JP2873352B2 - 感圧接着剤 - Google Patents

感圧接着剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着力とタックと保持
力のバランスに優れ、耐候性、透明性が良好でダンボー
ル箱の封緘等の包装用途に好敵な感圧接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダンボール箱の封緘等の包装用途
向けの感圧接着剤としては、ゴム系のものが知られてい
た。かかるゴム系感圧接着剤は、ゴム系ポリマに粘着付
与剤、軟化剤、充填剤を配合して、剥離抵抗に関係する
接着力と、被着体への濡れ特性に関係するタックと、耐
クリープ性に関係する保持力とのバランスを調整したも
のからなる。しかしながら、熱とか酸素で劣化しやすく
て耐候性に乏しく、また透明性に乏しい問題点があつ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、接着力とタ
ックと保持力の良好なバランス性に加えて、耐候性と透
明性にも優れる感圧接着剤の開発を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルキル基の
炭素数が4〜12のアクリル酸系エステルを主体とする
単量体85〜99重量%と、カルボキシル基及び/又は
水酸基を有す単量体1〜15重量%を成分とするガラス
転移点が250°K以下のアクリル系重合体を主鎖と
し、重量平均分子量が1000以上でガラス転移点が2
50°K以下のカルボキシル基不含有化合物を側鎖とす
ると共に、ゲルパーミエーショングロマトグラィーによ
る分子量測定においてレーザ散乱法による分子量/ポリ
スチレン換算による分子量の比が1.3以下であるグラ
フト重合体からなることを特徴とする非紫外線硬化性の
感圧接着剤を提供するものである。
【0005】
【作用】主鎖及び側鎖がガラス転移点250゜K以下の重合
体からなるグラフト重合体を用いることにより低温にお
いてもタックに優れるものとすることができる。また、
そのグラフト重合体ゲルパーミエーションクロマトグラ
フィーによる分子量測定においてレーザ散乱法による分
子量/ポリスチレン換算による分子量の比が1.3以上で
あることにより、側鎖が被着体に良好な密着性を示すた
めか、接着力とタックと保持力のバランスに優れるもの
とすることができる。さらに、アクリル系ポリマーであ
ることにより耐候性、透明性に優れるものとすることが
できる。
【0006】
【実施例】本発明の感圧接着剤は、グラフト重合体を用
いてなり、そのグラフト重合体はアルキル基の炭素数が
4〜12のアクリル酸系エステルを主体とする単量体8
5〜99重量%と、カルボキシル基及び/又は水酸基を
有する単量体1〜15重量%を成分とするガラス転移点
が250°K以下のアクリル系重合体を主鎖とし、重量
平均分子量が1000以上でガラス転移点が250°K
以下のカルボキシル基不含有化合物を側鎖とするものか
らなる。本発明において用いるものは、ゲルパーミエー
ションクロマトグラフィーによる分子量測定においてレ
ーザ散乱法による分子量/ポリスチレン換算による分子
量の比が1.3以上、就中1.4〜2.5のものであ
る。
【0007】前記のアクリル系重合体が成分とするアク
リル酸系エステルは、炭素数が4〜12のアルキル基を有
するものである。その例としては、ブチル基、イソアミ
ル基、2−エチルヘキシル基、イソオクチル基、イソノ
ニル基、デシル基、ドデシル基等を有するアクリル酸、
ないしメタクリル酸のエステルなどがあげられる。アク
リル系重合体の合成には、1種又は2種以上のアクリル
酸系エステルが用いられる。アクリル系重合体の合成に
際しては必要に応じて他の単量体を用いてもよい。その
使用量は接着力の点より、アクリル酸系エステルの30重
量%以下が適当である。かかる単量体の例としては、酢
酸ビニル、スチレンないしその誘導体、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリル
アミドなどがあげられる。
【0008】前記のアクリル系重合体が成分とするカル
ボキシル基及び/又は水酸基を有する単量体の例として
は、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン
酸、クロトン酸の如きカルボキシル基含有単量体、アク
リル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロ
キシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタ
クリル酸2−ヒドロキシプロピルの如き水酸基含有単量
体、マレイン酸モノ−2−ヒドロキシエチルの如きカル
ボキシル基と水酸基を含有する単量体などがあげられ
る。かかる単量体のアクリル系重合体における含有量
は、1〜15重量%である。その含有量が1重量%未満で
は保持力が乏しくなり、15重量%を超えると分子鎖の可
撓性に劣ってタックや接着力に乏しくなる。なお主鎖を
形成するアクリル系重合体の重量平均分子量は5万以
上、就中10万〜200万が好ましい。
【0009】グラフト重合体の側鎖は、重量平均分子量
1000以上で、ガラス転移点250゜K以下の化合物が形
成する。その重量平均分子量が1000未満では側鎖の
絡合い等の相互作用に劣って凝集力に乏しくなる。な
お、側鎖を形成する化合物の重量平均分子量の上限は、
調製性の点より10万程度が一般的である。グラフト重合
体における側鎖の分子量や導入割合の制御で、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーにより分子量測定にお
いてレーザ散乱法による分子量とポリスチレン換算によ
る分子量との比をコントロールすることができる。な
お、かかる分子量の比が1.3未満では保持力に乏しく、
架橋剤で架橋処理した場合に接着力の低下を招いてバラ
ンスをとりにくい。
【0010】グラフト重合体の調製は、適宜な方法によ
り行うことができる。ラジカル重合性二重結合を少なく
とも片末端に有する側鎖形成化合物を別途に調製し、そ
れを主鎖形成用の単量体と共に共重合処理する方式が側
鎖の分子量制御、ホモポリマー生成の抑制、ひいては所
望のグラフト重合体の形成性などの点より好ましい。そ
の共重合処理は、例えば溶液重合方式、乳化重合方式、
懸濁重合方式等により行うことができる。
【0011】なお、前記の側鎖形成化合物の調製は例え
ば、アクリル酸系エステル等の成分単量体を、アゾビス
(4−シアノ)吉草酸やチアグリコール酸の如きカルボ
キシル基ないし水酸基を有する重合開始剤、ないし連鎖
移動剤の存在下に重合処理して通例、重量平均分子量が
1000〜50000程度で末端にカルボキシル基ない
し水酸基を有するオリゴマーを調製し、そのオリゴマー
を、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
ト、メタクリロイルオキシイソシアネートの如きカルボ
キシル基ないし水酸基と反応しうる官能基とラジカル重
合性二重結合を有する化合物と反応させる方法などによ
り行うことができる。従って本発明におけるグラフト重
合体は、その側鎖にカルボキシル基を含有しないもので
ある。
【0012】感圧接着剤の使用目的が例えば反発力の強
いダンボール箱の封緘等である場合のように、保持力に
優れることが要求されるときには多官能性のアクリル酸
系エステル成分を主鎖や側鎖に含有させることが好まし
い。その多官能性アクリル酸系エステルとしては限定す
るものではないが、例えばポリエチレングリコールジア
クリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジアクリレート、2,2
−ビス(4−(アクリロキシ−ジエトキシ)フェニル)
プロパントリメチロールプロパントリアクリレート、テ
トラメチロールメタントリアクリレート、ジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレート、ないしそれらのアクリ
ル酸成分をメタクリル酸に置換したものなどがあげられ
る。
【0013】本発明の感圧接着剤は、非紫外線硬化性の
もの、すなわち紫外線照射で硬化するタイプ以外の、例
えば溶剤による溶液タイプなどの通例の適用形態に調製
することができる。その調製に際してはグラフト重合体
のほかに、必要に応じて適宜な配合剤を添加してよい。
その例としては、架橋剤、接着力調節剤、粘着付与剤、
可塑剤、軟化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、充填剤、
増量剤などがあげらる。
【0014】一般に用いられる架橋剤としては、ポリイ
ソシアネート、メラミン系樹脂、アミン−エポキシ樹
脂、過酸化物、金属キレート化合物などがあげられる。
架橋剤の配合量は、グラフト重合体100重量部あたり約1
0重量部以下が適当である。
【0015】一般に用いられる接着力調節剤としては、
アクリル系ポリマーなどがあげられる。粘着付与剤とし
ては、テルペン系樹脂、テルペン−フェノール系樹脂、
クマロンインデン系樹脂、スチレン系樹脂、ロジン系樹
脂、キシレン系樹脂、フェノール系樹脂、石油系樹脂な
どがあげられる。
【0016】一般に用いられる可塑剤としては、プロセ
スオイル、ポリエステルなどがあげられる。軟化剤とし
てはポリブテン、液状ゴムなどがあげられる。
【0017】上記のいずれの場合にも透明性の点より、
色を呈するものや相溶性に劣るものの使用は好ましくな
い。配合剤の使用量はそれらの合計量でグラフト重合体
の等量以下が一般的である。
【0018】本発明の感圧接着剤は、例えばプラスチッ
クフィルム、紙、布、金属箔等の薄葉体にそれを5〜10
0μmの厚さで付設してなる粘着テープなど、通例の用途
に用いることができる。就中、ダンボール箱の封緘等の
包装用途に好ましく用いられる。
【0019】参考例1 冷却管、窒素導入管、温度計、撹拌棒を備えた容器に、
メタクリル酸メチル100部(重量部、以下同じ)、4,
4−アゾビス(4−シアノ)吉草酸1部、及びチオグリ
コール酸2部を入れ、メチルエチルケトン50部とトルエ
ン50部を溶媒として窒素置換下に60℃で3時間反応さ
せ、得られた生成物を水−メタノール混合溶剤で沈殿精
製処理して、末端カルボキシル化プレポリマーを得た。
このプレポリマーのKOH当量は0.2mmol/ポリマー1
gであった。
【0020】次に、前記のプレポリマー100部、キシレ
ン200部、メタクリル酸グリシジル7部、ハイドロキノ
ン0.5部及びトリエチルアミン0.5部を上記と同様の容器
に入れて140℃で5時間反応させ、得られた生成物を水
−メタノール混合溶剤で沈殿精製処理したのち50℃、1
mmHgで48時間減圧乾燥させ、メタクリル酸メチル系の側
鎖形成化合物を得た。この側鎖形成化合物は、重量平均
分子量が8200、数平均分子量が5300、ガラス転移点が31
5゜K(示差熱分析、以下同じ)であり、末端カルボキシ
ル基の反応率は95%であつた(KOH当量、以下同
じ)。前記において、分子量の測定条件は下記による
(以下同じ)。ポンプ:TOYO SODA CCP
D.恒温槽:CO−8000.光散乱:LS−800
0.示差屈折計:RI−8011.カラム:TSK−G
EL Hタイプの有機溶媒系の高速GPC用充填カラ
ム.
【0021】参考例2 参考例1に準じ、アクリル酸ブチル100部、4,4−ア
ゾビス(4−シアノ)吉草酸1部及びチオグリコール酸
1部を用いて末端カルボキシル化プレポリマーを得、そ
のプレポリマー100部とメタクリル酸グリシジル7.1部を
用いてアクリル酸ブチル系の側鎖形成化合物を得た。こ
の側鎖形成化合物は、重合平均分子量が10300、数平均
分子量が6500、ガラス転移点が218゜Kであり、末端カル
ボキシル基の反応率は95%であつた。
【0022】参考例3 参考例1に準じ、アクリル酸2−エチルヘキシル85部、
メタクリル酸メチル15部、4,4−アゾビス(4−シア
ノ)吉草酸1部及びチオグリコール酸0.5部を用いて末
端カルボキシル化プレポリマーを得、そのプレポリマー
100部とメタクリル酸グリシジル1.8部を用いてアクリル
酸2−エチルヘキシル系の側鎖形成化合物を得た。この
側鎖形成化合物は、重量平均分子量が40000、数平均分
子量が16000、ガラス転移点が228゜Kであり、末端カル
ボキシル基の反応率は95%であつた。
【0023】参考例4 参考例1に準じ、メタクリル酸メチル85部、アクリロニ
トリル15部、4,4−アゾビス(4−シアノ)吉草酸1
部及びチオグリコール酸0.5部を用いて末端カルボキシ
ル化プレポリマーを得、そのプレポリマー100部とメタ
クリル酸グリジジル3.4部を用いてメタクリル酸メチル
系の側鎖形成化合物を得た。この側鎖形成化合物は、重
量平均分子量が26000、数平均分子量が8200、ガラス転
移点が326゜Kがあり、末端カルボキシル基の反応率は95
%であつた。
【0024】実施例1 冷却管、窒素導入管、温度計、撹拌棒を備えた容器に、
参考例2で得た側鎖形成化合物10部、アクリル酸2−エ
チルヘキシル98部、アクリル酸2部、過酸化ベンゾイル
0.2部を入れ、トルエン100部と酢酸エチル100部を溶媒
として窒素置換下に65℃で5時間、ついで80℃で2時間
反応させてグラフト重合体を得た。このグラフト重合体
は、主鎖のガラス転移点が230゜Kであり、分子量比(ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィーによる分子量測
定におけるレーザ散乱法による分子量/ポリスチレン換
算による分子量との比、以下同じ)は1.80であった。な
お主鎖のガラス転移点は対応する組成で別途に合成した
ポリマーに基づく(以下同じ)。
【0025】前記のグラフト重合体を含む反応溶液に四
官能性エポキシ系架橋剤0.05部を添加して本発明の感圧
接着剤を得た。
【0026】実施例2 参考例3で得た側鎖形成化合物5部と、アクリル酸イソ
オクチル90部、酢酸ビニル6部、アクリル酸4部、ト
リメチロールプロパントリアクリレート0.01部を用いて
実施例1に準じグラフト重合体を得、本発明の感圧接着
剤を得た。なお前記のグラフト重合体は、主鎖のガラス
転移点が210゜Kであり、分子量比は1.72であった。
【0027】実施例3 参考例2で得た側鎖形成化合物15部と、アクリル酸2−
エチルヘキシル97部、アクリル酸3部、アクリル酸2−
ヒドロキシエチル0.1部を用いて実施例1に準じグラフ
ト重合体を得、本発明の管圧接着剤を得た。なお前記の
グラフト重合体は、主鎖のガラス転移点が225゜Kであ
り、分子量比は1.70であった。
【0028】比較例1 参考例1で得た側鎖形成化合物15部と、アクリル酸2−
エチルヘキシル98部、アクリル酸2部を用いて実施例1
に準じグラフト重合体を得、感圧接着剤を得た。なお前
記のグラフト重合体は、主鎖のガラス転移点が225゜Kで
あり、分子量比は1.75であった。
【0029】比較例2 参考例4で得た側鎖形成化合物10部と、アクリル酸ブチ
ル95部、アクリル酸5部を用いて実施例1に準じグラフ
ト重合体を得、感圧接着剤を得た。前記のグラフト重合
体は、主鎖のガラス転移点が215゜Kであり、分子量比は
1.62であった。
【0030】比較例3 ガラス転移点が233゜Kの天然ゴムからなる市販のダンボ
ール封緘用ゴム系感圧接着剤(三官能性イソシアネート
系架橋剤を2部含有)を用いた。
【0031】比較例4 アクリル酸ドデシル90部、アクリロニトリル5部及びア
クリル酸5部からなる側鎖を有しないポリマー(ガラス
転移転230゜K、分子量比1.2)を用いて実施例1に準じ
感圧接着剤を得た。
【0032】評価試験 実施例、比較例で得た感圧接着剤を厚さ60μmの一軸延
伸ポリプロピレンフィルムの片面に乾燥後の厚さが30μ
mとなるように均一に塗布し、加熱乾燥処理して粘着テ
ープを得、これを50℃以下に3日間放置したのち次の特
性を調べた。
【0033】粘着力 JIS Z 0237に準拠して測定した。
【0034】保持力 JIS Z 0237に準拠して測定した。条件は、40
℃、吊り下げ荷重(錘)2kg、吊り下げ時間30分間と
し、その間に錘が落下した場合にはその落下までの時間
を、落下しなかった場合は粘着テープのズレを測定し
た。
【0035】透明性 粘着テープ10枚を重ね合わせ、それを文字が印刷されて
いる紙に接着し、文字の判読が可能か否かを調べた。
【0036】耐候性 粘着テープをステンレス板に2kgのロールを一往復させ
て圧着し、7日間屋外暴露したのち粘着テープを引き剥
がし、ステンレス板に糊残りが有るか無いかを調べた。
【0037】封緘性 ダンボール箱における両端が自由に折れ曲がる蓋(幅10
5mm、長さ260mm)を閉じてその突合せ部(中央部)を幅
50mm、長さ260mmの粘着テープで接合し、その接合側を
下にしてダンボール箱を側辺を介し固定し、蓋を介して
その接合部に5kgの荷重を負荷し、その錘が落下するま
での時間、及び23日間放置後の状態を調べた。
【0038】前記の結果を表1に示した。
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明の感圧接着剤は、接着力とタック
と保持力のバランスに優れると共に、耐候性と透明性に
も優れており、ダンボール箱の封緘等に用いた場合、優
れた初期接着力を示すと共にその接着状態を長期に持続
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−271471(JP,A) 特開 昭63−301282(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09J 151/00 - 151/10,155/00 C08F 299/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルキル基の炭素数が4〜12のアクリル
    酸系エステルを主体とする単量体85〜99重量%と、
    カルボキシル基及び/又は水酸基を有する単量体1〜1
    5重量%を成分とするガラス転移点が250°K以下の
    アクリル系重合体を主鎖とし、重量平均分子量が100
    0以上でガラス転移点が250°K以下のカルボキシル
    基不含有化合物を側鎖とすると共に、ゲルパーミエーシ
    ョンクロマトグラフィーによる分子量測定においてレー
    ザ散乱法による分子量/ポリスチレン換算による分子量
    の比が1.3以上であるグラフト重合体からなることを
    特徴とする非紫外線硬化性の感圧接着剤。
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