JP2870551B2 - 部分放電発生方向判別方法および装置 - Google Patents

部分放電発生方向判別方法および装置

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JP2870551B2
JP2870551B2 JP2413762A JP41376290A JP2870551B2 JP 2870551 B2 JP2870551 B2 JP 2870551B2 JP 2413762 A JP2413762 A JP 2413762A JP 41376290 A JP41376290 A JP 41376290A JP 2870551 B2 JP2870551 B2 JP 2870551B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部分放電発生方向判別方
法および装置に関し、特に金属遮蔽層を有するケーブル
の部分放電発生方向の判定を行う部分放電発生方向判別
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】部分放電の発生箇所が測定場所からどち
らの方向にあるかを判別することは、部分放電の検出に
関して重要である。
【0003】原子力発電所で用いられる高電圧誘導電動
機の部分放電を、外来雑音と識別することを目的とし
て、駆動ケーブル中の部分放電パルスの伝播方向を判別
し、これに基づいて部分放電と外来雑音を識別する試み
がなされている。その一つとして、図6に示すような回
路的構成により、伝播波の電圧波、電流波の波形を検出
して、その波形の関係により判別する方法がある。この
方法について以下に説明する。
【0004】図6で、電源61と電動機62とを結ぶ駆
動ケーブル63の途中に、導体と大地の間に結合コンデ
ンサ64と検出抵抗65を直列に接続し、結合コンデン
サ64と検出抵抗65の間に電圧波増幅回路66の入力
端子を接続する。また駆動ケーブル63を囲む高周波零
相変流器67を設け、これを電流波増幅回路68に接続
する。電圧波増幅回路66と電流波増幅回路68の出力
を判別回路69に接続し、判別回路69の出力を計数回
路60に接続する。
【0005】図6の構成の動作は以下の通りである。判
別回路69内では、電圧波増幅回路66および電流波増
幅回路68の出力波が、それぞれ設定された或るレベル
を超えると、それぞれの整形パルスが生じ、これらのパ
ルスが同時に発生すると、判別回路69により部分放電
パルスであると判定され、パルスが発生し、計数回路6
0で計数される。この計数値は実質的に電動機側で生じ
たパルスの数であると推定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の方法は、金属遮蔽層を有する活線状態の電力ケー
ブルには適用できない。その理由の一つは、内部高圧導
体を流れる部分放電パルス電流と、金属遮蔽層を流れる
部分放電パルス電流とが、打ち消し合うため、零相変流
器の出力がほとんど生じないことであり、他の理由は、
結合コンデンサを接続するのに高圧導体の露出している
部分を利用しなければならないので、例えば、開閉所、
変電所のように、測定点から遠隔の場所に結合コンデン
サを設けることになる場合があり、検出感度が低下す
る。また、高圧導体の露出している部分で結合コンデン
サを接続する必要があるため、活線状態で測定するには
安全上問題を生ずる。
【0007】それ故、本発明の目的は、金属遮蔽層を有
するケーブルから成る電力ケーブル線路において部分放
電発生方向の判定を行う方法を実現することである。
【0008】本発明の他の目的は、金属遮蔽層を有する
ケーブルから成る電力ケーブル線路において部分放電発
生方向の判定を行う装置を実現することである。
【0009】本発明は、上記の目的を達成するため、絶
縁接続部によって接続された金属遮蔽層を有するケーブ
ルの部分放電の発生方向を判別する部分放電発生方向判
別方法において、前記絶縁接続部を介して隣接する前記
金属遮蔽層の間に生ずるパルス電圧の極性を検出し、前
記金属遮蔽層の長さ方向に沿って流れるパルス電流の方
向を検出し、前記パルス電圧の極性および前記パルス電
流の方向から部分放電パルスの伝播方向を判断し、測定
場所を基準とした部分放電発生方向を判別することを特
徴とする、部分放電発生方向判別方法を提供する。 本発
明は、上記の目的を達成するため、絶縁シースによって
外周を被覆された金属遮蔽層を有するケーブルの部分放
電の発生方向を判別する部分放電発生方向判別方法にお
いて、前記絶縁シースの外側に設けられた箔状電極と大
地の間に生ずるパルス電圧の極性を検出し、前記金属遮
蔽層の長さ方向に沿って流れるパルス電流の方向を検出
し、前記パルス電圧の極性および前記パルス電流の方向
から部分放電パルスの伝播方向を判断し、測定場所を基
準とした部分放電発生方向を判別することを特徴とす
る、部分放電発生方向判別方法を提供する。
【0010】本発明は、上記の目的を達成するため、絶
縁接続部によって接続された金属遮蔽層を有するケーブ
ルの部分放電発生方向を判別する部分放電発生方向判別
装置において、前記絶縁接続部を介して隣接する前記金
属遮蔽層の間に生ずるパルス電圧の極性を検出する手段
と、前記金属遮蔽層の長さ方向に沿って流れるパルス電
流の方向を検出する手段と、これらの手段により検出さ
れたパルス電圧の極性およびパルス電流の方向に基づい
て部分放電パルスの伝播方向を判別する判別手段とから
成ることを特徴とする、部分放電発生方向判別装置を提
供する。 本発明は、上記の目的を達成するため、絶縁シ
ースによって外周を被覆された金属遮蔽層を有するケー
ブルの部分放電の発生方向を判別する部分放電発生方向
判別装置において、前記絶縁シースの外側に設けられた
箔状電極と大地の間に生ずるパルス電圧の極性を検出す
る手段と、前記金属遮蔽層の長さ方向に沿って流れるパ
ルス電流の方向を検出する手段と、これらの手段により
検出されたパルス電圧の極性およびパルス電流の方向に
基づいて部分放電パルスの伝播方向を判別する判別手段
とから成ることを特徴とする、部分放電発生方向判別装
置を提供する。
【0011】以下に実施例を示し、本発明のさらに詳細
な説明とする。
【0012】
【実施例1】本発明による部分放電発生方向判方法に
用いた構成(部分放電発生方向判装置)を図1に示
す。図1で、ケーブル1はワイヤシールドケーブルで、
ワイヤシールド1aはケーブル1の絶縁層(図示せず)
の外側に、適当な巻きピッチで、S撚り、Z撚りまたは
交互にS撚り、Z撚りになるように、巻き付けられてい
る。絶縁接続部2の絶縁体3の両側の金属シース4A,
4Bの間に検出インピーダンス5が接続されている。検
出インピーダンス5には増幅器5aが接続されている。
ワイヤシールド1aの外側にはコイル6が、ワイヤシー
ルド1aに流れる電流により生ずる磁束と鎖交するよう
に、設けられている。コイル6の巻き方向はワイヤシー
ルドの巻き方向に対し減極性である。コイル6の両端に
は、負荷抵抗7と検出インピーダンス8が並列に接続さ
れている。検出インピーダンス8には増幅器8aが接続
されている。増幅器5aと増幅器8aの各出力は、オシ
ロスコープ9に接続されると同時に演算装置10にも接
続されている。演算装置10はメモリ10aを有し、電
圧波および電流波に関する入力信号は演算前にメモリ1
0aに記憶される。
【0013】上記構成の動作を以下に説明する。図1の
右側または左側から部分放電パルスが到来すると、電圧
波パルスに基づき、絶縁接続部2の両側の金属シース4
A,4Bには電圧波パルス信号が生じ、検出インピーダ
ンス5の両端の電位差として、増幅器5aを介して検出
され、オシロスコープ9で観測されるとともに、メモリ
10aに記憶される。一方、ワイヤシールド1aにも、
部分放電パルスに基づき何れかの向きに電流が流れ、ワ
イヤシールド1aに巻かれたコイル6中にいずれかの向
きの誘導電流が生ずる。この誘導電流に基づき、検出イ
ンピーダンス5の両端に電位差が生じ、増幅器8aを介
してオシロスコープ9で電圧波パルス信号とともに観測
され、同時にメモリ10aに記憶される。演算装置10
では、メモリ10aに記憶された電圧波および電流波パ
ルスの極性の関係からパルス伝播方向が判定され、結果
は適当な表示手段(図示せず)で表示される。表示手段
としてオシロスコープ9を利用してもよい。
【0014】例えば、図1の右側から部分放電パルスが
到来し、その極性は内部導体側がプラス、ワイヤシール
ド側がマイナスであると仮定する。金属シース4A,4
Bに生ずるパルスの極性は、左側の金属シース4Aがプ
ラス、右側の金属シース4Bがマイナスを示す。一方、
ワイヤシールドには、図1の右側から来た部分放電パル
スに基づき、図の右側から左側に向かってパルス電流が
流れる。コイル6の巻き方向はワイヤシールドの巻き方
向に対し減極性であるから、コイル6中には図の左側か
ら右側に向かう誘導電流が生じ、検出インピーダンス8
の両端に生ずる電位差は、左側の端子Cがマイナス、右
側の端子Dがプラスの極性を示す。従って、実際の部分
放電発生方向判定に際して、このような極性の関係が得
られたとき、部分放電パルスが右側から到来したと判定
することができる。
【0015】パルス電圧の極性が反対、すなわち内部導
体側がマイナス、ワイヤシールド側がプラスである場合
には、絶縁接続部2の金属シース4Aがマイナス、右側
の金属シース4Bがプラスを示し、またワイヤシールド
に流れる電流の方向は左側から右側になるので、検出イ
ンピーダンス8の両端に生ずる電位差は、左側の端子C
がプラス、右側の端子Dがマイナスの極性を示す。すな
わち、部分放電パルスが右側から到来するときは、部分
放電パルスの極性の如何によらず、絶縁接続部2の両側
の金属シース4A,4Bの極性と検出インピーダンス5
に生ずる電位差の極性が反対になる。それ故、このよう
な極性の関係が得られるときは、部分放電パルスが右側
から到来したと判定される。
【0016】同様にして、部分放電パルスが左側から到
来するときは、部分放電パルスの極性の如何によらず、
金属シース4A,4Bの極性と検出インピーダンス8に
生ずる電位差の極性が同一になる。絶縁接続部2の両側
の金属シース4A,4Bの極性と検出インピーダンス8
に生ずる電位差の極性の相互関係と、部分放電パルスの
到来する方向とを、表1にまとめた。この表を利用し
て、部分放電パルスの到来する方向が判定される。な
お、表1には、金属シース4AをA、金属シース4Bを
Bとして表示した。
【0017】 表1は、コイル6の巻き方向がワイヤシールドの巻き方
向に対し減極性である場合についてのもので、ワイヤシ
ールドに対し巻き方向が反対の場合には、コイルの両端
C,Dにおける極性が反対になるから、接続部A,Bと
の極性の相対関係が同一になるとき、パルスの到来方向
が右から左と判定する。表1の関係によるパルス到来方
向の判定は、メモリ10aに記憶された電圧波と電流波
各パルスの極性に基づき、演算装置10によって行われ
る。
【0018】
【実施例2】電圧波パルスの検出を、普通接続部等の金
属遮蔽層からの接地線(引出線)と大地の間に挿入した
検出インピーダンスによって行う例を、図2に示す。ケ
ーブル1、ワイヤシールド1aは、図1と同じである。
普通接続部等の金属遮蔽層からの接地線(引出線)21
と大地の間に、電圧波パルスを検出するための検出イン
ピーダンス22が挿入されている。また、ワイヤシール
ド上の2点C2 ,D2 に、電流波を検出するための検出
インピーダンス23の両端が接続されている。検出イン
ピーダンス22および検出インピーダンス23は、実施
例1と同様、増幅器にそれぞれ接続され、その出力はオ
シロスコープおよび演算装置に接続されている。図2で
はこれらの図示を省略した。
【0019】上記構成の動作を以下に説明する。図2の
右側または左側から部分放電パルスが到来すると、接地
線21と大地の間に挿入された検出インピーダンス22
に、電圧波パルスに基づく電位差が生ずる。この電位差
は、部分放電パルスの伝播方向と極性に応じた極性を有
する。また、ワイヤシールドに長さ方向にいずれかの向
きにパルス電流が流れ、C2 とD2 の2点間のワイヤシ
ールドが有するインダクタンスに基づく電位差(高周波
パルス電圧)が検出インピーダンス23に生ずる。これ
らの電位差は、それぞれ増幅器を介して増幅されて、オ
シロスコープで観測され、同時に演算装置のメモリに記
憶される。実施例1と同様に(例えば表1に示した関係
を利用して)、メモリに記憶された電圧波と電流波各パ
ルスの極性に基づき、演算装置によってパルス到来方向
の判定が行われる。
【0020】
【実施例3】電圧波パルスの検出を、ケーブルのビニル
樹脂防蝕層の外側に設けた金属箔電極と大地の間に挿入
した検出インピーダンスにより行う例を、図3に示す。
ケーブル1とワイヤシールド1aは図1と同じである。
ケーブルのビニル樹脂防蝕層1bの外側に金属箔電極3
1が設けられており、これと大地の間に検出インピーダ
ンス32が接続されている。ビニル樹脂防蝕層1bは金
属箔電極31が設けられた部分以外では図示を省いた。
検出インピーダンス32は、実施例1と同様、増幅器に
接続され、その出力はオシロスコープおよび演算装置に
接続されているが、図3ではこれらの図示を省略した。
ワイヤシールド上の2点C2 とD2 に接続された検出イ
ンピーダンス23は、図2と同じである。
【0021】上記構成の動作を以下に説明する。図3の
右側または左側から部分放電パルスが到来すると、ケー
ブルのワイヤシールド1a(ワイヤシールド以外の金属
遮蔽層でもよい)と金属箔電極31との間の静電容量を
介して、高周波パルス電圧が金属箔電極31と大地の間
に発生し、検出インピーダンス32の両端の電位差とし
て検出される。また、ワイヤシールド1aの長さ方向に
いずれかの向きにパルス電流が流れ、C2 とD2 の間に
接続された検出インピーダンス23に、電流波パルスが
生ずる。これらの電位差は、実施例2と同様に、増幅器
により増幅されて、オシロスコープで観測され、同時に
演算装置のメモリに記憶される。メモリに記憶された極
性の情報に基づき、実施例1と同様に、演算装置によっ
てパルス到来方向の判定が行われる。
【0022】実施例2および実施例3においては、電流
波パルスをワイヤシールド1a上の2点間に接続された
検出インピーダンス23により検出したが、実施例1の
ようなワイヤシールドの外側に設けたコイルと検出イン
ピーダンスを用いてもよい。
【0023】
【実施例4】実施例1の方法を用いる際、観測点におけ
るワイヤシールド1aの巻き方向が不明なことが往々に
してある。この場合、ワイヤシールド1aの外側に巻き
付けたコイル6の巻き方向とワイヤシールド1aの巻き
方向との関係を知ることができないため、部分放電の方
向判定ができない。このような場合、図4に示すよう
に、パルス注入のためのコイル41を、電流波検出用の
コイル6に対し右(または左)側の適当な位置でワイヤ
シールドの外側に巻き付け、その両端をパルス発生器4
2に接続する。
【0024】パルス発生器42から既知極性のパルスを
コイル41を介してケーブル線路に注入すると、電流波
検出用のコイル6の両端にいずれかの極性のパルス電圧
が発生する。この極性から、電流波検出用のコイル6の
巻き方向がワイヤシールドに対して加極性か減極性かを
知ることができる。
【0025】
【実施例5】実施例1においては電流波パルス検出用コ
イル6を絶縁接続部2の片側(図で右側)だけに設けた
が、本例では、図5に示すように、絶縁接続部2の左側
にも電流波パルス検出用コイル51を設けた。コイル5
1には負荷抵抗52と検出インピーダンス53が並列に
接続されている。検出インピーダンス53は増幅器54
の入力側に接続され、増幅器54の出力側はオシロスコ
ープ9および演算装置10に接続されている。
【0026】図5の構成による部分放電発生箇所の判定
の手順は以下の通りである。絶縁接続部2の両側につい
て、実施例1と同様の方法で部分放電パルスの伝播方向
を判定する。もし絶縁接続部2の両側で伝播方向が同じ
なら、部分放電は絶縁接続部2(またはその付近)以外
で発生していると判断される。伝播方向が反対であれ
ば、絶縁接続部2で発生している可能性が強い。
【0027】以上の各実施例では、いずれも活線状態で
部分放電発生方向の判定を行っているが、本発明の方法
および装置は、停電状態での部分放電発生方向の判定に
も、もちろん適用できる。
【0028】
【発明の効果】本発明の方法によると、金属遮蔽層を有
するケーブルから成る電力ケーブル線路において、部分
放電発生方向の判定を精度よく行うことができる。本発
明の方法によると、このような部分放電発生方向の判定
を活線状態でも安全に行うことができる。
【0029】また本発明の装置によると、金属遮蔽層を
有するケーブルから成る電力ケーブル線路において、部
分放電発生方向の判定を精度よく行うことができる。特
に、このような部分放電発生方向の判定を活線状態でも
安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による部分放電発生方向の判
方法の一実施例に用いた構成を示す説明図である。
【図2】図2は、本発明による部分放電発生方向の判
方法の別の実施例に用いた構成を示す説明図である。
【図3】図3は、本発明による部分放電発生方向の判
方法の第三の実施例に用いた構成を示す説明図である。
【図4】図4は、本発明による部分放電発生方向の判
方法の第四の実施例に用いた構成を示す説明図である。
【図5】図5は、本発明による部分放電発生方向の判
方法の第五の実施例に用いた構成を示す説明図である。
【図6】図6は、従来の部分放電発生方向の判方法を
示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 友章 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社 電線研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−177462(JP,A) 特開 平2−95274(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 31/08 G01R 27/18 G01R 31/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁接続部によって接続された金属遮蔽
    層を有するケーブルの部分放電発生方向を判する
    分放電発生方向判別方法において、前記絶縁接続部を介して隣接する前記金属遮蔽層の間
    生ずるパルス電圧の極性を検出し、 前記金属遮蔽層の長さ方向に沿って流れるパルス電流の
    方向を検出し、 前記パルス電圧の極性および前記パルス電流の方向から
    部分放電パルスの伝播方向を判断し、測定場所を基準と
    した部分放電発生方向を判することを特徴とする、部
    分放電発生方向判方法。
  2. 【請求項2】 絶縁シースによって外周を被覆された金
    属遮蔽層を有するケーブルの部分放電の発生方向を判別
    する部分放電発生方向判別方法において、 前記絶縁シースの外側に設けられた箔状電極と大地の間
    に生ずるパルス電圧の極性を検出し、 前記金属遮蔽層の長さ方向に沿って流れるパルス電流の
    方向を検出し、 前記パルス電圧の極性および前記パルス電流の方向から
    部分放電パルスの伝播方向を判断し、測定場所を基準と
    した部分放電発生方向を判別することを特徴とする、部
    分放電発生方向判別方法。
  3. 【請求項3】 前記金属遮蔽層は前記ケーブルに巻かれ
    たスパイラル状金属遮蔽層であり、 前記パルス電流の方向の検出は、前記スパイラル状金属
    遮蔽層の外側にコイルを設け、このコイルに生ずるパル
    ス電流の極性の検出により行われる、請求項1或いは2
    の部分放電発生方向判方法。
  4. 【請求項4】 前記パルス電流の方向の検出は、前記金
    属遮蔽層の長さ方向の2点間に検出インピーダンスを接
    続し、この検出インピーダンスの両端に生ずるパルス電
    圧の極性の検出により行われる、請求項1或いは2の部
    分放電発生方向判方法。
  5. 【請求項5】 絶縁接続部によって接続された金属遮蔽
    層を有するケーブル部分放電発生方向を判別する部分
    放電発生方向判装置において、前記絶縁接続部を介して隣接する 前記金属遮蔽層の間
    生ずるパルス電圧の極性を検出する手段と、 前記金属遮蔽層の長さ方向に沿って流れるパルス電流の
    方向を検出する手段と、 これらの手段により検出されたパルス電圧の極性および
    パルス電流の方向に基づいて部分放電パルスの伝播方向
    を判する判手段とから成ることを特徴とする、部分
    放電発生方向判装置。
  6. 【請求項6】 絶縁シースによって外周を被覆された金
    属遮蔽層を有するケーブルの部分放電の発生方向を判別
    する部分放電発生方向判別装置において、 前記絶縁シースの外側に設けられた箔状電極と大地の間
    に生ずるパルス電圧の極性を検出する手段と、 前記金属遮蔽層の長さ方向に沿って流れるパルス電流の
    方向を検出する手段と、 これらの手段により検出されたパルス電圧の極性および
    パルス電流の方向に基づいて部分放電パルスの伝播方向
    を判別する判別手段とから成ることを特徴とする、部分
    放電発生方向判別装置。
  7. 【請求項7】 前記金属遮蔽層は前記ケーブルに巻かれ
    たスパイラル状金属遮蔽層であり、 前記パルス電流の方向を検出する手段は、前記スパイラ
    ル状金属遮蔽層の外側に設けられたコイルと、該コイル
    に生ずるパルス電流の方向を検出する手段とから成る、
    請求項5或いは6の部分放電発生方向判装置。
  8. 【請求項8】前記パルス電流の方向を検出する手段は、
    前記金属遮蔽層の長さ方向の2点間に接続した検出イン
    ピーダンスと、その両端に生ずるパルス電圧の極性を検
    出する手段から成る、請求項5或いは6の部分放電発生
    方向判装置。
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