JP2873063B2 - 両頭研削盤の砥石修正目立て装置及び修正目立て方法 - Google Patents

両頭研削盤の砥石修正目立て装置及び修正目立て方法

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JP2873063B2 JP23135790A JP23135790A JP2873063B2 JP 2873063 B2 JP2873063 B2 JP 2873063B2 JP 23135790 A JP23135790 A JP 23135790A JP 23135790 A JP23135790 A JP 23135790A JP 2873063 B2 JP2873063 B2 JP 2873063B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は主に、研削砥石に超砥粒を用いた研削盤の砥
石自動修正目立て装置に関する。
「従来の技術」 通常、研削砥石に超砥粒(CBN等)を用いた平面研削
盤の砥石面はツルーイング(修正)後平坦となっている
が、砥粒の切刃と結合剤が同一面となっており、そのま
までは研削に必要な切刃の突出し量が確保されない。そ
の為に、砥石が目づまりを起こしたのと同様に研削する
ことができない。
この切刃の突き出し量を確保する為に適当な目立て剤
を使用し、不要な結合剤を落す必要がある。そのため、
砥石を研削盤から外して機外で行われたツルーイング
後、該砥石を研削盤に取付けてから、或は例えば特開平
1-289662号公報に示されるように研削盤の機上でツルー
イングを行った後にホワイトストーンのような目立て剤
を手で持って砥石面の目立てを行っている。又、第15図
に示すように二つの砥石1,1の砥石面2を対向した間に
砥石外に枢着した揺動アーム3先端部に目立て剤4を固
定し、揺動アーム3を揺動して、目立て剤4を砥石面2
に沿って移動し、砥石1,1を軸芳香に目立て剤4に切り
込んで目立てを行っている。或は第16図に示すように揺
動アーム3の先端にポケット3aを設けて目立て剤4を嵌
め込み同様に目立てを行う。
「発明が解決しようとする課題」 どのような種類の砥石であっても両頭研削盤から砥石
を外し、又取付けるのは極めて時間がかかり、更に工作
機械を使用する者以外の砥石製造者にツルーイングを依
頼するため、予備の砥石を必要とする。これは機上での
砥石のツルーイングを行うことにより解決される。処
が、両頭研削盤のツルーイングは修正砥石を備えた修正
砥石ヘッドを砥石面に沿って移動する手段として砥石外
に置かれた軸を中心として揺動するアーム先端に修正砥
石ヘッドを備え、該アームの駆動装置を設けたり、或は
砥石面に平行に砥石面間に出入り出来る直線案内を設け
て該案内に修正砥石ヘッドを案内し、修正砥石ヘッドの
送り駆動装置を設けた場合、併せて第15図、第16図のよ
うな装置を設けることは、砥石周辺のコラム、或はベッ
ド、研削液装置等を考慮すると配設は極めて困難であ
る。
目立て剤を手で持って砥石の目立てを行うのは作業の
安全性に問題があり、目立て剤を砥石面に一様な力で押
圧できないため一様に目立てが出来ないということがあ
る。
このように手作業では目立てにばらつきが出来、自動
でないため、危険で時間が多くかかるということがあ
る。上記のように砥石を修正し、目立てを自動で行うに
は如何にして砥石修正と砥石目立てとを自動で行うよう
にすることができるかという課題が生じたのである。
本発明は修正砥石ヘッドと目立て砥石ヘッドを併せて
一つの修正目立て工具ヘッドとすることにより上記課題
を解消することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 本発明の第1の発明は両頭研削盤の砥石面の修正を行
う修正工具と、該砥石面の目立てを行う目立て工具とを
備えた修正目立て工具ヘッドと、該修正目立て工具ヘッ
ドを砥石面に沿って移動させる送り装置を備え、該修正
目立て工具ヘッドには目立て工具を砥石面に向って進退
させる往復動装置を設けた両頭研削盤の砥石修正目立て
装置である。
本発明の第2の発明は両頭研削盤の砥石面の修正を行
う修正工具と、該砥石面の目立てを行う目立て工具とを
備えた修正目立て工具ヘッドと、該修正目立て工具ヘッ
ドを砥石面に沿って移動させる送り装置を備え、該修正
目立て工具ヘッドには目立て工具を砥石面に向って進退
させる往復動装置を設けた両頭研削盤の砥石修正目立て
装置を用い、修正工具に両砥石面を作用させて送り装置
により砥石修正後、両砥石をわずかに後退して目立て工
具を前進して両砥石を同時に目立てを行うことを特徴と
する両頭研削盤の砥石修正目立て方法である。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図は立軸両頭研削盤の側面図である。コラム111
に各々立軸に回転駆動されるように配設された上下両側
の砥石1を研削作用面を端面として対向して備えた上下
の主軸台112が取付けられ、下側の砥石1、上側の砥石
1が夫々上下位置を調節可能となっている。両砥石面2
の上下動は主軸台112をコラム111の前面の案内に係合し
て送り装置により駆動するか、砥石主軸をクイルに収容
し、クイルを主軸台112から進退させることにより行わ
れる。コラム111には砥石修正目立て装置113が取付けて
ある。
砥石修正目立て装置113は砥石修正工具として修正用
ロータリロール(以下、修正ロールという)5a及び目立
て工具5bを有する修正目立て工具ヘッド5を備える。両
研削砥石1の外周の半径方向の外側において両研削砥石
1の砥石軸と平行で回転自在な根本軸6に固定されたア
ーム7を有している。アーム7の先端の修正目立て工具
ヘッド5は両研削砥石面2端面に沿って大略砥石面2の
半径方向に通過するように配されている。
修正目立て工具ヘッド5には修正ロール5aを取付けた
修正ロール軸をアーム7の先端の移動方向と一致する軸
心で回転するように修正ロール5aの支持装置が設けられ
ている。該修正ロール軸の駆動は修正ロール軸に直結の
回転原動機により、或は後述のようにアーム7を介して
動力伝導装置により駆動される。又、目立て工具5bとし
ては例えばホワイトストーン片を用い、目立て工具5bを
砥石1の砥石面に向って進退する往復動装置を備えてい
る。
第2図は砥石修正目立て装置113の一部を透視して示
す斜視図である。根本軸6上に固定されたモータベース
10上に根本軸6に直交するモータ軸を備えた速度制御が
可能な電動機8が固定されている。該電動機8の電動機
軸端に固定したプーリ9と、根本軸6に交叉し且つ該電
動機8の電動機軸に平行で回転自在にアーム7中に軸承
された中間軸11の一端に固定したプーリ12との間には根
本軸6を挿通してベルト13が巻掛けてある。中間軸11の
他端に固定したプーリ14と中間軸11と平行な修正ロール
軸15の軸端に固定したプーリ16との間にはアーム7中に
おいてベルト17が巻掛けてある。従って、可変速可能な
電動機8を駆動するとプーリ9が回転し、その回転はベ
ルト13を介してプーリ12に伝わり、中間軸11を回転す
る。中間軸11の回転はプーリ14からベルト17を介してプ
ーリ16及び修正ロール軸15を回転し、修正ロール15に固
定してある修正ロール5aを回転するようになっている。
固設した送り電動機20の電動機軸端に固定したプーリ18
と根本軸6の一部に設けたプーリ19との間にはベルト21
が巻掛けてある。
第3図は砥石修正目立て装置113の平面図、第4図、
第6図は第3図のA−A断面図、第5図は第3図のA−
B断面図であり、主として目立て工具5bの往復動装置57
を詳細に示している。修正ロール15は第3図に示すよう
根本軸6を中心として画かれる修正ロール5aの砥石1の
砥石面2への作用点の画く軌跡52の接線方向と一致して
いる。目立て工具5bの往復動装置57の中心線の位置は該
軌跡52上の点66をとおり、該往復動装置57の中心線は根
本軸6と平行、即ち、砥石1を支持する砥石軸と平行で
ある。
両側にラム22を有する大シリンダケーシング23は端部
ケーシング24と中間ケーシング25を重ね合せて軸方向を
ボルト26で締結され、これにより内部は一つの円筒面と
なっている。ラム22はラム本体28とその背部に固定した
背板29を有し、背板29の周囲には大シリンダケーシング
23とラム22との密封を計る密封輪30が嵌め込まれ、ラム
フランジ31で保持されている。ラム本体28と背板29は複
数の平行ピン32により位置決めされ回り止めとして作用
し、小ねじ33により固定されている。
ラムフランジ31は円形であって第7図から第10図に示
すように2つの小シリンダケーシング34を設けた一体の
ハウジング35の一部となっている。ラムフランジ31と背
板29は円筒形嵌合部27で嵌合し、小ねじ37でもって固定
されている。小シリンダケーシング34はラムフランジ31
の中心を軸として、対称に配置されている。二つの小シ
リンダケーシング34は間隔をおいており、円板形のラム
フランジ31の中心部には長孔36が設けてある。小シリン
ダケーシング34のラムフランジ31につながる側と反対側
端板は、ピストン38と一体のピストンロッド39が挿通す
るピストンロッド嵌合穴40を有し、該穴40にはピストン
ロッド39との間を密封する密封輪41を収容する円周溝42
が設けてある。該端板の周囲は大シリンダケーシング23
に嵌合して摺動可能なピストンロッド側フランジ43とな
っている。該ピストンロッド側フランジ43は円板形から
切欠かれており、第7図に示すように、長孔36とは交叉
方向でくい違いに対向する平行部44及びこれと直角方向
面部45及び長孔36よりわずかに退いた角面部46が形成さ
れ後述のピストンを支持すると共に圧力流体通路の構成
不材と干渉しないようになっている。
第4図〜第6図に示すように端部ケーシング24と中間
ケーシング25には各ハウジング35の反ピストンロッド側
となるラムフランジ31とピストンロッド側フランジ43の
対向する空間部へ突出するようにストッパ47が固定され
ている。
二つのハウジング35は夫々ピストンロッド側フランジ
43を先にして大シリンダケーシング23の両端部から挿入
されており、第3図に示すように平行部44が一直線上に
来るように周方向を合せてある。従って二つのハウジン
グ35は大シリンダケーシング23の軸方向、即ち正面から
見て小シリンダケーシング34が周方向に関し、交互に配
設され、小シリンダケーシング34は重ならない。
次にピストン側の構成を説明する。中間ケーシング25
の直径をわたって嵌合穴48,49が設けられている。該嵌
合穴48,49の中心線は平行部44,44間の中心部を通ってお
り、嵌合穴48,49に、小シリンダケーシング34内に収容
したピストン38の支持部材の一つの円筒形の横架材50が
嵌合しており、嵌合穴48の口部のめねじにねじ込んだ栓
51によって該横架材50は中間ケーシング25に固定されて
いる。該横架材50が嵌合する他のピストン38の支持部材
たるピストンロッド固定部材53はその胴部54が大シリン
ダケーシング23の中心部に収容され、胴部54の両端には
前記二つのハウジング35の反ピストンロッド側ラムフラ
ンジ31に設けた各長孔36に収容される支腕55が設けられ
ており、該支腕55にピストンロッド39端が固定されてい
る。ピストンロッド38は密封輪56でもって小シリンダケ
ーシング34と密封されている 中間ケーシング25には圧力流体を出入りさせるポート
X,Yが設けられている。外部配管58が連結されるポート
Xは横架材50中をとおる流体通路59に連通する。該通路
59は大シリンダケーシング23の中心線方向に曲り、ピス
トンロッド固定部材53の流体通路60に連通している。流
体通路60はピストンロッド39中をとおる流体通路61に連
通し、流体通路61は小シリンダケーシング34のピストン
ロッド側シリンダ室62に通じている。流体通路59,60間
のつながる部分の両側には円筒形の横架材50に円周溝を
設けて密封輪65を嵌め込み、ピストンロッド固定部材53
との間を密封してある。
外部配管63に連結されるポートYは大シリンダケーシ
ング23内に直接連通している。
このような構成の目立て工具の往復動装置57は中間ケ
ーシング25と一体の取付部67が軸受箱69と固定されてい
る。軸受箱69は修正ロール軸15を軸承する軸受を収容し
ており、アーム先端部に固定されている。往復動装置57
は従って軸受箱69を介してアーム7に固定されている
が、アーム7に直接固定するようにしてもよい。然し
て、修正ロール15をとおる水平面に対して目立て工具5b
は上下対称の位置になる。
両側のラム22には夫々砥石目立て工具5bとして例えば
ホワイトストーン砥石が固定されている。
次に作用を説明する。両側の目立て工具5bは第4図に
示すようにその端面間が最も近づく場合は端面間距離は
Gであり、この距離は修正ロール5aの直径Dよりも小さ
く、最も遠のく場合の端面間距離Hは修正ロール5aの直
径Dよりも大である。目立て工具5bが新品の際は上記距
離Gと修正ロール5aの直径Dの差はわずかであり、上記
距離Hは修正ロール5aの直径よりかなり大きい。目立て
工具5bは目立て作用を行う場合以外は後退しており、端
面間距離はGとなっている。
研削作業中は修正目立て工具ヘッド5が砥石1の対向
する砥石面外にあるようにアーム7は回動した位置で停
止している。砥石1の修正を行うには電動機8を付勢し
て修正ロール5aを回転する。次に送り電動機20を付勢し
てプーリ18を回転すると、ベルト21を介してプーリ19が
回転し、根本軸6を介してアーム7は旋回する。送り電
動機20を正逆転をするとアーム7は揺動する。修正目立
て工具ヘッド5はほぼ砥石1の中心をとおる位置に有る
ので、修正ロール5aは砥石1の砥石面に沿ってほぼ半径
方向に運動する。そこで砥石1を修正ロール5aに向って
切込みを与えると砥石1の砥石面は修正される。かかる
切込みは修正ロール5がアーム7の揺動により砥石面2
のほぼ半径方向に、砥石面2の中心部と外周のすぐ外側
間を往復動する際に該往復動の行程端にて行われる。砥
石修正が終るとアーム7及び修正目立て工具ヘッド5は
砥石1の対向面間を去り停止する。砥石1の修正ロール
5aによる修正後の砥石面は砥粒と結合剤が同一面に有
り、研削能力はほとんどない。そこで結合剤のみを削り
落す必要がある。そこで、上記砥石修正後に砥石面2を
夫々に後退する。
各砥石面2の後退量の合計は夫々前記した両側の目立
て工具5b間最大距離Hと修正ロール5aの直径Dの差H−
Dである。
第4図、第5図はラム22が後退した状態を示してお
り、両目立て工具5bの端面間距離はGである。外部配管
63からポートYを通じて圧力流体を送り込むと大シリン
ダケーシング23内に流入し、ラム22の背部に圧力を加え
る。この圧力の加わる範囲は小シリンダケーシング34の
反ピストンロッド側のシリンダ室64が大シリンダケーシ
ング23内と連通しているから、大シリンダケーシング23
の内の全シリンダ面積に流体圧力が加わり、ラム本体28
と共に背板29、密封輪30、ハウジング35は外方へ移動す
る。これに伴って固定位置にあるピストン38に対して小
シリンダケーシング34が移動するのでピストンロッド側
シリンダ室62はその容積を減縮され、内部の流体は流体
通路61,60,59をとおり、ポートXに出て外部配管58から
還流する。そして、小シリンダケーシング34を備えたハ
ウジング35のピストンロッド側フランジ43が大シリンダ
ケーシング23に固定されたストッパ47に当ると移動を止
められる。この状態ではラム22の面積に圧力流体の圧力
の強さを乗じた推力がラム22に働いており、ラム22は大
きな推力で駆動でき、又大きな外力に耐えることが可能
である(第6図)。第6図の状態では両目立て工具5bの
端面間距離の最大のHとなっている。
次に送り電動機20を付勢してアーム7を揺動させる
と、砥石修正目立て工具ヘッド5は砥石1の対向する作
用面に沿って砥石1のほぼ半径方向に往復動する。そこ
で両砥石1を目立て工具5bに向って切り込むと砥石1の
砥石面2の結合剤は削除され、結合剤面は砥粒切刃部分
から後退する。又、別の切込みとして目立て装置を、砥
石1の対向面間に入れたままラム22を外方へ開き、目立
て装置への供給圧により、定圧で押し付け、切込みを得
ることもできる。
この時、砥石1の位置は、適当な位置で停止してい
る。
この場合、目立て剤の往復運動は砥石1の対向面間よ
り完全に出さずに、砥石内外周より少し、目立て剤がは
み出る程度の範囲で往復運動をさせる。これらにより、
砥粒は結合剤の面から突き出た形となり研削可能とな
る。砥石1を目立て工具5bに切り込むと目立て工具5bに
は大きな押圧力が加わり、ラム22を押込めようとするが
ラム22はシリンダ直径の大きな大シリンダケーシング23
の全断面を受圧面として流体圧を加えられており、目立
て時の大推力に耐えることができる。
砥石1の目立てが終るとアーム7は砥石1の対向面間
から外に出て停止し、目立て工具5bをラム22を後退させ
ることにより引込めておく。
ラム22を後退させるにはポートY側を無圧で外部配管
63から流出可能とし、外部配管58から圧力流体を送入す
るとポートXをとおり、流体通路59,60,61をとおり、小
シリンダケーシング34のピストンロッド側シリンダ室62
に流入する。これによって小シリンダケーシング34は後
退し、ハウジング35は後退するのでラムフランジ31、密
封輪30、ラム本体28は後退する。大シリンダケーシング
23内の流体はポートYから外部配管63をとおって流出す
る。ラム22後退時は無負荷であり、無負荷時の装置抵抗
のみがピストンロッド39が固定されてある支持部材のピ
ストンロッド固定部材53、横架材50の加わるが小さな力
である。ラム22の後退後の目立て工具5bの端面間距離は
元のGよりも切込んだ分だけ小さくなる(第4図、第5
図参照)。
このような流体圧作動のシリンダを目立て工具5bの往
復動装置とした場合には大シリンダの断面積前部が受圧
面となり、ラムの押し出し推力が大きいと共にラムの行
程を大きくできる。そして両側のラム22に夫々固定した
小シリンダケーシング34が長手方向で重ねられているの
でラムの行程に比して大シリンダケーシングの軸方向長
さを小さくできるのである。
上記の砥石修正から目立てまでは砥石1の回転速度、
切込み、修正ロールの回転速度の修正、目立て条件がプ
ログラム設定により行うのが好適であり、かくすると作
業者は一切砥石を観察することなく作業を完了できるも
のである。
第11図は他の実施例の平面図、第12図は第11図のE−
E断面図である。前実施例と異なる部分のみのべる。
シリンダ71内には反ピストンロッド74側を対向させて
二つのピストン72が収容されている。73はピストン72と
シリンダ71間を密封するピストン72に保持した密封輪で
ある。ピストン72は一体にピストンロッド74を備えてお
り、ピストンロッド74はシリンダ71に嵌合とねじ込みで
固定された軸封箱75に保持された密封輪76により密封さ
れてシリンダ室外へ出ている。ピストンロッド74の端部
の円筒形凹部77には修正工具取付アダプタ79が嵌入し、
該アダプタ79を挿通してボルト78がピストン72にねじ込
まれ、修正工具取付アダプタ79に目立て工具5bが固定さ
れている。対向する二つのピストン72間のシリンダ室81
にはポートYが連通し、夫々のピストンロッド側シリン
ダ室82はポートXにより外部配管に連通している。
今ポートYより圧力流体を送入すると対向するピスト
ン間のシリンダ室81中に圧力流体は流入し、ピストン72
を互いに遠ざける方向に運動させて目立て工具5bを前進
させる。ポートYより圧力流体を送入するとピストンロ
ッド側シリンダ室82に圧力流体は流入してピストン72を
互いに近づけ、目立て工具5bを後退させる。
第13図は目立て工具5bの往復動装置を電動駆動とした
場合の平面図、第14図は第13図のF−F断面図である。
目立て工具台91は修正ロール15を回転自在に支持する部
材と共にアーム7の先端部に固定されている。該目立て
工具台91は内側が円筒形であり、その中心は修正ロール
5aを固定した修正ロール軸15にくい違い直交している。
該目立て工具台91に嵌入固定されたスライド軸受92の中
心の円筒孔90には目立て工具5bを固定した工具取付台93
の円筒部94が滑合している。該円筒部94の軸心と平行に
回り止めピン95が各々工具取付台93に固定されており、
該ピン95はスライド軸受92の円筒孔90に平行な案内孔96
に滑合している。従って目立て工具5bは目立て工具台91
中から進退可能となっている。工具取付台93の中心には
めねじ97が切られており、ウォームホイル98に一体に設
けたおねじ99部がねじ込まれている。おねじ99部はウォ
ームホイル98の両側でねじれ方向を異にしている。ウォ
ームホイル98は工具取付台93の目立て工具5bを取付ける
側と反対側の端部に設けた環状軸受部101に回転自在に
且つ軸方向移動しないように支持されている。ウォーム
ホイル98にかみ合う軸付のウォーム102は軸受103,104を
介して目立て工具台91に支持されており、目立て工具台
91に固定した電動機105に連結されている。
作用は電動機105が回転するとウォーム102が回転し
て、ウォームホイル98が減速回転する。これによってウ
ォームホイル98と一体の両側のおねじ99部は互いに逆方
向のねじれ勝手であるから、工具取付台93を互いに逆方
向に移動させ、工具取付台93はスライド軸受92の円筒孔
90に案内され、且つ回り止めピン95が案内孔96中を滑動
して回り止めされて進退し、これによって目立て工具5b
は進退する。
尚、上記において修正ロール5aを支持する修正ロール
軸15と断接可能な継手を介してウォーム102とを連結す
ると、ウォームを駆動する電動機105はなくしてもよ
く、目立て作業時はクラッチにより修正ロール軸15とウ
ォーム102を連結して目立てを行う。砥石修正時はクラ
ッチを切っておく。
〔発明の効果〕
本発明は両頭研削盤の砥石面の修正を行う修正工具
と、該砥石面の目立てを行う目立て工具とを備えた修正
目立て工具ヘッドと、該修正目立て工具ヘッドを砥石面
に沿って移動させる送り装置を備え、該修正目立て工具
ヘッドには目立て工具を砥石面に向って進退させる往復
動装置を設けた両頭研削盤の砥石修正目立て装置及びこ
の装置を用いた修正目立て方法としたから、 (1)砥石修正に引続いて砥石の目立てが行われ、砥石
修正目立てが自動化され能率よく行われる。
(2)砥石修正及び目立ては修正目立て条件を予め設定
しておくことにより作業者は砥石を見ることなく作業が
完了する。
(3)目立て装置用として揺動アームを別に備えないた
め、装置の配置に困難を来すことがなく、揺動アーム、
駆動装置は一つですむ。
(4)外部に部品、装置をその度、取付けなくてすむ。
(5)修正と目立てが別の為、安定した結果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用された両頭研削盤の側面図、第2
図は砥石修正目立て装置の全体を一部透視図で示す斜視
図、第3図は砥石修正目立て装置の概略平面図、第4
図、第6図は第3図のA−A断面図、第5図は第3図の
A−B断面図、第7図はハウジングの正面図、第8図は
第7図の側面図、第9図は第7図のC−C断面図、第10
図は第7図のD−D断面図、第11図は他の実施例の平面
図、第12図は第11図のE−E断面図、第13図は更に他の
実施例の平面図、第14図は第3図のF−F断面図、第15
図、第16図は従来例の斜視図である。 X,Y……ポート、1……砥石、2……砥石面、3……揺
動アーム、4……目立て剤、5……修正目立て工具ヘッ
ド、5a……修正ロール、5b……目立て工具、6……根本
軸、7……アーム、8……電動機、9……プーリ、10…
…モータベース、11……中間軸、12……プーリ、13……
ベルト、14……プーリ、15……修正ロール軸、16……プ
ーリ、17……ベルト、18,19……プーリ、20……送り電
動機、21……ベルト、22……ラム、23……大シリンダケ
ーシング、24……端部ケーシング、25……中間ケーシン
グ、26……ボルト、27……円筒形嵌合部、28……ラム本
体、29……背板、30……密封輪、31……ラムフランジ、
32……平行ピン、33……小ねじ、34……小シリンダケー
シング、35……ハウジング、36……長孔、37……小ね
じ、38……ピストン、39……ピストンロッド、40……ピ
ストンロッド嵌合穴、41……密封輪、42……円周溝、43
……ピストンロッド側フランジ、44……平行部、45……
直角方向面部、46……角面部、47……ストッパ、48,49
……嵌合穴、50……横架材、51……栓、52……軌跡、53
……ピストンロッド固定部材、54……胴部、55……支
腕、56……密封輪、57……往復動装置、58……外部配
管、59,60,61……流体通路、62……ピストンロッド側シ
リンダ室、63……外部配管、64……反ピストンロッド側
シリンダ室、65……密封輪、66……往復動装置の中心
点、67……取付部、68……ボルト、69……軸受箱、71…
…シリンダ、72……ピストン、73……密封輪、74……ピ
ストンロッド、75……軸封箱、76……密封輪、77……円
筒形凹部、78……小ねじ、79……修正工具取付アダプ
タ、81……シリンダ室、82……ピストンロッド側シリン
ダ室、90……円筒孔、91……目立て工具台、92……スラ
イド軸受、93……工具取付台、94……円筒部、95……回
り止めピン、96……案内孔、97……めねじ、98……ウォ
ームホイル、99……おねじ、101……環状軸受部、102…
…ウォーム、103,104……軸受、105……電動機、11……
コラム、112……主軸台、113……砥石修正目立て装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両頭研削盤の砥石面の修正を行う修正工具
    と、該砥石面の目立てを行う目立て工具とを備えた修正
    目立て工具ヘッドと、該修正目立て工具ヘッドを砥石面
    に沿って移動させる送り装置を備え、該修正目立て工具
    ヘッドには目立て工具を砥石面に向って進退させる往復
    動装置を設けた両頭研削盤の砥石修正目立て装置。
  2. 【請求項2】両頭研削盤の砥石面の修正を行う修正工具
    と、該砥石面の目立てを行う目立て工具とを備えた修正
    目立て工具ヘッドと、該修正目立て工具ヘッドを砥石面
    に沿って移動させる送り装置を備え、該修正目立て工具
    ヘッドには目立て工具を砥石面に向って進退させる往復
    動装置を設けた両頭研削盤の砥石修正目立て装置を用
    い、修正工具に両砥石面を作用させて送り装置により砥
    石修正後、両砥石をわずかに後退して目立て工具を前進
    して両砥石を同時に目立てを行うことを特徴とする両頭
    研削盤の砥石修正目立て方法。
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