号化してパケット化し
た複数のデータパックを生成する手段と、各データ・ユ
ニットがビデオ・パック及びオーディオ・パックの組合
せ、或いは、ビデオ・パック、オーディオ・パック及び
副映像パックの組合せに係る再生の1単位定められてい
るところのデータユニットを用意する手段と、各データ
セル内に再生順に多数のデータユニットを配列し、この
ようなデータ・セルを多数用意する手段と、プログラム
・チェーン情報テーブルを生成する手段であって、この
プログラム・チェーン情報テーブルがあるビデオ・スト
ーリの一部に相当する2以上のプログラム・チェーンを
定めているところのプログラム・チェーン情報テーブル
を生成する手段と、前記生成されたプログラム・チェー
ン情報テーブルをデータ管理領域に記録し、前記セルを
構成するビデオ・オブジェクト・ユニットを次々に再生
対象領域に記録して多数のセルを実質的にこの再生対象
領域に記録する記録手段と、を具備する再生データを光
ディスクに記録する記録装置において、前記プログラム
・チェーン情報テーブルは、前記各プログラム・チェー
ンの再生を定めるプログラム・チェーン情報及びこのプ
ログラム・チェーン情報をサーチするためのプログラム
・チェーン番号に相当するサーチ・ポインタを有し、前
記各プログラム・チェーン情報のそれぞれは、当該プロ
グラム・チェーン内における前記データセルの再生順序
を特定するセルアドレスが再生順に記述されたセル再生
情報テーブルであって、各セルアドレスは、当該セルを
構成する最初のビデオ・オブジェクト・ユニットのアド
レス及び最後のビデオ・オブジェクト・ユニットのアド
レスで特定されるセル再生情報テーブルと、当該プログ
ラム・チェーンを構成するセルの数に関する内容情報
と、プログラム・チェーン・ナビゲーション情報と、を
含み、前記プログラム・チェーン・ナビゲーション情報
は、当該プログラム・チェーンに先だって再生されるべ
き前のプログラム・チェーンがある場合には、その前の
プログラム・チェーンを特定する前のプログラム・チェ
ーン番号或いは当該プログラム・チェーンに先だって再
生されるべきプログラム・チェーンが無い場合には、前
のプログラム・チェーンなしの記述を有する前のプログ
ラム・チェーン情報と、及び当該プログラム・チェーン
の次に再生されるべき次のプログラム・チェーンがある
場合には、その次のプログラム・チェーンを特定する次
のプログラム・チェーン番号或いは当該プログラム・チ
ェーンの次に再生されるべきプログラム・チェーンが無
い場合には、次のプログラム・チェーンなしの記述を有
する次のプログラム・チェーン情報と、を含むことを特
徴とする再生データを光ディスクに記録する記録装置が
提供される。
【0014】この発明によれば、あるストーリの一部に
相当する少なくとも2以上のプログラム・チェーンを定
めるプログラム・チェーン情報テーブル及び再生対象デ
ータとしての多数のデータセルを転送する転送手段及び
プログラム・チェーン情報テーブルを利用して前記デー
タ・セルを再生する再生手段を具備する通信システムに
おいて、前記転送される各セルは、再生順に配列された
多数のビデオ・オブジェクト・ユニットで構成され、各
ビデオ・オブジェクト・ユニットは、ビデオ及びオーデ
ィオ・パックの組み合わせ、或いは、ビデオ、オーディ
オ及び副映像パックの組み合わせであって1再生単位に
定められ、前記転送されるプログラム・チェーン情報テ
ーブルは、前記各プログラム・チェーンの再生を定める
プログラム・チェーン情報及びこのプログラム・チェー
ン情報をサーチするためのプログラム・チェーン番号に
相当するサーチ・ポインタを有し、前記各プログラム・
チェーン情報のそれぞれは、当該プログラム・チェーン
内における前記データセルの再生順序を特定するセルア
ドレスが再生順に記述されたセル再生情報テーブルであ
って、各セルアドレスは、当該セルを構成する最初のビ
デオ・オブジェクト・ユニットのアドレス及び最後のビ
デオ・オブジェクト・ユニットのアドレスで特定される
セル再生情報テーブルと、当該プログラム・チェーンを
構成するセルの数に関する内容情報と、プログラム・チ
ェーン・ナビゲーション情報と、を含み、前記プログラ
ム・チェーン・ナビゲーション情報は、当該プログラム
・チェーンに先だって再生されるべき前のプログラム・
チェーンがある場合には、その前のプログラム・チェー
ンを特定する前のプログラム・チェーン番号或いは当該
プログラム・チェーンに先だって再生されるべきプログ
ラム・チェーンが無い場合には、前のプログラム・チェ
ーンなしの記述を有する前のプログラム・チェーン情報
と、及び当該プログラム・チェーンの次に再生されるべ
き次のプログラム・チェーンがある場合には、その次の
プログラム・チェーンを特定する次のプログラム・チェ
ーン番号或いは当該プログラム・チェーンの次に再生さ
れるべきプログラム・チェーンが無い場合には、次のプ
ログラム・チェーンなしの記述を有する次のプログラム
・チェーン情報と、を含み、前記再生手段は、前記プロ
グラム・チェーン情報テーブルを検索して指定されたプ
ログラム・チェーン番号に相当するサーチポインタによ
ってプログラム・チェーン情報を獲得し、その内のセル
再生情報テーブルに記述のセルアドレスに従ってその記
述順序で次々にセルを獲得する検索手段と、このセル内
のビデオ・オブジェクト・ユニットからビデオ・パッ
ク、オーディオ・パック或いは副映像パックを取り出し
てこれらをデコードして映像信号及びオーディオ信号と
して出力して前記指定されたプログラム・チェーンを再
生する出力手段と、次の或いは、前のプログラム・チェ
ーンを指示する指示手段と、この指定されたプログラム
・チェーンの再生中に次の或いは、前のプログラム・チ
ェーンの指示があった際に、前記プログラム・チェーン
情報を参照して指示されたプログラム・チェーンの有無
を確認してある場合には、そのプログラム・チェーンに
リンクさせてそのプログラム・チェーンを再生させるリ
ンク手段と、から構成されることを特徴とする通信シス
テムが提供される。
【0015】この発明においては、リンク情報を基にプ
ログラム・チェーンの再生中にプログラム・チェーンを
変更でき、その変更に基づいて更に他のプログラム・チ
ェーンを選択することができる。従って、ユーザフレン
ドリー環境を提供でき、必要であれば、インタラクティ
ブな環境をユーザに提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施例に係る光ディスク及び光ディスク再生装置を説明
する。
【0017】図1は、この発明の一実施例に係る光ディ
スクからデータを再生する光ディス再生装置のブロック
を示し、図2は、図1に示された光ディスクをドライブ
するディスク・ドライブ部のブロックを示し、図3及び
図4は、図1及び図2に示した光デスクの構造を示して
いる。
【0018】図1に示すように光ディスク再生装置は、
キー操作/表示部4、モニター部6及びスピーカー部8
を具備している。ここで、ユーザがキー操作/表示部4
を操作することによって光ディスク10から記録データ
が再生される。記録データは、ビデオ・データ、副映像
データ及び音声データを含み、これらは、ビデオ信号及
びオーディオ信号に変換される。モニター部6は、ビデ
オ信号によってビデオを表示し、スピーカー部8は、オ
ーディオ信号によって音声を発生している。
【0019】既に知られるように光ディスク10は、種
々の構造がある。この光ディスク10には、例えば、図
3に示すように、高密度でデータが記録される読み出し
専用ディスクがある。図3に示されるように光ディスク
10は、一対の複合層18とこの複合ディスク層18間
に介挿された接着層20とから構成されている。この各
複合ディスク層18は、透明基板14及び記録層、即
ち、光反射層16から構成されている。このディスク層
18は、光反射層16が接着層20に接触するように配
置される。この光ディスク10には、中心孔22が設け
られ、その両面の中心孔22の周囲には、この光ディス
ク10をその回転時に押さえる為のクランピング領域2
4が設けられている。中心孔22には、光ディスク装置
にディスク10が装填された際に図2に示されたスピン
ドル・モータ12のスピンドルが挿入され、ディスクが
回転される間、光ディスク10は、そのクランピング領
域24でクランプされる。
【0020】図3に示すように、光ディスク10は、そ
の両面のクランピング領域24の周囲に光ディスク10
に情報を記録することができる情報領域25を有してい
る。各情報領域25は、その外周領域が通常は情報が記
録されないリードアウト領域26に、また、クランピン
グ領域24に接するその内周領域が同様に、通常は情報
が記録されないリードイン領域27に定められ、更に、
このリードアウト領域26とリードイン領域27との間
がデータ記録領域28に定められている。
【0021】情報領域25の記録層16には、通常、デ
ータが記録される領域としてトラックがスパイラル状に
連続して形成され、その連続するトラックは、複数の物
理的なセクタに分割され、そのセクタには、連続番号が
付され、このセクタを基準にデータが記録されている。
情報記録領域25のデータ記録領域28は、実際のデー
タ記録領域であって、後に説明するように再生情報、ビ
デオ・データ、副映像データ及びオーディオ・データが
同様にピット(即ち、物理的状態の変化)として記録さ
れている。読み出し専用の光ディスク10では、透明基
板14にピット列が予めスタンパーで形成され、このピ
ット列が形成された透明基板14の面に反射層が蒸着に
より形成され、その反射層が記録層16として形成され
ることとなる。また、この読み出し専用の光ディスク1
0では、通常、トラックとしてのグルーブが特に設けら
れず、透明基板14の面に形成されるピット列がトラッ
クとして定められている。
【0022】このような光ディスク装置12は、図1に
示されるように更にディスクドライブ部30、システム
CPU部50、システムROM/RAM部52、システ
ムプロッセッサ部54、データRAM部56、ビデオデ
コータ部58、オーディオデコーダ部60、副映像デコ
ーダ部62及びD/A及びデータ再生部64から構成さ
れている。
【0023】図2に示すようにディスクドライブ部30
は、モータドライブ回路11、スピンドルモータ12、
光学ヘッド32(即ち、光ピックアップ)、フィードモ
ータ33、フォ―カス回路36、フィードモータ駆動回
路37、トラッキング回路38、ヘッドアンプ40及び
サーボ処理回路44を具備している。光ディスク10
は、モータ駆動回路11によって駆動されるスピンドル
モータ12上に載置され、このスピンドルモータ12に
よって回転される。光ディスク10にレーザビームを照
射する光学ヘッド32が光ディスク10の下に置かれて
いる。また、この光学ヘッド32は、ガイド機構(図示
せず)上に載置されている。フィードモータ駆動回路3
7がフィードモータ33に駆動信号を供給する為に設け
られている。モータ33は、駆動信号によって駆動され
て光学ヘッド32を光ディスク10の半径方向に移動し
ている。光学ヘッド32は、光ディスク10に対向され
る対物レンズ34を備えている。対物レンズ34は、フ
ォ―カス回路36から供給される駆動信号に従ってその
光軸に沿って移動される。
【0024】上述した光ディスク10からデータを再生
するには、光学ヘッド32が対物レンズ34を介してレ
ーザビームを光ディスク10に照射される。この対物レ
ンズ34は、トラッキング回路38から供給された駆動
信号に従って光ディスク10の半径方向に微動される。
また、対物レンズ34は、その焦点が光ディスク10の
記録層16に位置されるようにフォーカシング回路36
から供給された駆動信号に従ってその光軸方向に沿って
微動される。その結果、レーザビームは、最小ビームス
ポットをスパイラルトラック(即ち、ピット列)上に形
成され、トラックが光ビームスポットで追跡される。レ
ーザビームは、記録層16から反射され、光学ヘッド3
2に戻される。光ヘッド32では、光ディスク10から
反射された光ビームを電気信号に変換し、この電気信号
は、光ヘッド32からヘッドアンプ40を介してサーボ
処理回路44に供給される。サーボ処理回路44では、
電気信号からフォ―カス信号、トラッキング信号及びモ
ータ制御信号を生成し、これらの信号を夫々フォ―カス
回路36、トラッキング回路38、モータ駆動回路11
に供給している。
【0025】従って、対物レンズ34がその光軸及び光
ディスク10の半径方向に沿って移動され、その焦点が
光ディスク10の記録層16に位置され、また、レーザ
ビームが最小ビームスポットをスパイラルトラック上に
形成する。また、モータ駆動回路11によってスピンド
ルモータ12が所定の回転数で回転される。その結果、
光ディスク10のピット列が光ビームで線速一定で追跡
される。
【0026】図1に示されるシステムCPU部50から
アクセス信号としての制御信号がサーボ処理回路44に
供給される。この制御信号に応答してサーボ処理回路4
4からヘッド移動信号がフィードモータ駆動回路37に
供給されてこの回路37が駆動信号をフィードモータ3
3に供給することとなる。従って、フィードモータ33
が駆動され、光ヘッド32が光ディスク10の半径方向
に沿って移動される。そして、光学ヘッド32によって
光ディスク10の記録層16に形成された所定のセクタ
がアクセスされる。再生データは、その所定のセクタか
ら再生されて光学ヘッド32からヘッドアンプ40に供
給され、このヘッドアンプ40で増幅され、ディスクド
ライブ部30から出力される。
【0027】出力された再生データは、システム用RO
M及びRAM部52に記録されたプログラムで制御され
るシステムCPU部50の管理下でシステムプロセッサ
部54によってデータRAM部56に格納される。この
格納された再生データは、システムプロセッサ部54に
よって処理されてビデオ・データ、オーディオ・データ
及び副映像データに分類され、ビデオ・データ、オーデ
ィオ・データ及び副映像データは、夫々ビデオデコーダ
部58、オーディオデコーダ部60及び副映像デコーダ
部62に出力されてデコードされる。デコードされたビ
デオ・データ、オーディオ・データ及び副映像データ
は、D/A及び再生処理回路64でアナログ信号として
のビデオ信号、オーディオ信号に変換されるとともにビ
デオ信号がモニタ6に、また、オーディオ信号がスピー
カ部8に夫々供給される。その結果、ビデオ信号及び副
映像信号によってモニタ部6にビデオが表示されるとと
もにオーディオ信号によってスピーカ部8から音声が再
現される。
【0028】図1に示す光ディスク装置の論理フォーマ
ットの構造を次に説明する。光ディスク装置の論理フォ
ーマットには、現在のところ初期バージョン及び初期バ
ージョンを改良した新規なバージョンがあり、始めに図
4から図11を参照して初期バージョンの論理フォーマ
ットを説明し、また、図26から図79を参照して初期
バージョンを改良した新規なバージョンについて説明す
る。また、図1に示す光ディスク装置の詳細な動作につ
いては、夫々光ディスク10の初期バージョン及び初期
バージョンを改良した新規なバージョンに係る論理フォ
ーマットとともに後により詳細に説明する。
【0029】図1に示される光ディスク10のリードイ
ンエリア27からリードアウトエリア26までのデータ
記録領域28は、論理フォーマットとしてISO966
0に準拠した図4に示されるようなボリューム構造を有
している。このボリューム構造は、階層構造のボリュー
ム管理情報領域70及びファイル領域80から構成され
ている。ボリューム管理情報領域70は、ISO966
0に準拠して定められた論理ブロック番号0から23ま
でが相当し、システム領域72及びボリューム管理エリ
ア74が割り付けられている。システム領域72は、通
常は空き領域として内容は規定されていないが、例え
ば、光ディスク10に記録するデータを編集する編集者
の為に設けられ、編集者の意図に応じた光ディスク装置
の駆動を実現する為のシステムプログラムが必要に応じ
て格納される。また、ボリューム管理領域74には、フ
ァイル領域80のディスク情報ファイル76(以下、単
にディスク情報ファイル76と称する。)、ムービファ
イル或いはミュージックファイル等のファイル78を管
理するボリューム管理情報、即ち、全のファイルの記録
位置、記録容量及びファイル名等が格納されている。フ
ァイル領域80には、論理ブロック番号24以降の論理
ブロック番号で指定されるファイル番号0からファイル
番号99までのファイル76、78が配置され、ファイ
ル番号0のファイル76がデスク情報ファイル76とし
て割り付けられ、ファイル番号1からファイル番号99
までのファイル78がムービーファイル、即ち、映像フ
ァイル、又はミュージックファイルとして割り付けられ
ている。
【0030】デスク情報ファイル76は、図5に示され
るようにファイル管理情報エリア82及びメニュー映像
データエリア84から構成され、ファイル管理情報エリ
ア82には、光デスク10の全体に記録されている選択
可能なシーケンス、即ち、ビデオ又はオーディオのタイ
トルを選択するためのファイル管理情報が記述されてい
る。また、メニュー映像データエリア84には、タイト
ル等の選択メニューを表示する為のメニュー画面の画像
データがセル単位のメニューデータセル90として格納
されている。即ち、メニュー映像用データエリア84の
メニュー映像データは、後に詳述するように、目的に応
じて必要な大きさの単位に区切られ、ディスク10のメ
ニュー映像データエリア84への記録順に#1から連続
して番号が割り付けられたi個のメニューセル90とし
て定められている。このメニューセル90には、ムービ
ー或いはオーディオのタイトルの選択、各タイトルのプ
ログラムの選択等に関する映像データ、副映像データ、
或いは、オーディオ・データが格納されている。
【0031】図5に示されるようにファイル管理情報エ
リア82は、ディスク構成情報(DSINF:Disc Stru
cture Information)を格納するディスク構成情報エリ
ア86、メニュー構成情報(MSINF:Menu Structur
e Information)を格納するメニュー構成情報エリア8
7、セル情報を格納するセル情報テーブル(MCIT:M
enu Cell Information Table)88の3種類の情報領域
があり、この順序で配列されている。
【0032】ディスク構成情報エリア86には、主にデ
ィスク10のファイル領域80に記録されているムービ
ファイル及びミュージックファイル、即ち、再生ファイ
ル78の数(パラメータDSINFとして1から99の
範囲内で記述される。)、個々のファイル78内に存在
するシーケンス(ビデオ、オーディオ及び副映像等を含
む映像データの一連のデータ群を称し、後に詳述する。
また、以下、単にシーケンスと称する。)の数、即ち、
タイトルの数(パラメータFSINFとして記述され
る。)等の情報が記述される。
【0033】メニュー構成情報エリア87には、このデ
ィスク情報ファイル76内に記録されているメニュー映
像用データエリア84のメニューセル90の数(パラメ
ータNOMCELとして記述される。)、ディスク内に
存在するタイトルを選択するための一連のメニュー映像
用データを構成するタイトルメニューセル90の開始セ
ル番号(パラメータTMSCELとして記述される。)
等の情報が記述されている。
【0034】メニューセル情報テーブル88には、各メ
ニューセル90の再生に必要なセル情報がセル番号順に
記述されたi個のセル情報エリア89の集合に規定され
ている。当該ファイル76にメニューを表示するための
映像データがない場合には、このメニュー情報テーブル
は記述されない。このセル情報テーブル88には、ファ
イル76内のセル90の位置(パラメータMCSLBN
としてファイル先頭からのオフセット論理ブロック番号
で記述される。)、サイズ(パラメータMCNLBとし
て論理ブロック数で記述される。)等の情報が記述され
ている。ここで、ディスク構成情報(DSINF)及び
メニュー構成情報(MSINF)は、ファイル管理情報
エリア82に連続して記述され、メニューセル情報テー
ブル(MCIT)88は、論理ブロックの境界にアライ
メントされている。
【0035】1又は複数タイトルのミュージックデータ
或いはムービーデータがファイル番号1からファイル番
号99までに相当するムービーファイル及びミュージッ
クファイル78に格納されている。このファイル78
は、夫々図6に示すように当該ファイル78に含まれる
データに対する諸元情報、即ち、管理情報(例えば、ア
ドレス情報及び再生制御情報等)が記述されているファ
イル管理情報エリア101及び当該ファイル78の映像
データ(ビデオ、オーディオ及び副映像データ等を単に
映像データと称する。)が記述されている映像用データ
エリア102から構成されるファイル構造を有してい
る。映像用データエリア102には、デスク情報ファイ
ル76のメニューセル90と同様に映像データがセル単
位に分割され、映像データがj個の映像用データセル1
05として配列されている。
【0036】通常、あるタイトルのムービーデータ或い
はオーディオ・データは、連続するシーケンス106の
集合として表される。例えば、映画のストーリーは、
「起」、「承」、「転」及び「結」に相当するような連
続するシーケンス106で表現される。従って、各ファ
イル78の映像用データエリア102は、図7に示すよ
うにシーケンス106の集合として定義される。また、
各シーケンス106は、ストーリの種々の場面に相当す
る複数の映像プログラム107で表され、各映像プログ
ラム107が複数の映像用データセル105で構成され
ている。各映像セル105は、図8に示されるように制
御パック(DSI)92、主映像パック93、副映像パ
ック95及びオーディオパック98を組み合わせた1画
像グループ(GOP:Group of Picture)が複数グルー
プ配列されて構成されている。この映像セル105の構
成は、メニューセル90と略同様であって、この映像用
データ102は、MPEG規格(Moving Picture Expert
Group)等の圧縮規格に従って圧縮された動画(ムー
ビ)、音声(オーディオ)及び副映像等のデータがMP
EG2のシステムレーヤに対応したデータフォーマット
で記録されている。即ち、映像用データ102は、MP
EG規格で規定されるプログラムストリーマとなってい
る。更に、各パック92、93、95、98は、パック
ヘッダ97及びパックに対応するパケット99から構成
されるパック構造を有している。
【0037】ファイル管理情報エリア101は、ファイ
ル管理テーブル(FMT:File Management Table)11
3、シーケンス情報テーブル(SIT:Sequence Inform
ation Table)114、セル情報テーブル(CIT:Cell
Information Table)115等から構成される。
【0038】映像用データエリア102の映像用データ
セルは、ディスクへの記録順に#1から連続して番号が
振り分けられ、このセル番号及びこのセル番号に関連さ
せてセルに関する情報がセル情報テーブル115に記述
されている。即ち、セル情報テーブル115には、映像
用データセルの再生に必要な情報をセル番号順に記述し
たj個のセル情報(CI)が格納されるエリア117の
集合に定められ、このセル情報(CI)には、ファイル
78内のセルの位置、サイズ、再生時間等の情報が記述
されている。
【0039】図9には、このセル情報テーブル115に
格納されるセル情報(CI)の内容が示されている。こ
のセル情報117は、映像データを目的に応じた単位で
分割した映像セルの開始位置及びサイズ等の内容がパラ
メータで記述される。即ち、このセル情報(CI)は、
映像セルがムービー、カラオケ及びインタラクティブメ
ニューのいずれであるか等の映像セルの内容を示すセル
種別情報(CCAT)、映像セルのトータル再生時間を
示すセル再生情報(CTIME)、映像セルの開始位
置、即ち開始アドレスを示すセル開始位置情報(CSL
BN)及び映像セルを構成するサイズを示したセルサイ
ズ情報(CNLB)等から構成されている。
【0040】シーケンス情報テーブル114は、シーケ
ンス106毎に指定された範囲内のセル105を選択し
て再生する順序等を記述したi個のシーケンス情報(S
I)が格納されるエリア116の集合に定められ、各シ
ーケンス情報(SI)には、そのシーケンス106内に
記録されている映像セル105の再生順序及び再生に関
する再生制御情報が記述されている。このシーケンス1
06には、1シーケンスで完結する完結型シーケンス、
1シーケンス毎に次のシーケンスに分岐接続される接続
型シーケンスがあり、接続型シーケンスには、マルチ・
ストーリに相当するビデオ・データの先頭シーケンスで
あって、このシーケンスから分岐して次のシーケンスに
接続されることが可能な接続型先頭シーケンス、即ち、
ストーリがその選択の仕方で変化する接続型先頭シーケ
ンス、他の接続型シーケンスから分岐されて更に他のシ
ーケンスに接続される接続型中間シーケンス、及び他の
接続型シーケンスから接続され、そのシーケンスを終了
する接続型終了シーケンス、即ち、このシーケンスでス
トーリが終了する接続型終了シーケンスがある。このシ
ーケンス情報の番号は、シーケンス番号1からiと定義
され、夫々の開始位置情報は、ファイル管理情報テーブ
ル113に書き込まれている。
【0041】図10には、図6に示されたファイル管理
情報エリア101内のシーケンス情報テーブル114に
格納される1つのシーケンス情報(SI)の内容が示さ
れている。図10に示すようにシーケンス情報エリア1
16には、映像セルの再生順序及びシーケンス情報等が
記述される。このシーケンス情報(SI)の番号は、シ
ーケンスの番号に一致し、シーケンス情報テーブル11
4にその番号順に割り付けられている。シーケンス番号
1は、デフォルト再生シーケンスであり、シーケンスを
構成するセルの配置は指定順序通りに連続することが望
ましいとされている。このシーケンス情報116は、シ
ーケンス種別情報(SCAT)、シーケンス再生時間
(STIME)、接続シーケンス数情報(SNCS
Q)、シーケンス番号リスト情報(SCSQN)及びシ
ーケンス制御情報(SCINF)から構成されている。
シーケンス種別情報(SCAT)には、1シーケンス再
生して終了する完結型シーケンス、マルチ・ストーリに
相当するビデオ・データの先頭シーケンスであって、こ
のシーケンスから分岐して次のシーケンスに接続される
ことが可能な接続型先頭シーケンス、他の接続型シーケ
ンスから分岐されて更に他のシーケンスに接続される接
続型中間シーケンス、及び、他の接続型シーケンスから
接続され、そのシーケンスを終了する接続型終了シーケ
ンスのいずれであるかが記述される。また、シーケンス
種別情報(SCAT)には、シーケンスの用途、即ち、
ムービー、カラオケ及びインタラクティブのいずれかで
あるかが記述される。シーケンス再生時間(STIM
E)には、シーケンスのトータル再生時間が記述され、
接続シーケンス数情報(SNCSQ)には、接続型シー
ケンスにおいてそのシーケンスを再生後にそのシーケン
スに接続可能なシーケンスの数が記述され、シーケンス
番号リスト情報(SCSQN)には、接続シーケンス数
情報(SNCSQ)に記述された数分の接続先のシーケ
ンスの番号がリストとして記述され、更に、シーケンス
制御情報(SCINF)には、シーケンスを構成するセ
ルの再生順序が記述され、この記述に従って、セルが再
生されてシーケンスが実行される。複数のセルの中から
1つのセルを選択して再生する区間は、セルの集合とし
てのブロックで記述され、そのブロックを指定すること
によってそのブロックのシーケンスが実行される。
【0042】ファイル管理テーブル(FMT)113
は、その映像ファイル78に関する諸元情報を示してい
る。このファイル管理テーブル113には、図11に示
すようにそのファイル名(FFNAME)及び光ディス
クが装填された光ディスク再生装置で再生可能なファイ
ルか否かを識別する為のファイル識別子(FFID)が
記述されている。このファイル識別子(FFID)に
は、例えば、ムービーファイルであることを識別するた
めの識別子が記述されている。また、このファイル管理
テーブル113には、シーケンス情報テーブル(SI
T)114及びセル情報テーブル(SIT)115の開
始アドレス(FSASIT、FSACIT)及びそれぞ
れのテーブルに記述されるシーケンス情報(SI)及び
セル情報(CI)の個数(FNSQ、FNCEL)、さ
らに、シーケンス情報テーブル(CIT)114の先頭
からの相対距離で示されるに夫々のシーケンス116の
開始アドレス(FSAESI)及び映像用データエリア
102の映像データを開始する為の開始アドレス(FS
ADVD)、各データを再生するための情報としてのデ
ータ属性等が記述されている。ここで、シーケンス情報
テーブル114の開始アドレス(FSASIT)には、
このファイル管理管理テーブル113が属するファイル
78の先頭からのシーケンス情報テーブル114の開始
アドレスがオフセットブロック論理番号で記述され、シ
ーケンス情報開始アドレス(FSAESI)には、シー
ケンス情報テーブル114中の各シーケンス情報の開始
アドレス及びそのサイズがシーケンスの記述順序でシー
ケンスの数だけ記述される。開始アドレスは、シーケン
ス情報テーブル114の先頭からのオフセットバイト番
号で記述される。
【0043】次に、再び図1を参照して図4から図11
に示す論理フォーマットを有する光ディスク10からの
ムービーデータの再生動作について説明する。尚、図1
においてブロック間の実線の矢印は、データバスを示
し、破線の矢印は、制御バスを示している。
【0044】図1に示される光ディスク装置において
は、電源が投入されると、システム用ROM及びRAM
52からシステムCPU部50は、初期動作プログラム
を読み出し、デスクドライブ部30を作動させる。従っ
て、ディスクドライブ部30は、リードイン領域27か
ら読み出し動作を開始し、リードイン領域27に続くボ
リューム管理領域70のボリューム管理情報エリア74
からボリューム管理情報が読み出される。即ち、システ
ムCPU部50は、ディスクドライブ部30にセットさ
れたディスク10の所定位置に記録されているボリュー
ム管理情報エリア74からボリューム管理情報を読み出
す為に、ディスクドライブ部30にリード命令を与え、
ボリューム管理情報の内容を読み出し、システムプロセ
ッサ部54を介して、データRAM部56に一旦格納す
る。システムCPU部50は、データRAM部56に格
納されたボリューム管理情報のデータ列から各ファイル
の記録位置や記録容量等の情報やその他管理に必要な情
報を抜き出し、システム用ROM&RAM部52の所定
の場所に転送し、保存する。
【0045】次に、システムCPU部50は、システム
用ROM&RAM部52から、先に取得した各ファイル
の記録位置や記録容量の情報を参照してファイル番号0
番に相当するディスク情報ファイル76を取得する。即
ち、システムCPU部50は、システム用ROM及びR
AM部52から、先に取得した各ファイルの記録位置や
記録容量の情報を参照してディスクドライブ部30に対
してリード命令を与え、ファイル番号が0であるディス
ク情報ファイル76のファイル管理情報を読み出し、シ
ステムプロセッサ部54を介して、データRAM部56
に格納する。取得した情報を同様にシステム用ROM&
RAM部52の所定の場所に転送し保存する。
【0046】システムCPU部50は、ディスク情報フ
ァイル76のファイル管理情報のディスク構成情報8
6、メニュー構成情報87及びセル情報テーブル88を
利用して、メニュー映像用データ84のシーケンス(タ
イトル)選択メニューを再生し、後述するように画面に
表示する。
【0047】ユーザは、再生するシーケンス(タイト
ル)の選択を、表示されたメニュー画面に記された選択
番号を基に、キー操作及び表示部4を用いて指定する。
これにより選択したシーケンスの帰属するファイル番号
及びシーケンス情報が特定される。このシーケンスの選
定では、メニュー画面を基にすべてのシーケンスを選定
する場合と、先頭シーケンスを選定してそのシーケンス
の終了時点で映像セルに含まれるメニューセルから次の
シーケンスを選定する場合がある。このシーケンスの選
定に関しては、後に詳述する。
【0048】指定された映像用ファイル78を取得し、
映像用データ102を再生するまでの動作を次に説明す
る。指定されたシーケンス番号に対するシーケンス情報
を取得するために、ボリューム管理情報74から得た各
映像用ファイル78の記録位置及び記録容量を用いて、
先ず、再生するシーケンスが帰属する映像用ファイル7
8のファイル管理情報101を上記のディスク情報ファ
イル76の時と同様に読み出し、データRAM部56へ
格納する。
【0049】システムCPU部50は、データRAM部
56に格納したファイル管理情報101のシーケンス情
報テーブル114から、指定されたシーケンス番号に対
応するシーケンス情報を取得し、そのデータと、そのシ
ーケンスを再生するために必要なセル情報テーブル11
5中のセル情報117をシステムROM&RAM部52
へ転送し、格納する。
【0050】このように取得したシーケンス情報中のセ
ル再生順序情報により、最初に再生するセル情報を取得
し、このセル情報中の映像用データ再生開始アドレスと
サイズをもとに、ディスクドライブ部30に対し目的の
アドレスからのリード命令が与えられる。ディスクドラ
イブ部30は、リード命令に従って光ディスク10を駆
動すると共に、光ディスク10より目的のアドレスのデ
ータを読み込んでシステムプロセッサ部54に送る。シ
ステムプロセッサ部54は、送られてきたデータをデー
タRAM部56に一旦記憶し、そのデータに付加されて
いるヘッダ情報を基にデータの種別(ビデオ、オーディ
オ、副映像、再生情報等)を判別し、判別した種類に応
じたデコーダ部58、60、62にデータを転送する。
【0051】各デコーダ部58、60、62はそれぞれ
のデータフォーマットに従ってデータをデコードし、D
/A&再生処理部64に送る。D/A&再生処理部64
は、デコード結果のディジタル信号をアナログ信号に変
換し、ミキシング処理を施して、モニタ部6、スピーカ
部8に出力する。
【0052】尚、データの種別の判別過程では、データ
が映像用データの再生位置等を示す再生情報の場合に
は、この再生情報はデコーダへは転送されず、この再生
データは、データRAM部56に格納される。この再生
情報は、システムCPU部50によって必要に応じて参
照されて映像データを再生する際の監視に利用される。
【0053】また、1つのセルの再生が終了すると、次
に再生するセル情報がシーケンス情報中のセル再生順序
情報から取得し、同様にして再生が続けられる。
【0054】次に、この光ディスク再生装置における、
通常シーケンスである完結型シーケンスの動作を図12
及び図13のフローチャートを参照して説明する。
【0055】ユーザが最初のシーケンス番号(ReqN
O)を指定すると、その指定したシーケンスに相当する
ファイル78が特定される完結型シーケンスが開始され
る。(ステップS0)図6に示すようなファイル構造を
有する特定されたファイル78のファイル管理情報がデ
ィスク10から読み出され、一旦データRAM部56に
格納される(ステップS1)。システムCPU部50が
データRAM部56に格納したファイル管理情報内のフ
ァイル管理テーブル(FMT)113から、シーケンス
総数(FNSQ)と、シーケンス情報テーブル(SI
T)の開始アドレス(FSASIT)と、各シーケンス
情報(SI)の開始アドレス(FSAESI)を取得す
る(ステップS2)。
【0056】予め、ユーザが指定したシーケンス番号
(ReqNO)と、シーケンス総数(FNSQ)とを比
較し、範囲外のシーケンスであるか否かを判定する(ス
テップS3)。ここで、指定シーケンス番号(ReqN
O)が範囲外のシーケンス番号であれば、動作が終了さ
れる。
【0057】ファイル管理情報内のシーケンス情報テー
ブル(SIT)からステップS2で取得したシーケンス
情報テーブル(SIT)の開始アドレス(FSASI
T)及びシーケンス情報(SI)の開始アドレス(FS
AESI)のパラメータを利用して、ユーザ指定のシー
ケンス番号(ReqNO)に対応するシーケンス情報
(SI)の有無が検知され、目的のシーケンス情報(S
I)を取得する(ステップS4)。ここで、シーケンス
情報テーブル114の開始アドレス(FSASIT)に
は、このファイル管理管理テーブル113が属するファ
イル78の先頭からのシーケンス情報テーブル114の
開始アドレスがオフセット論理ブロック番号で記述さ
れ、シーケンス情報開始アドレス(FSAESI)に
は、シーケンス情報テーブル114中の各シーケンス情
報の開始アドレスがシーケンス情報テーブル114の先
頭からのオフセットバイト番号で記述されることから、
シーケンス番号(ReqNO)は、シーケンス情報テー
ブル114の開始アドレス(FSASIT)のオフセッ
ト論理ブロック番号に1ブロックに相当する2048バ
イトを掛けて指定のシーケンス情報開始アドレス(FS
AESI)のオフセットバイト番号を加算したバイトが
相当することとなる。即ち、SI(ReqNO)=FS
ASIT*2048+FSAESI(ReqNO)とな
る。
【0058】この2つのアドレス(FSASIT、FS
AESI)でシーケンス情報(SI)内のパラメータ、
シーケンス種別(SCAT)、構成セル数(SNCE
L)、接続シーケンス数(SNCSQ)、接続先シーケ
ンス番号(SCSQN)、シーケンス制御情報リスト
(SCINF)が取得される。(ステップS5)。この
シーケンス情報(SI)から始めに取得したシーケンス
種別(SCAT)が判定される(ステップS26)。判
定結果が完結型シーケンスでないならば、動作が終了さ
れる(ステップS7)。
【0059】完結型シーケンスならば、シーケンス制御
情報(SCINF)の先頭から、最初に再生するセル番
号が取り出される(ステップS8)。
【0060】ファイル管理情報内のセル情報テーブル
(CIT)115から、最初に再生するセル番号から記
述順に対応する番号のセル情報(CI)が取得され、そ
のセル再生アドレス情報から、図6に示したファイル内
の映像データエリア102から、システムCPU部50
は、光ディスクドライブ部30に対して、読み出し再生
を実行する命令を与えて、目的とする映像セルを再生さ
せる(ステップS9)。
【0061】セルの再生が完了すると、次に再生するセ
ルが存在するか否か(最終セルか否か)が判定される
(ステップS10)。1シーケンスの構成セル数(SN
CEL)がシーケンス情報(SI)として記述されてい
ることから、取り出された映像セルのセル番号を判定す
ることによって最終セルか否かが判断される。
【0062】もし、取り出された映像セルが最終セルで
ない場合は、シーケンス制御情報(SCINF)より、
次に再生するセル番号が取り出され、ステップS9が再
び実行される(ステップS11)。
【0063】さらに、この光ディスク再生装置におけ
る、インタラクティブシーケンスである接続型シーケン
スの動作を図14及び図15に示されるフローチャート
を参照して説明する。
【0064】ユーザが最初のシーケンス番号(ReqN
O)を指定すると、その指定したシーケンスに相当する
ファイル78が特定される接続型シーケンスが開始され
る(ステップS12)。図6に示すようなファイル構造
を持つユーザが指定したファイル78のファイル管理情
報がディスク10から読み出され、一旦データRAM部
56に格納される(ステップS13)。システムCPU
部50がデータRAM部56に格納したファイル管理情
報内のファイル管理テーブル(FMT)113からシー
ケンス総数(FNSQ)、シーケンス情報テーブル(S
IT)114の開始アドレス(FSASIT)及び各シ
ーケンス情報(SI)の開始アドレス(FSAESI)
を取得する(ステップS14)。
【0065】予めユーザが指定したシーケンス番号(R
eqNO)と、シーケンス総数(FNSQ)を比較し、
範囲外のシーケンスであるか否かを判定する(ステップ
S15)。ここで、指定シーケンス番号(ReqNO)
が範囲外のシーケンス番号であれば、動作が終了され
る。
【0066】ファイル管理情報内のシーケンス情報テー
ブル(SIT)から、ステップS14で取得したシーケ
ンス情報テーブル(SIT)の開始アドレス(FSAS
IT)及びシーケンス情報(SI)の開始アドレス(F
SAESI)パラメータを利用して、ユーザ指定のシー
ケンス番号(ReqNO)に対応するシーケンス情報
(SI)の有無が検知され、目的のシーケンス情報(S
I)が取得される(ステップS16)。ここで、既に説
明したようにシーケンス情報テーブル114の開始アド
レス(FSASIT)には、このファイル管理管理テー
ブル113が属するファイル78の先頭からのシーケン
ス情報テーブル114の開始アドレスがオフセット論理
ブロック番号で記述され、シーケンス情報開始アドレス
(FSAESI)には、シーケンス情報テーブル114
中の各シーケンス情報の開始アドレスがシーケンス情報
テーブル114の先頭からのオフセットバイト番号で記
述されることから、シーケンス番号(ReqNO)は、
シーケンス情報テーブル114の開始アドレス(FSA
SIT)のオフセット論理ブロック番号に1ブロックに
相当する2048バイトを掛けて指定のシーケンス情報
開始アドレス(FSAESI)のオフセットバイト番号
を加算したバイトが相当することとなる。即ち、SI
(ReqNO)=FSASIT*2048+FSAES
I(ReqNO)となる。
【0067】この2つのアドレス(FSASIT、FS
AESI)でシーケンス情報(SI)内のパラメータ、
シーケンス種別(SCAT)、構成セル数(SNCE
L)、接続シーケンス数(SNCSQ)、接続先シーケ
ンス番号(SCSQN)、シーケンス制御情報(SCI
NF)が取得される(ステップS17)。このシーケン
ス情報(SI)から取得されるシーケンス種別(SCA
T)が判定される(ステップS18)。判定結果が接続
型の先頭シーケンスでないならば(ステップS19)後
述するステップを実行する。
【0068】接続型の先頭シーケンスならば、接続シー
ケンス継続の為のフラグがセットされる(ステップS2
0)。そして、シーケンス制御情報(SCINF)の先
頭から、最初に再生するセル番号が取り出される(ステ
ップS21)。
【0069】ファイル管理情報内のセル情報テーブル
(CIT)115から、最初に再生するセル番号から記
述順に対応する番号のセル情報(CI)が取得され、そ
のセル再生アドレス情報から、図6に示したファイル7
8内の映像データエリア102から、システムCPU部
50は、光ディスクドライブ部30に対して、読み出し
再生を実行する命令を与えて、目的の映像セルを再生さ
せる(ステップS23)。
【0070】セルの再生が完了すると、次に再生するセ
ルが存在するか否か(最終セルか否か)が判定される
(ステップS24)。1シーケンスの構成セル数(SN
CEL)がシーケンス情報(SI)として記述されてい
ることから、取り出された映像セルのセル番号を判定す
ることによって最終セルか否かが判断される。
【0071】もし、取り出された映像セルが最終セルで
ない場合は、シーケンス制御情報(SCINF)より、
次に再生するセル番号が取り出され(ステップ22)、
ステップS23が再び実行される(ステップS23)。
【0072】また、ステップS23において、取り出さ
れた映像セルが最終セルであれば、そのセル情報(C
I)内のパラメータセル種別(CCAT)が調べられる
(ステップS25)。この最終セルの内容を示すセル種
別(CCAT)がメニューであるか否かが判定される
(ステップS26)。
【0073】もし、セル種別(CCAT)によって最終
セルがメニューに相当する場合には、システムCPU5
0は、再生制御を実行してそのメニュー画面を表示した
まま再生を停止し、ユーザからのメニュー選択の入力を
待ち続ける(ステップS27)。
【0074】ユーザからのキー操作及び表示部4を介し
て選択の入力があると、システムCPU50は、前述し
た接続シーケンス数(SNCSQ)と、接続先シーケン
ス番号(SCSQN)から、接続先シーケンス番号を特
定する(ステップS28)。接続型シーケンスの番号が
特定されると、ステップS16に戻され、ユーザがメニ
ューで選択した目的シーケンスの再生が上述した過程で
実行される。
【0075】また、ステップS26において、最終セル
がメニューでないと判定されたときは、図16に示すよ
うに処理される。
【0076】尚、図17から図19は、他の接続型シー
ケンスを説明するためのフローチャートである。また、
図20から図25は、セル情報及びシーケンス情報との
関係を示す説明図及びセル情報及びシーケンス情報とを
作成する過程を説明するフローチャートである。
【0077】図26は、図4に示す初期バージョンに係
る光ディスクの論理フォーマットを改良した改良バージ
ョンに係る光ディスクの論理フォーマットの構造を示し
ている。図27から図79は、この図26に示される論
理フォーマットの詳細を示している。
【0078】図33において、タイトルセット用のプロ
グラム・チェーンにあっては、プログラム・チェーンが
複数プログラムから成るあるストーリーのある章が該当
し、プログラム・チェーンが連続して再現されることに
よってある1タイトルの映画が完結される。図33に示
されるように各プログラム289は、再生順序に配列さ
れたセル284の集合として定義される。プログラム・
チェーン287の再生動作では、始めにそのプログラム
・チェーン287内のプログラム289の再生に必要な
制御情報としてプリナビゲーション・コマンド(PRE
_NV_CMD)322が実行され、また、その終了時
には、ポストコマンド324が実行される。更に、必用
であれば、インターセル・ナビゲーション・コマンド3
26がセル284として設けられ、プログラム289の
再生中に必用な再生制御が実行される。プリナビゲーシ
ョン・コマンド322、ポストコマンド324及びイン
ターセル・ナビゲーション・コマンド326に関して
は、後に図61を参照してより詳細に説明する。
【0079】図27に示すビデオマネージャーメニュー
PGCIユニットテーブル(VMGM_PGCI_U
T)248には、図34に示すように始めにビデオマネ
ージャーメニューPGCIユニットテーブル情報(VM
GM_PGCI_UTI)250が記載され、次に、言
語数nに対応してビデオマネージャーメニュー言語ユニ
ットサーチポインタ(VMGM_LU_SRP)251
が必要な数nだけ連続的に記載され、続いてサーチポイ
ンタで検索されるビデオマネージャーメニュー言語ユニ
ット(VMGM_LU)252が記載されている。ここ
で、ビデオマネージャーメニュー言語ユニット(VMG
M_LU)で定められるメニューは、ただ1つのPGC
を備えねばならないとされている。
【0080】ビデオマネージャーメニューPGCIユニ
ットテーブル情報(VMGM_PGCI_UTI)25
0には、図35に示されるようにVMGM言語ユニット
(VMGM_LU)の数(VMGM_LU_Ns)及び
VMGM_PGCIユニットテーブル(VMGM_PG
CI_UT)280の終了アドレス(VMGM_PGC
I_UT_EA)が記載されている。言語毎に用意され
ているn個のビデオマネージャーメニュー言語ユニット
サーチポインタ(VMGM_LU_SRP)251の夫
々には、図36に示すようにビデオマネージャーメニュ
ーの言語コード(VMGM_LCD)及びビデオマネー
ジャーメニュー(VMGM)言語ユニット(VMGM_
LU)252の開始アドレス(VMGM_LU_SA)
が記述されている。VMGM_PGCI_UT280の
終了アドレス(VMGM_PGCI_UT_EA)及び
VMGM_LU252の開始アドレス(VMGM_LU
_SA)は、このVMGM_PGCIユニットテーブル
(VMGM_PGCI_UT)280の先頭バイトから
の論理ブロック番号で記述されている。
【0081】言語毎に用意されているn個のVMGM言
語ユニット(VMGM_LU)252の夫々には、図3
7に示すようにビデオマネージャーメニュー言語ユニッ
ト情報(VMGM_LUI)253、メニュー用のプロ
グラム・チェーンの数だけVMGM_PGCIサーチポ
インタ(VMGM_PGCI_SRP)が設けられ、こ
のサーチポインタでサーチされるVMGM_PGC情報
(VMGM_PGCI)255が同様にメニュー用のプ
ログラム・チェーンの数だけ設けられている。
【0082】各言語ユニット情報(VMGM_LUI)
253には、図38に示されるようにVMGM_PGC
Iの数(VMGM_PGCI_Ns)及び言語ユニット
情報(VMGM_LUI)の終了アドレス(VMGM_
LUI_EA)が記述されている。また、各VMGM_
PGCIサーチポインタ(VMGM_PGCI_SR
P)には、図39に示すようにVMGM_PGCカテゴ
リー(VMGM_PGC_CAT)及びVMGM_PG
CIのスタートアドレス(VMGM_PGCI_SA)
が記述されている。VMGM_LUIの終了アドレス
(VMGM_LUI_EA)及びVMGM_PGCIの
スタートアドレス(VMGM_PGCI_SA)は、V
MGM_LUの先頭バイトからの相対的論理ブロック番
号で記述されている。VMGM_PGCカテゴリー(V
MGM_PGC_CAT)としては、このプログラム・
チェーンがエントリープログラム・チェーンであるか、
また、タイトルメニューであるか等が記述される。
【0083】図27に示すビデオタイトルセット(VT
S)272の属性情報を記述したビデオタイトルセット
属性テーブル(VTS_ATRT)280は、図40に
示すようにビデオタイトルセット属性テーブル情報(V
TS_ATRTI)266、n個のビデオタイトルセッ
ト属性サーチポインタ(VTS_ATR_SRP)26
7及びn個のビデオタイトルセット属性(VTS_AT
R)268から構成され、その順序で記述されている。
ビデオタイトルセット属性テーブル情報(VTS_AT
RTI)266には、このテーブル280の情報が記述
され、ビデオタイトルセット属性サーチポインタ(VT
S_ATR_SRP)267には、#1から#nまでの
タイトルセットに対応した順序で記述され、同様に#1
から#nまでのタイトルセットに対応した順序で記述さ
れたビデオタイトルセット属性(VTS_ATR)26
8を検索するポインタに関する記述がされている。ま
た、ビデオタイトルセット属性(VTS_ATR)26
8の夫々には、対応するタイトルセット(VTS)の属
性が記述されている。
【0084】より詳細には、ビデオタイトルセット属性
テーブル情報(VTS_ATRTI)266には、図4
1に示すようにビデオタイトルの数がパラメータ(VT
S_Ns)として記載され、また、ビデオタイトルセッ
ト属性テーブル(VTS_ATRT)280の終了アド
レスがパラメータ(VTS_ATRT_EA)として記
載されている。また、図42に示すように各ビデオタイ
トルセット属性サーチポインタ(VTS_ATR_SR
P)267には、対応するビデオタイトルセット属性
(VTS_ATR)68の開始アドレスがパラメータ
(VTS_ATR_SA)として記述されている。更
に、ビデオタイトルセット属性(VTS_ATR)26
8には、図43に示すようにこのビデオタイトルセット
属性(VTS_ATR)268の終了アドレスがパラメ
ータ(VTS_ATR_EA)として記述され、対応す
るビデオタイトルセットのカテゴリーがパラメータ(V
TS_CAT)として記述されている。更にまた、ビデ
オタイトルセット属性(VTS_ATR)268には、
対応するビデオタイトルセットの属性情報がパラメータ
(VTS_ATRI)として記述されている。このビデ
オタイトルセットの属性情報は、後に図44及び図45
を参照して説明するビデオタイトルセット情報管理テー
ブル(VTS_MAT)に記述されるビデオタイトルセ
ットの属性情報と同一内容が記述されるため、その説明
は、省略する。
【0085】次に、図27に示されたビデオタイトルセ
ット(VTS)272の論理フォーマットの構造につい
て図44を参照して説明する。各ビデオタイトルセット
(VTS)272には、図44に示すようにその記載順
に4つの項目294、295、296、297が記載さ
れている。また、各ビデオタイトルセット(VTS)2
72は、共通の属性を有する1又はそれ以上のビデオタ
イトルから構成され、このビデオタイトル272につい
ての管理情報、例えば、ビデオオブジェクトセット29
6を再生する為の情報、タイトルセットメニュー(VT
SM)を再生する為の情報及びビデオオブジェクトセッ
ト272の属性情報がビデオタイトルセット情報(VT
SI)に記載されている。
【0086】このビデオタイトルセット情報(VTS
I)294のバックアップ297がビデオタイトルセッ
ト(VTS)272に設けられている。ビデオタイトル
セット情報(VTSI)294とこの情報のバックアッ
プ(VTSI_BUP)297との間には、ビデオタイ
トルセットメニュー用のビデオオブジェクトセット(V
TSM_VOBS)295及びビデオタイトルセットタ
イトル用のビデオオブジェクトセット(VTSTT_V
OBS)296が配置されている。いずれのビデオオブ
ジェクトセット(VTSM_VOBS及びVTSTT_
VOBS)295、296は、図28に示す構造を有し
ている。
【0087】ビデオタイトルセット情報(VTSI)2
94、この情報のバックアップ(VTSI_BUP)2
97及びビデオタイトルセットタイトル用のビデオオブ
ジェクトセット(VTSTT_VOBS)296は、ビ
デオタイトルセット272にとって必須の項目され、ビ
デオタイトルセットメニュー用のビデオオブジェクトセ
ット(VTSM_VOBS)295は、必要に応じて設
けられるオプションとされている。
【0088】ビデオタイトルセット情報(VTSI)2
94は、図44に示すように7つのテーブル298、2
99、300、301、311、312、313から構
成され、この7つのテーブル298、299、300、
301、311、312、313は、論理セクタ間の境
界に一致されている。
【0089】第1のテーブルであるビデオタイトルセッ
ト情報管理テーブル(VTSI_MAT)298は、必
須のテーブルであってビデオタイトルセット(VTS)
272のサイズ、ビデオタイトルセット(VTS)27
2中の各情報の開始アドレス及びビデオタイトルセット
(VTS)272中のビデオオブジェクトセット(VO
BS)282の属性が記述されている。
【0090】第2のテーブルであるビデオタイトルセッ
トパートオブタイトルサーチポインタテーブル(VTS
_PTT_SRPT)299は、必須のテーブルであっ
てユーザーが装置のキー操作/表示部4から入力した番
号に応じて選定可能なビデオタイトルの部分、即ち、選
定可能な当該ビデオタイトルセット272中に含まれる
プログラム・チェーン(PGC)及び又はプログラム
(PG)が記載されている。ユーザーは、光ディスク1
0の配布とともにパンフレットに記載した入力番号中か
ら任意の番号をキー操作/表示部4で指定すると、その
入力番号に応じたストーリー中の部分からビデオを鑑賞
することができる。この選択可能なタイトルのパート
は、タイトル提供者が任意に定めることができる。
【0091】第3のテーブルであるビデオタイトルセッ
トプログラム・チェーン情報テーブル(VTS_PGC
IT)300は、必須のテーブルであってVTSのプロ
グラム・チェーンに関する情報、即ち、VTSプログラ
ム・チェーン情報(VTS_PGCI)を記述してい
る。
【0092】第4のテーブルであるビデオタイトルセッ
トメニューPGCIユニットテーブル(VTSM_PG
CI_UT)311は、ビデオタイトルセットメニュー
用のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOBS)
95が設けられる場合には、必須項目とされ、各言語毎
に設けられたビデオタイトルセットメニュー(VTS
M)を再現するためのプログラム・チェーンについての
情報が記述されている。このビデオタイトルセットメニ
ューPGCIユニットテーブル(VTSM_PGCI_
UT)311を参照することによってビデオオブジェク
トセット(VTSM_VOBS)295中の指定した言
語のプログラム・チェーンを獲得してメニューとして再
現することができる。
【0093】第5のテーブルであるビデオタイトルセッ
トタイムサーチマップテーブル(VTS_MAPT)3
01は、必要に応じて設けられるオプションのテーブル
であって再生表示の一定時間に対するこのマップテーブ
ル(VTS_MAPT)301が属するタイトルセット
272の各プログラム・チェーン(PGC)内のビデオ
・データの記録位置に関する情報が記述されている。
【0094】第6のテーブルであるビデオタイトルセッ
ト・セル・アドレステーブル(VTS_C_ADT)3
12は、必須項目とされ、図28に示すように全てのビ
デオオブジェクト283を構成する各セル284のアド
レス或いは、セルを構成するセルピースのアドレスがビ
デオオブジェクトの識別番号の順序で記載されている。
ここで、セルピースとは、セルを構成するピースであっ
て、このセルピースを基準にインタリーブ処理されてセ
ルがビデオオブジェクト283中に配列される。
【0095】第7のテーブルであるビデオタイトルセッ
ト・ビデオオブジェクト・ユニットアドレスマップ(V
TS_VOBU_ADMAP)313は、必須項目とさ
れ、ビデオタイトルセット中のビデオオブジェクトユニ
ット85のスタートアドレスが全てその配列順序で記載
されている。
【0096】次に、図44に示したビデオタイトル情報
マネージャーテーブル(VTSI_MAT)298、ビ
デオタイトルセット・パートオブタイトル・サーチポイ
ンタテーブル(VTS_PTT_SRPT)299、ビ
デオタイトルセット・プログラム・チェーン情報テーブ
ル(VTS_PGCIT)300及びビデオタイトルセ
ットメニューPGCIユニットテーブル(VTSM_P
GCI_UT)311について図45から図72を参照
して説明する。
【0097】図45は、ビデオタイトル情報マネージャ
ーテーブル(VTSI_MAT)298の記述内容を示
している。このテーブル(VTIS_MAT)298に
は、記載順にビデオタイトルセット識別子(VTS_I
D)、ビデオタイトルセット272のサイズ(VTS_
SZ)、このDVDビデオ規格のバージョン番号(VE
RN)、ビデオタイトルセット272のカテゴリー(V
TS_CAT)が記載されるとともにこのビデオタイト
ルセット情報マネージャーテーブル(VTSI_MAT
298の終了アドレス(VTSI_MAT_EA)が記
載されている。
【0098】また、このテーブル(VTSI_MAT)
298には、VTSメニュー(VTSM)のビデオオブ
ジェクトセット(VTSM_VOBS)295の開始ア
ドレス(VTSM_VOBS_SA)及びビデオタイト
ルセット(VTS)におけるタイトルの為のビデオオブ
ジェクトのスタートアドレス(VTSTT_VOB_S
A)の開始アドレスが記述されている。VTSメニュー
(VTSM)のビデオオブジェクトセット(VTSM_
VOBS)295がない場合には、その開始アドレス
(VTSM_VOBS_SA)には、“0000000
0h”が記載される。VTSI_MATの終了アドレス
(VTSI_MAT_EA)は、ビデオタイトルセット
情報管理テーブル(VTI_MAT)294の先頭バイ
トからの相対ブロック数で記載され、VTSM_VOB
Sの開始アドレス(VTSM_VOBS_SA)及びV
TSTT_VOBの開始アドレス(VTSTT_VOB
_SA)は、このビデオタイトルセット(VTS)27
2の先頭論理ブロックからの相対論理ブロック数(RL
BN)で記述される。
【0099】更に、このテーブル(VTSI_MAT)
298には、ビデオタイトルセット・パートオブタイト
ル・サーチポインタテーブル(VTS_PTT_SRP
T)299のスタートアドレス(VTS_PTT_SR
PT_SA)がビデオタイトルセット情報(VTSI)
294の先頭論理ブロックからの相対ブロック数で記載
されている。また、このテーブル(VTSI_MAT)
298には、ビデオタイトルセット・プログラム・チェ
ーン情報テーブル(VTS_PGCIT)300のスタ
ートアドレス(VTS_PGCIT_SA)及びビデオ
タイトルセット・メニュー用のPGCIユニットテーブ
ル(VTS_PGCI_UT)311のスタートアドレ
ス(VTS_PGCI_UT_SA)がビデオタイトル
セット情報(VTSI)294の先頭論理ブロックから
の相対ブロック数で記載され、ビデオタイトルセット
(VTS)のタイムサーチマップテーブル(VTS_M
APT)301のスタートアドレス(VTS_MAPT
_SA)がこのビデオタイトルセット(VTS)272
の先頭論理セクタからの相対論理セクタで記述される。
同様に、VTSアドレステーブル(VTS_C_AD
T)312及びVTS_VOBUのアドレスマップ(V
TS_VOBU_ADMAP)313がこのビデオタイ
トルセット(VTS)272の先頭論理セクタからの相
対論理セクタで記述される。
【0100】このテーブル(VTSI_MAT)298
には、ビデオタイトルセット(VTS)272中のビデ
オタイトルセットメニュー(VTSM)の為のビデオオ
ブジェクトセット(VTSM_VOBS)295のビデ
オ属性(VTSM_V_ATR)、オーディオストリー
ム数(VTSM_AST_Ns)並びにそのオーディオ
ストリーム属性(VTSM_AST_ATR)、副映像
ストリーム数(VTSM_SPST_Ns)及びその副
映像ストリーム属性(VTSM_SPST_ATR)が
記述されている。同様にこのテーブル(VTSI_MA
T)298には、ビデオタイトルセット(VTS)72
中のビデオタイトルセット(VTS)のタイトル(VT
STT)の為のビデオオブジェクトセット(VTST_
VOBS)296のビデオ属性(VTS_V_AT
R)、オーディオストリーム数(VTS_AST_N
s)並びにそのオーディオストリーム属性(VTS_A
ST_ATR)、副映像ストリーム数(VTS_SPS
T_Ns)及びその副映像ストリーム属性(VTS_S
PST_ATR)が記述されている。更に、ビデオタイ
トルセット(VTS)のマルチチャンネル・オーディオ
ストリームの属性(VTS_MU_AST_ATR)が
このテーブル(VTSI_MAT)298に記述されて
いる。
【0101】オーディオストリームに関しては、最大8
ストリーム用意され、また、副映像ストリームに関して
は、最大32ストリーム用意されている。各ストリーム
に対して属性が記述されている。副映像ストリーム属性
(VTS_SPST_ATR)には、その副映像のタイ
プが言語であるか否かが記述されている。
【0102】図44に示されるビデオタイトルセット・
パートオブタイトル・サーチポインタテーブル(VTS
_PTT_SRPT)299は、図46に示す構造を有
している。即ち、図46に示すようにこのテーブル(V
TS_PTT_SRPT)299には、3つの項目が記
載され、第1の項目には、パートオブタイトル・サーチ
ポインタテーブル情報(PTT_SRPTI)321が
記述され、第2の項目には、n個のタイトルユニット#
nサーチポインタ(TTU_SRP#n)323が記述
され、第3の項目には、タイトルユニット#n(TTU
#n)327毎にm個の入力番号#mに対するタイトル
・サーチポインタ#m(PTT_SRP#m)325が
記述されている。パートオブタイトル・サーチポインタ
テーブル情報(PTT_SRPTI)321には、図4
7に示すようにビデオタイトルセット(VTS)中のタ
イトルサーチポインタの数(VTS_TTU_Ns)が
記述され、そのテーブル(VTS_PTT_SRPT)
299の最終アドレス(VTS_PTT_SRPT_E
A)が記述されている。タイトルサーチポインタの数
(VTS_TTU_Ns)は、最大99とされている。
また、最終アドレス(VTS_PTT_SRPT_E
A)は、このVTS_PTT_SRPTの先頭バイトか
らの相対的論理ブロック数で記載される。タイトルユニ
ット#nサーチポインタ(TTU_SRP#n)323
には、図48に示すようにタイトルサーチポインタ#m
(PTT_SRP#m)の集合であるタイトルユニット
(TTU)の開始アドレス(TTU_SA)が記述され
ている。この開始アドレス(TTU_SA)は、最初の
タイトルサーチポインタ#1(PTT_SRP#m)3
25の開始アドレスに一致することとなる。この開始ア
ドレス(TTU_SA)は、同様にこのVTS_PTT
_SRPTの先頭バイトからの相対的論理ブロック数で
記載される。更に、タイトルサーチポインタ#m(PT
T_SRP#m)325には、図49に示すようにこの
サーチポインタで指定されるサーチポインタ#mプログ
ラム・チェーン番号(PGC_N)及びプログラム番号
(PG_N)が記述されている。
【0103】図44に示されるVTSプログラム・チェ
ーン情報テーブル(VTS_PGCIT)300は、図
50に示すような構造を備えている。この情報テーブル
(VTS_PGCIT)300には、VTSプログラム
・チェーン(VTS_PGC)に関する情報(VTS_
PGCI)が記載され、始めの項目としてVTSプログ
ラム・チェーン(VTS_PGC)に関する情報テーブ
ル(VTS_PGCIT)300の情報(VTS_PG
CIT_I)302が設けられている。この情報(VT
S_PGCIT_I)302に続いてこの情報テーブル
(VTS_PGCIT)300には、この情報テーブル
(VTS_PGCIT)300中のVTSプログラム・
チェーン(VTS_PGC)の数(#1から#n)だけ
VTSプログラム・チェーン(VTS_PGC)をサー
チするVTS_PGCIサーチポインタ(VTS_PG
CIT_SRP)303が設けられ、最後にVTSプロ
グラム・チェーン(VTS_PGC)に対応した数(#
1から#n)だけ各VTSプログラム・チェーン(VT
S_PGC)に関する情報(VTS_PGCI)304
が設けられている。
【0104】VTSプログラム・チェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)300の情報(VTS_PGC
IT_I)302には、図51に示されるようにVTS
プログラム・チェーン(VTS_PGC)の数(VTS
_PGC_Ns)が内容として記述され及びこのテーブ
ル情報(VTS_PGCIT_I)302の終了アドレ
ス(VTS_PGCIT_EA)がこの情報テーブル
(VTS_PGCIT)300の先頭バイトからの相対
的なバイト数で記述されている。
【0105】また、VTS_PGCITサーチポインタ
(VTS_PGCIT_SRP)303には、図52に
示すようにビデオタイトルセット(VTS)272のプ
ログラム・チェーン(VTS_PGC)のカテゴリー
(VTS_PGC_CAT)及びこのVTS_PGC情
報テーブル(VTS_PGCIT)300の先頭バイト
からの相対的バイト数でVTS_PGC情報(VTS_
PGCI)のスタートアドレス(VTS_PGCI_S
A)が記述されている。ここで、VTS_PGCカテゴ
リー(VTS_PGC_CAT)には、カテゴリーとし
て例えば、最初に再生されるエントリープログラム・チ
ェーン(エントリーPGC)か否か、また、プログラム
・チェーンの応用分野のタイプが記載される。通常、エ
ントリプログラム・チェーン(PGC)は、エントリー
プログラム・チェーン(PGC)でないプログラム・チ
ェーン(PGC)に先だって記載される。
【0106】PGC毎に設けられるPGC情報(VTS
_PGCI)304には、図53に示すように5つの項
目が記載されている。このPGC情報(VTS_PGC
I)304には、始めに必須項目のプログラム・チェー
ン一般情報(PGC_GI)305が記述され、これに
続いてオプションとしてのプログラム・チェーンナビゲ
ーション・コマンドテーブル(PGC_NV_CMD
T)309が記載されている。更に、ナビゲーション・
コマンドテーブル(PGC_NV_CMDT)309に
続いてビデオオブジェクトがある場合だけ必須の項目と
される3つの項目306、307、308が記載されて
いる。即ち、その3つの項目としてプログラム・チェー
ンプログラムマップ(PGC_PGMAP)306、セ
ル再生情報テーブル(C_PBIT)307及びセル位
置情報テーブル(C_POSIT)308がPGC情報
(VTS_PGCI)304に記載されている。
【0107】プログラム・チェーン一般情報(PGC_
GI)305には、図54に示すようにプログラム・チ
ェーン(PGC)のカテゴリー(PGCI_CAT)、
プログラム・チェーン(PGC)の内容(PGC_CN
T)及びプログラム・チェーン(PGC)の再生時間
(PGC_PB_TIME)が記載されている。
【0108】PGCのカテゴリー(PGCI_CAT)
には、PGCがメニュー用PGCである場合には、当該
PGCがエントリーPGCか否か及びメニューIDが記
載されている。ここで、メニューIDによって、メニュ
ーを特定せず、タイトルを表示或いは選択する為のVM
G用のタイトルメニュー、副映像を選択する為のVTS
用副映像メニュー、オーディオを選択する為のVTS用
オーディオメニュー及びプログラムを表示或いは選択す
る為のVTS用メニューのいずれかが特定される。従っ
て、プログラム・チェーン(PGC)の内容(PGC_
CNT)を参照してメニューの種類を特定することがで
きる。PGCのカテゴリー(PGCI_CAT)には、
PGCがタイトル用PGCである場合には、PGCのブ
ロックモード、PGCのブロックタイプ、PGCのコピ
ーが可能であるか否か及びこのPGC中のプログラムの
再生が連続であるか或いはランダム再生であるか否か、
プログラム・チェーンの応用分野のタイプが記載され
る。ここで、PGCのブロックモードには、当該PGC
がブロック中のPGCでない旨、当該PGCがブロック
中のPGCである場合において先頭のPGCである旨、
最後のPGCである旨、及び、ブロック内のPGCであ
る旨のいずれかが記載される。また、PGCのブロック
タイプには、PGCがブロックの一部でない旨、或い
は、特定のブロックに属する旨が記述される。
【0109】PGCの内容(PGC_CNT)には、こ
のプログラム・チェーンの構成内容、即ち、プログラム
数、セルの数等が記載される。PGCの再生時間(PG
C_PB_TIME)には、このPGC中のプログラム
のトータル再生時間等が記載される。この再生時間は、
再生手順には無関係に連続してPGC内のプログラムを
再生する場合のプログラムの再生時間が記述される。
【0110】プログラム・チェーン一般情報(PGC_
GI)305には、図54に示すように更にPGCユー
ザーオペレーション制御(PGC_UOP_CTL)、
PGC副映像ストリーム制御(PGC_SPST_CT
L)、PGCオーディオストリーム制御(PGC_AS
T_CTL)及びPGCナビゲーション制御(PGC_
NV_CTL)が記述されている。PGCユーザーオペ
レーション制御(PGC_UOP_CTL)には、PG
Cの再生中に禁止されるユーザーオペレーションが記述
されている。この禁止されるオペレーションには、メニ
ューの呼び出し或いは副映像或いはオーディオストリー
ムの変更等がある。PGC副映像ストリーム制御(PG
C_SPST_CTL)には、当該PGCで使用可能な
副映像ストリーム番号が記述され、また、PGCオーデ
ィオストリーム制御(PGC_AST_CTL)には、
同様に当該PGCで使用可能なオーディオストリーム番
号が記述されている。PGCナビゲーション制御(PG
C_NV_CTL)は、図55に示されるように8バイ
ト、即ちは、ビット番号b0からビット番号b63に記
述されている。ビット番号b48からb62には、次に
再生されるべき次のPGC番号が記述され、ビット番号
b32からb46には当該PGCの直前に再生されるべ
き前のPGC番号、ビット番号b16からb30には、
当該PGCの再生後に戻されるべき行先PGC番号、ビ
ット番号b8からb15には当該PGCの再生が繰り返
される回数を意味するループ総合計及びビット番号b0
からb7には静止時間の値が記述されている。図55に
おいて、ビット番号b63、b47、b31は、予約と
して空けられている。次のPGC番号、前PGC番号及
び行先PGC番号が無い場合には、該当ビット番号にゼ
ロが記述される。また、ループが無い場合には、ループ
総合計に該当するビット番号には、ゼロが記述され、無
限に続く場合には、全て“1”が記述される。更に、静
止が無い場合には、静止時間の値に該当するビット番号
には、ゼロが記述され、静止が無限に続く場合には、全
て“1”が記述される。
【0111】図55に示されるPGCナビゲーション制
御(PGC_NV_CTL)の記述内容を利用すること
によって次々にPGCが再現される。即ち、ユーザーに
よって“次”がキー操作及び操作部4で指示された場
合、或いは、後に説明するナビゲーション・コマンドに
よって宛先のPGC番号が特定されなかった場合には、
次に再生されるPGCとしてビット番号b48からb6
2に記述される次のPGC番号が利用される。また、ユ
ーザーによって“前”がキー操作及び操作部4で指示さ
れた場合、次に再生されるPGCとしてビット番号b3
2からb46に記述の前のPGC番号が利用される。更
に、ユーザーによって“行く(Go Up)”がキー操作及び
操作部4で指示された場合、次に再生されるPGCとし
てビット番号b16からb30に記述の行先PGC番号
が利用される。
【0112】プログラム・チェーン一般情報(PGC_
GI)305には、更にPGC中の副映像のパレット
(PGC_SP_PLT)及び後に説明するPGCナビ
ゲーション・コマンドテーブル309(PGC_NV_
CMDT)のスタートアドレス(PGC_NV_CMD
T_SA)、PGCプログラムマップ(PGC_PGM
AP)306のスタートアドレス(PGC_PGMAP
_SA)、セル再生情報テーブル(C_PBIT)30
7のスタートアドレス(C_PBIT_SA)及びセル
位置情報テーブル(C_POSIT)308のスタート
アドレス(C_POSIT_SA)が記述されている。
副映像のパレット(PGC_SP_PLT)には、当該
PGC中の全ての副映像のカラーパレットが記述され
る。このカラーパレットは、16セット用意されてい
る。PGC_NVコマンドテーブル(PGC_NV_C
MDT)309、PGCプログラムマップ(PGC_P
GMAP)306、セル再生情報テーブル(C_PBI
T)307及びセル位置情報テーブル(C_POSI
T)308のスタートアドレスは、当該PGC情報の先
頭バイトからの相対論理ブロック数で記載されている。
セル再生情報テーブル(C_PBIT)307及びセル
位置情報テーブル(C_POSIT)308が無い場合
には、そのスタートアドレスには、ゼロが記述される。
【0113】図53に示されるPGCナビゲーション・
コマンドテーブル(PGC_NV_CMDT)309
は、図33に示されるナビゲーション・コマンドに関す
る情報が記述されている。即ち、PGCナビゲーション
・コマンドテーブル(PGC_NV_CMDT)309
は、図56に示されるような構造を有し、4つの項目か
ら構成されている。第1番目には、このテーブル(PG
C_NV_CMDT)309の情報が記述されるプログ
ラム・チェーン・ナビゲーション・コマンドテーブル情
報(PGC_NV_CMDTI)320が記述されてい
る。第2番目には、ゼロ又は、それ以上の数のプリプロ
セス・ナビゲーション・コマンド(PRE_NV_CM
D)322が記述され、第3番目には、ゼロ又は、それ
以上の数のポストプロセス・ナビゲーション・コマンド
(POST_NV_CMD)324が記述され、第4番
目には、ゼロ又は、それ以上の数のインターセル・ナビ
ゲーション・コマンド(IC_NV_CMD)326が
記述されている。これらのコマンド(PRE_NV_C
MD)322、(POST_NV_CMD)324、
(IC_NV_CMD)326には、記載順にコマンド
番号#i、#j、#kが付されている。また、これらの
コマンドの総合計(i+j+k)は、128個以内に定
められている。
【0114】プログラム・チェーン・ナビゲーション・
コマンドテーブル情報(PGC_NV_CMDTI)3
20には、図57に示されるようにPRE_NVコマン
ド(PRE_NV_CMD)322のスタートアドレス
(PRE_NV_CMD_SA)、POST_NVコマ
ンド(POST_NV_CMD)324のスタートアド
レス(POST_NV_CMD_SA)、及びIC_N
Vコマンド(IC_NV_CMD)326のスタートア
ドレス(IC_NV_CMD_SA)がPGC_NVコ
マンドテーブル(PGC_NV_CMDT)309の先
頭バイトからの相対的論理ブロック数で記述されてい
る。これらのコマンド(PRE_NV_CMD)32
2、(POST_NV_CMD)324(IC_NV_
CMD)326の夫々が無い場合には、それぞれ該当す
るスタートアドレス(PRE_NV_CMD_SA、P
OST_NV_CMD_SA、IC_NV_CMD_S
A)には、ゼロが記述される。また、これらのナビゲー
ション・コマンド(PRE_NV_CMD)322、
(POST_NV_CMD)324、(IC_NV_C
MD)326には、夫々図58、図59及び図60に示
されるようにプリプロセス・ナビゲーション・コマン
ド、ポストプロセス・ナビゲーション・コマンド及びイ
ンターセル・ナビゲーション・コマンドの内容が記述さ
れている。
【0115】これらナビゲーション・コマンド(PRE
_NV_CMD)322、(POST_NV_CMD)
324、(IC_NV_CMD)326には、夫々リン
クコマンド、ジャンプコマンド、比較コマンド、即ちコ
ンペアコマン、ゴーツーコマンド等が記述され、これら
の組み合わせで種々の再生動作が実行される。リンクコ
マンドが記述されている場合には、再生対象(Presenta
tion)が特定のプログラム・チェーン、特定のプログラ
ム或いは特定のセルにリンクされることとなる。同様
に、ジャンプコマンドが記述される場合には、再生対象
が特定のタイトルセット、タイトルセットの特定の部
分、或いは、特定のタイトルセットの特定のプログラム
・チェーンにジャンプされることとなる。比較コマンド
が記述される場合には、ユーザーの選択に従った再生動
作中にレジスタ等にセットされた値とナビゲーションパ
ラメータとして再生開始時にセットされた値とが比較さ
れて他のコマンドが実行される。ゴーツーコマンドが記
述されている場合には、他のナビゲーション・コマンド
が実行され、或いは、ナビゲーション・コマンドの実行
が中止される。ナビゲーション・コマンドを利用した具
体的な再生例に関しては、ビデオ・データの再生動作と
共に後に説明する。
【0116】図53に示すPGC情報(VTS_PGC
I)304のプログラム・チェーン・プログラムマップ
(PGC_PGMAP)306は、図61に示すように
PGC内のプログラムの構成を示すマップである。この
マップ(PGC_PGMAP)306には、図62に示
すようにプログラムの開始セル番号であるエントリーセ
ル番号(ECELLN)がセル番号の昇順に記述されて
いる。また、エントリーセル番号の記述順にプログラム
番号が1から割り当てられている。従って、このマップ
(PGC_PGMAP)306の最初のエントリーセル
番号は、#1でなければならないとされている。
【0117】セル再生情報テーブル(C_PBIT)3
07は、PGCのセルの再生順序を定義している。この
セル再生情報テーブル(C_PBIT)307には、図
63に示すようにセル再生情報(C_PBIT)が連続
して記載されている。基本的には、セルの再生は、その
セル番号の順序で再生される。セル再生情報(C_PB
IT)には、図64に示されるようにセル再生情報(P
_PBI)としてセルカテゴリー(C_CAT)が記載
される。このセルカテゴリー(C_CAT)には、セル
がセルブロック中のセルであるか、また、セルブロック
中のセルであれば最初のセルであるかを示すセルブロッ
クモード、セルがブロック中の一部ではない、或いは、
アングルブロックであるかを示すセルブロックタイプ、
システムタイムクロック(STC)の再設定の要否を示
すSTC不連続フラグ、セル再生モード、セルナビゲー
ション制御及びインターセル・コマンド番号が記載され
る。ここで、セルブロックとは、ある特定のアングルの
セルの集合として定義される。アングルの変更は、セル
ブロックを変更することによって実現される。即ち、野
球を例にとれば、外野からのシーンを撮影したアングル
ブロックから内野からのシーンを撮影したアングルブロ
ックの変更がアングルの変更に相当する。また、セル再
生モードには、セル内では連続して再生するか或いはセ
ル内の各ビデオオブジェクトユニット(VOBU)単位
で静止するかが記述され、セルナビゲーション制御に
は、セルが再生された後の静止に関する情報が記述され
る。即ち、セルナビゲーション制御には、静止でない、
静止時間及び静止時間が特定されないインフィニットの
静止である旨が記載される。インターセル・コマンド番
号には、セル再生完了時に実行されるべきインターセル
・ナビゲーション・コマンドをPGC_NV_CMDテ
ーブル(PGC_NV_CMDT)309中のPGC_
NV_CMD番号326で記述している。セル再生中に
PGC_NV_CMD番号326を参照することによっ
てその番号からPGC_NVコマンド(PGC_NV_
CMD)が獲得され、セル再生情報(P_PBI)に記
述されるセルの再生後にそのコマンドが実行される。
【0118】また、図64に示すようにセル再生情報テ
ーブル(C_PBIT)307の再生情報(P_PB
I)は、PGCの全再生時間を記述したセル再生時間
(C_PBTM)を含んでいる。アングルセルブロック
がPGC中にある場合には、そのアングルセル番号1の
再生時間がそのアングルブロックの再生時間を表してい
る。更に、セル再生情報テーブル(C_PBIT)30
7には、当該セルが記録されているビデオオブジェクト
ユニット(VOBU)285の先頭論理ブロックからの
相対的な論理ブロック数でセル中の先頭ビデオオブジェ
クトユニット(VOBU)285のスタートアドレス
(C_FVOBU_SA)が記載され、また、当該セル
が記録されているビデオオブジェクトユニット(VOB
U)285の先頭論理ブロックからの相対的な論理ブロ
ック数でセル中の最終ビデオオブジェクトユニット(V
OBU)285のスタートアドレス(C_LVOBU_
SA)が記載される。
【0119】セル位置情報テーブル(C_POSI)3
08は、PGC内で使用するセルのビデオオブジェクト
(VOB)の識別番号(VOB_ID)及びセルの識別
番号(C_ID)を特定している。セル位置情報テーブ
ル(C_POSI)には、図65に示されるようにセル
再生情報テーブル(C_PBIT)307に記載される
セル番号に対応するセル位置情報(C_POSI)30
8がセル再生情報テーブル(C_PBIT)と同一順序
で記載される。このセル位置情報(C_POSI)に
は、図66に示すようにセルのビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)285の識別番号(C_VOB_ID
N)及びセル識別番号(C_IDN)が記述されてい
る。
【0120】更に、図44に示したビデオタイトルセッ
トPGCIユニットテーブル(VTSM_PGCI_U
T)311の構造について図67から図72を参照して
説明する。図44に示したビデオタイトルセットPGC
Iユニットテーブル(VTSM_PGCI_UT)31
1は、図34に示したVMGM_PGCIユニットテー
ブル280と略同様な構造を有している。即ち、VMG
M_PGCIユニットテーブル(VTSM_PGCI_
UT)311には、図67に示すように始めにVTSメ
ニューPGCIユニットテーブル情報(VTSM_PG
CI_UTI)350が記載され、次に、言語数nに対
応してVTSメニュー言語ユニットサーチポインタ(V
MGM_LU_SRP)351が必要な数nだけ連続的
に記載され、続いてサーチポインタで検索されるVTS
メニュー言語ユニット(VTSM_LU)352が記載
されている。
【0121】VTSメニューPGCIユニットテーブル
情報(VMGM_PGCI_UTI)350には、図6
8に示されるようにVTSM言語ユニット(VTSM_
LU)の数(VTSM_LU_Ns)及びVTSM_P
GCIユニットテーブル(VMGM_PGCI_UT)
311の終了アドレス(VTSM_PGCI_UT_E
A)が記載されている。言語毎に用意されているn個の
ビデオマネージャーメニュー言語ユニットサーチポイン
タ(VTSM_LU_SRP)351の夫々には、図6
9に示すようにVTSメニューの言語コード(VTSM
_LCD)及びVTSメニュー(VTSM)言語ユニッ
ト(VTSM_LU)252の開始アドレス(VTSM
_LU_SA)が記述されている。VTSM_PGCI
_UT280の終了アドレス(VTSM_PGCI_U
T_EA)及びVTSM_LU352の開始アドレス
(VTSM_LU_SA)は、このVTSM_PGCI
ユニットテーブル(VTSM_PGCI_UT)311
の先頭ブロックからの論理ブロック番号で記述されてい
る。
【0122】言語毎に用意されているn個のVTSM言
語ユニット(VTSM_LU)352の夫々には、図7
0に示すようにVTSメニュー言語ユニット情報(VT
SM_LUI)353、メニュー用のプログラム・チェ
ーンの数だけVTSM_PGCIサーチポインタ(VT
SM_PGCI_SRP)354が設けられ、このサー
チポインタでサーチされるVTSM _PGC情報(V
TSM _PGCI)355が同様にメニュー用のプロ
グラム・チェーンの数だけ設けられている。
【0123】各言語ユニット情報(VTSM_LUI)
353には、図71に示されるようにVMGM_PGC
Iの数(VMGM_PGCI_Ns)及び言語ユニット
情報(VTSM_LUI)の終了アドレス(VTSM_
LUI_EA)が記述されている。また、各VTSM_
PGCIサーチポインタ(VTSM_PGCI_SR
P)には、図72に示すようにVTSM_PGCカテゴ
リー(VTSM_PGC_CAT)及びVTSM_PG
CIのスタートアドレス(VTSM_PGCI_SA)
が記述されている。VTSM_LUIの終了アドレス
(VTSM_LUI_EA)及びVTSM_PGCIの
スタートアドレス(VTSM_PGCI_SA)は、V
TSM_LUの先頭バイトからの相対的論理ブロック番
号で記述されている。VTSM_PGCカテゴリー(V
TSM_PGC_CAT)としては、このプログラム・
チェーンがエントリープログラム・チェーンであるか、
また、タイトルメニューであるか等が記述される。
【0124】図28を参照して説明したようにセル28
4は、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)285
の集合とされ、ビデオオブジェクトユニット(VOB
U)285は、ナビゲーション(NV)パック286か
ら始まるパック列として定義される。従って、セル28
4中の最初のビデオオブジェクトユニット(VOBU)
285のスタートアドレス(C_FVOBU_SA)
は、NVパック286のスタートアドレスを表すことと
なる。このNVパック286は、図73に示すようにパ
ックヘッダ310、システムヘッダ311及びナビゲー
ションデータとしての2つのパケット、即ち、再生制御
情報(PCI)パケット116及びデータサーチ情報
(DSI)パケット117から成る構造を有し、図73
に示すようなバイト数が各部に付り当てられ、1パック
が1論理セクタに相当する2048バイトに定められて
いる。また、このNVパックは、そのグループオブピク
チャー(GOP)中の最初のデータが含まれるビデオパ
ックの直前に配置されている。オブジェクトユニット2
85がビデオパックを含まない場合であってもNVパッ
クがオーディオパック又は/及び副映像パックを含むオ
ブジェクトユニットの先頭に配置される。このようにオ
ブジェクトユニットがビデオパックを含まない場合であ
ってもオブジェクトユニットがビデオパックを含む場合
と同様にオブジェクトユニットの再生時間は、ビデオが
再生される単位を基準に定められる。
【0125】ここで、GOPとは、MPEGの規格で定
められ、既に説明したように複数画面を構成するデータ
列として定義される。即ち、GOPとは、圧縮されたデ
ータに相当し、この圧縮データを伸張させると動画を再
生することができる複数フレームの画像データが再生さ
れる。パックヘッダ310及びシステムヘッダ311
は、MPEG2のシステムレーヤで定義され、パックヘ
ッダ310には、パック開始コード、システムクロック
リファレンス(SCR)及び多重化レートの情報が格納
され、システムヘッダ311には、ビットレート、スト
リームIDが記載されている。PCIパケット316及
びDSIパケット317のパケットヘッダ312、31
4には、同様にMPEG2のシステムレーヤに定められ
ているようにパケット開始コード、パケット長及びスト
リームIDが格納されている。
【0126】他のビデオ、オーディオ、副映像パック2
88、289、280、291は、図74に示すように
MPEG2のシステムレーヤに定められると同様にパッ
クヘッダ120、パケットヘッダ121及び対応するデ
ータが格納されたパケット322から構成され、そのパ
ック長は、2048バイトに定められている。これらの
各パックは、論理ブロックの境界に一致されている。
【0127】PCIパケット316のPCIデータ(P
CI)313は、VOBユニット(VOBU)285内
のビデオ・データの再生状態に同期してプレゼンテーシ
ョン、即ち、表示の内容を変更する為のナビゲーション
データである。即ち、PCIデータ(PCI)313に
は、図75に示されるようにPCI全体の情報としての
PCI一般情報(PCI_GI)及びアングル変更時に
おける各飛び先アングル情報としてのアングル情報(N
SMLS_ANGLI)が記述されている。PCI一般
情報(PCI_GI)には、図76に示されるようにP
CI313が記録されているVOBU285の論理ブロ
ックからの相対的論理ブロック数でそのPCI313が
記録されているNVパック(NV_PCK)286のア
ドレス(NV_PCK_LBN)が記述されている。ま
た、PCI一般情報(PCI_GI)には、VOBU2
85のカテゴリー(VOBU_CAT)、VOBU28
5のスタート再現時間(VOBU_S_PTM)及び再
現終了時間(VOBU_EPTM)が記述されている。
ここで、VOBU285のスタートPTS(VOBU_
SPTS)は、当該PCI313が含まれるVOBU2
85中のビデオ・データの再生開始時間(スタートプレ
ゼンテーションタイム)を示している。この再生開始時
間は、VOBU285中の最初の再生開始時間である。
通常は、最初のピクチャーは、MPEGの規格における
Iピクチャー(Intra-Picture)の再生開始時間に相当
する。VOBU85の終了PTS(VOBU_EPT
S)は、当該PCI313が含まれるVOBU285の
再生終了時間(終了プレゼンテーションタイム)を示し
ている。
【0128】図73に示したDSIパケット317のD
SIデータ(DSI)315は、VOBユニット(VO
BU)285のサーチを実行する為のナビゲーションデ
ータである。DSIデータ(DSI)315には、図7
7に示すようにDSI一般情報(DSI_GI)、シー
ムレス再生情報(SML_PBI)、アングル情報(S
ML_AGLI)、ナビゲーションパックのアドレス情
報(NV_PCK_ADI)及び同期再生情報(SYN
CI)が記述されている。
【0129】DSI一般情報(DSI_GI)は、その
DSIデータ315全体の情報が記述されている。即
ち、図78に示すようにDSI一般情報(DSI_G
I)には、NVパック86のシステム時刻基準参照値
(NV_PCK_SCR)が記載されている。このシス
テム時刻基準参照値(NV_PCK_SCR)は、図1
に示す各部に組み込まれているシステムタイムクロック
(STC)に格納され、このSTCを基準にビデオ、オ
ーディオ及び副映像パックがビデオ、オーディオ及び副
映像デコーダ部58、60、62でデコードされ、ビデ
オ及び音声がモニタ部6及びスピーカ部8で再生され
る。DSI一般情報(DSI_GI)には、DSI31
5が記録されているVOBセット(VOBS)282の
先頭論理ブロックからの相対的論理ブロック数(RLS
N)でDSI315が記録されているNVパック(NV
_PCK)286のスタートアドレス(NV_PCK_
LBN)が記載され、VOBユニット(VOBU)の先
頭論理ブロックからの相対的論理ブロック数(RLS
N)でDSI315が記録されているVOBユニット
(VOBU)285中の最終パックのアドレス(VOB
U_EA)が記載されている。
【0130】更に、DSI一般情報(DSI_GI)に
は、DSI315が記録されているVOBユニット(V
OBU)の先頭論理セクタからの相対的論理セクタ数
(RLSN)でこのVOBU内での最初のIピクチャー
の最終アドレスが記録されているVパック(V_PC
K)288の終了アドレス(VOBU_IP_EA)が
記載され、当該DSI315が記録されているVOBU
283の識別番号(VOBU_IP_IDN)及び当該
DSI315が記録されているセルの識別番号(VOB
U_C_IDN)が記載されている。
【0131】DSIのナビゲーションパックアドレス情
報には、所定数のナビゲーションパックのアドレスが記
述されている。このアドレスを参照してビデオの早送り
等が実行される。また、同期情報(SYNCI)には、
DSI315が含まれるVOBユニット(VOBU)の
ビデオ・データの再生開始時間と同期して再生する副映
像及びオーディオ・データのアドレス情報が記載され
る。即ち、図79に示すようにDSI315が記録され
ているNVパック(NV_PCK)286からの相対的
な論理セクタ数(RLSN)で目的とするオーディオパ
ック(A_PCK)291のスタートアドレス(A_S
YNCA)が記載される。オーディオストリームが複数
(最大8)ある場合には、その数だけ同期情報(SYN
CI)が記載される。また、同期情報(SYNCI)に
は、目的とするオーディオパック(SP_PCK)29
1を含むVOBユニット(VOBU)85のNVパック
(NV_PCK)286のアドレス(SP_SYNC
A)がDSI315が記録されているNVパック(NV
_PCK)286からの相対的な論理セクタ数(RLS
N)で記載されている。副映像ストリームが複数(最大
32)ある場合には、その数だけ同期情報(SYNC
I)が記載される。
【0132】次に、再び図1を参照して図26から図7
9に示す論理フォーマットを有する光ディスク10から
のムービデータの再生動作について説明する。尚、図1
においてブロック間の実線の矢印は、データバスを示
し、破線の矢印は、制御バスを示している。
【0133】始めに、ビデオマネージャー(VMG)2
71を利用してビデオタイトルセット(VTS)272
を獲得する動作を図80を参照して説明する。図1に示
される光ディスク装置においては、電源が投入され、光
ディスク10が装填されると、システム用ROM及びR
AM部52からシステムCPU部50は、初期動作プロ
グラムを読み出し、ディスクドライブ部30を作動させ
て検索動作がステップS241に示すように開始され
る。従って、ディスクドライブ部30は、リードイン領
域27から読み出し動作を開始し、リードイン領域27
に続く、ISOー9660等に準拠してボリュームとフ
ァイル構造を規定したボリューム及びファイル構造領域
70が読み出される。即ち、システムCPU部50は、
ディスクドライブ部30にセットされたディスク10の
所定位置に記録されているボリューム及びファイル構造
領域270を読み出す為に、ディスクドライブ部30に
リード命令を与え、ボリューム及びファイル構造領域2
70の内容を読み出し、システムプロセッサ部54を介
して、データRAM部56に一旦格納する。システムC
PU部50は、データRAM部56に格納されたパステ
ーブル及びディレクトリレコードを介して各ファイルの
記録位置や記録容サイズ等の情報やその他管理に必要な
情報としての管理情報を抜き出し、システム用ROM&
RAM部52の所定の場所に転送し、保存する。
【0134】次に、システムCPU部50は、ステップ
S242に示すようにシステム用ROM&RAM部52
から各ファイルの記録位置や記録容量の情報を参照して
ファイル番号0番から始まる複数ファイルから成るビデ
オマネージャー(VMG)271を取得する。即ち、シ
ステムCPU部50は、システム用ROM及びRAM部
52から取得した各ファイルの記録位置や記録容量の情
報を参照してディスクドライブ部30に対してリード命
令を与え、ルートディレクトリ上に存在するビデオマネ
ージャー271を構成する複数ファイルの位置及びサイ
ズを取得し、このビデオマネージャー(VMG)271
を読み出し、システムプロセッサ部54を介して、デー
タRAM部56に格納する。その後、システムCPU部
50は、データRAM部56に格納されたビデオマネー
ジャー(VMG)271からステップS243に示すよ
うにビデオ管理情報テーブル(VMGI_MAT)27
8に記述の各テーブル(TT_SRPT、VMGM_P
GCI_UT,VTS_ART)の開始アドレスを取得
して各テーブルの取得が可能となる。ここで、ユーザー
がタイトルを記載したタイトル用の冊子を見てビデオタ
イトルセットを特定する番号を取得してステップS24
4で示すようにキー操作及び表示部4を介してその番号
がユーザーによって直接入力される場合には、ステップ
S248に移行される。また、キー操作及び表示部4を
介するユーザーからの入力がない場合には、ステップS
245で示すようにメニュー用データとしてVMGMビ
デオオブジェクトセット(VMGM_VOBS)276
の有無がビデオ管理情報テーブル(VMGI_MAT)
278から確認される。VMGMビデオオブジェクトセ
ット(VMGM_VOBS)276がない場合には、ユ
ーザーからの入力により或は、予め定められたビデオタ
イトルセットが選択され、ステップS248に移行され
る。VMGMビデオオブジェクトセット(VMGM_V
OBS)276がある場合には、VMGMのビデオ属性
情報(VMGM_V_ATR)、音声及び副映像ストリ
ームの属性情報(VMGM_AST_ATR、VMGM
_SPST_ATR)がビデオ管理情報テーブル(VM
GI_MAT)278から獲得される。その後、ステッ
プS247に示すように後に図81を参照してより詳細
に説明するようにメニューが表示され、このメニューの
表示に従って、ユーザーがキー操作及び表示部4を介し
てビデオタイトルセット(VTS)272を選択するこ
ととなる。ビデオタイトルセット(VTS)272が選
択されると、ビデオマネージャー(VMG)271内の
タイトルサーチポインタテーブル(TT_SRPT)2
79から選択されたビデオタイトルセットに対応するビ
デオタイトルセット番号(VTSN)、タイトル番号
(VTS_TTN)及びビデオタイトルセットの開始ア
ドレス(VTS_SA)が獲得される。更に、システム
CPU部50は、ビデオタイトルセット属性テーブル
(VTS_ATRT)280から取得したビデオタイト
ルセット番号(VTSN)の属性情報(VTS_V_A
TR、VTS_AST_ATR、VTS_SPST)を
取得される。この属性情報(VTS_V_ATR、VT
S_AST_ATR、VTS_SPST)を基に各々の
ビデオデコーダ部58、オーディオデコーダ部60及び
副映像デコーダ部62にビデオマネージャーメ二ュー再
生のためのパラメータが設定される。また、属性情報に
従って、D/A及び再生処理部64内のビデオ処理部2
01、オーディオ処理部202、オーディオミキシング
部203及び副映像再生処理部207がセットされる。
この一連の手順でステップS250で示すようにビデオ
タイトルセット276の取得準備が整うこととなる。
【0135】ここで、ビデオタイトルを選択する為のビ
デオマネージャーメニューが表示されるまでの動作を図
81を参照して説明する。ステップS210で示すよう
にメニューサーチが開始されると、このビデオマネージ
ャー271の第1番目のテーブルであるボリュームマネ
ージャー情報管理テーブル(VMGI_MAT)278
がサーチされる。このサーチによってビデオマネージャ
ーメニュー(VMGM)の為のVMGM_PGCIユニ
ットテーブル(VMGM_PGCI_UT)280のス
タートアドレス(VMGM_PGCI_UT_SA)が
獲得される。VMGM_PGCIユニットテーブル28
0が獲得され、このテーブル(VMGM_PGCI_U
T)280のテーブル情報(VMGM_PGCI_UT
I)からビデオマネージャーメニューの言語ユニット
(VMGM_LU_Ns)の数(a)が獲得され、ステ
ップS211に示すように一番目#1(n=1)のVM
GM_LUのサーチポインタ(VMGM_LU_SR
P)の取得が決定される。そのVMGM_LUのサーチ
ポインタ(VMGM_LU_SRP)がステップS21
2に示すように獲得される。ステップS213に示すよ
うにVMGM_LUのサーチポインタ(VMGM_LU
_SRP)に記述の言語コード(=b)(VMGM_L
CD)が再生装置に指定の言語コード(=B)、即ち、
デフォルトの言語コードに一致するかが確認される。両
者が一致しない場合には、ステップS214に示すよう
にサーチポインタの番号が繰り上げられ(n=n+
1)、その繰り上げられた番号nがビデオマネージャー
メニューの言語ユニット(VMGM_LU_Ns)の数
(a)を越えないかが確認される。番号nがビデオマネ
ージャーメニューの言語ユニット(VMGM_LU_N
s)の数(a)以上に設定される場合には、ステップS
216に示すようにビデオマネージャーメニュー(VM
GM)の為の検索動作が終了される。番号nがビデオマ
ネージャーメニューの言語ユニット(VMGM_LU_
Ns)の数(a)以内であれば、ステップS213に戻
され、そのn番目のVMGM_LUのサーチポインタ
(VMGM_LU_SRP)が獲得され、再びステップ
S213からステップS215が実行される。
【0136】ステップS213において、VMGM_L
Uのサーチポインタ(VMGM_LU_SRP)に記述
の言語コード(=b)(VMGM_LCD)が再生装置
に指定の言語コード(=B)、即ち、デフォルトの言語
コードに一致する場合には、ステップS217に示すよ
うにVMGM_LUのサーチポインタ(VMGM_LU
_SRP)に記述の言語コードに対応するVMGM言語
ユニット(VMGM_LU)252が獲得される。その
VMGM言語ユニット情報(VMGM_LUI)からV
MGM_PGCIの数(VMGM_PGCI_Ns)が
獲得される。次に、ステップS218に示すようにVM
GM_PGCIサーチポインタ(VMGM_PGCI_
SRP)254からVMGM_PGCカテゴリー(VM
GM_PGC_CAT)が獲得される。従って、そのV
MGM_PGCカテゴリー(VMGM_PGC_CA
T)からメニューID(=“0010“)に相当し、エ
ントリータイプに(=1)に相当するVMGM_PGC
番号が獲得される。ここで、メニューID(=“001
0“)は、VMGM用のタイトルメニューが該当してい
る。獲得されたVMGM_PGC番号に相当するVMG
M_PGCのスタートアドレス(VMGM_PGC_S
A)がVMGM_PGCIサーチポインタ(VMGM_
PGCI_SRP)から獲得され、ステップ19に示す
ようにVMGMビデオオブジェクトセット(VMGM_
VOBS)276から該当するPGCが獲得され、ステ
ップS219に示すようにPGCが再現される。
【0137】従って、1例として図82で示すようなV
MGメニューが表示される。この例では、インターラク
ティブムービーシリーズの表題の下に第1番目のタイト
ルとして“Mr.Xの生涯”の物語及び第2番目のタイ
トルとして“Mrs.Yの生涯”の物語であり、いずれ
かのタイトルセットを選択可能である旨が表示される。
ここで、“Mr.Xの生涯”の物語である第1番目のタ
イトルセットが選択されると、第1番目に相当するタイ
トルセットが次のように獲得される。
【0138】即ち、図30に示す入力番号#1のタイト
ルサーチポインタ293からそのビデオタイトルセット
72のスタートアドレス(VTS_SA)が獲得され
る。従って、図44に示すそのタイトルセットのビデオ
タイトルセット情報(VTSI)294が獲得される。
このビデオタイトルセット情報(VTSI)294のビ
デオタイトルセット情報の管理テーブル(VTSI_M
AT)298から図45に示すビデオタイトルセット情
報管理テーブル(VTSI_MAT)298の終了アド
レス(VTSI_MAT_EA)が獲得される。また、
オーディオ及び副映像データのストリーム数(VTS_
AST_Ns、VTS_SPST_Ns)及びビデオ、
オーディオ及び副映像データの属性情報(VTS_V_
ATR,VTS_A_ATR,VTS_SPST_AT
R)に基づいて図1に示される再生装置の各部がその属
性に従って設定される。即ち、属性情報に従って、D/
A及び再生処理部64内のビデオ処理部201、オーデ
ィオ処理部202、オーディオミキシング部203及び
副映像再生処理部207がセットされる。
【0139】ビデオタイトルセットメニュー(VTS
M)がある場合には、図83に示すフローに従ってビデ
オタイトルセットメニューが表示される。即ち、ステッ
プS220に示すようにメニューサーチが開始される
と、ビデオタイトルセット情報管理テーブル(VTSI
_MAT)298からこのサーチによってビデオタイト
ルセットメニュー(VTSM)の為のVTSM_PGC
Iユニットテーブル(VTS_PGCI_UT)300
のスタートアドレス(VTSM_PGCI_UT_S
A)が獲得される。従って、VTSM_PGCIユニッ
トテーブル300が獲得され、このテーブル情報(VT
SM_PGCI_UTI)300からビデオタイトルメ
ニューの言語ユニット(VTSM_LU_Ns)の数
(a)が獲得され、ステップS221に示すように一番
目#1(n=1)のVTSM_LUのサーチポインタ
(VTSM_LU_SRP)351の取得が決定され
る。そのVMGM_LU352のサーチポインタ(VM
GM_LU_SRP)351がステップS222に示す
ように獲得される。ステップS223に示すようにVM
GM_LU352のサーチポインタ(VMGM_LU_
SRP)351に記述の言語コード(=b)(VTSM
_LCD)が再生装置に指定の言語コード(=B)、即
ち、デフォルトの言語コードに一致するかが確認され
る。両者が一致しない場合には、ステップ224に示す
ようにサーチポインタの番号が繰り上げられ(n=n+
1)、その繰り上げられた番号nがビデオタイトルセッ
トメニューの言語ユニット(VTSM_LU_Ns)の
数(a)を越えないかが確認される。番号nがビデオタ
イトルセットメニューの言語ユニット(VTSM_LU
_Ns)の数(a)以上に設定される場合には、ステッ
プS226に示すようにビデオタイトルセットメニュー
(VTSM)の為の検索動作が終了される。番号nがビ
デオタイトルセットメニューの言語ユニット(VTSM
_LU_Ns)の数(a)以内であれば、ステップS2
22に戻され、そのn番目のVTSM_LUのサーチポ
インタ(VTSM_LU_SRP)351が獲得され、
再びステップS223からステップS25が実行され
る。
【0140】ステップS223において、VTSM_L
Uのサーチポインタ(VMGM_LU_SRP)351
に記述の言語コード(=b)(VTSM_LCD)が再
生装置に指定の言語コード(=B)、即ち、デフォルト
の言語コードに一致する場合には、ステップS227に
示すようにVTSM_LUのサーチポインタ(VMGM
_LU_SRP)351に記述の言語コードに対応する
VTSM言語ユニット(VTSM_LU)352が獲得
される。そのVTSM言語ユニット情報(VTSM_L
UI)からVTSM_PGCIの数(VTSM_PGC
I_Ns)が獲得される。次に、ステップS228に示
すようにVTSM_PGCIサーチポインタ(VTSM
_PGCI_SRP)354からVTSM_PGCカテ
ゴリー(VTSM_PGC_CAT)が獲得される。従
って、そのVTSM_PGCカテゴリー(VTSM_P
GC_CAT)からメニューID(=“0011〜“0
111“)に相当し、エントリータイプに(=1)に相
当するVTSM_PGC番号が獲得される。ここで、メ
ニューID(=“0011〜“0111“)は、VTS
M用のオーディオ言語選択メニュー或いはVTSM用の
プログラム選択メニュー等が該当している。獲得された
VTSM_PGC番号に相当するVTSM_PGCのス
タートアドレス(VTSM_PGC_SA)がVTSM
_PGCIサーチポインタ(VTSM_PGCI_SR
P)から獲得され、ステップ29に示すようにVTSM
ビデオオブジェクトセット(VTSM_VOBS)27
6から該当するPGCが獲得され、ステップ229に示
すようにPGCが再現される。
【0141】従って、1例として図84で示すようなV
TSメニューが表示される。この例では、表題として
“Mr.Xの生涯”が表示され、選択可能なパートオブ
タイトルとして“1.幼年期編”、“2.青年期編”
“3.中年期編”及び“4.老年期”が表示される。こ
のメニューに従って、キー操作部及び表示部4から対応
するキーを入力することによってパートオブタイトルが
選択されると、サブメニューに該当する、例えば、言語
を選択するメニューが表示される。即ち、副映像として
既に説明したように32個の副映像ストリームが用意さ
れていることからムービー提供者は、例えば、英語、日
本語、ドイツ語、フランス語等の副映像の1つを表示さ
せることができる。また、その他のサブメニューとして
8個のオーディオストリームから1つを選択するメニュ
ーを用意することができる。即ち、吹き替えに相当する
オーディオストリームのいずれかを選択することができ
る。このようなメニューから選択項目を選定すると、そ
の選択項目に相当するプログラム・チェーンが再生され
る。
【0142】尚、ビデオタイトルセット(VTS)の為
のメニュー(VTSM)が単純な構成である場合には、
図34に示すビデオタイトルセット情報管理テーブル
(VTSI_MAT)298からビデオタイトルセット
のメニュー用のビデオオブジェクトセット(VTSM_
VOB)295のスタートアドレス(VTSM_VOB
_SA)が獲得されてそのビデオオブジェクトセット
(VTSM_VOB)295によってビデオタイトルセ
ットのメニューが表示されても良い。
【0143】次にタイトルの選択が終了した後のプログ
ラム・チェーンの検索及び再生動作について図85に示
すフローを参照して説明する。即ち、メニューを参照し
てプログラム・チェーン(PGC)がキー操作/表示部
4で指定される場合には、次のような手順で対象とする
プログラム・チェーンがサーチされる。このプログラム
・チェーンのサーチは、ビデオタイトルセットにおける
タイトルの為のプログラム・チェーンに限らず、メニュ
ーがプログラム・チェーンで構成される比較的複雑なメ
ニューにおいてもそのメニューの為のプログラム・チェ
ーンのサーチに関しても同様の手順が採用される。図8
5に示すようにステップS251に示すようにサーチ動
作が開始されると、システムCPU部50は、既に述べ
たようにビデオタイトルセット情報294をステップS
252で示すように獲得する。次に、ステップ252に
示すように獲得されたビデオタイトルセット情報294
から各テーブルの開始アドレスが取得される。この開始
アドレス中のビデオタイトルセット・パートオブタイト
ル・サーチポインタテーブル(VTS_PTT_SRP
T)299の開始アドレス(VTS_PTT_SRPT
_SA)からこのテーブル(VTS_PTT_SRP
T)299が獲得される。次にステップS254で示す
ようにビデオマネージャー(VMG)271のタイトル
サーチポインタ(TT_SRP)279を参照して獲得
したビデオタイトルセット296の番号(VTSN)及
びVTSタイトル番号(VTS_TTN)によりユーザ
により指定したパートオブタイトルに相当するPGC番
号及びPG番号が取得される。
【0144】VTS−PGCIテーブル(VTS−PG
CIT)300が参照されてこの取得されたPGC番号
に相当するVTS_PGCIサーチポインタ#n(VT
S_PGCI_SRP#n)303が取得され、このポ
インタ#n(VTS_PGCI_SRP#n)303に
よってそのVTS_PGCのカテゴリー(VTS_PG
C_CAT)及びそのポインタで指し示されるVTS_
PGC情報(VTS_PGCI#n)304の開始アド
レス(VTS_PGCI_SA)が獲得される。ステッ
プS256に示すようにVTS_PGC情報(VTS_
PGCI#n)304の開始アドレス(VTS_PGC
I_SA)からVTS_PGC情報(VTS_PGCI
#n)304が獲得される。ステップS257に示すよ
うに獲得されたVTS_PGC情報(VTS_PGCI
#n)304のPGC一般情報(PGC_GI)305
からPGCの内容(PGC_CNT)が獲得されてPG
C_CNTの記述から当該PGC内のプログラム数及び
セル数が獲得される。
【0145】PGCの再生に先だってシステムCPU部
50は、プログラム・チェーンナビゲーション・コマン
ドテーブル(PGC_NV_CMDT)309からプロ
グラム・チェーン・ナビゲーション・コマンドテーブル
情報(PGC_NV_CMDTI)を獲得してステップ
S258に示すようにそのテーブル(PGC_NV_C
MDT)309を参照してプリプロセス・ナビゲーショ
ン・コマンド#1(PRE_NV_CMD#1)からプ
リプロセス・ナビゲーション・コマンド#i(PRE_
NV_CMD#i)を次々に獲得してそのコマンドを実
行する。このコマンド、例えば、セットコマンドによっ
てナビゲーション・コマンド用のレジスタが指定され、
また、所定のレジスタが初期化される。
【0146】プリナビゲーション・コマンド(PRE_
NV_CMD)が全て実行されると、PGCプログラム
マップ(PGC_MAP)306及びセル再生情報(C
_PBIT)が獲得されてステップS259で示すよう
に指定されたプログラム(x)の再生、即ち、セルの再
生が開始される。セルの再生によってあるプログラムの
再生が終了すると、ステップS260で示すようにその
プログラム番号が更新され(x=x+1)、ステップS
261で示すように更新されたプログラム番号があるか
確認される。即ち、更新前の再生されたプログラムが最
終プログラムかが確認される。更新されたプログラム番
号のプログラムがある場合には、ステップS259に移
行され、その更新されたプログラムが再生される。再生
されたプログラムが最終プログラムである場合には、ス
テップS262に示すように次に再生されるプログラム
を選択する為の選択メニューが表示される。このメニュ
ーは、セル再生を静止状態に維持した状態で選択項目を
副映像で表示してもよく、また、セル再生が繰り返され
て動画が表示されている状態で選択項目が副映像で表示
されてもよい。
【0147】この選択メニューによってユーザが次のP
GCが選択すると、セットコマンド等により指定された
レジスタにユーザが選択した分岐先のPGC番号がセッ
トされることとなる。この時、予め装置、即ち、プレー
ヤに保持された言語が参照されて音声ストリーム及び副
映像ストリームがセットされる。
【0148】選択が終了すると、システムCPU部50
は、プログラム・チェーン・ナビゲーション・コマンド
テーブル(PGC_NV_CMDT)309からポスト
プロセス・ナビゲーション・コマンド#1(POST_
NV_CMD#1)からポストプロセス・ナビゲーショ
ン・コマンド#j(POST_NV_CMD#j)を次
々に獲得してそのコマンドを実行する。即ち、比較コマ
ンドが実行される場合には、ユーザによる過去の選択経
過を加味して次のPGC番号が決定され、このPGC番
号が更新されたPGC番号としてレジスタにセットされ
る。比較コマンドが実行される場合には、ステップS2
62で選択されたPGC番号が常に選択されるとは、限
らず、過去の選択経過を考慮して適切なPGC番号がレ
ジスタにセットされる。また、ジャンプコマンドが実行
される場合には、セットされたPGC番号のPGCにジ
ャンプされる。また、再生中にユーザによる“前”及び
“次”のキーが入力された際には、リンクコマンドが実
行され、PGCI_GI中のPGC_NV_CTLに記
述されたPGC番号のPGCにリンクされることとな
る。ポストプロセス・ナビゲーション・コマンド(PO
ST_NV_CMD)でPGCの分岐が生じない場合に
は、ステップS264に示すようにPGC一般情報(P
GC_GI)のPGCI_GIに記述の図55に示すP
GC_NV_CTLから次のPGC番号が獲得され、そ
の番号で指定されるPGCにリンクされる。
【0149】次のPGC番号が定まると、ステップS2
65に示すようにその次のPGC番号があるかが確認さ
れる。次のPGC番号がある場合には、再びステップS
255に移行され、次のPGC番号がない場合には、ス
テップS266に示すようにPGCの再生が終了され
る。
【0150】上述したPGCの再生の一例を図86を参
照して説明する。図86には、識別番号#1及び#2の
ビデオオブジェクト283中のセル284をプログラム
・チェーン#1及び#2の順序で再生する様子が示され
ている。PGC#1を再生する際には、既に説明したよ
うにプリナビゲーション・コマンド322が実行されて
PGC内のセルの再生準備が整えられ、その後、セルが
その再生番号(CN#k)順序に従って再生される。こ
の例では、セルの再生番号(CN#k)の順序は、セル
の識別番号(C_IDN#q)の順序となっているが、
セルの再生番号(CN#k)の順序がセルの識別番号
(C_IDN#q)の順序とならなくとも良い。PGC
#1において、最終セル(CN#f)が再生されると、
ポストコマンド324が実行、例えば、リンクコマンド
が実行されて次のPGC#2にリンクされることとな
る。PGC#2では、同様にプリナビゲーション・コマ
ンド322が実行されてセルの再生が開始される。PG
C#2中には、インターセル・ナビゲーション・コマン
ド(IC_NVCMD)326が格納されたセル(CN
#3)があるが、このセル(CN#3)284が再現さ
れた後にこのインターセル・ナビゲーション・コマンド
(IC_NVCMD)326が実行される。即ち、この
セル(CN#3)284を再生する際にシステムCPU
部50は、C_PBIテーブル307中のC_PBIを
参照してセルカテゴリー(C_CAT)に記述のインタ
ーセル・コマンド番号を取得してその番号に相当するI
C_NVコマンド326を獲得し、そのセルの再生後に
そのコマンドを実行することとなる。最終PGC#2に
おいては、セルの再生が終了すると、同様にポストナビ
ゲーション・コマンド324が実行されることとなる。
【0151】上述したプリナビゲーション・コマンド3
22、インターセル・ナビゲーションコマン326及び
ポストナビゲーション・コマンド324並びにPGC_
GI305に記述のPGC_CATの記述を番組提供者
が適切に設定することによって、インターラクティブな
環境下でユーザインターフェースの優れたタイトルセッ
トを製作することができる。即ち、図87(a)に示す
ようにエントリープログラム・チェーン#1からその昇
順にプログラム・チェーンが再生される単純なシリアル
再生モードばかりでなく、図87(b)に示すようなエ
ントリープログラム#1からプログラム・チェーン#
2、#3、#4のいずれかに分岐して物語が進行する分
岐再生モードをも実現することができる。
【0152】初期バージョンのフォーマットにおいて、
シーケンスの作成方法を図20から図25に示したが、
この説明と同様にプログラム・チェーンが作成される。
この図20から図25の説明において、シーケンスをプ
ログラム・チェーンに置き換えるとともにセル配列時に
必用なインターセル・コマンドを含むセルを配置し、プ
リナビゲーション・コマンド及びポストナビゲーション
・コマンドを適切に配置してプログラム・チェーンを作
成すれば良い。特に説明するまでもなく、改良されたバ
ージョンに係るフォーマットの説明及び図20から図2
5の説明を参照することによって理解可能である。
【0153】次に、図88から図93を参照して図26
から図79に示す論理フォーマットで映像データ及びこ
の映像データを再生するための光ディスク10への記録
方法及びその記録方法が適用される記録システムについ
て説明する。
【0154】図88は、映像データをエンコーダしてあ
るタイトルセット84の映像ファイル88を生成するエ
ンコーダシステムが示されている。図88に示されるシ
ステムにおいては、主映像データ、オーディオ・データ
及び副映像データのソースとして、例えば、ビデオテー
プレコーダ(VTR)201、オーディオテープレコー
ダ(ATR)202及び副映像再生器(Subpicture、so
urce)203が採用される。これらは、システムコント
ローラ(Sys、con)205の制御下で主映像データ、オ
ーディオ・データ及び副映像データを発生し、これらが
夫々ビデオエンコーダ(VENC)206、オーディオ
エンコーダ(AENC)207及び副映像エンコーダ
(SPENC)208に供給され、同様にシステムコン
トローラ(Sys、con)205の制御下でこれらエンコー
ダ206、207、208でA/D変換されると共に夫
々の圧縮方式でエンコードされ、エンコードされた主映
像データ、オーディオ・データ及び副映像データ(Com
p、Video,、Comp、Audio,、Comp、Sub-pict)としてメ
モリ210、211、212に格納される。
【0155】この主映像データ、オーディオ・データ及
び副映像データ(Comp、Video,、Comp、Audio,、Comp、
Sub-pict)は、システムコントローラ(Sys、con)20
5によってファイルフォーマッタ(FFMT)214に
出力され、既に説明したようなこのシステムの映像デー
タのファイル構造に変換されるとともに各データの設定
条件及び属性等の管理情報がファイルとしてシステムコ
ントローラ(Sys、con)205によってメモリ216に
格納される。
【0156】以下に、映像データからファイルを作成す
るためのシステムコントローラ(Sys、con)205にお
けるエンコード処理の標準的なフローを説明する。
【0157】図89に示されるフローに従って主映像デ
ータ及びオーディオ・データがエンコードされてエンコ
ード主映像及びオーディオ・データ(Comp、Video,、Co
mp、Audio)のデータが作成される。即ち、エンコード
処理が開始されると、図67のステップ70に示すよう
に主映像データ及びオーディオ・データのエンコードに
あたって必要なパラメータが設定される。この設定され
たパラメータの一部は、システムコントローラ(Sys、c
on)205に保存されるとともにファイルフォーマッタ
(FFMT)214で利用される。ステップS271で
示すようにパラメータを利用して主映像データがプリエ
ンコードされ、最適な符号量の分配が計算される。ステ
ップS272に示されるようにプリエンコードで得られ
た符号量分配に基づき、主映像のエンコードが実行され
る。このとき、オーディオ・データのエンコードも同時
に実行される。ステップS273に示すように必要であ
れば、主映像データの部分的な再エンコードが実行さ
れ、再エンコードした部分の主映像データが置き換えら
れる。この一連のステップによって主映像データ及びオ
ーディオ・データがエンコードされる。また、ステップ
S274及びS275に示すように副映像データがエン
コードされエンコード副映像データ(Comp、Sub-pict)
が作成される。即ち、副映像データをエンコードするに
あたって必要なパラメータが同様に設定される。ステッ
プS274に示すように設定されたパラメータの一部が
システムコントローラ(Sys、con)205に保存され、
ファイルフォーマッタ(FFMT)214で利用され
る。このパラメータに基づいて副映像データがエンコー
ドされる。この処理により副映像データがエンコードさ
れる。
【0158】図90に示すフローに従って、エンコード
された主映像データ、オーディオ・データ及び副映像デ
ータ(Com、Video,、Comp、Audio,、Comp、Sub-pict)
が組み合わされて図26及び図79を参照して説明した
ような映像データのタイトルセット構造に変換される。
即ち、ステップS276に示すように映像データの最小
単位としてのセルが設定され、セルに関するセル再生情
報(C_PBI)が作成される。次に、ステップS27
7に示すようにプログラム・チェーンを構成するセルの
構成、主映像、副映像及びオーディオ属性等が設定され
(これらの属性情報の一部は、各データエンコード時に
得られた情報が利用される。)、図50に示すようにプ
ログラム・チェーンに関する情報を含めたビデオタイト
ルセット情報管理テーブル情報(VTSI_MAT)2
78及びビデオタイトルセットプログラム・チェーンテ
ーブル(VTS_PGCIT)300が作成される。こ
のとき必要に応じてビデオタイトルセットダイレクトア
クセスポインタテーブル(VTS_DAPT)も作成さ
れる。エンコードされた主映像データ、オーディオ・デ
ータ及び副映像データ(Com、Video,、Comp、Audio,、
Comp、Sub-pict)が一定のパックに細分化され、各デー
タのタイムコード順に再生可能なように、VOBU単位
毎にその先頭にNVパックを配置しながら各データセル
が配置されて図28に示すような複数のセルで構成され
るビデオオブジェクト(VOB)が構成され、このビデ
オオブジェクトのセットでタイトルセットの構造にフォ
ーマットされる。
【0159】尚、図90に示したフローにおいて、プロ
グラム・チェーン情報は、ステップS277の過程で、
システムコントローラ(Sys、con)205のデータベー
スを利用したり、或いは、必要に応じてデータを再入力
する等を実行し、プログラム・チェーン情報(PGI)
として記述される。
【0160】図91は、上述のようにフォーマットされ
たタイトルセットを光ディスクへ記録するためのディス
クフォーマッタのシステムを示している。図91に示す
ようにディスクフォーマッタシステムでは、作成された
タイトルセットが格納されたメモリ220、222から
これらファイルデータがボリュームフォーマッタ(VF
MT)226に供給される。ボリュームフォーマッタ
(VFMT)226では、タイトルセット284、28
6から管理情報が引き出されてビデオマネージャー71
が作成され、図26に示す配列順序でディスク10に記
録されるべき状態の論理データが作成される。ボリュー
ムフォーマッタ(VFMT)226で作成された論理デ
ータにエラー訂正用のデータがディスクフォーマッタ
(DFMT)228において付加され、ディスクへ記録
する物理データに再変換される。変調器230におい
て、ディスクフォーマッタ(DFMT)228で作成さ
れた物理データが実際にディスクへ記録する記録データ
に変換され、この変調処理された記録データが記録器2
32によってディスク10に記録される。
【0161】上述したディスクを作成するための標準的
なフローを図92及び図93を参照して説明する。図9
2には、ディスク10に記録するための論理データが作
成されるフローが示されている。即ち、ステップS28
0で示すように映像データファイルの数、並べ順、各映
像データファイル大きさ等のパラメータデータが始めに
設定される。次に、ステップS281で示すように設定
されたパラメータと各ビデオタイトルセット72のビデ
オタイトルセット情報281からビデオマネージャー7
1が作成される。その後、ステップS282に示すよう
にビデオマネージャー71、ビデオタイトルセット72
の順にデータが該当する論理ブロック番号に沿って配置
され、ディスク10に記録するための論理データが作成
される。
【0162】その後、図93に示すようなディスクへ記
録するための物理データを作成するフローが実行され
る。即ち、ステップS283で示すように論理データが
一定バイト数に分割され、エラー訂正用のデータが生成
される。次にステップS284で示すように一定バイト
数に分割した論理データと、生成されたエラー訂正用の
データが合わされて物理セクタが作成される。その後、
ステップS285で示すように物理セクタを合わせて物
理データが作成される。このように図93に示されたフ
ローで生成された物理データに対し、一定規則に基づい
た変調処理が実行されて記録データが作成される。その
後、この記録データがディスク10に記録される。
【0163】上述したデータ構造は、光ディスク等の記
録媒体に記録してユーザに頒布して再生する場合に限ら
ず、図94に示すような通信系にも適用することができ
る。即ち、図80から図85Bに示した手順に従って図
26に示すようなビデオマネージャー71及びビデオタ
イトルセット72等が格納された光ディスク10が再生
装置300にロードされ、その再生装置のシステムCP
U部50からエンコードされたデータがディジタル的に
取り出され、モジュレータ/トランスミッター310に
よって電波或いはケーブルでユーザ或いはケーブル加入
者側に送られても良い。また、図88及び図91に示し
たエンコードシステム320及びフォーマットシステム
によって放送局等のプロバイダー側でエンコード及びフ
ォーマットされたデータが作成され、このフォーマット
データが同様にモジュレータ/トランスミッター310
によって電波或いはケーブルでユーザ或いはケーブル加
入者側に送られても良い。このような通信システムにお
いては、始めにビデオマネージャー71の情報がモジュ
レータ/トランスミッター310で変調されて或いは直
接にユーザ側に無料で配布され、ユーザがそのタイトル
に興味を持った際にユーザー或いは加入者からの要求に
応じてそのタイトルセット72をモジュレータ/トラン
スミッター310によって電波或いはケーブルを介して
ユーザ側に送られることとなる。タイトルの転送は、始
めに、ビデオマネージャー71の管理下でビデオタイト
ルセット情報94が送られてその後にこのタイトルセッ
ト情報94によって再生されるビデオタイトルセットに
おけるタイトル用ビデオオブジェクト95が転送され
る。このとき必要であれば、ビデオタイトルセットメニ
ュー用のビデオオブジェクト95も送られる。送られた
データは、ユーザ側でレシーバ/復調器400で受信さ
れ、エンコードデータとして図1に示すユーザ或いは加
入者側の再生装置のシステムCPU部50で上述した再
生処理と同様に処理されてビデオが再生される。
【0164】図85A及び図85Bに示したようにビデ
オ・データの転送は、PGCを単位として転送が実現さ
れ、また、あるPGCの転送の後には、ユーザー側で次
に転送されるべき次のPGCを任意に選択でき、或い
は、ユーザー側の選択がなければ、次に転送されるべき
次のPGCが自動的に定められる。このように通信系で
あってもインターラクティブな環境下でのビデオ・デー
タの再生が可能となる。
【0165】上述した実施例においては、記録媒体とし
て高密度記録タイプの光ディスクについて説明したが、
この発明は、光ディスク以外の他の記憶媒体、例えば、
磁気ディスク或いはその他の物理的に高密記録可能な記
憶媒体等にも適用することができる。
【0166】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、選
択可能な複数個の映画や番組等を1枚の光ディスクに収
納し、分岐情報(選択情報)をディスク上に記録したの
で、ディスク毎に専用アプリケーションを用意すること
無しに、インタラクティブな環境をユーザに提供するこ
とができる。
【0167】また、本発明によれば、分岐情報(選択情
報)をディスク上で閉じたファイルセット単位に記録し
たので、データの可搬性が増し、データを容易に扱うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る光ディスク装置の概
略を示すブロック図である。
【図2】図1に示したディスクドライブ装置の機構部の
詳細を示すブロック図である。
【図3】図1に示したディスクドライブ装置に装填され
る光ディスクの構造を概略的に示す斜視図である。
【図4】図3に示す光ディスクの初期バージョンに係る
論理フォーマットの構造を示す説明図である。
【図5】図4に示されるディスク情報ファイルの構造を
示す説明図である。
【図6】図4に示されるムービーファイル及びミュージ
ックファイル等のファイルの構造を示す説明図である。
【図7】図6に示されるファイルの映像データエリアの
階層構造を説明する為の説明図である。
【図8】図7に示された映像セルを構成する1GOPを
示す説明図である。
【図9】図6に示されるファイル管理情報エリアのセル
情報テーブルに記述されるパラメータを示す説明図であ
る。
【図10】図6に示されるファイル管理情報エリアのシ
ーケンス情報テーブルに記述されるパラメータを示す説
明図である。
【図11】図6に示されるファイル管理情報エリアのフ
ァイル管理テーブルに記述されるパラメータを示す説明
図である。
【図12】完結型シーケンスを説明する為のフローチャ
ートである。
【図13】同様に完結型シーケンスを説明する為のフロ
ーチャートである。
【図14】接続型シーケンスを説明する為のフローチャ
ートである。
【図15】同様に接続型シーケンスを説明する為のフロ
ーチャートである。
【図16】同様に接続型シーケンスを説明する為のフロ
ーチャートである。
【図17】他の接続型シーケンスを説明する為のフロー
チャートである。
【図18】同様に接続型シーケンスを説明する為のフロ
ーチャートである。
【図19】同様に接続型シーケンスを説明する為のフロ
ーチャートである。
【図20】セル情報とシーケンス情報との関係を示す説
明図である。
【図21】同様にセル情報とシーケンス情報との関係を
示す説明図である。
【図22】同様にセル情報とシーケンス情報との関係を
示す説明図である。
【図23】セル情報とシーケンス情報とを作成する過程
を説明するフローチャートである。
【図24】セル情報及びシーケンス情報を作成する過程
を説明するフローチャートである。
【図25】同様にセル情報とシーケンス情報とを作成す
る過程を説明するフローチャートである。
【図26】図4に示す初期バージョンに係る光ディスク
の論理フォーマットを改良した改良バーションに係る光
ディスクの論理フォーマットの構造を示す。
【図27】図26に示されるビデオマネージャーの構造
を示す。
【図28】図27に示されビデオオブジェクトセット
(VOBS)の構造を示す例である。
【図29】図27に示されたビデオマネージャ(VMG
I)内のボリュームマネージャ情報管理テーブル(VM
GI_MAT)のパラメータ及び内容を示す。
【図30】図27に示されたビデオマネージャ(VMG
I)内のタイトルサーチポインタテーブル(TSPT)
の構造を示す。
【図31】図30に示したタイトルサーチポインタテー
ブル(TSPT)のタイトルサーチポインタテーブルの
情報(TSPTI)のパラメータ及び内容を示す。
【図32】図30に示したタイトルサーチポインタテー
ブル(TSPT)の入力番号に対応したタイトルサーチ
ポインタ(TT_SRP)のパラメータ及び内容を示
す。
【図33】ファイルに格納されるプログラム・チェーン
の構造を説明するための図。
【図34】図27に示すビデオマネージャーメニューP
GCIユニットテーブル(VMGM_PGCI_UT)
の構造を示す。
【図35】図23に示されるVMGM_PGCIユニッ
トテーブル情報のパラメータ及び内容を示す。
【図36】図35に示すビデオマネージャーメニュー言
語ユニットサーチポインタのパラメータ及び内容を示
す。
【図37】図34に示されたビデオマネージャーメニュ
ー言語ユニットの構造を示す。
【図38】図37に示されたビデオマネージャーメニュ
ー言語ユニット情報のパラメータ及び内容を示す。
【図39】図37に示されたビデオマネージャーメニュ
ープログラム・チェーン情報のパラメータ及び内容を示
す。
【図40】図27に示されたビデオタイトルセット属性
テーブルの構造を示す。
【図41】図40に示されるビデオタイトルセット属性
テーブル情報のパラメータ及び内容を示す。
【図42】図40に示されるビデオタイトルセット属性
サーチポインタのパラメータ及び内容を示す。
【図43】図40に示されるビデオタイトルセット属性
のパラメータ及び内容を示す。
【図44】図26に示したビデオタイトルセットの構造
を示す。
【図45】図44に示したビデオタイトルセット情報
(VTSI)のビデオタイトルセット情報の管理テーブ
ル(VTSI_MAT)のパラメータ及び内容を示す。
【図46】図44に示したビデオタイトルセットパート
オブタイトルサーチポインタテーブル(VTS_PTT
_SRPT)の構造を示す。
【図47】図46に示したパートオブタイトルサーチポ
インタ情報(PTT_SRPTI)のパラメータ及び内
容を示す。
【図48】図46に示すタイトルユニットサーチポイン
タ(TTU_SRP)のパラメータ及び内容を示す。
【図49】図46に示すパートオブタイトルサーチポイ
ンタ(PTT_SRP)のパラメータ及び内容を示す。
【図50】図46に示したビデオタイトルセットプログ
ラム・チェーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)
の構造を示す。
【図51】図50に示したビデオタイトルセットプログ
ラム・チェーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)
の情報(VTS_PGCITI)のパラメータ及び内容
を示す。
【図52】図50に示したビデオタイトルセットプログ
ラム・チェーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)
のサーチポインタ(VTS_PGCIT_SRP)のパ
ラメータ及び内容を示す。
【図53】図50に示したビデオタイトルセットプログ
ラム・チェーン情報(VTS_PGCI)のプログラム
・チェーンに対応したビデオタイトルセットの為のプロ
グラム・チェーン情報(VTS_PGCI)の構造を示
す。
【図54】図53に示したプログラム・チェーン情報
(VTS_PGCI)のプログラム・チェーンの一般情
報(PGC_GI)のパラメータ及び内容を示す。
【図55】図54に示したPGC_CNTの記述を示す
ビットマップテーブルを示す。
【図56】図53に示したPGCナビゲーション・コマ
ンドテーブル(PGC_NV_CMDT)の構造を示
す。
【図57】図56に示されたPGCナビゲーション・コ
マンドテーブル情報(PGC_NV_CMDTI)のパ
ラメータ及び内容を示す。
【図58】図56に示されたプリナビゲーション・コマ
ンド(PRE_NV_CMD)のパラメータ及び内容を
示す。
【図59】図56に示されたポストプロセス・ナビゲー
ション・コマンド(POST_NV_CMD)のパラメ
ータ及び内容を示す。
【図60】図56に示されたインターセル・ナビゲーシ
ョン・コマンド(IC_NV_CMD)のパラメータ及
び内容を示す。
【図61】図53に示したプログラム・チェーン情報
(VTS_PGCI)のプログラム・チェーンのマップ
(PGC_PGMAP)の構造を示す。
【図62】図61に示したプログラム・チェーンのマッ
プ(PGC_PGMAP)に記述されるプログラムに対
するエントリーセル番号(ECELLN)のパラメータ
及び内容を示す。
【図63】図53に示したプログラム・チェーン情報
(VTS_PGCI)のセル再生情報テーブル(C_P
BIT)の構造を示す。
【図64】図63に示したセル再生情報テーブル(C_
PBIT)のセル再生情報(C_PBI)のパラメータ
及び内容を示す。
【図65】図63に示したプログラム・チェーン情報
(VTS_PGCI)のセル位置情報(C_POSI)
の構造を示す。
【図66】図65に示したセル位置情報(C_POS
I)のパラメータ及び内容を示す。
【図67】図44に示したビデオタイトルセットメニュ
ーPGCユニットテーブルの構造を示す。
【図68】図67に示されたビデオタイトルセットPG
CIユニットテーブル情報のパラメータ及び内容を示
す。
【図69】図67に示されたビデオタイトルセット言語
サーチポインタのパラメータ及び内容を示す。
【図70】図67に示されたビデオタイトルセットメニ
ュー言語ユニットの構造を示す。
【図71】図70に示されたビデオタイトルセットメニ
ュー言語ユニット情報のパラメータ及び内容を示す。
【図72】図70に示されたビデオタイトルセットPG
CIサーチポインタのパラメータ及び内容を示す。
【図73】図28に示したナビゲーションパックの構造
を示す。
【図74】図28に示したビデオ、オーディオ、副映像
パックの構造を示す。
【図75】図73に示されるナビゲーションパックの再
生制御情報(PCI)のパラメータ及び内容を示す。
【図76】図75に示される再生制御情報(PCI)中
の一般情報(PCI_GI)のパラメータ及び内容を示
す。
【図77】図73に示されるナビゲーションパックのデ
ィスクサーチ情報(DSI)のパラメータ及び内容を示
す。
【図78】図77に示されるディスクサーチ情報(DS
I)のDSI一般情報(DSI_GI)のパラメータ及
び内容を示す。
【図79】図77に示されるビデオオブジェクト(VO
B)の同期再生情報(SYNCI)のパラメータ及びそ
の内容を示す。
【図80】装置の動作開始からビデオタイトルセットの
取得までの動作フローを示す。
【図81】ビデオマネージャーメニューの検索動作を示
すフローチャートである。
【図82】ビデオマネージャーメニューの一例を示す。
【図83】ビデオタイトルセットメニューの検索動作を
示すフローチャートである。
【図84】ビデオタイトルセットメニューの一例を示
す。
【図85】ビデオタイトルセットを取得してPGCを再
生する手順を示すフローチャートを示す。
【図86】ビデオオブジェクトとPGCとの関係を示
し、セルの再生手順を示している。
【図87】プログラム・チェーンの再生例を示す。
【図88】ビデオ・データをエンコーダしてビデオファ
イルを生成するエンコーダシステムを示すブロック図で
ある。
【図89】図88に示されるエンコード処理を示すフロ
ーチャートである。
【図90】図89に示すフローでエンコードされた主ビ
デオ・データ、オーディオ・データ及び副映像データを
組み合わせてビデオ・データのファイルを作成するフロ
ーチャートである。
【図91】フォーマットされたビデオファイルを光ディ
スクへ記録するためのディスクフォーマッタのシステム
を示すブロック図である。
【図92】図91に示されるディスクフォーマッタにお
けるディスクに記録するための論理データを作成するフ
ローチャートである。
【図93】論理データからディスクへ記録するための物
理データを作成するフローチャートである。
【図94】図26に示すビデオタイトルセットを通信系
を介して転送するシステムを示す概略図である。
【符号の説明】
6 … モニタ部 8 … スピーカ部 10 … 光ディスク 14 … 透明基盤 16 … 光反射層 28 … データ記録領域 30 … ディスクドライブ部 32 … 光ピックアップ 34 … 対物レンズ 36 … フォ―カス駆動回路 37 … 駆動回路 44 … サーボ処理回路 50 … システムCPU 54 … システムプロセッサ部 56 … データRAM部 58 … ビデオデコーダ部 60 … オーディオデコード部 62 … 副映像デコーダ部 64 … D/A及び再生処理回路 70 … ボリューム管理情報領域 72 … システム領域 74 … ボリューム管理エリア 76 … ディスク情報ファイル 78 … ファイル 71 … 基本ボリューム記述子エリア 73 … ボリューム記述子集合終端子エリア 75 … バステーブルレコードエリア 77 … ディレクトリレコードエリア77 80 … ファイル領域 82 … ファイル管理情報エリア 84 … メニュー映像データエリア 86 … ディスク構成情報エリア 87 … メニュー構成情報エリア 88 … セル情報テーブル 90 … メニューデータセル 101 … ファイル管理情報エリア 102 … 映像用データエリア 113 … ファイル管理テーブル 114 … シーケンス情報テーブル 115 … セル情報テーブル 201 … ビデオテープレコーダ 202 … オーディオテープレコーダ 203 … 副映像再生器 205 … システムコントローラ 206 … ビデオエンコーダ 207 … オーディオエンコーダ 208 … 副映像エンコーダ 205 … システムコントローラ 220、222 … メモリ 226 … ボリュームフォーマッタ 228 … ディスクフォーマッタ 230 … 変調器 232 … 記録器 270 … ボリューム及びファイル構造領域 271 … ビデオマネージャー(VMG) 272 … ビデオタイトルセット(VTS) 273 … 他の記録領域 274 … ファイル 275 … ビデオマネージャー情報(VMGI) 276 … ビデオマネージャーメニューの為のビデオ
オブジェクトセット(VMGM_VOBS) 277 … ビデオマネージャー情報のバックアップ
(VMGI_BUP) 278 … ビデオ管理情報管理テーブル(VMGI_
MAT) 279 … タイトルサーチポインターテーブル(TT
_SRPT) 280 … ビデオタイトルセット属性テーブル(VT
S_ATRT) 282 … ビデオオブジェクトセット(VOBS) 283 … ビデオオブジェクト(VOB) 284 … セル95 285 … ビデオオブジェクトユニット(VOBU) 286 … ナビゲーションパック(NVパック) 288 … ビデオパック(Vパック) 290 … 副映像パック(SPパック) 291 … オーディオパック(Aパック) 295 … ビデオタイトルセットのメニュー用ビデオ
オブジェクトセット(VTSM_VOBS) 296 … ビデオタイトルセットのタイトルの為のビ
デオオブジェクトセット(VTSTT_VOBS) 297 … ビデオタイトルセット情報(VTSI)の
バックアップ 298 … ビデオタイトルセット情報管理テーブル
(VTSI_MAT) 299 … ビデオタイトルセットパートオブタイトル
サーチポインタテーブル(VTS_PTT_SRPT) 300 … ビデオタイトルセットプログラム・チェー
ン情報テーブル(VTS_PGCIT) 301 … ビデオタイトルセットタイムサーチマップ
テーブル(VTS_MAPT) 304 … PGC情報(VTS_PGCI) 306 … プログラム・チェーンプログラムマップ
(PGC_PGMAP) 307 … セル再生情報テーブル(C_PBIT) 308 … セル位置情報テーブル(C_POSIT) 311 … ビデオタイトルセットメニューPGCIユ
ニットテーブル(VTSM_PGCI_UT) 312 … ビデオタイトルセットセルアドレステーブ
ル(VTS_C_ADT) 313 … VTS_PGCITサーチポインタ(VT
S_PGCIT_SRP) 316 … PCIパケット 317 … DSIパケット 310 … モジュレータ/トランスミッター 400 … レシーバ/復調器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔵野 智昭 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝柳町工場内 (72)発明者 三村 英紀 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会 社東芝柳町工場内 (72)発明者 萩尾 剛志 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝本社事務所内 (56)参考文献 特開 平9−27170(JP,A) 国際公開97/7504(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 27/00 G11B 27/10 G11B 20/12 H04N 5/93 (54)【発明の名称】 プログラム・チェーン情報に従って光ディスクからデータを再生する方法及びその装置、プログ ラム・チェーン情報とともに再生データを光ディスクに記録する方法及びその装置、並びに、プ ログラム・チェーン情報とともに再生データを転送して再生する通信システム

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】あるストーリの再生対象データが格納され
    た再生対象領域及びそれぞれ前記ストーリの一部に相当
    する少なくとも2以上のプログラム・チェーンを定める
    プログラム・チェーン情報テーブルを有するデータ領域
    を具備する光ディスクからデータを再生する装置におい
    て、 前記再生対象領域は、多数のデータセルが配列され、各
    セルは、再生順に配列された多数のビデオ・オブジェク
    ト・ユニットで構成され、各ビデオ・オブジェクト・ユ
    ニットは、ビデオ及びオーディオ・パックの組み合わ
    せ、或いは、ビデオ、オーディオ及び副映像パックの組
    み合わせであって1再生単位に定められ、 前記プログラム・チェーン情報テーブルは、前記各プロ
    グラム・チェーンの再生を定めるプログラム・チェーン
    情報及びこのプログラム・チェーン情報をサーチするた
    めのプログラム・チェーン番号に相当するサーチ・ポイ
    ンタを有し、 前記各プログラム・チェーン情報のそれぞれは、 当該プログラム・チェーン内における前記データセルの
    再生順序を特定するセルアドレスが再生順に記述された
    セル再生情報テーブルであって、各セルアドレスは、当
    該セルを構成する最初のビデオ・オブジェクト・ユニッ
    トのアドレス及び最後のビデオ・オブジェクト・ユニッ
    トのアドレスで特定されるセル再生情報テーブルと、 当該プログラム・チェーンを構成するセルの数に関する
    内容情報と、 プログラム・チェーン・ナビゲーション情報と、 を含み、 前記プログラム・チェーン・ナビゲーション情報は、 当該プログラム・チェーンに先だって再生されるべき前
    のプログラム・チェーンがある場合には、その前のプロ
    グラム・チェーンを特定する前のプログラム・チェーン
    番号或いは当該プログラム・チェーンに先だって再生さ
    れるべきプログラム・チェーンが無い場合には、前のプ
    ログラム・チェーンなしの記述を有する前のプログラム
    ・チェーン情報と、及び 当該プログラム・チェーンの次に再生されるべき次のプ
    ログラム・チェーンがある場合には、その次のプログラ
    ム・チェーンを特定する次のプログラム・チェーン番号
    或いは当該プログラム・チェーンの次に再生されるべき
    プログラム・チェーンが無い場合には、次のプログラム
    ・チェーンなしの記述を有する次のプログラム・チェー
    ン情報と、 を含み、前記再生装置は、 前記プログラム・チェーン情報テーブルを検索して指定
    されたプログラム・チェーン番号に相当するサーチポイ
    ンタによってプログラム・チェーン情報を獲得し、その
    内のセル再生情報テーブルに記述のセルアドレスに従っ
    てその記述順序で次々にセルを獲得する検索手段と、 このセル内のビデオ・オブジェクト・ユニットからビデ
    オ・パック、オーディオ・パック或いは副映像パックを
    取り出してこれらをデコードして映像信号及びオーディ
    オ信号として出力して前記指定されたプログラム・チェ
    ーンを再生する出力手段と、 次の或いは、前のプログラム・チェーンを指示する指示
    手段と、 この指定されたプログラム・チェーンの再生中に次の或
    いは、前のプログラム・チェーンの指示があった際に、
    前記プログラム・チェーン情報を参照して指示されたプ
    ログラム・チェーンの有無を確認してある場合には、そ
    のプログラム・チェーンにリンクさせてそのプログラム
    ・チェーンを再生させるリンク手段と、 から構成されることを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】前記指示手段は、前の或いは次のプログラ
    ム・チェーンの指示を入力する入力手段を含むことを特
    徴とする請求項1の再生装置。
  3. 【請求項3】前記プログラム・チェーン・ナビゲーショ
    ン情報は、当該プログラム・チェーンの再生継続に代え
    て再生されるべき行先プログラム・チェーンがある場合
    には、その行先プログラム・チェーンを特定するプログ
    ラム・チェーン番号或いは、当該プログラム・チェーン
    の再生継続に代えて再生されるべき行先プログラム・チ
    ェーンがない場合には、その行先プログラム・チェーン
    なしの記述を含む行先プログラム・チェーン情報を更に
    含み、 前記指示手段は、行先プログラム・チェーンの指示を入
    力する入力手段を含み、前記リンク手段は、前記指示手
    段による行先プログラム・チェーンの指示があると、前
    記プログラム・チェーン情報を参照して指示された行先
    プログラム・チェーンの有無を確認してある場合には、
    そのプログラム・チェーンにリンクさせてそのプログラ
    ム・チェーンを再生させることを特徴とする請求項1の
    再生装置。
  4. 【請求項4】前記プログラム・チェーン情報は、当該プ
    ログラム・チェーンの再生中に禁止されるユーザの要求
    に関するユーザ・オペレーションを含み、 前記指示手段は、当該プログラム・チェーンの再生中に
    ユーザからこのユーザオペレーションに相当する要求が
    あった際にその処理を禁止することを特徴とする請求項
    1の再生装置。
  5. 【請求項5】前記オーディオ・データ・パックは、オー
    ディオ・ストリーム番号で特定されて選択的に再生され
    る少なくとも1つのオーディオ・ストリームを含み、前
    記副映像データ・パックは、副映像ストリーム番号で特
    定されて選択的に再生される少なくとも1つの副映像ス
    トリームを含み、前記プログラム・チェーン情報は、選
    択できるオーディオ・ストリーム番号及び副映像ストリ
    ーム番号を示す情報を含み、 前記指示手段は、前記オーディオ・ストリーム及び副映
    像ストリームを選択する選択手段を含むことを特徴とす
    る請求項1の再生装置。
  6. 【請求項6】前記プログラム・チェーン情報は、当該プ
    ログラム・チェーン中のセルが再生された後に実行され
    るコマンドを定めるインターセル・コマンド情報を含む
    プログラム・チェーン・コマンド・テーブルを含むこと
    を特徴とする請求項1の再生装置。
  7. 【請求項7】前記プログラム・チェーン情報は、当該プ
    ログラム・チェーン中のプログラムの構造を定めるプロ
    グラム・チェーン・プログラム・マップを含むことを特
    徴とする請求項1の再生装置。
  8. 【請求項8】前記プログラム・チェーン情報テーブル
    は、当該テーブル中に定められるプログラム・チェーン
    の数を含み、その数に対応したプログラム・チェーン情
    報を有することを特徴とする請求項1に記載の再生装
    置。
  9. 【請求項9】前記ビデオ・オブジェクト・ユニットは、
    その内の先頭に配置されたナビゲーション・パックを有
    し、このナビゲーション・パックは、ビデオオブジェク
    トユニットのプレゼンテーション制御データが記述され
    たPCIパケット及び他のビデオ・オブジェクト・ユニ
    ットをサーチする為のDSIパケットを含み、前記サー
    チデータは、DSIパケットに格納されていることを特
    徴とする請求項1に記載の再生装置。
  10. 【請求項10】あるストーリの再生対象データが格納さ
    れた再生対象領域及びそれぞれ前記ストーリの一部に相
    当する少なくとも2以上のプログラム・チェーンを定め
    るプログラム・チェーン情報テーブルを有するデータ領
    域を具備する光ディスクからデータを再生する方法にお
    いて、 前記再生対象領域は、多数のデータセルが配列され、各
    セルは、再生順に配列された多数のビデオ・オブジェク
    ト・ユニットで構成され、各ビデオ・オブジェクト・ユ
    ニットは、ビデオ及びオーディオ・パックの組み合わ
    せ、或いは、ビデオ、オーディオ及び副映像パックの組
    み合わせであって1再生単位に定められ、 前記プログラム・チェーン情報テーブルは、前記各プロ
    グラム・チェーンの再生を定めるプログラム・チェーン
    情報及びこのプログラム・チェーン情報をサーチするた
    めのプログラム・チェーン番号に相当するサーチ・ポイ
    ンタを有し、 前記各プログラム・チェーン情報のそれぞれは、 当該プログラム・チェーン内における前記データセルの
    再生順序を特定するセルアドレスが再生順に記述された
    セル再生情報テーブルであって、各セルアドレスは、当
    該セルを構成する最初のビデオ・オブジェクト・ユニッ
    トのアドレス及び最後のビデオ・オブジェクト・ユニッ
    トのアドレスで特定されるセル再生情報テーブルと、 当該プログラム・チェーンを構成するセルの数に関する
    内容情報と、 プログラム・チェーン・ナビゲーション情報と、 を含み、 前記プログラム・チェーン・ナビゲーション情報は、 当該プログラム・チェーンに先だって再生されるべき前
    のプログラム・チェーンがある場合には、その前のプロ
    グラム・チェーンを特定する前のプログラム・チェーン
    番号或いは当該プログラム・チェーンに先だって再生さ
    れるべきプログラム・チェーンが無い場合には、前のプ
    ログラム・チェーンなしの記述を有する前のプログラム
    ・チェーン情報と、及び 当該プログラム・チェーンの次に再生されるべき次のプ
    ログラム・チェーンがある場合には、その次のプログラ
    ム・チェーンを特定する次のプログラム・チェーン番号
    或いは当該プログラム・チェーンの次に再生されるべき
    プログラム・チェーンが無い場合には、次のプログラム
    ・チェーンなしの記述を有する次のプログラム・チェー
    ン情報と、 を含み、前記再生方法は、 前記プログラム・チェーン情報テーブルを検索して指定
    されたプログラム・チェーン番号に相当するサーチポイ
    ンタによってプログラム・チェーン情報を獲得し、その
    内のセル再生情報テーブルに記述のセルアドレスに従っ
    てその記述順序で次々にセルを獲得する検索工程と、 このセル内のビデオ・オブジェクト・ユニットからビデ
    オ、オーディオ・パック或いは副映像パックを取り出し
    てこれらをデコードして映像信号及びオーディオ信号と
    して出力して前記指定されたプログラム・チェーンを再
    生する出力工程と、 次の或いは、前のプログラム・チェーンを指示する指示
    工程と、 この指定されたプログラム・チェーンの再生中に次の或
    いは、前のプログラム・チェーンの指示があった際に、
    前記プログラム・チェーン情報を参照して指示されたプ
    ログラム・チェーンの有無を確認してある場合には、そ
    のプログラム・チェーンにリンクさせてそのプログラム
    ・チェーンを再生させるリンク工程と、 から構成されることを特徴とする再生方法。
  11. 【請求項11】前記プログラム・チェーン・ナビゲーシ
    ョン情報は、当該プログラム・チェーンの再生継続に代
    えて再生されるべき行先プログラム・チェーンがある場
    合には、その行先プログラム・チェーンを特定するプロ
    グラム・チェーン番号或いは、当該プログラム・チェー
    ンの再生継続に代えて再生されるべき行先プログラム・
    チェーンがない場合には、その行先プログラム・チェー
    ンなしの記述を含む行先プログラム・チェーン情報を更
    に含み、 前記指示工程は、前の、次の、或いは、行先のプログラ
    ム・チェーンの指示を入力する入力工程を含み、この指
    示工程で行先プログラム・チェーンの指示があると、前
    記プログラム・チェーン情報を参照して指示された前
    の、次の、或いは、行先のプログラム・チェーンの有無
    を確認してある場合には、そのプログラム・チェーンに
    リンクさせてそのプログラム・チェーンを再生させるこ
    とを特徴とする請求項10の再生方法。
  12. 【請求項12】ビデオ・データ及びオーディオ・デー
    タ、或いは、ビデオ・データ、オーディオ・データ及び
    副映像データを符号化してパケット化した複数のデータ
    パックを生成する工程と、 複数のデータ・ユニットを用意する工程であって、各デ
    ータ・ユニットがビデオ・パック及びオーディオ・パッ
    クの組合せ、或いは、ビデオ・パック、オーディオ・パ
    ック及び副映像パックの組合せに係る再生の1単位定め
    られているところのデータユニットを用意する工程と、 多数のデータ・セルを定める工程であって、各データセ
    ルがその内に再生順に配列されて多数のデータユニット
    で構成されるデータ・セルを定める工程と、 プログラム・チェーン情報テーブルを生成する工程であ
    って、このプログラム・チェーン情報テーブルがあるビ
    デオ・ストーリの一部に相当する2以上のプログラム・
    チェーンを定めているところのプログラム・チェーン情
    報テーブルを生成する工程と、 前記生成されたプログラム・チェーン情報テーブルをデ
    ータ管理領域に記録し、前記セルを構成するビデオ・オ
    ブジェクト・ユニットを次々に再生対象領域に記録して
    多数のセルを実質的にこの再生対象領域に記録する記録
    工程と、 を具備する再生データを光ディスクに記録する記録方法
    において、 前記プログラム・チェーン情報テーブルは、前記各プロ
    グラム・チェーンの再生を定めるプログラム・チェーン
    情報及びこのプログラム・チェーン情報をサーチするた
    めのプログラム・チェーン番号に相当するサーチ・ポイ
    ンタを有し、 前記各プログラム・チェーン情報のそれぞれは、 当該プログラム・チェーン内における前記データセルの
    再生順序を特定するセルアドレスが再生順に記述された
    セル再生情報テーブルであって、各セルアドレスは、当
    該セルを構成する最初のビデオ・オブジェクト・ユニッ
    トのアドレス及び最後のビデオ・オブジェクト・ユニッ
    トのアドレスで特定されるセル再生情報テーブルと、 当該プログラム・チェーンを構成するセルの数に関する
    内容情報と、 プログラム・チェーン・ナビゲーション情報と、 を含み、 前記プログラム・チェーン・ナビゲーション情報は、 当該プログラム・チェーンに先だって再生されるべき前
    のプログラム・チェーンがある場合には、その前のプロ
    グラム・チェーンを特定する前のプログラム・チェーン
    番号或いは当該プログラム・チェーンに先だって再生さ
    れるべきプログラム・チェーンが無い場合には、前のプ
    ログラム・チェーンなしの記述を有する前のプログラム
    ・チェーン情報と、及び 当該プログラム・チェーンの次に再生されるべき次のプ
    ログラム・チェーンがある場合には、その次のプログラ
    ム・チェーンを特定する次のプログラム・チェーン番号
    或いは当該プログラム・チェーンの次に再生されるべき
    プログラム・チェーンが無い場合には、次のプログラム
    ・チェーンなしの記述を有する次のプログラム・チェー
    ン情報と、 を含むことを特徴とする再生データを光ディスクに記録
    する記録方法。
  13. 【請求項13】前記プログラム・チェーン・ナビゲーシ
    ョン情報は、当該プログラム・チェーンの再生継続に代
    えて再生されるべき行先プログラム・チェーンがある場
    合には、その行先プログラム・チェーンを特定するプロ
    グラム・チェーン番号或いは、当該プログラム・チェー
    ンの再生継続に代えて再生されるべき行先プログラム・
    チェーンがない場合には、その行先プログラムチェーン
    なしの記述を含む行先プログラムチェーン情報を更に含
    むことを特徴とする請求項12の記録方法。
  14. 【請求項14】前記プログラム・チェーン情報は、当該
    プログラム・チェーンの再生中に禁止されるユーザの要
    求に関するユーザ・オペレーションを含むことを特徴と
    する請求項12の記録方法。
  15. 【請求項15】前記オーディオ・データ・パックは、オ
    ーディオ・ストリーム番号で特定されて選択的に再生さ
    れる少なくとも1つのオーディオ・ストリームを含み、
    前記副映像データ・パックは、副映像ストリーム番号で
    特定されて選択的に再生される少なくとも1つの副映像
    ストリームを含み、前記プログラム・チェーン情報は、
    選択できるオーディオ・ストリーム番号及び副映像スト
    リーム番号を示す情報を含むことを特徴とする請求項1
    2の記録方法。
  16. 【請求項16】前記プログラム・チェーン情報は、当該
    プログラム・チェーン中のセルが再生された後に実行さ
    れるコマンドを定めるインターセル・コマンド情報を含
    むプログラム・チェーン・コマンド・テーブルを含むこ
    とを特徴とする請求項12の記録方法。
  17. 【請求項17】前記プログラム・チェーン情報は、当該
    プログラム・チェーン中のプログラムの構造を定めるプ
    ログラム・チェーン・プログラム・マップを含むことを
    特徴とする請求項12の記録方法。
  18. 【請求項18】前記プログラム・チェーン情報テーブル
    は、当該テーブル中に定められるプログラム・チェーン
    の数を含み、その数に対応したプログラムチェーン情報
    を有することを特徴とする請求項12の記録方法。
  19. 【請求項19】前記オーディオ・データパックは、オー
    ディオストリーム番号で特定される選択的に再現可能な
    1以上のオーディオストリームを含み、副映像パック
    は、副映像ストリーム番号で特定される選択的に再現可
    能な1以上の副映像ストリームを含み、前記プログラム
    チェーン情報は、選択可能なオーディオストリームの番
    号及び選択可能な副映像ストリームの番号が記述される
    が記述されることを特徴とする請求項12の記録方法。
  20. 【請求項20】前記ビデオ・オブジェクト・ユニット
    は、その内の先頭に配置されたナビゲーション・パック
    を有し、このナビゲーション・パックは、ビデオオブジ
    ェクトユニットのプレゼンテーション制御データが記述
    されたPCIパケット及び他のビデオ・オブジェクト・
    ユニットをサーチする為のDSIパケットを含み、前記
    サーチデータは、DSIパケットに格納されていること
    を特徴とする請求項12の記録方法。
  21. 【請求項21】ビデオ・データ及びオーディオ・デー
    タ、或いは、ビデオ・データ、オーディオ・データ及び
    副映像データを符号化してパケット化した複数のデータ
    パックを生成する手段と、 各データ・ユニットがビデオ・パック及びオーディオ・
    パックの組合せ、或いは、ビデオ・パック、オーディオ
    ・パック及び副映像パックの組合せに係る再生の1単位
    定められているところのデータユニットを用意する手段
    と、 各データセル内に再生順に多数のデータユニットを配列
    し、このようなデータ・セルを多数用意する手段と、 プログラム・チェーン情報テーブルを生成する手段であ
    って、このプログラム・チェーン情報テーブルがあるビ
    デオ・ストーリの一部に相当する2以上のプログラム・
    チェーンを定めているところのプログラム・チェーン情
    報テーブルを生成する手段と、 前記生成されたプログラム・チェーン情報テーブルをデ
    ータ管理領域に記録し、前記セルを構成するビデオ・オ
    ブジェクト・ユニットを次々に再生対象領域に記録して
    多数のセルを実質的にこの再生対象領域に記録する記録
    手段と、 を具備する再生データを光ディスクに記録する記録装置
    において、 前記プログラム・チェーン情報テーブルは、前記各プロ
    グラム・チェーンの再生を定めるプログラム・チェーン
    情報及びこのプログラム・チェーン情報をサーチするた
    めのプログラム・チェーン番号に相当するサーチ・ポイ
    ンタを有し、 前記各プログラム・チェーン情報のそれぞれは、 当該プログラム・チェーン内における前記データセルの
    再生順序を特定するセルアドレスが再生順に記述された
    セル再生情報テーブルであって、各セルアドレスは、当
    該セルを構成する最初のビデオ・オブジェクト・ユニッ
    トのアドレス及び最後のビデオ・オブジェクト・ユニッ
    トのアドレスで特定されるセル再生情報テーブルと、 当該プログラム・チェーンを構成するセルの数に関する
    内容情報と、 プログラム・チェーン・ナビゲーション情報と、 を含み、 前記プログラム・チェーン・ナビゲーション情報は、 当該プログラム・チェーンに先だって再生されるべき前
    のプログラム・チェーンがある場合には、その前のプロ
    グラム・チェーンを特定する前のプログラム・チェーン
    番号或いは当該プログラム・チェーンに先だって再生さ
    れるべきプログラム・チェーンが無い場合には、前のプ
    ログラム・チェーンなしの記述を有する前のプログラム
    ・チェーン情報と、及び 当該プログラム・チェーンの次に再生されるべき次のプ
    ログラム・チェーンがある場合には、その次のプログラ
    ム・チェーンを特定する次のプログラム・チェーン番号
    或いは当該プログラム・チェーンの次に再生されるべき
    プログラム・チェーンが無い場合には、次のプログラム
    ・チェーンなしの記述を有する次のプログラム・チェー
    ン情報と、 を含むことを特徴とする再生データを光ディスクに記録
    する記録装置。
  22. 【請求項22】前記プログラム・チェーン・ナビゲーシ
    ョン情報は、当該プログラム・チェーンの再生継続に代
    えて再生されるべき行先プログラム・チェーンがある場
    合には、その行先プログラム・チェーンを特定するプロ
    グラム・チェーン番号或いは、当該プログラム・チェー
    ンの再生継続に代えて再生されるべき行先プログラム・
    チェーンがない場合には、その行先プログラムチェーン
    なしの記述を含む行先プログラムチェーン情報を更に含
    むことを特徴とする請求項21の記録装置。
  23. 【請求項23】あるストーリの一部に相当する少なくと
    も2以上のプログラム・チェーンを定めるプログラム・
    チェーン情報テーブル及び再生対象データとしての多数
    のデータセルを転送する転送手段及びプログラム・チェ
    ーン情報テーブルを利用して前記データ・セルを再生す
    る再生手段を具備する通信システムにおいて、 前記転送される各セルは、再生順に配列された多数のビ
    デオ・オブジェクト・ユニットで構成され、各ビデオ・
    オブジェクト・ユニットは、ビデオ及びオーディオ・パ
    ックの組み合わせ、或いは、ビデオ、オーディオ及び副
    映像パックの組み合わせであって1再生単位に定めら
    れ、 前記転送されるプログラム・チェーン情報テーブルは、
    前記各プログラム・チェーンの再生を定めるプログラム
    ・チェーン情報及びこのプログラム・チェーン情報をサ
    ーチするためのプログラム・チェーン番号に相当するサ
    ーチ・ポインタを有し、 前記各プログラム・チェーン情報のそれぞれは、 当該プログラム・チェーン内における前記データセルの
    再生順序を特定するセルアドレスが再生順に記述された
    セル再生情報テーブルであって、各セルアドレスは、当
    該セルを構成する最初のビデオ・オブジェクト・ユニッ
    トのアドレス及び最後のビデオ・オブジェクト・ユニッ
    トのアドレスで特定されるセル再生情報テーブルと、 当該プログラム・チェーンを構成するセルの数に関する
    内容情報と、 プログラム・チェーン・ナビゲーション情報と、 を含み、 前記プログラム・チェーン・ナビゲーション情報は、 当該プログラム・チェーンに先だって再生されるべき前
    のプログラム・チェーンがある場合には、その前のプロ
    グラム・チェーンを特定する前のプログラム・チェーン
    番号或いは当該プログラム・チェーンに先だって再生さ
    れるべきプログラム・チェーンが無い場合には、前のプ
    ログラム・チェーンなしの記述を有する前のプログラム
    ・チェーン情報と、及び 当該プログラム・チェーンの次に再生されるべき次のプ
    ログラム・チェーンがある場合には、その次のプログラ
    ム・チェーンを特定する次のプログラム・チェーン番号
    或いは当該プログラム・チェーンの次に再生されるべき
    プログラム・チェーンが無い場合には、次のプログラム
    ・チェーンなしの記述を有する次のプログラム・チェー
    ン情報と、 を含み、 前記再生手段は、 前記プログラム・チェーン情報テーブルを検索して指定
    されたプログラム・チェーン番号に相当するサーチポイ
    ンタによってプログラム・チェーン情報を獲得し、その
    内のセル再生情報テーブルに記述のセルアドレスに従っ
    てその記述順序で次々にセルを獲得する検索手段と、 このセル内のビデオ・オブジェクト・ユニットからビデ
    オ・パック、オーディオ・パック或いは副映像パックを
    取り出してこれらをデコードして映像信号及びオーディ
    オ信号として出力して前記指定されたプログラム・チェ
    ーンを再生する出力手段と、 次の或いは、前のプログラム・チェーンを指示する指示
    手段と、 この指定されたプログラム・チェーンの再生中に次の或
    いは、前のプログラム・チェーンの指示があった際に、
    前記プログラム・チェーン情報を参照して指示されたプ
    ログラム・チェーンの有無を確認してある場合には、そ
    のプログラム・チェーンにリンクさせてそのプログラム
    ・チェーンを再生させるリンク手段と、 から構成されることを特徴とする通信システム。
  24. 【請求項24】前記プログラム・チェーン・ナビゲーシ
    ョン情報は、当該プログラム・チェーンの再生継続に代
    えて再生されるべき行先プログラム・チェーンがある場
    合には、その行先プログラム・チェーンを特定するプロ
    グラム・チェーン番号或いは、当該プログラム・チェー
    ンの再生継続に代えて再生されるべき行先プログラム・
    チェーンがない場合には、その行先プログラム・チェー
    ンなしの記述を含む行先プログラム・チェーン情報を更
    に含み、 前記指示手段は、前の、次の、或いは、行先のプログラ
    ム・チェーンの指示を入力する入力手段を含み、前記リ
    ンク手段は、前記指示手段による行先プログラム・チェ
    ーンの指示があると、前記プログラム・チェーン情報を
    参照して指示された前の、次の、或いは、行先のプログ
    ラム・チェーンの有無を確認してある場合には、そのプ
    ログラム・チェーンにリンクさせてそのプログラム・チ
    ェーンを再生させることを特徴とする請求項23の通信
    システム。
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